JP2008046054A - 青果物検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化の実現が図れるとともに、略球形状の青果物を斑なく均一に照光することができる青果物検査装置を提供する。
【解決手段】コンベヤ2a,2c,2bの検査位置a,b,cに搬送される青果物Aを撮影する際に、検査位置a,b,cへ搬送される青果物Aの到達タイミングに合わせて、コンベヤ2a,2b,2b間の上方に配置した照明ユニット6c〜6fを共用して点灯する。照明ユニット6a〜6hから投光される照明光により検査位置a,b,cに搬送された青果物Aを照光する。検査位置a,b,c直上に配置した撮影カメラ4a,4b,4cにより照明光が照射された青果物Aを撮影して、その撮影結果に基づいて、青果物Aの品質を検査する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えばリンゴ、梨等、略球形状の青果物を外観検査する際に用いられる青果物検査装置に関する。
従来、コンベヤ上を搬送される青果物を所定の検査位置で撮影して、撮影結果に基づいて検査する青果物検査装置としては、特許文献1の物品処理装置が知られている。これによれば、検査位置の直上に撮影手段を配置するとともに、コンベヤの両側から検査位置の青果物に照明光を照射する照明ユニットを配置している。そして、各コンベヤを近接させて配置するために、検査位置を搬送方向へずらして互い違いに配置している。しかし、コンベヤの搬送方向にはスペースが拡大しており、検査位置を覆うハウジングは各検査位置毎に設けられている。
これに対して特許文献2の選果装置では、青果物の搬送路を複数条並列して、搬送路間にその長軸方向を該搬送路の前後方向に沿わせて蛍光管を配置し、青果物の上面を撮影するカメラを設け、1つの蛍光管でその左右の青果物を同時に照明することで、光源装置の設置に要する搬送路間の間隔を小さくさせている。しかしながら、蛍光管による照明は通常は白色の拡散光からなり、撮影範囲の全体を均一に照明することができず、略球形状の青果物の場合では、照明に近い側面部分の反射光に白色の成分が多く含まれてしまい、青果物の色を高精度に検査する場合には不向きであった。また、常時点灯させておかなければならないことで劣化も早く、劣化の進行に伴い照度が低下するため、照明の点灯時間によって検査結果が異なるおそれがあった。加えて、蛍光管は周囲の温度によって光量にばらつきが生じるため、検査作業を実施する時間帯によっても検査結果が異なるおそれがあった。
特開59−73089号公報 特許第2946765号公報
この発明は上記問題に鑑み、省スペース化の実現が図れるとともに、略球形状の青果物を斑なく均一に照光することができる青果物検査装置の提供を目的とする。
請求項1に記載した発明の青果物検査装置は、コンベヤ上を搬送される青果物を所定の検査位置で撮影して、撮影結果に基づいて検査する青果物検査装置において、検査位置の直上に配置した撮影手段と、コンベヤの両側から検査位置の青果物に照明光を照射する照明ユニットと、撮影手段と照明ユニットの動作を制御する制御手段とを備え、上記検査位置を設定したコンベヤを複数列平行に配置し、かつ、各々の検査位置を隣接させて設け、上記コンベヤ間の上方に照明ユニットを配置して隣り合う検査位置を対象に照明ユニットを共用し、上記制御手段により各検査位置毎に青果物の到達タイミングに合わせて照明ユニットを点灯させて撮影することを特徴とする。
この発明によると、コンベヤ上を搬送される青果物を所定の検査位置で撮影する際に、制御手段により検査位置へ搬送される青果物の到達タイミングに合わせて、隣り合う検査位置においては照明ユニットを共用させて、各コンベヤの両側上方に配置した照明ユニットを点灯する。コンベヤ両側の照明ユニットから投光される照明光により検査位置に搬送された青果物を、コンベヤの両側から照光するとともに、検査位置直上に配置した撮影手段により照明光が照射された青果物を撮影して、その撮影結果に基づいて、青果物の品質を検査する。
