JP2008046642A - 外光遮蔽層およびこれを含むディスプレイ装置 - Google Patents

外光遮蔽層およびこれを含むディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、明室におけるコントラスト比を向上させ、モアレ現象を防ぐことができるディスプレイ装置に関する。
【解決手段】本発明は、視聴者側から見たときに発光領域と前記発光領域の周辺部である非発光領域とに区分される複数の発光セルを含むパネルアセンブリと、前記パネルアセンブリ上に配置されて一側に遮光パターンが形成された外光遮蔽層を備えたディスプレイフィルタとを含むディスプレイ装置を提供する。前記発光領域の面積は前記発光セルの全体面積の60%以上であり、前記遮光パターンの進行方向と前記パネルアセンブリの長辺が成すバイアス角度は5°以下である。前記外光遮蔽層はディスプレイ装置に適用され、モアレ現象を効果的に防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は外光遮蔽層およびこれを含むディスプレイ装置に関し、より詳細には、明室におけるコントラスト比(contrast ratio)を向上させ、モアレ(moire)現象を防ぐことができる外光遮蔽層およびこれを含むディスプレイ装置に関する。
現代社会の高度情報化に伴い、光エレクトロニクス(photo electronics)に関する部品および機器が著しく進歩し普及している。その中でも画像を表示するディスプレイ装置は、テレビやパソコンモニターの装置用などとして普及している。また、このようなディスプレイ装置の大型化とともに薄型化が進められている。
一般的に、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPとする)装置は、既存のディスプレイ装置を代表するCRT(Cathode Ray Tube)に比べて大型化および薄型化を同時に満たし得る次世代型のディスプレイ装置として脚光を浴びている。このようなPDP装置は、ガス放電現象を用いて画像を表示するものであって、表示容量、輝度、コントラスト比、残像、視野角など各種の表示能力が優れている。また、PDP装置は他のディスプレイ装置よりも大型化が容易であり、薄型の発光型ディスプレイ装置として今後の高品質デジタルテレビに最適な特性を備えていると評価されている。さらに、CRTを代替することができるディスプレイ装置として注目されている。
PDP装置は、電極に印加される直流または交流電圧によって電極間のガスから放電が発生し、これに伴う紫外線の放射によって蛍光体を励起させて発光するようになる。
しかし、PDP装置駆動の特性上、電磁波および近赤外線の放出量が多くて蛍光体の表面反射が高いだけでなく、封入ガスであるヘリウム(He)やキセノン(Xe)から放出されるオレンジ光によって色純度が陰極線管まで及ばないという短所がある。
したがって、PDP装置から発生する電磁波および近赤外線によって人体に有害な影響を及ぼしたり、無線電話機やリモコンなどの精密機器に誤動作を誘発させたりもする。このようなPDP装置を用いるためには、PDP装置から放出される電磁波や近赤外線の放出を所定値以下に抑制することが求められている。このため、電磁波および近赤外線を遮蔽するとともに反射光を減少させて色純度を向上させるために、電磁波遮蔽、近赤外線遮蔽、光表面反射防止および/または色純度改善などの機能を有するPDPフィルタを採用している。
このようなPDP装置は、ガス放電現象が起こる放電セルを含むパネルアセンブリと、電磁波および近赤外線を遮蔽するPDPフィルタとで構成される。PDPフィルタはパネルアセンブリの前面部に装着されるため、透明性も満たすものでなければならない。
このような従来技術に係るPDP装置において、外部が明るいという条件、すなわち明室条件では、外部環境光がPDPフィルタを通過してパネルアセンブリ内に流入することがある。このような場合、パネルアセンブリ内の放電セルで発生した入射光と外部からPDPフィルタを通過して流入した外部環境光との重合が発生する。この結果、明室条件ではコントラスト比が低下し、PDP装置の画面表示能力が悪化するようになる。
また、従来技術に係るPDP装置の場合、PDP装置を構成するピクセルとPDPフィルタとの間の周期的なパターンの干渉によってモアレ現象が発生し、PDP装置の画面表示能力が低下する。
本発明は、前記のような問題点を解決するために案出されたものであって、明室条件におけるコントラスト比を向上させ、モアレ現象を防ぐことができるディスプレイフィルタ用外光遮蔽層を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記外光遮蔽層を含み、モアレ現象が発生しないディスプレイ装置に関することを目的とする。
本発明の一特徴に係るディスプレイフィルタ用外光遮蔽層は、透明樹脂材質の基材および前記基材の一面に一定周期で互いに離隔して形成された遮光パターンを含む。前記遮光パターンの進行方向と前記基材の長辺が成すバイアス角度(α)は5°以下である。
本発明の一特徴に係るディスプレイフィルタは、フィルタベースと、ディスプレイフィルタ用外光遮蔽層とを含む。前記外光遮蔽層は、前記基材の一面に一定周期で互いに離隔して形成された遮光パターンを含む。前記遮光パターンの進行方向と前記基材の長辺が成すバイアス角度(α)は5°以下である。
本発明の一特徴に係るディスプレイ装置は、視聴者側から見たときに発光領域と前記発光領域の周辺部である非発光領域とに区分される複数の発光セルを含むパネルアセンブリと、前記パネルアセンブリ上に配置されて一側に遮光パターンが形成された外光遮蔽層を備えたディスプレイフィルタとを含む。前記ディスプレイ装置は、前記発光領域の面積が前記発光セルの全体面積の60%以上であり、前記遮光パターンの進行方向と前記パネルアセンブリの長辺が成すバイアス角度は5°以下であることを特徴とする。
しかし、当業者であれば、現時点で完全な100%の発光比率を有するディスプレイ装置の具現に、現実的に困難な面があることを理解することができるであろう。
前記バイアス角度は、好ましくは1.5〜4°である。
前記パネルアセンブリは、前面基板と、前記前面基板に対向する背面基板と、前記前面基板と背面基板との間に形成されて多数の放電空間を形成する隔壁とを含む。
前記パネルアセンブリは、前記放電空間の側面で面放電を起す複数の電極を備えることができる。
具体的に、前記パネルアセンブリは、透明な前面基板と、前記前面基板と平行に配置された背面基板と、前記前面基板と背面基板との間に配置されて前記放電空間を区画する上側隔壁と、前記放電空間を囲むように前記上側隔壁内に配置された第1放電電極および第2放電電極と、前記上側隔壁と背面基板との間に配置された下側隔壁と、前記放電空間内に配置された蛍光体層と、前記放電空間内部に注入されている放電ガスとを含むことができる。前記上層隔壁および下層隔壁は格子状であり得る。
