JPH1098355A - Afc回路 - Google Patents

Afc回路

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JPH1098355A
JPH1098355A JP8252831A JP25283196A JPH1098355A JP H1098355 A JPH1098355 A JP H1098355A JP 8252831 A JP8252831 A JP 8252831A JP 25283196 A JP25283196 A JP 25283196A JP H1098355 A JPH1098355 A JP H1098355A
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JP
Japan
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voltage
circuit
reception
afc
signal
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JP8252831A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Sasaki
三利 佐々木
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】OFDM方式の受信機に於けるAFC電圧の安
定時間を短縮し、受信開始の立ち上がりを早め、移動受
信時の音切れの抑制を図る。 【解決手段】OFDM方式受信機に於けるFFT回路出
力に基づき局部発振器に制御電圧を印加して発信周波数
を制御し受信周波数を制御するAFC回路に於いて、受
信状態時における前記制御電圧を記憶する記憶手段と、
受信開始時に前記記憶手段に記憶された記憶電圧を、前
記局部発信器に印加する記憶電圧印加手段とを有するこ
とを特徴とするAFC回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DAB(Digi
tal Audio Broadcasting)受信
機等のOFDM方式の受信機に於けるAFC回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車で移動しながらオーディオ放送や
テレビ放送を受信する場合、伝送路特性は受信機にとっ
て非常に過酷となる。高層ビル等からの反射波によるマ
ルチパス干渉や、エンジンの点火プラグ等から発生する
インパルス性雑音が、放送波を妨害する。しかもその特
性が刻々と変化する。これらの干渉妨害や雑音が、受信
品質を著しく劣化させる。又、CD(コンパクト ディ
スク)並の高品質なオーディオ信号や、テレビ放送のよ
うな映像信号を扱うとなると、受信品質に対する要求は
益々厳しくなる。ダイバシティ方式のアンテナや、マル
チパス干渉の妨害による劣化を補償することが欠かせな
くなり受信機のコストも高くなり、高速に移動しながら
受信する場合には、その補償能力にも限界がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年欧州が先
行している移動体向けデジタル オーディオ放送(DA
B:Digital Audio Broadcast
ing)が間もなく実用の時を迎えるが、このDABは
OFDM方式を用いており、マルチパス妨害等を軽減す
る効果が期待される。しかし、OFDM方式の受信機に
おいては伝送路特性が変動しても搬送波をきちんと復調
する正確な直交変換が要求され、不正確な場合は復調す
ることができない。このため正確な中心周波数に同調さ
せる必要があり、受信機の受信周波数をAFC(自動周
波数調整:AutomateicFreqency C
ontrol)回路によって中心周波数に正確に制御す
るようになっている。
【0004】しかし、AFCは、一般的に直交変換後の
信号を復調して得た復調データを基に局部発振器の制御
電圧を制御するフィードバック回路が用いられるが、受
信周波数を変更した場合、フィードバックループが安定
し、受信周波数が安定するまでの時間が長く(約0.5 〜
1.5 Sec )かかってしまう問題がある。本発明は受信周
波数変更時に於ける受信周波数の安定時間を短縮し、受
信の立ち上がりを早め、移動受信時の音切れの改善を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、OFDM方式受信機に於けるFFT回路出
力に基づき局部発振器に制御電圧を印加して発信周波数
を制御し受信周波数を制御するAFC回路に於いて、受
信状態時における前記制御電圧を記憶する記憶手段と、
