JP2000222861A - 光ディスクの登録データ作成装置、光ディスクのアセット情報のデータ構造及びアセット情報管理装置並びにアーカイブシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＤＶＤをＤＶＤライブラリに保管したとき、
容易に自動的にＤＶＤライブラリの各ＤＶＤの番組検索
のデータベースを得ることができることを目的とする。 【解決手段】 ＤＶＤデータ作成装置２でマルチメディ
アデータの番組のアセット情報を書き込んだＤＶＤ３を
生成する。そして、このＤＶＤ３がＤＶＤライブラリ４
に収納されたとき、アセット情報管理装置５がＤＶＤ３
の収納に伴って送出されたアーカイブアドレスを番組の
構成要素情報に付加すると共に、番組情報のＩＤを属性
情報、構成要素情報にそれぞれ割り当て、外部からの番
組のキーワードの入力に伴って、そのＩＤに対応する属
性情報、構成要素情報を引当て、アーカイブアドレスの
ＤＶＤのマルチメディアデータをＤＶＤライブラリ４か
ら転送させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの登録
データ作成装置、光ディスクのアセット情報のデータ構
造及びアセット情報管理装置並びにアーカイブシステム
に関し、特に光ディスク（以下ＤＶＤという）をＤＶＤ
ライブラリに保管したとき、容易に自動的にＤＶＤライ
ブラリの各ＤＶＤの番組検索を行える光ディスクの登録
データ作成装置、光ディスクのアセット情報のデータ構
造及びアッセット情報管理装置並びにアーカイブシステ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年はマルチメディア社会に備えて様々
な目的に使用できるＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓ
ａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ；ＤＶＤーＲ、ＤＶＤーＲＷ、Ｄ
ＶＤーＲＡＭを含む）がコンピュータに用いられるよう
になって来ている。このようなＤＶＤは、ディスクラベ
ルとマルチメディアデータ（画像データ、音声データ）
とが格納される。

【０００３】また、マルチメディアデータ等が複数枚に
渡るような場合は、他のＤＶＤに分割して、そのマルチ
メディアデータが格納される。

【０００４】そして、ＤＶＤを複数（数百枚）格納可能
なＤＶＤライブラリにオペレータが格納する。ＤＶＤラ
イブラリは、ＤＶＤを内部に取り込んで、複数積層状態
で保管し、外部の端末からのアクセスに伴って、そのア
クセスされたＤＶＤを読み取り装置に搬送し、そのＤＶ
Ｄのマルチメディアデータを外部の端末に送信する。

【０００５】そして、外部の端末（クライアント）は、
送信されてきたＤＶＤのマルチメディアデータの一部を
画面に表示し、それが何かを判断し、所望の番組のデー
タの場合は、実際に以後のマルチメディアデータを転送
させるという操作を行うのが一般的であった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一枚毎
にＤＶＤのデータをＤＶＤライブラリから送信させて、
そのマルチメディアデータが所望の番組のデータかを判
断しなければならないので、ＤＶＤライブラリに数百枚
のＤＶＤが保管されている場合は、検索に非常に時間が
かかると共に、クライアント側の作業工数が増加すると
いう課題があった。

【０００７】このため、さらにＤＶＤライブラリを増加
しようとしても容易に使用できないという課題があっ
た。

【０００８】このようなことを解決するには、ＤＶＤラ
イブラリの各ＤＶＤの番組が容易に検索できるようなデ
ータベースを生成するとよいが、ＤＶＤをＤＶＤライブ
ラリに一旦入れて、そのＤＶＤのデータを画面に表示し
てどのような番組情報かを判断した後に、所定の属性情
報を割り当てたデータベースを構築しなければならな
い。

【０００９】すなわち、クライアント側と同様に１枚毎
に、そのデータを画面に表示してデータベースを構築す
ることになるから、オペレータの作業工数が膨大に増加
し、結果としてデータベースの生成に非常に時間がかか
るという課題があった。