前記前面基板または背面基板のうちいずれか1つの基板にはブラックストライプが形成されており、前記ブラックストライプは前記非発光領域の一要素として作用することができる。すなわち、前記非発光領域は、前記隔壁または前記ブラックストライプに対応する。前記前面基板には、放電のために透明電極パターンが形成されることがある。また、前記透明電極パターンは、前記透明電極パターンの信号遅延を防ぐために不透明な金属で成され、平面上から見たときに前記発光領域の一面に平行するように前記発光領域を通過するバス電極パターンをさらに含むことができる。
前記バス電極パターンは、平面上から見たときに前記バス電極パターンと平行な発光領域の一面から所定距離H1だけ離隔しており、前記H1は次の数式を満たす。
H1≦0.3×L1
前記L1は、前記バス電極パターンと平行な発光領域の一面と連結している他面の長さである。
前記外光遮蔽層は、透明樹脂材質の基材と、前記基材の一面に一定周期で互いに離隔して形成された遮光パターンとを含む。
前記遮光パターンは、楔形−ブラックストライプ形状、楔形−ブラックマトリックス形状、楔形−ブラック波形状、フラット−ブラックストライプ形状、フラット−ブラックマトリックス形状またはフラット−ブラック波形状など多様な形状であり得る。
前記ディスプレイフィルタは前記パネルアセンブリの一側と離隔配置されることもでき、接着剤によって接合されることもできる。
上述したように、本発明に係るPDP装置などのディスプレイ装置は、パネルアセンブリの長辺に対して所定のバイアス角度に傾斜された遮光パターンを備えた外光遮蔽層を採用することで、前記ディスプレイ装置の明室コントラスト比を向上させるだけでなくモアレ現象を防ぐこともでき、ディスプレイ装置の表示品質を向上させることができる。
また、本発明に係る外光遮蔽層を備えたディスプレイフィルタは、所定の有効発光面積率を有するパネルアセンブリに適用されて、モアレ現象をパネル特異的に遮蔽することができる。
また、前記本発明に係る外光遮蔽層は、放電空間の側面で面放電する構造を有するPDPパネルのモアレ防止のために効果的に採用されることができる。
以下、添付の図面参照して、本発明の実施形態に係るディスプレイ装置について説明する。具体的に、本実施形態においては、PDP装置について説明する。したがって、本発明のディスプレイフィルタとしては、PDPフィルタが用いられる。
図1は、本発明の一実施形態に係るPDP装置を概略的に示した分解斜視図である。
図1を参照すれば、本発明の実施形態に係るPDP装置100は、ケース110の上部を覆うカバー150と、ケース110内に収容される駆動回路基板120と、ガス放電現象が起こる発光セルを含むパネルアセンブリ130と、PDPフィルタ140とで構成される。PDPフィルタ140には透明基板上に導電性が優れた材料で形成された導電層が備えられており、該導電層はカバー150を介してケース110に接地する。すなわち、パネルアセンブリ130から発生した電磁波が視聴者に逹する前に、これをPDPフィルタ140の導電層を介してカバー150とケース110に接地させるようになる。
以下、前記PDPフィルタについて詳しく説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るPDPフィルタを示した断面図である。図3は、図2のPDPフィルタに適用される外光遮蔽層を示した斜視図である。
図2を参照すれば、本発明の一実施形態に係るPDPフィルタ200は、透明基板210に多様な遮蔽機能などを有する層が形成されたフィルタベース270と、外光遮蔽層230とを含む。
ここで、フィルタベース270は、透明基板210と、反射防止層250と、電磁波遮蔽層220とがランダムに積層されて形成される。以下、本発明の一実施形態では、電磁波遮蔽機能、反射防止機能に対応する層をそれぞれ個別に分離して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の一実施形態に係るフィルタベース270は、1つまたはそれ以上の層で構成されることができ、各層は電磁波遮蔽機能、反射防止機能またはこれらを組み合わせた機能を有することができる。また、フィルタベース270は、前述した電磁波遮蔽機能、反射防止機能またはこれらを組み合わせた機能をすべて有しても良いし、このうちいずれか1つのみを有しても良い。
前記フィルタベース270の一面には外光遮蔽層230が配置されている。前記外光遮蔽層230はフィルタベース270のパネルアセンブリ側の面、すなわちPDPフィルタ200がPDP装置に装着されたときに視聴者側と反対になる面に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルタベース270の他面に外光遮蔽層230が配置されても良い。
前記外光遮蔽層230は、支持体232と、支持体232の一面に形成された基材234と、基材234内に形成されて外部からパネルアセンブリに流入する外部環境光320を遮蔽する遮光パターン236とを含む。本実施形態において、遮光パターン236は、一定周期で互いに離隔して配置された多数の楔形ブラックストライプ(black stripe)で構成される。本実施形態において、前記楔形ブラックストライプの底面は、パネルアセンブリ側に向かって前記基材に形成されている。
ここで、遮光パターン236が形成された基材234は、フィルタベース270に直接形成されても良いが、図2に示すように、支持体232に基材234を形成した後にフィルタベース270に結合しても良い。前記支持体232は、遮光パターン236が形成された基材234を支持する役割を行う。図2に示された実施形態では、基材234とフィルタベース270の一面が支持体232を媒介として結合されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、支持体232は基材234を支持する役割を目的とするため、外光遮蔽層230がフィルタベース270の他面に配置される場合には、基材234とフィルタベース270が直接結合されることもできる。
本発明の一実施形態において、支持体232は、紫外線透過性を有する透明な樹脂フィルムであることが好ましい。支持体232の材質の例としては、ポリエチレンテレフタレート(Poly Ethylene Terephthalate:PET)、ポリカーボネート(Poly Carbonate:PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)などが用いられる。もちろん、支持体232としては、フィルタの固有機能を有する膜、例えば、反射防止層250、色補正層240または電磁波遮蔽層220などを用いることもできる。
また、遮光パターン236は断面が楔形であり、パネルアセンブリ(図示せず)に対向する基材234の一面に一定周期で多数のブラックストライプパターンが互いに離隔して形成され、外部環境光320がパネルアセンブリ内部に流入することを防ぐ役割を行う。
