JP2008044489A - 車両通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の車内電波環境の変化に応じて最適な伝送路を確保する。
【解決手段】 開示される車両通信システムは、車両に搭載された通信機器1及び2と、車両の天井に所定間隔を隔てて取り付けられたパッチアンテナ3111〜31jkと、パッチアンテナ3111〜31jkの切換を制御する制御装置5とを備えている。この車両通信システムでは、通信機器1と通信機器2との間でパッチアンテナ31を介して近距離無線通信を行うとともに、近距離無線通信の電波状況を監視し、電波状況が悪化した場合には、制御装置5は、近距離無線通信で用いるパッチアンテナ31を切り換えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車、バス、鉄道車両等の各種車両に搭載された複数の電子機器の間で相互に無線通信を行う車両通信システムに関する。
従来の車両通信システムには、移動体端末を介して自動車外部のネットワークと通信可能なカーナビゲーション装置と、当該移動体端末と無線通信可能な中継器とを含むものがある。カーナビゲーション装置は、中継器と無線信号の送受信を行う通信部と、通信部に接続され、近距離無線通信を行うためのアンテナ素子とを備えている。一方、中継器は、カーナビゲーション装置と移動体端末との間で送受信される無線信号を中継する送受信部と、送受信部に接続され、移動体端末と近距離無線通信を行うために、自動車のシートよりも高い位置に配置されるアンテナ部とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。以下、この技術を第1の従来例と呼ぶ。
また、従来の車両通信システムには、車両に搭載されて電子機器に対する情報を処理する車両用情報処理装置本体と、車両内の天井の中央部付近に設置されて上記車両用情報処理装置本体に接続される無線通信用アンテナと、上記車両用情報処理装置本体に設けられ、無線通信用アンテナを介して電子機器との間で無線通信を行う無線通信手段とを備えたものもある(例えば、特許文献2参照。)。以下、この技術を第2の従来例と呼ぶ。
特開2002−359565号公報 特開2001−239894号公報
一般に、車両内の無線通信における伝送経路の電波状況は、一定しておらず、搭乗者の人数や搭乗位置、車内に持ち込む荷物に応じて変動するものである。ところが、上記した第1及び第2の従来例では、いずれの場合も伝送経路が固定されているため、車両の車内電波環境が変化することにより、伝送経路の電波状況が悪化した場合には、通信品質が劣化してしまうという問題があった。従って、マルチパス・フェージングの影響を受けやすいという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができる車両通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係る車両通信システムは、車両に搭載された複数の通信機器と、前記車両の天井に所定間隔を隔てて取り付けられた複数のパッチアンテナと、前記複数のパッチアンテナの切換を制御する制御装置とを備え、前記複数の通信機器間で前記複数のパッチアンテナのいずれかを介して近距離無線通信を行うとともに、前記近距離無線通信の電波状況を監視し、前記電波状況が悪化した場合には、前記制御装置は、前記近距離無線通信で用いる前記パッチアンテナを切り換えることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の車両通信システムに係り、前記制御装置は、前記近距離無線通信を行っている通信機器との間で前記複数のパッチアンテナのそれぞれを介してダミー信号の送受信を行うとともに、各パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況を求め、得られた各パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況に基づいて、前記近距離無線通信で用いる前記パッチアンテナを切り換えることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両通信システムに係り、前記通信機器のいずれかは、前記ダミー信号を発生するダミー信号発生部を有し、前記制御装置は、前記通信機器に対して前記ダミー信号の送信を指示するための通知信号を送信することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両通信システムに係り、前記制御装置は、前記複数のパッチアンテナごとに異なる送信周波数の前記ダミー信号を発生するダミー信号発生部を有し、前記近距離無線通信を行っている前記通信機器に対して前記ダミー信号を送信する旨の通知信号を送信することを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4に記載の車両通信システムに係り、前記通信機器のいずれかは、各パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況を求め、得られた各前記パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況に基づいて選択した前記パッチアンテナに対応した情報を前記制御装置に通知し、前記制御装置は、前記パッチアンテナに対応した情報に基づいて、前記近距離無線通信で用いる前記パッチアンテナを切り換えることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明に係る車両通信システムは、車両に搭載された複数の通信機器と、前記車両の天井に所定間隔を隔てて取り付けられた複数のパッチアンテナと、前記複数のパッチアンテナの切換を制御する伝送装置とを備え、前記複数の通信機器間で直接近距離無線通信を行うとともに、前記近距離無線通信の電波状況を監視し、前記電波状況が悪化した場合には、前記直接近距離無線通信を行っていた前記通信機器間で前記複数のパッチアンテナを介した近距離無線通信を行うように切り換えることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項6に記載の車両通信システムに係り、前記通信機器は、前記近距離無線通信の電波状況を監視し、前記電波状況が悪化した場合には、前記電送装置の起動を要求することを特徴としている。
