JP4180400B2 - 特定のグループに属する無線局と通信を行う無線通信装置 - Google Patents
特定のグループに属する無線局と通信を行う無線通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4180400B2 JP4180400B2 JP2003049745A JP2003049745A JP4180400B2 JP 4180400 B2 JP4180400 B2 JP 4180400B2 JP 2003049745 A JP2003049745 A JP 2003049745A JP 2003049745 A JP2003049745 A JP 2003049745A JP 4180400 B2 JP4180400 B2 JP 4180400B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- control
- radio
- unit
- control value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,特定のグループに属する無線局と通信を行う無線通信装置に関し、特に、特定のグループに属する無線局以外の無線局からの信号が復調されないようにすることにより、通信効率を向上させる無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線LAN等の無線通信システムでは、媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)方式として、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式(特にCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式)が使用される。CAMA方式では、送信局が、特定の無線通信チャネルに信号が送出されているか否かを観測し、信号が送出されていない場合には送信を開始し、信号が既に送出されている場合には送信を控えるように制御することにより、無線局同士の送信信号の衝突を回避している。
【0003】
各無線局は、無線通信チャネルの使用状況を該チャネルの電界強度に基づいて判定している。各無線局は、該チャネルの電界強度が予め設定されたしきい値よりも大きい場合には、キャリア(搬送波)検出中であると判定し、他局が送信中であると認識して送信を控える。一方、各無線局は、該チャネルの電界強度が上記しきい値以下である場合には、該チャネルが他局により使用されていないと認識し、送信を開始する。
【0004】
このCAMA方式は、いわゆる単信通信方式の無線データ通信システムに多く用いられており、近年では、無線LANに多く用いられている。
【0005】
ところで、無線LANにおいては、複数の無線通信端末からの各信号に対して高速でレスポンスよくAGC(Automatic Gain Control)制御を行う端末装置が考案されている(例えば特許文献1参照)。この端末装置は、受信信号を所定レベルと比較し、比較値をVGAに供給してAGC制御を行う。この時、制御値がRAMに記憶される。信号受信時に、送信端末が判断され、送信端末に対応する制御値がRAMから読み出され、AGC制御に使用される。
【0006】
また、無線LANではないが、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)方式を採用する有線ネットワークにおいて、受信信号レベルを一定化して信号伝送品質を向上させる情報伝送方式が考案されている(例えば特許文献2参照)。この方式では、送信伝送路と受信伝送路とがヘッドエンドを介して接続される伝送路に複数の情報処理装置がインタフェース装置を介して接続される。ヘッドエンドに基準信号が与えられ、該基準信号の受信レベルに従ってインタフェース装置接続点とヘッドエンドとの間の伝送特性が推定され、該推定に基づいて、信号の減衰を補正するために送信アンプおよび受信アンプの利得が調整される。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−138691号公報
【0008】
【特許文献2】
特開昭59−115633号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CAMA方式により通信を行う無線LANにおいては、いわゆる隠れ端末問題が存在し、受信すべき信号が受信されないという問題が生じている。
【0010】
例えば、図1に示すように、アクセスポイント(AP:Access Point)1は、本来、特定のグループAに属する端局装置(無線局)31〜3nと通信を行い、AP2は、本来、特定のグループBに属する端局装置(無線局)41〜4mと通信を行うように設定されていると仮定する。また、グループBは、グループAから十分遠くに位置し、グループAに対していわゆる隠れ端末(干渉局)になる一方、グループBはグループAよりもAP1から遠くに位置するものの、AP1が受信再生できる信号レベルで信号を送信するものと仮定する。この場合、例えば、グループBの端局装置41が先に信号を送信していても、グループAの端局装置31はグループBの端局装置41のキャリアを検出できず、送信を開始してしまう。一方、グループBの端局装置41の信号はAP1により受信・復調されるので、その後に受信された、本来の通信相手であるAP1の端局装置31の信号は受信されない。同様の問題は、AP2についても発生し得る。
【0011】
すなわち、AP1(およびAP2)内では、通常、自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)により、受信信号の増幅利得が求められ、該求められた利得で受信信号が増幅処理される。したがって、AP1に、グループB(すなわち干渉局)からの低い信号レベルの無線信号が先に受信されると、AP1の受信レンジ内であれば、AP1は干渉局の信号を復調する。干渉局のプリアンブル期間でAP1は受信同期を確立し、プリアンブルに続くヘッダおよびデータの再生を行う。干渉局が本来の通信相手局かどうかの判定は、データ内に含まれているグループ識別子、相手局識別子を用いて行われるため、CRCまで受信されないと該判定はできない。
