JP2008047262A - 記録システム、記録方法、情報処理装置、情報処理制御方法、記録制御装置、記録制御方法 - Google Patents

記録システム、記録方法、情報処理装置、情報処理制御方法、記録制御装置、記録制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば、複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部を備える記録装置と、この記録装置についての制御を行う記録制御装置と、ユーザインタフェースとしての役割を果たす情報処理装置とを含んで構成される記録システムにおいて、上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体に対し所要のカテゴリごとに分けてデータファイルを書き込むにあたり、上記情報処理装置側の処理負担を軽減する。
【解決手段】情報処理装置は、エントリフォルダ内に書込指定されたデータファイルと指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとをエントリする。記録制御装置はエントリされたインフォメーションファイルにより通知されるカテゴリ情報に基づき所要の第1の記録媒体を選択し、そこに上記エントリされたデータファイルが書き込まれるように制御する。これにより情報処理装置側の処理は上記エントリフォルダ内にファイルをエントリするのみとすることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、特に複数の記録媒体を格納可能な媒体格納部に格納された記録媒体についてのデータファイルの書込に適用して好適な記録システムと記録方法に関する。また、このような記録システムを構成する情報処理装置と情報処理制御方法、及び記録制御装置と記録制御方法に関する。
従来より、テレビジョン放送等の放送業者や番組制作業者等は、放送済みのAV(Audio Visual)コンテンツ等を所定の記録媒体に蓄積し、それらを資料として保存するといったことを行っている(以下、このような行為をアーカイブとも言う)。
このようなアーカイブを行うために用いられる従来のアーカイブシステムについて説明するために、図1を参照する。
この図1に示されるようにしてアーカイブシステムは、例えばイーサネット等の所定のネットワーク5を介してそれぞれデータ通信可能に接続されたカート制御装置3、パーソナルコンピュータ4、サーバ装置6と、上記カート制御装置3によりその動作が制御されるカート2とを備えている。
上記サーバ装置6は、アーカイブされるべきAVコンテンツの格納場所となる。このサーバ装置6としては、例えばオンエアサーバと呼ばれる放送番組としてのAVコンテンツが格納されるサーバ装置か、或いは編集済み素材としてのAVコンテンツが格納されたノンリニア編集器であると考えればよい。
また、カート2は、内部に多数の光ディスクを格納するディスク格納部と、光ディスクについての記録再生を行うデッキ部とを備え、上記ディスク格納部に格納される光ディスクについての記録再生を行うことが可能に構成される。
また、カート制御装置3は、カート2のデータインタフェース部及び制御部として機能し、外部からカート2へのデータ書込指示の受け付けや、このような書込指示に応じたカート2内の使用デッキや使用ディスクの選択・指示等も行う。
ここで、カート制御装置3は、カート2における各光ディスクの残容量や、ディスク格納部内での格納位置の情報を管理しており、これによって書込指示データの容量に応じてその書込が可能な光ディスクを選択したり、また、選択した光ディスクの格納位置及び使用するデッキ部をカート2に指示するようにされている。
カート2は、このようにしてカート制御装置3により指示した格納位置に格納される光ディスクを指示されたデッキ部に搬送・装填し、当該デッキ部にて書込指示データの書込を行うことになる。
このようなアーカイブシステムにおいては、サーバ装置6に格納されるAVコンテンツを、カート2に格納される光ディスクに対して書き込むようにされる。そして、このようにしてサーバ装置6内のコンテンツのカート2内の光ディスクへの書込を行うにあっては、パーソナルコンピュータ4がそのユーザインタフェース部として機能するようにされている。
パーソナルコンピュータ4は、サーバ装置6内のAVコンテンツの格納状況と、カート2内に格納される各光ディスク内のAVコンテンツの格納状況とを把握しており、表示画面上にサーバ装置6側に格納されるAVコンテンツのリストと、カート2内の光ディスクにより格納されるAVコンテンツのリストとを提示したGUI(Graphical User Interface)を表示することができる(例えば図7(a)参照)。
オペレータ等のユーザは、このようにして表示されたGUI上において、サーバ装置6側のリスト内のAVコンテンツを選択し、これを例えばカート2側のリストにドラッグ&ドロップする操作を行うことで、選択したAVコンテンツのカート2側への書込を指示することができる。
この指示に応じパーソナルコンピュータ4は、サーバ装置6に対し、上記選択されたAVコンテンツのカート制御装置3への転送を指示する。また、これと共にカート制御装置3に対しては、このように転送されるAVコンテンツのカート2内の光ディスクへの書込を指示する。
カート制御装置3は、書込指示されたAVコンテンツについて、先ずはその容量をチェックして、カート2内に格納される空き容量のある光ディスクのうち当該AVコンテンツを書込可能な光ディスクを選択する。そして、このように選択した光ディスクのディスク格納部における格納位置と、使用するデッキ部とをカート2に指示することで、カート2内の指示したデッキ部に、指示した光ディスクを搬送・装填させる。
その上で、書込指示されたAVコンテンツが指示したデッキ部によって書き込まれるようにカート2に対する指示を行う。
なお、関連する従来技術については下記特許文献を挙げることができる。
特開2001−101833号公報 特開2000−173154号公報 特開平11−134766号公報
ところで、このようなアーカイブシステムにおいては、AVコンテンツをその内容に応じてカテゴリ分けしてそれぞれの光ディスクに書き込むということが考えられる。例えば、スポーツ番組によるAVコンテンツについてはスポーツ番組としてのカテゴリに指定した光ディスクに書込を行うといったものである。
このとき、1枚の光ディスクに異なるカテゴリのコンテンツが格納される状態は好ましくないので、例えば或るカテゴリAのコンテンツを記録した光ディスクには、以降、カテゴリAのコンテンツのみを書き込むべきものとなる。
ここで、このように同カテゴリの光ディスクに同カテゴリのコンテンツを書き込むには、コンテンツの書込指示が行われたことに応じ、先ずは指示されたコンテンツと同カテゴリのディスクがカート内にあるか否かを判別することになる。
そして、同カテゴリの光ディスクがあった場合は、それらのうち、書込指示されたコンテンツを残容量的に書き込むことができる光ディスクがあるか否かを判別し、あった場合にはその光ディスクに対して書込指示されたコンテンツを書き込む、といった流れが考えられる。
また、この際、各光ディスクのカテゴリ分け(カテゴライズ)は、書込指示されたコンテンツのカテゴリが判明した後に行うことが好ましい。つまり、コンテンツの書込指示前に予め各光ディスクのカテゴリを決めておいてしまうと、例えばカテゴリAによるコンテンツの書込指示が多く、別のカテゴリBによる光ディスクは余っているが、当該カテゴリAによる光ディスクが全て使用されてしまうなどカート2内の光ディスクの使用ムラができ、この結果カート2への光ディスクの入れ替えを頻繁に行わなくてはならない等の不都合が生じる可能性がある。
このため光ディスクのカテゴライズは、書込指示が為された後に、その書込指示コンテンツのカテゴリが判明してから行うものとして、カート2内の光ディスクを満遍なく使用できるようにすることが好ましいものとなる。
上記のようなカテゴリごとのデータファイルの書込を想定した場合において、先に説明した従来のアーカイブシステムでは、カート制御装置3はこのようなカテゴリごとの書込機能は有していない。この場合、書き込むべきデータファイルのカテゴリを指定するのはパーソナルコンピュータ4側であり、従ってアーカイブシステムとしてこのようなカテゴリごとのデータファイルの書込機能を実現するにあたっては、パーソナルコンピュータ4側が上述したようなカテゴリ分けされた光ディスクごとの残容量管理や残容量に応じた光ディスクの選択等を行うことが考えられる。
しかしながら、これによると、コンテンツのカート2への書込時におけるパーソナルコンピュータ4側の処理負担が従来よりも増大してしまうことになる。先の説明からも理解されるようにパーソナルコンピュータ4は、コンテンツのカート2への書込時にはサーバ装置6に対する指示のための処理等も行うようにされているので、これを考慮すると、その処理負担はできる限り軽減されることが好ましい。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、記録システムとして以下のように構成することとした。
つまり、本発明の記録システムは、複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部と上記第1の記録媒体について記録を行う記録手段とを有する記録装置と、情報処理装置とを少なくとも含んで構成される記録システムであって、少なくとも上記情報処理装置の外部に設けられる記録制御手段として、
上記媒体格納部に格納された第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録されるべきデータファイルがエントリされる第2の記録媒体とを1つのボリュームとしたルート下において、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体を表すディレクトリと、上記第2の記録媒体を表すエントリフォルダとしてのディレクトリとを有するディレクトリ構造によって上記各第1の記録媒体と上記第2の記録媒体とについてのデータファイル管理を行うようにされると共に、
上記エントリフォルダ内に所要のデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報に基づき上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択する処理と、
選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う処理と、を実行する記録制御手段を備える。
また、上記情報処理装置に設けられ、データファイルとそのカテゴリ情報とが指定されたことに応じ、指定されたデータファイルと、指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが上記エントリフォルダ内に書き込まれるように制御する処理を実行する情報処理制御手段を備えるものである。
上記本発明によれば、媒体格納部に格納される第1の記録媒体に対し所要のカテゴリごとに分けてデータファイルを書き込むとして、データファイルとそのカテゴリ情報とが指定されたことに応じては、情報処理装置が、その指定されたデータファイルと指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが外部の記録制御手段により管理されるエントリフォルダとしての所定のディレクトリに書き込まれるように制御を行う。そして、これに応じ上記記録制御手段は、上記インフォメーションファイルにより通知されるカテゴリ情報に基づき、上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択し、この選択した第1の記録媒体に対して上記指定されたデータファイルが書き込まれるように制御を行う。
これによれば、媒体格納部に格納される第1の記録媒体に対し所要のカテゴリごとに分けてデータファイルを書き込むにあたり、情報処理装置側としては、上記エントリフォルダとしての所定のディレクトリに指定されたデータファイルとカテゴリ情報(インフォメーションファイル)を書き込むのみでよいものとなる。
このようにして本発明によれば、複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部に格納される第1の記録媒体に対し所要のカテゴリごとに分けてデータファイルを書き込むにあたり、情報処理装置側は、上記エントリフォルダとしての所定のディレクトリに指定されたデータファイルとカテゴリ情報(インフォメーションファイル)を書き込むだけでよいものとすることができる。
これによれば、例えば情報処理装置側で指定カテゴリ情報に応じてデータファイルを書き込むべき第1の記録媒体の選択を行う場合と比較して、情報処理装置側の処理負担を軽減することができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
[システム概要]

図1は、本発明の記録システムの一実施形態としての、アーカイブシステム1の概要を示している。
この図1において、アーカイブシステム1は、特にテレビジョン放送の放送番組等のAV(Audio Visual)コンテンツを所定の記録媒体に蓄積し、それらを資料として保存する(以下、このような行為をアーカイブとも言う)ために構築された業務用のシステムである。