本発明によれば、車両の車内電波環境の変化に応じて最適な伝送路を確保することができる。また、車内通信時のマルチパス・フェージングの影響を低減することができる。さらに、車内通信時に人体や金属製の障害物による通信品質の劣化を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの構成を示す概念図である。本実施の形態1に係る車両通信システムは、通信機器1及び2と、アンテナ3及び4と、制御装置5と、パッチアンテナ群6とから概略構成されている。通信機器1及び2は、例えば、ノート型、パーム型、ポケット型等のコンピュータ、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、カーナビゲーション装置、携帯電話、簡易型携帯電話(PHS:Personal Handy-phone System)、携帯用オーディオプレーヤ、ワイパー、エアーコンディショナ等からなる。
通信機器1がカメラ付き携帯電話である場合には、例えば、図2に示すような構成を有している。図2に示す通信機器1は、制御部11と、送受信部12と、アンテナ13と、送受話部14と、操作部15と、表示部16と、カメラ部17と、記憶部18と、送受信部19と、アンテナ3とから構成されている。制御部11は、中央処理装置(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、シーケンサ等からなり、記憶部18に記憶された各種プログラムを実行することにより、この通信機器1の各部を制御する。制御部11は、例えば、以下に示す処理を行う。即ち、制御部11は、送受信部12又は19からそれぞれ供給される制御信号を制御部11内部の処理に用い、また、送受信部12又は19からそれぞれ供給される音声信号を処理して送受話部14に供給する。また、制御部11は、送受話部14から供給される音声信号や記憶部18から読み出した音声信号、画像データ、通信データ等を処理して送受信部12又は19に供給する。さらに、制御部11は、送受信部12又は19から供給される画像データや通信データ、記憶部18に記憶されている文字データや画像データに基づいて、表示部16に文字や画像を表示するために、表示部16を制御する。
送受信部12は、基地局(図示略)から送信される無線信号をアンテナ13を介して受信して無線信号から音声信号、画像データ、通信データ、あるいは制御信号を復調して制御部11に供給するとともに、制御部11から供給される音声信号、画像データ、通信データ、あるいは制御信号を無線信号に変調してアンテナ13を介して上記基地局に送信する。送受話部14は、スピーカ及びマイクからなり、制御部11から供給される音声信号に基づいてスピーカから音声を放出するとともに、マイクによって音声から変換された音声信号を制御部11に供給することにより、相手先との通話に用いられる。操作部15は、相手先の電話番号や電子メールの文章等の入力に用いられるテンキーや、カーソルキー、電源キー、モードキー、メニューキー等の各種キーからなる。
表示部16は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)、エレクトロルミネセンス(EL:electroluminescence)ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイパネル(PDP;Plasma Display Panel)等からなり、現在の日付、相手先の電話番号等の各種情報が表示されたり、カメラ部17の撮影により得られた画像データ等が表示される。カメラ部17は、例えば、100万画素程度の解像度を有し、ユーザが操作部15を操作することにより、ユーザ等の顔や景色あるいは2次元バーコード等を撮影し、画像データを制御部11に供給する。
記憶部18は、RAMやROM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリからなり、制御部11が実行する各種プログラムや、ユーザが操作部15を操作することにより、設定した相手先の電話番号、入力した相手先に送信すべき電子メールのメッセージ、WWW(World Wide Web)サーバの各種コンテンツ提供者から提供されたコンテンツを示す音楽データ等が記憶される。また、記憶部18は、相手先から送信された画像データ、WWWサーバの各種コンテンツ提供者から提供されたコンテンツを示す画像データ、カメラ部17によって撮影された画像データ等が記憶される。なお、記憶部18に記憶される各種プログラムや一部のデータについては、制御部11を構成するCPU内部に設けられたメモリに記憶されると構成しても良い。
送受信部19は、通信機器2を構成する送受信部22(図3参照)との間で、パッチアンテナ群6及び制御装置5を介して、例えば、無線LAN等で採用されているIEEE802.11a、11b、11gやBluetooth(登録商標)等の通信規格に準拠した近距離無線通信を行う。即ち、送受信部19は、パッチアンテナ群6及び制御装置5から送信される無線信号をアンテナ3を介して受信して無線信号から音声信号、画像データ、通信データ、あるいは制御信号を復調して制御部11に供給するとともに、制御部11から供給される音声信号、画像データ、通信データ、あるいは制御信号を無線信号に変調してアンテナ3を介して上記パッチアンテナ群6及び制御装置5に送信する。アンテナ3は、車両の天井に設けられたパッチアンテナ群6に対して向かう狭いビーム幅の指向性を有している。
通信機器2がノート型のコンピュータである場合には、例えば、図3に示すような構成を有している。図3に示す通信機器2は、制御部21と、送受信部22と、操作部23と、表示部24と、記憶部25と、ダミー信号発生部26と、アンテナ4とから構成されている。制御部21は、CPU等からなり、記憶部25に記憶された各種プログラムを実行することにより、この通信機器2の各部を制御する。
送受信部22は、通信機器1を構成する送受信部19(図2参照)との間で、パッチアンテナ群6及び制御装置5を介して、上記通信規格に準拠した近距離無線通信を行う。即ち、送受信部22は、パッチアンテナ群6及び制御装置5から送信される無線信号をアンテナ4を介して受信して無線信号から音声信号、画像データ、通信データ、あるいは制御信号を復調して制御部21に供給するとともに、制御部21から供給される音声信号、画像データ、通信データ、制御信号あるいはダミー信号を無線信号に変調してアンテナ4を介して上記パッチアンテナ群6及び制御装置5に送信する。アンテナ4は、車両の天井に設けられたパッチアンテナ群6に対して向かう狭いビーム幅の指向性を有している。