【0012】
この干渉局の信号を受信・復調するために、AP1内の増幅利得は、AGCにより、干渉局の無線信号を適切な信号レベルに増幅するように動作する。
【0013】
この干渉局の信号を受信している途中で、十分に高い信号レベルのグループAの信号を受信すると、先に干渉局の信号で受信同期が確立しているので、グループAのプリアンブル信号は干渉局のヘッダまたはデータと扱われてしまう。結果的に、両信号は、衝突によりデータの内容が破壊され、適切に受信されない。このように、グループAの信号は、干渉局より十分高い信号レベルであるにも関わらず、復調できず、パケットデータは消失してしまう。その結果、グループAは信号を再送信する必要があり、通信効率が低下する。
【0014】
この問題は、1対1(P−P:Point to Point)通信や固定地点間の1対多(P−MP:Point to Multi point)通信のように通信相手を特定でき、入力レベルが予想できるシステムにおいて顕著である。
【0015】
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、その目的は、通信相手となる無線局からの信号のみを適切に増幅するように増幅利得を制御し、通信効率を向上させることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために,本発明の第1の側面による無線通信装置は、通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局のそれぞれの局識別情報を記憶する記憶部と、送信元の無線局の局識別情報を含む無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力される制御値に対応する利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部と、前記受信した無線信号に含まれる局識別情報と前記記憶部に記憶された局識別情報とを比較し、比較の結果、両局識別情報が一致する場合には前記自動利得制御部により求められた制御値を記憶し、前記特定のグループに属する1または2以上の無線局のすべての無線信号についての制御値が記憶されると、それらの制御値の1つを選択し、該選択した制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、を備えている。
【0017】
本発明の第1の側面によると、特定のグループに属する1または2以上の無線局からの無線信号を増幅するための制御値が自動利得制御により求められる。これにより、該制御値に対応する利得により増幅された無線信号は、復調可能な信号となる。特定のグループに属するすべての無線局に対応する制御値が求められると、これら制御値のうちから1つが選択され、増幅部の制御値として固定設定される。これにより、特定のグループに属する無線局から該無線通信装置に受信される信号のレベルがほぼ同じである場合や、該レベル間の差が他のグループに属する無線局から受信される信号のレベルとの差と比較して十分小さい場合には、特定のグループの属する無線局からの信号を適切な信号レベルに増幅できる一方、他のグループに属する無線局からの信号を除去することができる。その結果、通信効率を向上させることができる。
【0018】
好ましくは、前記制御部により選択される制御値は、前記記憶された制御値に対応する利得のうち、最小の利得に対応する制御値である。これにより、特定のグループに属する無線局のうち、最も高い信号レベルの無線局からの信号も信号歪を生ずることなく復調することができる。
【0019】
本発明の第2の側面による無線通信装置は、通信相手となる特定の無線局の局識別情報を記憶する記憶部と、送信元の無線局の局識別情報を含む無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力される制御値に対応する利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部と、前記受信した無線信号に含まれる局識別情報と前記記憶部に記憶された局識別情報とを比較し、比較の結果、両局識別情報が一致する場合には前記自動利得制御部により求められた制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、を備えている。
【0020】
本発明の第2の側面によっても、特定の無線局からの無線信号のみを復調し、他の無線局からの信号を除去することができる。
【0021】
本発明の第3の側面による無線通信装置は、通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局からの無線信号を復調可能な信号レベルに増幅するための利得に対応する制御値を記憶する記憶部と、無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力された制御値に対応した利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部と、電源投入またはリセット後の立ち上げ時に、前記記憶部に記憶された制御値を読み出し、該読み出した制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、を備えている。
【0022】
本発明の第2の側面によると、記憶部にあらかじめ記憶された制御値が増幅部に固定設定される。これによっても、上記第1の側面と同様の作用効果を得ることができる。
【0023】