上記青果物は、例えばリンゴ、梨等、略球形状の青果物で構成することができる。また、コンベヤは、例えばトレー、バケットを有するコンベヤ、フリーのトレーを載置するベルトコンベヤ、ローラコンベヤ等で構成することができる。また、照明ユニットは、例えばLED素子等のパルス点灯が可能であり、高輝度が得られるもので構成することができる。また、撮影手段は、例えばCCDカメラ、ディジタルカメラ等の撮影カメラで構成することができる。また、制御手段は、例えばパーソナルコンピューター、CPU、ROM、RAMを備えた装置等の制御装置で構成することができる。
請求項2に記載した発明の青果物検査装置は、上記請求項1に記載の構成と併せて、上記各コンベヤ毎に検査位置へ搬送される青果物の存在を検出する検出手段を備え、上記制御手段は、上記検出手段が青果物の存在を検出した際に、該検出に基づいて各コンベヤの検査位置毎に照明ユニットを点灯させることを特徴とする。
この発明によると、検出手段により各コンベヤ毎に検査位置へ搬送される青果物の存在を検出し、その検出信号を制御手段へ出力する。制御手段により検出手段から出力される検出信号に基づいて、各コンベヤの検査位置毎に照明ユニットを点灯する。
上記検出手段は、例えば投受光部を有する光電センサ、近接スイッチ、リミットスイッチ、機械的にON・OFF動作されるスイッチ機構等で構成することができる。
請求項3に記載した発明の青果物検査装置は、上記請求項1又は2に記載の構成と併せて、上記照明ユニットが同一平面に多数のLED素子を配列してなるLED照明であることを特徴とする。
この発明によると、LED照明から投光される照明光を青果物外面に対して略均等に照射し、略球形状の青果物を斑なく均一に照光する。
請求項4に記載した発明の青果物検査装置は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の構成と併せて、上記照明ユニットの照射方向前方側に偏光フィルタを設けたことを特徴とする。
この発明によると、照明ユニットから投光される光線を偏光フィルタで偏光して青果物外面に照射するので、特定波長の強調、ハレーション、照明の写り込み等が防止され、青果物本来の色を正確に捉えることができる。上記偏光フィルタは、例えばPLフィルタ等の通過する光線を偏光するもので構成することができる。
この発明によれば、各コンベヤ上を搬送される青果物を所定の検査位置で撮影する際に、検査位置へ搬送される青果物の到達タイミングに合わせて、各コンベヤ間の上方に配置した照明ユニットを共用して点灯するので、照明装置を各検査位置毎に配置する必要がなく、照明装置の設置台数を少なくすることができる。また、コンベヤ間のスペースが小さくて済むので、コンベヤを互いに近接して配置することができる。また、各検査位置を搬送方向へずらす必要がなく、搬送方向での占有幅も抑えることができ、高密集型のライン構成により、省スペース化の実現が図れるとともに、略球形状の青果物を斑なく均一に照光することができる。
この発明は、省スペース化の実現が図れるとともに、略球形状の青果物を斑なく均一に照光することができるという目的を、検査位置へ搬送される青果物の到達タイミングに合わせて、各コンベヤ間の上方に配置した照明ユニットを共用して点灯することで達成した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、青果物の品質を検査する際に用いられる青果物検査装置を示し、図1及び図2に於いて、この青果物検査装置1は、各コンベヤ2a〜2c上の各トレー3a〜3cに収容された各青果物A…を所定の各検査位置a〜cに搬送し、各検査位置a〜c直上に配置した各撮影カメラ4a〜4cにより個々に撮影して、その撮影結果に基づいて検査するものである。また、各検査位置a〜cに搬送される各青果物A…に対して照明光を照射する各照明ユニット6a〜6hと、各撮影カメラ4a〜4cのシャッタ動作及び各照明ユニット6a〜6hの点灯動作を制御するための制御装置8を備えている。
上記コンベヤ2a,2b,2cは、搬送方向と平行して3本並列に可能な限り近接させて配置され、コンベヤ2a,2b,2c上に設定した検査位置a,b,cを幅方向一列に隣接させて配列している。