操作部23は、文字キー、エンターキー、あるいはファンクションキー等からなるキーボードや、マウス、タッチパッド、あるいはペンデバイス等のポインティングデバイスなどを有する。表示部24は、LCD、ELディスプレイ、あるいはPDP等からなる。記憶部25は、RAMやROM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリ、FD(フレキシブルディスク)が装着されるFDドライブ、HD(ハード・ディスク)が装着されるHDドライブ、MO(光磁気)ディスクが装着されるMOディスクドライブ、あるいはCD(コンパクト・ディスク)−ROM、CD−R(Recordable)、CD−RW(Rewritable)やDVD(Digital Versatile Disk)−ROM、DVD−R、DVD−RW等が装着されるCD/DVDドライブ等からなる。記憶部25は、上記制御部21が実行すべき各種プログラムが予め記憶されていたり、制御部21が各種プログラムを実行する際に作業用として用いられる。ダミー信号発生部26は、制御部21の制御の下、通信機器2が通常の近距離無線通信で用いる無線信号に類似したダミー信号を発生して制御部21に供給する。
次に、制御装置5の構成について、図4を参照して説明する。制御装置5は、制御部41と、機器信号受信部42と、機器信号送信部43と、ダミー信号受信部44と、電波状況監視部45と、切換部46とから構成されている。制御部41は、CPU等からなり、内部に記憶された制御プログラムを実行することにより、この制御装置5の各部を制御する。機器信号受信部42は、通信機器1又は2から送信された機器信号をパッチアンテナ3111〜31jk(j、kは自然数)のいずれかを介して受信する。ここで、「機器信号」とは、通信機器1と通信機器2との間で無線通信を行うために、通信機器1又は2から制御装置5に対して送信された無線信号をいう。また、パッチアンテナ3111〜31jkのうち、特定の個体を意味しない場合には、単にパッチアンテナ31と呼ぶことにする。
機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号をパッチアンテナ3111〜31jkのいずれかを介して通信機器1又は2に送信する。ダミー信号受信部44は、通信機器2から送信されたダミー信号をすべてのパッチアンテナ3111〜31jkを介して順次受信する。電波状況監視部45は、制御部41によって指定されたパッチアンテナ31の受信電力Prに基づいて、例えば、受信信号強度インジケータ(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、受信ビット誤り率(BER:Bit Error Rate)あるいは受信パケット誤り率(PER:Packet Error Rate)を求め、得られた結果を上記受信電力Prとともに制御部41に供給することにより、車内空間の電波状況を監視する。
切換部46は、制御部41の制御の下、機器信号を受信すべきパッチアンテナ31及び機器信号を送信すべきパッチアンテナ31を選択して、受信のために選択したパッチアンテナ31により受信された機器信号を機器信号受信部42に供給するとともに、機器信号送信部から供給された機器信号を送信のために選択したパッチアンテナ31に供給する。
次に、パッチアンテナ群6を構成する各パッチアンテナ31の構成及び配置例について説明する。各パッチアンテナ31は、1辺がλ/2(λは無線信号の波長)である正方形状を呈している。無線信号の周波数を無線LAN等で採用されている2.4GHz帯とした場合、λ/2(周波数fは2.45GHz)は、6.12cmである。このようなパッチアンテナ31は、車内の伝送路改善のために、図5に示すように、車両の天井に所定間隔を隔てて取り付けられている。
次に、上記構成の車両通信システムの動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。まず、通信機器1と通信機器2との車内無線通信は、初期設定として、通信機器1のアンテナ3からパッチアンテナ群6を構成するパッチアンテナ3111、制御装置5及びパッチアンテナ群6を構成するパッチアンテナ3112を経て通信機器2のアンテナ4に至る伝送経路が予め設定されているものとする。従って、制御装置5の切換部46は、制御部41の制御の下、通信機器1との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3111を選択しているとともに、通信機器2との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3112を選択しているものとする。
まず、上記初期設定された伝送経路による無線通信が実行される(ステップSP1)。即ち、通信機器1の制御部11は、例えば、ユーザによる操作部15の操作に基づいて、記憶部18に記憶されているある画像データを読み出し、読み出した画像データ及びこれに関連して生成した通信データを送受信部19に供給する。送受信部19は、制御部11から供給された画像データ及び通信データを機器信号に変調してアンテナ3を介して上記パッチアンテナ群6に向けて送信する。
これにより、制御装置5の機器信号受信部42は、通信機器1から送信された機器信号をパッチアンテナ3111を介して受信する。従って、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号をパッチアンテナ3112を介して通信機器2に送信する。通信機器2の送受信部22は、パッチアンテナ3112から送信された機器信号をアンテナ4を介して受信して機器信号から画像データ及び通信データを復調して制御部21に供給する。通信機器2の制御部21は、送受信部22から供給された画像データ及び通信データを処理して、例えば、上記画像データを記憶部25の所定の領域に記憶する。
上記初期設定された伝送経路による無線通信が行われている間、制御装置5の制御部41は、電波状況監視部45に対して、パッチアンテナ3111の電波状況の監視を要求する。これにより、電波状況監視部45は、制御部41によって指定されたパッチアンテナ3111の受信電力Prを獲得し、この受信電力Prに基づいて、RSSI、BERあるいはPERを求め、得られた結果を上記受信電力Prとともに制御部41に供給する(ステップSP2)。
次に、制御部41は、電波状況監視部45から供給されたパッチアンテナ3111の受信電力Prが予め設定された受信感度Prに10dBを加えた値以上であるか否かを判断する(ステップSP3)。このステップSP3の判断結果が「YES」の場合には、制御部41は、ステップSP2へ戻る。これにより、上記したステップSP2及びSP3の処理が繰り返される。即ち、上記初期設定された伝送経路による無線通信が行われている間、制御装置5の制御部41は、電波状況監視部45に対して、パッチアンテナ3111の電波状況の監視を要求し、電波状況監視部45は、上記パッチアンテナ3111の受信電力Prを獲得し、この受信電力Prに基づいて、RSSI、BERあるいはPERを求め、得られた結果を上記受信電力Prとともに制御部41に供給する。