好ましくは、前記記憶部に記憶された制御値は、前記通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局のうち、最も高い信号レベルの無線局の無線信号が受信された場合に前記自動利得制御部により求められる制御値である。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される無線通信環境の一例を示している。この無線通信環境は、例えば、CSMA方式が採用される無線LAN環境である。アクセスポイント(以下「AP」(Access Point)という。)1および2の通信相手となる端局グループはあらかじめ特定されている。すなわち、グループAに属するn個(nは1または2以上の整数)の端局装置31〜3n(例えば無線通信端末等)はAP1と無線通信を行い、グループBに属するm個(mは1または2以上の整数)の端局装置41〜4mはAP2と無線通信を行う。
【0025】
このような無線通信が可能となるように、通常、グループAに属する端局装置31〜3nからの送信信号は、グループBに属する端局装置41〜4mからの送信信号よりも高い信号レベルでAP1に受信されるようになっている。また、グループBに属する端局装置41〜4mからの送信信号は、グループAに属する端局装置31〜3nからの送信信号よりも高い信号レベルでAP2に受信されるようになっている。例えば、グループAに属する端局装置は、グループBに属する端局装置よりもAP1に近い位置に配置され、グループBに属する端局装置は、グループAに属する端局装置よりもAP2に近い位置に配置される。
【0026】
本実施の形態では、AP1がグループAの端局装置31〜3nからの無線信号を適切な信号レベルに増幅するための利得(増幅率)を用いて、グループBの端局装置からの無線信号を増幅した場合に、増幅後のグループBの端局装置からの信号レベルが増幅器のノイズフロアレベル以下となるような位置に、グループBの端局装置は配置されている。グループAの端局装置のAP2に対する位置も同様である。これにより、AP1が、本来の通信相手であるグループAの端局装置からの無線信号を受信している状況において、グループBの端局装置からの無線信号を受信しても、グループBの端局装置からの無線信号は増幅器のノイズフロアレベル以下となり、復調されないこととなる。AP2におけるグループAの端局装置からの無線信号の処理も同様である。
【0027】
一方、グループAの端局装置31〜3nに対して、グループBの端局装置41〜4mはいわゆる隠れ端末となり、逆にグループBの端局装置41〜4mに対して、グループAの端局装置31〜3nはいわゆる隠れ端末となる。また、グループBの端局装置41〜4mの無線信号は、信号レベルが低いながらもAP1に受信レベル内にあり、グループAの端局装置31〜3nの無線信号とAP2の受信レベルとの関係も同様であるものとする。
【0028】
したがって、従来の技術の欄で説明したように、従来の技術がそのまま適用される状況下では、グループBからの信号がAP1に先に受信され、自動利得制御により利得(ゲイン)が調整されると、AP1においてグループBからの信号が復調されてしまい、その結果、グループAからの信号がAP1に受信されない事態が生じる。AP2においても同様である。
【0029】
本実施の形態は、この事態が生じないように、AP1(およびAP2)の受信信号の増幅器の利得を制御して、AP1では、本来の通信相手であるグループAの端局装置31〜3nからの無線信号のみが受信・復調され、AP2では、本来の通信相手であるグループBの端局装置41〜4mからの無線信号のみが受信・復調されるようにする。以下、具体的に説明する。
【0030】
なお、グループAの端局装置31〜3n間では、隠れ端末の問題はなく、CSMA(CSMA/CA)方式により信号の衝突が回避される。グループB内の端局装置41〜4m間でも同じである。
【0031】
AP1および2は、端局装置からの無線信号を受信する受信部11、端局装置へ無線信号を送信する送信部12、およびアンテナ13を有する。本発明は受信部11に適用されるので、以下では、AP1の受信部11について説明するが、AP2の受信部も通信相手グループがグループBとなる点を除いて、AP1の受信部11と同じ構成を有し、同様の動作・処理を行う。
【0032】
図2は、本発明の実施の形態によるAPの受信部の詳細な構成を示すブロック図である。受信部11は、増幅器(AMP)101、ミキサ(乗算器)102,106,107、フェーズロックループ(PLL)103,108、帯域フィルタ(BPF)104、自動利得制御増幅部(AGC)105,移相器109、低域フィルタ(LPF)110,111、A/D変換器112,113、復調器(DEM)114、自動利得制御(AGC)処理部115、および媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)処理部116を有する。
【0033】
本実施の形態では、AGC処理部115により、上述した受信制御が行われる。以下では、図2に示す受信部による受信信号の信号処理の概要について説明した後、受信制御の詳細について説明することとする。
【0034】
端局装置から送信された無線信号(パケット)はアンテナ13に受信され、AMP101(例えばローノイズアンプ)に入力される。無線信号は例えば2.4GHz帯の信号である。また、無線信号のデータ構造(フレームフォーマット)は図5に示される。無線信号は、プリアンブル信号とそれに続くヘッダ、データ部、およびCRC(Cyclic Redundancy Check)を有するパケットからなる。ヘッダにはMACアドレスが含まれ、MACアドレスには送信元MACアドレスと宛先MACアドレスが含まれる。データ部の一部(例えば先頭部分)には、送信元である端局装置の属するグループの識別子(グループ識別子)が含まれる。グループ識別子は、例えば図1ではグループAの“A”またはグループBの“B”となる。
【0035】
図2に戻って、アンテナ13からの受信信号は、AMP101により初段増幅された後、ミキサ102および局部発振器であるPLL103によりRF帯域から中間周波(IF)帯域(例えば800MHz帯)に変換される。このIF帯域の受信信号はBPF104に入力され、BPF104により、受信信号に含まれる、PLL103の局部発振信号の残留成分が除去される。これにより、受信信号のうち、希望波の帯域成分のみがBPF104を通過してAGC105に入力し、AGC105により増幅される。
【0036】