また、コンベヤ2a,2b,2cは、不定形で様々な大きさの略球形状をした、1個の青果物Aが収容される大きさ及び形状に形成したトレー3a,3b,3cを搬送面上にそれぞれ固定するとともに、トレー3a,3b,3cを搬送方向に対して所定等間隔に隔てて多数配列している。
また、コンベヤ2a,2b,2cは、モータ等により搬送方向へ非同期で回転されるので、トレー3a,3b,3cが検査位置a,b,cに到達するタイミングは殆ど一致することはない。
検査位置a,b,cの上流側搬送経路には、コンベヤ2a,2b,2cのトレー3a,3b,3cに収容された青果物Aの存在を検出する検出センサSa,Sb,Scをそれぞれ配置している。
検出センサSa,Sb,Scは、コンベヤ2a,2b,2cのトレー3a,3b,3cを検出せず、トレー3a,3b,3cに収容された青果物Aの存在のみを検出して、その検出信号を後述する制御装置8へ出力する。また、トレー3a,3b,3cに青果物Aが収容されていなければ、検出センサSa,Sb,Scから検出信号が出力されることはない。
前記撮影カメラ4a,4b,4cは、コンベヤ2a,2b,2c上の検査位置a,b,cに搬送される青果物A直上に位置するように、それぞれ支持部材5に取り付けられて配置され、後述する制御装置8から出力されるトリガ信号に基づいて、検査位置a,b,cに青果物Aが到達するタイミングに合わせて真上から個々に撮影し、その撮影した画像情報を制御装置8へ出力する。また、撮影カメラ4a,4b,4cのレンズ前部には、青果物Aが反射する反射光を偏光するPLフィルタ等の偏光フィルタ4dをそれぞれ装着している。
前記照明ユニット6a〜6hは、同一平面に多数のLED素子を配列してなるLED照明で構成され、照明ユニット6a〜6hの照射方向前方側には、LED照明から投光される照明光を偏光するPLフィルタ等の偏光フィルタ6iをそれぞれ装着している。
照明ユニット6a,6bは、コンベヤ2aに設定した検査位置aに位置する青果物A直上から外れた、コンベヤ2aの一方側(図2では搬送方向左側)上方となる検査位置aの斜め上方に配置され、照射方向が直下となるように照射面を直下に向けた状態で、ブラケット5aにより支持部材5に取り付けられている。
また、照明ユニット6c,6dは、検査位置aに位置する青果物A直上から外れたコンベヤ2aの他方側(図2では搬送方向右側)上方となる検査位置aの斜め上方に配置、つまり、隣接するコンベヤ2bとの間の上方に配置され、照明ユニット6a,6bと同様に照射方向が直下となるように照射面を直下に向けた状態で、ブラケット5bにより支持部材5に取り付けられている。これら照明ユニット6a〜6dは、検査位置a直上に配置した撮影カメラ4aを中心として、撮影カメラ4aの周囲に所定等間隔に隔てて配列されている。
隣接するコンベヤ2aとコンベヤ2bの間となる照明ユニット6c,6dの取り付け位置は、コンベヤ2bに設定した検査位置bに対しては、検査位置bに位置する青果物A直上から外れたコンベヤ2bの一方側(図3では搬送方向左側)上方となる検査位置bの斜め上方であって、照明ユニット6c,6dは隣り合う検査位置aと検査位置bを対象に共用するようになっている。
さらに、照明ユニット6e,6fは、検査位置bに位置する青果物A直上から外れたコンベヤ2bの他方側(図3では搬送方向右側)上方となる検査位置bの斜め上方に配置、つまり、隣接するコンベヤ2cとの間の上方に配置され、照明ユニット6a,6bおよび6c,6dと同様に、照射方向が直下となるように照射面を直下に向けた状態で、ブラケット5cにより支持部材5に取り付けられている。これら照明ユニット6c〜6fは、検査位置b直上に配置した撮影カメラ4bを中心として、撮影カメラ4bの周囲に所定等間隔に隔てて配列されている。
この隣接するコンベヤ2bとコンベヤ2cの間となる照明ユニット6e,6fの取り付け位置は、コンベヤ2cに設定した検査位置cに対しては、検査位置cに位置する青果物A直上から外れたコンベヤ2cの一方側(図4では搬送方向左側)上方となる検査位置cの斜め上方であって、照明ユニット6e,6fは隣り合う検査位置bと検査位置cを対象に共用するようになっている。