一方、ステップSP3の判断結果が「NO」の場合、即ち、電波状況監視部45から供給されたパッチアンテナ3111の受信電力Prが予め設定された受信感度Prに10dBを加えた値より小さい場合には、制御部41は、通信機器2に対してダミー信号の送信を指示するための通知信号を生成して機器信号送信部43に供給する。これにより、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号と、制御部41から供給された通知信号とをパッチアンテナ3112を介して通信機器2に送信する(ステップSP4)。
次に、制御部41は、通信機器2によって上記通知信号が受信されたか否か判断する(ステップSP5)。この判断は、通信機器2より上記通知信号を受信した旨の応答信号が送信されたか否かにより行う。ステップSP5の判断結果が「NO」の場合には、制御部41は、ステップSP4へ戻る。これにより、上記したステップSP4及びSP5の処理が繰り返される。即ち、制御装置5の制御部41は、上記通知信号を機器信号送信部43に供給し、機器信号送信部43は、上記機器信号と、上記通知信号とをパッチアンテナ3112を介して通信機器2に送信する。
通信機器2の送受信部22は、上記機器信号の他に、上記通知信号をアンテナ4を介して正常に受信した場合には、その旨を制御部21に通知する。この通知を受けた制御部21は、上記通知信号を受信した旨の応答信号を生成し、送受信部22に供給する。これにより、送受信部22は、制御部21から供給された応答信号を無線信号に変調してアンテナ4を介して上記パッチアンテナ群6及び制御装置5に向けて送信する。
通信機器2から送信された上記応答信号がパッチアンテナ3112により受信され、制御装置5の制御部41に供給されると、ステップSP5の判断が「YES」となり、制御部41は、機器信号送信部43に対し、上記通知信号の送信停止を命じる。これにより、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号だけをパッチアンテナ3112を介して通信機器2に送信する(ステップSP6)。
通信機器2の制御部21は、上記通知信号を正常に受信した旨の通知を受けると、上記応答信号の生成とともに、ダミー信号発生部26に対し、通信機器2が通常の近距離無線通信で用いる無線信号に類似したダミー信号の発生を命じる。これにより、ダミー信号発生部26は、上記ダミー信号を発生して制御部21に供給する。従って、制御部21は、上記ダミー信号を送受信部22に供給する。これにより、送受信部22は、制御部21から供給されたダミー信号をアンテナ4を介して上記パッチアンテナ群6及び制御装置5に向けて送信する(ステップSP7)。
制御装置5の制御部41は、上記応答信号が供給されると、機器信号送信部43に対する上記通知信号の送信停止命令した後、ダミー信号受信部44に対して、通信機器2から送信されたダミー信号のすべてのパッチアンテナ3111〜31jkを介した順次受信を要求する。また、制御部41は、電波状況監視部45に対して、ダミー信号受信部44によって順次受信されたすべてのパッチアンテナ3111〜31jkの電波状況の監視を要求する。
これにより、ダミー信号受信部44は、通信機器2から送信されたダミー信号をすべてのパッチアンテナ3111〜31jkを介して順次受信する。そして、電波状況監視部45は、ダミー信号受信部44によって順次受信されたすべてのパッチアンテナ3111〜31jkの受信電力Prを順次獲得し、これらの受信電力Prに基づいて、RSSI、BERあるいはPERをそれぞれ求め、得られた結果を対応する上記受信電力Prとともに制御部41にそれぞれ供給する(ステップSP8)。
これにより、制御部41は、電波状況監視部45から供給された各パッチアンテナ3111〜31jkの受信電力Pr及びこれに対応したRSSI等に基づいて、良好な伝送経路を形成するパッチアンテナ31を選択する(ステップSP9)。例えば、制御部41は、上記処理により、通信機器1との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3121を選択するとともに、通信機器2との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3134を選択したものとする。
従って、これ以降、変更された伝送経路による無線通信が実行される(ステップSP10)。即ち、通信機器1の制御部11は、例えば、ユーザによる操作部15の操作に基づいて、記憶部18に記憶されているある画像データを読み出し、読み出した画像データ及びこれに関連して生成した通信データを送受信部19に供給する。送受信部19は、制御部11から供給された画像データ及び通信データを機器信号に変調してアンテナ3を介して上記パッチアンテナ群6に向けて送信する。
これにより、制御装置5の機器信号受信部42は、通信機器1から送信された機器信号をパッチアンテナ3121を介して受信する。従って、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号をパッチアンテナ3134を介して通信機器2に送信する。通信機器2の送受信部22は、パッチアンテナ3134から送信された機器信号をアンテナ4を介して受信して機器信号から画像データ及び通信データを復調して制御部21に供給する。通信機器2の制御部21は、送受信部22から供給された画像データ及び通信データを処理して、例えば、上記画像データを記憶部25の所定の領域に記憶する。
上記処理により変更された伝送経路による無線通信が行われている間、制御装置5の制御部41は、電波状況監視部45に対して、パッチアンテナ3121の電波状況の監視を要求する。これにより、電波状況監視部45は、制御部41によって指定されたパッチアンテナ3121の受信電力Prを獲得し、この受信電力Prに基づいて、RSSI、BERあるいはPERを求め、得られた結果を上記受信電力Prとともに制御部41に供給する(ステップSP2)。これ以降は、以上説明したステップSP3〜SP10の処理が繰り返される。以上説明した車両通信システム全体で使用されるプログラムが結合したプログラムを「車両通信プログラム」と称する。
このように、本発明の実施の形態1によれば、車両の天井にパッチアンテナ群6を設けるとともに、通信機器1と通信機器2との無線通信は、直接行うのではなく、パッチアンテナ群6を介して行っている。また、現在用いている伝送経路の電波状況を常時監視し、その電波状況が悪化した場合には、最適な伝送経路を探索して探索した最適な伝送経路に切り換えている。従って、車両の車内電波環境の変化に応じて最適な伝送路を確保することができる。また、車内通信時のマルチパス・フェージングの影響を低減することができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの構成を示す概念図である。図7において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図7に示す車両通信システムにおいては、図1に示す通信機器2及び制御装置5に換えて、通信機器51及び制御装置52が新たにそれぞれ設けられている。図8は、図7に示す通信機器51の構成を示すブロック図である。図8において、図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図8に示す通信機器51においては、ダミー信号発生部26が取り除かれている。
