JP2003058071A - 遮光透明シートおよび遮光画面装置 - Google Patents
遮光透明シートおよび遮光画面装置Info
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- JP2003058071A JP2003058071A JP2001284131A JP2001284131A JP2003058071A JP 2003058071 A JP2003058071 A JP 2003058071A JP 2001284131 A JP2001284131 A JP 2001284131A JP 2001284131 A JP2001284131 A JP 2001284131A JP 2003058071 A JP2003058071 A JP 2003058071A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像の可視光を適度に明るく見せて、画面
に映り込む反射像を視野外に除去し、画像の高い黒レベ
ルと高いコントラストを得ることのできる遮光透明シー
トを得ること。 【解決手段】 映像画面の前面に装着される遮光透明
シートであって、その前面には、水平方向に平行に延び
る多数の三角形断面の微少突条２が設けられ、隣接する
三角形断面微少突条２の間には三角形断面の谷３が形成
される。三角形断面微少突条２の一方の側面には、谷３
の底部から三角形断面微少突条２の頂上部４へ向かって
一定の幅Ｗの光拡散面６が形成され、光拡散面６から三
角形断面微少突条２の頂上部４にかけて黒色遮光膜７が
形成される。微少突条２の他方の側面８は光透過可能な
映像光出射面として構成される。
に映り込む反射像を視野外に除去し、画像の高い黒レベ
ルと高いコントラストを得ることのできる遮光透明シー
トを得ること。 【解決手段】 映像画面の前面に装着される遮光透明
シートであって、その前面には、水平方向に平行に延び
る多数の三角形断面の微少突条２が設けられ、隣接する
三角形断面微少突条２の間には三角形断面の谷３が形成
される。三角形断面微少突条２の一方の側面には、谷３
の底部から三角形断面微少突条２の頂上部４へ向かって
一定の幅Ｗの光拡散面６が形成され、光拡散面６から三
角形断面微少突条２の頂上部４にかけて黒色遮光膜７が
形成される。微少突条２の他方の側面８は光透過可能な
映像光出射面として構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノートパソコンを
初め、各種液晶表示装置やＬＥＤ表示装置、ＡＴＭタッ
チパネル表示装置、ＰＤＰ表示モニター、等の画面の前
面に使用して、画面に映り込む不要な外光反射像を視野
外に除去し、画像可視光の平均透過率と画像のコントラ
ストを向上させて眼精疲労の軽減を計る遮光透明シート
に関する。また、本発明は、その遮光透明シートを用い
た遮光画面装置に関する。
初め、各種液晶表示装置やＬＥＤ表示装置、ＡＴＭタッ
チパネル表示装置、ＰＤＰ表示モニター、等の画面の前
面に使用して、画面に映り込む不要な外光反射像を視野
外に除去し、画像可視光の平均透過率と画像のコントラ
ストを向上させて眼精疲労の軽減を計る遮光透明シート
に関する。また、本発明は、その遮光透明シートを用い
た遮光画面装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続する傾斜面と垂直面で構成される多
数の平行な三角形断面微小突条をもつ楔状面を表面に有
し、各三角形断面微小突条の垂直面に黒色着色塗料を塗
布したディスプレイ防眩フィルターは、特公平６−２５
９１８号公報で公知となっている。この公報に記載のデ
ィスプレイ防眩フィルターは、ブラウン管ディスプレイ
のように発光輝度の高い画面に施すと、ディスプレイ防
眩フィルターを透過した光は適度な明るさの透過光と成
り、反射像の写り込みもなく目に優しい画面を形成する
ことができ、その優位性が認められてきている。
数の平行な三角形断面微小突条をもつ楔状面を表面に有
し、各三角形断面微小突条の垂直面に黒色着色塗料を塗
布したディスプレイ防眩フィルターは、特公平６−２５
９１８号公報で公知となっている。この公報に記載のデ
ィスプレイ防眩フィルターは、ブラウン管ディスプレイ
のように発光輝度の高い画面に施すと、ディスプレイ防
眩フィルターを透過した光は適度な明るさの透過光と成
り、反射像の写り込みもなく目に優しい画面を形成する
ことができ、その優位性が認められてきている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このディス
プレイ防眩フィルターは、液晶ノートパソコンのように
コンパクトな光源の制約から画面の発光輝度をあまり大
きく出来ない液晶画面装置等に用いた場合には、透過し
て来る画像が全体的に暗くなり、見づらくなるという欠
点をもっていた。すなわち、多数の平行な三角形断面微
小突条をもつ楔状面の垂直面に黒色着色塗料層を全体的
に施してあって、黒色着色塗料層がフィルター画面全体
の中で占める比率が比較的大きいため、画像可視光の平
均透過率が比較的に低く、画面発光輝度が低いノートパ
ソコンのような表示装置に使用する場合には、透過画像
が暗くなってしまうという課題があった。また、表示画
面の情報を他人に覗かれることを防止するフィルターは
上記ディスプレイ防眩フィルターを含めて各種存在する
が、画面全体が暗く視野範囲が極端に狭くなるという課
題や、あるいは単なる防眩拡散フィルムにすぎず、画像
コントラストが低いという課題が残されていた。
プレイ防眩フィルターは、液晶ノートパソコンのように
コンパクトな光源の制約から画面の発光輝度をあまり大
きく出来ない液晶画面装置等に用いた場合には、透過し
て来る画像が全体的に暗くなり、見づらくなるという欠
点をもっていた。すなわち、多数の平行な三角形断面微
小突条をもつ楔状面の垂直面に黒色着色塗料層を全体的
に施してあって、黒色着色塗料層がフィルター画面全体
の中で占める比率が比較的大きいため、画像可視光の平