また、照明ユニット6g,6hは、検査位置cに位置する青果物A直上から外れたコンベヤ2cの他方側(図4では搬送方向右側)上方となる検査位置cの斜め上方に配置され、照明ユニット6a,6bおよび6c,6dならびに6e,6fと同様に、照射方向が直下となるように照射面を直下に向けた状態で、ブラケット5dにより支持部材5に取り付けられている。これら照明ユニット6e〜6hは、検査位置c直上に配置した撮影カメラ4cを中心として、撮影カメラ4cの周囲に所定等間隔に隔てて配列されている。
照明ユニット6a〜6hの左右、前後の位置は、検査する最大級の青果物A全体が、検査位置aでは照明ユニット6a〜6dのいずれかの照射範囲(図2の点線で示す範囲)によって、検査位置bでは照明ユニット6c〜6fのいずれかの照射範囲(図3の点線で示す範囲)によって、検査位置cでは照明ユニット6e〜6hのいずれかの照明範囲(図4の点線で示す範囲)によってカバーされるように設定している。
また、上下位置は、図1のトレー3aに収容した青果物Aのように、検査する最大級の青果物Aの頂部が照射範囲に入る同一高さ位置に設定している。
つまり、略球形状の青果物Aを一つの照明装置により真上から照光した場合、小さい青果物Aは全体が照光されるが、照明装置からの距離が遠くなるので、青果物A全体が暗くなり、必要な輝度が得られない。また、大きい青果物Aを照光した場合、照光装置からの距離が短くなるが、青果物Aの中心部がもっとも明るく、外周部に向うほど暗くなるため輝度斑が発生する。また、中心部の明るい部分にはハレーションが発生する。
しかしながら、本発明の装置では、コンベヤ2a,2b,2cの両側となる上方から直下に向けて投光される照明光を青果物A外面に対して上方周囲より略均等に照射するので、不定形で大きさも様々な略球形状の青果物Aを斑なく均一に照光することができる。
コンベヤ2a,2b,2cの検査位置a,b,cは、撮影カメラ4a,4b,4c及び照明ユニット6a〜6hの略全体が覆われる大きさ及び形状に形成した遮光ボックス7によって覆われて、照明ユニット6a〜6hから投光される照明光以外の外光を遮光ボックス7により遮光する。
また、検査位置a,b,cの上流側及び下流側と対応する遮光ボックス7の前後壁部には、青果物Aが収容されたトレー3a,3b,3cの通過が許容される図示しない出入口を設けている。
前記制御装置8は、トレー3a,3b,3cに収容された青果物Aを検出センサSa,Sb,Scが検出した際に、検出センサSa,Sb,Scから出力される検出信号に基づいて、コンベヤ2a,2b,2cに備えたエンコーダの出力パルスによって、検査位置a,b,cに青果物Aが到達するタイミングを計測する。
検査位置a,b,cに青果物Aが到達するタイミングに合わせて、撮影カメラ4a,4b,4cのシャッタを動作するためのトリガ信号を該撮影カメラ4a,4b,4cにそれぞれ出力する。制御装置8からシャッタ動作用のトリガ信号が入力された撮影カメラ4a,4b,4cは、検査位置a,b,cに青果物Aが到達したタイミングで撮影する。
また、シャッタを動作するためのトリガ信号を撮影カメラ4a,4b,4cへ出力する前に、照明ユニット6a〜6hの点灯を動作するためのトリガ信号を該照明ユニット6a〜6hにそれぞれ出力する。
点灯動作用のトリガ信号が入力された照明ユニット6a〜6hは、撮影カメラ4a,4b,4cによる撮影タイミングと一致して、撮影カメラ4a,4b,4c直下に青果物Aが到達するタイミングに合わせて瞬間的(数ミリ秒間)に点灯される。つまり、撮影カメラ4a,4b,4cにより青果物Aを撮影する直前において、青果物Aを撮影する露光時間の間(撮影の直前から直後までの間)だけ点灯され、青果物Aの撮影が終了した直後に消灯される。
照明ユニット6a〜6hの点灯時間は極めて短く、撮影カメラ4a,4b,4cにより撮影する際に瞬間的に点灯するだけであるため、高電流にて電力を供給して高輝度に点灯させることが可能である。その瞬間的な照射タイミングが、隣接する検査位置a〜cの間で一致することは殆どない。
一方、トレー3a,3b,3cに青果物Aが収容されていなければ、検出センサSa,Sb,Scから検出信号が出力されないため、検出センサSa,Sb,Scから検出信号が出力されるまで、撮影カメラ4a,4b,4cを撮影可能状態に待機させ、照明ユニット6a〜6hを消灯状態に待機させる。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、青果物検査装置1により青果物Aを検査する方法を説明する。
先ず、図1、図2に示すように、略球形状の青果物A…を、コンベヤ2a,2b,2cのトレー3a,3b,3cに1個ずつ収容して検査位置a,b,cへ搬送する。
コンベヤ2aにより搬送される青果物Aを検査位置a上流の検出センサSaで検出した場合、制御装置8は、検出センサSaから出力される検出信号に基づいて、コンベヤ2aに備えたエンコーダの出力パルスによって、検査位置aに青果物Aが到達するタイミングを計測する。
制御装置8は、シャッタ動作用のトリガ信号を撮影カメラ4aへ出力する直前に、点灯動作用のトリガ信号をコンベヤ2a側部の上方に配置した照明ユニット6a,6bと、コンベヤ2a,2b間の上方に配置した共用の照明ユニット6c,6dへ出力して、照明ユニット6a〜6dを、撮影カメラ4a直下に青果物Aが到達するタイミングに合わせて瞬間的に点灯させ、照明光により青果物Aの外面全体を斑なく均一に照光する。
また、制御装置8は、検査位置aに青果物Aが到達するタイミングに合わせて、シャッタ動作用のトリガ信号を撮影カメラ4aへ出力して、撮影カメラ4aにより検査位置aに青果物Aが到達したタイミングで撮影し、その撮影した画像情報を制御装置8へ出力する。
次に、図3に示すように、コンベヤ2bにより搬送される青果物Aを検査位置b上流の検出センサSbが検出した場合、上述と同様に、制御装置8は、検査位置bに青果物Aが到達するタイミングを計測する。
制御装置8は、シャッタ動作用のトリガ信号を撮影カメラ4bへ出力する直前に、点灯動作用のトリガ信号をコンベヤ2a,2b間の上方に配置した共用の照明ユニット6c,6dと、コンベヤ2b,2c間の上方に配置した共用の照明ユニット6e,6fへ出力して、照明ユニット6c〜6fを、撮影カメラ4b直下に青果物Aが到達するタイミングに合わせて瞬間的に点灯させ、照明光により青果物Aの外面全体を斑なく均一に照光する。
また、制御装置8は、検査位置bに青果物Aが到達するタイミングに合わせて、シャッタ動作用のトリガ信号を撮影カメラ4bへ出力して、撮影カメラ4bにより検査位置bに青果物Aが到達したタイミングで撮影し、その撮影した画像情報を制御装置8へ出力する。
次に、図4に示すように、コンベヤ2cにより搬送される青果物Aを検査位置c上流の検出センサScで検出した場合、上述と同様に、制御装置8は、検査位置cに青果物Aが到達するタイミングを計測する。
制御装置8は、シャッタ動作用のトリガ信号を撮影カメラ4cへ出力する直前に、点灯動作用のトリガ信号をコンベヤ2b,2c間の上方に配置した共用の照明ユニット6e,6fと、コンベヤ2c側部の上方に配置した照明ユニット6g,6hへ出力して、照明ユニット6e〜6hを、撮影カメラ4c直下に青果物Aが到達するタイミングに合わせて瞬間的に点灯させ、照明光により青果物Aの外面全体を斑なく均一に照光する。
また、制御装置8は、検査位置cに青果物Aが到達するタイミングに合わせて、シャッタ動作用のトリガ信号を撮影カメラ4cへ出力して、撮影カメラ4cにより検査位置cに青果物Aが到達したタイミングで撮影し、その撮影した画像情報を制御装置8へ出力する。
一方、制御装置8は、撮影カメラ4a,4b,4cから出力される青果物Aの画像情報に基づいて、青果物Aの品質を個々に判定するとともに、コンベヤ2a,2b,2cにより搬送しながら品質別に仕分け処理する。
つまり、コンベヤ2a,2b,2cの検査位置a,b,cに搬送される青果物Aを撮影する際に、検査位置a,b,cへ搬送される青果物Aの到達タイミングに合わせて、コンベヤ2a,2bおよび2b,2c間の上方に配置した照明ユニット6c,6dおよび6e,6fを共用して点灯させ、照明ユニット6a〜6hから投光される照明光により検査位置a,b,cに搬送された青果物Aを照光するので、専用の照明装置を検査位置a,b,c毎に配置する必要がなく、照明装置の設置台数を少なくすることができる。