また、図9は、図7に示す制御装置52の構成を示すブロック図である。図9において、図4の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図9に示す制御装置52においては、ダミー信号受信部44に換えて、ダミー信号送信部53が新たに設けられている。ダミー信号送信部53は、通信機器1及び51が通常の近距離無線通信で用いる無線信号に類似した複数のダミー信号をそれぞれパッチアンテナ31ごとに異なる送信周波数で発生する。また、ダミー信号送信部53は、発生した複数のダミー信号を対応するパッチアンテナ3111〜31jkを介して通信機器1及び51に順次送信する。
次に、上記構成の車両通信システムの動作について、図10及び図11に示すフローチャートを参照して説明する。まず、通信機器1と通信機器51との車内無線通信は、初期設定として、通信機器1のアンテナ3からパッチアンテナ群6を構成するパッチアンテナ3111、制御装置52及びパッチアンテナ群6を構成するパッチアンテナ3112を経て通信機器51のアンテナ4に至る伝送経路が予め設定されているものとする。従って、制御装置52の切換部46は、制御部41の制御の下、通信機器1との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3111を選択しているとともに、通信機器51との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3112を選択しているものとする。
まず、上記初期設定された伝送経路による無線通信が実行される(ステップSP21)。即ち、通信機器1の制御部11は、例えば、ユーザによる操作部15の操作に基づいて、記憶部18に記憶されているある画像データを読み出し、読み出した画像データ及びこれに関連して生成した通信データを送受信部19に供給する。送受信部19は、制御部11から供給された画像データ及び通信データを機器信号に変調してアンテナ3を介して上記パッチアンテナ群6に向けて送信する。
これにより、制御装置52の機器信号受信部42は、通信機器1から送信された機器信号をパッチアンテナ3111を介して受信する。従って、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号をパッチアンテナ3112を介して通信機器51に送信する。通信機器51の送受信部22は、パッチアンテナ3112から送信された機器信号をアンテナ4を介して受信して機器信号から画像データ及び通信データを復調して制御部21に供給する。通信機器51の制御部21は、送受信部22から供給された画像データ及び通信データを処理して、例えば、上記画像データを記憶部25の所定の領域に記憶する。
上記初期設定された伝送経路による無線通信が行われている間、制御装置52の制御部41は、電波状況監視部45に対して、パッチアンテナ3111の電波状況の監視を要求する。これにより、電波状況監視部45は、制御部41によって指定されたパッチアンテナ3111の受信電力Prを獲得し、この受信電力Prに基づいて、RSSI、BERあるいはPERを求め、得られた結果を上記受信電力Prとともに制御部41に供給する(ステップSP22)。
次に、制御部41は、電波状況監視部45から供給されたパッチアンテナ3111の受信電力Prが予め設定された受信感度Prに10dBを加えた値以上であるか否かを判断する(ステップSP23)。このステップSP23の判断結果が「YES」の場合には、制御部41は、ステップSP22へ戻る。これにより、上記したステップSP22及びSP23の処理が繰り返される。即ち、上記初期設定された伝送経路による無線通信が行われている間、制御装置52の制御部41は、電波状況監視部45に対して、パッチアンテナ3111の電波状況の監視を要求し、電波状況監視部45は、上記パッチアンテナ3111の受信電力Prを獲得し、この受信電力Prに基づいて、RSSI、BERあるいはPERを求め、得られた結果を上記受信電力Prとともに制御部41に供給する。
一方、ステップSP23の判断結果が「NO」の場合、即ち、電波状況監視部45から供給されたパッチアンテナ3111の受信電力Prが予め設定された受信感度Prに10dBを加えた値より小さい場合には、制御部41は、通信機器1及び51に対してダミー信号を送信する旨を示す通知信号を生成して機器信号送信部43に供給する。これにより、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号と、制御部41から供給された通知信号とをパッチアンテナ3112を介して通信機器51に送信する。また、機器信号送信部43は、制御部41から供給された通知信号とをパッチアンテナ3111を介して通信機器1に送信する(ステップSP24)。
次に、制御部41は、通信機器1及び51によって上記通知信号が受信されたか否か判断する(ステップSP25)。この判断は、通信機器1及び51より上記通知信号を受信した旨の応答信号がそれぞれ送信されたか否かにより行う。ステップSP25の判断結果が「NO」の場合には、制御部41は、ステップSP24へ戻る。これにより、上記したステップSP24及びSP25の処理が繰り返される。即ち、制御装置52の制御部41は、上記通知信号を機器信号送信部43に供給し、機器信号送信部43は、上記機器信号と、上記通知信号とをパッチアンテナ3112を介して通信機器51に送信するとともに、上記通知信号をパッチアンテナ3111を介して通信機器1に送信する。
通信機器51の送受信部22は、上記機器信号の他に、上記通知信号をアンテナ4を介して正常に受信した場合には、その旨を制御部21に通知する。この通知を受けた制御部21は、上記通知信号を受信した旨の応答信号を生成し、送受信部22に供給する。これにより、送受信部22は、制御部21から供給された応答信号を無線信号に変調してアンテナ4を介して上記パッチアンテナ群6及び制御装置52に向けて送信する。
一方、通信機器1の送受信部19は、上記通知信号をアンテナ3を介して正常に受信した場合には、その旨を制御部11に通知する。この通知を受けた制御部11は、上記通知信号を受信した旨の応答信号を生成し、送受信部19に供給する。これにより、送受信部19は、制御部11から供給された応答信号を無線信号に変調してアンテナ3を介して上記パッチアンテナ群6及び制御装置52に向けて送信する。