均透過率が比較的に低く、画面発光輝度が低いノートパ
ソコンのような表示装置に使用する場合には、透過画像
が暗くなってしまうという課題があった。また、表示画
面の情報を他人に覗かれることを防止するフィルターは
上記ディスプレイ防眩フィルターを含めて各種存在する
が、画面全体が暗く視野範囲が極端に狭くなるという課
題や、あるいは単なる防眩拡散フィルムにすぎず、画像
コントラストが低いという課題が残されていた。
【０００４】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、ノートパソコンのような発光輝度をあま
り大きく出来ない液晶画面等に装着しても、画像の可視
光を適度に明るく見せて、画面に映り込む反射像を視野
外に除去し、画像の高い黒レベルと高いコントラストを
得ることのできる遮光透明シートを得ることを目的とす
る。また、本発明は、画面に遮光透明シートを適当な角
度で貼り付けることによって左右視野角を大きくした
り、逆に左右視野角を狭くして、他人からの不要な覗き
込みを防ぐ効果を発揮させることのできる遮光画面装置
を得ることをも目的とする。
されたもので、ノートパソコンのような発光輝度をあま
り大きく出来ない液晶画面等に装着しても、画像の可視
光を適度に明るく見せて、画面に映り込む反射像を視野
外に除去し、画像の高い黒レベルと高いコントラストを
得ることのできる遮光透明シートを得ることを目的とす
る。また、本発明は、画面に遮光透明シートを適当な角
度で貼り付けることによって左右視野角を大きくした
り、逆に左右視野角を狭くして、他人からの不要な覗き
込みを防ぐ効果を発揮させることのできる遮光画面装置
を得ることをも目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
れば、全体的に透明材からなり、前面に、平行に延びる
多数の三角形断面の微少突条を有し、隣接する三角形断
面微少突条の間に三角形断面の谷が形成され、三角形断
面微少突条の一方の側面は、前記谷の底部から三角形断
面微少突条の頂上部へ向かう幅のうちの谷底部から一定
の幅にわたって光拡散面として形成され、また光拡散面
から三角形断面微少突条の頂上部にかけて黒色遮光膜が
形成されており、同微少突条の他方の側面は光透過可能
にされていることを特徴とする遮光透明シートにより達
成される。このように、遮光透明シート全体に占める黒
色遮光膜層の比率を減少させることにより、画像可視光
の平均透過率を上げることができ、発光輝度が低い液晶
表示装置のような画面に遮光透明シートを施しても、比
較的明るくてコントラストが良く、目が疲れにくく見や
すい画面を得ることができ、しかも、光拡散面の作用に
よって外光の反射や二重映像の発生を防ぐことができ
る。
れば、全体的に透明材からなり、前面に、平行に延びる
多数の三角形断面の微少突条を有し、隣接する三角形断
面微少突条の間に三角形断面の谷が形成され、三角形断
面微少突条の一方の側面は、前記谷の底部から三角形断
面微少突条の頂上部へ向かう幅のうちの谷底部から一定
の幅にわたって光拡散面として形成され、また光拡散面
から三角形断面微少突条の頂上部にかけて黒色遮光膜が
形成されており、同微少突条の他方の側面は光透過可能
にされていることを特徴とする遮光透明シートにより達
成される。このように、遮光透明シート全体に占める黒
色遮光膜層の比率を減少させることにより、画像可視光
の平均透過率を上げることができ、発光輝度が低い液晶
表示装置のような画面に遮光透明シートを施しても、比
較的明るくてコントラストが良く、目が疲れにくく見や
すい画面を得ることができ、しかも、光拡散面の作用に
よって外光の反射や二重映像の発生を防ぐことができ
る。
【０００６】遮光透明シートは、全体的にエラストマー
により形成し、裏面に透明な粘着剤を塗布し、粘着剤の
上に剥離シートを施すことができる。
により形成し、裏面に透明な粘着剤を塗布し、粘着剤の
上に剥離シートを施すことができる。
【０００７】また、前記課題の達成のために、本発明で
は、画面と、透明遮光シートとからなり、透明遮光シー
トの前面には、平行に延びる多数の三角形断面の微少突
条が形成され、隣接する三角形断面微少突条の間に三角
形断面の谷が形成され、三角形断面微少突条の一方の側
面は、前記谷の底部から三角形断面微少突条の頂上部へ
向かう幅のうちの谷底部から一定の幅にわたって光拡散
面として形成され、また光拡散面から三角形断面微少突
条の頂上部にかけて黒色遮光膜が形成されており、同微
少突条の他方の側面は光透過可能にされ、透明遮光シー
トは、その三角形断面微少突条がほぼ水平方向を向くよ
うにして、前記画面に、空気層が間に介在しないように
貼り付けられていることを特徴とする遮光画面装置が提
供される。これにより、水平方向の視野角が増大する。
は、画面と、透明遮光シートとからなり、透明遮光シー
トの前面には、平行に延びる多数の三角形断面の微少突
条が形成され、隣接する三角形断面微少突条の間に三角
形断面の谷が形成され、三角形断面微少突条の一方の側
面は、前記谷の底部から三角形断面微少突条の頂上部へ
向かう幅のうちの谷底部から一定の幅にわたって光拡散
面として形成され、また光拡散面から三角形断面微少突
条の頂上部にかけて黒色遮光膜が形成されており、同微
少突条の他方の側面は光透過可能にされ、透明遮光シー
トは、その三角形断面微少突条がほぼ水平方向を向くよ
うにして、前記画面に、空気層が間に介在しないように
貼り付けられていることを特徴とする遮光画面装置が提
供される。これにより、水平方向の視野角が増大する。
【０００８】さらに、前記課題の達成のために、本発明
では、画面と、透明遮光シートとからなり、透明遮光シ
ートの前面には、平行に延びる多数の三角形断面の微少
突条が形成され、隣接する三角形断面微少突条の間に三
角形断面の谷が形成され、三角形断面微少突条の一方の
側面は、前記谷の底部から三角形断面微少突条の頂上部
へ向かう幅のうちの谷底部から一定の幅にわたって光拡
散面として形成され、また光拡散面から三角形断面微少
突条の頂上部にかけて黒色遮光膜が形成されており、同