また、共用する照明ユニット6c〜6fを配置するコンベヤ2a,2b,2c間のスペースが小さくて済むので、コンベヤ2a,2b,2cを互いに近接して配置することができ、検査位置a,b,cを搬送方向へずらす必要がなく、搬送方向での占有幅も抑えることができ、高密集型のライン構成により、省スペース化の実現が図れるとともに、略球形状の青果物を斑なく均一に照光することができる。
また、照明ユニット6a〜6hから投光される照明光の光線を偏光フィルタ6iで偏光して青果物A外面に照射し、青果物Aが反射する反射光の光線を偏光フィルタ4dで偏光して撮影カメラ4a〜4cにより撮影するので、特定波長の強調、ハレーション、照明の写り込み等が防止され、青果物A本来の色を正確に捉えることが可能である。且つ、不定形で光沢があり、色情報が極めて重要な青果物Aを検査するのに最適であるので、高精度なカラー画像処理が実現できる。
また、照明ユニット6a〜6hを、検査位置a,b,cに青果物が到達するタイミングに合わせて瞬間的に点灯するので、高輝度化が図れる。すなわち、LED照明は高温になると劣化しやすいため、継続的に点灯させる場合は、低電流で電力を供給するようにしている。これにより輝度も低くなってしまうが、パルス化して断続的に点灯させることで温度上昇は抑えられるため、高電流を供給して高輝度にて点灯することが可能となる。且つ、発熱に弱い偏光フィルタ4dを使用しても機能が損なわれることがない。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の撮影手段は、実施例の撮影カメラ4a,4b,4cに対応し、
以下同様に、
制御手段は、制御装置8に対応し、
検出手段は、検出センサSa,Sb,Scに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
実施例では、青果物Aが収容されるトレー3a,3b,3cをコンベヤ2a,2b,2c上に固定しているが、青果物Aが収容されるフリーのトレー3a,3b,3cをコンベヤ2a,2b,2cに載置して搬送してもよい。
青果物検査装置による青果物の検査方法を示す背面図。 左端コンベヤ上を搬送される青果物の照光状態を示す平面図。 中央コンベヤ上を搬送される青果物の照光状態を示す平面図。 右端コンベヤ上を搬送される青果物の照光状態を示す平面図。
符号の説明
A…青果物
1…青果物検査装置
2a〜2c…コンベヤ
3a〜3c…トレー
4a〜4c…撮影カメラ
4d,6i…偏光フィルタ
6a〜6h…照明ユニット
7…遮光ボックス
8…制御装置

Claims (4)

  1. コンベヤ上を搬送される青果物を所定の検査位置で撮影して、撮影結果に基づいて検査する青果物検査装置において、
    検査位置の直上に配置した撮影手段と、
    コンベヤの両側から検査位置の青果物に照明光を照射する照明ユニットと、
    撮影手段と照明ユニットの動作を制御する制御手段とを備え、
    上記検査位置を設定したコンベヤを複数列平行に配置し、かつ、各々の検査位置を隣接させて設け、
    上記コンベヤ間の上方に照明ユニットを配置して隣り合う検査位置を対象に照明ユニットを共用し、
    上記制御手段は、上記各検査位置毎に青果物の到達タイミングに合わせて照明ユニットを点灯させて撮影することを特徴とする
    青果物検査装置。
  2. 上記各コンベヤ毎に検査位置へ搬送される青果物の存在を検出する検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記検出手段が青果物の存在を検出した際に、該検出に基づいて各コンベヤの検査位置毎に照明ユニットを点灯させることを特徴とする
    請求項1に記載の青果物検査装置。
  3. 上記照明ユニットが同一平面に多数のLEDを配列してなるLED照明であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の青果物検査装置。
  4. 上記照明ユニットの照射方向前方側に偏光フィルタを設けたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の青果物検査装置。
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