通信機器51から送信された上記応答信号がパッチアンテナ3112により受信され、制御装置52の制御部41に供給されるとともに、通信機器1から送信された上記応答信号がパッチアンテナ3111により受信され、制御装置52の制御部41に供給されると、ステップSP25の判断が「YES」となり、制御部41は、機器信号送信部43に対し、上記通知信号の送信停止を命じる。これにより、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号だけをパッチアンテナ3112を介して通信機器51に送信する。また、機器信号送信部43は、パッチアンテナ3111を介した上記通知信号の通信機器1への送信を停止する(ステップSP26)。
次に、制御装置52の制御部41は、ダミー信号送信部53に対し、通信機器1及び51が通常の近距離無線通信で用いる無線信号に類似した複数のダミー信号をそれぞれパッチアンテナ31ごとに異なる送信周波数で発生し、発生した複数のダミー信号を対応するパッチアンテナ3111〜31jkを介して通信機器1及び51に順次送信するように命じる。これにより、ダミー信号送信部53は、上記複数のダミー信号をそれぞれパッチアンテナ31ごとに異なる送信周波数で発生し、発生した複数のダミー信号を対応するパッチアンテナ3111〜31jkを介して通信機器1及び51に順次送信する(図11のステップSP27)。
通信機器51の送受信部22は、パッチアンテナ3111〜31jkから順次送信された複数のダミー信号をアンテナ4を介して順次受信する。従って、通信機器51の制御部21は、送受信部22によって受信されたパッチアンテナ31ごとの複数のダミー信号の受信電力をそれぞれ測定する。また、通信機器1の送受信部19は、パッチアンテナ3111〜31jkから順次送信された複数のダミー信号をアンテナ3を介して順次受信する。従って、通信機器1の制御部11は、送受信部19によって受信されたパッチアンテナ31ごとの複数のダミー信号の受信電力をそれぞれ測定する(ステップSP28)。
次に、通信機器51の制御部21は、上記ステップSP28の処理により得られたパッチアンテナ31ごとのダミー信号の受信電力に基づいて、最も良好な受信電力を有するダミー信号に対応したパッチアンテナ31を選択する。また、通信機器1の制御部11は、上記ステップSP28の処理により得られたパッチアンテナ31ごとのダミー信号の受信電力に基づいて、最も良好な受信電力を有するダミー信号に対応したパッチアンテナ31を選択する(ステップSP29)。
次に、通信機器51の制御部21は、上記ステップSP29の処理で選択したパッチアンテナ31から送信されたダミー信号の送信周波数に関するデータを送受信部22に供給する。これにより、送受信部22は、制御部21から供給されたダミー信号の送信周波数に関するデータを機器信号に変調してアンテナ4を介して上記パッチアンテナ群6に向けて送信する。また、通信機器1の制御部11は、上記ステップSP29の処理で選択したパッチアンテナ31から送信されたダミー信号の送信周波数に関するデータを送受信部19に供給する。これにより、送受信部19は、制御部11から供給されたダミー信号の送信周波数に関するデータを機器信号に変調してアンテナ3を介して上記パッチアンテナ群6に向けて送信する(ステップSP30)。
制御装置52の制御部41は、通信機器1及び51のそれぞれの上記ダミー信号の送信周波数に関するデータが供給されると、これらに基づいて、良好な伝送経路を形成するパッチアンテナ31を選択する(ステップSP31)。例えば、制御部41は、上記処理により、通信機器1との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3121を選択するとともに、通信機器51との送受信に用いるアンテナとしてパッチアンテナ3134を選択したものとする。
従って、これ以降、変更された伝送経路による無線通信が実行される(ステップSP32)。即ち、通信機器1の制御部11は、例えば、ユーザによる操作部15の操作に基づいて、記憶部18に記憶されているある画像データを読み出し、読み出した画像データ及びこれに関連して生成した通信データを送受信部19に供給する。送受信部19は、制御部11から供給された画像データ及び通信データを機器信号に変調してアンテナ3を介して上記パッチアンテナ群6に向けて送信する。
これにより、制御装置52の機器信号受信部42は、通信機器1から送信された機器信号をパッチアンテナ3121を介して受信する。従って、機器信号送信部43は、機器信号受信部42により受信された機器信号をパッチアンテナ3134を介して通信機器51に送信する。通信機器51の送受信部22は、パッチアンテナ3134から送信された機器信号をアンテナ4を介して受信して機器信号から画像データ及び通信データを復調して制御部21に供給する。通信機器51の制御部21は、送受信部22から供給された画像データ及び通信データを処理して、例えば、上記画像データを記憶部25の所定の領域に記憶する。
上記処理により変更された伝送経路による無線通信が行われている間、制御装置52の制御部41は、電波状況監視部45に対して、パッチアンテナ3121の電波状況の監視を要求する。これにより、電波状況監視部45は、制御部41によって指定されたパッチアンテナ3121の受信電力Prを獲得し、この受信電力Prに基づいて、RSSI、BERあるいはPERを求め、得られた結果を上記受信電力Prとともに制御部41に供給する(図10のステップSP22)。これ以降は、以上説明したステップSP23〜SP32の処理が繰り返される。以上説明した車両通信システム全体で使用されるプログラムが結合したプログラムを「車両通信プログラム」と称する。
このように、本発明の実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの構成を示す概念図である。本実施の形態2に係る車両通信システムは、通信機器61及び62と、アンテナ63及び64と、伝送装置65と、パッチアンテナ66a及び66bとから概略構成されている。通信機器61及び62は、例えば、ノート型、パーム型、ポケット型等のコンピュータ、PDA、カーナビゲーション装置、携帯電話、PHS、携帯用オーディオプレーヤ、ワイパー、エアーコンディショナ等からなる。