受信開始時に前記記憶手段に記憶された記憶電圧を、前
記局部発信器に印加する記憶電圧印加手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0006】又、前記制御電圧は、前記FFT回路出力
に基づく微調電圧と前記記憶手段に記憶された記憶電圧
とにより形成されていることを特徴とする。又、受信終
了時に、前記記憶手段に記憶された記憶電圧を放送受信
終了直前に於ける前記局部発信器に印加された制御電圧
に更新する記憶電圧更新手段を有することを特徴とす
る。
【0007】又、受信開始から受信終了までに複数の周
波数の放送波を受信した場合には、各受信周波数に於け
る受信状態での前記制御電圧を平均した平均制御電圧を
前記記憶電圧とする平均制御電圧算出手段を有すること
を特徴とする。又、温度を検出する温度センサと、前記
温度センサにより検出された温度に応じて前記記憶電圧
を補正する温度補正手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の一実施例のDAB受信機の構成
を示す図である。1は受信用のアンテナでDAB信号の
電波を受信する。2はアンテナ1が受信した電波から受
信すべき放送波の電波に同調して増幅する高周波増幅回
路で希望する放送波を増幅した信号を出力する。3は高
周波増幅回路2が増幅した信号と局部発振回路21が出
力する局部発信信号を混合し、受信信号の周波数変換を
行い、希望放送波の信号を中間周波数に変換して出力す
る周波数変換回路である。
【0009】4は中間周波増幅回路で、周波数変換回路
3から出力される中間周波数に変換された希望放送波の
信号を濾波し増幅する。5は直交変換回路で変調波を直
交キャリアCosωct、Sinωctで同期検波し、
位相誤差角を電圧に変換してI(同期成分)信号とQ
(直交成分)信号を出力する。6はアナログ/デジタル
変換回路で直交変換回路5の出力する直交変換されたア
ナログ信号(I信号、Q信号)をデジタル信号に変換す
る。22は直交変換に必要な中間周波数と同じ周波数の
信号を発信する発振器である。7はFFT(Fast
FourierTransform)回路で、デジタル
オーディオ放送(DAB)の特徴である多搬送波変調方
式の数百以上の搬送波(サブキャリア)に多重伝送され
た多くのオーディオ信号等の信号(情報)をフーリエ変
換して分離する演算を高速で行う。8は同期回路で中間
周波数の出力信号のフレームとFFT7の処理タイミン
グの同期をとる。9は復調回路でFFT回路7が出力す
る信号を検波して低周波音声信号を表すデジタル信号と
して出力する。10はデジタル信号として出力された復
調信号をデジタル信号からアナログ信号に変換するデジ
タル/アナログ変換器である。そして、デジタル/アナ
ログ変換器10の出力信号はアナログのオーディオ信号
として出力され、増幅等が行われた後、スピーカ等から
音として再生される。
【0010】11は制御回路で、マイコンやロジック回
路で構成され、FFT回路7から得られた復調データを
基に計算して発振器の周波数制御電圧として出力する。
12は制御回路11が出力するデジタル信号をアナログ
信号に変換するデジタル/アナログ変換器で、その出力
電圧(AFC電圧)はスイッチ回路13を介して周波数
変換回路3の局部発振器VCO21に与えられ、局部発
振器VCO21の発信周波数を制御し、正確に同調する
ために必要な局部発信信号を周波数変換回路3に出力す
るようになっている。
【0011】13はスイッチング素子から構成されたス
イッチ回路で、制御回路11からのAFC電圧、つまり
通常受信動作時のAFC電圧を周波数変換回路3の局部
発振器VCO21に印加する場合と、メモリ15に記憶
されたAFC電圧を印加する場合とを切り換えるための
スイッチ回路である。14はスイッチング素子から構成
されたスイッチ回路で、制御回路11からのAFC電圧
をメモリ15に記憶する時にオン状態となる。
【0012】15はAFC電圧を記憶するメモリ回路
で、RAM、ROM等の素子より構成され、予め設定さ
れた初期設定値としてのAFC電圧や制御回路11から
のAFC電圧、又これらAFC電圧を基に演算処理され
たAFC電圧が記憶される。16はメモリ15にデジタ
ル信号で記憶されている信号(AFC電圧)をデジタル
信号からアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変
換器である。17はOR回路で、その入力端子には書き
込み時にH信号となる書込設定信号と受信操作時にH信
号となる受信操作信号(遅延回路18を介して)が入力
されている。そして、OR回路17は受信機の受信操作
が行われた時(電源を投入した時)、又はメモリ15に