微少突条の他方の側面は光透過可能にされ、透明遮光シ
ートは、その三角形断面微少突条がほぼ垂直方向を向く
ようにして、前記画面に貼り付けられていることを特徴
とする遮光画面装置が提供される。これにより、表示画
面への他人の不用意な覗き込みを防止することができ
る。
では、画面と、透明遮光シートとからなり、透明遮光シ
ートの前面には、平行に延びる多数の三角形断面の微少
突条が形成され、隣接する三角形断面微少突条の間に三
角形断面の谷が形成され、三角形断面微少突条の一方の
側面は、前記谷の底部から三角形断面微少突条の頂上部
へ向かう幅のうちの谷底部から一定の幅にわたって光拡
散面として形成され、また光拡散面から三角形断面微少
突条の頂上部にかけて黒色遮光膜が形成されており、同
微少突条の他方の側面は光透過可能にされ、透明遮光シ
ートは、その三角形断面微少突条がほぼ垂直方向を向く
ようにして、前記画面に貼り付けられていることを特徴
とする遮光画面装置が提供される。これにより、表示画
面への他人の不用意な覗き込みを防止することができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図１および図２は、本発明の遮光
透明シートの実施の形態を示す。これらの図において、
遮光透明シートＳは全体的に可撓性をもつ透明材、例え
ばウレタンエラストマー樹脂またはアクリルエラストマ
ー樹脂により形成される。そして、遮光透明シートＳの
手前側の前面には、水平方向に平行に延びる多数の三角
形断面の微少突条２が形成されており、隣接する三角形
断面微少突条２の間には三角形断面形状の谷３が形成さ
れている。微少突条２は例えば０．１５ないし０．３ｍ
ｍ、例えば０．２ｍｍ程度の微小ピッチで形成される。
三角形断面微少突条２の一方の側面（図示の例では上側
の側面）は、前記谷３の底部から三角形断面微少突条２
の頂上部４へ向かう幅のうちの谷底部から一定の幅Ｗに
わたって光拡散面６として形成され、また光拡散面６か
ら三角形断面微少突条２の頂上部にかけて黒色遮光膜７
が形成されている。図２に示すように、黒色遮光膜７は
三角形断面微少突条２の一方の側面（上側側面）から他
方の側面（下側の側面）８のごく一部にかけて頂上部４
を覆うように施されている。そして、同微少突条の他方
の側面８（図示の例では下側の側面）は光透過可能とさ
れている。
施の形態を説明する。図１および図２は、本発明の遮光
透明シートの実施の形態を示す。これらの図において、
遮光透明シートＳは全体的に可撓性をもつ透明材、例え
ばウレタンエラストマー樹脂またはアクリルエラストマ
ー樹脂により形成される。そして、遮光透明シートＳの
手前側の前面には、水平方向に平行に延びる多数の三角
形断面の微少突条２が形成されており、隣接する三角形
断面微少突条２の間には三角形断面形状の谷３が形成さ
れている。微少突条２は例えば０．１５ないし０．３ｍ
ｍ、例えば０．２ｍｍ程度の微小ピッチで形成される。
三角形断面微少突条２の一方の側面（図示の例では上側
の側面）は、前記谷３の底部から三角形断面微少突条２
の頂上部４へ向かう幅のうちの谷底部から一定の幅Ｗに
わたって光拡散面６として形成され、また光拡散面６か
ら三角形断面微少突条２の頂上部にかけて黒色遮光膜７
が形成されている。図２に示すように、黒色遮光膜７は
三角形断面微少突条２の一方の側面（上側側面）から他
方の側面（下側の側面）８のごく一部にかけて頂上部４
を覆うように施されている。そして、同微少突条の他方
の側面８（図示の例では下側の側面）は光透過可能とさ
れている。
【００１０】光拡散面６は、三角形断面微少突条２の一
方の側面を、梨地状粒子面または粗面となるようにマッ
ト加工することにより形成される。したがって、光拡散
面６は光を拡散効果を伴って透過させる機能をもつ。一
方、黒色遮光膜７は光を遮断する機能をもっている。光
拡散面６の上記一定の幅Ｗは、例えば三角形断面微少突
条２の一方の側面の幅の３分の２程度である。したがっ
て、黒色遮光膜７の幅は、三角形断面微少突条２の一方
の側面の幅の３分の１程度ということになる。なお、こ
れ以外の幅の比率をとることも勿論可能である。遮光透
明シートＳの裏面は平坦な平面となっており、その裏面
の全体にわたって透明な粘着剤１０が塗布され、この粘
着剤１０を覆うように剥離シート１１が施されている。
方の側面を、梨地状粒子面または粗面となるようにマッ
ト加工することにより形成される。したがって、光拡散
面６は光を拡散効果を伴って透過させる機能をもつ。一
方、黒色遮光膜７は光を遮断する機能をもっている。光
拡散面６の上記一定の幅Ｗは、例えば三角形断面微少突
条２の一方の側面の幅の３分の２程度である。したがっ
て、黒色遮光膜７の幅は、三角形断面微少突条２の一方
の側面の幅の３分の１程度ということになる。なお、こ
れ以外の幅の比率をとることも勿論可能である。遮光透
明シートＳの裏面は平坦な平面となっており、その裏面
の全体にわたって透明な粘着剤１０が塗布され、この粘
着剤１０を覆うように剥離シート１１が施されている。
【００１１】以上に述べた遮光透明シートＳの作用効果
について説明する。この遮光透明シートＳは、その背面
の剥離シート１１を剥がして透明粘着剤１０を露出さ
せ、粘着剤１０を用いて映像画面の表面に空気層が介在
しないように貼り付ける。映像画面の例は、液晶表示装
置、ＬＥＤ表示装置、ＰＤＰモニター装置、ＡＴＭタッ
チパネル表示装置等である。映像画面からの映像光は、
遮光透明シートＳの背面を経て遮光透明シートＳに入射
してそれを透過し、三角形断面微少突条２の光透過可能
な側面８から観測側に出射する。よって、観測者は映像
画面の映像を観測することができる。
について説明する。この遮光透明シートＳは、その背面
の剥離シート１１を剥がして透明粘着剤１０を露出さ
せ、粘着剤１０を用いて映像画面の表面に空気層が介在
しないように貼り付ける。映像画面の例は、液晶表示装
置、ＬＥＤ表示装置、ＰＤＰモニター装置、ＡＴＭタッ
チパネル表示装置等である。映像画面からの映像光は、
遮光透明シートＳの背面を経て遮光透明シートＳに入射