【００１０】本発明は以上の課題を解決するためになさ
れたもので、ＤＶＤをＤＶＤライブラリに保管したと
き、容易に自動的にＤＶＤライブラリの各ＤＶＤの番組
検索のデータベースを得ることができることを目的とす
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクの登
録データ作成装置は、オーディオビデオ情報を取り込ん
で圧縮変換したマルチメディアデータを送出する変換器
と、該変換器からのマルチメディアデータを所定の形式
で光ディスクに記憶するデータ書込器とを備えた光ディ
スクの登録データ作成装置において、入力された光ディ
スクに記憶されたマルチメディアデータの番組情報、該
番組情報の属性情報を関連ずけて光ディスクのアセット
情報として、マルチメディアデータと共に光ディスクに
登録する手段を備えたことを要旨とする。

【００１２】本発明の光ディスクのアセット情報のデー
タ構造は、マルチメディアデータの番組情報を最上位
に、下位に該番組情報の属性情報、その番組の構成要素
情報をそれぞれ階層的に関連ずけ、これらをアセット情
報として、マルチメディアデータと共に記憶したことを
要旨とする。

【００１３】本発明のアセット情報管理装置は、光ディ
スクを複数積層状態で収納し、該収納に伴って、当該装
置の番号と収納ユニットの番号と該収納ユニットの前記
光ディスクの位置とからなるアーカイブアドレス及び光
ディスクの格納データを送出する光ディスクライブラリ
に接続して用いられるアセット情報管理装置である。

【００１４】光ディスクは、マルチメディアデータの番
組情報を最上位に、下位に該番組情報の属性情報、その
番組の構成要素情報をそれぞれ階層的に関連ずけ、これ
らをアセット情報として、マルチメディアデータと共に
記憶した光ディスクである。

【００１５】アセット情報管理装置は、光ディスクの収
納に伴って、送出されたアーカイブアドレスを番組の構
成要素情報に付加すると共に、番組情報のＩＤを属性情
報、番組の構成要素情報にそれぞれ割り当て、光ディス
クライブラリにおける番組の検索ファイルとしてデータ
ベースに格納する番組検索ファイル生成部と、外部から
のキーワードの入力に伴って、番組の検索ファイルから
そのキーワードに対応する属性情報を読み、該属性情報
のＩＤに対応する番組情報、番組の構成要素情報を引当
て、この構成要素情報のアーカイブアドレスの光ディス
クのマルチメディアデータを光ディスクライブラリから
転送させる光ディスク検索処理部とを備えたことを要旨
とする。

【００１６】本発明のアーカイブシステムは、オーディ
オビデオ情報を取り込んで圧縮変換した画像データ及び
該画像データの番組情報、該番組情報の属性情報、番組
の構成要素情報を、指示に基づいて生成し、マルチメデ
ィアデータと共に光ディスクに書き込む光ディスクの登
録データ作成装置と、光ディスクを複数積層状態で収納
し、該収納に伴って、当該装置の番号と収納ユニットの
番号と該収納ユニットの光ディスクの位置とからなるア
ーカイブアドレス、及び光ディスクの格納データを送出
する光ディスクライブラリと、 光ディスクの収納に伴
って送出されたアーカイブアドレスを番組の構成要素情
報に付加すると共に、番組情報のＩＤを属性情報、構成
要素情報にそれぞれ割り当て、外部からの番組のキーワ
ードの入力に伴って、そのＩＤに対応する属性情報、構
成要素情報を引当て、アーカイブアドレスの光ディスク
のマルチメディアデータを光ディスクライブラリから転
送させるアセット情報管理装置とを備えたことを要旨と
する。

【００１７】

【発明の実施の形態】図１は本実施の形態のＤＶＤアー
カイブシステムの概略構成図である。本実施の形態にお
けるＤＶＤアーカイブシステム１は、ＤＶＤオーサリン
グ装置２（ＤＶＤデータ作成装置２ともいう）と、光デ
ィスクであるＤＶＤ３と、ＤＶＤライブラリ４と、サー
バであるアセット情報管理装置５と、クライアントの端
末である番組検索装置６とからなり、ＤＶＤライブラリ
４と、アセット情報管理装置５と、番組検索装置６とを
インサーネットで接続している。また、ＤＶＤライブラ
リ４は、３台を一組としたものであり、複数組のＤＶＤ
ライブラリ４をインサーネットに接続している。