AGC105の詳細な構成は図4(A)に示される。AGC105は、可変減衰器(VATT:Variable Attenuator)105aおよび増幅器(AMP)105bを有する。VATT105aには、BPF104からの受信信号が入力されると共に、後に詳述するAGC処理部115からフィードバックループ(AGCループ)によりAGC電圧(VATT105aの減衰率を制御する制御電圧)が入力される。VATT105aは、入力されるAGC電圧に応じた減衰率により、入力される受信信号を減衰してAMP105bに与える。本実施の形態では、一例として、AGC電圧と減衰率とは反比例の関係にあり、AGC電圧が大きいほど減衰率は小さくなり(結果的にAGC105の利得は大きくなる)、AGC電圧が小さいほど減衰率は大きくなる(結果的にAGC105の利得は小さくなる)ものとする。
【0037】
AMP105bは、VATT105aからの受信信号を所定の利得(増幅率)により増幅して、後段のミキサ106,107に与える。図4(B)は、VATT105aの入力端および出力端、ならびにAMP105bの入力端および出力端における信号レベルを示すグラフである。AGC電圧が適切な値に調整されることにより、VATT105aの出力端(すなわちAMP105bの入力端)の信号レベル[dBm]がAMP105bのノイズフロアよりも例えば20dB高いレベルに制御される。なお、20dBは一例であり、これ以外の適切な値であってもよい。
【0038】
図2に戻って、受信信号は、AGC105による増幅後、2分岐され、ミキサ106,107および局部発振器としてのPLL108、およびπ/2移相器109により、ベースバンド周波数に変換されると共に、同相成分I信号と直交成分Q信号とに分離される。I信号およびQ信号は、LPF110,111に入力され、PLL108の残留成分が除去される。LPF110、111をそれぞれ通過したI信号およびQ信号は、A/D変換器112,113によりそれぞれディジタルI信号(例えば8ビットパラレル信号)およびディジタルQ信号(例えば8ビットパラレル信号)に変換され、DEM114に入力される。
【0039】
なお、このディジタルI/Q信号には、搬送波成分が含まれていないのが理想であるが、PLL103,108が搬送波に対して独立で動作している場合、搬送波成分の全てを除去できない場合がある。したがって、むしろ、意図的にPLL103,108の周波数を搬送波周波数とずらし、LPF110,111の出力に搬送波成分を残し、DEM114において残留搬送波成分を除去する方式が一般的である。
【0040】
DEM114は、受信信号を復調し、復調した受信信号をMAC処理部116に与えると共に、受信信号の信号レベルをAGC処理部115に与える。MAC処理部116は、復調された受信信号に対して、MAC層(OSI第2層下位副層)の処理を行い、処理後の受信信号をコンピュータ等の端末に与える共に、受信パケットのヘッダに含まれる送信元MACアドレスをAGC処理部115に与える。なお、MAC処理部116は、ホストインタフェース(例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)等)によってホストコンピュータ等に接続されている。
【0041】
AGC処理部115は、DEM114から入力される信号レベルならびにMAC処理部116から入力される送信元MACアドレスに基づいて、上記受信制御を行い、該受信制御により求められたAGC電圧をAGC105に与える。
【0042】
次に、AGC処理部115により行われる受信制御の詳細について説明する。図3は、DEM114、AGC処理部115、およびMAC処理部116の詳細な構成を示すブロック図である。
【0043】
DEM114は、レベル検出回路114aおよび復調回路114bを有する。AGC処理部115は、制御回路115a、D/A変換器115b、およびメモリ(例えばRAM)115cを有する。MAC処理部116は、MPU116aおよびメモリ(例えばRAM)116bを有する。
【0044】
A/D変換器112からのディジタルI信号(8ビットパラレル信号)は、レベル検出回路114aおよび復調回路114bに入力される。A/D変換器113からのディジタルQ信号(8ビットパラレル信号)は、復調回路114bに入力される。
【0045】
レベル検出回路114aは、入力されたディジタルI信号に基づいて信号レベルを検出し、利得制御用の制御信号をAGC制御部115の制御回路115aに与える。すなわち、レベル検出回路114aは、ディジタルI信号に基づいて検出した信号レベルが高い場合には、利得を下げるディクリメント信号(−)を制御回路115aに与え、信号レベルが低い場合には、利得を上げるインクメント信号(+)を制御回路115aに与える。より具体的には、以下のようにして利得制御信号が与えられる。
【0046】
前述したように、レベル検出回路114aに入力されるディジタルI信号には、一般に搬送波の残留成分が含まれている。8ビットパラレル信号のディジタルI信号に対して、その最大値をFFh、最小値を00hとすれば、ディジタルI信号は中央値8Fhを中心としたパラレル信号列となる。レベル検出回路114aは、このパラレル信号列を、少なくとも搬送波の残留成分の1周期以上に亘り監視し、その最大値を抽出する。続いて、レベル検出回路114aは、その最大値と予め設定された閾値(例えばFFhに対してマージンを差し引いたCFh)とを比較し、最大値が該閾値以下のときはインクリメント信号を、最大値が該閾値より大きいときはディクリメント信号を、それぞれAGC処理部115の制御回路115aに与える。
【0047】
なお、ディジタルQ信号がレベル検出回路114aに入力され、ディジタルQ信号に基づいてレベル検出処理が行われてもよい。
【0048】
復調回路114bは、ディジタルI/Q信号に基づいて、同期再生,クロック再生を行い、ディジタルI/Q信号から1つのディジタル信号列を生成し、バス線を介してMAC処理部116に与える。
【0049】