してそれを透過し、三角形断面微少突条２の光透過可能
な側面８から観測側に出射する。よって、観測者は映像
画面の映像を観測することができる。
【００１２】遮光透明シートＳの映像光出射面である前
面に観測側から入射する外光は、当該前面で吸収される
か、全反射して観測者の視野外に向かう。例えば、図２
に示す外光Ｌ１は側面８で全反射して光拡散面６の外面
に達し、そこで拡散するので観測者の目に達することは
ない。また、外光Ｌ２は側面８で全反射して黒色遮光膜
７の外面に達し、そこで吸収されるので観測者の目に達
することはない。また、外光Ｌ３は側面８で全反射して
観測者の視野外の斜め下方に向かうので、観測者の目に
達することがない。また、光拡散面６の外面に直接入射
する光Ｌ４は、光拡散面６で拡散するため観測者の目に
達することはない。このようにして、種々の方向から来
る外光は、観測者の目に達することがないので、遮光透
明シート前面での外光による反射像が少なくなり、画面
のコントラストの低下もなく、しかも黒色遮光膜７によ
って画面の黒レベルを維持することができる。
面に観測側から入射する外光は、当該前面で吸収される
か、全反射して観測者の視野外に向かう。例えば、図２
に示す外光Ｌ１は側面８で全反射して光拡散面６の外面
に達し、そこで拡散するので観測者の目に達することは
ない。また、外光Ｌ２は側面８で全反射して黒色遮光膜
７の外面に達し、そこで吸収されるので観測者の目に達
することはない。また、外光Ｌ３は側面８で全反射して
観測者の視野外の斜め下方に向かうので、観測者の目に
達することがない。また、光拡散面６の外面に直接入射
する光Ｌ４は、光拡散面６で拡散するため観測者の目に
達することはない。このようにして、種々の方向から来
る外光は、観測者の目に達することがないので、遮光透
明シート前面での外光による反射像が少なくなり、画面
のコントラストの低下もなく、しかも黒色遮光膜７によ
って画面の黒レベルを維持することができる。
【００１３】既に述べたように、映像画面からの映像光
は、遮光透明シートＳの背面を経て遮光透明シートＳに
入射してそれを透過し、三角形断面微少突条２の光透過
可能な側面８から観測側に出射する。映像光の進路は図
３に符号Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３で示すとおりである。ところ
で、映像光の中には図３に符号Ｒ４、Ｒ５で示すように
光拡散面６の内面に達する光もある。このような光Ｒ
４、Ｒ５は光拡散面６に達すると、そこで乱反射、拡散
して種々の方向に向かう弱められた光となり、内面反射
光にはなりにくい。従来は、光拡散面６の位置にも黒色
遮光膜が施されていたために、映像光の黒色遮光膜７に
吸収されなかった分は内面反射した後、側面８を経て観
測側に出射され、内部反射しない映像光による映像と共
に二重像を発生させることがあったが、これは光拡散面
６を設けることによって解消される。
は、遮光透明シートＳの背面を経て遮光透明シートＳに
入射してそれを透過し、三角形断面微少突条２の光透過
可能な側面８から観測側に出射する。映像光の進路は図
３に符号Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３で示すとおりである。ところ
で、映像光の中には図３に符号Ｒ４、Ｒ５で示すように
光拡散面６の内面に達する光もある。このような光Ｒ
４、Ｒ５は光拡散面６に達すると、そこで乱反射、拡散
して種々の方向に向かう弱められた光となり、内面反射
光にはなりにくい。従来は、光拡散面６の位置にも黒色
遮光膜が施されていたために、映像光の黒色遮光膜７に
吸収されなかった分は内面反射した後、側面８を経て観
測側に出射され、内部反射しない映像光による映像と共
に二重像を発生させることがあったが、これは光拡散面
６を設けることによって解消される。
【００１４】一方、上述のように光拡散面６で乱反射、
拡散する映像光の一部は、光拡散面６を透過して観測側
に出るので、遮光透明シートＳの映像光平均透過率が増
加し、観測側で見る映像に淡い明るさを与える。これに
対し、従来は、光拡散面６の位置にも黒色遮光膜が施さ
れていたために、遮光透明シートＳの映像光平均透過率
は比較的低く、映像がやや暗くなる場合があった。例え
ば、三角形断面微少突条２の上側側面のすべてに黒色遮
光膜を施してある従来の遮光透明シートの映像光平均透
過率が約５５％であるのに対し、本発明による、光拡散
面付き遮光透明シートの映像光平均透過率は約７５％で
あった。
拡散する映像光の一部は、光拡散面６を透過して観測側
に出るので、遮光透明シートＳの映像光平均透過率が増
加し、観測側で見る映像に淡い明るさを与える。これに
対し、従来は、光拡散面６の位置にも黒色遮光膜が施さ
れていたために、遮光透明シートＳの映像光平均透過率
は比較的低く、映像がやや暗くなる場合があった。例え
ば、三角形断面微少突条２の上側側面のすべてに黒色遮
光膜を施してある従来の遮光透明シートの映像光平均透
過率が約５５％であるのに対し、本発明による、光拡散
面付き遮光透明シートの映像光平均透過率は約７５％で
あった。
【００１５】また、黒色遮光膜は映像の黒レベルを増加
させてコントラストを向上させる効果があるが、本発明
の場合には、従来の遮光透明シートより黒色遮光膜の幅
が小さいため映像の黒レベルが下がる。ところが映像光
平均透過率の向上によって、視認性のよいコントラスト
を維持でき、しかも、黒色遮光膜の減少によって赤、
青、緑の発色性のバランスの向上を得ることができる。
なお、前述のように黒色遮光膜７を三角形断面微少突条
２の上側側面から下側の側面８のごく一部にかけて頂上
部４を覆うように施すことにより、頂上部４を透過して
映像光が散乱光の形で出射することに起因して観測側で
見る映像ににじみ（ぼけ）が生ずるのを防ぐことができ
る。なお、以上の説明では、三角形断面微小突条２の一
方の側面は上側にあり、他方の側面８は下側にあるもの
としたが、外光の向きによっては、それらの関係は逆に
してもよい。すなわち、上側の側面を光透過性とし、下
側の側面に光拡散面６と黒色遮光膜７を形成することも
できる。ただし、この場合には両側面の傾斜角度は適当
に変える必要がある。
させてコントラストを向上させる効果があるが、本発明
の場合には、従来の遮光透明シートより黒色遮光膜の幅
が小さいため映像の黒レベルが下がる。ところが映像光
平均透過率の向上によって、視認性のよいコントラスト
を維持でき、しかも、黒色遮光膜の減少によって赤、
青、緑の発色性のバランスの向上を得ることができる。
なお、前述のように黒色遮光膜７を三角形断面微少突条
２の上側側面から下側の側面８のごく一部にかけて頂上
部４を覆うように施すことにより、頂上部４を透過して
映像光が散乱光の形で出射することに起因して観測側で
見る映像ににじみ（ぼけ）が生ずるのを防ぐことができ
る。なお、以上の説明では、三角形断面微小突条２の一
方の側面は上側にあり、他方の側面８は下側にあるもの
としたが、外光の向きによっては、それらの関係は逆に
してもよい。すなわち、上側の側面を光透過性とし、下
側の側面に光拡散面６と黒色遮光膜７を形成することも
できる。ただし、この場合には両側面の傾斜角度は適当
に変える必要がある。
【００１６】既に述べたように、遮光透明シートＳは、
その背面の剥離シート１１を剥がして透明粘着剤１０を
露出させ、粘着剤１０を用いて映像画面の表面に貼り付
ける。これによって、映像画面と遮光透明シートＳの裏
面とは直接接触し、それらの間に空気層等が介在しなく
なる。これにより、遮光透明シートＳの裏面での映像光
の全反射が起こることがなくなり、遮光透明シートＳの
左右方向での視野範囲が広くなる効果が得られる。従来
は、遮光透明シートを画面の四隅等に両面テープで止め
ていたが、これでは、映像画面と遮光透明シートの間に
空気隙間が生じ、遮光透明シート裏面での全反射が生
じ、映像の陰りができて左右方向での視野範囲が狭くな
る欠点が生じていたが、遮光透明シートＳを透明粘着剤
１０で映像画面の表面に直接貼り付けることによって、
上記問題が防止される。
その背面の剥離シート１１を剥がして透明粘着剤１０を
露出させ、粘着剤１０を用いて映像画面の表面に貼り付
ける。これによって、映像画面と遮光透明シートＳの裏
面とは直接接触し、それらの間に空気層等が介在しなく
なる。これにより、遮光透明シートＳの裏面での映像光
の全反射が起こることがなくなり、遮光透明シートＳの
左右方向での視野範囲が広くなる効果が得られる。従来
は、遮光透明シートを画面の四隅等に両面テープで止め
ていたが、これでは、映像画面と遮光透明シートの間に
空気隙間が生じ、遮光透明シート裏面での全反射が生
じ、映像の陰りができて左右方向での視野範囲が狭くな
る欠点が生じていたが、遮光透明シートＳを透明粘着剤
１０で映像画面の表面に直接貼り付けることによって、
上記問題が防止される。
【００１７】図４は、以上に説明した遮光透明シートＳ
を液晶表示装置、ＬＥＤ表示装置等の映像画面２０に貼
り付ける例を示している。前述のように、三角形断面微
少突条２は例えば０．１５ないし０．３ｍｍ、例えば
０．２ｍｍ程度の微小ピッチで形成される。遮光透明シ
ートＳを映像画面２０に貼り付けた際に、画面のドット
ピッチと三角形断面微少突条２の黒色遮光膜７のピッチ
の関係によっては、両者の干渉によるモアレ（干渉縞）
が発生することがある。このような場合には、三角形断
面微少突条２の向きを完全に水平な向きとせずに、水平
に対して５ないし１０°程度振って、モアレが消えた角
度で遮光透明シートＳを映像画面２０に固定する。いず
れにしても、映像画面と遮光透明シートＳの裏面とが直
接接触し、その間に空気層等が介在しないようにするこ
とによって、図４における矢印Ｂ、Ｃの間での視野角は
拡大する。また、矢印Ａで示す箇所では、遮光透明シー
トＳの裏面での表面反射がなく、透過率が高いために明
るくかつコントラストの良い映像を見ることができ、目
の疲れの軽減を図ることができる。
を液晶表示装置、ＬＥＤ表示装置等の映像画面２０に貼
り付ける例を示している。前述のように、三角形断面微
少突条２は例えば０．１５ないし０．３ｍｍ、例えば
０．２ｍｍ程度の微小ピッチで形成される。遮光透明シ
ートＳを映像画面２０に貼り付けた際に、画面のドット
ピッチと三角形断面微少突条２の黒色遮光膜７のピッチ
の関係によっては、両者の干渉によるモアレ（干渉縞）
が発生することがある。このような場合には、三角形断
面微少突条２の向きを完全に水平な向きとせずに、水平
に対して５ないし１０°程度振って、モアレが消えた角
度で遮光透明シートＳを映像画面２０に固定する。いず
れにしても、映像画面と遮光透明シートＳの裏面とが直
接接触し、その間に空気層等が介在しないようにするこ
とによって、図４における矢印Ｂ、Ｃの間での視野角は
拡大する。また、矢印Ａで示す箇所では、遮光透明シー
トＳの裏面での表面反射がなく、透過率が高いために明
るくかつコントラストの良い映像を見ることができ、目
の疲れの軽減を図ることができる。
【００１８】図５は、前記遮光透明シートＳを液晶表示
装置、ＬＥＤ表示装置等の映像画面２０に図４とは異な
る向きで貼り付ける例を示している。この例では、遮光
透明シートＳはその三角形断面微少突条２がほぼ垂直方
向を向くようにして映像画面２０に貼り付けている。三
角形断面微少突条２の向きは例えば水平に対して９０な
いし８０°とする。このように遮光透明シートＳを取り
付けると、図５で矢印Ｂ、Ｃの方向から見た場合、画面
は暗くなって映像を認識できなくなる。したがって、左
右方向の視野角が狭くなり、業務資料等を左右から覗く
ことができなくなり、情報の漏洩防止を図ることができ
る。一方、中央の矢印Ａ方向から見た映像は、透過率が
高いために明るくかつコントラストの良い映像となる。
装置、ＬＥＤ表示装置等の映像画面２０に図４とは異な
る向きで貼り付ける例を示している。この例では、遮光
透明シートＳはその三角形断面微少突条２がほぼ垂直方
向を向くようにして映像画面２０に貼り付けている。三
角形断面微少突条２の向きは例えば水平に対して９０な
いし８０°とする。このように遮光透明シートＳを取り
付けると、図５で矢印Ｂ、Ｃの方向から見た場合、画面
は暗くなって映像を認識できなくなる。したがって、左
右方向の視野角が狭くなり、業務資料等を左右から覗く
ことができなくなり、情報の漏洩防止を図ることができ
る。一方、中央の矢印Ａ方向から見た映像は、透過率が
高いために明るくかつコントラストの良い映像となる。
【００１９】図５のように三角形断面微少突条２がほぼ
垂直方向を向くように遮光透明シートＳを貼り付けるこ
とにより左右方向視野角が減少する理由を、図６の水平
断面図により説明する。図６にＡで示す角度範囲は、視
野角の範囲内で映像を認識できる範囲であり、この範囲
Ａの外側では映像は見えない。なぜならば、矢印Ｂの外
側では、観測者は、遮光透明シートＳの光拡散面６と黒
色遮光膜７のみしか見えないからであり、また、矢印Ｃ
の外側では、観測者は、透明な側面８を介して光拡散面
６と黒色遮光膜７の裏側を見ることになるが、光拡散面
６と黒色遮光膜７は暗い陰りとなって見え、映像光は認
識できないからである。通常、光学的中心部Ａから矢印
Ｃで示す可視範囲限界までの角度は５４°程度であり、
光学的中心部Ａから矢印Ｂで示す可視範囲限界までの角
度は４６°程度である。この例の場合でも、中央の矢印
Ａ方向から見た映像は、透過率が高いために明るくかつ
コントラストの良い映像となる。
垂直方向を向くように遮光透明シートＳを貼り付けるこ
とにより左右方向視野角が減少する理由を、図６の水平
断面図により説明する。図６にＡで示す角度範囲は、視
野角の範囲内で映像を認識できる範囲であり、この範囲
Ａの外側では映像は見えない。なぜならば、矢印Ｂの外
側では、観測者は、遮光透明シートＳの光拡散面６と黒
色遮光膜７のみしか見えないからであり、また、矢印Ｃ
の外側では、観測者は、透明な側面８を介して光拡散面
６と黒色遮光膜７の裏側を見ることになるが、光拡散面
６と黒色遮光膜７は暗い陰りとなって見え、映像光は認
識できないからである。通常、光学的中心部Ａから矢印
Ｃで示す可視範囲限界までの角度は５４°程度であり、
光学的中心部Ａから矢印Ｂで示す可視範囲限界までの角
度は４６°程度である。この例の場合でも、中央の矢印
Ａ方向から見た映像は、透過率が高いために明るくかつ
コントラストの良い映像となる。
【００２０】
【発明の効果】以上に実施の形態について説明したよう
に、請求項１に記載の遮光透明シートは、ノートパソコ
ンのような発光輝度をあまり明るくできない液晶画面表
示装置等に装着しても、連続する三角形断面微小突条の
光透過可能な側面により、外光を視野外に反射させ、ま
た、三角形断面微小突条の一方の側面における光拡散面
と黒色遮光膜によって外光を吸収するか弱めて、遮光透
明シート表面の反射像を除くことができる。そして、黒
色遮光膜によって映像のブラックストライプ効果を得て
高い黒レベルと優れたコントラストをもつ映像を得るこ
とができる。
に、請求項１に記載の遮光透明シートは、ノートパソコ
ンのような発光輝度をあまり明るくできない液晶画面表
示装置等に装着しても、連続する三角形断面微小突条の
光透過可能な側面により、外光を視野外に反射させ、ま
た、三角形断面微小突条の一方の側面における光拡散面
と黒色遮光膜によって外光を吸収するか弱めて、遮光透
明シート表面の反射像を除くことができる。そして、黒
色遮光膜によって映像のブラックストライプ効果を得て
高い黒レベルと優れたコントラストをもつ映像を得るこ
とができる。
【００２１】また特に、請求項１の遮光透明シートにお
いては、三角形断面微小突条の一方の側面の突条頂上部
寄り部分を除く一部を光拡散面にしたことによって、遮
光透明シートの映像透過率を従来のものに比し増大さ
せ、視認性に優れた明るい映像光を得ることが可能にな
る。そして、黒色遮光膜を三角形断面微小突条の頂上部
付近に残すことによって、映像の黒レベルとコントラス
トの維持を図ることができる。
いては、三角形断面微小突条の一方の側面の突条頂上部
寄り部分を除く一部を光拡散面にしたことによって、遮
光透明シートの映像透過率を従来のものに比し増大さ
せ、視認性に優れた明るい映像光を得ることが可能にな
る。そして、黒色遮光膜を三角形断面微小突条の頂上部
付近に残すことによって、映像の黒レベルとコントラス
トの維持を図ることができる。
【００２２】請求項２に記載の遮光透明シートにおいて
は、可撓性を有することによって、遮光透明シートを粘
着剤を用いて空気の隙間を形成することなく映像画面に
貼り付けることができ、映像光の全反射を無くして観測
側での視野角を大きくすることができる。
は、可撓性を有することによって、遮光透明シートを粘
着剤を用いて空気の隙間を形成することなく映像画面に
貼り付けることができ、映像光の全反射を無くして観測
側での視野角を大きくすることができる。
【００２３】請求項３に記載の遮光画面装置は、視認性
に優れた明るい映像光を得ることが可能になり、映像の
黒レベルとコントラストの維持を図れる、という効果に
加えて、観測側での視野角を大きくすることができる、
という効果が得られる。
に優れた明るい映像光を得ることが可能になり、映像の
黒レベルとコントラストの維持を図れる、という効果に
加えて、観測側での視野角を大きくすることができる、
という効果が得られる。
【００２４】請求項４に記載の遮光画面装置は、視認性
に優れた明るい映像光を得ることが可能になり、映像の
黒レベルとコントラストの維持を図れる、という効果に
加えて、観測側での視野角を小さくして、業務資料等を
左右から覗き見することを不可能にし、情報の漏洩防止
を図ることができる、という効果が得られる。
に優れた明るい映像光を得ることが可能になり、映像の
黒レベルとコントラストの維持を図れる、という効果に
加えて、観測側での視野角を小さくして、業務資料等を
左右から覗き見することを不可能にし、情報の漏洩防止
を図ることができる、という効果が得られる。
【図１】本発明の遮光透明シートの実施の形態を示す斜
視図。
視図。
【図２】図１の遮光透明シートを示す部分縦断面図。
【図３】図１の遮光透明シートの作用を説明する縦断面
図。
図。
【図４】本発明の遮光画面装置の一実施の形態の斜視
図。
図。
【図５】本発明の遮光画面装置の他の実施の形態の斜視
図。
図。
【図６】図５の実施の形態の説明のための横断面図。
Ｓ 遮光透明シート
２ 三角形断面微小突条
３ 谷
４ 頂上部
６ 光拡散面
７ 黒色遮光膜
８ 光透過性側面
１０ 透明な粘着剤
１１ 剥離シート
Ｗ 一定の幅
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2H042 AA03 AA11 AA15 AA26
5C058 BA08 DA01 DA02 DA03
5G435 AA00 AA02 FF06 FF13 GG17
Claims (4)
- 【請求項１】全体的に透明材からなり、前面に、平行に
延びる多数の三角形断面の微少突条を有し、隣接する三
角形断面微少突条の間に三角形断面の谷が形成され、三
角形断面微少突条の一方の側面は、前記谷の底部から三
角形断面微少突条の頂上部へ向かう幅のうちの谷底部か
ら一定の幅にわたって光拡散面として形成され、また光
拡散面から三角形断面微少突条の頂上部にかけて黒色遮
光膜が形成されており、同微少突条の他方の側面は光透
過可能にされていることを特徴とする遮光透明シート。 - 【請求項２】全体的にエラストマーにより形成され、裏
面に透明な粘着剤が塗布され、粘着剤に剥離シートが施
されていることを特徴とする請求項１記載の透明遮光シ
ート。 - 【請求項３】画面と、透明遮光シートとからなり、透明
遮光シートの前面には、平行に延びる多数の三角形断面
の微少突条が形成され、隣接する三角形断面微少突条の
間に三角形断面の谷が形成され、三角形断面微少突条の
一方の側面は、前記谷の底部から三角形断面微少突条の
頂上部へ向かう幅のうちの谷底部から一定の幅にわたっ
て光拡散面として形成され、また光拡散面から三角形断
面微少突条の頂上部にかけて黒色遮光膜が形成されてお
り、同微少突条の他方の側面は光透過可能にされ、透明
遮光シートは、その三角形断面微少突条が水平方向を向
くようにして、前記画面に、空気層が間に介在しないよ
うに貼り付けられていることを特徴とする遮光画面装
置。 - 【請求項４】画面と、透明遮光シートとからなり、透明
遮光シートの前面には、平行に延びる多数の三角形断面
の微少突条が形成され、隣接する三角形断面微少突条の
間に三角形断面の谷が形成され、三角形断面微少突条の
一方の側面は、前記谷の底部から三角形断面微少突条の
頂上部へ向かう幅のうちの谷底部から一定の幅にわたっ
て光拡散面として形成され、また光拡散面から三角形断
面微少突条の頂上部にかけて黒色遮光膜が形成されてお
り、同微少突条の他方の側面は光透過可能にされ、透明
遮光シートは、その三角形断面微少突条がほぼ垂直方向
を向くようにして、前記画面に貼り付けられていること
を特徴とする遮光画面装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001284131A JP2003058071A (ja) | 2001-08-16 | 2001-08-16 | 遮光透明シートおよび遮光画面装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001284131A JP2003058071A (ja) | 2001-08-16 | 2001-08-16 | 遮光透明シートおよび遮光画面装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003058071A true JP2003058071A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19107507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001284131A Withdrawn JP2003058071A (ja) | 2001-08-16 | 2001-08-16 | 遮光透明シートおよび遮光画面装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003058071A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006201577A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 前面フィルタ |
| JP2008003616A (ja) * | 2005-05-04 | 2008-01-10 | Samsung Corning Co Ltd | 外光遮蔽層、これを含むディスプレイ装置用フィルタ及びこれを含んだディスプレイ装置 |
| JP2008046642A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Samsung Corning Co Ltd | 外光遮蔽層およびこれを含むディスプレイ装置 |
| JP2008158522A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Samsung Corning Co Ltd | 外光遮蔽フィルムおよびこれを含むディスプレイ装置用光学フィルタ |
| EP1959474A2 (en) * | 2007-02-16 | 2008-08-20 | LG Electronics Inc. | Filter and plasma display device thereof |
| JP2009533718A (ja) * | 2006-10-25 | 2009-09-17 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | プラズマディスプレイ装置 |
| JP2010236254A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 水洗便器 |
| US7821185B2 (en) | 2006-05-03 | 2010-10-26 | Samsung Corning Precision Glass Co., Ltd. | Display filter and display apparatus having the same |
| CN102016713B (zh) * | 2008-05-02 | 2012-11-07 | 微软公司 | 将图像投射至有形用户界面上 |
| US8393742B2 (en) | 2006-12-12 | 2013-03-12 | Samsung Corning Precision Materials Co., Ltd. | External light shielding film for display apparatus, method of manufacturing the same and filter for display apparatus having the same |
| US8421323B2 (en) * | 2005-12-30 | 2013-04-16 | Samsung Corning Precision Materials Co., Ltd. | Light blocking layer, display filter having the light blocking layer, and display apparatus having the display filter |
-
2001
- 2001-08-16 JP JP2001284131A patent/JP2003058071A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006201577A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 前面フィルタ |
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| JP2008003616A (ja) * | 2005-05-04 | 2008-01-10 | Samsung Corning Co Ltd | 外光遮蔽層、これを含むディスプレイ装置用フィルタ及びこれを含んだディスプレイ装置 |
| US7456557B2 (en) | 2005-05-04 | 2008-11-25 | Samsung Corning Precision Glass Co., Ltd. | External light-shielding layer, filter for display device including the external light-shielding layer and display device including the filter |
| US8421323B2 (en) * | 2005-12-30 | 2013-04-16 | Samsung Corning Precision Materials Co., Ltd. | Light blocking layer, display filter having the light blocking layer, and display apparatus having the display filter |
| US7821185B2 (en) | 2006-05-03 | 2010-10-26 | Samsung Corning Precision Glass Co., Ltd. | Display filter and display apparatus having the same |
| US8106587B2 (en) | 2006-08-18 | 2012-01-31 | Samsung Corning Precision Materials Co., Ltd. | External light-shielding layer and display apparatus having the same for improving contrast ratio of the display apparatus |
| JP2008046642A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Samsung Corning Co Ltd | 外光遮蔽層およびこれを含むディスプレイ装置 |
| JP2009533718A (ja) * | 2006-10-25 | 2009-09-17 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | プラズマディスプレイ装置 |
| US8393742B2 (en) | 2006-12-12 | 2013-03-12 | Samsung Corning Precision Materials Co., Ltd. | External light shielding film for display apparatus, method of manufacturing the same and filter for display apparatus having the same |
| JP2008158522A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Samsung Corning Co Ltd | 外光遮蔽フィルムおよびこれを含むディスプレイ装置用光学フィルタ |
| EP1959474A3 (en) * | 2007-02-16 | 2009-09-02 | LG Electronics Inc. | Filter and plasma display device thereof |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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|
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