書き込み設定を行う場合に限って高レベル(H)信号を
出力する。そして、OR回路17のH信号によりスイッ
チ回路13がL側からH側に切り換わる。しかし、18
は遅延回路で、受信機の受信操作が行われた時(電源を
投入した時)も当初はスイッチ回路13をL側に接続し
ておき、メモリ15に記憶されているAFC電圧によっ
て受信動作を開始させるために、OR回路17に対して
受信操作を示す信号の伝達を遅延させるための回路であ
る。つまり、受信操作(受信中)があれば遅延回路18
の動作により、受信操作後暫くしてからOR回路17の
出力がH信号となりスイッチ回路13がH側に接続され
る。この遅延動作によって受信開始時のAFC電圧は、
メモリ15に記憶されたAFC電圧(過去のDAB放送
の受信状態に於けるAFC電圧)に設定される。
【0013】又、書き込み設定端子23にH信号が印加
されるとスイッチ回路14がオン状態となって、その時
のAFC電圧がメモリ15に記憶される。又、その場合
のスイッチ回路13はOR回路17のH信号によってH
側に切り換えられメモリ15に記憶されるAFC電圧で
VCO21は制御される。次に動作について説明する。
図1に示すSG(標準信号発生器)20より正確な周波
数でDABを模擬した信号をアンテナ1の端子より入力
し受信操作を行う。そして、制御回路11等の動作によ
りVCO21の発信周波数が正確に制御され、良好に直
交変換が行われる。その時に書き込み端子23にH信号
を印加して(スイッチ等を設けておく)スイッチ回路1
4をオン状態とすることによりAFC電圧がメモリ15
に書き込まれる。
【0014】次回実際に受信動作を行う場合は、受信機
の電源を投入する。すると、受信機が動作を開始するが
スイッチ回路13は遅延回路18によって動作が遅延さ
れるためにOR回路17の出力はL信号でありスイッチ
回路13はL側に接続される。従って、受信動作開始時
点でのVCO21に与えられるAFC電圧はメモリ15
に記憶されている前述の書き込まれた電圧でAFC動作
を開始する。遅延回路18によって受信操作後所定時間
が経過すればOR回路17の出力がH信号となる。する
と、スイッチ回路13はH側に接続されて制御回路11
のAFC電圧によりVCO21が制御される。このため
正確なAFC電圧に近いAFC電圧から受信動作が行わ
れるために、フィードバック制御が良好に行われる範囲
からのAFC動作となり、早い時間で安定電圧が得られ
ることになる。従って、AFCの安定時間を短縮し、受
信開始の立ち上がりを早め、移動受信時の音切れの改善
が図れる。
【0015】次に本発明の第2実施例について図を用い
て説明する。図2は本発明の第2実施例に於ける構成を
示す構成図であり図1に示した第1実施例と異なる部分
を示している。尚、図1と同様の回路については同じ符
号を付して説明を省略する。本実施例においては、デジ
タル/アナログ変換器12、16が抵抗R1、R2を介
して接続されており、そして抵抗R1、R2の接続点が
VCO21に接続されている。従って、VCO21に印
加されるAFC電圧の可変範囲は、制御回路11側がV
1、メモリ15側がV2に制限され、DAB信号の突然
の乱れに対するAFC信号の変移はV1に抑えられ、D
AB信号の乱れが収まった際に於ける受信状態への復帰
(AFC電圧の適正状態への復帰)が早くなる。尚、デ
ジタル/アナログ変換器12、16の発生電圧の範囲が
同じであればV2/V1はR1/R2の比率で可変範囲
が制限される。従って、微調動作の範囲(V1)は、D
AB放送局の精度と、受信機の経年変化等をカバーする
範囲に設定すればよい(通常は±1KHz程度)。
【0016】通常のAFC動作では、DAB信号が良好
に受信できる範囲(実用サービスエリア内)では問題が
無いがDAB信号が乱れた場合等(例えば長いトンネル
等を通過した時等)には同期が外れて、AFC電圧は異
常なものとなる、このためAFC動作を最初からやり直
すこととなり、AFCが安定するまで時間がかかること
になって、この間音切れが発生する。そこで、本実施例
ではループ側のAFC電圧制御範囲を制限することで、
どの様な状態であってもAFC電圧を適切電圧付近に止
め、AFC電圧の微調動作のみでAFCの安定を図れる
ようにして、AFC動作が安定する迄の時間を短縮して
いる。
【0017】次に本発明の第3実施例について図3によ
り説明する。図3は本発明の第3実施例に於ける構成を
示す構成図であり、図1に示した第1実施例と異なる部
分を示している。尚、図1と同様の回路については同じ
符号を付して説明を省略する。30はマイクロコンピュ
ータ(マイコン)で操作者による操作スイッチの操作状
態、受信機の動作状態に応じてスイッチ回路13、14
及びメモリ15に対して制御信号を出力し、その動作を