基材234は紫外線硬化性樹脂で形成され、遮光パターン236は光を吸収することができる黒色有機物、無機物、または金属などで形成される。特に、金属の場合には電気伝導度が高く、すなわち電気抵抗が低いため、金属粉末を添加して遮光パターン236を形成する場合には金属粉末の濃度によって電気抵抗の調節が可能であるため、遮光パターン236は電磁波遮蔽機能を遂行することができる。さらに、表面が黒く処理された、または黒色の金属を用いる場合には、外光遮蔽機能および電磁波遮蔽機能を効率的に具現することができる。また、遮光パターン236には炭素を含む紫外線硬化性樹脂を用いることもできる。
本発明の遮光パターン236は、ロール成形法、熱可塑性樹脂を用いた熱プレス(press)法、遮光パターン236とは反対の形状が転写された基材234内に熱可塑性または熱硬化性樹脂を充填して成形する射出成形法などによって形成することができる。また、基材234を構成する紫外線硬化性樹脂が反射防止機能、電磁波遮蔽機能、色調節機能またはこれらを組み合わせた機能を有している場合、外光遮蔽層230は付加的に前記のような機能を遂行することもできる。
前記外光遮蔽層230を構成する遮光パターン236は、外部環境光320を吸収してパネルアセンブリに流入することを防ぎ、パネルアセンブリからの入射光310を視聴者側に全反射する役割を行う。したがって、可視光線に対する高い透過率と高いいコントラスト比を得ることができる。
PDP装置は、可視光線に対する高い透過率と高いコントラスト比を有することが好ましい。ここで、コントラスト比は、下記の数1のように示すことができる。
Figure 2008046642
PDP装置の透過率を高めるために、パネルアセンブリから放出される光をPDPフィルタでろ過せずに通過させる場合、白色光の輝度だけでなく黒色光の輝度も高くなる。したがって、PDP装置の輝度を高める場合には全体的なコントラスト比が相対的に低くなる。従来技術に係るPDP装置の場合、黒色色素を含む色補正フィルムを含むPDPフィルタを用いてPDPフィルタの透過率をある程度低める代わりにコントラスト比を高める方法を採用している。このような従来技術に係るPDP装置の場合には、約120:1のコントラスト比が得られる。
本発明のPDPフィルタ200は、黒色色素を含む色補正フィルムを用いる代わりに光を吸収する遮光パターン236を用いている。ここで、遮光パターン236は、パネルアセンブリから放出される入射光310を一部吸収し、白色光および黒色光の輝度を所定の部分低めることでコントラスト比を高める役割を行う。また、数式1によれば、コントラスト比は反射光の輝度に対する関数であるが、反射光は外部環境光320がパネルアセンブリに流入した後に反射した光を含む。ここで、外部環境光320は、遮光パターン236に直接吸収されたりパネルアセンブリに反射が起きたりしても再び遮光パターン236に吸収されるため、反射光の輝度を低めることができる。したがって、黒色光と白色光に対して同じ反射光が生成されたとしても、数式1の分母に位置する「反射光の輝度」が低くなるため、コントラスト比を高めることができる。
基材234の一面に対して遮光パターン236の底面が占める面積の比率が20〜50%であるときに、透過量の損失を最小に抑えながら最大のコントラスト比を得ることができる。より好ましくは、基材234の一面に対して遮光パターン236の底面が占める面積の比率が25〜35%であるときにより良い効果を得ることができる。このような外光遮蔽層230を含むPDPフィルタ200を用いたPDP装置の場合には、可視光線に対する透過率を40%以上に維持した状態で250:1以上のコントラスト比を得ることができる。
一方、外光遮蔽層230は、それ自体が可視光線の波長帯で60%以上の透過率を有する。パネルアセンブリからの入射光310は外光遮蔽層230に対してほぼ垂直方向に入射し、このうち一部の入射光310は遮光パターン236に吸収されるが、大部分の入射光310は基材234を通過して透過するため、PDP装置の透過率を高める要因となる。
再び図2を参照すれば、フィルタベース270は、透明基板210の一面に形成された電磁波遮蔽層220と、透明基板210の他面に形成された反射防止層250などが積層された構造を有する。ただし、本発明はこのような積層順に限定されるものではなく、フィルタベース270は、透明基板210、反射防止層250または電磁波遮蔽層220がランダムに積層された構造を有することができる。
ここで、透明基板210は、一般的にガラスまたはアクリルのような透明プラスチック材料を用いて製造される。ただし、フィルタベース270の仕様によっては、このような透明基板210が除外されることもある。
本発明の一実施形態において、透明基板210としては、ガラスや石英などのような無機化合物成形物と透明な有機高分子成形物とを挙げることができる。
有機高分子成形物で成された透明基板210としては、アクリルやポリカーボネートが一般的に用いられるが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。透明基板210は高透明性や耐熱性を有するものが好ましく、高分子成形物および高分子成形物の積層体を透明基板210として用いることもできる。透明基板210の透明性に関しては可視光線の透過率が80%以上であるものが好ましく、耐熱性に関してはガラス転移温度が50度以上であるものが好ましい。高分子成形物は可視波長領域において透明であれば良く、この種類の具体的な例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスルホン(PS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリスチレン、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリイミド、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。そのうち価格、耐熱性、透明性の面において、ポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
また、電磁波を遮蔽するためには、ディスプレイ表面を導電性が高い物体で覆う必要がある。本発明の一実施形態に係る電磁波を遮蔽するための電磁波遮蔽層220としては、導電性メッシュフィルムまたは金属薄膜と高屈折膜透明薄膜とを積層した多層透明導電膜を用いることができる。本発明の一実施形態において、電磁波遮蔽層220は透明基板210の一面、すなわちパネルアセンブリ側の面に形成されているが、本発明はこのような配置に限定されるものではない。
ここで、導電性メッシュフィルムとしては、接地した金属メッシュまたは合成樹脂や金属纎維のメッシュに金属被服したものが一般的に用いられる。導電性メッシュフィルムを構成する金属材質の例としては、銅、クロム、ニッケル、銀、モリブデン、タングステン、アルミニウムなど電気導電性が優れており加工性がある金属であればすべて使用が可能である。