【００１８】このようなシステムにおいて、予めＤＶＤ
３にアセットマネジメント情報（ＤＶＤの番組の属性）
を記憶し、このＤＶＤ３をＤＶＤライブラリ４に保管し
たときに、アセットマネジメント情報を用いて容易に自
動的に、ＤＶＤライブラリ４の番組の検索情報を生成
し、番組検索装置６にこの検索情報を開放する。

【００１９】（各装置の構成）前述のＤＶＤデータ作成
装置２は、オペレータ操作により、本システムの中核で
あるアセット情報管理装置５で使用するプログラムを生
成し、生データと共に、ＤＶＤ３に書き込む。

【００２０】このプログラムは、図２に示すように、動
画オブジェクト（ＭＯＶＩＥ ＯＢＪＥＣＴ）と、アセ
ットマネジメントファイル（Ａｓｓｅｔ Ｍａｎａｇｅ
ｍｅｎｔ Ｆｉｌｅ）とからなり、プログラムとして定
義されている。

【００２１】動画オブジェクトは、ビットストリームフ
ァイル（Ｂｉｔｓｔｒｅａｍ Ｆｉｌｅ）、サブピクチ
ャーファイル（Ｓｕｂーｐｉｃｔｕｒｅ Ｆｉｌｅ）と
からなる。前述のアセットマネジメントファイルについ
ては詳細に後述する。

【００２２】そして、ＤＶＤデータ作成装置２は、図３
に示すように、ＶＴＲ１０、ＭＰＥＧエンコーダ１１、
ＰＣ（パソコン）１２と、ＤＶＤーＲライター１３、Ｈ
ＤＤ１４等を備え、ＶＴＲ１０からのビデオ信号をＭＰ
ＥＧエンコーダ１１がＭＰＥＧ２の形式のデータに変換
してＰＣ１１に送出し、ＰＣにおいて前述の図２に示す
プログラム構成の階層構造の属性情報を生成し、これを
ＤＶＤーＲライター１３によってＤＶＤ３に書き込む。

【００２３】すなわち、本システムは図４に示すよう
に、オーサリング（ｄ１）、ＤＶＤライブラリ４へのＤ
ＶＤ３の登録（Ｄ２）、アセット情報管理装置５及び番
組検索装置６でのアーカイブシステムの運用（ｄ３）と
いった流れの中で、オーサリング（ｄ１）においては、
アセット管理情報（ｄ１１）と、ＭＰＥＧエンコーダの
データ（ｄ１２９と、ファイル分割のデータ（ｄ１３）
と、サブピクチャーのデータ（ｄ１４）とを入力させ
る。

【００２４】アセット管理情報の概要は、プログラムの
セクション（タイトル名、プログラムＮＯ、動画オブジ
ェクトの数、動画のセクション名、プロパティのセクシ
ョン名、キー画像のセクション名）と、動画（ＭＯＶＩ
Ｅ）のセクション（総記録時間、総ファイルサイズ、タ
イムコード、システムビットレート等）と、プロパティ
のセクション（ジャンル、概要、概要ファイル名、キー
ワード、著作、製作、キャスト等）からなり、プログラ
ムのタイトル名、ＩＤ、プログラムの構成素材について
の情報、及びアーカイブシステムで検索に使用するキー
ワードを入力している。

【００２５】また、ＭＰＥＧエンコーダのデータの概要
は、ビットストリームとも称され、ファイル名、ディス
クラベル、作成日、ボリューム番号、ファイルサイズ等
からなる。

【００２６】また、サブピクチャーのデータは、ファイ
ル名、ディスクラベル、作成日、シート位置、シーンタ
イトル等からなり、ビットストリームが大きいため１枚
のＤＶＤに入り切れないときに分割させるために生成す
る。

【００２７】さらに、サブピクチャー作成は、アーカイ
ブシステムを用いるクライアント等に全ての画面を検索
しなくとも、所々の画面を提供することによって所望の
番組かを短時間で確認させるために生成する。

