JP2010236254A - 水洗便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】便蓋5や便器本体の使用材料について、光を透過させる第1の面とその第1の面と方向が異なり、かつ光を散乱させる第2の面とが交互に形成されることにより構成された複数の溝を一方の面に有する選択性透明部を設けた材料にて便器、便蓋など主要な部材を構成した。
【選択図】図1
Description
また、一般的に便器は透明である必要はなく、むしろ不透明である方が不快感がなく好まれる。
その場合、例えば、便蓋を開けることなく便器内部が視認できれば便利である。
したがって、本発明によれば、便蓋を開けることなく便器内部が視認できかつ通常の使用時に不快感を与えることがない水洗便器を提供することができる。
実施形態1.
図1は、本発明に係る実施形態1の水洗便器の構成を示す断面図である。
この図1には、例えば、樹脂からなる水洗便器を例示しており、便器本体は、ボウル部1とスカート部2とリム部3とを含む。そして、その便器本体には、便座4が取り付けられて、その上に便蓋5が取り付けられる。
尚、図1において、20の符号を付して示すものは、排水経路ボックスである。
尚、便器内部が視認できる方向及び便器内部が視認できない方向は、特定の一方向を言うのではなく、それぞれ一定の範囲内にある方向をいう。すなわち、視認方向が選択性透明部の構造により定まるある一定の範囲内にあるときには便器内部を視認することができ、その範囲外の方向から見たときには便器内部が視認できないという意味である。
例えば、図2Aには、斜め前に立った使用者が実施形態1の水洗便器を見た場合には便器内部が見えないことを示している。ここで、本明細書において、便器の前後は、通常、男性が小用をたす側を前といい、給排水管が設けられる側を後ろという。また、図2Bには、真上から選択性透明部からなる便蓋5を介して視認した場合の便器内部の見え方を示している。さらに、図2Cには、便蓋5を開けた状態で、選択性透明部を介在させることなく視認した場合の便器内部の見え方を示している。
図3A及び図3Bは、本実施形態1において、便蓋5を構成する選択性透明部の構造を模式的に示す断面図(図1のA部を拡大して示す断面図)である。図3A等に示すように、本発明に係る選択性透明部は、光を透過させる第1の面11とその第1の面と方向が異なりかつ光を散乱させる第2の面12とが交互に形成された面を一方の主面に有している。言い換えれば、一方の主面には所定の角度で対向する第1の面11と第2の面12とによって構成される溝(傾斜溝とも言う。)10が複数平行に形成されており、この複数の溝によって選択透過性が実現される。
尚、図3Aでは、一方の面50aを溝10の底を結んで示しているが本発明はこれに限定されるものではなく、一方の面が溝10の頂点を含む面であっても良いし、またそれらの間に位置する面であってもよい。
SIN(Z)=N × SIN(R)・・・(1)
R=SIN−1((SIN(Z))/N)・・・(2)
SIN(W)=N×SIN(Q)・・・(3)
W=SIN−1(N × SIN(Q))・・・(4)
W=SIN−1(N × SIN(Z−R))・・・(5)
この場合は使用者の目から見ると傾斜面全体に対して42%が拡散面に遮られて全体として見えにくくなる。視認角度を垂直から傾けていくとさらに見えにくくなる。
この場合には、図5Aに比較して、使用者の目にはアクリル部材の向こう側がほぼはっきりと見える。
この場合には、図5A及び図5Bに比較して、使用者の目にはアクリル部材の向こう側がよりはっきりと見える。
しかしながら、傾斜溝角度Zが30度である場合には、屈折により曲がってみえる角度がW=15.6度となり、図5A及び図5Bに比較して曲がりが少なくなる。
便器使用者が便器の正面に立つと使用者の位置からは便蓋に透過性があっても、傾斜溝の第2の面12による乱反射のために内部が白っぽく見え、便器内は見えない。しかしながら、便器の真上方向から見ると、使用者は便器内部が見える。通常、蓋を開けて、上から見ると排水口が見えにくいが、蓋を閉めると傾斜溝構造の屈折により排水口内が斜めからみたように見える。これにより便器内の汚物や汚れが観察しやすくなる。
このように、第2の面12の表面粗度を粗くして光を散乱させるようにすると、第2の面による光の反射、散乱により色の変化が生じたり光って見えたりして外観のデザイン性を向上させることが可能になるというさらなる効果が得られます。
本発明に係る実施形態2の水洗便器は、便蓋5全体が選択性透明部により構成されているのではなく、便蓋5の一部を回転可能な回転テーブルとし、その回転テーブル5aを選択性透明部としている。実施形態2の水洗便器のその他の構成については、実施形態1の水洗便器と同様に構成されている。
例えば、実施形態1と同様、便器使用者が便器の斜め前に立ったときに、内部が視認できない通常位置(図7A)から、便蓋5を開けることなく回転テーブル5aを90度回転させると、図7Bに示すように、斜め前の位置から回転テーブル5a(選択性透明部)を介して便器内部を見ることが可能になる。
尚、回転テーブル5aを回転させる角度は、90度に限定されるものではなく、視認したい方向に応じて自由に選択することができる。
