JP2008044292A - 製本装置及びこれを備えた画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】製本処理過程でシートを搬送する経路に不具合が発生した場合に後続するシートの画像形成を中断することなく装置外に搬出することの可能な製本装置を提供する。
【解決手段】製本処理のための表紙シートと製本処理しないシートを共通の表紙搬送経路に給送する装置構成を採用し、この表紙搬送経路とは別にシートを束状に集積して順次製本処理を施す製本経路を設け、この製本経路にシート束の搬送が可能であるか否かを判別する搬送監視手段を配置する。そしてこの搬送監視手段で搬送不能と判別した場合には上記表紙搬送経路に滞留する表紙シートを経路外の退避経路に退避させ、後続するシートを表紙搬送経路から、後処理装置或いはこれに準備された収納トレイに搬出するよう構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は画像形成装置などから順次搬出されるシートを束状に部揃えして糊その他の接着剤で表紙シートと綴じ合わせて装丁する製本装置、及び画像形成システムに係わり、製本処理過程で不具合が発生した場合に後続して画像形成されるシートを中断することなく継続して処理することが可能な製本工程の改善に関する。
一般にこの種の製本装置は画像形成装置等から搬出されるシートを束状に集積して部揃えし、このシート束の背綴じ端面に接着剤を塗布、若しくは接着テープを介在させて表紙シートと接合し、これに背折り処理を施して冊子状に仕上げてスタッカに収納するか、或いはこの冊子状のシート束の周縁を断裁して切り揃えてスタッカに収納する装置として広く知られている。
従来、例えば特許文献1に開示されているように画像形成装置から搬出されるシートを集積トレイに案内し、このトレイから束状シートをグリップ搬送手段などで糊塗布位置に搬送し、シート束の背部端面に接着剤を塗布して下流側の表紙綴位置に搬送セットする。一方、画像形成装置又はインサータ装置から供給された表紙シートを表紙綴位置に給送セットし、この表紙綴位置でシート束と表紙シートとを逆T字状に接合した後背折り処理して下流側のスタッカに収納している。このため順次接着剤塗布処理、表紙綴じ処理を施す製本経路と、表紙シートを供給する表紙搬送経路とは互いに交差(直交)する経路に構成されている。
また、同公報には開示されていないが、製本経路の下流側に断裁装置(ユニット)を組み込み、表紙綴じされたシート束の周縁を断裁して切り揃える所謂トリミングカット処理することも知られている。
一方、上記特許文献1には、画像形成装置の排紙口に付設された製本装置に、製本処理しないシートを搬出収納するため製本シートの搬送経路とは別の排紙経路を設け、この排紙経路の下流に収納トレイを設け、画像形成装置からのシートを製本処理経路と排紙経路とに振り分け搬送している。
また、上記文献とは別に製本装置に装置を横断する横断経路を設け、この経路と直交する縦断経路にシートを束状に集積するトレイ手段と、接着剤塗布手段と、表紙綴じ手段を設け、この横断経路から表紙シートを供給するのと同時に、製本処理しないシートを横断経路に案内し、この経路の下流側に後処理装置などの収納トレイを備えた装置を連接する装置構成も知られている。このような装置構成では上記横断経路には製本処理のための表紙シートと、製本処理されない後処理のためのシートが給送され、製本処理の際にはこの経路内の表紙綴位置に表紙シートを給送セットし、後処理の際にはこの経路を通過させて後続する装置に搬出することとなる。
特開2003−292230号公報(図1、図2)
上述のように、製本装置に表紙シートと製本処理しないシートとを選択的に搬送する経路を構成する装置構成にあっては、装置内に配置されるシート搬送経路が簡素化され、これに配置する搬送手段も少なく簡素化されるため装置全体を小型コンパクトに構成できる特徴がある。その反面このようなシート搬送経路の共用化は、次の問題を引き起こす欠点があった。つまり、シートを集積して部揃えしたシート束に接着剤を塗布する塗布手段、或いは表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段、更にシート束の周縁を断裁する断裁手段などが配置された製本経路でジャムなどの不具合が生ずると、従来は装置全体を停止して不具合を処置した後に装置を再起動するように構成されている。
このような従来の構成では、製本経路に不具合が生ずると画像形成装置を含めたシステム全体を停止して、その回復を待って装置を再起動することとなり、例えば画像形成装置で後続するシートの画像形成を実行或いは準備しているときにもその画像形成を停止する。この画像形成中のシートは画像形成装置内に滞留するため、ジャム処理など面倒な作業を余儀なくされる。一方、上記製本経路の不具合は、経路中でシート束がジャムした場合は勿論、例えば接着剤塗布手段の接着剤が不足したとき、或いは断裁屑処理で屑紙片が満杯となったとき、更にはシート束の収容スタッカが満杯となったとき、にも製本処理を中断しなければならないため、比較的多発する不具合であり、その都度システム全体を停止しなければならない問題を引き起こす。
そこで本発明は製本処理のための表紙シートと製本処理しないシートを共通の経路に給送する装置構成において、製本処理過程で不具合が発生した場合に後続するシートをこの共通経路から装置外に搬出することの可能な製本装置の提供をその主な課題としている。
更に本発明は製本処理工程で不具合が生じても画像形成装置を中断することのない画像形成システムの提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は以下の構成を採用する。本発明は上記課題を達成するため、製本処理のための表紙シートと製本処理しないシートを共通の表紙搬送経路に給送する装置構成を採用し、この表紙搬送経路とは別にシートを束状に集積して順次製本処理を施す製本経路を設け、この製本経路にシート束の搬送が可能であるか否かを判別する搬送監視手段を配置する。そしてこの搬送監視手段で搬送不能と判別した場合には上記表紙搬送経路に滞留する表紙シートを経路外の退避経路に退避させ、後続するシートを表紙搬送経路から、後処理装置或いはこれに準備された排紙トレイに搬出するようにしたものである。
本発明は上記課題を達成するため、画像形成装置からのシートを搬入する搬入経路と、この搬入経路から分岐して配置され、シートを順次集積部に搬送する中紙搬送経路と、上記集積部からのシート束に順次製本処理を施す製本経路と、上記製本経路に配置された表紙綴位置に交差し、この表紙綴位置に上記搬入経路から表紙シートを給送する表紙搬送経路と、上記製本経路の下流側に配置され、製本処理されたシート束を収納する製本シートスタック手段と、上記表紙搬送経路の下流側に配置され上記搬入経路からのシートを収納する収納トレイと、上記搬入経路、表紙搬送経路及び製本経路にそれぞれ配置されたシート搬送手段と、この各シート搬送手段を制御する制御手段と、を備える。そして上記制御手段には、上記表紙綴位置の上流側及び/又は下流側の製本経路におけるシート束の搬送が可能であるか否かを判別する搬送監視手段を設ける。
そこでこの制御手段は、上記搬送監視手段で上記製本経路にシート束の搬送が不能と判別したとき、上記表紙搬送経路に滞留する表紙シートをこの表紙搬送経路と異なる退避経路に退避させるように構成する。前記制御手段は前記搬送監視手段でシート束の搬送が不能と判断したとき、前記表紙搬送経路に滞留する表紙シートを前記中紙搬送経路に退避させるか、或いはインサータ装置の給紙経路に退避させる。
本発明は、製本処理のための表紙シートと製本処理しないシートを共通の表紙搬送経路に給送するように搬送経路を構成したため、装置を小型コンパクトに構成することが出来る。これと共に本発明は、表紙搬送経路とは別に製本経路を設けてこの経路にシート束の搬送が可能であるか否かを判別する搬送監視手段を配置し、製本経路で搬送不能の場合には表紙搬送経路に滞留する表紙シートを経路外の退避経路に退避させるようにしたものであるから次の効果を奏する。
まず、表紙搬送経路に表紙シートを給送する途上、或いは給送セットした後に、製本経路に不具合が生じても表紙搬送経路に滞留する表紙シートは退避経路に退避され、この表紙搬送経路から後続シートを搬送することが出来る。この為、画像形成装置を停止することなく後続するシートに画像形成を継続することが可能となる。
また、退避経路を製本処理のための中紙搬送経路或いはインサータ装置の給紙経路で兼用することにより、特別な退避経路を設けることなく装置を小型コンパクトに構成することが可能となる。
更に、画像形成装置から送られるシートを製本経路で先行シート束と後続シート束を並行処理しても、この経路でシート束が搬送不能状態に陥っても画像形成装置から後続するシートは排紙トレイなどに搬出することが可能であるため、画像形成を連続して高速処理することが出来、システム全体の効率化を図ることが可能である。
尚、表紙搬送経路から表紙シートを退避経路に退避する制御は、例えば製本モードで製本処理中のシート束に不具合が生じたとき、後続するシートが製本処理しない動作モードの場合に実行することによって、予め設定されている画像形成ジョブは連続して全て実行され、その後製本経路の不具合を処置した後に滞留するシート束に継続実行することも可能である。
また、製本モードで先行するシート束に不具合が発生した場合に、後続するシートを製本処理することなく排紙トレイに搬出し、不具合を解消した後このシートを例えばインサータ装置から製本経路に供給することによって製本処理を施すことも可能である。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わる製本装置と、これを用いた画像形成システムの全体構成の説明図であり、図2は製本装置の詳細説明図である。
図1に示す画像形成システムは、シートに順次印刷を施す画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの下流側に付設された製本装置B、この製本装置Bの下流に配置された後処理装置Cとから構成されている。そして画像形成装置Aで画像形成したシートを製本装置Bで製本処理する。また製本処理しないシートについてはこの製本装置Bを通過して後処理装置Cで印刷シートに後処理を施すように構成されている。
まず画像形成装置Aは複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが図示のものは静電印刷装置を示す。この画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
次に、上述の画像形成装置Aに付設された製本装置Bについて説明する。この製本装置Bはケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40(以下「集積トレイ41」という)と、この集積トレイ41からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。そして上記集積トレイ41には、その上流側に中紙搬送経路32が、下流側に製本経路33がそれぞれ配置してある。集積部40は略々水平方向に配置した集積トレイ41で構成され、上記中紙搬送経路32の排紙口32bからの印刷シートを積載収納する。
上記集積トレイ41の上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けてあり、排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bで集積トレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートを集積トレイ41に収納し、逆回転でトレイ後端(図1右端)に配置された規制部材43にシート後端を突き当て規制する。また集積トレイ41には図示しない整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に片寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートは集積トレイ41上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
[搬送経路の説明]
次に各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31と、この搬入経路31に連なる表紙搬送経路34が装置を横断するように配置されている。この搬入経路31と表紙搬送経路34で装置を横断してシートを略水平方向に搬送する「第1シート搬送経路」が構成されている。また、上記搬入経路31にはシートを集積部(集積トレイ41)に案内する中紙搬送経路32が経路切換フラッパ36を介して連接され、搬入口31aからのシートを集積トレイ41に搬送する。
一方集積トレイ41には、その下流側に装置を縦断してシート束を略鉛直方向に搬送する製本経路33が設けられている。この製本経路33で構成される第2シート搬送経路(以下「製本経路」という)と上記第1シート搬送経路(以下「表紙搬送経路」という)とは互いに交差し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前述の画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中綴じシート)と表装カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下表紙シートと云う)とが搬出される。そこで搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。この経路切換片28の作用については後述する。また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段47と後述するターンテーブルユニット65aと搬出ローラ66が配置されている。また表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、駆動モータに連結されている。
上記中紙搬送経路32には前述の集積トレイ41が連接され、この集積トレイ41の下流側には製本経路33が配置されている。この製本経路33は束状に集積された中綴じシート(以下単に「シート束」という)を順次移送しながら製本処理を施す。図示の製本経路33は略々鉛直方向に配置され、シート束姿勢偏向位置Dと接着剤塗布位置Eと表紙綴位置Fと裁断処理位置Gが順次この順に下流側に配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙綴位置Fに表紙シートを供給する。
上記製本経路33には接着剤塗布位置Eに接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ローラ57と、ローラ回転モータMRとで構成され、この塗布ローラ57とローラ回転モータMRは糊容器56に組み込まれている。そして糊容器56は上記接着剤塗布位置Eにセットされるシート束に沿って移動可能に支持され、シート束の長手方向に沿って図1紙面表裏方向に往復移動することによってシート束の端面に接着剤を塗布する。
そして上記接着剤塗布位置Eに前記集積トレイ41からシートを移送するグリップ搬送手段47が製本経路33に配置されている。このグリップ搬送手段47は集積トレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、略鉛直方向に配置された製本経路33に沿って下流側に搬送して接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、集積トレイ41は集積位置(図2実線)から引き渡し位置(図2鎖線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたグリップ搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
上記製本経路33の表紙綴位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙搬送経路34から表紙シートが供給され、この表紙綴位置Fで表紙シートと上記接着剤塗布位置Eからのシート束とがくるみ綴じ製本される。この為この表紙綴位置Fには表紙シートをバックアップ支持する背当プレート61と、シート束と表紙シートとの接合部(背部)をプレス成形する背折プレート62と、折りロール63が設けられている。この背当プレート61と背折プレート62と折りロール63とで表紙綴じ手段60が構成され、図4(a)乃至(d)に示す手順でくるみ綴じ製本処理を行う。
図4(a)は表紙シートとシート束とを接合する直前の状態を示し、シート束はグリップ搬送手段47で図面下方に移動している。そして同図(b)のように背当プレート61が表紙シートを支持する状態でその中央にシート束が突き当てられる。一方上記背折プレート62は左右一対のブロック部材が製本経路33から退避した退避位置と、製本経路33内で互いに圧接する作動位置との間で移動自在に構成され、同図(c)のように退避位置から作動位置に移動する際にシート束と表紙シートとの背部をプレス成型する。この成型後背当プレート61と背折プレート62とは製本経路33から退避する。この状態のシート束をグリップ搬送手段47で下流側に移動すると折りロール63が表紙シートの中にシート束を織り込む(図4(d)の状態)。このようにしてシート束(中綴じシート)は表紙シートにくるみ綴じ製本される。
次に上記折りロール63の下流側に位置する裁断処理位置Gには裁断手段65が配置してある。この断裁手段65はシート束の天地方向を偏向するターンテーブルユニット65aと、切断するシート束の断裁縁を押圧支持する断裁縁プレスユニット65bと、断裁刃ユニット65cで構成されている。ターンテーブルユニット65aは前記折りロール63から送られたシート束をニップした状態で旋回するように構成され、同時に断裁処理位置Gにシート束を搬送セットする。上記断裁縁プレスユニット65bはシート束の断裁縁を押圧支持するように製本経路と直交する方向に移動自在の加圧部材を備え、シート束を押圧支持するように構成されている上記断裁刃ユニット65cは平刃状の断裁刃と、シート束を挟んでこの断裁刃と対向する刃受け部材と、断裁刃を駆動するカッタモータとから構成されている。
上記断裁手段65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。この断裁処理位置Gの下流側には搬出ローラ66と収納スタッカ67が配置されている。この収納スタッカ67は図示のようにシート束を倒立状態で収納するようになっている。そしてこの収納スタッカ67には図示しない満杯検知センサが配置され、収納スタッカ67に収納されるシート束の満杯状態を検出して、オペレータにその除去を警告するようになっている。
また、上記断裁処理位置Gの下方には収納スタッカ67と並列に屑収納ボックス68が設けられ、断裁刃で切断した紙片を収納する。このため、断裁位置Gの直下にはスイーパ手段69が設けられ、このスイーパ手段69は図示しない駆動モータによって図2左右方向に揺動し、シート束を断裁する際は断裁位置Gの直下に位置して切断片を屑収納ボックス68に案内し、断裁後は断裁位置Gから退避してシート束を収納スタッカに収容可能に退避するようになっている。また、上記屑収納ボックス68には内部に収納された切断紙片の収納量を検知するフル検センサ(満杯検知センサ)SfとニアーフルセンサSnが配置してある。このニアーフルセンサSnはシート束の断裁中に満杯とならないように例えばシート束の周縁を断裁する1回分に相当する紙片を収容可能な状態でこれを検出するように配置されている。
上述の製本装置Bには後処理装置Cが配置され、この後処理装置Cは前記表紙搬送経路34(第1シート搬送経路)に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステップルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置Aからの印刷シートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、このシートにステップル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ37に搬出する。また、このような後処理を施すことなく画像形成装置Aからのシートを排紙トレイ37に収納するようになっている。
本発明は上述の構成において、製本経路33にシート束の搬送が可能であるか否かを判別する搬送監視手段73を設け、この搬送監視手段73で製本経路33内がシート束の搬送不能状態のときには、表紙搬送経路34に滞留する表紙シートを退避経路に退避させ、この表紙搬送経路34からその下流側の排紙トレイ37に画像形成装置Aからのシートを給送するようにしたものである。このため製本経路33には以下の搬送監視手段73が配置されている。
図示のものは前記表紙綴位置Fの下流側に例えば断裁処理中のシート束が存在し、同時に上流側の集積部40或いは接着剤塗布位置Eに後続するシート束が存在する場合を想定している。そして表紙綴位置Fの下流側においてシート束の搬送不能状態をセンサで検出して搬送不能か否かを判別する。この搬送監視手段73は、(1)前記ターンテーブルユニット65aの動作不良、断裁縁プレス手段65bの動作不良、断裁刃ユニット65cの動作不良を検出するセンサ、(2)製本経路33の表紙綴位置Fの下流側でシートジャム(紙詰り)を検知するセンサ、(3)シート束収納スタッカ67の満杯状態を検出するセンサ、(4)屑収納ボックス68の満杯状態を検出するセンサ、などを配置する。そしてこれらのセンサの検知信号に応じて製本経路33内にシート束を搬送することが不能な状態を判別する。
上記(1)前記ターンテーブルユニット65a、断裁縁プレス手段65b、断裁刃ユニット65cの動作不良を検出するセンサは図示しないが、それぞれの動作を検出するセンサを配置する。例えばターンテーブルユニット65aの場合にはシート束をニップする可動側のグリッパ機構にシートセンサを設け、この可動側グリッパを駆動するモータが所定時間経過してもシートと接触(ニップ)しないときには動作不良と判断する。同様に断裁縁プレス手段65bも可動側押圧片が駆動モータを所定時間駆動してもシートと接触しないときにはシートセンサでこれを検出し動作不良と判断する。また断裁刃ユニット65cも、例えばその待機位置と断裁位置Gにセンサを配置しカッタモータが所定時間作動しても待機位置から断裁位置Gに移動しないときには動作不良と判断する。
また、上記(2)製本経路33の表紙綴位置Fの下流側でシートジャム(紙詰り)を検知するセンサの構成は、図示しないが経路中にシート束の有無を検出するセンサを配置し、上流側のセンサがシートを検出した後、所定時間経過しても下流側のセンサがシートを検出しないときにはジャム(紙詰り)と判断する。
上記(3)シート束収納スタッカ67の満杯状態を検出するセンサの構成はスタッカ67にフル検知センサ或いはニアーフル検知センサを配置し、これらのセンサで満杯状態を判断する。
上記(4)屑収納ボックス68の満杯状態を検出するセンサの構成は前述のように屑収納ボックス68内にフル検センサ(満杯検知センサ)SfとニアーフルセンサSnなどを配置する。そしてこれらのセンサの検知信号に応じて製本経路33内にシート束を搬送することが不能な状態を判別する。
上述のように構成された搬送監視手段73の制御について説明する。図5は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU70にコントロールパネル71と、モード設定手段72を設ける。そして製本装置Bの制御部には制御CPU75を設け、この制御CPU75は製本処理実行プログラムをROM76から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。またこの制御CPU75には画像形成装置Aの制御CPU70から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、予約ジョブ(実行中の動作モードに後続する次の後処理モード)その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。そこで制御CPU75には前述した搬送監視手段73を組込み、この搬送監視手段73には前述の各センサ(ターンテーブルユニット、断裁縁プレスユニット、断裁刃ユニット、収納スタッカ満杯センサ、屑ユニット満杯センサなど)の検知信号を接続する。すると、上記製本動作の実行に伴って各センサの状態検知信号から搬送監視手段73はシート束の搬送が可能か否かを判別することとなる。
上記搬送監視手段73でシート束の搬送が不能と判断したときは、制御CPU75は画像形成装置Aの表示部に「用紙ジャム」「収納スタック満杯」「屑ボックス満杯」「断裁刃交換」「プレス手段異常」などの検知情報に適合した警告信号(図示73b)を発する。これと前後して制御CPU75は表紙シートが表紙搬送経路34に残留するか否かを判断する。この判断は、表紙搬送経路34に配置されたセンサからシート有無を検知するか、或いは制御CPU75で実行する動作フローか、いずれかの方法で表紙シートの有無を判別(図示73c)する。そして表紙シートが表紙搬送経路34に存在するときには制御CPU75は表紙シートの退避動作を実行する。
上記退避動作は前記表紙搬送経路34の搬送ローラ34aを駆動する駆動モータを逆転させる。すると搬送ローラ34aは給紙方向と逆方向に回転し表紙シートは図2右方向にバックする。このとき経路切換フラッパ36は作動ソレノイドで、経路切換片28はその自重でそれぞれ図3の状態に位置し、表紙シートをインサータ装置26の給紙経路27に案内する。これと同時に制御CPU75は給紙経路27に配置されている搬送ローラ27aを給紙方向と逆方向に回転駆動する。すると表紙シートは表紙搬送経路34から離れた給紙経路27内に搬入され図3の状態に退避する。なおこの場合図示しないが給紙経路27には表紙シートを検出するセンサを設け、このセンサからシートサイズに応じた搬送量で表紙シートを退避させる。
前記制御CPU75の制御動作を図6に示す動作フローに基づいて説明する。前記画像形成装置Aのコントロールパネル71で画像形成条件と後処理モードを設定する(St001)。この後処理モードは例えば「プリントアウトモード」「製本処理モード」「ステップルモード」「スタンプモード」「パンチモード」「ジョグモード」などに設定する。プリントアウトモードは画像形成したシートを製本及び後処理することなく排紙トレイ37(図示のものは後処理装置に備えられている)に搬出収納する。
製本モードは画像形成されたシートを部揃え集積して表紙シートと綴合わせて収納スタッカ67に収納する。また、ステップルモードは画像形成されたシートを後処理装置Cに備えられたステップルユニットによってステップル綴じし、スタンプモードは捺印処理し、同様にパンチモードはパンチ処理を、ジョグモードは仕分け処理をそれぞれ後処理装置で実行し、その後排紙トレイ37に収納する。
そこで後処理モードとして「製本モード」が選択された場合、画像形成装置Aは画像形成を実行し、画像形成したシートを排紙口14に搬出する(St002)。製本装置Bではこのシートを搬入経路31に受入れる。このとき制御CPU75は経路切換フラッパ36を図2の状態に位置させてシートを中紙搬送経路32に案内する(St003)。このシートは搬送ローラ32aで排紙口32bに送られ、集積トレイ41上に順次積載収納する(St004)。
そこで画像形成装置Aからジョブ終了信号(St005)を受けると、制御CPU75は前記グリップ搬送手段47で集積トレイ上のシート束を搬出し、その姿勢を90度偏向する。これによって集積トレイ41上に部揃えされたシート束は水平姿勢から鉛直姿勢に偏向され製本経路33を下流側の接着剤塗布手段55に移送される(St006)。このシート束の接着剤塗布位置Eへの給送セットと前後して制御CPU75は表紙シートを表紙搬送経路34から給送する(St007)。この表紙シートは画像形成装置Aから画像形成されて供給される場合と前記インサータ装置26から供給される場合がある。インサータ装置26から供給する場合には制御CPU75は給紙手段(図示せず)を作動して給紙トレイ26aからシートを1枚ずつ分離して給紙経路27に給送する。
給紙経路27に送られたシートは搬送ローラ27aで搬入経路31に搬送される。このとき制御CPU75は経路切換フラッパ36を図3の状態に位置させ、表紙搬送経路34に案内する。この表紙搬送経路34にはシートの姿勢を矯正するレジ機構34bが備えられ、このレジ機構34bで整合されたシートはこの位置から所定量搬送されることによって表紙綴位置Fに到達し静止セットされる(St008)。この表紙シートの給送セットに次いで制御CPU75は接着剤塗布手段55を駆動して接着剤塗布位置Eにセットされているシート束に接着剤を塗布する(St009)。この接着剤塗布動作の終了後制御CPU75はシート束を前記グリップ搬送手段47で下流側の表紙綴位置Fに移送する。するとこの位置には表紙シートがセットされているためシート束は逆T字状に接合される。この状態で前記背折プレート62が表紙シートの背部を図4(c)のようにプレス成形する(St010)。
この製本処理の過程で前述の搬送監視手段73は表紙綴位置Fの下流側の製本経路33にシート束を搬送することが可能か否かを判別している(St011)。この判別の詳細は後述する。搬送監視手段73から異常が検出されないとき制御CPU75は表紙綴位置Fからシート束を、折りロール63を介して前記ターンテーブルユニット65aに移送する。そしてターンテーブルユニット65aで所定姿勢に偏向した後、断裁位置Gにシート束を送り、断裁刃ユニット65cで所定量断裁する。
次いでターンテーブルユニット65aはシート束の姿勢を偏向し、同様に周縁を断裁する。このようにシート束の天部、地部、小口部を断裁する(St012)。断裁終了後、制御CPU75はターンテーブルユニット65aのシート把持を解除し、断裁後のシート束を搬出ローラ66に引渡す。搬出ローラ66はこのシート束を収納スタッカ67に搬入して収容する(St013)。なおこのとき制御CPU75はスイーパ手段69を図2鎖線位置に移動退避させる。
次いでシート束が収納スタッカ67に搬入されると、制御CPU75は後続する製本モードのシートが存在するか否かを判断(St014)し、存在しないときにはジョブエンド信号を発してすべで動作を終了する。また、「製本モードの後続シート」が存在する場合には、先行するシート束が前記集積トレイ41からグリップ搬送手段47に引渡された後、画像形成装置Aはこの後続するシートに画像形成し、上記先行するシート束の製本処理と並行してこの後続シートを集積トレイ41に集積する。そして上記先行するシート束が断裁位置Gに移送された後、後続するシート束に接着剤塗布、表紙綴じ動作、断裁動作を同様に実行する。
そこで前記搬送監視手段73は表紙綴位置Fの下流側の製本経路33にシート束を搬送することが可能か否かを判別し(St011)、この搬送監視手段73で「搬送不能と判断した場合」には、制御CPU75は「次ジョブが設定予約」されているか否かを判断し(St015)、予約されている場合には次ジョブが製本モードであるか否かを判断する(St016)。そこで製本モードのときには制御CPU75は表紙搬送経路34に表紙シートが存在するか否かを判断(St017)する。この表紙シートが存在するか否かの判断、即ち製本経路33に表紙シートが残留するか否か判断は、前述したように表紙搬送経路34に配置したセンサで検知するか、或いは制御動作の実行手順から判断する。
そして制御CPU75は上記ステップSt015乃至St017でいずれも「yes」のときには、表紙シートを退避経路に退避させる。この退避経路は前述したようにインサータ装置26の給紙経路27にシートをバックさせるか或いは中紙搬送経路32にシートをスイッチバックさせる(St018)。次いで制御CPU75は画像形成装置Aで後続する次シートが搬出されるとこのシートを搬入口31aから受取り、搬入経路31、経路切換フラッパ36、表紙搬送経路34、排紙経路35を経て後処理装置Cの後処理経路38に送り、この後処理経路38から排紙トレイ37に搬出収納する(St019)。
上記次ジョブが終了(St020)した段階、及び前記ステップSt015乃至St017で「no」と判断されたとき、制御CPU75は装置異常信号を発し、例えば画像形成装置Aのコントロールパネル71にその旨(表示方法は前述したとおり)の表示を行う(St021)。そして上記警告に従って異常処置が施される(St022)と制御CPU75は退避経路の表紙シートを表紙綴位置Fに給送セット(St023)し、表紙綴じ動作を継続続行する(St024)。
尚、ここで前記搬送監視手段73による監視状態を図7乃至図10に基づいて説明する。図7は製本経路33の下流側に配置された断裁部(前記断裁位置Gにおける断裁動作)の監視状態を示す。同図において前記制御CPU75は収納スタッカ67が満杯であるか否かを判断(St030)する。また、収納スタッカ67の開閉ドアが開放(収納不能状態)されているが否かを判断(St031)する。また、屑ボックス68が満杯であるか否かを判断(St032)する。また、屑ボックス68が収納位置にセットされているか否かを判断(St033)する。また、屑ボックス68が前回収納位置に未セットで今回セットされたか否かを判断(St034)する。そして上記各ステップの判断で「no」のときにはステップSt030に戻り同様の判断を繰返す「監視ルーチン」実行するように構成されている。そして各ステップの判断で「yes」と判断されると制御CPU75は例えば画像形成装置Aの表示部にその旨の異常表示をしてオペレータに処置を促す。
図8は前述したステップSt015乃至St017の詳細を図示したものでありその説明を省略する。また図9は前述した断裁部の動作の詳細を示すものであり、その説明を省略する。同様に図10は前述したステップSt023及びSt024の動作の詳細を示し、図面から明らかであるのでその説明を省略する。
本発明の画像形成システムの全体構成図。 図1のシステムにおける製本装置の詳細説明図。 図2の装置における表紙シートの退避経路を示す説明図。 図2の装置に於ける表紙綴じ動作の説明図であり、(a)は接着剤塗布状態を示し、(b)はシート束と表紙シートを接合した状態、(c)は背折り成形する状態、(d)は折りロールで搬出する状態を示す。 図2の装置に於ける制御部の構成を示すブロック図。 図2の装置に於ける制御部の動作手順を示すフローチャート。 図2の装置に於ける搬送監視手段の監視ルーチンの説明図。 図6のフローチャートにおける要部詳細説明図。 図6のフローチャートにおける要部詳細説明図。 図6のフローチャートにおける要部詳細説明図。
符号の説明
26 インサータ装置
26a 給紙トレイ
27 給紙経路
28 経路切換片
31 搬入経路(第1シート搬送経路)
31a 搬入口
31b 搬送ローラ
32 中紙搬送経路
32a 搬送ローラ
33 製本経路(第2シート搬送経路)
34 表紙搬送経路(第1シート搬送経路)
34a 搬送ローラ
35 排紙経路
36 経路切換フラッパ
37 排紙トレイ
38 後処理経路
38a 搬送ローラ
40 集積部
41 集積トレイ
47 グリップ搬送手段
55 接着剤塗布手段
60 表紙綴じ手段
65a ターンテーブルユニット
65b 断裁縁プレスユニット
65c 断裁刃ユニット
66 搬出ローラ
67 収納スタッカ
68 屑収納ボックス
69 スイーパ手段
70 制御CPU(画像形成装置)
73 搬送監視手段
75 制御CPU(製本装置)
76 ROM

Claims (10)

  1. 画像形成装置の排紙口に連結され、画像形成されたシートを束状に集積して製本する製本装置であって、
    画像形成装置からのシートを搬入する搬入経路と、
    この搬入経路から分岐して配置され、シートを順次集積部に搬送する中紙搬送経路と、
    上記集積部からのシート束に順次製本処理を施す製本経路と、
    上記製本経路に配置された表紙綴位置に交差し、この表紙綴位置に上記搬入経路から表紙シートを給送する表紙搬送経路と、
    上記製本経路の下流側に配置され、製本処理されたシート束を収納する製本シートスタック手段と、
    上記表紙搬送経路の下流側に配置され上記搬入経路からのシートを搬出する排紙経路と、
    上記搬入経路、表紙搬送経路及び製本経路にそれぞれ配置されたシート搬送手段と、
    上記各シート搬送手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、上記表紙綴位置の上流側及び/又は下流側の製本経路におけるシート束の搬送が可能であるか否かを判別する搬送監視手段を備え、
    上記制御手段は、上記搬送監視手段で上記製本経路にシート束の搬送が不能と判別したとき、上記表紙搬送経路に滞留する表紙シートをこの表紙搬送経路と異なる退避経路に退避させることを特徴とする製本装置。
  2. 前記制御手段は前記搬送監視手段でシート束の搬送が不能と判断したとき、前記表紙搬送経路に滞留する表紙シートを前記中紙搬送経路に退避させることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記搬入経路にはシートを順次給送するインサータ装置が連接され、
    このインサータ装置はシートを積載収容するトレイ手段と、このトレイ手段からのシートを上記搬入経路に案内する給紙経路が備えられ、
    前記制御手段は前記搬送監視手段でシート束の搬送が不能と判断したとき、前記表紙搬送経路に滞留する表紙シートを上記給紙経路に退避させることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  4. 前記製本経路には、
    前記表紙綴位置の下流側にシート束を断裁するシート断裁手段と、
    このシート断裁装置の切断紙片を収容する屑収納ボックスが配置され、
    前記搬送監視手段は、上記屑収納ボックスの収納量を検出するセンサ手段を備え、
    前記制御手段は、上記屑収納ボックスの収納量が満杯又は満杯に近い状態のとき、前記表紙搬送経路に滞留する表紙シートをこの表紙搬送経路と異なる退避経路に退避させることを特徴とする請求項1乃至3に記載の製本装置。
  5. 前記製本経路には前記表紙綴位置の上流側にシート束に接着剤を塗布する接着剤塗布手段が配置され、
    前記監視手段は、上記接着剤塗布手段の塗布動作を検出するセンサ手段を備え、
    前記制御手段は、上記接着剤塗布手段による塗布動作が実行不能のとき、前記表紙搬送経路に滞留する表紙シートをこの表紙搬送経路と異なる退避経路に退避させることを特徴とする請求項1乃至3に記載の製本装置。
  6. 画像形成装置の排紙口に連結され、画像形成されたシートを束状に集積して製本する製本装置であって、
    画像形成装置からのシートを搬入する搬入口と、
    上記搬入口からのシートを略水平方向に搬送する第1シート搬送経路と、
    上記搬入口から分岐して、シートを集積部に搬送する中紙搬送経路と、
    上記集積部からのシート束を略鉛直方向に搬送する第2シート搬送経路と、
    上記第1及び第2シート搬送経路の交差部に配置された表紙綴じ手段と、
    上記第1シート搬送経路の下流側に配置され上記搬入口からのシートを製本処理することなく搬出する排紙経路と、
    上記第2シート搬送経路の下流側に配置され、製本処理されたシート束を収納する製本シートスタック手段と、
    上記第1及び第2シート搬入経路にそれぞれ配置されたシート搬送手段と、
    上記各シート搬送手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、上記第2シート搬送経路におけるシート束の搬送が可能であるか否かを判別する搬送監視手段を有し、
    上記制御手段は、上記搬送監視手段でシート束の搬送が不能と判別したとき、上記第1シート搬送経路に滞留する表紙シートをこの第1シート搬送経路と異なる退避経路に退避させることを特徴とする製本装置。
  7. 前記第1シート搬送経路にはシートを順次給送するインサータ装置が連接され、
    このインサータ装置はシートを積載収容するトレイ手段と、このトレイ手段からのシートを上記第1シート搬送経路に案内する給紙経路が備えられ、
    前記制御手段は前記搬送監視手段でシート束の搬送が不能と判別したとき、前記第1シート搬送経路に滞留する表紙シートを上記給紙経路又は前記中紙搬送経路に退避させることを特徴とする請求項6に記載の製本装置。
  8. 画像形成装置と、
    上記画像形成装置からのシートに製本処理を施す製本装置と、
    上記製本経路に連接され、この製本装置を経由して上記画像形成装置からのシートに後処理を施す後処理装置とを備え、
    上記製本装置は請求項1乃至3のいずれか1項の構成を有し、
    上記後処理装置は、上記画像形成装置からのシートを製本処理することなく収納する収納トレイ手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記搬送監視手段でシート束の搬送が不能と判別したとき、前記表紙搬送経路に滞留する表紙シートを退避経路に退避させ、
    この表紙シートの退避後、上記画像形成装置からの後続するシートを上記収納トレイ手段に前記表紙搬送経路を介して搬送することを特徴とする画像形成システム。
  9. 前記画像形成装置は処理モード設定手段を備え、
    この処理モード設定手段は、上記画像形成装置からのシートを製本処理する製本モードと、
    上記画像形成装置からのシートにパンチ、スタンプなどの後処理を施す後処理モードと、
    上記画像形成装置からのシートを製本処理及び後処理を施すことなく収納するスタックモードとを有し、
    前記制御手段は、
    上記製本モードのとき前記搬送監視手段でシート束の搬送が不能と判別した場合、後続するシートが上記後処理モード又はスタックモードに設定されているときには前記表紙搬送経路に滞留する表紙シートを退避経路に退避させ、
    上記画像形成装置からの後続シートを上記後処理装置に前記表紙搬送経路を介して搬送することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記制御手段は前記後処理モード又はスタックモードの実行後に、前記退避経路に退避した表紙シートを前記表紙綴位置に給送することを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
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