図示するようにしてこのアーカイブシステム1は、カート2、カート制御装置3、パーソナルコンピュータ4、及びサーバ装置6を少なくとも含んで構成される。この場合、カート2が本発明でいう記録装置に相当し、パーソナルコンピュータ4が本発明でいう情報処理装置に相当し、また、本発明でいう記録制御手段は、この場合はカート制御装置3内の後述するCPU31により実現されるものとなる。すなわち、記録制御手段が記録装置の外部にある場合を例示している。
このアーカイブシステム1においては、上記カート制御装置3とパーソナルコンピュータ4とサーバ装置6とが、例えばイーサネットなどとされるネットワーク5を介してデータ通信可能に接続されている。また、カート2は、カート制御装置3とデータ通信可能に接続されている。
カート2は、内部に複数の光ディスク記録媒体(後述するディスクD)を格納するディスク格納部(ディスク格納部25)と、ディスク格納部に格納された光ディスク記録媒体についての記録再生を行う記録再生デッキ(後述するデッキ部26-1〜26-3)を備え、指示された光ディスク記録媒体についてデータの記録再生を行う。
また、カート制御装置3は、上記ネットワーク5を介して接続される外部機器(この場合は特にパーソナルコンピュータ4)がカート2にアクセスする際のデータインタフェース部、及びカート2の制御部として機能し、外部からカート2へのデータ書込指示の受け付けや、書込指示に応じたカート2内の使用デッキや使用ディスクの選択・指示等を行うようにされている。
また、サーバ装置6は、カート2内の光ディスクDに記録されるべきAVコンテンツ(図中AVファイルF-av)が格納される記憶装置として機能する。このサーバ装置6としては、例えばオンエアサーバと呼ばれる放送番組としてのAVコンテンツが格納されるサーバ装置か、或いは編集済み素材としてのAVコンテンツが格納されたノンリニア編集器であると考えればよい。
そして、このアーカイブシステム1においては、パーソナルコンピュータ4が、サーバ装置6に格納されるAVコンテンツをカート2に格納される光ディスクに対して書き込む際のユーザインタフェース部として機能する。このようなユーザインタフェース機能を実現するために、パーソナルコンピュータ4には後述するアーカイブ用アプリケーション50aがインストールされている。後述もするようにこのアーカイブ用アプリケーション50aによっては、サーバ装置6に格納されるAVファイルF-avと、カート2内のディスク格納部25内に格納される各光ディスクDに記録されたAVファイルF-avとについてのリストが生成され、ユーザはこのリストに基づきサーバ装置6側とカート2側とに格納されるAVファイルF-avを把握することができる。
ユーザは、このようなアーカイブ用アプリケーション50aを起動させた状態で、その画面指示に従った操作入力を行うことで、サーバ装置6側に格納されるAVファイルF-avをカート2内の所要の光ディスクDに書き込ませることができる。
[記録装置の構成]

図2は、図1に示されるカート2の内部構成を示すブロック図である。
先ず、カート2内には、複数の光ディスクDを格納可能なディスク格納部25が設けられる。このディスク格納部25は、図示するようにして格納スロットBin-1〜Bin-nまでの複数の格納スロットBinが形成されており、各格納スロットBin内に光ディスクDを格納可能とされる。
また、カート2には記録再生部26が設けられる。この記録再生部26には、光ディスクDについての実際の記録再生を行う部位として、図示するようにして複数のデッキ部26-1、26-2、26-3が設けられている。
記録再生部26は、後述するコントローラ22からの記録データの供給、及びデッキ部26-1〜26-3により再生された再生データのコントローラ22への供給が可能とされる。
ディスク搬送部24は、ディスク格納部25内の格納スロットBinに格納された光ディスクDを上記記録再生部26内のデッキ部26-1〜26-3に搬送・装填し、またデッキ部26-1〜26-3から排出された光ディスクDを格納スロットBin内に戻すための部位である。図示は省略しているが、このディスク搬送部24には、ディスク格納部25内の各格納スロットBinとデッキ部26-1〜26-3との間で光ディスクDを搬送するためのメカ部と、これを駆動する駆動モータ等から成る。
そして、このようなディスク搬送部24による搬送動作を制御するための搬送制御部23が設けられる。この搬送制御部23は、コントローラ22からの指示に基づきディスク搬送部24の搬送動作を制御することで、指示された格納スロットBinとデッキ部との間の光ディスクDの搬送動作をディスク搬送部24に実行させる。
外部データインタフェース21は、インタフェース端子Tioを介して接続された外部機器(この場合はカート制御装置3)と間でデータ通信を行うために設けられる。この外部データインタフェース21は、コントローラ22から送信データが供給された場合、これをインタフェース端子Tioを介してカート制御装置3に対して送信する。またインタフェース端子Tioを介してカート制御装置3から送信されてきたデータを受信し、これをコントローラ22に受け渡す。
コントローラ22は、当該カート2の全体制御を行う。このコントローラ22は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えたマイクロコンピュータで構成され、例えば上記ROMに格納されたプログラムに従った動作を実行することで各部の制御を行うようにされる。
例えば、カート制御装置3からのデータファイルの書込コマンドが上記外部データインタフェース21を介して受信された場合には、データファイル書込のための制御処理を実行する。具体的に、このようなカート制御装置3からのデータファイルの書込コマンドによっては、書込対象の光ディスクDが格納される格納スロットBinの番号情報と使用するデッキ部の番号情報とが指示される。コントローラ22は、指示された格納スロットBinの番号情報とデッキ部の番号情報とを搬送制御部23に指示する。これに応じ搬送制御部23は、これらの番号情報により指示される格納スロットBinからデッキ部に光ディスクDが搬送・装填されるようにディスク搬送部23の動作を制御する。
また、コントローラ22は、カート制御装置3から書込を行うべきデータファイルが転送されてきたことに応じては、これを上記指示された番号情報により特定されるデッキ部に供給し、当該デッキ部にデータファイルの書込動作を実行させる。
[記録制御装置の構成]

図3は、図1に示したカート制御装置3の内部構成を示すブロック図である。
図3において、先ずCPU31は、起動されたプログラムに基づいてカート制御装置3の全体制御、演算処理を行う。例えばHDD(Hard Disc Drive)35へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新や、後述する外部データインタフェース34を介して接続されたカート2に対する記録制御のための処理等を行う。
CPU31は図示するバス36を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行うようにされる。
メモリ部32は、CPU31が処理に用いるROM、RAM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。メモリ部32におけるROMにはCPU31の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、メモリ部32におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。さらに、メモリ部32におけるRAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
ネットワークインタフェース33は、図示するネットワーク端子Tntを介して図1に示したネットワーク5と接続されており、当該ネットワーク5に接続された外部機器(この場合はパーソナルコンピュータ4、サーバ装置6)との間でデータ通信を行う。
ネットワークインタフェース33は、CPU31の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。エンコードされた上記送信データについては、ネットワーク5を介して所定の外部機器に対して送信する。またネットワーク5を介して外部機器から送信されてきたデータを受信し、これをCPU31に受け渡す。
外部データインタフェース34は、インタフェース端子Tioを介して接続された外部機器(この場合はカート2)と間でデータ通信を行うために設けられる。外部データインタフェース34は、CPU31から送信データが供給された場合、これをインタフェース端子Tioを介してカート2に対して送信する。またインタフェース端子Tioを介してカート2から送信されてきたデータを受信し、これをCPU31に受け渡す。
HDD35においては、上述のようにしてCPU31の制御に基づきデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。例えば、上記ネットワークインタフェース33を介してサーバ装置6側から転送されたAVファイルF-avとしてのデータファイルは、このHDD35に一時格納することができる。
また、このHDD35には、カート2内のディスク格納部25に格納される各光ディスクDについて、その格納場所(格納スロットBinの番号情報)や記録されるデータファイルの管理を行うためのカート管理情報35bが格納される。
ここで、このカート管理情報35bのデータ構造を図6に示す。
図示するようにカート管理情報35bは、ディスクIDごとに、その残容量、最終アクセス日時、保管場所(Bin番号)、格納ファイル名、カテゴリ情報の各情報が対応づけられたものとなる。
上記ディスクIDは、個々の光ディスクDを識別するための識別情報であり、各光ディスクDに固有のID情報である。
また、残容量、最終アクセス日時、保管場所、格納ファイル名の情報は、光ディスクDごとに、その記録容量の残量、最後にアクセス(記録・再生)された日時、格納される格納スロットBinの番号情報、指定したカテゴリの情報、記録されるファイルのファイル名の情報を表す。
ここで、本実施の形態の場合、個々の光ディスクDには、上記ディスクIDの情報が例えばバーコードラベルにより記録される。
先の図2に示したカート2では、格納スロットBinに光ディスクDが新規に格納されると、その光ディスクDに付されたバーコードラベルに記録されたディスクIDが読み取られ、このディスクIDがコントローラ22に転送される。コントローラ22は、転送されたディスクIDとこのディスクIDの記録された光ディスクDが格納された格納スロットBinの番号情報(Bin番号)とを、カート制御装置3のCPU31に転送する。
CPU31は、このように転送されたディスクIDとBin番号とを対応づけてカート管理情報35bに追加する。このような動作が行われることで、カート制御装置3におけるCPU31は、カート2内に格納される光ディスクDとその格納場所との対応関係を把握することができる。
また、CPU31は、カート2内の光ディスクDへのデータファイルの書込制御を行うごとに、書き込まれたデータファイルのファイルサイズの情報に基づいてその光ディスクDのディスクIDに対応づけられる上記残容量の情報を更新すると共に、書き込んだデータファイルのファイル名の情報を上記格納ファイル名の情報として新たに追加する。また、光ディスクDへのアクセス処理ごとにその光ディスクDのディスクIDに対応づけられる最終アクセス日時の情報を更新するようにされる。
また、上記カテゴリ情報については、CPU31がカート2内の光ディスクDに初回にAVファイルF-avの書込を行う際に、パーソナルコンピュータ4側から通知されたカテゴリ情報をその光ディスクDのディスクIDと対応づけて格納した情報となるが、これについては後述する。
このようにして生成・更新されるカート管理情報35bにより、カート制御装置3ではカート2内に格納される各光ディスクDの残容量、最終アクセス日時、保管場所、カテゴリ情報、格納ファイル名の各情報を管理することができる。
図3に戻り、HDD35には、さらにアーカイブ用プログラム35aが格納される。このアーカイブ用プログラム35aは、後述する実施の形態としての動作を実現するための処理動作(図11,図12)をCPU31に実行させるためのプログラムである。
なお、このアーカイブ用プログラム35aはメモリ部32内に格納することもできる。
ここで、この図3に示すカート制御装置3において、CPU31は、カート2のディスク格納部25内に格納された各光ディスクDと、カート制御装置3内のHDD35とを1つのボリュームとしたルート下において、各光ディスクDを表すディレクトリと、HDD35を表すディレクトリとが形成されたディレクトリ構造により、各光ディスクDに記録されたデータファイルとHDD35に記録されたデータファイルとを管理するようにされている。
このようなディレクトリ構造を図示すれば、図9(a)に示すようになる。つまりこの図9(a)において、図示するEntry(エントリ)フォルダにより示されるディレクトリがHDD35を表すディレクトリとなり、DSICSフォルダにより示されるディレクトリの一階層下のディレクトリ(例えば図中00000010)が、各光ディスクDを表すディレクトリとなるものである。
このようにしてカート制御装置3においてHDD35とカート2内の各光ディスクDとを1つのボリュームとしたディレクトリ構造によりデータファイル管理を行うようにされていることで、カート制御装置3とネットワーク5を介して接続されたパーソナルコンピュータ4としても、このようなHDD35とカート2内の各光ディスクDとを1つのボリュームとしたルート下のディレクトリ構造を認識することができる。