通信機器61がカメラ付き携帯電話である場合には、例えば、図13に示すような構成を有している。図13において、図2の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図13に示す通信機器61においては、アンテナ3に換えて、アンテナ63が新たに設けられているとともに、電波状況監視部71が新たに設けられている。アンテナ63は、例えば、無線LAN等で採用されているIEEE802.11a、11b、11gやBluetooth(登録商標)等の通信規格に準拠した近距離無線通信を行う場合に一般的に用いられるものである。電波状況監視部71は、制御部11の制御の下、アンテナ63の受信電力を獲得し、この受信電力に基づいて、スループットを求め、得られた結果を制御部11に供給することにより、車内空間の電波状況を監視する。
通信機器62がノート型のコンピュータである場合には、例えば、図14に示すような構成を有している。図14において、図3の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図14に示す通信機器62においては、アンテナ4及びダミー信号発生部26に換えて、アンテナ64及び電波状況監視部71がそれぞれ新たに設けられている。アンテナ64は、例えば、無線LAN等で採用されているIEEE802.11a、11b、11gやBluetooth(登録商標)等の通信規格に準拠した近距離無線通信を行う場合に一般的に用いられるものである。電波状況監視部72は、制御部21の制御の下、アンテナ64の受信電力を獲得し、この受信電力に基づいて、スループットを求め、得られた結果を制御部21に供給することにより、車内空間の電波状況を監視する。
伝送装置65は、通信機器61又は62のいずれか又は両方からの起動要求に応じて起動してパッチアンテナ66aとパッチアンテナ66bとを接続し、通信機器61又は62から送信された無線信号をパッチアンテナ66a又は66bのいずれかを介して受信した後、パッチアンテナ66b又は66aのいずれかを介して送信する。なお、パッチアンテナ66a及び66bのそれぞれの構成は、図5を参照して説明したパッチアンテナ31の構成と同様である。
次に、上記構成の車両通信システムの動作について、図15に示すフローチャート並びに図16及び図17に示す概念図を参照して説明する。まず、通信機器61と通信機器62との車内無線通信は、初期設定として、図16に示すように、伝送装置65、パッチアンテナ66a及び66bを介さずに直接に無線通信(直接通信)が実行される(ステップSP41)。
即ち、通信機器61の制御部11は、例えば、ユーザによる操作部15の操作に基づいて、記憶部18に記憶されているある画像データを読み出し、読み出した画像データ及びこれに関連して生成した通信データを送受信部19に供給する。送受信部19は、制御部11から供給された画像データ及び通信データを無線信号に変調してアンテナ63を介して通信機器62に向けて送信する。
これにより、通信機器62の送受信部22は、アンテナ63から送信された無線信号をアンテナ64を介して受信して無線信号から画像データ及び通信データを復調して制御部21に供給する。通信機器62の制御部21は、送受信部22から供給された画像データ及び通信データを処理して、例えば、上記画像データを記憶部25の所定の領域に記憶する。
上記初期設定された通信機器61と通信機器62との直接通信が行われている間、通信機器61の制御部11は、電波状況監視部71に対して、アンテナ63の電波状況の監視を要求する。これにより、電波状況監視部71は、アンテナ63の受信電力を獲得し、この受信電力に基づいて、スループットを求め、得られた結果を制御部11に供給することにより、車内空間の電波状況を監視する。同様に、通信機器62の制御部21は、電波状況監視部72に対して、アンテナ64の電波状況の監視を要求する。これにより、電波状況監視部72は、アンテナ64の受信電力を獲得し、この受信電力に基づいて、スループットTPを求め、得られた結果を制御部21に供給することにより、車内空間の電波状況を監視する(ステップSP42)。
次に、通信機器61の制御部11は、電波状況監視部71から供給されたスループットTPが予め設定された20Mbps以上であるか否かを判断する(ステップSP43)。このステップSP43の判断結果が「YES」の場合には、通信機器61の制御部11は、ステップSP42へ戻る。これにより、上記したステップSP42及びSP43の処理が繰り返される。即ち、上記初期設定された通信機器61と通信機器62との直接通信が行われている間、通信機器61の制御部11は、電波状況監視部71に対して、アンテナ63の電波状況の監視を要求し、電波状況監視部71は、上記アンテナ63の受信電力を獲得し、この受信電力に基づいて、スループットを求め、得られた結果を通信機器61の制御部11に供給する。
同様に、通信機器62の制御部21は、電波状況監視部72から供給されたスループットTPが予め設定された20Mbps以上であるか否かを判断する(ステップSP43)。このステップSP43の判断結果が「YES」の場合には、通信機器61の制御部11は、ステップSP42へ戻る。これにより、上記したステップSP42及びSP43の処理が繰り返される。即ち、上記初期設定された通信機器61と通信機器62との直接通信が行われている間、通信機器62の制御部21は、電波状況監視部72に対して、アンテナ64の電波状況の監視を要求し、電波状況監視部72は、上記アンテナ64の受信電力を獲得し、この受信電力に基づいて、スループットを求め、得られた結果を通信機器62の制御部21に供給する。
一方、通信機器61の制御部11は、ステップSP43の判断結果が「NO」の場合、即ち、例えば、図17に示すように、通信機器61と通信機器62との間に、人体や金属製の障害物81が存在するために、電波状況監視部71から供給されたスループットTPが予め設定された20Mbpsより小さい場合には、伝送装置65に対して起動を要求する旨の起動要求信号を生成して送受信部19に供給する。これにより、送受信部19は、上記起動要求信号を無線信号に変調してアンテナ63を介してパッチアンテナ66a又は66b及び伝送装置65に送信する。
同様に、通信機器62の制御部21は、ステップSP43の判断結果が「NO」の場合、即ち、電波状況監視部72から供給されたスループットTPが予め設定された20Mbpsより小さい場合には、伝送装置65に対して起動を要求する旨の起動要求信号を生成して送受信部22に供給する。これにより、送受信部22は、上記起動要求信号を無線信号に変調してアンテナ64を介してパッチアンテナ66a又は66b及び伝送装置65に送信する(ステップSP44)。
パッチアンテナ66a又は66bを介して通信機器61又は62のいずれか又は両方から上記起動要求信号を受信した伝送装置65は、パッチアンテナ66aとパッチアンテナ66bとを接続し、通信機器61又は62から送信された無線信号をパッチアンテナ66a又は66bのいずれかを介して受信した後、パッチアンテナ66b又は66aのいずれかを介して送信する(ステップSP45)。以上説明した車両通信システム全体で使用されるプログラムが結合したプログラムを「車両通信プログラム」と称する。