また、多層導電膜は、ITO(Indium Tin Oxide)に代表される高屈折透明薄膜を電磁波遮蔽のために用いることができる。多層透明伝導膜としては、金、銀、銅、白金、パラジウムなどの金属薄膜と、酸化インジウム、酸化第2スズ、酸化亜鉛などの高屈折透明薄膜を交互に積層した多層薄膜などが挙げられる。
金属薄膜は銀(Ag)または銀を含んだ合金で成された薄膜層である。その中でも銀は、導電性、赤外線反射性および多層積層をしたときに可視光線透過性が優れているため好ましく用いることができる。しかし、銀は化学的かつ物理的な安全性が低く、周囲環境の汚染物質、水蒸気、熱、光などによって劣化するため、銀に金、白金、パラジウム、銅、インジウム、スズなどの周囲環境に安定的な金属を1種以上含んだ合金も好ましく用いられる。
また、高屈折率透明薄膜層は可視光線に対して透明性を有しており、金属薄膜との屈折率の差により、金属薄膜によって可視光線が反射することを防ぐ効果を有する。このような高屈折率透明薄膜を形成する具体的な材料としては、インジウム、チタン、ジルコニウム、ビズマス、スズ、亜鉛、アンチモン、タンタル、セリウム、ネオジウム、ランタン、トリウム、マグネシウム、カリウムなどの酸化物やこれら酸化物の混合物、または硫化亜鉛などを挙げることができる。
図示してはいないが、本発明の一実施形態に係るフィルタベース270は、別途で近赤外線遮蔽層を含むことがある。近赤外線遮蔽層は、パネルアセンブリから発生して無線電話機やリモコンなどの電子機器の誤動作を引き起こす強力な近赤外線を遮蔽する役割を行う。
本発明の一実施形態において、電磁波遮蔽層220として金属薄膜と高屈折率透明薄膜とを積層した多層透明導電膜を用いる場合は、多層透明導電膜が近赤外線を遮蔽する効果がある。したがって、この場合は、近赤外線遮蔽層を別途で形成しなくても、電磁波遮蔽層220だけで近赤外線と電磁波とを遮蔽する2つの機能を遂行することができる。もちろん、この場合でも、後述する近赤外線遮蔽層を別途で形成することもできる。
本発明の一実施形態において、電磁波遮蔽層220として導電性メッシュフィルムを用いる場合は、パネルアセンブリで放出される近赤外線を遮蔽するために、近赤外線領域の波長を吸収する近赤外線吸収色素を含んだ高分子樹脂を用いることができる。例えば、近赤外線吸収色素としては、シアニン系、アントラキノン系、ナフトキノン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン系、ジイモニウム系、ニッケル−ジチオール系など多様な成分の有機染料を用いることができる。PDP装置は広い波長領域に渡って強力な近赤外線を発するため、広い波長領域に渡って近赤外線を吸収することができる近赤外線遮蔽層を用いる必要がある。
本発明の一実施形態において、電磁波遮蔽層220として透明導電膜を用いる場合は、導電性メッシュフィルムを用いる場合より電磁波遮蔽機能が低下することがあるが、遮光パターン236に金属粉末を添加して電磁波遮蔽機能を補完または強化すれば、透明導電膜でも充分な電磁波遮蔽機能を具現することができる。
本発明の一実施形態に係る反射防止層250は、透明基板210の他面に形成されるが、本発明はこのような積層順に限定されるものではない。好ましくは、図2に示すように、反射防止層250は、PDPフィルタ200がPDP装置に装着されたときに視聴者側となる面、すなわちパネルアセンブリ側とは反対側の面に形成されることが効率的である。このような反射防止層250は外部光の反射を減らし、視認性を良くすることができる。
もちろん、反射防止層250をPDPフィルタ200の周面のうちパネルアセンブリ側となる面にも形成することにより、PDPフィルタ200の外光反射をさらに減らすことができる。また、反射防止層250を形成してPDPフィルタ200の外光反射を減らすことでパネルアセンブリからの可視光線透過率を向上させ、コントラスト比を高めることができる。
再び図2を参照すると、本発明の一実施形態に係るPDPフィルタ200は、色補正層240をさらに含むことができる。前記色補正層240は赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の量を減少したり調節したりすることで、色均衡を変化させたり校正することができる。
パネルアセンブリからオレンジ色が強く放出される要因としては、プラズマ自体から出る光と外部環境光とがパネルアセンブリで再反射して出る光がオレンジ色を帯びる傾向があるためである。本発明の一実施形態に係るPDPフィルタ200は、外光遮蔽層230を形成して外部環境光320がパネルアセンブリに流入することを遮蔽することで、オレンジ色の入射光310の量を根本的に減らすことができるようになる。したがって、本発明のPDPフィルタ200は、追加的にオレンジ色を色補正するための色素の使用量を減らしたり使用したりしなくても、色純度を向上させることができる。例えば、明室(150ルクス)においてRGB色相を中間調表示(50IRE)としておき、各色相に対して測定器で色座標を求めて、固有の色相の色座標に対する面積と測定された色座標の面積の比率を求めれば、パネルアセンブリで直接測定するときには66%の面積の比率を得ることに比べて、PDPフィルタ200を介して測定するときには86%の面積の比率を有するようになり、高い色純度が得られることを知ることができる。
色補正層240はディスプレイの色再現範囲を増加させ、画面の鮮明度を向上させるために多様な色素を用いる。このような色素としては、染料あるいは顔料を用いることができる。色素の種類は、アントラキノン系、シアニン系、アゾ系、スチリル系、フタロシアニン系、メチン系などのネオン光遮蔽機能を有する有機色素があるが、本発明はこれに限定されるものではない。色素の種類と濃度は、色素の吸収波長、吸収係数、ディスプレイで要求される透過特性によって決定されるため、特定数値に限定されて用いられることはない。
本発明の各層または膜を接着するときには、透明な粘着剤または接着剤を用いることができる。具体的な材料としては、アクリル系接着剤、シリコン系接着剤、ウレタン系接着剤、ポリビニルブチラール接着剤(PMB)、エチレン−酢酸ビニル系接着剤(EVA)、ポリビニルエーテル、飽和無定形ポリエステル、メラミン樹脂などを挙げることができる。
パネルアセンブリが有する周期的パターン(発光セル構造、電極パターンなど)と外光遮蔽層230の遮光パターン236の周期的パターンとによってモアレ縞(moire fringe)が生じることがある。モアレ縞とは、2つ以上の周期的なパターン(periodic pattern)が重なるときに生成される干渉縞(interference fringe)を意味する。このような放電セルと外光遮蔽層との間の干渉現象によるモアレ縞を遮蔽するために、図3に示すように、遮光パターン236の延長線と基材234の長辺が所定の角度αを持つように交差して配置している。ここで、モアレ縞を効果的に遮蔽するためには、遮光パターン236の延長線と基材234の長辺が成す交差角として定義されるバイアス角度(bias angle:α)を、パネルアセンブリの構造によってその有効値を変化させる。後述する本発明のパネルアセンブリのモアレ防止のために前記バイアス角度は5°以下でなければならず、好ましくは1.5〜4°の範囲内でなければならない。前記バイアス角度は、パネルアセンブリの長辺(視聴者を基準として横方向)に対する遮光パターン236の交差角として理解されても良い。