なお、ディレクトリ構造によるデータファイル管理は、一般的なパーソナルコンピュータにおいても行われているものであり、ここでの詳細な説明は省略する。
[情報処理装置の構成]

図4は、図1に示したパーソナルコンピュータ4の内部構成を示すブロック図である。
図4において、CPU41は、起動されたプログラムに基づいてパーソナルコンピュータ4の全体制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、HDD50へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。
CPU41は、図示するバス51を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行うようにされる。
メモリ部42は、CPU41が処理に用いるROM、RAM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部42におけるROMには、CPU41の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、メモリ部42におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。
さらに、メモリ部42におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
ネットワークインタフェース43は、図示するネットワーク端子Tntを介して図1に示したネットワーク5と接続されており、当該ネットワーク5に接続された外部機器(この場合はカート制御装置3、サーバ装置6)との間でデータ通信を行う。
ネットワークインタフェース43は、CPU41の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。エンコードされた上記送信データについては、ネットワーク5を介して所定の外部機器に対して送信する。またネットワーク5を介して外部機器から送信されてきたデータを受信し、これをCPU41に受け渡す。
HDD50においては、上述のようにしてCPU41の制御に基づきデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。例えば、後述するメディアドライブ49により所要のメディアから取り込んだデータファイルをこのHDD50に格納するといったことができる。
また、HDD50に対しては、パーソナルコンピュータ4が各種の機能を実現するためのプログラムを格納することができる。特に、本実施の形態の場合、当該パーソナルコンピュータ4をアーカイブシステム1におけるユーザインタフェース部として機能させるためのアーカイブ用アプリケーション50aが格納される。このアーカイブ用アプリケーション50aには、後述する実施の形態としての動作を実現するための処理動作(図10)をCPU41に実行させるためのプログラムも含まれる。
さらに、HDD50に対しては、図示するサーバ側リスト情報50b、カート側リスト情報50cが格納される。
サーバ側リスト情報50bは、サーバ装置6側に格納されるAVファイルF-avの少なくともファイル名の情報をリスト化したリスト情報であり、その情報生成・更新動作はアーカイブ用アプリケーション50a(CPU41)によって行われるようになっている。具体的に、アーカイブ用アプリケーション50aは、例えばその起動に応じサーバ装置6側から後述するHDD65内に格納されるAVファイルF-avの少なくともファイル名の情報を取得し、これに基づいてサーバ側リスト情報50bの生成又は情報更新を行うようにされる。
また、カート側リスト情報50cとしても、アーカイブ用アプリケーション50aによってその情報生成・更新動作が行われるものである。このカート側リスト情報50cの情報生成・更新動作については後述する。
入力部45は、パーソナルコンピュータ4に備えられる図示しないキーボードやマウス、或いはリモートコマンダー、その他の入力デバイスであって、ユーザが各種操作入力やデータ入力を行う。入力部45で入力された情報は入力処理部44で所定の処理が施され、CPU41に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU41は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
メディアドライブ49は、例えばCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc:光磁気ディスク)、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)、DVD、DVD−R、DVD−RW、Blu-ray Disc(登録商標)などの光ディスク記録媒体、またはメモリーカード(リムーバブルメディアとしての半導体メモリ装置)等の記録媒体(メディア)に対応するドライブ機能部であり、これらメディアについての記録再生動作を行うことが可能に構成される。例えばメディアとして光ディスク記録媒体に対応する場合、このメディアドライブ49には、例えば光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等が備えられるものとなる。
ドライブ制御部48は、メディアドライブ49に装填されたメディアについての記録再生動作、アクセス動作等を制御する。例えばユーザが入力部45を介して装填されたメディアに対する再生操作を行った場合、CPU41はドライブ制御部48にメディアの再生を指示する。するとドライブ制御部48は、メディアドライブ49に対してアクセス動作や再生動作を実行させるための制御を行う。メディアドライブ49は、読み出した再生データをドライブ制御部48に転送し、バス51に送出する。
ディスプレイ47は、例えば液晶ディスプレイなどの表示デバイスとされ、ユーザに対して各種情報表示を行う。
例えば、CPU41が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部46に供給すると、表示処理部46は供給された表示データに基づいてディスプレイ47を駆動して表示動作を実行させる。
また、上記したメディアドライブ49に装填されたメディアから、或いはHDD50からビデオデータが再生された場合には、表示処理部46がこの再生データに基づいてディスプレイ47を駆動制御することにより映像表示を行わせる。
[サーバ装置の構成]

図5は、図1に示したサーバ装置6の内部構成を示すブロック図である。
先ずCPU61は、起動されたプログラムに基づいてサーバ装置6の全体制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、HDD65へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。
CPU61は図示するバス64を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行うようにされる。
メモリ部62は、CPU61が処理に用いるROM、RAM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。メモリ部62におけるROMにはCPU61の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、メモリ部62におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。
さらに、メモリ部62におけるRAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
ネットワークインタフェース63は、図示するネットワーク端子Tntを介して図1に示したネットワーク5と接続されており、当該ネットワーク5に接続された外部機器(特にこの場合はカート制御装置3、パーソナルコンピュータ4)との間でデータ通信を行う。
ネットワークインタフェース63は、CPU61の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。エンコードされた上記送信データについては、ネットワーク5を介して所定の外部機器に対して送信する。またネットワーク5を介して外部機器から送信されてきたデータを受信し、これをCPU61に受け渡すようにされる。
HDD65においては、上述のようにしてCPU61の制御に基づきデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。例えば、上記ネットワークインタフェース63を介して外部機器から転送されたAVファイルF-avとしてのデータファイルは、このHDD65に格納することができる。ここでは、このようにしてHDD65に格納されるAVファイルF-avを、コンテンツデータ65aとして示している。
ここで、先にも述べたように本実施の形態のアーカイブシステム1は、放送業者等による使用が想定される業務用のシステムとされる。これに対応して、この場合のAVファイルF-avはいわゆるMXF(Material eXchange Format)ファイルであるとする。
[実施の形態としての動作]

上記により説明した構成によるアーカイブシステム1では、従来システムと同様にサーバ装置6に格納されるAVファイルF-avから指定されたファイルを、カート2内に格納される所要の光ディスクDに書き込むといった動作を行う。そして、このようなカート2内の光ディスクDへのファイル書込について、本実施の形態のアーカイブシステム1では、従来システムからの追加機能として、AVファイルF-avを所要のカテゴリごとに分けて書き込むといった機能が追加されたものとなっている。
以下、このような実施の形態としてのアーカイブシステム1により実現される動作について説明する。
先ず、次の図7を参照して、光ディスクDへのAVファイルF-avの書込指定、及びAVファイルF-avのカテゴリ指定を行うためのユーザ操作手順について説明する。
先にも述べたように、アーカイブシステム1においてこのような光ディスクDへのAVファイルF-avの書込指示を行うためのユーザインタフェースは、パーソナルコンピュータ4により実現される。具体的に、ユーザは、パーソナルコンピュータ4のアーカイブ用アプリケーション50aによって実現されるGUI(Graphical User Interface)を利用して光ディスクDに書き込むべきAVファイルF-avの指定、及びそのAVファイルF-avのカテゴリ指定を行うようにされている。
図7では、このようなAVファイルF-avの指定、及びそのAVファイルF-avのカテゴリ指定のために図4に示したディスプレイ47上に表示されるGUI画面の画面遷移例を示している。
先ず、AVファイルF-avの書込を実行させるとしたとき、ユーザは、パーソナルコンピュータ4に対する所定操作を行ってアーカイブ用アプリケーション50aを起動させる。そして、起動に応じて表示される画面内容に従った操作を行うことで、図7(a)に示すようなアーカイブファイル指定画面を表示させる。
図7(a)において、このアーカイブファイル指定画面では、サーバ装置6側に格納されるAVファイルF-avのファイル名をリスト化したサーバ側リストL-sと、カート2内に格納される光ディスクDに記録される各AVファイルF-avのファイル名、カテゴリ名、及びそのAVファイルF-avが記録される光ディスクDのディスクIDの情報をリスト化したカート側リストL-cとが表示される。さらには、これらのリストからファイル選択を行うためのカーソルCRも表示される。
上記サーバ側リストL-sは、先の図4に示したサーバ側リスト情報50bの情報内容に基づき表示されるリストであり、カート側リストL-cはカート側リスト情報50cの情報内容に基づき表示されるリストである。
このアーカイブファイル指定画面において、ユーザは、図4にて説明した入力部45におけるマウスを操作することで、カーソルCRを移動させてサーバ側リストL-sにリストアップされるファイル名の情報を選択することができる。つまり、そのファイル名の情報の付されるAVファイルF-avを選択することができる。
そして、このようにサーバ側リストL-sから所要のAVファイルF-avを選択し、次の図7(b)に示されるようにこれをカート側リストL-c内にドラッグ&ドロップする操作を行うことで、選択したAVファイルF-avのカート2内の光ディスクDへの書込を指示することができる。
具体的には、AVファイルF-avを選択した状態でマウスの例えば左クリックボタンを押圧したままマウスを動かす操作を行い、カーソルCRをカート側リストL-c内移動させた上で、上記左クリックボタンを離す操作を行うものである。
ここでは、図示するようにしてサーバ装置6側に格納されるファイル名「A001」のファイルについての光ディスクDへの書込指示が行われたとする。
このようにサーバ側リストL-s内から選択したAVファイルF-avをカート側リストL-c側にドラッグ&ドロップする操作が行われて、サーバ装置6側からカート2内の光ディスクDへのファイル書込指示が行われたことに応じ、パーソナルコンピュータ4は、次の図7(c)に示されるような質問ボックスBx1を表示する。
この質問ボックスBx1には、図示するようにして「カテゴライズしますか?」など、書込指示したファイルのカテゴリを指定するか否かを問うための質問メッセージと共に、「はい」ボタンBy、「いいえ」ボタンBnとしての、質問に答えるためのボタンBが表示される。