MAC処理部116のMPU116aは、バス線を介して入力されるディジタル信号列(受信信号)に対してディジタル信号処理を行い、必要な情報をPCI等のホストインタフェースに送出する。また、MPU116は、ディジタル信号列に含まれるヘッダの送信元MACアドレスをAGC処理部115のメモリ115cに格納する。さらに、後述するように、グループ識別子がAGC処理部115で使用される場合には、MPU116aは、このグループ識別子もメモリ115cに格納する。なお、MAC処理部116のメモリ116bは、MPU116aの処理用のワークメモリである。
【0050】
AGC処理部115のメモリ115cには、前述したように、受信信号のヘッダに含まれる送信元MACアドレス(およびグループ識別子)がMPU116aにより書き込まれることに加えて、通信相手となるグループAに属する端末31〜3nのそれぞれを識別するための識別情報(識別子)が予め記憶されている。本実施の形態では、この識別情報の一例としてMACアドレスが使用される。
【0051】
AGC処理部115の制御回路115aは、メモリ115cに予め記憶された通信相手グループAの端局装置31〜3nのMACアドレス、および、MPU116aにより書き込まれる受信信号のMACアドレス、ならびにレベル検出回路114aから与えられる利得制御信号に基づいて利得制御を行う。この利得制御の処理フローは図6に示される。
【0052】
制御回路115aは、アクセスポイント1の電源投入またはリセット後の立ち上げ時に、通信相手グループAの端局装置31〜3nのそれぞれのAGC電圧を全て最大値(AGC電圧の初期値)にセットする(S1)。これにより、AGC増幅部105のVATT105aの減衰率は最小になる。
【0053】
AGCループ(フィードバックループ)は、通信相手グループAの端局装置(相手局)からの無線信号またはそれ以外からの無線信号に関わらず、無線信号が受信されるまで通常の動作を維持し、無線信号が受信されると(S2でY)、DEM114の入力端における信号レベルが最適になるように動作する。すなわち、レベル検出回路114aからインクリメント信号(+)が入力されると、制御回路115aは、AGC電圧を現在の値から所定量上げる。これにより、VATT105aの減衰率が下がり、AGC増幅部105の利得は上がる。一方、レベル検出回路114aからディクリメント信号(−)が入力されると、制御回路115aは、AGC電圧を現在の値から所定量下げる。これにより、VATT105aの減衰率が上がり、AGC増幅部105の利得は下がる。このようなフィードバック制御により、AGC電圧は最適値に漸近・収束すると共に、DEM114の入力端における信号レベルも最適な値に漸近・収束する。
【0054】
AGCの結果、受信信号レベルが適切な値になり、復調回路114bは受信信号を復調することができる。これにより、MPU116aは、復調された受信信号から送信元MACアドレスを抽出することができ、抽出した送信元MACアドレスをメモリ115cに書き込むと共に、制御回路115aにトリガ信号を与える。
【0055】
このトリガ信号により、制御回路115aは、受信された無線信号が相手局(すなわちグループAの端局装置31〜3nにいずれか)からのものかどうかを判断する(S3)。この判断は、メモリ115cに予め記憶された通信相手グループAの端局装置31〜3nのMACアドレスの中に、MPU116aによりメモリ115cに書き込まれた送信元MACアドレスが含まれているかどうかを判定することにより行われる。
【0056】
制御回路115aは、前者のMACアドレスの中に後者のMACアドレスが含まれている場合には、受信信号が相手局からの無線信号であると判断する一方(S3でY),前者のMACアドレスの中に後者のMACアドレスが含まれていない場合には、受信信号が相手局以外の端局装置(例えばグループBの端局装置41〜4mのいずれか)からの無線信号であると判断する(S3でN)。
【0057】
受信信号が相手局からの無線信号であると判断すると、制御回路115aは、その時のAGC電圧値(最適値)を、相手局のMACアドレスと対応付けてメモリ115cに記憶する(S4)。一方、受信信号が相手局以外からの無線信号であると判断すると、制御回路115aは、ステップS4の処理を行わず、次の無線信号の受信待ち状態となる(S2)。
【0058】
このようなステップS2〜S4の処理が、グループAに属する全ての端局装置31〜3n(全相手局)から無線信号が受信されるまで行われる(S5)。この間に、グループAに属する同じ端局装置からの無線信号が2回以上受信される場合もある。その場合には、2回目以降の受信信号に対してステップS4の処理を実行し、前回のAGC電圧値を現在の値により上書きしてもよいが、処理コストを減らすために、2回目以降の信号に対してはステップS4の処理を行わないようにすることが好ましい。後者の場合には、第1回目の受信信号についてのAGC電圧がメモリ115cに保持されることとなる。
【0059】
グループAの全ての相手局(n個)からの無線信号が受信され、その時のAGC電圧(n個のAGC電圧)がメモリ115cに記憶されると(S5でY)、制御回路115aは、記憶されたn個のAGC電圧のうち、最小値をAGC電圧に固定設定し(S6)、以後、AGCループを切断する。すなわち、制御回路115aは、AGC電圧を一定の最小値に維持する。そして、制御回路115aは、無線信号が受信されることによりレベル検出回路114aから制御信号(+/−)が入力されてもAGC電圧を上下させる制御を行わない。
【0060】
n個のAGC電圧のうち最小値を選択するのは、VATT105aの減衰率を大きくして、n個の端局装置31〜3nのうち信号レベルが最大の受信信号を復調できるようにするためである。逆に、最大値を選択すると、VATT105aの減衰率が小さくなり、端局装置31〜3nのうち信号レベルが最大の受信信号はAGC増幅部105の増幅により歪み、復調回路114bにより復調できないおそれがある。
【0061】
これにより、AP1の受信部11は、通信相手であるグループAの端局装置31〜3nの受信信号を復調できる。一方、通信相手でないグループB等の端局装置からの信号が、固定設定されたAGC電圧が入力されたVATT105aを通過すると、信号レベルがAMP105bのノイズフロアレベル以下となり、該信号は復調されず除去される。したがって、AP1の受信部11は、グループAの相手局の信号のみを受信することができ、その結果、再送信処理が不要となり、通信効率が向上する。