【００２８】そして、図４に示すように、ＶＴＲの番組
の属性情報の書き込みイメージを生成し（ｄ１５）、こ
れをＤＶＤ３に書き込みさせる（ｄ１６）。すなわち、
オーサリングにおいて、生成されたＤＶＤ３には生デー
タの他に、そのデータの番組の属性情報（アセットマネ
ジメント情報）が書き込まれることになる。

【００２９】次に、この属性情報を図５を用いて説明す
る。図５に示すように、属性情報は、ＰＲＯＧＲＡＭの
セクションにＰＲＯＰＥＲＴＹ、ＭＯＶＩＥが配置さ
れ、それぞれのデータは階層構造を有している。

【００３０】すなわち、ＤＶＤ３に記憶されるアセット
マネジメント情報は図６に示すように、ＰＲＯＧＲＡ
Ｍ、ＰＲＯＰ、ＭＯＶ「０００１」、ＭＯＶ「０００
２」、ＭＶ ＰＲＯＰ「０００１」……が記憶される。

【００３１】一方、ＤＶＤライブラリ４は、６００枚
（１マガジンが５０枚、マガジンは計１２個）のＤＶＤ
を保管可能なライブラリを３台を一組とし、それぞれの
ライブラリが専用線でＰＣに接続されている。

【００３２】そして、各ライブラリは、ＤＶＤの挿入に
伴って、スロットに保管し、このスロット番号と、ライ
ブラリ番号とをＰＣを介してアセット情報管理装置５に
送信する。さらに、アセットマネジメント情報（属性情
報とも称している）をアセット情報管理装置５に送信す
るまた、外部の端末からのアクセスに伴って、そのアク
セスされたＤＶＤを読み取り装置（図示せず）に搬送
し、そのＤＶＤの画像データを外部の端末に送信する。

【００３３】次に、アセット管理情報装置５の構成を図
７を用いて以下に説明する。アセット管理情報装置５
は、図７に示すように、ＤＶＤライブラリ管理テーブル
作成部１５と、番組検索ファイル生成部１６と、ＤＶＤ
検索処理部１７と、データベース１８とを備えている。

【００３４】ＤＶＤライブラリ管理ファイル生成部１５
は、各ＤＶＤライブラリ４からのライブラリ番号と、ス
ロット番号と、年月日、時刻等（アーカイブアドレス）
とを入力し、これらの情報を関連づけたＤＶＤ管理ファ
イル１９をデータベース１８に生成する。

【００３５】番組検索ファイル生成部１６は、各ＤＶＤ
ライブラリ４から送信されたアセットマネジメント情報
を入力し、ＰＲＯＰＥＲＴＹ用テーブル２１、Ｐｒｏｇ
ｒａｍ用テーブル２２、ビットストリーム用テーブル２
３をデータベース１８に生成する。これらのテーブルの
一例を以下に説明する。

【００３６】このＰＲＯＰＥＲＴＹ用テーブル２１は、
図８の（ａ）に示すように、プログラムＩＤ、タイトル
名、登録日、ジャンル（ＧＥＮＲＥ）、著作（ＡＵＴＨ
ＯＲ）、製作（ＰＲＯＤＵＣＥＲ）、キャスト（ＣＡＳ
Ｔ）、概要（ＳＵＭＭＡＲＹ）、キーワード（ＫＥＹ
ＷＯＲＤ）等からなる。

【００３７】ビットストリーム用テーブル２３は、図８
の（ｂ）に示すように、プログラムＩＤ、ファイル名、
フォルダ名、ディスクボリュームラベル、ＡＲＣアドレ
ス、タイトル等からなる。

【００３８】すなわち、番組検索ファイル生成部１６に
おいては、アセットマネジメント情報に基づく、番組の
属性情報の各テーブルを生成するとき、それぞれのテー
ブルにプログラムＩＤを割り付けることによってリンク
付けしている。また、番組検索ファイル生成部１６は、
ライブラリ管理ファイル１９からアーカイブアドレスを
読み出して、ビットストリーム用テーブル２３にプログ
ラムＩＤに対応ずけて記憶する。

【００３９】ＤＶＤ検索処理部１７は、クライアント側
である番組検索装置６から検索のためのキー（ジャン
ル、著作、製作等のプロパティ）が入力すると、データ
ベース１８の全ライブラリの番組検索ファイル１２から
そのキーに対応するプロパティを引当て、このプロパテ
ィテーブルのプログラム番号からプログラム、動画（ビ
ットストリーム）等のアセットマネジメント情報を引当
て、これに対応するＤＶＤをライブラリ管理ファイル１
１から検出する。この動画、分割された画像等を番組の
構成要素ともいう。

【００４０】そして、このＤＶＤの選択情報（ライブラ
リ番号、スロット番号等）をＤＶＤライブラリ４のＰＣ
に送信して所望の番組の生データをクライアントに提供
させる。

【００４１】上記のように構成されたＤＶＤアーカイブ
システムの動作を図９のフローチャートを用いて以下に
説明する。本説明ではアセット情報管理装置５を主流に
説明する。初めに、全ライブラリの番組検索ファイルの
生成処理について図９の（ａ）を用いて説明する。

【００４２】ＤＶＤデータ作成装置２を用いてオペレー
タが製作したアセットマネジメント情報が書き込まれた
ＤＶＤ３が生成され、このＤＶＤ３がＤＶＤライブラリ
４のいずれかのライブラリに挿入されたことがそのライ
ブラリから知らせられると（Ｓ１１１）、アセット管理
情報装置５は、ライブラリから送信される、スロット番
号と、ライブラリ番号と、アセットマネジメント情報を
読み込む（Ｓ１１２）。このアセットマネジメント情報
は番組検索ファイル生成部１６に取り込まれる。

【００４３】そして、番組検索ファイル生成部１６は、
アセットマネジメント情報に含まれているプログラム情
報のプログラム番号（ＩＤ）と全ライブラリの番組検索
ファイル２０のプログラム用テーブル２２とを比較し、
新規かどうかを判定する（Ｓ１１３）。新規というのは
プログラム用テーブル２２に、同じプログラム番号のも
のがないときに新規と判定する。

【００４４】ステップＳ１１３において、新規と判定し
たときは、送信されたアセットマネジメント情報に基づ
き、上記のＰＲＯＰＥＲＴＹ用テーブル２１、Ｐｒｏｇ
ｒａｍ用テーブル２２、ビットストリーム用テーブル２
３を生成し（Ｓ１１４）、これをデータベース１８に新
規に登録する（Ｓ１１５）。

【００４５】すなわち、図８及び後述する図１０に示す
ようなプログラム番号で関連づけたテーブルを生成する
ことによって、そのＤＶＤのアセットマネジメント情報
を検索用のデータベース用に変換したことになる。

【００４６】また、ステップＳ１１３において、新規な
プログラム番号ではないと判定したときは、このプログ
ラム番号に対応する全てのテーブルを今回入力したアセ
ットマネジメント情報に従って更新する（Ｓ１１６）。
この新規ではないというのは、オーサリング工程である
ＤＶＤデータ作成装置側で、前回のＤＶＤに何らかの編
集を行った場合等に相当する。

【００４７】次に、更新処理について具体的に図１０を
用いて説明する。例えば、新規ではないＤＶＤ３がＤＶ
Ｄライブラリのいずれかのライブラリに挿入され、その
アセットマネジメント情報を読み込むと、そのプログラ
ム情報のプログラムＩＤを読み、このプログラムＩＤを
有するデータベース１８のプログラム用テーブル２２を
引当て（Ｈ１）、そのプログラムＩＤ（図１０において
はＰｒｏｇｒａｍ Ｉｎｄｅｘ）に関連する全てのテー
ブルを引き当てる（Ｈ２、Ｈ３、…）。

【００４８】そして、今回のＤＶＤのアセットマネジメ
ント情報に、各テーブルの内容を更新する。

【００４９】図１０の（ｃ）においては、レコードを特
定し（Ｓ１３１）、そのレコードのフィールドのデータ
を更新し（Ｓ１３２）、更新が終了かどうかを判断し
（Ｓ１３３）、更新が終了していないときは処理をステ
ップＳ１３１に戻す。

【００５０】次に、番組の検索処理について図９の
（ｂ）を用いて説明する。端末である番組検索装置６か
らのジャンルのリクエストをＤＶＤ検索処理部１７が読
み込む（Ｓ１２１）。この番組検索装置６は図１１の
（ａ）に示すように、例えば環境、科学、民族等のイメ
ージコマ画面と、選択条件エリア画面とを備え、複数の
イメージコマ画面の下に表示されたジャンルから端末の
オペレータが所望のコマを選択して図１１の（ｂ）に示
すような、詳細画面を表示させる。この図１１の（ｂ）
の画面には、プログラム（番組）の情報の一部が表示さ
れる。例えば、タイトル、キーワード等が表示される。
そして。選択条件入力エリア画面に、図１１の（ｂ）か
ら得たキーワード（キャスト、著作等）を入力する。

【００５１】このようなリクエストデータからそのジャ
ンルの番組がどこにあるかを検索する（Ｓ１２２）。

【００５２】例えば、リクエストデータのキーワードが
ＫＥＹ３の場合は、図１０に示すように、初めにプロパ
ティ用テーブル２０を引当て（Ｈ２）、このプロパティ
用テーブル２０に書き込まれているプログラムＩＤ
「０」を引当てる。

【００５３】そして、このプログラムＩＤを有するプロ
グラム用テーブル２１のレコード（ＩＤが０）を引き当
てる（Ｈ１）。

【００５４】次に、ビットストリーム用テーブルからプ
ログラムＩＤに対応するレコードを引き当てる（Ｈ
３）。このレコードには、図１０に示すようにＡｒｃア
ドレスが Ｓｅｇ．Ｂｌｋ．Ｕｎｉｔ．Ｓｌｏｔ＝ＶＯＬ．Ｌａｂ
ｅｌ と書き込まれているので、どのライブラリにそのキーワ
ードの番組情報（画像データ）を有しているＤＶＤがあ
るかが分かる。

【００５５】そして、この検索したＤＶＤの内のサブピ
クチャデータのみを送信させて、検索結果として初めに
クライアントに返す（Ｓ１２２）。

【００５６】次に、再生のリクエストがクライアントか
ら送られてきたとき、そのＤＶＤのプログラム番号を特
定し（Ｓ１２４）、そのＤＶＤの画像データをクライア
ント側に送信する（Ｓ１２５）。すなわち、画像再生を
行わせる。

【００５７】従って、クライアント側では、複数のＤＶ
Ｄライブラリ４がネットワークに接続されていた場合
に、これらのライブラリのＤＶＤにどのような番組があ
るかを知らなくとも、単にキーワードの入力だけで所望
の画像を簡単に得ることが可能となる。

【００５８】次に、オペレータの指示によって、全ライ
ブラリの番組検索ファイル１２のデータを削除する処理
を図９の（ｄ）を用いて説明する。

【００５９】番組検索ファイル生成部１６は、オペレー
タからの削除のリクエストを読み込む（Ｓ１４１）。こ
のときのリクエストは、キーワードに基づくＡｒｃアド
レスと、削除コマンド等からなる。

【００６０】次に、Ａｒｃアドレスから前述のようにプ
ログラム（番組）を特定し（Ｓ１４２）、このプログラ
ムのＩＤに関連する全てのデータをデータベース１８か
ら削除する（Ｓ１４３）。この削除というのは実際にデ
ータの削除を行うのではなく、各データに削除したデー
タであることを示す識別符号を付加することである。

【００６１】そして、ライブラリからその番組が入って
いるＤＶＤを取り出させる（Ｓ１４４）。

【００６２】すなわち、本実施の形態のＤＶＤアーカイ
ブシステムは、ＤＶＤのオーサリング時にアセットマネ
ジメント情報（プログラム（番組）のＩＤ、キーワード
等のプロパティ等）をオペレータが生成し、これを生デ
ータと共に階層構造でＤＶＤに書き込む。

【００６３】そして、このＤＶＤのライブラリの挿入に
伴って自動的にアセットマネジメント情報をサーバであ
るアセット情報管理装置５が読み出して自動的にプログ
ラムＩＤでリンク付けされた番組の検索情報（Ａｒｃア
ドレスを含む）を生成し、この検索情報を用いてクライ
アントからのキーワードに対応する番組（ＤＶＤ）をラ
イブラリから検索する。

【００６４】

【発明の効果】以上のように本発明の光ディスクの登録
データ作成装置によれば、オペレータによって入力され
た光ディスクに記憶されたマルチメディアデータの番組
情報、該番組の構成要素情報を関連ずけて光ディスクの
アセット情報として、画像データと共に光ディスクに登
録するので、番組に応じた属性情報を書き込んだ光ディ
スクを容易に得ることができるという効果が得られてい
る。

【００６５】また、本発明の光ディスクのアセット情報
のデータ構造は、マルチメディアデータの番組情報を最
上位に、下位に該番組の構成要素情報をそれぞれ階層的
に関連ずけているので、番組情報を引当てさせるだけで
光ディスクにどのような番組が格納されているか知らせ
ることができるという効果が得られている。

【００６６】また、本発明のアセット情報管理装置によ
れば、光ディスクの収納に伴って送出されたアーカイブ
アドレスをマルチメディアデータの番組の構成要素情報
に付加すると共に、番組情報のＩＤを属性情報、構成要
素情報にそれぞれ割り当て、光ディスクライブラリにお
ける番組の検索ファイルとしてデータベースに格納す
る。

【００６７】そして、外部からのキーワードの入力に伴
って、キーワードに対応する番組の属性情報、番組の構
成要素情報を引当て、アーカイブアドレスの光ディスク
のマルチメディアデータを光ディスクライブラリから転
送させる。

【００６８】このため、ライブラリにどのような番組が
入っているかを調べるために画像を一々表示させなくと
も、容易に自動的に所望の番組を提供させることができ
るという効果が得られている。

【００６９】さらに、本発明のアーカイブシステムによ
れば、光ディスクの登録データ作成装置で画像データの
番組の属性情報を書き込んだ光ディスクを生成する。

【００７０】そして、この光ディスクが光ディスクライ
ブラリに収納されたとき、アセット情報管理装置が光デ
ィスクの収納に伴って送出されたアーカイブアドレスを
番組の構成要素情報に付加すると共に、番組情報のＩＤ
を番組の属性情報、構成要素情報にそれぞれ割り当て、
外部からの番組のキーワードの入力に伴って、そのＩＤ
に対応する属性情報、番組の構成要素情報を引当て、ア
ーカイブアドレスの光ディスクの画像データを光ディス
クライブラリから転送させる。

【００７１】すなわち、光ディスクライブラリに、光デ
ィスクを収納させるだけで自動的にライブラリの番組を
検索させるためのデータベースが構築されるという効果
が得られている。

【００７２】また、オペレータが一々番組を検索するた
めのデータベースを手作業で作成する必要がないので、
作業工数が低減するという効果が得られている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態のＤＶＤアーカイブシステムの概
略構成図である。

【図２】本実施の形態の番組のプログラムの構成を説明
する説明図である。

【図３】本実施の形態のＤＶＤデータ作成装置の概略構
成図である。

【図４】本実施の形態のオーサリングを説明する説明図
である。

【図５】属性情報（アセット情報）の階層構造を説明す
る説明図である。

【図６】ＤＶＤに書き込まれる属性情報（アセット情
報）の具体的な説明図である。

【図７】本実施の形態のアセット情報管理装置の概略構
成図である。

【図８】本実施の形態のデータベースのファイルを説明
する説明図である。

【図９】本実施の形態のアセット情報管理装置の動作を
説明するフローチャートである。

【図１０】本実施の形態のテーブルの引当過程を説明す
る説明図である。

【図１１】番組検索装置の画面を説明する説明図であ
る。

【符号の説明】

１ ＤＶＤアーカイブシステム ２ ＤＶＤデータ作成装置 ３ ＤＶＤ ４ ＤＶＤライブラリ ６ 番組検索装置 １１ ＭＰＥＧエンコーダ １３ ＤＶＤーＲライター １５ ＤＶＤライブラリ管理テーブル作成部 １６ 番組検索ファイル生成部 １７ ＤＶＤ検索処理部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B082 EA01 JA11 5D110 AA15 AA27 AA29 BB24 BB28 DA03 DA04 DA09 DA10 DB09 DC06 DC22 DD06 DE04 DE06 EA07 FA05