制御する。
【0018】図4はマイコン30が行う処理を示すフロ
ーチャートである。ステップS1ではDAB放送の受信
選局操作がされたかどうかを判断し、選局操作がされて
おればステップS2へ移り、選局操作がされていなけれ
ばステップS6に移る。ステップS2ではメモリ15に
記憶されているAFC電圧を初期値としてVCO21に
印加するためスイッチ回路13をL側(メモリ15側)
に一定時間切り換えステップS3に移る。ステップS3
では選局されたDAB放送を受信するように各回路を制
御し、ステップS4に移る。ステップS4ではDAB放
送の受信を終了したかどうか(受信機の電源OFF操
作、受信放送局の変更等)を判断し、DAB放送の受信
を終了しておればステップS5に移り、終了していなけ
ればステップS4に戻る。ステップS5ではメモリ15
に制御回路11側のAFC電圧を記憶するためにスイッ
チ回路14をオン状態としてステップS6に移る。ステ
ップS6では、電源OFF操作があったかどうかを判断
し、電源OFF操作が有った場合はステップS7に移
り、電源OFF操作が無かった場合はステップS1に戻
る。ステップS7では、受信機の電源をオフとして処理
を終える。
【0019】このような処理により、DAB放送の受信
状態を終了する(電源のオフ等)直前の制御回路側(フ
ィードバックループ側)のAFC電圧かメモリ15に記
憶され、このAFC電圧が次の受信時にAFC電圧の初
期設定値として用いられる。次に他の処理方法について
図5を用いて説明する。図5はマイコン30の処理を示
すフローチャートである。受信機の電源が投入されると
処理が開始される。
【0020】ステップS11ではDAB放送の受信選局
操作がされたかどうかを判断し、選局操作が行われてお
ればステップS13へ移り、選局操作がされていなけれ
ばステップS12に移る。ステップS12では、電源オ
フ操作があったかどうか判断し、電源オフ操作があった
ならばステップS18に移り、なければステップS11
に戻る。
【0021】ステップS13ではメモリ15に記憶され
ているAFC電圧を初期値としてVCO21に印加する
ためスイッチ回路13をL側(メモリ15側)に一定時
間切り換えステップS14に移る。ステップS14では
選局されたDAB放送を受信するように各回路を制御
し、ステップS15に移る。ステップS15ではDAB
放送の受信中かどうかを判断し、DAB放送の受信中で
あればステップS16に移り、受信中で無ければステッ
プS11に戻る。ステップS16では制御回路11側の
AFC電圧を一時記憶しステップS17に移る。尚、こ
の一時記憶処理は所定時間毎に行われ、所定時間毎の制
御回路11側のAFC電圧が記憶される。
【0022】ステップS17では、電源オフ操作があっ
たかどうかを判断し、電源オフ操作があったならばステ
ップS18に移り、無ければステップS15に戻る。ス
テップS18では、一時記憶した制御回路11側のAF
C電圧の値を平均化処理し(AFC平均電圧)、ステッ
プS19に移る。ステップS19では演算して算出した
AFC平均電圧をメモリ15に記憶し、ステップS20
に移る。ステップS20では、受信機の電源をオフにし
て処理を終える。
【0023】このような処理により、本実施例において
は、DAB放送受信状態に於ける平均的AFC電圧がD
AB放送受信開始時にAFC電圧の初期設定値として与
えられるので、どのDAB放送を受信しても迅速にAF
C動作を安定させることができ、音切れ等を効果的に抑
制することができる。このように複数のDAB放送を受
信した場合(一度電源を入れて複数のDAB放送を受信
した場合)には、その時の各AFC電圧を平均して記憶
し次の受信の始動AFC電圧として用いる。
【0024】次に更に他の実施例について説明する。本
実施例では受信環境温度による変化に対処するための方
策として温度センサによる補正手段が付加されている。
図6は本発明の第4の十四例を示す温度補正回路の構成
図である。尚、図1と同様の回路については同じ符号を
付して説明を省略する。63はサーミスタ65と抵抗6
4の分圧回路で構成された温度センサで、周波数変換回
路3の局部発信回路21付近の環境温度に応じた電圧を
出力する。62は温度補正用のデータが格納され、温度
センサ63からの出力電圧に応じた補正データを出力す
る補正データ出力部で、温度と、それに対応した補正値
がテーブルとして記憶されている。61はメモリ15に
記憶されたAFC電圧を補正データ出力部62からの補
正データで補正する補正回路で加算器等の演算回路で構
成されている。
【0025】次に動作について説明する。受信動作が開
始されると、メモリ15に記憶されているAFC電圧が
VOC21に初期設定電圧として印加されるが、その時