この場合もユーザは、マウスを操作してカーソルCRを移動させることで、これら「はい」ボタンBy、「いいえ」ボタンBnの何れかのボタンBを選択することができる。そして、何れかのボタンBを選択した状態で例えば左クリックボタンを押圧することで、その選択したボタンBの内容を決定することができる。
「はい」ボタンByが選択・決定されてカテゴライズするとの決定が行われた場合は、次の図7(d)に示されるカテゴリ選択ボックスBx2を表示する。このカテゴリ選択ボックスBx2には、各カテゴリ名とそのカテゴリを選択するためのチェックボックスCBとが表示されると共に、選択したカテゴリを指定するための「OK」ボタンBoが表示される。
このカテゴリ選択ボックスBx2において、ユーザはマウス操作によりカーソルCRを指定すべきカテゴリ名が記されたチェックボックスCBに移動させ、ここで左クリックボタンを押圧操作することで、そのチェックボックスCB内にチェックマーク(図中黒丸)を表示させることができ、これによってそのカテゴリ名を選択することができる。そして、このように所要のカテゴリ名を選択した状態で、マウス操作によりカーソルCRを「OK」ボタンBo上に合わせ、ここで左クリックボタンを押圧することで、選択したカテゴリ名を指定することができる。
ここでは、図示するようにして「Baseball」のカテゴリ名が選択・指定されたものとする。
このようにして書込指定ファイルについてのカテゴリ指定が行われたことに応じては、指定されたカテゴリに応じた光ディスクDに、指定されたAVファイルF-avを書き込むための動作が行われる。
図8は、このような指定ファイルの書込時に対応してアーカイブシステム1にて行われる動作を、カート制御装置3内のHDD35、及びカート2内の光ディスクDに格納されるデータファイルの遷移により説明するための図である。
この図8において、先ず、上記のようしてカテゴリの指定が行われたことに応じては、パーソナルコンピュータ4(CPU41)が、エントリフォルダ内に書込指定されたAVファイルF-avと、指定されたカテゴリとそのファイル名とを通知するためのインフォメーションファイル(以下INFファイルとも言う)を書き込むための動作を行う。
すなわち、パーソナルコンピュータ4は、サーバ装置6に対する指示を行って書込指定されたAVファイルF-avをカート制御装置3に転送させる。そして、これと共にパーソナルコンピュータ4は、このようにサーバ装置6側から転送されるAVファイルF-avをHDD35内に書き込むようにカート制御装置3に対する指示を行う。また、このような書込指定ファイルのエントリフォルダ内への書込のための動作と共に、パーソナルコンピュータ4は、先のカテゴリ選択ボックスBx2にて選択・指定されたカテゴリ名を示すカテゴリ情報を通知するためのINFファイルを生成し、これをカート制御装置3に転送してHDD35内に書き込むように指示を行う。
このような動作が行われることにより、図8(a)中の破線内に示すようにして、エントリフォルダ内には、この場合において書込指定されたファイル名「A001」によるAVファイルF-av(図中「A001.MXF」)と、当該書込指定されたAVファイルF-avについて指定されたカテゴリ情報を通知するためのINFファイル(図中「A001.INF」)とが生成された状態となる。
ここで、実施の形態の場合、INFファイルとしては、図示した「A001.INF」のように、書込指定されたAVファイルF-avのファイル名が含まれるようにしてそのファイル名を付与するようにされている。つまり、これによってINFファイルとしては、そのファイル名の情報によって、自らに含まれるカテゴリ情報がどのAVファイルF-avについて指定されたものであるかカート制御装置3側に示すことができるようにされている。
一方、カート制御装置3(CPU31)は、外部機器からのエントリフォルダ内へのデータファイルの書込が行われるのを待機している。そして、エントリフォルダ内にAVファイルF-avとINFファイルとが書き込まれると、先ずはINFファイルから書込指定されたAVファイルF-avについて指定されたカテゴリ情報を取得する。つまり、この場合は「Baseball」によるカテゴリ情報が取得される。
その上で、カート制御装置3は、取得したカテゴリ情報と、先の図3(図6)に示したカート管理情報35bとに基づき、カート2内にカテゴリの一致する光ディスクDがあるか否かを判別する。
ここで、仮にカテゴリ情報が一致する光ディスクDがなかった場合には、任意のブランクディスク(未記録とされる光ディスクD:初期化のみが行われたディスクDも含む)を選択し、その光ディスクDを、INFファイルにより通知されたカテゴリに属するディスクであるとしてカテゴライズする。具体的に、このカテゴライズとしては、図8(b)の破線内に示されるように、先ずは選択した光ディスクDに対し、INFファイルにより通知されたカテゴリ情報を示すカテゴリファイルを書き込む。
つまり、カート制御装置3は、先ずはカート管理情報35bの例えば残容量の情報に基づき、任意のブランクディスクとしての光ディスクD(ディスクID)を選択する。そして、このように選択した光ディスクDに対しINFファイルにより通知されたカテゴリ情報を示すカテゴリファイルが書き込まれるように、先ずはカート管理情報35bから選択した光ディスクD(ディスクID)と対応づけられた格納場所情報(格納スロットBinの番号情報)を取得すると共に、この取得したBin番号情報と、所要のデッキ部の番号情報とをカート2側に指示することで、指示した光ディスクDが指示したデッキ部(26-1〜26-3の何れか)に装填されるように制御する。その上で、カート2側に上記カテゴリファイルを転送して、これを上記指示したデッキ部に装填された光ディスクDに書き込むように指示を行う。
この場合、仮に任意に選択されたブランクディスクがディスクID=「00000010」による光ディスクDであったとすると、上記カテゴリファイルとしては、例えば「00000010.CAT」のファイル名によるものを生成するようにされる。そして、カテゴリファイルとしては、図8(b)に示されるようにして、例えば選択した光ディスクDのディレクトリに(この場合は「00000010」フォルダによるディレクトリに)書き込まれるようにしている。
また、上記カテゴライズとしては、このようにして選択した光ディスクD自体について行うと共に、カート管理情報35b上でも行うようにされる。すなわち、カート管理情報35bにおける選択したディスクIDと対応づけられるカテゴリ情報として、INFファイルにより通知されたカテゴリ情報が書き込まれるように情報更新を行う。
このようにカート管理情報35b側においてもカテゴリ情報が対応づけられるようにしておくことで、上述のようにしてカテゴリ情報の一致する光ディスクDがあるか否かについて判別を行う際に、カート2によって各光ディスクD内のカテゴリファイルの読み出しを実行させる必要がないものとできる。
そして、このようなカテゴライズを行うと、カート制御装置3は、カテゴライズを行った光ディスクDに対して、エントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avが書き込まれるようにカート2を制御する。
ここで、カテゴライズが行われた場合は、上記のようにして既に選択された光ディスクDが指示したデッキ部に装填された状態にあるので、カート制御装置3は、カート2側にエントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avを転送して、これを上記装填された光ディスクDに書き込むように指示を行う。
図8(b)では、エントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avが、選択した光ディスクD(この場合はディスクID=「00000010」)のディレクトリ下の「Clip」フォルダのディレクトリ下に書き込まれるものとしているが、この他にも、例えば選択した光ディスクDのフォルダ下に直接書き込むなどといったことも可能であり、書込先は選択した光ディスクDのディレクトリ下であれば特に限定はしない。
一方で、例えばカート2内にINFファイルにより通知されたカテゴリと一致するカテゴリの光ディスクDが既にあるとされた場合は、その光ディスクDに対し、エントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avが書き込まれるようにカート2を制御する処理のみを行う。
具体的には、カート管理情報35bからカテゴリ情報が一致するとして選択したディスクIDと対応づけられた格納場所情報(格納スロットBinの番号情報)と、所要のデッキ部の番号情報とをカート2側に指示することで、上記選択したディスクIDを有する光ディスクDが、指示したデッキ部に装填されるように制御する。その上で、カート2側にエントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avを転送して、これを上記指示したデッキ部に装填された光ディスクDに書き込むように指示を行う。
このようにして、エントリフォルダ内に書き込まれたINFファイルにより通知されるカテゴリ情報に基づき選択した光ディスクDに対し、同じくエントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avが書き込まれるものとなる。
そして、カート制御装置3は、選択した光ディスクDに対するAVファイルF-avの書込が終了したことに応じ、図8(c)に示すようにしてエントリフォルダ内から書き込んだAVファイルF-avとINFファイルとを削除し、新たにその書き込んだAVファイルF-avについてのステータスファイル(以下STSファイルとも言う)を書き込むようにされる。
このSTSファイルは、AVファイルF-avが書き込まれた光ディスクDのディスクIDを通知するためのファイルとされる。
つまりカート制御装置3は、選択した光ディスクDへの、エントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avについての書込が終了したことに応じ、書込が行われた光ディスクD(つまり自らが選択した光ディスクD)のディスクIDの情報を含むSTSファイルを生成する。そして、このようにして生成したSTSファイルを、エントリフォルダ内(つまりHDD35内)に書き込むようにされる。
なお、この場合のSTSファイルとしては、図示するようにしてそのファイル名により、書き込んだAVファイルF-avのファイル名の情報を示すものとなっている。つまり、この場合は書き込んだAVファイルF-avのファイル名が「A001」であることに応じ、例えば「A001.STS」によるファイル名が付されたものとなっている。
このようにしてSTSファイルのファイル名を付与するものとしておくことで、STSファイルとしては、自らが通知するディスクIDがどのAVファイルF-avについての書込が行われた光ディスクDのID情報であるかを示すことができる。
パーソナルコンピュータ4側では、先に説明したようにしてエントリフォルダ内へのAVファイルF-avとINFファイルとの書込制御を行った以降は、このようにしてカート制御装置3によりエントリフォルダ内にSTSファイルが書き込まれる(生成される)のを待機するようにされる。
そして、エントリフォルダ内にSTSファイルが生成された場合は、このSTSファイルからディスクIDの情報を取得し、このディスクIDと、先の図7に示したGUI画面にて指定されたファイル名、カテゴリ情報とを対応づけてカート側リスト情報50cに追加する。
すなわち、これによってカート側リスト情報50cには、今回新たに書込指定されたAVファイルF-avのファイル名と、そのAVファイルF-avについて指定されたカテゴリ情報と、そのAVファイルF-avが書き込まれた光ディスクDのディスクIDの情報とが対応づけられて追加される。
このようにしてその情報内容の更新が行われるカート側リスト情報50cに基づき、パーソナルコンピュータ4では、カート2側に書き込まれた各AVファイルF-avと、そのAVファイルF-avのカテゴリ情報と、そのAVファイルF-avが書き込まれている光ディスクDのディスクIDの情報とを把握することができる。
図9は、先の図7(d)に示したカテゴリ選択ボックスBx2にてカテゴリの選択・指定が行われた以降に、パーソナルコンピュータ4側で表示されるGUI画面の例を示している。
先ず、カテゴリの選択・指定が行われて、先の図8にて説明したようなサーバ装置6側からカート制御装置3へのAVファイルF-avの転送、当該AVファイルF-avの光ディスクDへ書込から、パーソナルコンピュータ4側におけるカート側リスト情報50cの更新動作までが行われている間、ディスプレイ47上には、図9(a)に示すような進捗状況表示ボックスBx3が表示される。すなわち、これによってユーザに書込処理の進捗状況を逐次通知するようにされている。
そして、先に述べたようにしてエントリフォルダ内に生成されたSTSファイルに基づき、カート側リスト情報50cの情報内容の更新を行ったことに応じ、パーソナルコンピュータ4は、次の図9(b)に示すようにして、ディスプレイ47上のカート側リストL-cの表示内容を、カート側リスト情報50cの情報内容に基づいて更新する。
この図9(b)の例では、ディスクID=「00000010」の光ディスクDが既に「Baseball」によるカテゴリにカテゴライズされていて、当該ディスクID=「00000010」の光ディスクDに対し、先の図7(b)にて指定された「A001」のファイル名によるAVファイルF-avが書き込まれた場合のカート側リストL-cの更新例を示している。つまり、この場合としては、図示するようにしてファイル名「A001」、カテゴリ情報=「Baseball」、ディスクID=「00000010」が対応づけられたスロットSが、カート側リストL-cに追加されるものとなる。