【0062】
n=1の場合、すなわちグループAに端局装置が1つのみの場合には、ステップS6の処理は不要となり、1つの相手局からの受信信号により求められたAGC電圧を固定設定することにより、処理は終了する。
【0063】
なお、制御回路115aの処理は、MAC処理部116のMPU116aが行ってもよい。
【0064】
メモリ115cに、相手局のMACアドレスに加えて、グループAのグループ識別子を予め記憶しておくと共に、MPU116aは受信信号に含まれる送信元MACアドレスに加えて、受信信号に含まれるグループ識別子をメモリ115cに書き込むこともできる。そして、制御回路115aは、予め記憶されたグループ識別子とMPU116aにより書き込まれたグループ識別子とを比較し、両グループ識別子が一致した場合に、前述したステップS3のMACアドレスの判断処理を行ってもよい。
【0065】
また、グループAに属する相手局の局数(すなわちnの値)をメモリ115cに予め記憶しておき、ステップS2〜S5のループ処理回数に使用することもできる。
【0066】
グループAに属する全相手局の信号レベルが予め判明しており、これらの信号レベルに対応するAGC電圧値を予め求めておくことができる場合には、求められたAGC電圧値の最小値をメモリ115cに予め記憶しておき、電源投入またはリセット後の立ち上げ時に、メモリ115cに記憶された該最小値のAGC電圧を固定設定することもできる。この場合には、AGC処理が行われることなく、立ち上げ後、直ちに固定設定されたAGC電圧により受信信号が増幅され、復調等の処理を受けることとなる。なお、全相手局の信号レベルやAGC電圧値は、実験や、距離・送信レベル等に基づく計算、シミュレーション等により求めることができる。
【0067】
APの受信部について説明したが、該受信部は、端局装置に設けることもできる。この場合、端局装置には、通信相手となるAPのMACアドレスが記憶されることとなる。
【0068】
(付記1) 通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局のそれぞれの局識別情報を記憶する記憶部と、
送信元の無線局の局識別情報を含む無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力される制御値に対応する利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、
前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部と、
前記受信した無線信号に含まれる局識別情報と前記記憶部に記憶された局識別情報とを比較し、比較の結果、両局識別情報が一致する場合には前記自動利得制御部により求められた制御値を記憶し、前記特定のグループに属する1または2以上の無線局のすべての無線信号についての制御値が記憶されると、それらの制御値の1つを選択し、該選択した制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、
を備えている無線通信装置。
【0069】
(付記2) 付記1において、
前記制御部により選択される制御値は、前記記憶された制御値に対応する利得のうち、最小の利得に対応する制御値である、無線通信装置。
【0070】
(付記3) 付記1または2において、
前記制御値は、可変減衰器の減衰率を制御する制御電圧値であり、
前記増幅部は、前記制御値である電圧値に対応した減衰率に基づいて、前記受信した無線信号を減衰させる可変減衰器と、該可変減衰器からの信号を所定の利得により増幅する増幅器とを備えている、
無線通信装置。
【0071】
(付記4) 付記1から3のいずれか1つにおいて、
前記記憶部は前記特定のグループの識別情報をさらに記憶し、
前記受信された無線信号は送信元の無線局が属するグループの識別情報をさらに含み、
前記制御部は、前記受信された無線信号に含まれるグループの識別情報と前記記憶部に記憶された前記特定のグループの識別情報とをさらに比較し、比較の結果、両グループの識別情報が一致する場合に、前記受信された無線信号に含まれる局識別情報と前記記憶部に記憶された局識別情報とを比較する、
無線通信装置。
【0072】
(付記5) 付記1から4のいずれか1つにおいて、
前記記憶部は前記特定のグループに属する無線局の個数をさらに記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された個数に基づいて、前記特定のグループに属する1または2以上の無線局のすべての無線信号についての制御値が記憶されたかどうかを判断する、
無線通信装置。
【0073】
(付記6) 付記1から5のいずれか1つにおいて、
前記端末装置の識別情報が送信元MACアドレスである、無線通信装置。
【0074】
(付記7) 通信相手となる特定の無線局の局識別情報を記憶する記憶部と、
送信元の無線局の局識別情報を含む無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力される制御値に対応する利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、
前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部と、
前記受信した無線信号に含まれる局識別情報と前記記憶部に記憶された局識別情報とを比較し、比較の結果、両局識別情報が一致する場合には前記自動利得制御部により求められた制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、
を備えている無線通信装置。
【0075】
(付記8) 通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局からの無線信号を復調可能な信号レベルに増幅するための利得に対応する制御値を記憶する記憶部と、
無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力された制御値に対応した利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、