前記のように、遮光パターン236が所定のバイアス角度(5°以下)を持つようになれば、パネルアセンブリの各種パターンおよび前記遮光パターン236のピッチなどから影響を殆ど受けることなく、PDP装置のモアレ現象を効果的に遮蔽することができる。
以下、本発明に係るパネルアセンブリについて詳しく説明する。特に、以下で説明するパネルアセンブリは、前記バイアス角度によるモアレ現象の防止が有効的に適用される特徴を有している。
本発明に係るパネルアセンブリは複数の発光セルを含む。前記発光セルは、パネルアセンブリの前面基板と背面基板との間に形成される領域である。前記発光セルは、視聴者側から見たときに発光する発光領域と発光領域の周辺部である非発光領域とに区分される。本発明において、前記発光領域とは、放電ガスが放電する空間である放電空間と完全に一致する概念ではない。
すなわち、放電空間は格子状によって多様化することができるが、前記発光セルは1つの光学的な単位ピクセルとしての概念である。これとは異なり、前記放電空間はパネルアセンブリの隔壁形態、例えば、ストライプ形状の隔壁、格子形状の隔壁などの形態によって多様化する。
図4は、本発明の一実施形態に係るパネルアセンブリの発光セルを概念的に示した平面図である。図4に示された発光セルは、視聴者側から見たときの平面的な様子を示したものである。
図4を参照すれば、発光セル40は、発光領域42と非発光領域44とに区分される。前記発光セル40は、互いに隣り合って連続して形成されている。前記図4は同一層上の様子でないことがある。すなわち、図4は、視聴者側から観測される発光セル40の様子を示した図である。
前記発光領域42はそれぞれ赤色発光領域、緑色発光領域および青色発光領域であったりする。前記3つの互いに異なる色相を発現する発光領域が1つのグループを成して多様なカラーを具現することができるカラーピクセルとして機能することができる。
前記非発光領域44が格子状の隔壁を有するパネルアセンブリの場合には、隔壁の一部に対応する領域であり得る。一方、ストライプ形状の隔壁を有するパネルアセンブリの場合には、前記非発光領域44は、一部の隔壁に対応する領域または前面基板に形成されたブラックストライプの一部に対応する領域であり得る。すなわち、前記非発光領域44は、視聴者側から見たときに黒く表示される部分である。例えば、ストライプ形状の隔壁を有するパネルアセンブリの場合、図4における縦方向の非発光領域44aは隔壁であり、横方向の非発光領域44bは前面基板に形成された遮光パターン(ブラックストライプ)であったりする。
本発明に係るパネルアセンブリの場合、前記発光領域42の面積は、発光セル40の全体面積の60〜98.9%である。前記発光セル40の全体面積に対する発光領域42の面積比率は、理論的ではあるが、100%の有効発光面積の比率を有する場合も含む。すなわち、前記面積の比率が増加するほど黒く見える部分が減り、反対に前記面積の比率が減少するほど有効発光面積も減るようになる。
前記のような面積の比率を有するパネルアセンブリおよび上述した5°以下のバイアス角度を有する外光遮蔽層を備えたPDP装置の場合、明室コントラスト比が優れているだけでなくモアレ現象が発生しない。すなわち、前記面積の比率が60%未満であれば、5°以下のバイアス角度を有する外光遮蔽層の場合であってもモアレ現象が発生し得るし、反対に前記面積の比率の範囲を満たしていても前記バイアス角度が5°を超過すればモアレ現象が発生し得る。
本実施形態においてはPDP装置を中心として説明したが、本発明の外光遮蔽層はPDP装置でなくても、発光領域が発光セルの全体面積の60%以上である一般的なディスプレイ装置に適用することができる。すなわち、当業者であれば、液晶表示装置などのモアレ防止のために、本発明に係る外光遮蔽層を容易に適用することができるであろう。
図5は、本発明の一実施形態に係るPDPパネルアセンブリを示した分離斜視図である。
本実施形態に係るPDPパネルアセンブリ500は、交流型3電極面放電プラズマディスプレイパネルであり、前記PDPパネルアセンブリ500は、前面基板520と背面基板530とを備える。
背面基板530には、アドレス放電を発生させるアドレス電極533と、前記アドレス電極が埋められた背面誘電体層535と、放電空間を区画する隔壁537と、前記隔壁の両側および前記隔壁が形成されない背面基板に塗布された蛍光体層539とが形成される。本実施形態において、前記隔壁537はストライプ形状である。
前記背面基板530と離隔および対向して配置された前面基板520には、維持放電を発生する共通および走査電極522、523と、前記共通および走査電極522、523が埋められた前面誘電体層525と、保護層529が備えられる。
前記共通電極522は、透明共通電極522aと前記透明共通電極の一側に配置されたバス共通電極522bとを含む。また、前記走査電極523は、透明走査電極523aの一側に配置されたバス走査電極523bを含む。
本実施形態において、前記隔壁537は、視聴者を基準としてパネルアセンブリ500の縦方向に延長しており、共通および走査電極522、523は前記隔壁537と垂直に延長するようにパターニングされている。したがって、上述した外光遮蔽層は、遮光パターンのバイアス角度が前記共通および走査電極の延長方向、すなわち前記パネルアセンブリ500の横方向に対して5°以下を有するように前記パネルアセンブリ500の出射面上に配置される。
図6は、図5のPDPパネルアセンブリの発光セルを概念的に示した平面図である。すなわち、図5のパネルアセンブリを視聴者側から見たときの様子を示した図である。
図6に示すように、複数の発光セル60を含む。前記発光セル60は、発光領域62と非発光領域64とに区分される。また、図6には、前記前面基板520のバス共通電極522bおよびバス走査電極523bが黒く示されている。前記バス電極522b、523bは不透明な金属で成されていて光を透過することができないため、視聴者側から見るときには黒く示されるようになる。
上述したように、本実施形態に係るPDPパネルアセンブリ500の発光領域62の面積は、全体の発光セル60の面積に比べて60%以上の面積を有することにより、上述した所定のバイアス角度(5°以下)を有する外光遮蔽層が本パネルアセンブリに有効に適用され、モアレ現象の発生を効果的に遮蔽することができる。しかし、前記バイアス角度を有する外光遮蔽層は、効果的な差はあるものの、前記発光領域62の面積比率から脱した他のディスプレイ装置に適用され、所定の水準以上のモアレ抑制機能を遂行することができる。