以上の実施形態1及び2では、便蓋5に選択性透明部を形成した例について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図8に示すように、便器の側面等の便器本体に形成するようにしてもよい。例えば、図8に示すように便器の側面に選択性透明部5bを形成するとスカート部2内の配管構造の視認が見る方向によって可能になる。
この場合、例えば、便器使用者が便器正面に立った時に便器内部が見えないようにし、便器を真横から見た時には便器を透過して便器内部が視認できるようにする。
このようにすると、便器の汚れ確認や、便器配管が詰まった時の確認が可能となる。この時には排水経路の部品も透過性のある部品を使用するようにしてもよい。
Claims (13)
- 水洗便器において、複数の溝を一方の面に有する選択性透明部を備え、前記溝はそれぞれ光を透過させる第1の面とその第1の面と方向が異なりかつ光を散乱させる第2の面とが交互に形成されてなることを特徴とする水洗便器。
- 前記選択性透明部において、前記一方の面に対向する他方の面と前記第1の面との角度が、便器使用者が視認する方向、視認すべき便器内部の位置及び前記選択性透明部を構成する部材の屈折率に基づいて設定されている請求項1記載の水洗便器。
- 前記選択性透明部において、前記他方の面と前記第2の面との角度が、便器使用者が視認する方向、視認すべき便器内部の位置及び前記選択性透明部を構成する部材の屈折率に基づいて設定されている請求項2記載の水洗便器。
- 前記第1の面は表面粗度を細かくして前記第2の面より光の透過性を向上させた面である請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記選択性透明部において、前記第1の面は互いに平行であり、前記第2の面は互いに平行である請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記選択性透明部において、前記第1の面及び前記第2の面の少なくとも一方の角度を順次変化させた請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記一方の面は、便器内面である請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記選択性透明部を構成する複数の溝を覆う平坦な透明板を設けた請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記選択性透明部が便蓋に設けられている請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記選択性透明部が便蓋に回転可能に設けられている請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記選択性透明部が便器本体に設けられている請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記便器内部が視認できない方向は、使用者が便器正面に立つ位置に基づいて設定された請求項1〜11のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
- 前記便器内部が視認できる方向は、便器使用者が便器を上又は横から見る目の位置に基づいて設定された請求項1〜11のうちのいずれか1つに記載の水洗便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009084997A JP2010236254A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 水洗便器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009084997A JP2010236254A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 水洗便器 |
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JP2010236254A true JP2010236254A (ja) | 2010-10-21 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2009084997A Pending JP2010236254A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 水洗便器 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003058071A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-28 | Arisawa Optic Co Ltd | 遮光透明シートおよび遮光画面装置 |
JP2008200198A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Inax Corp | 便器設備 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009084997A patent/JP2010236254A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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