このように、本発明の実施の形態3によれば、車両の天井にパッチアンテナ66a及び66bを設けるとともに、通信機器61及び62において現在行っている直接通信の電波状況を常時監視し、その電波状況が悪化した場合には、パッチアンテナ66a及び66bを介した伝送経路に切り換えている。従って、車両の車内電波環境の変化に応じて最適な伝送路を確保することができる。即ち、車内通信時に人体や金属製の障害物81による通信品質の劣化を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の各実施の形態では、2台の通信機器間で近距離無線通信を行う例を示したが、これに限定されず、複数台の通信機器間で近距離無線通信を行っても良い。
また、上述の実施の形態1では、ダミー信号発生部26は、通信機器2に設ける例を示したが、これに限定されず、通信機器1に設けても良い。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの構成を示す概念図である。 図1に示す通信機器1がカメラ付き携帯電話である場合の構成を示すブロック図である。 図1に示す通信機器2がノート型のコンピュータである場合の構成を示すブロック図である。 図1に示す制御装置の構成を示すブロック図である。 パッチアンテナの配置の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの構成を示す概念図である。 図7に示す通信機器51がノート型のコンピュータである場合の構成を示すブロック図である。 図7に示す制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る車両通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの構成を示す概念図である。 図12に示す通信機器61がカメラ付き携帯電話である場合の構成を示すブロック図である。 図12に示す通信機器62がノート型のコンピュータである場合の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの動作を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態3に係る車両通信システムの動作を説明するための概念図である。
符号の説明
1,2,51,61,62 通信機器
3,4,13,63,64 アンテナ
5,52 制御装置
6 パッチアンテナ群
11,21,41 制御部
12,19,22 送受信部
14 送受話部
15,23 操作部
16,24 表示部
17 カメラ部
18,25 記憶部
26 ダミー信号発生部
3111〜31jk,66a,66b パッチアンテナ
42 機器信号受信部
43 機器信号送信部
44 ダミー信号受信部
45,71,72 電波状況監視部
46 切換部
53 ダミー信号送信部
65 伝送装置

Claims (7)

  1. 車両に搭載された複数の通信機器と、
    前記車両の天井に所定間隔を隔てて取り付けられた複数のパッチアンテナと、
    前記複数のパッチアンテナの切換を制御する制御装置とを備え、
    前記複数の通信機器間で前記複数のパッチアンテナのいずれかを介して近距離無線通信を行うとともに、前記近距離無線通信の電波状況を監視し、前記電波状況が悪化した場合には、前記制御装置は、前記近距離無線通信で用いる前記パッチアンテナを切り換える
    ことを特徴とする車両通信システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記近距離無線通信を行っている通信機器との間で前記複数のパッチアンテナのそれぞれを介してダミー信号の送受信を行うとともに、各パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況を求め、得られた各パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況に基づいて、前記近距離無線通信で用いる前記パッチアンテナを切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両通信システム。
  3. 前記通信機器のいずれかは、前記ダミー信号を発生するダミー信号発生部を有し、
    前記制御装置は、
    前記通信機器に対して前記ダミー信号の送信を指示するための通知信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両通信システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記複数のパッチアンテナごとに異なる送信周波数の前記ダミー信号を発生するダミー信号発生部を有し、
    前記近距離無線通信を行っている前記通信機器に対して前記ダミー信号を送信する旨の通知信号を送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両通信システム。
  5. 前記通信機器のいずれかは、
    各パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況を求め、得られた各前記パッチアンテナごとの前記近距離無線通信の電波状況に基づいて選択した前記パッチアンテナに対応した情報を前記制御装置に通知し、
    前記制御装置は、
    前記パッチアンテナに対応した情報に基づいて、前記近距離無線通信で用いる前記パッチアンテナを切り換える
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両通信システム。
  6. 車両に搭載された複数の通信機器と、
    前記車両の天井に所定間隔を隔てて取り付けられた複数のパッチアンテナと、
    前記複数のパッチアンテナの切換を制御する伝送装置とを備え、
    前記複数の通信機器間で直接近距離無線通信を行うとともに、前記近距離無線通信の電波状況を監視し、前記電波状況が悪化した場合には、前記直接近距離無線通信を行っていた前記通信機器間で前記複数のパッチアンテナを介した近距離無線通信を行うように切り換える
    ことを特徴とする車両通信システム。
  7. 前記通信機器は、前記近距離無線通信の電波状況を監視し、前記電波状況が悪化した場合には、前記電送装置の起動を要求する
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両通信システム。
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