ただし、前記外光遮蔽層の適用を介したモアレ防止効果は、上述したように発光領域62の面積比率が少なくとも60%以上であるディスプレイ装置に適用されることによって、より特異的にモアレ防止効果を示すことができる。
さらに、前記バス電極522b、523bは、前記バス電極522b、523bと平行な位置と隣り合う発光領域面62aに近く配置されている。具体的に、前記バス電極522b、523bと隣り合う発光領域面62a(非発光領域)との間の離隔距離H1は、前記バス電極522b、523bの延長方向と直交する発光領域面62bの長さL1の30%以内となるように配置されることができる。
言い換えれば、前記バス電極の配置関係が下記の数式2を満たすパネルアセンブリである場合、本発明に係る外光遮蔽層の適用を介してモアレ現象を効率的に遮蔽することができる。
〔数2〕
H1≦0.3×L1
上述とは異なる角度で説明すれば、前記H1は前記バス電極と前記バス電極と平行な非発光領域(発光領域面)までの距離であり、前記L1は前記非発光領域と直交する発光領域面の長さである。
このようなバス電極522b、523bの配置関係を有するPDPパネルアセンブリは、上述した所定の角度を有する遮光パターンを備えた外光遮蔽層の適用を介して、モアレ現象を発生させないようにする。
図7は、本発明の他の実施形態に係るPDPパネルアセンブリを示した分離斜視図である。図8は、図7のI−I’線に沿って切断した断面図である。
図7は、放電空間の側面で面放電を引き起こす他の形態のPDPパネルアセンブリ700を示したものである。本発明に係る所定のバイアス角度(5°以下)を有する遮光パターンを備えた外光遮蔽層は、本実施形態に係るPDPパネルアセンブリ700に適用され、より効果的にモアレ現象を防ぐことができる。
図7および図8を参照すると、本実施形態に係るPDPパネルアセンブリ700は、前面基板720および背面基板730を含み、前記前面基板720および背面基板730は互いに平行するように離隔配置される。前記前面基板720には上側隔壁727が形成されている。前記上側隔壁727は非放電部に配置されて放電空間を区画する。前記上側隔壁727内には、上側放電電極722と下側放電電極723が前記発光領域を囲むように形成される。この場合、上側放電電極722は、下側放電電極723の上側に配置された電極を意味する。本実施形態において、前記隔壁727は格子状であるため、前記放電空間は発光領域に対応する概念として理解される。
前記上側隔壁727と背面基板730との間には下側隔壁737が形成されており、前記下側隔壁737は荷電粒子のクロストークを防ぐ。前記下側隔壁737によって限定される空間内には蛍光体層739が配置される。前記放電空間内には放電ガスが存在する。
ここで、上側放電電極722と下側放電電極723のうちいずれか1つがアドレス電極の役割をし、他の1つが放電電極の役割をして放電を発生させることができる。
これとは異なり、図7および図8に示すように、前記上側放電電極722と下側放電電極723が互いに平行に一方向に延長し、前記上側放電電極722および下側放電電極723と対向しないように延長したアドレス電極733をさらに備えることもできる。この場合には、前記上側隔壁727の側面がMgO膜729によって覆われており、前記アドレス電極733が背面基板130と蛍光体層739との間に配置され、前記アドレス電極733と蛍光体層739との間には誘電体層735が形成されることが好ましい。
このようなPDP構造の1つの例をさらに具体的に説明すれば、背面基板730と、前記背面基板の上側に配置されて一方向に延長したアドレス電極733と、前記アドレス電極を覆う誘電体層735と、前記誘電体層の上側に形成されて放電空間Cを区画する下側隔壁737と、前記放電空間の上側を囲んで前記アドレス電極と交差するように延長した下側放電電極723と、前記放電空間の上側を囲んで前記走査電極と水平に延長した上側放電電極722と、前記上側放電電極と下側放電電極とを覆う上側隔壁727と、前記放電空間の下側で隔壁の側面および前記隔壁が配置されない誘電体層上に配置された蛍光体層739と、前記発光セル内に存在する放電ガスと、前記上側隔壁上に背面基板と平行するように配置された前面基板720とを備える。
前記背面基板730はアドレス電極733や誘電体層735などを支持し、通常はガラスを主成分とする材料で製造される。
前記アドレス電極733は、前記下側放電電極723と上側放電電極722との間の維持放電をより容易にするためのアドレス放電を引き起こすためのものであり、より具体的には維持放電が開始される電圧を低める役割をする。
背面基板730にアドレス電極733が形成される場合には、上側放電電極が走査電極であり、下側放電電極が共通電極である場合もある。しかし、上側放電電極722が共通電極であり、下側放電電極723が走査電極であるのがより好ましい。これは、前記走査電極とアドレス電極733との間のアドレス放電が円滑に起こるためには、走査電極が共通電極の下側に配置するのが好ましいためである。したがって、ここでは説明の便宜のために、上側放電電極722を共通電極と称し、下側放電電極723を走査電極と称する。
本実施形態において、走査電極723と共通電極722は、放電空間Cの上側を囲むように配置される。前記放電空間の上側とは、下側隔壁737より高い位置ある部分を意味する。
前記走査電極723と共通電極722は互いに交差するように配置されることもできる。しかし、背面基板にアドレス電極733が形成される場合には、前記走査電極723と共通電極722は互いに平行に配置されることが好ましい。
また、図7では、走査電極723と共通電極722がそれぞれ1つの電極として形成されているが、これとは異なり、走査電極と共通電極がそれぞれ2つ以上の副電極を備えることもできる。
前記アドレス放電とは、走査電極723とアドレス電極733との間に起こる放電であって、アドレス放電が終了すれば走査電極723側には陽イオンが蓄積され、共通電極722側には電子が蓄積される。これにより走査電極と共通電極との間の維持放電がより容易になる。
前記誘電体層735は、放電するときに陽イオンまたは電子がアドレス電極733に衝突してアドレス電極を損傷させることを防ぎながらも電荷を誘導することができる誘電体として形成される。このような誘電体としてはPbO、B2O3、SiO2などがある。
前記下側隔壁737は、単位ピクセルを構成する赤色発光サブピクセル、緑色発光サブピクセル、および青色発光サブピクセルのうち1つのサブピクセルに該当する放電空間Cの間に誤放電が起こるのを防ぐ。図7には下側隔壁737が放電空間をマトリックス形態で区画するものとして示されているが、これに限定されるものではなく、ハニカム状のように他の形態で区画することもできる。また、図7には前記下側隔壁737によって限定される放電空間Cの横断面が四角形であるものとして示されているが、これに限定されるものではなく、三角形や五角形などの多角形または円型や楕円形などで成されるように形成される。
前記走査電極723と共通電極722は維持放電のための電極であり、該電極の間でPDPの画像を具現する維持放電が起こる。前記走査電極723と共通電極722は、アルミニウム、銅などのような導電性金属で形成される。前記共通電極722が前記走査電極723と平行に延長したというのは、共通電極が走査電極と一定間隔を置いて一緒に配置されるという意味である。
前記上側隔壁727は、隣り合う放電空間Cを区画すると同時に、誘電体に形成されて維持放電時に走査電極723と共通電極722とが直接通電されることを防ぎ、荷電粒子が前記電極722、723に直接衝突してこれらを損傷させることを防ぎ、荷電粒子を誘導して壁電荷を蓄積する機能を行う。
本実施形態に係るPDPパネルアセンブリの場合、走査電極および共通電極がすべて隔壁内部に配置されることで、実質的に、図5のPDPパネルアセンブリに比べて有効発光面積が増加する利点がある。また、上述した本実施形態に係るPDPパネルアセンブリは、本発明に係る外光遮蔽層を採用することにより、モアレ現象を効果的に遮蔽することができる。
以下、発光セル面積に対する発光領域の面積の比率(有効発光面積)によるモアレ現象の発生可否を確認するために、互いに異なる有効発光面積の比率を有する2つの形態のパネルを含むPDP装置を用いて、モアレ発生可否を観察した結果について説明する。
まず、下記の表1に示したそれぞれのパネル仕様を有する42インチのPDP装置(それぞれA型モジュールおよびB型モジュールとする)のモアレ現象の発生可否を確認した。
Figure 2008046642
前記の表1で示されるように、A型モジュールのパネルの場合は有効発光面積の比率が約59%であり、B型モジュールのパネルの場合は約75%であった。
本発明に係る外光遮蔽層のバイアス角度(5°以下)が採用された前記それぞれのPDP装置のモアレ現象の発生可否を観察した結果、A型モジュールを採用したPDP装置の場合には前記バイアス角度によって微差が生じたものの、5°以下のバイアス角度下ではすべてモアレ現象が発生した。この反面、B型モジュールのパネルの場合にはモアレ現象が観察されなかった。
また、シミュレーションの結果、有効発光面積の比率が少なくとも60%以上の場合にはモアレ現象が観察されないものと予測された。
次に、下記の表2に示したそれぞれのパネル仕様を有する50インチのPDP装置(それぞれA型モジュールおよびB型モジュールとする)のモアレ現象の発生可否を確認した。
Figure 2008046642
40インチの場合と同様、前記表2で示されるように、A型モジュールのパネルの場合は有効発光面積の比率が約59%であり、B型モジュールのパネルの場合は約75%であった。
本発明に係る外光遮蔽層のバイアス角度(5°以下)が採用された前記それぞれのPDP装置のモアレ現象の発生可否を観察した結果、A型モジュールを採用したPDP装置の場合には前記バイアス角度によって微差が生じたものの、5°以下のバイアス角度下ではすべてモアレ現象が発生した。この反面、B型モジュールのパネルの場合にはモアレ現象が観察されなかった。
また、シミュレーションの結果、50インチのPDP装置の場合でも、有効発光面積の比率が少なくとも60%以上である場合にはモアレ現象が観察されないものと予測された。
以下、図5のPDPパネルアセンブリを備えたPDP装置に対して、バス電極の位置、ブラックストライプの厚さなどの変数によるモアレ発生可否を確認した結果について説明する。
まず、互いに一定した間隔を有する楔形ブラックストライプで成された遮光パターンを備えた外光遮蔽層の角度を変化させながらモアレ発生可否を調べた。前記ブラックストライプ間の間隔は73.4μmであり、前記楔形底面の面積の比率は前記外光遮蔽層の全面に対して30.0%であった。適用されたPDPパネルアセンブリの発光セルのサイズは912×693μmであった。また、前記パネルアセンブリの補助電極と非発光領域間との間隔は109μmであり、前記補助電極の厚さは48μmであった。
テストの結果、モアレ現象は、パネルアセンブリの横方向(水平方向)に対する前記ブラックストライプのバイアス角度が5°以下であるときにはモアレ現象がほぼ発生せず、特に1.5〜3.5°であるときにはモアレ現象が全く発生しなかった。
次に、互いに一定間隔を有する楔形ブラックストライプで成された遮光パターンを備えた外光遮蔽層の角度を変化させながらモアレ発生可否を調べた。前記ブラックストライプ間の間隔は107.5μmであり、前記楔形底面の面積の比率は前記外光遮蔽層の全面に対して30.0%であった。適用されたPDPパネルアセンブリの発光セルのサイズは912×693μmであった。また、前記パネルアセンブリの補助電極と非発光領域間との間隔は109μmであり、前記補助電極の厚さは48μmであった。
テストの結果、モアレ現象は、パネルアセンブリの横方向(水平方向)に対する前記ブラックストライプのバイアス角度が5°以下であるときにはモアレ現象がほぼ発生せず、特に2.5〜3.5°であるときにはモアレ現象が全く発生しなかった。
最後に、互いに一定間隔を有する楔形ブラックストライプで成された遮光パターンを備えた外光遮蔽層の角度を変化させながらモアレ発生可否を調べた。前記ブラックストライプ間の間隔は73.4μmであり、前記楔形底面の面積の比率は前記外光遮蔽層の全面に対して30.0%であった。適用されたPDPパネルアセンブリの発光セルのサイズは810×810μmであった。また、前記パネルアセンブリの補助電極と非発光領域間との間隔は159.5μmであり、前記補助電極の厚さは65μmであった。
テストの結果、モアレ現象は、パネルアセンブリの横方向(水平方向)に対する前記ブラックストライプのバイアス角度が5°以下であるときにはモアレ現象がほぼ発生せず、特に2.0〜4.0°であるときにはモアレ現象が全く発生しなかった。
前記テストの結果から分かるように、ブラックストライプ間の間隔および発光セルのサイズなどによってモアレ発生程度に差が生じることはあるが、バイアス角度が約5.0°以下であるときにはブラックストライプ間の間隔や発光セルのサイズに大きく左右されることなく、モアレ現象を効果的に遮蔽することができる。さらに、バイアス角度が約1.5〜4.0°であるときにはモアレ現象をさらに効果的に防ぐことができる。
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
本発明の一実施形態に係るPDP装置を概略的に示した分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るPDPフィルタを示した断面図である。 図2のPDPフィルタに適用される外光遮蔽層を示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係るPDPパネルアセンブリの発光セルを概念的に示した平面図である。 本発明の一実施形態に係るPDPパネルアセンブリを示した斜視図である。 図5のPDPパネルアセンブリの発光セルを概念的に示した平面図である。 本発明の他の実施形態に係るPDPパネルアセンブリを示した分離斜視図である。 図7のI−I’線に沿って切断した断面図である。