前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部と、
電源投入またはリセット後の立ち上げ時に、前記記憶部に記憶された制御値を読み出し、該読み出した制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、
を備えている無線通信装置。
【0076】
(付記9) 付記8において、
前記記憶部に記憶された制御値は、前記通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局のうち、最も高い信号レベルの無線局の無線信号が受信された場合に前記自動利得制御部により求められる制御値である、無線通信装置。
【0077】
(付記10) 付記8または9において、
前記制御値は、可変減衰器の減衰率を制御する制御電圧値であり、
前記増幅部は、前記制御値である電圧値に対応した減衰率に基づいて、前記受信した無線信号を減衰させる可変減衰器と、該可変減衰器からの信号を所定の利得により増幅する増幅器とを備えている、
無線通信装置。
【0078】
【発明の効果】
本発明によると、不要な干渉波を除去し、特定の通信相手局との通信効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される無線通信環境の一例を示す。
【図2】本発明の実施の形態によるAPの受信部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】復調器、AGC処理部、およびMAC処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】(A)は自動利得制御増幅部の詳細な構成を示すブロックであり、(B)は自動利得制御増幅部の各位置における信号レベルを示すグラフである。
【図5】端局装置の送信信号のデータ構造を示す。
【図6】自動利得制御処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,2 アクセスポイント
11 受信部
A,B 端局装置のグループ
31〜3n,41〜4m 端局装置
105 AGC増幅部
115 AGC処理部
115a 制御回路
115c メモリ
114 復調部
114a レベル検出回路
116 MAC処理部
Claims (7)
- 通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局のそれぞれの局識別情報を記憶する記憶部と、
送信元の無線局の局識別情報を含む無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力される制御値に対応する利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、
前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部と、
前記受信した無線信号に含まれる局識別情報と前記記憶部に記憶された局識別情報とを比較し、比較の結果、両局識別情報が一致する場合には前記自動利得制御部により求められた制御値を記憶し、前記特定のグループに属する1または2以上の無線局のすべての無線信号についての制御値が記憶されると、前記特定のグループに属する1の無線局の無線信号についての制御値を選択し、または2以上の無線局のすべての無線信号についての制御値のうち1つを選択し、該選択した制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、
を備えている無線通信装置。 - 請求項1において、
前記制御部により選択される制御値は、前記記憶された制御値に対応する利得のうち、最小の利得に対応する制御値である、無線通信装置。 - 通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局からの無線信号を復調可能な信号レベルに増幅するための利得に対応する制御値を記憶する記憶部と、
無線信号を受信し、該受信した無線信号を、入力された制御値に対応した利得に基づいて増幅し出力する増幅部と、
電源投入またはリセット後の立ち上げ時に、前記記憶部に記憶された制御値を読み出し、該読み出した制御値を前記増幅部の制御値に固定設定する制御部と、
を備えている無線通信装置。 - 請求項3において、
さらに、前記増幅部からの信号レベルに基づいて自動利得制御を行うことにより前記制御値を求め、前記増幅部に与える自動利得制御部を備え、
前記記憶部に記憶された制御値は、前記通信相手となる特定のグループに属する1または2以上の無線局のうち、最も高い信号レベルの無線局の無線信号が受信された場合に前記自動利得制御部により求められる制御値である、無線通信装置。 - 請求項1または2において、
前記制御値は、可変減衰器の減衰率を制御する制御電圧値であり、
前記増幅部は、前記制御値である電圧値に対応した減衰率に基づいて、前記受信した無線信号を減衰させる可変減衰器と、該可変減衰器からの信号を所定の利得により増幅する増幅器を備えている、
無線通信装置。 - 請求項1または2、もしくは5のいずれか1つにおいて、
前記記憶部は前記特定グループの識別情報をさらに記憶し、
前記受信された無線信号は送信元の無線局が属するグループの識別情報をさらに含み、
前記制御部は、前記受信された無線信号に含まれるグループの識別情報と前記記憶部に記憶された前記特定のグループの識別情報とをさらに比較し、比較の結果、両グループの識別情報が一致する場合に、前記受信された無線信号に含まれる局識別情報と前記記憶部に記憶された局識別情報とを比較する、
無線通信装置。 - 請求項1から2、または5から6のいずれか1つにおいて、
前記記憶部は前記特定グループに属する無線局の個数をさらに記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された個数に基づいて、前記特定のグループに属する1または2以上の無線局のすべての無線信号についての制御値が記憶されたかどうかを判断する、