ここで、これまでの説明において、先の図7(c)に示した質問ボックスBx1においては、「いいえ」ボタンBnが選択・決定されて書込指定ファイルについてのカテゴライズを行わないとされる場合もある。その場合には、パーソナルコンピュータ4により、「カテゴリ指定なし」とのカテゴリ情報が生成される。すなわち、このような「カテゴリ指定なし」によるカテゴリ情報が生成されることで、仮にカート2内にこのような「カテゴリ指定なし」によるカテゴリでカテゴライズされた光ディスクDがなかった場合には、任意に選択された光ディスクDがこの「カテゴリ指定なし」によるカテゴリにカテゴライズされ、その後に当該カテゴライズされた光ディスクDに対する指定されたAVファイルF-avの書込が行われる。
或いは、既に「カテゴリ指定なし」によるカテゴリでカテゴライズされた光ディスクDがあった場合には、その光ディスクDに対し指定されたAVファイルF-avの書込が行われるものとなる。
また、これまでの説明では、書込指定されたAVファイルF-avの容量(ファイルサイズ)が、カート2内に格納される各光ディスクDの記録容量以下である場合を前提としたが、書込指定されたAVファイルF-avの容量が光ディスクDの記録容量を上回る場合には、その指定されたAVファイルF-avを分割して複数枚の光ディスクDにわたって書き込むものとする。
具体的に、カート制御装置3は、エントリフォルダ内にAVファイルF-avとそのINFファイルとが書き込まれたことに応じ、先ずは書き込まれたAVファイルF-avの容量チェックを行い、その容量が1枚分の光ディスクDに収まる容量であるか否かを判別する。そして、1枚分に収まらないとされた場合には、エントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avを分割する。このとき、ファイルの分割は、光ディスクDの1枚分の容量ごとに分割されるようにして行う。例えば、光ディスクDの1枚分の容量が23GB(ギガバイト)とし、書込が指定されたAVファイルF-avの容量が50GBであったとすると、それぞれのファイルの容量が23GB、23GB、4GBとなるようにしてファイル分割を行うといったものである。
そして、このようなファイル分割を行うと、分割後のファイルにそれぞれファイル名を付与する。この場合のファイル名付与は、分割元のファイル名が識別できるようにして行う。具体的には、元のファイル名が「A001」であったとすれば、「A001-1」「A001-2」・・・「A001-n」のように元のファイル名のハイフン以下に番号を付加する等して行う。
さらに、このようなファイルの分割後には、分割されたファイルの数だけ任意のブランクディスクを選択し、それら選択した光ディスクDのそれぞれを、エントリフォルダ内に書き込まれたINFファイルのカテゴリ情報によりカテゴライズする。
この場合のカテゴライズは、全ての光ディスクDについて同じデッキ部を使用して行うことができる。或いは、複数のデッキ部を用いて複数の光ディスクDについて同時並行的に行うこともできるが、何れにせよ選択した光ディスクDのそれぞれを、エントリフォルダ内に書き込まれたINFファイルのカテゴリ情報によりカテゴライズすることができるものであれば、その手法について特に限定はしない。
その上で、カテゴライズした光ディスクDのそれぞれに対し、分割ファイルが書き込まれるようにカート2を制御する。そして、各光ディスクDへの分割ファイルの書込が終了すると、それぞれの分割ファイルごとに、そのファイル名と、それを書き込んだ光ディスクDのディスクIDとを示すSTSファイルを生成する。この場合もSTSファイルとしては、そのファイル名によって、自らが通知するディスクIDが示す光ディスクDに書き込まれたファイルのファイル名の情報が含まれるようにして生成する。例えば「A001-1」「A001-2」による2つの分割ファイルが生成された場合、STSファイルとしては「A001-1.STS」「A001-2.STS」のファイル名を付与するといったものである。
そして、このように分割ファイルごとのSTSファイルを生成すると、それらSTSファイルと共に、分割書込通知ファイルをエントリフォルダ内に書き込む。この分割書込通知ファイルは、パーソナルコンピュータ4に対してファイルを分割して複数枚の光ディスクDに書き込んだことを通知するファイルである。
一方のパーソナルコンピュータ4側では、エントリフォルダ内にSTSファイルと共にこのような分割書込通知ファイルが書き込まれたことに応じ、STSファイルから分割ファイルごとのファイル名の情報とディスクIDの情報とを取得する。その上で、分割ファイルごとに、取得したファイル名とディスクIDと、さらに指定されたカテゴリ情報とを対応づけて、それらをカート側リスト情報50cにそれぞれ追加する。
これによりパーソナルコンピュータ4側では、分割されたファイルごとに、そのファイルが記録された光ディスクDのディスクIDと、そのカテゴリ情報とを正しく対応づけてカート側リスト情報50cに追加することができる。
なお、上記説明では、分割ファイルごとに光ディスクDを選択した後、それらの光ディスクDの全てをカテゴライズした後に、それぞれの光ディスクDに対する分割ファイルの書込を行うものとしたが、選択した光ディスクDの1枚ごとに、そのカテゴライズと分割ファイルの書込とを順次行うようにすることもできる。
ところで、本実施の形態のアーカイブシステム1において、カート2側へのAVファイルF-avの書込指定及びカテゴリ指定が行われた場合に、カート2側において既に同カテゴリにカテゴライズされた光ディスクDがある場合には、その光ディスクDに対して書込指定されたAVファイルF-avは書き込まれるべきものとなるが、このような場合において、仮にその光ディスクDに充分な残容量がなかった場合には、指示されたAVファイルF-avを書き込むことができないことになる。
そこで、カート制御装置3では、このように既に同カテゴリにカテゴライズされた光ディスクDがあった場合には、その同カテゴリの光ディスクDについて残容量を調べ、指定されたAVファイルF-avの書込が可能な光ディスクDがあるか否かを判別するようにされる。
このような判別の結果、指定されたAVファイルF-avの書込が可能な残容量を有する光ディスクDがないとされた場合、カート制御装置3は、任意のブランクディスクを選択し、その選択した光ディスクDについてINFファイルに基づくカテゴライズ、及びAVファイルF-avの書込制御を行う。
一方、書込指定されたAVファイルF-avの書込が可能な残容量を有する光ディスクDがあるとされた場合、それが1つのみであればその光ディスクDを選択し、複数ある場合はそのうちから任意の光ディスクDを選択する。その上で、選択した光ディスクDについてINFファイルに基づくカテゴライズ、及びAVファイルF-avの書込制御を行う。
このような動作が行われることで、書込指定されたAVファイルF-avについて指定されたカテゴリと同カテゴリによるカテゴライズがされた光ディスクDが既にあり、そのうち書込指定されたAVファイルF-avを書き込むことのできる残容量を有する光ディスクDがある場合には、その光ディスクDに対して書込指定されたAVファイルF-avを書き込むことができる。つまり、同カテゴリのAVファイルF-avについては、同カテゴリにカテゴライズされた光ディスクDに書き込むことができる。
これまでの説明のように本実施の形態のアーカイブシステム1としては、カート制御装置3が、カート2内の各光ディスクDとカート制御装置3内のHDD35とを1つのボリュームとしたルート下において、各光ディスクDを表すディレクトリとHDD35を表すディレクトリとが形成されたディレクトリ構造により、各光ディスクD及びHDD35に記録されるデータファイルを管理するようにされている。
そして、このようなディレクトリ構造におけるHDD35を表すディレクトリを、エントリフォルダとしての、書込指定ファイルのエントリ領域に設定するものとしている。すなわち、このようなエントリ領域に対し、外部機器(パーソナルコンピュータ4)からのAVファイルF-avとそのカテゴリを通知するINFファイルとの書き込みが行われた(つまりエントリされた)ことに応じ、カート制御装置3が、上記INFファイルにより通知されるカテゴリ情報に応じて光ディスクDを選択し、この選択した光ディスクDに対してエントリされたAVファイルF-avが書き込まれるように制御を行っている。
これによれば、カート2内に格納される複数の光ディスクDに対し所要のカテゴリごとに分けてAVファイルF-avを書き込むにあたり、パーソナルコンピュータ4側は、上記エントリフォルダとしての所定のディレクトリに対して指定されたAVファイルF-avとINFファイルを書き込むのみでよいものとなる。すなわち、この結果、例えばパーソナルコンピュータ4側で指定カテゴリ情報に応じてAVファイルF-avを書き込むべき光ディスクDの選択を行う場合と比較すれば、パーソナルコンピュータ4側の処理負担を軽減することができる。
先の説明から理解されるように、カテゴリ情報に応じた光ディスクDの選択処理は、各光ディスクDのカテゴリ判別や残容量の確認処理等を伴うもとなるので、この選択処理を行わないことによる処理の負担の軽減効果は相当に大きなものとなる。
また、本実施の形態において、カート制御装置3は、エントリフォルダにエントリされたAVファイルF-avが、選択した光ディスクDに書き込まれたことに応じ、そのエントリされたAVファイルF-avを書き込んだ光ディスクDのディスクIDを通知するSTSファイルをエントリフォルダ内に書き込むようにされる。
これによりパーソナルコンピュータ4は、このSTSファイルが通知するディスクIDの情報に基づき、書込指示を行ったAVファイルF-avが記録された光ディスクDを正しく把握することができる。
また、パーソナルコンピュータ4は、このようにしてSTSファイルから取得されるディスクIDと、書込指定されたAVファイルF-avのファイル名と、そのAVファイルF-avについて指定されたカテゴリ情報とを対応づけて記憶する(実際にはカート側リスト情報50cに追加する)ものとしているが、これによりパーソナルコンピュータ4側では、これまでにカート2側への書込が指示されたAVファイルF-avがどのカテゴリに属し、またどの光ディスクDに記録されているかを把握することができる。
また、本実施の形態では、上記のようにして光ディスクDへのAVファイルF-avの書込指示を、書き込むべきAVファイルF-avをエントリフォルダ内にエントリさせることと定義したことで、例えばネットワーク5に対して複数のパーソナルコンピュータ4が接続され、カート制御装置3に対し各パーソナルコンピュータ4からのAVファイルF-avの書込指示及びそのカテゴリ指定が行われた場合にも、カート制御装置3はそれぞれのエントリファイルに応じた処理を実行することで、それら書込指示されたAVファイルF-avが指定カテゴリに応じた光ディスクDに正しく書き込まれるようにすることができる。
また、実施の形態では、STSファイルとして、例えば先の「A001.STS」などのファイル名により、書込指示されたAVファイルF-avのファイル名の情報も含ませるようにしているが、これによりパーソナルコンピュータ4側が、エントリフォルダ内に生成されたSTSファイルが自らが書込指示したファイルについてのSTSファイルであるか否かを正しく判別することができる。つまり、これによれば、上述のようにして複数のパーソナルコンピュータ4からの書込指示が行われていた場合にも、エントリフォルダ内に生成されたSTSファイルが自らが書込指示したファイルについてのものかどうかを正しく判別でき、これによって各パーソナルコンピュータ4では、他のパーソナルコンピュータ4によって書込指示されたファイルが書き込まれた光ディスクDのディスクIDの情報が誤って取得されてしまうといった事態が防止され、書込指示したファイルがどの光ディスクDに書き込まれたかを正しく認識することができる。
また、実施の形態では、書込指示されたAVファイルF-avについての書込が終了したことに応じて、エントリフォルダ内からエントリされたAVファイルF-avとINFファイルを消去するものとしているが、これによってはHDD35の使用容量をセーブすることができるというメリットもある。
また、実施の形態において、パーソナルコンピュータ4側では、光ディスクDに書き込むべきAVファイルF-avの指定と共に、そのカテゴリ指定を行うためのカテゴリ選択ボックスBx2も表示するものとしたが、このことにより、ユーザにカテゴリを指定したAVファイルF-avの書込指定を行わせることができる。
また、パーソナルコンピュータ4では、カート側リストL-cの表示内容として、ファイル名、ディスクIDと共にカテゴリの情報も対応づけて表示するものとしたことで、ユーザは各ファイルが記録される光ディスクDのディスクIDの情報と共に、各ファイルのカテゴリを知ることができる。
例えば、カート2にてAVファイルF-avが書き込まれた光ディスクDは、所要のタイミングで資料室等に移されて保管されることが想定されるが、このようにパーソナルコンピュータ4がリストとして各ファイルのファイル名とそれが記録される光ディスクDのディスクIDと各ファイルのカテゴリとを表示可能とされていることで、ユーザは当該リストの表示内容に基づき、資料室内の各光ディスクDに記録されるファイルについてのカテゴリごとの管理も行うことができる。
[処理動作]

続いては、以下の図10〜図12のフローチャートを参照して、上記により説明した実施の形態としてのアーカイブシステム1の動作を実現するために行われるべき処理動作について説明する。
なお、これらの図において、図10により示すパーソナルコンピュータとしての処理動作は、図4に示したCPU41がアーカイブ用アプリケーション50aの一部のプログラムに従って実行するものである。また、図11、図12により示すカート制御装置としての処理動作は、図3に示したCPU31がアーカイブ用プログラム35aに従って実行するものである。
また、これらの図においては、既にカート制御装置3とパーソナルコンピュータ4とサーバ装置6とがネットワーク5を介してデータ通信可能に接続された状態にあるとする。同様に、カート制御装置3とカート2としてもデータ通信可能に接続された状態にあるとする。なお、カート2とサーバ装置6にて実行されるべき処理動作についての図示による説明は省略する。
図10は、パーソナルコンピュータ4側にて行われるべき処理動作について示している。
先ず、ステップS101では、アーカイブファイル指定画面の表示処理を実行する。すなわち、先の図7(a)に示したアーカイブファイル指定画面としての表示データを表示処理部46に供給して、これがディスプレイ47により表示されるように指示を行う。
ステップS102では、ファイルの指定を待機する。
先の説明によれば、この場合のカート2内の光ディスクDへのAVファイルF-avの書込指定は、アーカイブ指定画面内に表示されるサーバ側リストL-sにリストアップされるAVファイルF-avをカート側リストL-c内にドラッグ&ドロップする操作により行われる。従ってステップS102では、ディスプレイ47上に表示されるアーカイブ指定画面内にてこのようなドラッグ&ドロップ操作が行われるのを待機するようにされる。
上記のようなドラッグ&ドロップ操作が行われてファイルの指定が行われたとされた場合は、ステップS103において、質問ボックスの表示処理を実行する。つまり、先の図7(c)に示したような質問ボックスBx1が表示されるように表示処理部46に表示データの供給及び指示を行う。
続くステップS104では、カテゴリ指定するか否かについて判別処理を行う。すなわち、上記のようにして表示された質問ボックスBx1における「はい」ボタンByを選択・決定する操作が行われて、カテゴリ指定を行うとの操作入力があったか否かを判別するものである。
ステップS104において、「はい」ボタンByを選択・決定する操作が行われずに(つまり「いいえ」ボタンBnを選択・決定する操作が行われて)、カテゴリ指定を行わないとされた場合は、ステップS105に進み、指定ファイルとカテゴリ指定なしによるカテゴリ情報を含むINFファイルとをエントリフォルダ内に書き込むための処理を実行する。すなわち、先のステップS102にて指定が行われたとされたAVファイルF-avがサーバ装置6からカート制御装置3に転送されるようにサーバ装置6に対する指示を行うと共に、このようにサーバ装置6から転送されるAVファイルF-avをHDD35内に書き込むようにカート制御装置3に対する指示を行う。さらに、この場合のカテゴリ指定しないとの操作入力に応じ、カテゴリ指定なしによるカテゴリ情報を含む(通知する)INFファイルを生成し、これをカート制御装置3に転送してHDD35内に書き込むように指示を行う。
このとき、上記INFファイルには、先に述べたようにして指定されたAVファイルF-avのファイル名の情報を含むファイル名を付与する。なお、このことは後のステップS107についても同様である。
一方、ステップS104において、「はい」ボタンByを選択・決定する操作が行われてカテゴリ指定を行うとされた場合は、ステップS106に進み、カテゴリ選択・指定のための処理を実行する。具体的には、ディスプレイ47上に先の図7(d)に示したようなカテゴリ選択ボックスBx2が表示されるように表示処理部46に対する表示データの供給及び指示を行う。そして、このカテゴリ選択ボックスBx2内にて、操作入力に応じチェックボックスCB内にチェックマークを表示するための処理や、「OK」ボタンBoの選択・決定操作の受け付けを行い、カテゴリの指定を受け付ける。
そして、続くステップS107では、指定ファイルと指定カテゴリ情報を含むINFファイルとをエントリフォルダ内に書き込むための処理を実行する。このステップS107としても、先のステップS105と同様に、先ずはステップS102にて指定が行われたとされたAVファイルF-avがサーバ装置6からカート制御装置3に転送されるようにサーバ装置6に対する指示を行うと共に、このようにサーバ装置6から転送されるAVファイルF-avをHDD35内に書き込むようにカート制御装置3に対する指示を行う。その上でこのステップS107では、上記ステップS106にて指定されたカテゴリを表すカテゴリ情報を含むINFファイルを生成し、これをカート制御装置3に転送してHDD35内に書き込むように指示を行う。
上記ステップS107、又は先のステップS105の処理を実行すると、ステップS108に処理を進める。
ステップS108では、エントリフォルダ監視処理を実行する。そして、続くステップS109では、STSファイルが生成されたか否かを判別する。つまり、これらステップS108、S109によっては、エントリフォルダ内にSTSファイルが生成されたか否かについて判別するようにされているものである。ステップS109において、エントリフォルダ内にSTSファイルが生成されていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS108の監視処理に戻るようにされる。
そして、ステップS109において肯定結果が得られ、エントリフォルダ内にSTSファイルが生成されたとした場合は、ステップS110に進みファイル分割書込通知ファイルの有無を判別するようにされる。
このステップS110において、エントリフォルダ内にファイル分割書込通知ファイルがないとして否定結果が得られた場合は、ステップS111に進み、STSファイルからディスクIDの情報を取得した上で、続くステップS112において、ファイル名と取得したディスクIDとカテゴリとを対応づけてリストに追加するための処理を実行する。このステップS112では、先のステップS102にて指定されたAVファイルF-avのファイル名と、ステップS111にて取得したディスクIDの情報と、カテゴリ情報とが対応づけられてカート側リスト情報50cに追加されるように、カート側リスト情報50cの情報内容を更新する処理を行う。この場合、上記カテゴリ情報は、先のステップS104にてカテゴリ指定するとされなかった場合はステップS105よるカテゴリ指定なしによるカテゴリ情報となり、カテゴリ指定が行われた場合はステップS106にて指定されたカテゴリ情報となる。
ここで、上記のようにしてステップS111では、エントリフォルダ内に生成されたSTSファイルに基づき書込指定したAVファイルF-avの書き込まれた光ディスクDのディスクIDの情報を取得するようにされるが、先にも述べたように、アーカイブシステム1としては、複数のパーソナルコンピュータ4がネットワーク5に接続され、エントリフォルダ内に複数のパーソナルコンピュータ4からのファイルのエントリが行われる場合も想定される。
その場合には、他のパーソナルコンピュータ4が書込指定したAVファイルF-avについて生成されたSTSファイルから誤ったディスクIDの情報が取得されてしまわないように、上記ステップS111としては、エントリフォルダ内に生成されたSTSファイルのファイル名の情報に基づいて自らが書込指示したAVファイルF-avについてのSTSファイルであるか否かを判別し、この判別結果に基づき自らが書込指示したAVファイルF-avについてのSTSファイルからディスクIDの情報を取得するようにする。
なお、このことは、次に説明するステップS113についても同様である。
一方、上記ステップS110においてエントリフォルダ内にファイル分割書込通知ファイルがあるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS113に進み、STSファイルから分割ファイルごとのディスクIDを取得する。ここで、分割書込通知ファイルが生成される場合は、先のステップS105又はS107にてエントリフォルダ内に書き込んだAVファイルF-avがカート制御装置3側にて分割され、STSファイルとしてはそれら分割ファイルごとにそのファイル名の情報とその分割ファイルが書き込まれた光ディスクDのディスクIDの情報とを含んだファイルが生成される。ステップS113では、このような複数のSTSファイルから、それぞれに含まれるディスクIDの情報を取得する。
そして、続くステップS114においては、分割ファイルごとに、ファイル名と取得したディスクIDとカテゴリ情報とを対応づけてリストに追加するための処理を行う。つまり、個々のSTSファイルごとに、それに含まれるファイル名の情報とディスクIDの情報と、さらにカテゴリ情報とを対応づけて、それらがカート側リスト情報50cに追加されるようにカート側リスト情報50cの情報内容を更新する処理を行う。この場合としても、上記カテゴリ情報は、先のステップS104にてカテゴリ指定するとされなかった場合はステップS105よるカテゴリ指定なしによるカテゴリ情報となり、カテゴリ指定が行われた場合はステップS106にて指定されたカテゴリ情報となる。
そして、上記ステップS114、又は先のステップS112の処理を実行すると、ステップS115に処理を進めて、リスト表示更新のための処理を実行する。すなわち、ディスプレイ47上のカート側リストL-cの表示内容が、上記のようにして更新したカート側リスト情報50cの情報内容に基づいて更新されるように表示処理部46を制御する。
なお、図示による説明は省略したが、CPU41は、この図に示す処理動作と並行した処理として、ステップS104にてカテゴリ指定しないことが判別された以降、又はステップS106にてカテゴリの選択・指定が行われた以降において、ディスプレイ47上に先の図9(a)に示したような進捗状況表示ボックスBx3が表示されるように表示処理部46を制御する処理を実行すると共に、ステップS115にてリスト表示の更新が行われるまで、このような進捗状況表示ボックスBx3内にて書込処理の進捗状況を逐次通知する表示が行われるように表示処理部46を制御する処理を実行するようにされている。
続いて図11、図12は、カート制御装置3側にて行われるべき処理動作について示している。
図11において、先ずステップS201では、エントリフォルダへのファイルエントリを待機するようにされる。つまり、HDD35内にAVファイルF-avとINFファイルとが書き込まれて、エントリフォルダへのそれらファイルのエントリが行われるのを待機する。
そして、ファイルエントリがあったとされた場合は、ステップS202において、書込指定ファイルの容量チェック処理を実行する。すなわち、エントリフォルダ内にエントリされて書込指定されたAVファイルF-avについて、例えばそのタグ情報等からファイルサイズの情報を取得する。
続くステップS203では、エントリファイルが1枚の光ディスクDに収まるか否かについて判別処理を行う。上記ステップS202にて取得したAVファイルF-avのファイルサイズの値が、予め定められた所定値以下とはなっておらず、1枚の光ディスクDには収まらないとして否定結果が得られた場合は、図12に示されるステップS212以降の処理を実行する。なお、これら図12に示す処理動作については後述する。
また、ステップS203において、ステップS202にて取得したファイルサイズの値が予め定められた所定値以下であって、1枚の光ディスクDに収まるとされて肯定結果が得られた場合は、ステップS204に処理を進める。
ステップS204では、INFファイルにより指定カテゴリ情報を取得する。
そして、続くステップS205では、同一カテゴリのディスクがあるか否かについて判別処理を行う。つまり、取得したカテゴリ情報とカート管理情報35bとに基づき、カート2内にカテゴリの一致する光ディスクDがあるか否かを判別する。
ステップS205において、同一カテゴリのディスクがあるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS206に進み、指定ファイルの書込可能な空き容量を有するディスクがあるか否かについて判別処理を行う。つまり、先のステップS202にて取得したファイルサイズの情報と、カート管理情報35bにおける同一カテゴリの光ディスクDについての残容量の情報とに基づき、書込指定されたAVファイルF-avの書込が可能な光ディスクDがあるか否かについて判別処理を行う。
書込可能な光ディスクDがなかったとして否定結果が得られた場合は、後述するステップS208に処理を進める。
また、書込可能な光ディスクDがあったとして肯定結果が得られた場合は、ステップS207に進み、ディスク選択処理として、書込可能とされた光ディスクDを選択する。先にも述べたように、書込可能とされた光ディスクDが2枚以上あるとされた場合は、それらのうちから任意の光ディスクDを選択するものとされる。
このようなディスク選択処理を実行すると、後述するステップS210に進む。
また、先のステップS205において、同一カテゴリのディスクがないとして否定結果が得られた場合は、ステップS208に進み任意のブランクディスクを選択し、続くステップS209において選択したブランクディスクとしての光ディスクDのカテゴライズ処理を実行する。
つまり、上記ステップS208においては、カート管理情報35bの情報内容(例えば残容量や格納ファイルの有無)に基づき、カート2内に格納される光ディスクDのうちから任意のブランクディスクを選択する。そして、ステップS209のカテゴライズ処理としては、先ずは選択した光ディスクDに対し、先の図8(b)に示したようにその光ディスクDのディレクトリ下にINFファイルにより通知されたカテゴリ情報を示すカテゴリファイルが書き込まれるようにカート2(コントローラ22)に対する制御を行う。そして、これと共に、カート管理情報35bにおける上記選択した光ディスクDのディスクIDに対し、INFファイルにより通知されたカテゴリ情報が対応づけられるようにカート管理情報35bの情報内容を更新する処理を実行する。
このステップS209によるカテゴライズ処理を実行すると、ステップS210に進む。
ステップS210では、選択したディスクに指定ファイルを書き込むための処理を実行する。
具体的に、上記ステップS209にてディスクのカテゴライズが行われた状態から当該ステップS210が実行される場合には、上記カテゴリファイルの書込に伴いカート2内においては既に指示したデッキ部に選択した光ディスクDが装填された状態にあるので、ステップS210としては書込指定されたAVファイルF-avがそのデッキ部によって書き込まれるようにカート2側を制御する。
一方、先のステップS207において光ディスクDの選択のみが行われた状態から当該ステップS210が実行される場合には、カート2により選択した光ディスクDを所要のデッキ部に搬送・装填させる必要がある。そのため、この場合のステップS210としては、先ずは選択した光ディスクDのディスクIDと対応づけられた格納場所情報(格納スロットBinの番号情報)をカート管理情報35bから取得し、このBin番号情報と所要のデッキ部の番号情報とをカート2側に指示することで、選択した光ディスクDが指示したデッキ部に搬送・装填されるように制御する。その上で、カート2側に書込指定されたAVファイルF-avを転送して、これを上記指示したデッキ部に装填された光ディスクDに書き込むように指示を行う。
このような書込処理が行われて、選択した光ディスクDに対する書込指定ファイルの書込が終了したことに応じ、次のステップS211では、書込ディスクのIDを含むSTSファイルをエントリフォルダ内に書き込むようにされる。つまり、選択した光ディスクDのディスクIDを含む(通知する)STSファイルを生成し、これをエントリフォルダ内に書き込む。
このSTSファイルについても、先のINFファイルの場合と同様に、書き込まれたAVファイルF-avのファイル名を含むファイル名を付与するようにされる。これによって書込を行ったAVファイルF-avとそれが書き込まれた光ディスクDとの対応関係を正しく表すようにすることができる。
そして、続くステップS220では、書込指定ファイルとINFファイルをエントリフォルダ内から消去する処理を実行する。すなわち、書込指定されたAVファイルF-avと、このAVファイルF-avと共にエントリフォルダ内に書き込まれたINFファイルとをHDD35から消去する。
図12は、先のステップS203において書込指定ファイルが1枚のディスクに収まらないとして否定結果が得られた場合に行われるべき処理動作について示している。
図12において、先ずステップS212では、ファイル分割処理を実行する。すなわち、エントリフォルダ内に書き込まれたAVファイルF-avを分割する処理を行う。先にも述べたように、この場合のファイルの分割処理は、光ディスクDの1枚分の容量ごとに分割されるようにして行う。
続くステップS213では、分割後のファイルにそれぞれファイル名を付与する。この場合のファイル名付与は、分割元のファイル名が識別できるようにして行う。例えば先に述べたようにして元のファイル名のハイフン以下に番号を付加する等して行う。
ステップS214では、分割したファイル数に応じた数のブランクディスクを選択する。そして、続くステップS216では、各ディスクのカテゴライズ処理を実行する。すなわち、選択したブランクディスクとしてのそれぞれの光ディスクDについて、エントリフォルダ内に書き込まれたINFファイルのカテゴリ情報に基づくカテゴライズ処理を行う。なお、このように各光ディスクDについて行われるカテゴライズ処理の内容は、先のステップS209と同様である。
さらに、次のステップS217では、各ディスクにファイルの書込を行うための処理を実行する。つまり、カテゴライズした光ディスクDのそれぞれに対し、ステップS212により生成された分割ファイルがそれぞれ書き込まれるようにカート2を制御する。
そして、このような各光ディスクDへの分割ファイルの書込が終了したことに応じ、次のステップS218では、分割ファイルごとに、書込ファイル名と書込ディスクのIDとを含むSTSファイルを生成する。つまり、分割ファイルごとに、そのファイル名とそれを書き込んだ光ディスクDのディスクIDとを含むSTSファイルを生成する。
この場合も各STSファイルについては、それぞれ書込を行ったファイルのファイル名が含まれるファイル名を付与するようにされている。つまり、これによって各STSファイルには、対応する分割ファイルのファイル名とそれを書き込んだ光ディスクDのディスクIDの情報とが含まれるものとなる。
続くステップS219では、それらのSTSファイルと分割書込通知ファイルとをエントリフォルダ内に書き込む。そして、このステップS219の処理を実行すると、先の図11に示したステップS220に処理を進めるようにされる。
[変形例]

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明としてはこれまでに説明した実施の形態に限定されるべきものではない。
例えば、実施の形態では、カート2とカート制御装置3とが別体とされる場合を例示したがこれらを一体で構成することもできる。その場合、カート2には、外部データインタフェース21の代わりにカート制御装置3が備えるネットワークインタフェース33が備えられると共に、HDD35が追加される。さらに、コントローラ22がCPU31としての処理、及び光ディスクDとHDD35に記録されるデータファイルのディレクトリ管理を行うように構成されることになる。
また、実施の形態では、サーバ装置6のHDD65内に格納されたデータファイルをカート2内に格納される光ディスクDに書き込む場合を例示したが、パーソナルコンピュータ4の例えばHDD50内に格納されるデータファイルを光ディスクDに書き込むようにすることもできる。その場合もパーソナルコンピュータ4は、書込指定されたデータファイルとそのINFファイルとをエントリフォルダ内に書き込むことで、カート制御装置3に対しそのデータファイルについての光ディスクDへの書込指示を行うことができる。
また、実施の形態では、光ディスクDについてのカテゴライズの際に、光ディスクD自体にカテゴリファイルを書き込む場合を例示したが、例えば実施の形態のようにカート管理情報35b内の選択した光ディスクDのディスクIDに対応づけてカテゴリ情報を格納する等して、各光ディスクDとそのカテゴリとの対応関係を管理するための管理情報別途生成しておくものとする場合には、必ずしも光ディスクD自体にカテゴリファイルを書き込む必要はない。
また、実施の形態では、本発明でいう「第1の記録媒体」が光ディスク記録媒体(光ディスクD)とされる場合を例示したが、例えば磁気テープ記録媒体等の他の記録媒体とすることもできる。
また、「第2の記録媒体」がHDD(HDD35)とされる場合を例示したが、例えばフラッシュメモリ等の他の記録媒体とすることもできる。
また、実施の形態では、光ディスクDに書き込むべきとして指定されるデータファイルがAVファイルF-avとされ、光ディスクDにはこのように書込指定されたAVファイルF-avが書き込まれるものとしたが、例えばオーディオデータファイルや画像データファイル等、他のデータファイルについて書込指定が行われる場合にも、本発明は好適に適用することができる。
実施の形態の記録システムの概要について説明するための図である。 実施の形態の記録装置の内部構成について示すブロック図である。 実施の形態の記録制御装置の内部構成について示すブロック図である。 実施の形態の情報処理装置の内部構成について示すブロック図である。 サーバ装置(外部の記憶装置)の内部構成について示すブロック図である。 実施の形態の記録制御装置に格納される管理情報のデータ構造を示すデータ構造図である。 データファイルの書込指定及びデータファイルのカテゴリ指定を行うためのユーザ操作手順について説明するための図として、情報処理装置により表示されるGUI画面の画面遷移例を示した図である。 指定データファイルの書込時に対応して記録システムにて行われる動作を、第2の記録媒体(エントリフォルダ)及び第1の記録媒体(DISCSフォルダ)に格納されるデータファイルの遷移により説明するための図である。 カテゴリの選択・指定が行われた以降に情報処理装置側で表示されるGUI画面の例を示した図である。 実施の形態の記録システムとしての動作を実現するために情報処理装置側で実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。 実施の形態の記録システムとしての動作を実現するために記録制御装置側で実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。 実施の形態の記録システムとしての動作を実現するために記録制御装置側で実行されるべき処理動作として、特に指定データファイルの容量が1つの第1の記録媒体の容量内に収まらない場合に対応して行われるべき処理動作について示したフローチャートである。
符号の説明
1 アーカイブシステム、2 カート、3 カート制御装置、4 パーソナルコンピュータ、5 ネットワーク、6 サーバ装置、21,34 外部データインタフェース、Tio インタフェース端子、22 コントローラ、23 搬送制御部、24 ディスク搬送部、25 ディスク格納部、Bin 格納スロット、D 光ディスク、26 記録再生部、26-1〜26-3 デッキ部、31,41,61 CPU、32,42,62 メモリ部、33,43,63 ネットワークインタフェース、Tnt ネットワーク端子、35,50,65 HDD、35a アーカイブ用プログラム、35b カート管理情報、36,51,64 バス、44 入力処理部、45 入力部、46 表示処理部、47 ディスプレイ、48 ドライブ制御部、49 メディアドライブ、50a アーカイブ用アプリケーション、50b サーバ側リスト、50c カート側リスト、65a コンテンツデータ

Claims (12)

  1. 複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部と上記第1の記録媒体について記録を行う記録手段とを有する記録装置と、情報処理装置とを少なくとも含んで構成される記録システムであって、
    少なくとも上記情報処理装置の外部に設けられる記録制御手段として、
    上記媒体格納部に格納された第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録されるべきデータファイルがエントリされる第2の記録媒体とを1つのボリュームとしたルート下において、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体を表すディレクトリと、上記第2の記録媒体を表すエントリフォルダとしてのディレクトリとを有するディレクトリ構造によって上記各第1の記録媒体と上記第2の記録媒体とについてのデータファイル管理を行うようにされると共に、
    上記エントリフォルダ内に所要のデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報に基づき上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択する処理と、
    選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う処理と、
    を実行する記録制御手段と、
    上記情報処理装置に設けられ、
    データファイルとそのカテゴリ情報とが指定されたことに応じ、指定されたデータファイルと、指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが上記エントリフォルダ内に書き込まれるように制御する処理を実行する情報処理制御手段と、
    を備えることを特徴とする記録システム。
  2. 複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部と上記第1の記録媒体について記録を行う記録手段とを有する記録装置と、情報処理装置とを少なくとも含んで構成される記録システムとして、上記媒体格納部に格納された第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録されるべきデータファイルがエントリされる第2の記録媒体とを1つのボリュームとしたルート下において、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体を表すディレクトリと、上記第2の記録媒体を表すエントリフォルダとしてのディレクトリとを有するディレクトリ構造によって上記各第1の記録媒体と上記第2の記録媒体とについてのデータファイル管理を行うようにされた記録制御手段を備えた記録システムにおける記録方法であって、
    上記記録制御手段により実行される手順として、
    上記エントリフォルダ内に所要のデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報に基づき上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択する手順と、