の局部発信回路付近の環境温度を温度センサ63が測定
して、その信号が補正テータ部62に入力される。これ
により補正データ部62からは予め各温度に対応した補
正値から該当する温度補正値が補正回路61に出力さ
れ、補正回路61でメモリ15に記憶されているAFC
電圧が該補正値によって補正される。そして、この温度
補償の施されたAFC電圧がVCO21に初期設定電圧
として印加される。従って、環境温度が変化しても、そ
の温度に応じて補正されたAFC電圧がVCO21に初
期設定電圧として印加されるので、AFC回路が短時間
で安定する。
【0026】このように本実施例においては、環境の温
度変化に応じてAFC電圧の初期設定値を補正するの
で、AFC回路を早急に安定でき、音切れ等を防止でき
る。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明におい
ては、AFCの安定時間が早くなり、安定した受信動作
への立ち上がりが速くなるので、移動受信時に於ける音
切れを抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図3】本発明の第3の実施例を示す構成図
【図4】マイコン30の行う処理を示すフローチャート
【図5】マイコン30の行う処理を示すフローチャート
【図6】本発明の第4の実施例を示す構成図
【符号の説明】
1・・・・・・・アンテナ 2・・・・・・・高周波増幅回路 3・・・・・・・周波数変換回路 4・・・・・・・中間周波増幅回路 5・・・・・・・直交変換回路 6・・・・・・・アナログ/デジタル変換回路 7・・・・・・・FFT回路 8・・・・・・・同期回路 9・・・・・・・復調回路 10・・・・・・デジタル/アナログ変換回路 11・・・・・・AFC回路 12・・・・・・デジタル/アナログ変換回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OFDM(Orthogonal Fr
    equency Division Multiple
    x)方式受信機に於けるFFT(FastFourie
    r Transform)回路出力に基づき局部発振器
    に制御電圧を印加して発信周波数を制御し受信周波数を
    制御するAFC回路に於いて、 受信状態時における前記制御電圧を記憶する記憶手段
    と、 受信開始時に前記記憶手段に記憶された記憶電圧を、前
    記局部発信器に印加する記憶電圧印加手段とを有するこ
    とを特徴とするAFC回路。
  2. 【請求項2】 前記制御電圧は、前記FFT回路出力に
    基づく微調電圧と前記記憶手段に記憶された記憶電圧と
    により形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    AFC回路。
  3. 【請求項3】 受信終了時に、前記記憶手段に記憶され
    た記憶電圧を放送受信終了直前に於ける前記局部発信器
    に印加された制御電圧に更新する記憶電圧更新手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のAFC回路。
  4. 【請求項4】 受信開始から受信終了までに複数の周波
    数の放送波を受信した場合には、各受信周波数に於ける
    受信状態での前記制御電圧を平均した平均制御電圧を前
    記記憶電圧とする平均制御電圧算出手段を有することを
    特徴とする請求項1記載のAFC回路。
  5. 【請求項5】 温度を検出する温度センサと、 前記温度センサにより検出された温度に応じて前記記憶
    電圧を補正する温度補正手段とを有することを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記載の
    AFC回路。
JP8252831A 1996-09-25 1996-09-25 Afc回路 Withdrawn JPH1098355A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001061874A1 (fr) 2000-02-17 2001-08-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Recepteur de radiodiffusion numerique
KR102423722B1 (ko) * 2021-12-08 2022-07-21 삼영이엔씨 (주) 마그네트론 레이더 시스템

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Effective date: 20031202