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 オーディオビデオ情報を取り込んで圧縮
   変換したマルチメディアデータを送出する機器と、該機
   器からのマルチメディアデータを所定の形式で光ディス
   クに記憶するデータ書込器とを備えた光ディスクの登録
   データ作成装置において、 入力された前記光ディスクに記憶されたマルチメディア
   データの番組情報、該番組情報の属性情報を関連づけて
   前記光ディスクのアセット情報として、前記マルチメデ
   ィアデータと共に前記光ディスクに登録する手段を有す
   る光ディスクの登録データ作成装置。
2. 【請求項２】 マルチメディアデータの番組情報を最上
   位に、下位に該番組情報の属性情報、その番組の構成要
   素情報をそれぞれ階層的に関連づけ、これらをアセット
   情報として、前記マルチメディアデータと共に記憶した
   光ディスクのアセット情報のデータ構造。
3. 【請求項３】 光ディスクを複数積層状態で収納し、該
   収納に伴って、当該装置の番号と収納ユニットの番号と
   該収納ユニットの前記光ディスクの位置とからなるアー
   カイブアドレス及び前記光ディスクの格納データを送出
   する光ディスクライブラリに接続して用いられるアセッ
   ト情報管理装置であって、 前記光ディスクは、 マルチメディアデータの番組情報を最上位に、下位に該
   番組情報の属性情報、その番組の構成要素情報をそれぞ
   れ階層的に関連づけ、これらをアセット情報として、前
   記マルチメディアデータと共に記憶した光ディスクであ
   り、 前記アセット情報管理装置は、 前記光ディスクの収納に伴って、前記送出された前記ア
   ーカイブアドレスを前記番組の構成要素情報に付加する
   と共に、前記番組情報のＩＤを前記属性情報、番組の構
   成要素情報にそれぞれ割り当て、前記光ディスクライブ
   ラリにおける番組の検索ファイルとしてデータベースに
   格納する番組検索ファイル生成部と、外部からのキーワ
   ードの入力に伴って、前記番組の検索ファイルからその
   キーワードに対応する属性情報を読み、該属性情報のＩ
   Ｄに対応する前記番組情報、番組の構成要素情報を引当
   て、この構成要素情報の前記アーカイブアドレスの光デ
   ィスクのマルチメディアデータを前記光ディスクライブ
   ラリから転送させる光ディスク検索処理部とを有するこ
   とを特徴とするアセット情報管理装置。
4. 【請求項４】 オーディオビデオ情報を取り込んで圧縮
   変換した画像データ及び該画像データの番組情報、該番
   組情報の属性情報、番組の構成要素情報を、指示に基づ
   いて生成し、前記マルチメディアデータと共に光ディス
   クに書き込む光ディスクの登録データ作成装置と、 前記光ディスクを複数積層状態で収納し、該収納に伴っ
   て、当該装置の番号と収納ユニットの番号と該収納ユニ
   ットの前記光ディスクの位置とからなるアーカイブアド
   レス、及び前記光ディスクの格納データを送出する光デ
   ィスクライブラリと、 前記光ディスクの収納に伴って送出された前記アーカイ
   ブアドレスを前記番組の構成要素情報に付加すると共
   に、前記番組情報のＩＤを前記属性情報、構成要素情報
   にそれぞれ割り当て、外部からの番組のキーワードの入
   力に伴って、そのＩＤに対応する前記属性情報、構成要
   素情報を引当て、前記アーカイブアドレスの光ディスク
   のマルチメディアデータを前記光ディスクライブラリか
   ら転送させるアセット情報管理装置とを有することを特
   徴とするアーカイブシステム。
5. 【請求項５】 前記光ディスクライブラリに保管される
   全ての番組のジャンル画面と、該ジャンルの画面毎に、
   その画面を選択させるためのキーワード情報とを連動表
   示させ、前記キーワード情報の内で選択されたキーワー
   ドを前記アセット情報管理装置に転送する番組検索装置
   とを有することを特徴とする請求項４記載のアーカイブ
   システム。