無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003049745A JP4180400B2 (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 特定のグループに属する無線局と通信を行う無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003049745A JP4180400B2 (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 特定のグループに属する無線局と通信を行う無線通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004260599A JP2004260599A (ja) | 2004-09-16 |
JP4180400B2 true JP4180400B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=33115374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003049745A Expired - Fee Related JP4180400B2 (ja) | 2003-02-26 | 2003-02-26 | 特定のグループに属する無線局と通信を行う無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4180400B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101208536B1 (ko) | 2006-08-22 | 2012-12-05 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 단말기를 이용한 블루투스 장치 튜닝 방법 |
-
2003
- 2003-02-26 JP JP2003049745A patent/JP4180400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004260599A (ja) | 2004-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8565255B1 (en) | Clear channel assessment in wireless communications | |
US9578447B2 (en) | High speed overlay mode for burst data and real time streaming (audio) applications | |
US6873832B2 (en) | Timing based LNA gain adjustment in an RF receiver to compensate for intermodulation interference | |
JP3180682B2 (ja) | 受信機 | |
US8694045B2 (en) | Radio communication apparatus and transmission power control method having first retransmission phase and second retransmission phase | |
US20090310524A1 (en) | Receiver and receiving method of the receiver | |
JP4250137B2 (ja) | 通信装置におけるアップリンク圧縮モードでのモニタリングを軽減する装置および方法 | |
JPWO2005083897A1 (ja) | Cdma受信装置および方法 | |
JP3668160B2 (ja) | 無線パケット通信用周波数チャネル識別方法、無線パケット通信用受信装置 | |
US6917803B2 (en) | Wireless communications equipment | |
JP6325112B2 (ja) | 複数のモードをサポートする適応型fm復調器 | |
JP2002094408A (ja) | 受信装置 | |
JP4180400B2 (ja) | 特定のグループに属する無線局と通信を行う無線通信装置 | |
JPWO2009081541A1 (ja) | 受信機及び利得制御方法 | |
JP3667163B2 (ja) | 移動無線機、移動通信システムおよび信号送信方法 | |
JP2005160082A (ja) | 自動利得制御方式(agc)を備えた受信端の受信率改善装置及び方法 | |
EP3244584B1 (en) | Receiver for frequency offset correction | |
WO2011039791A1 (ja) | 受信装置 | |
TW202105946A (zh) | 通信裝置及用於減輕通信裝置中的幹擾的方法 | |
JP6774059B2 (ja) | 無線通信装置、及び、無線通信装置の制御方法 | |
JPH10233711A (ja) | 受信機 | |
JP2006319637A (ja) | 受信装置 | |
JP2002271263A (ja) | 無線通信システム及び無線通信方法 | |
JP2006287713A (ja) | 受信装置、その制御方法、通信コントローラ及び電子機器 | |
US20240291581A1 (en) | Wake-up radio having single bit correlators |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080826 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080827 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |