JP2008046488A - カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成装置およびカラー画像形成方法 Download PDF

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Makoto Higashiyama
真 東山
Hiroyuki Endo
洋之 遠藤
Yoshiaki Kawai
義昭 川合
Shingo Nishizaki
伸吾 西崎
Koichi Murota
孝一 室田
Masafumi Suzuki
雅史 鈴木
Tomohide Kondo
友秀 近藤
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Abstract

【課題】ラインメモリの容量を増加させることなく、スキュー画像の補正領域を拡張したカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】予め中間転写ベルト3上に形成された位置ずれ補正用パターン14により位置ずれを検出する位置ずれ検出手段15、16と、前記位置ずれの検出結果に基づいて位置ずれ補正量を算出する算出手段と、画像信号を一時的に記憶する一時記憶手段120、121、122、123と、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の階調数と解像度のうち少なくとも一方を低減する低減処理手段と、前記低減処理手段による低減処理後に、主走査方向に分割した複数の領域をそれぞれ別個に副走査方向に変位させることによって、前記一時記憶手段に記憶された画像信号を補正する画像処理手段と、前記画像処理手段により補正された画像信号を出力する画像出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー画像形成装置の中間転写ベルト上に形成される画像位置ずれを画像処理によって補正するカラー画像形成装置およびカラー画像形成方法に関するものである。
従来、カラー画像形成装置の高速化要求が高くなったことから、感光体を含む静電潜像形成部をCMYKの4色並列に並べたタンデム方式と言われるカラー画像形成方式がカラー高速機の主流となっている。このタンデム方式では、その構成上、各色間の位置あわせ技術が重要な課題となる。
このため、タンデム方式のカラー画像形成装置においては、転写ベルト上に、各色のトナーで所定のトナーパターンを作像し、このトナーパターンを光学式のセンサを用いて検出することで、各色間の色ずれ量を主副のレジスずれ、倍率ずれ、スキューのように要因別に算出し、それぞれが一致するようにフィードバック補正することで色ずれを低減する機能をもつものが多い。
また、この補正処理は、電源ON時、温度等の環境変化時、または一定枚数以上印刷された場合に実施することで、色ずれ量が常に一定の範囲以下になるように制御している。色ずれ量の中で、主副のレジストは感光体上のレーザ光書き出しのタイミングを調整することで、主走査倍率は画素クロックを調整することで電気的に補正することができる。
走査露光を行うレーザ光のスキューについては、メカ的に補正する方法と、出力画像を画像処理で逆方向に変形させて出力することでスキューを補正する方法がある。メカを用いて補正する方法では、レーザ光書き込みユニット内部のミラーを変位させる調整機構をもつことで補正を実現するが、自動で実施するにはミラー変位モータ等のアクチュエーターが必要となりコストアップを招くと共に、レーザ光書き込みユニットを小さくすることができないという問題がある。
一方、画像処理で補正する方法は、ラインメモリに画像の一部を蓄積し、読み出し位置を切り替えながら読み出すことで、各色間のスキューを補正するものである。この場合、補正範囲にあわせて画像処理部にラインメモリを追加するだけでよいので、メカ的な補正に比べて比較的低コストで実現できるというメリットがある。このように、画像処理でスキューを低減する方法として特許文献1が開示されている。
特開2003−285473号公報
しかしながら、特許文献1では、画像処理で補正するにあたって、ラインメモリの容量を削減することは可能であるが、色ずれの補正範囲に変化はない。そのため、色ずれが非常に大きくなり、ある所定の補正範囲を越えてしまった場合、画像処理で補正不能となってしまうという問題がある。例えば、単純なl本のラインメモリ構成で考える場合、画像の副走査方向の解像度が600dpiだとすると、最大補正量=(l−1)×25400÷600[um]までのスキューまでしか補正できないという問題は解決されていない。
また、単純に各色のラインメモリの本数を増やせば、補正可能範囲を拡大することはできるが、それに応じてラインメモリの容量を増やさねばならずコストアップしてしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、使用するラインメモリの容量を増加させることなく、スキュー画像の補正領域を広げたカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、感光体の回転軸方向に平行な第一走査方向と感光体の回転軸方向に垂直な第二走査方向の走査露光により静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像上に形成された複数色のトナー顕像を無端ベルト状の中間転写ベルト上に重ね合わせる中間転写手段とを有するカラー画像形成装置において、予め前記中間転写ベルト上に形成された前記複数色のトナー顕像の位置ずれ補正用パターンにより位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、前記位置ずれの検出結果に基づいて位置ずれ補正量を算出する算出手段と、前記静電潜像形成手段に出力する前の画像信号を一時的に記憶する一時記憶手段と、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の階調数と解像度のうち少なくとも一方を低減する低減処理手段と、前記低減処理手段による低減処理の後に、前記第一走査方向に分割した複数の領域をそれぞれ別個に前記第二走査方向に変位させることによって、前記一時記憶手段に記憶された画像信号を補正する画像処理手段と、前記画像処理手段により補正された画像信号を前記静電潜像形成手段に出力する画像出力手段と、を有する。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記低減処理手段は、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の解像度と階調数のうち階調数を優先して低減する。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記低減処理手段は、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の解像度および階調数の少なくとも一方を、あらかじめ定められた条件に基づいて低減する。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、解像度または階調数の利用者による選択操作を受け付ける操作手段を更に備え、前記低減処理手段は、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の解像度または階調数のいずれかを、前記操作手段によって受け付けた選択操作に基づいて選択して低減する。
また、請求項5にかかる発明は、感光体の回転軸方向に平行な第一走査方向と感光体の回転軸方向に垂直な第二走査方向の走査露光により静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像形成手段に出力する前の画像信号を一時的に記憶する一時記憶手段と、前記静電潜像上に形成された複数色のトナー顕像を無端ベルト状の中間転写ベルト上に重ね合わせる中間転写手段とを有するカラー画像形成装置において実行される画像形成方法であって、予め前記中間転写ベルト上に形成された前記複数色のトナー顕像の位置ずれ補正用パターンにより位置ずれを検出する位置ずれ検出工程と、前記位置ずれの検出結果に基づいて位置ずれ補正量を算出する算出工程と、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の階調数と解像度のうち少なくとも一方を低減する低減処理工程と、前記低減処理工程による低減処理の後に、前記第一走査方向に分割した複数の領域をそれぞれ別個に前記第二走査方向に変位させることによって、前記一時記憶手段に記憶された画像信号を補正する画像処理工程と、前記画像処理工程により補正された画像信号を前記静電潜像形成手段に出力する画像出力工程と、を含む。
請求項1〜5にかかる発明によれば、中間転写ベルト上のプロセス各色間のスキュー補正量がある所定量を越えた場合には、画像信号をラインメモリに蓄積する際の解像度および階調数の少なくとも一つを低減し実用上ラインメモリのライン数を増やすことによって、スキューの画像補正に必要なラインメモリの容量を増加させることなく、スキュー量の補正領域を広げられるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態におけるカラー画像形成装置およびカラー画像形成方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第一の実施の形態)
以下、第一の実施の形態を詳細に説明する。図1は、第一の実施の形態におけるカラー画像形成装置の作像原理を説明するための画像形成部及び転写ベルトの正面図である。画像形成装置は、電子写真方式の画像形成による転写媒体上への画像を形成する装置である。
以下、画像形成装置の構成と動作について説明する。図1において、画像形成装置は、感光体7K、7M、7C、7Y上にそれぞれ静電潜像を形成した後、各々異なる色(ブラック:K、マゼンタ:M、シアン:C、イエロー:Y)のトナー像を形成する画像プロセス部(K)1K、(M)1M、(C)1C、(Y)1Yが、中間転写ベルト3に沿って一列に配置されている。第1の画像プロセス部(Y)1Yは、感光体7Yと、この感光体7Yの上方に配置されたレーザ光書き込み器9と、感光体7Yの周囲に配置された帯電器8Y、現像器10Y及び感光体クリーニング器11Yから構成される。感光体7Yの表面は、帯電器8Yで一様に帯電された後、レーザ光書き込み器9によりイエローの画像に対応したレーザ光LYで露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、イエロー色トナー(不図示)を内蔵した現像器10Yで現像され、感光体7Y上にイエロー色トナー像が形成される。
更に、第1の画像プロセス部(Y)1Yの図中左側に位置する第2の画像プロセス部(M)1M、第3の画像プロセス部(C)1Cおよび第4の画像プロセス部(K)1Kにおいても、画像プロセス部(Y)1Y同様の工程で、各色の帯電器8M、8C、8Kで一様に帯電された後、各色の画像に対応したレーザ光LM、LC、LKで露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各色のトナー(不図示)を内蔵した現像器10M、10C、10Kで現像され、各色の感光体7M、7C、7K上にそれぞれマゼンタ色トナー像、シアン色トナー像、ブラック色トナー像が形成される。
一方、中間転写ベルト3は、駆動回転するベルト駆動ローラ4と従動回転する従動ローラ5との間に架設されており、駆動ローラ4の回転によって図1中の矢印方向に回転駆動される。この架設駆動により、感光体7Y上に形成されたイエロー色トナー像が転写器(Y)12Yによって中間転写ベルト3に一次転写された後、その上に感光体7M上に形成されたマゼンタ色トナー像、感光体7C上に形成されたシアン色トナー像、感光体7K上に形成されたブラック色トナー像と順次、画像の同期を制御しながら各色の転写器(M)12M、(C)12C、(K)12Kによって中間転写ベルト3に一次転写される。このように、中間転写ベルト3上には、中間転写ベルト3上の下からYMCKと積層した4色トナー像が形成される。
一方、給紙トレイ6内の最上位置にある転写紙2は、中間転写ベルト3と接する二次転写位置A部に搬送された後、中間転写ベルト3から4色トナー像を転写される。4色トナー像を形成された転写紙2は、中間転写ベルト3から剥離され、更に搬送された後、定着器13において加熱定着される。この後、画像形成装置の外部へ排出される。また、中間転写ベルト3の左側下部には、L側パターン検知センサ15とR側パターン検知センサ16が設けられており、位置ずれ補正用パターン14を検出する。
一方、トナー像を中間転写ベルト3に転写された後の感光体7Yでは、感光体表面に残った不要なトナーが感光体クリーニング器(Y)11Yによってクリーニングされ、次の静電潜像形成に備えることとなる。また、他の感光体7M、7C、7Kにおいても同様に感光体クリーニング器(M)11M、(C)11C、(Y)11Yによってクリーニングされ、次の静電潜像形成に備えることとなる。このようなタンデム型画像形成装置の場合、プロセスカラー4色の画像の位置ずれが大きな問題となることが多い。従って、画像の位置ずれ補正が重要な課題である。
以下、中間転写ベルト上に位置ずれ補正用パターンが形成される構成を説明する。図2は、第一の実施の形態における画像形成装置の中間転写ベルト周辺の概要を示す斜視図である。図2において、図1と同じ要素は、同じ符号で示し、説明を省略する。図2において、位置ずれ補正用パターン14が、中間転写ベルト3上に前述の4色トナー像形成工程と同様に形成される。位置ずれ補正用パターン14は、中間転写ベルト3の駆動方向(図中矢印B)と垂直方向に2つ同じパターンを形成するように構成される。奥側に位置する位置ずれ補正用パターン14を読み取る位置の中間転写ベルト3の下側にL側パターン検知センサ15が配置され、手前側に位置する位置ずれ補正用パターン14を読み取る位置の中間転写ベルト3の下側にR側パターン検知センサ16が配置される。
以下、画像形成装置の制御動作に関連するブロック図を説明する。図3は、第一の実施の形態における画像形成装置のブロック図である。画像形成装置は、パターン検知センサ15および16、プリンタコントローラ115、スキャナ116、エンジン制御部114、KMCY各色のLD制御部(K)106、(M)107、(C)108、(Y)109から構成される。
また、エンジン制御部114は、レーザ光書き込み器9で感光体上に露光する画像信号を生成する部分であり、パターン検知部113、CPU110、RAM111、画像処理部112、書き込み制御部101から構成される。この書き込み制御部101から各色のLD制御部(K)106、(M)107、(C)108、(Y)109にそれぞれ接続される。
画像処理部112は、書き込み制御部101から送信された各色の副走査タイミング信号(K, M, C, Y)_FSYNC_Nを受信して、各色の主走査同期信号(K, M, C, Y)_IPLGATE_Nと副走査同期信号(K, M, C, Y)_IPFGATE_Nおよびそれら同期信号に伴う画像信号(K, M, C, Y)_IPDATA_Nを書き込み制御部101に送信する。更に、書き込み制御部101は、それら3つの信号から画像信号(K, M, C, Y)_LDDATAを生成しそれぞれLD制御部(K)106、(M)107、(C)108に送信する。
L側パターン検知センサ15およびR側パターン検知センサ16で検知された検知信号は、パターン検知部113に送信され、パターン検知部113においてアナログデータからデジタルデータへと変換され、位置ずれ量および位置ずれ量から算出される位置ずれ補正量がCPU110において算出され、RAM111に格納される。また、CPU110は、画像形成装置内の動作制御および演算の全般を実行する。
プリンタコントローラ115、またはスキャナ116から送信された画像信号は、画像処理部112にて画像処理を施される。画像処理の内容詳細については、色変換、階調補正、網点処理等が考えられるが、技術の可否が依存するところではなく、ここでは説明を省略する。
書き込み制御部101は、レーザ光書き込み器9への露光制御を行う。図4は、第一の実施の形態における書き込み制御部101による副走査方向の書き出しタイミング補正のタイミングチャート図である。図4において、CPU110からのスタート信号STTRIG_Nを基準として、画像処理部112に対して副走査タイミング信号K_FSYNC_N、M_FSYNC_N、C_FSYNC_N、Y_FSYNC_Nを出力する(T1)。副走査タイミング信号Y_FSYNC_Nの受信をトリガにして、スタート信号からの副走査遅延量Y_mfcntldによるタイミングで画像処理部112から送信されたY色副走査同期信号Y_IPFGATE_Nを受信する(T2)。次に、画像信号Y_LDDATAをLD制御部(Y)109に送信する(T3)。M色、C色、K色に対しても同様に、副走査遅延量(M, C, K)_mfcntldによるタイミングで各色副走査同期信号(M, C, K)_IPFGATE_Nを受信後(T4、T6、T8)、画像信号(M, C, K)_LDDATAをそれぞれLD制御部(K)106、(M)107、(C)108に送信する(T5、T7、T9)。
以下、書き込み制御部101内部の構成について更に詳細を説明する。図5は、第一の実施の形態における画像形成装置内部の書き込み制御部の詳細ブロック図である。書き込み制御部101の内部は、KMCY各色の入力画像制御部(K)136、(M)137、(C)138、(Y)139、KMCY各色のラインメモリ(K)120、(M)121、(C)122、(Y)123、KMCY各色の書込み制御部(K)102、(M)103、(C)104、(Y)105から構成される。
更に、書込み制御部(K)102は、書込画像処理部(K)140、位置ずれ補正パターン生成部(K)128、LDデータ出力部(K)132から構成される。また、書込み制御部(M)103は、K色と同様の構成である書込画像処理部(M)141、位置ずれ補正パターン生成部(M)129、LDデータ出力部(M)133に、スキュー補正処理部(M)125を加えて構成される。また、書込み制御部(C)104は、M色と同様に、スキュー補正処理部(C)126、書込画像処理部(C)142、位置ずれ補正パターン生成部(C)130、LDデータ出力部(C)134から構成される。また、書込み制御部(Y)105は、M色と同様に、スキュー補正処理部(Y)127、書込画像処理部(Y)143、位置ずれ補正パターン生成部(Y)131、LDデータ出力部(Y)135から構成される。
図5においては、説明を簡略にするため、図3で説明した各色の主走査同期信号(K, M, C, Y)_IPLGATE_Nと副走査同期信号(K, M, C, Y)_IPFGATE_Nおよびそれら同期信号に伴う画像信号(K, M, C, Y)_IPDATA_Nの3信号をあわせて書き込み制御信号(K, M, C, Y)_IPSIGNAL_Nと表示している。
図5において、書き込み制御信号K_IPSIGNAL_Nは、画像処理部112から副走査タイミング信号K_FSYNC_Nの受信をトリガに入力画像制御部(K)136に送信される。入力画像制御部(K)136は、ラインメモリ(K)120に画像信号を一時記憶しながら、書込み制御部(K)102に画像信号を送信する。書込み制御部(K)102内部では、書込画像処理部(K)140が、入力画像制御部(K)136から送信された画像信号をLDデータ出力部(K)132に送信する。LDデータ出力部(K)132は、K色書き込み画像信号K_LDDATAを生成しLD制御部(K)106に送信する。
更に、M色、C色、Y色については、入力画像制御部(M)137、(C)138、(Y)139は、RAM111に記憶されたスキュー補正量に基づいてスキュー量補正のためにそれぞれラインメモリ(M)121、(C)122、(Y)123に画像信号を一時記憶する。スキュー補正処理部(M)125、(C)126、(Y)127は、一時記憶された画像信号にスキュー補正量によるスキュー量補正処理を実行した後、それぞれ書込画像処理部(M)141、(C)142、(Y)143に画像信号を送信する。K色の動作と同様に、各色の書込画像処理部から画像信号を送信された各色のLDデータ出力部は、書き込み画像信号(M, C, Y)_LDDATAを生成し各色のLD制御部(M)107、(C)108、(Y)109にそれぞれ送信する。上記スキュー補正量については、後に詳細を説明する。
また、位置ずれ補正用パターン14を出力する際には、位置ずれ補正パターン生成部(K)128、(M)129、(C)130、(Y)131からKMCY各色のパターン画像信号が各色のLDデータ出力部(K)132、(M)133、(C)134、(Y)135に送信される。その後は、上記における説明と同様の動作を行う。
以下、位置ずれ量について詳細を説明する。図6は、第一の実施の形態における位置ずれ補正用パターンの構成とスキュー量算出を示す図である。第一の実施の形態における画像形成装置では、KMCY各色画像の主走査レジスト、副走査レジストおよび主走査倍率およびスキュー量が位置ずれ量の要素である。主走査レジストおよび副走査レジストは、レーザ光書き込み器9が感光体7K、7M、7C、7Y上に静電潜像を形成する主走査方向および副走査方向の始点位置W点とX点を示す。主走査倍率は、レーザ光書き込み器9が感光体7K、7M、7C、7Y上に静電潜像を形成する主走査方向の終点位置Y点を示す。
すなわち、主走査レジスト、副走査レジストおよび主走査倍率の三特性値が適正に補正されれば、出力画像上の先端領域W−Y間と片側端部領域W−X間の位置関係が正確に出力されることになる。算出された主走査レジスト、副走査レジストに従って、主走査遅延量、副走査遅延量が設定され、LD制御部(K)106、(M)107、(C)108、(Y)109に送信される。主走査倍率は書き込み制御部101内部で生成された画素クロック周波数によって適正に補正される。そのため、周波数を非常に細かく設定できるデバイス、例えばVCO(Voltage Controlled Oscillator)を利用したクロックジェネレータ等が使用される。
主走査の色ずれを補正する場合、主走査倍率と主走査の書き出しタイミングを補正するが、主走査倍率補正は、検出した各色の倍率誤差量に基づく画素クロック周波数の変更を書込み制御部101にて行う。
更に、KMCY各色の画像プロセス部(K)1K、(M)1M、(C)1C、(Y)1Yから中間転写ベルト3への転写位置が異なるため、副走査方向の位置関係に誤差が生じやすい。この副走査方向の位置関係をスキュー量と名づける。従って、スキュー量が適正に補正されれば、上記のW点、X点、Y点に加えて、Z点も正確な位置関係となり、出力画像上の全領域の位置関係が正確に出力されることになる。
以下、スキュー量算出について詳細を説明する。図6において、L側パターン検知センサ15とR側パターン検知センサ16が通過する位置(図6の左右方向の位置)に、2群の位置ずれ補正用パターン14がそれぞれ中間転写ベルト3上に形成される。L側パターン検知センサ15が通過する位置にパターンK11、C11、M11、Y11、K12、C12、M12、Y12が形成され、R側パターン検知センサ16が通過する位置にパターンK21、C21、M21、Y21、K22、C22、M22、Y22が形成される。なお、L側は図6中左側配置を示し、R側は図6中右側配置を示す。
L側パターン検知センサ15は、L側パターンK11とC11の位置を検出し、その位置関係からK色とC色のL側距離KC_Lを算出する。一方、R側パターン検知センサ16は、R側パターンK21とC21の位置を検出し、その位置関係からK色とC色のR側距離KC_Rを算出する。ここで、K色を基準としたC色のスキュー量KC_Skewが数1式により算出される。
(数1)
KC_Skew=KC_R−KC_L
また、M色、Y色についても同様に、パターン検出により、以下の数2式、数3式からそれぞれスキュー量KM_Skew、KY_Skewが算出される。
(数2)
KM_Skew=KM_R−KM_L
(数3)
KY_Skew=KY_R−KY_L
このように、数1式〜数3式により、K色を基準としたC色、M色、Y色のスキュー量、KC_Skew、KM_SkewおよびKY_Skewが算出される。
なお、パターンK12、C12、M12、Y12、K22、C22、M22、Y22については、前述した主走査レジスト、副走査レジストおよび主走査倍率の三特性値を算出するためのパターンであり、これらパターンの検出方法および三特性値の算出方法に技術の可否が依存するところではなく、ここでは説明を省略する。
上記のように、算出したスキュー量に応じて画像補正を実行するために、画像信号をラインメモリに格納する。ラインメモリに格納した後、スキュー量補正を実行された画像信号がレーザ光書き込み器9に送信され、感光体上に書きこまれることによって、スキュー量を補正された画像が形成される。
以下、スキュー量補正前のラインメモリ格納について詳細を説明する。図7-1は、第一の実施の形態におけるスキュー補正量が補正範囲内の場合のラインメモリ格納を示す図である。更に、図7−2は、第一の実施の形態におけるスキュー補正量が補正範囲を越えた場合のラインメモリ格納を示す図である。ここで、補正範囲は、所定のラインメモリ容量から決定されるスキュー補正可能な限界値である。補正範囲をmとすると、スキュー量を補正するために画素をずらす際に、最低1ドットラインは主走査方向に重ならせる必要がある。従って、下記の数4式によって決定される数値である。
(数4)
m=l−1[ドット](ラインメモリのライン数:l)
数4式は、ラインメモリのライン数から補正可能なドット数を算出している。もし、ラインメモリのライン数が4ラインであれば、3ラインが補正範囲となり、出力解像度が600dpiの場合、距離に換算すると127[um]となる。
図7−1の場合、画像補正に必要なラインメモリのライン数は2ラインとなり、スキュー補正量が補正範囲以下であるため、不足することなく従来通りラインメモリに格納される。一方、図7−2の場合、画像補正に必要なラインメモリのライン数は5ラインとなり、スキュー補正量が補正範囲を越えているため、ラインメモリ容量は不足し、必要な5ライン以上のラインメモリが確保されるように画像信号の低減処理が実行された後、ラインメモリに格納される。
以下、画像の低減処理について詳細を説明する。図8は、第一の実施の形態における階調数低減を実現したメモリ構成を示す図である。第一の実施の形態においては、階調数を下げる画像の低減処理を実行することにより、ラインメモリの容量を増やすことなく、画像上の実用補正領域を広げ、結果的にスキュー量の補正領域を広げることができる。スキュー補正量が補正範囲内である場合、画像信号の階調数は4bitであるとすると、ラインメモリL1、L2、・・・Lnに4bitの画像信号が格納される。スキュー補正量が補正範囲を越えた場合、画像信号の階調数は4bitから2bitに低減され、ラインメモリL1、L2、・・・Lnに2bitの画像信号が格納される。従って、1ラインあたりのメモリ容量が半減したため、補正範囲内の場合に比べて、2倍のライン数を有するラインメモリ構成が可能となる。その結果、スキュー量の補正領域を2倍に広げることができた。
以下、ラインメモリ構成について説明する。上記のように画像の低減処理を実行された後、各色のラインメモリ(K)120、(M)121、(C)122、(Y)123に画像信号が格納される。図9は、第一の実施の形態におけるラインメモリ構成の一例を示す図である。スキュー補正量が補正範囲内の場合、図9の左側、「補正範囲内の場合」に示すように、ラインメモリ(K)120、ラインメモリ(M)121、ラインメモリ(C)122、ラインメモリ(Y)123は、それぞれ2ライン、5ライン、5ライン、5ラインから構成される。しかし、各色のスキュー補正量が補正範囲を越えた場合、図9の右側、「補正範囲を越えた場合」に示すように、画像の低減処理が実行されたことによって、各色のラインメモリはそれぞれ2倍となり、4ライン、10ライン、10ライン、10ラインの構成に変更される。このように、画像がラインメモリに格納された後、スキュー量補正が実行される。
以下、スキュー補正量について詳細を説明する。表1に、算出されたスキュー量の一例を示す。この際、数字の前の符号は、副走査方向のずれ方向を示し、任意に定義できるものである。本実施の形態においては、画像形成の先端側、すなわち図中上方向をプラスと定義する。

Figure 2008046488
この場合、出力解像度を600dpiと仮定すると、600dpiの1ラインが最小補正単位となるので、スキュー量を最小補正単位で除算することにより、スキュー補正量は、表2のようになる。
Figure 2008046488
しかし、600dpiの1ラインが最小補正単位であるため、表2に示される小数点以下は補正不能であり、四捨五入、桁上げ、もしくは桁下げ等によって整数に置き換えられる。ここでは、例として四捨五入を採用すると、最終的に、スキュー補正量は、表3のようになる。
Figure 2008046488
表3のようなスキュー補正量は、図4のブロック図において、説明した入力画像制御部(M)137、(C)138、(Y)139によって算出され、RAM111に記憶される。
以下、上記のように算出されたスキュー補正量に対する画像補正について説明する。図10−1は、第一の実施の形態におけるスキュー補正量が1ドットの場合のスキュー補正を示す図である。図10−1の(a)は、中間転写ベルト3上で右下がりに1ラインスキューした状態を示している。図10−1の(b)は、主走査方向に4800画素ある画像信号を主走査方向に2分割する状態を示す。この際、主走査方向の始点を左端、副走査方向のシフト方向として画像の上方向を+と定義すると、分割位置2400画素、4800画素に対して、それぞれスキュー補正量は0、−1となり、画像補正の結果、図10−1の(c)となる。図10−1の(c)は、副走査方向上側に1画素シフトしたことによって画像補正された状態を示す。
一方、図10−2は、第一の実施の形態におけるスキュー補正量が3ドットの場合のスキュー補正を示す図である。図10−2の(a)は、中間転写ベルト3上で右上がりに3ラインスキューした状態を示している。図10−2の(b)は、主走査方向に4800画素ある画像信号を主走査方向に4分割する状態を示す。この際、分割位置1200画素、2400画素、3600画素、4800画素に対して、それぞれスキュー補正量は0、−1、−2、−3となり、画像補正の結果、図10−2の(c)となる。図10−2の(c)は、副走査方向にシフトしたことによって画像補正された状態を示す。
以下、表3で示したスキュー補正量の場合のラインメモリの動作シーケンスについて説明する。図11−1および図11−2は、第一の実施の形態におけるラインメモリの動作シーケンス図である。先に、図10−1および図10−2で説明したように、K色は基準色であるので分割なし、M色およびC色は補正量3ドットであるので4分割補正、Y色は補正量1ドットであるので2分割補正である。
図11−1において、入力画像制御部(K)136は、CPU110からのスタート信号からの副走査遅延量K_Mfcntld、M_Mfcntldによるタイミングで印刷動作が開始する。印刷動作が開始すると、ラインメモリK−1およびM−1に画像が記憶される(ステップS400)。ラインメモリK−2およびM−2に画像が記憶されると同時に、ラインメモリK−1およびM−1から画像が読み出され、書き込み制御部(K)102を経てK色書き込み画像信号K_LDDATAに全画素、書き込み制御部(M)103を経てM色書き込み画像信号M_LDDATAに4分割の1ブロック目が出力される(ステップS401)。ラインメモリK−1およびM−3に画像が記憶されると同時に、ラインメモリK−2、M−1およびM−2から画像が読み出され、K色書き込み画像信号K_LDDATAに全画素、M色書き込み画像信号M_LDDATAに4分割の2ブロック目が出力される(ステップS402)。ラインメモリK−2およびM−4に画像が記憶されると同時に、ラインメモリK−1、M−1、M−2およびM−3から画像が読み出され、K色書き込み画像信号K_LDDATAに全画素、M色書き込み画像信号M_LDDATAに4分割の3ブロック目が出力される(ステップS403)。ラインメモリK−1およびM−5に画像が記憶されると同時に、ラインメモリK−2、M−1、M−2、M−3およびM−4から画像が読み出され、K色書き込み画像信号K_LDDATAに全画素、M色書き込み画像信号M_LDDATAに4分割の4ブロック目が出力される(ステップS404)。
また、C色、Y色については、それぞれ4分割、2分割で、図11−1で示したK色、M色と同様の動作シーケンスを実行する。
以下、パターン形成からスキュー補正量算出までの一連の動作を説明する。図12は、第一の実施の形態における位置ずれ補正量算出のフローチャート図である。まず、位置ずれ補正用パターン14を中間転写ベルト3上に形成する(ステップS100)。L側パターン検知センサ15およびR側パターン検知センサ16によって、パターン検知が実行される(ステップS101)。KMCY各色の主走査レジスト、副走査レジストおよび主走査倍率の補正量を算出する(ステップS102)。K色を基準としたM、CおよびY色のスキュー量を算出する(ステップS103)。M、CおよびY色のスキュー補正量を算出する(ステップS104)。算出した各色の位置ずれ補正量(主走査レジスト、副走査レジスト、主走査倍率およびスキュー量の各補正量)をRAM111に記憶する(ステップS105)。
以下、第一の実施の形態における階調数低減処理を実行した場合の位置ずれ量補正の処理の流れを説明する。図13は、第一の実施の形態における階調数低減による位置ずれ量補正フローチャート図である。図13では、スキュー補正量をNc、補正範囲をMc1、補正限界をMc2と名づけている。まず、位置ずれ補正用パターン14を中間転写ベルト3上に形成する(ステップS200)。L側パターン検知センサ15およびR側パターン検知センサ16によって、パターン検知が実行される(ステップS201)。KMCY各色の主走査レジスト、副走査レジストおよび主走査倍率の補正量を算出して保存する(ステップS202)。K色を基準としたM、CおよびY色のスキュー量を算出する(ステップS203)。MCY各色のスキュー補正量を算出する(ステップS204)。MCY各色のスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断する(ステップS205)。「YES」ならば、スキュー補正量と階調数情報を保存する(ステップS206)。「NO」ならば、補正限界内かどうかを判断する(ステップS207)。「NO」ならば、補正限界を越える異常状態と判断し「スキュー補正エラー」を警告する(ステップS208)。ステップS207で「YES」ならば、補正範囲外かつ補正限界内と判断し階調数低減処理を実行し印刷時の階調数を決定する(ステップS209)。MCY各色のスキュー補正量と階調数情報を保存する(ステップS206)。
以上のように、MCY各色のスキュー補正量と階調数情報を保存した後の印刷時の処理の流れについて説明する。図14は、第一の実施の形態における位置ずれ補正実行のフローチャート図である。まず、印刷要求を受信する(ステップS300)。前述した主走査倍率の補正量に基づき、KMCY各色の画素クロック周波数を設定する(ステップS301)。前述した主走査レジストの補正量に基づき、各色の主走査遅延量を設定する(ステップS302)。前述した副走査レジストの補正量に基づき、各色の副走査遅延量を設定する(ステップS303)。図13で説明したフローチャートに基づき保存した各色のスキュー補正量と階調数情報に基づき、M、CおよびY色のスキュー補正量を設定する(ステップS304)。設定されたKMCY各色の主走査画素クロック周波数、主走査遅延量、副走査遅延量、スキュー補正量に基づき画像補正を実行しながら印刷動作を開始する(ステップS305)。
以上、第一の実施の形態における画像形成装置によれば、プロセスカラー4色間の位置ずれとして検出されたスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断するようにした。更に、この補正範囲を越えた場合、画像の階調数低減処理の後にスキュー量補正を実行することによって、スキュー量補正時のラインメモリ容量を増やすことなく、スキュー量の補正領域を拡張することができる。
(第二の実施の形態)
以下、第二の実施の形態を詳細に説明する。第二の実施の形態における画像形成装置は、第一の実施の形態と同様の構成と動作を有しているものとする。第二の実施の形態において、第一の実施の形態と異なる点は、画像の低減処理である。図15は、第二の実施の形態における解像度低減を説明する図である。図15においては、16x16画素のラインメモリを一例として図示している。第二の実施の形態においては、解像度を下げる画像の低減処理を実行することにより、ラインメモリの容量を増やすことなく、画像上の実用補正領域を広げ、結果的にスキュー量の補正領域を広げることができる。図15(a)は、スキュー補正量が補正範囲内の場合のラインメモリ構成を表しており、画像低減処理として、図15(b)のように主走査方向にのみ解像度低減を実行してもよいし、図15(c)のように主走査方向、副走査方向の両方向に解像度低減を実行してもよい。図15(b)または(c)において、解像度低減によって、図15(a)より領域が広くなったことが分かり、すなわち、それがスキュー補正領域の拡張を示している。
以下、第二の実施の形態における位置ずれ量補正の処理の流れを説明する。図16は、第二の実施の形態における解像度低減による位置ずれ量補正フローチャート図である。図16では、スキュー補正量をNc、補正範囲をMc1、補正限界をMc2と名づけている。まず、位置ずれ補正用パターン14を中間転写ベルト3上に形成する(ステップS500)。L側パターン検知センサ15およびR側パターン検知センサ16によって、パターン検知が実行される(ステップS501)。KMCY各色の主走査レジスト、副走査レジスト、主走査倍率の補正量を算出して保存する(ステップS502)。K色を基準としたM、CおよびY色のスキュー量を算出する(ステップS503)。MCY各色のスキュー補正量を算出する(ステップS504)。MCY各色のスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断する(ステップS505)。「YES」ならば、スキュー補正量と解像度情報を保存する(ステップS506)。「NO」ならば、補正限界内かどうかを判断する(ステップS507)。「NO」ならば、補正限界を越える異常状態と判断し「スキュー補正エラー」を警告する(ステップS508)。ステップS507で「YES」ならば、補正範囲外かつ補正限界内と判断し解像度低減処理を実行し印刷時の解像度を決定する(ステップS509)。MCY各色のスキュー補正量と解像度情報を保存する(ステップS506)。
以上のように、MCY各色のスキュー補正量と解像度情報を保存した後は、第一の実施の形態における説明と同様に、保存された解像度情報に従って低減処理を実行しラインメモリに格納した後、スキュー量補正を実行する。また、印刷時の処理の流れは、第一の実施の形態における説明と同様に、図14のフローチャートに従って動作する。
以上、第二の実施の形態における画像形成装置によれば、プロセスカラー4色間の位置ずれとして検出されたスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断するようにした。更に、この補正範囲を越えた場合、画像の解像度低減処理の後にラインメモリに格納しスキュー量の補正を実行することによって、スキュー量補正時のラインメモリ容量を増やすことなく、スキュー量の補正領域を拡張することができる。
(第三の実施の形態)
以下、第三の実施の形態を詳細に説明する。第三の実施の形態における画像形成装置は、第一の実施の形態と同様の構成と動作を有しているものとする。第三の実施の形態において、第一の実施の形態および第二の実施の形態と異なる点は、画像の低減処理である。
第三の実施の形態においては、表4のような階調数と解像度を低減する画像低減テーブルをあらかじめ作成しておき、そのテーブルに従って画像低減処理を実行する。

Figure 2008046488
表4には、階調数および解像度の画像低減テーブルの一例を示している。この場合、補正範囲を段階的に複数設けておき、複数の補正範囲をMc1(1)、Mc(2)、Mc(3)、Mc1(4)、Mc(5)とする。ただし、Mc1(1)<Mc(2)<Mc(3)<Mc1(4)<Mc(5)とする。
スキュー補正量NcがNc≦Mc1(1)の場合、最もスキュー補正量が低い段階であり、解像度600×600dpiおよび階調数16値(4bit/画素)の条件でスキュー量補正を実行する。これは表4のA1条件に相当する。または、スキュー補正量NcがMc1(1)<Nc≦Mc1(2)の場合、階調数を優先的に低減し、解像度600×600dpiおよび階調数4値(2bit/画素)の条件でラインメモリに格納することによってスキュー量補正を実行する。これは表4のA2条件に相当する。
または、スキュー補正量NcがMc1(2)<Nc≦Mc1(3)の場合、更に解像度を低減し、解像度600×300dpiおよび階調数4値(2bit/画素)の条件でラインメモリに格納することによってスキュー量補正を実行する。これは表4のA3条件に相当する。または、スキュー補正量NcがMc1(3)<Nc≦Mc1(4)の場合、更に階調数を低減し、解像度600×300dpiおよび階調数2値(1bit/画素)の条件でラインメモリに格納することによってスキュー量補正を実行する。これは表4のA4条件に相当する。または、スキュー補正量NcがMc1(4)<Nc≦Mc1(5)の場合、更に解像度を低減し、解像度300×300dpiおよび階調数2値(1bit/画素)の条件でラインメモリに格納することによってスキュー量補正を実行する。これは表4のA5条件に相当する。
このように、あらかじめ定められた条件に従って低減処理を実行する。なお、一例として示した表4では、階調数を優先的に低減するテーブルとしたが、このテーブルは任意に作成できるものである。好ましくは、階調数と解像度のどちらを低減するかは出力画像の種類によって選択されるべきである。例えば、文字、線画といった鮮鋭性を求められる画像では高解像度を必要とされるので、階調数を優先して低減されるべきであり、人物画や遠景の多い自然画等では高階調数を必要とされるので、解像度を優先して低減されるべきである。また、画像形成の方式や出力色によっても選択される余地がある。例えば、ブラック色画像では、圧倒的に文字、線画が多いので、階調数を優先して低減し、他の三色は解像度を優先して低減するという選択肢も考えられる。
以下、第三の実施の形態における位置ずれ量補正の処理の流れを説明する。図17は、第三の実施の形態における画像低減による位置ずれ量補正フローチャート図である。図17では、スキュー補正量をNc、補正範囲をMc1、補正限界をMc2と名づけている。 まず、位置ずれ補正用パターン14を中間転写ベルト3上に形成する(ステップS600)。L側パターン検知センサ15およびR側パターン検知センサ16によって、パターン検知が実行される(ステップS601)。各色の主走査レジスト、副走査レジストおよび主走査倍率の補正量を算出して保存する(ステップS602)。K色を基準としたM、CおよびY色のスキュー量を算出する(ステップS603)。MCY各色のスキュー補正量を算出する(ステップS604)。MCY各色のスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断する(ステップS605)。「YES」ならば、スキュー補正量と階調数および解像度の情報を保存する(ステップS606)。「NO」ならば、補正限界内かどうかを判断する(ステップS607)。「NO」ならば、補正限界を越える異常状態と判断し「スキュー補正エラー」を警告する(ステップS608)。一方、ステップS607で「YES」ならば、補正範囲外かつ補正限界内と判断し表4で示した画像低減テーブルを参照する(ステップS609)。画像低減テーブルにより、印刷時の階調数および解像度を決定する(ステップS610)。MCY各色のスキュー補正量と階調数および解像度の情報を保存する(ステップS606)。
以上のように、MCY各色のスキュー補正量と階調数および解像度の情報を保存した後は、第一の実施の形態における説明と同様に、保存された階調数および解像度の情報に従って低減処理を実行しラインメモリに格納した後、スキュー量補正を実行する。なお、階調数の低減処理については、第一の実施の形態における説明と同様の処理を実行すればよい。また、解像度の低減処理については、第二の実施の形態における説明と同様の処理を実行すればよい。また、印刷時の処理の流れは、第一の実施の形態における説明と同様に、図14のフローチャートに従って動作する。
以上、第三の実施の形態における画像形成装置によれば、プロセスカラー4色間の位置ずれとして検出されたスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断するようにした。この補正範囲を越えた場合、画像の階調数と解像度を低減する画像低減テーブルを参照し画像低減処理を実行した後に、ラインメモリに格納しスキュー量の補正を実行する。これらの処理によって、スキュー量補正時のラインメモリ容量を増やすことなく、スキュー量の補正領域を拡張することができる。
(第四の実施の形態)
以下、第四の実施の形態を詳細に説明する。第四の実施の形態における画像形成装置は、第一の実施の形態と同様の構成と動作を有しているものとする。第四の実施の形態において、第一の実施の形態〜第三の実施の形態と異なる点は、画像の低減処理である。第四の実施の形態においては、印刷時の解像度または階調数のいずれかを低減する選択肢を操作者に選択させることによって、画像低減処理を実行する。図18は、第四の実施の形態における位置ずれ補正のフローチャート図である。
図18は、画像の低減処理の際に、ユーザーが階調数、解像度どちらを優先するのか操作者に促し、操作者の選択に従って階調数、解像度を決定する処理動作のフローチャート図である。図18では、スキュー補正量をNc、補正範囲をMc1、補正限界をMc2と名づけている。まず、位置ずれ補正用パターン14を中間転写ベルト3上に形成する(ステップS700)。L側パターン検知センサ15およびR側パターン検知センサ16によって、パターン検知が実行される(ステップS701)。KMCY各色の主走査レジスト、副走査レジストおよび主走査倍率の補正量を算出して保存する(ステップS702)。K色を基準としたM、CおよびY色のスキュー量を算出する(ステップS703)。MCY各色のスキュー補正量を算出する(ステップS704)。MCY各色のスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断する(ステップS705)。
ステップS705で「YES」ならば、スキュー補正量と階調数および解像度の情報を保存する(ステップS706)。「NO」ならば、補正限界内かどうかを判断する(ステップS707)。「NO」ならば、補正限界を越える異常状態と判断し「スキュー補正エラー」を警告する(ステップS708)。一方、ステップS707で「YES」ならば、補正範囲外かつ補正限界内と判断し操作者に階調数または解像度の選択を促す(ステップS709)。操作者によって階調数または解像度が選択される(ステップS710)。階調数が選択されたら、印刷時の階調数を決定する(ステップS711)。解像度が選択されたら、印刷時の解像度を決定する(ステップS712)。MCY各色のスキュー補正量と階調数および解像度の情報を保存する(ステップS706)。
以上のように、MCY各色のスキュー補正量と階調数および解像度の情報を保存した後は、第一の実施の形態における説明と同様に、保存された階調数および解像度の情報に従って低減処理を実行しラインメモリに格納した後、スキュー量補正を実行する。なお、階調数の低減処理については、第一の実施の形態における説明と同様の処理を実行すればよい。また、解像度の低減処理については、第二の実施の形態における説明と同様の処理を実行すればよい。また、印刷時の処理の流れは、第一の実施の形態における説明と同様に、図14のフローチャートに従って動作する。
以上、第四の実施の形態における画像形成装置によれば、プロセスカラー4色間の位置ずれとして検出されたスキュー補正量が補正範囲内かどうかを判断するようにした。更に、この補正範囲を越えた場合、解像度または階調数のいずれかを低減する選択肢を操作者に選択させることによって低減処理を決定し、低減処理を実行した後にラインメモリに格納しスキュー量の補正を実行する。これらの処理によって、スキュー量補正時のラインメモリ容量を増やすことなく、スキュー量の補正領域を拡張することができる。
なお、図18のフローチャートでは、階調数または解像度を二者択一に選択するように表現しているが、第三の実施の形態において説明した表4のような画像低減条件を操作者に提示し選択させるようにしてもよい。
以上、第一の実施の形態〜第四の実施の形態においては、K色を基準色として、MCY色のスキュー量を算出し画像補正を実行する処理について説明を行ったが、K色以外の色を基準色にしてもよい。また、K色を基準色とした場合でも、他のMCY色が同じライン数である必要は無く、色によってスキューの発生量が異なる傾向がある場合は、スキューが発生しやすい色のラインメモリ数を増やすメモリ構成としてもよい。
なお、前述の図5では、各色で独立して個別のラインメモリを持つ構成としているが、図19に示すように、ラインメモリを各色で共通に使用する構成としても良い。図19は、本実施の形態における書き込み制御部の変形例を示すブロック図である。なお、同じ要素は同じ符号で示し、説明を省略する。図19において、第一の実施の形態における図5と異なる点は、入力画像制御部(K)136、(M)137、(C)138、(Y)139が共通化されて、入力画像制御部150となっていることと、ラインメモリ(K)120、(M)121、(C)122、(Y)123が共通化されて、ラインメモリ151となっていることである。すなわち、ラインメモリは、4色全体でメモリ容量が限られることとなる。
図19のブロック図に示す構成の場合、例えば、K色を基準色としてMCY色に対してスキュー量を算出した後、各色のスキュー量に応じてラインメモリの割り当てを実行する処理手順となる。もしくは各色のスキュー量の最大値を検出し最大となった色のラインメモリ割り当てを多くするような処理手順としてもよい。
なお、主な電子写真技術の画像形成方式として、感光体から中間転写体上に順次4色のトナー顕像を一次転写した後、転写紙上に二次転写する中間転写体方式と、感光体から転写紙に順次4色のトナー顕像を逐次転写する用紙直接転写方式が開示されている。第一の実施の形態〜第四の実施の形態においては、中間転写体上で画像の位置あわせを実施する点から、前者の方式の方が課題の解決に対してより有利であることから前者の方式を基に実施の形態を説明した。しかし、後者の方式において本実施の形態を活用しても、その方式に見合った効果が得られることは自明の理である。更には、電子写真方式以外に、インクジェット方式、熱転写方式等いかなる画像形成方式に本実施の形態を活用しても、同様の効果が得られるものである。
第一の実施の形態におけるカラー画像形成装置の作像原理を説明するための画像形成部及び転写ベルトの正面図である。 第一の実施の形態における画像形成装置の中間転写ベルト周辺の概要を示す斜視図である。 第一の実施の形態における画像形成装置のブロック図である。 第一の実施の形態における書き込み制御部101による副走査方向の書き出しタイミング補正のタイミングチャート図である。 第一の実施の形態における画像形成装置内部の書き込み制御部の詳細ブロック図である。 第一の実施の形態における位置ずれ補正用パターンの構成とスキュー量算出を示す図である。 第一の実施の形態におけるスキュー量が補正範囲内の場合のラインメモリ格納を示す図である。 第一の実施の形態におけるスキュー量が補正範囲を越えた場合のラインメモリ格納を示す図である。 第一の実施の形態における階調数低減を実現したメモリ構成を示す図である。 第一の実施の形態におけるラインメモリ構成の一例を示す図である。 第一の実施の形態におけるスキュー補正量が1ドットの場合のスキュー補正を示す図である。 第一の実施の形態におけるスキュー補正量が3ドットの場合のスキュー補正を示す図である。 第一の実施の形態におけるラインメモリの動作シーケンス図(その1)である。 第一の実施の形態におけるラインメモリの動作シーケンス図(その2)である。 第一の実施の形態における位置ずれ補正量算出のフローチャート図である。 第一の実施の形態における階調数低減による位置ずれ量補正フローチャート図である。 第一の実施の形態における位置ずれ補正実行のフローチャート図である。 第二の実施の形態における解像度低減を説明する図である。 第二の実施の形態における解像度低減による位置ずれ量補正フローチャート図である。 第三の実施の形態における画像低減による位置ずれ量補正フローチャート図である。 第四の実施の形態における位置ずれ補正のフローチャート図である。 本実施の形態における書き込み制御部の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
1K 画像プロセス部(K)
1M 画像プロセス部(M)
1C 画像プロセス部(C)
1Y 画像プロセス部(Y)
2 転写紙
3 中間転写ベルト
4 ベルト駆動ローラ
5 ベルト従動ローラ
6 給紙トレイ
7K 感光体(K)
7M 感光体(M)
7C 感光体(C)
7Y 感光体(Y)
8K 帯電器(K)
8M 帯電器(M)
8C 帯電器(C)
8Y 帯電器(Y)
9 レーザ光書き込み器
10K 現像器(K)
10M 現像器(M)
10C 現像器(C)
10Y 現像器(Y)
11K 感光体クリーニング器(K)
11M 感光体クリーニング器(M)
11C 感光体クリーニング器(C)
11Y 感光体クリーニング器(Y)
12K 転写器(K)
12M 転写器(M)
12C 転写器(C)
12Y 転写器(Y)
13 定着器
14 位置ずれ補正用パターン
15 L側パターン検知センサ
16 R側パターン検知センサ
101 書き込み制御部
102 書き込み制御部(K)
103 書き込み制御部(M)
104 書き込み制御部(C)
105 書き込み制御部(Y)
106 LD制御部(K)
107 LD制御部(M)
108 LD制御部(C)
109 LD制御部(Y)
110 CPU
111 RAM
112 画像処理部
113 パターン検知部
114 エンジン制御部
115 プリンタコントローラ
116 スキャナ
120 ラインメモリ(K)
121 ラインメモリ(M)
122 ラインメモリ(C)
123 ラインメモリ(Y)
125 スキュー補正処理部(M)
126 スキュー補正処理部(C)
127 スキュー補正処理部(Y)
128 位置ずれ補正パターン生成部(K)
129 位置ずれ補正パターン生成部(M)
130 位置ずれ補正パターン生成部(C)
131 位置ずれ補正パターン生成部(Y)
132 LDデータ出力部(K)
133 LDデータ出力部(M)
134 LDデータ出力部(C)
135 LDデータ出力部(Y)
136 入力画像制御部(K)
137 入力画像制御部(M)
138 入力画像制御部(C)
139 入力画像制御部(Y)
140 書き込み画像処理部(K)
141 書き込み画像処理部(M)
142 書き込み画像処理部(C)
143 書き込み画像処理部(Y)
150 入力画像制御部
151 ラインメモリ
K11、K12 L側位置ずれ補正用パターン(K)
M11、M12 L側位置ずれ補正用パターン(M)
C11、C12 L側位置ずれ補正用パターン(C)
Y11、Y12 L側位置ずれ補正用パターン(Y)
K21、K22 R側位置ずれ補正用パターン(K)
M21、M22 R側位置ずれ補正用パターン(M)
C21、C22 R側位置ずれ補正用パターン(C)
Y21、Y22 R側位置ずれ補正用パターン(Y)
KC_L L側位置ずれ量(C)
KC_R R側位置ずれ量(C)
KC_Skew スキュー量(C)
KM_L L側位置ずれ量(M)
KM_R R側位置ずれ量(M)
KM_Skew スキュー量(M)
KY_L L側位置ずれ量(Y)
KY_R R側位置ずれ量(Y)
KY_Skew スキュー量(Y)
LK レーザ光(K)
LM レーザ光(M)
LC レーザ光(C)
LY レーザ光(Y)
STTRIG_N スタート信号
K_FSYNC_N K色同期信号
M_FSYNC_N M色同期信号
C_FSYNC_N C色同期信号
Y_FSYNC_N Y色同期信号
K_FSYNC_N K色副走査タイミング信号
M_FSYNC_N M色副走査タイミング信号
C_FSYNC_N C色副走査タイミング信号
Y_FSYNC_N Y色副走査タイミング信号
K_IPFGATE_N K色副走査ゲート信号
M_IPFGATE_N M色副走査ゲート信号
C_IPFGATE_N C色副走査ゲート信号
Y_IPFGATE_N Y色副走査ゲート信号
K_IPDATA_N K色画像信号
M_IPDATA_N M色画像信号
C_IPDATA_N C色画像信号
Y_IPDATA_N Y色画像信号
K_mfcntld K色副走査遅延量
M_mfcntld M色副走査遅延量
C_mfcntld C色副走査遅延量
Y_mfcntld Y色副走査遅延量
K_LDDATA K色書き込み画像信号
M_LDDATA M色書き込み画像信号
C_LDDATA C色書き込み画像信号
Y_LDDATA Y色書き込み画像信号

Claims (5)

  1. 感光体の回転軸方向に平行な第一走査方向と感光体の回転軸方向に垂直な第二走査方向の走査露光により静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像上に形成された複数色のトナー顕像を無端ベルト状の中間転写ベルト上に重ね合わせる中間転写手段とを有するカラー画像形成装置において、
    予め前記中間転写ベルト上に形成された前記複数色のトナー顕像の位置ずれ補正用パターンにより位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
    前記位置ずれの検出結果に基づいて位置ずれ補正量を算出する算出手段と、
    前記静電潜像形成手段に出力する前の画像信号を一時的に記憶する一時記憶手段と、
    前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の階調数と解像度のうち少なくとも一方を低減する低減処理手段と、
    前記低減処理手段による低減処理の後に、前記第一走査方向に分割した複数の領域をそれぞれ別個に前記第二走査方向に変位させることによって、前記一時記憶手段に記憶された画像信号を補正する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により補正された画像信号を前記静電潜像形成手段に出力する画像出力手段と、
    を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記低減処理手段は、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の解像度と階調数のうち階調数を優先して低減することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記低減処理手段は、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の解像度および階調数の少なくとも一方を、あらかじめ定められた条件に基づいて低減することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  4. 解像度または階調数の利用者による選択操作を受け付ける操作手段を更に備え、
    前記低減処理手段は、前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の解像度または階調数のいずれかを、前記操作手段によって受け付けた選択操作に基づいて選択して、低減することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  5. 感光体の回転軸方向に平行な第一走査方向と感光体の回転軸方向に垂直な第二走査方向の走査露光により静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像形成手段に出力する前の画像信号を一時的に記憶する一時記憶手段と、前記静電潜像上に形成された複数色のトナー顕像を無端ベルト状の中間転写ベルト上に重ね合わせる中間転写手段とを有するカラー画像形成装置において実行される画像形成方法であって、
    予め前記中間転写ベルト上に形成された前記複数色のトナー顕像の位置ずれ補正用パターンにより位置ずれを検出する位置ずれ検出工程と、
    前記位置ずれの検出結果に基づいて位置ずれ補正量を算出する算出工程と、
    前記位置ずれ補正量が所定量を越えた場合、出力時の階調数と解像度のうち少なくとも一方を低減する低減処理工程と、
    前記低減処理工程による低減処理の後に、前記第一走査方向に分割した複数の領域をそれぞれ別個に前記第二走査方向に変位させることによって、前記一時記憶手段に記憶された画像信号を補正する画像処理工程と、
    前記画像処理工程により補正された画像信号を前記静電潜像形成手段に出力する画像出力工程と、
    を含むことを特徴とするカラー画像形成方法。
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