    選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う手順と、を備えると共に、
    上記情報処理装置により実行される手順として、
    データファイルとそのカテゴリ情報とが指定されたことに応じ、指定されたデータファイルと、指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが上記エントリフォルダ内に書き込まれるように制御する手順を備える、
    ことを特徴とする記録方法。
  3. 複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部と上記第1の記録媒体について記録を行う記録手段とを有する記録装置と、情報処理装置とを少なくとも含んで構成される記録システムとして、少なくとも上記情報処理装置の外部に設けられ、上記記録装置の上記媒体格納部に格納された第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録されるべきデータファイルがエントリされる第2の記録媒体とを1つのボリュームとしたルート下において、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体を表すディレクトリと、上記第2の記録媒体を表すエントリフォルダとしてのディレクトリとを有するディレクトリ構造によって上記各第1の記録媒体と上記第2の記録媒体とについてのデータファイル管理を行うようにされると共に、
    上記エントリフォルダ内にデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報に基づき上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択する処理と、
    選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う処理と、を実行する記録制御手段を備えた記録システムにおける上記情報処理装置であって、
    データファイルとそのカテゴリ情報とが指定されたことに応じ、指定されたデータファイルと、指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが上記エントリフォルダ内に書き込まれるように制御する処理を実行する情報処理制御手段を備える、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 上記記録制御手段は、
    上記エントリフォルダ内に上記選択した第1の記録媒体を示す識別情報を通知するステータスファイルが書き込まれるように制御する処理をさらに実行するものとされ、
    上記情報処理制御手段は、
    上記エントリフォルダ内に上記ステータスファイルが書き込まれたことに応じ、当該ステータスファイルにより通知される識別情報と、上記指定されたデータファイルのファイル名と、上記指定されたカテゴリ情報とを対応づけて記憶する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体に対しては、外部の所要の記憶装置に記憶されたデータファイルを書き込むものとされ、
    さらに表示手段と、操作入力手段とを備えると共に、
    上記情報処理制御手段は、
    上記外部の記憶装置に記憶されるデータファイルのファイル名の一覧を示す第1リスト情報と、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体に記録されるデータファイルのファイル名の一覧を示すものであって各ファイル名ごとにそのデータファイルが記録される第1の記録媒体の識別情報とカテゴリ情報とが対応づけられた第2リスト情報とに基づくリストが、上記表示手段に表示されるように制御する処理と、
    上記表示手段に表示される上記第1リスト情報に基づく第1リストのうちから指定されたデータファイルを、上記第2リスト情報に基づく第2リスト側に移動させるための操作が行われたことに応じ、当該指定されたデータファイルについてのカテゴリ情報を指定するためのカテゴリ選択画面が上記表示手段に表示されるように制御すると共に、上記カテゴリ選択画面からカテゴリ情報を指定する操作が行われたことに応じ、この指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルと、上記指定されたデータファイルとが上記エントリフォルダ内に書き込まれるように制御する処理と、
    上記エントリフォルダ内に上記ステータスファイルが書き込まれたことに応じ、当該ステータスファイルにより通知される識別情報と、上記指定されたカテゴリ情報と、上記指定されたデータファイルのファイル名とが対応づけられて上記第2リスト情報に追加されるように制御を行う処理と、を実行する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部と上記第1の記録媒体について記録を行う記録手段とを有する記録装置と、情報処理装置とを少なくとも含んで構成される記録システムとして、少なくとも上記情報処理装置の外部に設けられ、上記記録装置の上記媒体格納部に格納された第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録されるべきデータファイルがエントリされる第2の記録媒体とを1つのボリュームとしたルート下において、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体を表すディレクトリと、上記第2の記録媒体を表すエントリフォルダとしてのディレクトリとを有するディレクトリ構造によって上記各第1の記録媒体と上記第2の記録媒体とについてのデータファイル管理を行うようにされると共に、
    上記エントリフォルダ内にデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報に基づき上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択する処理と、
    選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う処理と、を実行する記録制御手段を備えた上記記録システムにおける情報処理制御方法であって、
    データファイルとそのカテゴリ情報とが指定されたことに応じ、指定されたデータファイルと、指定されたカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが上記エントリフォルダ内に書き込まれるように制御する手順を備える、
    ことを特徴とする情報処理制御方法。
  7. 複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部と上記第1の記録媒体について記録を行う記録手段とを有する記録装置についての制御を行う記録制御装置であって、
    上記媒体格納部に格納された第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録されるべきデータファイルがエントリされる第2の記録媒体とを1つのボリュームとしたルート下において、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体を表すディレクトリと、上記第2の記録媒体を表すエントリフォルダとしてのディレクトリとを有するディレクトリ構造によって上記各第1の記録媒体と上記第2の記録媒体とについてのデータファイル管理を行うようにされると共に、
    上記エントリフォルダ内に所要のデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報に基づき上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択する処理と、
    選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う処理と、
    を実行する記録制御手段を備える、
    ことを特徴とする記録制御装置。
  8. 上記記録制御手段は、
    上記エントリフォルダ内に上記選択した第1の記録媒体を示す識別情報を通知するステータスファイルが書き込まれるように制御する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録制御装置。
  9. 上記記録制御手段は、
    上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体について、少なくともそのカテゴリ情報を管理するようにされていると共に、
    上記エントリフォルダ内にデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報と一致するカテゴリ情報を有する所要の第1の記録媒体を選択する処理と、
    選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う処理と、
    上記エントリフォルダ内に上記選択した第1の記録媒体を示す識別情報を通知するステータスファイルが書き込まれるように制御する処理と、を実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録制御装置。
  10. 上記記録制御手段は、
    上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体について、そのカテゴリ情報と残容量の情報を管理するようにされていると共に、
    上記エントリフォルダ内にデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体について、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報と一致するカテゴリ情報を有する第1の記録媒体の有無を判別する処理を行うと共に、
    上記カテゴリ情報が一致する第1の記録媒体がなかった場合には、
    上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから未記録とされる第1の記録媒体を選択し、その選択した第1の記録媒体に対し上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが書き込まれるように制御する処理を行い、
    上記カテゴリ情報が一致する第1の記録媒体があった場合には、
    その第1の記録媒体の残容量の情報に基づき、上記エントリフォルダ内に書き込まれたデータファイルを記録可能な第1の記録媒体の有無を判別し、上記データファイルを記録可能な第1の記録媒体がないとされた場合は、上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから未記録とされる第1の記録媒体を選択し、その選択した第1の記録媒体に対し上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが書き込まれるように制御する処理を行い、上記データファイルを記録可能な第1の記録媒体があるとされた場合は、そのうちの所要の第1の記録媒体に対して上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが書き込まれるように制御する処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録制御装置。
  11. 上記記録制御手段は、
    上記選択した第1の記録媒体に対し少なくとも上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが書き込まれたことに応じ、上記エントリフォルダ内から上記データファイルと上記インフォメーションファイルとが削除されるように制御を行う、
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録制御装置。
  12. 複数の第1の記録媒体を格納可能な媒体格納部と上記第1の記録媒体について記録を行う記録手段とを有する記録装置についての制御を行う記録制御装置として、上記媒体格納部に格納された第1の記録媒体と、上記第1の記録媒体に記録されるべきデータファイルがエントリされる第2の記録媒体とを1つのボリュームとしたルート下において、上記媒体格納部に格納される各第1の記録媒体を表すディレクトリと、上記第2の記録媒体を表すエントリフォルダとしてのディレクトリとを有するディレクトリ構造によって上記各第1の記録媒体と上記第2の記録媒体とについてのデータファイル管理を行うようにされた記録制御手段を備えた記録制御装置における記録制御方法であって、
    上記エントリフォルダ内に所要のデータファイルとカテゴリ情報を通知するインフォメーションファイルとが書き込まれたことに応じ、上記インフォメーションファイルにより通知される上記カテゴリ情報に基づき上記媒体格納部に格納される第1の記録媒体のうちから所要の第1の記録媒体を選択する手順と、
    選択した第1の記録媒体に上記エントリフォルダ内に書き込まれた上記データファイルが記録されるように制御を行う手順と、を備える、
    ことを特徴とする記録制御方法。
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