符号の説明
100:PDP装置
110:ケース
120:駆動回路基板
130:パネルアセンブリ
140:PDPフィルタ
150:カバー
210:透明基板
220:電磁波遮蔽層
230:外光遮蔽層
232:支持体
234:基材
236:遮光パターン
240:色補正層
250:反射防止層
270:フィルタベース
520:前面基板
522a、523a:透明電極
522b、523b:バス電極
525:前面誘電体層
529:保護層
530:背面基板
533:アドレス電極
535:背面誘電体層
537:隔壁
539:蛍光体層
722:上側放電電極
723:下側放電電極
727:上側隔壁
737:下側隔壁

Claims (20)

  1. 透明樹脂材質の基材と、
    前記基材の一面に一定周期で互いに離隔して形成された遮光パターン
    とを含み、
    前記遮光パターンの進行方向と前記基材の長辺が成すバイアス角度αが5°以下であることを特徴とするディスプレイフィルタ用外光遮蔽層。
  2. 前記遮光パターンが、楔形−ブラックストライプ形状、楔形−ブラックマトリックス形状、楔形−ブラック波形状、フラット−ブラックストライプ形状、フラット−ブラックマトリックス形状またはフラット−ブラック波形状であることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイフィルタ用外光遮蔽層。
  3. 前記バイアス角度が1.5〜4°であることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイフィルタ用外光遮蔽層。
  4. フィルタベースと、
    透明樹脂材質の基材と、
    前記基材の一面に一定周期で互いに離隔して形成された遮光パターン
    とを含み、
    前記遮光パターンの進行方向と前記基材の長辺が成すバイアス角度αが5°以下であることを特徴とするディスプレイフィルタ用外光遮蔽層を含むディスプレイフィルタ。
  5. 視聴者側から見たときに発光領域と前記発光領域の周辺部である非発光領域とに区分される複数の発光セルを含むパネルアセンブリと、
    前記パネルアセンブリ上に配置され、一側に遮光パターンが形成された外光遮蔽層を備えたディスプレイフィルタ
    とを含むディスプレイ装置において、
    前記発光領域の面積は前記発光セルの全体面積の60%以上であり、前記遮光パターンの進行方向と前記パネルアセンブリの長辺が成すバイアス角度が5°以下であることを特徴とするディスプレイ装置。
  6. 前記バイアス角度が1.5〜4°であることを特徴とする請求項5に記載のディスプレイ装置。
  7. 前記パネルアセンブリが、前面基板と、前記前面基板に対向する背面基板と、前記前面基板と背面基板との間に形成されて多数の放電空間を形成する隔壁とを含むことを特徴とする請求項5に記載のディスプレイ装置。
  8. 前記パネルアセンブリが、前記放電空間の側面で面放電を引き起こす複数の電極を備えることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置。
  9. 前記PDPパネルアセンブリが、
    透明な前面基板と、
    前記前面基板と平行に配置された背面基板と、
    前記前面基板と背面基板との間に配置されて前記放電空間を区画する上側隔壁と、
    前記放電空間を囲むように前記上側隔壁内に配置された第1放電電極および第2放電電極と、
    前記上側隔壁と背面基板との間に配置された下側隔壁と、
    前記放電空間内に配置された蛍光体層と、
    前記放電空間の内部に注入されている放電ガス
    とを含むことを特徴とする請求項8に記載のディスプレイ装置。
  10. 前記上層隔壁および下層隔壁は格子状であることを特徴とする請求項9に記載のディスプレイ装置。
  11. 前記前面基板または背面基板のうちいずれか1つの基板にはブラックストライプが形成されていることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置。
  12. 前記非発光領域が、前記隔壁または前記ブラックストライプに対応することを特徴とする請求項11に記載のディスプレイ装置。
  13. 前記前面基板には放電のために透明電極パターンが形成されていることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置。
  14. 前記透明電極パターンが、前記透明電極パターンの信号遅延を防ぐために不透明な金属で成され、平面上から見たときに前記発光領域の一面に平行するように前記発光領域を通過するバス電極パターンをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のディスプレイ装置。
  15. 前記バス電極パターンが、平面上から見たときに前記バス電極パターンと平行な発光領域の一面から所定距離H1だけ離隔しており、前記H1は次の数式を満たすことを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置。
    H1≦0.3×L1
    (前記L1は、前記バス電極パターンと平行な発光領域の一面と連結している他面の長さ)
  16. 前記外光遮蔽層が、
    透明樹脂材質の基材と、
    前記機材の一面に一定周期で互いに離隔して形成された遮光パターン
    とを含むことを特徴とする請求項5に記載のディスプレイ装置。
  17. 前記遮光パターンが、楔形−ブラックストライプ形状、楔形−ブラックマトリックス形状、楔形−ブラック波形状、フラット−ブラックストライプ形状、フラット−ブラックマトリックス形状またはフラット−ブラック波形状であることを特徴とする請求項16に記載のディスプレイ装置。
  18. 前記PDPフィルタが、前記パネルアセンブリの一側と粘着剤によって接合されていることを特徴とする請求項5に記載のディスプレイ装置。
  19. 視聴者側から見たときに発光領域と前記発光領域の周辺部である非発光領域とに区分される複数の発光セルを含むパネルアセンブリと、
    前記パネルアセンブリの視聴者側に付着し、一側に遮光パターンが形成された外光遮蔽層
    とを含むディスプレイ装置であって、
    前記発光領域の面積が前記発光セルの全体面積の60%以上であることを特徴とするディスプレイ装置。
  20. 前記遮光パターンの進行方向と前記パネルアセンブリの長辺が成すバイアス角度が5°以下であることを特徴とする請求項19に記載のディスプレイ装置。
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