JP2008042760A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】目的のキャリア(搬送波)が存在しない周波数帯域の受信信号を受信した場合や受信状態が良好でない場合であっても、ノイズが出力されない受信装置を提供する。
【解決手段】第1復調器13A内にキャリア検出回路22及びミュート回路23を設けた。そして、キャリア検出回路22は、キャリア(搬送波)が無い又は受信状態が良好でないために受信した受信信号が非常に弱いと判断した場合、ミュート回路23を活性化するミュート制御信号Smを出力して、スピーカシステムに如何なる信号を供給しないようにミュート処理を行うようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、受信装置に関する。
一般に、テレビ等に搭載された受信装置においては、アンテナを通して受信した受信信号のなかから所望の周波数帯域のキャリア(搬送波)の放送波を選択し、その選択された放送波から音声信号と映像信号とをそれぞれ別々の復調回路によって復調するようにしている。そして、音声信号は、プログラマブルゲインコントロール増幅器(PGA)を通して所定の強度範囲の信号に増幅されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。その後、アナログ・デジタル変換回路(A/D変換器)によってデジタル信号化され、続いて、各種フィルタを介して波形整形された後、復調回路によって復調されている。
特開2005−27056号公報
ところで、前記プログラマブルゲインコントロール増幅器(PGA)では、ゲイン値調整がデジタル音声信号の電界強度に基づいてフィードバック制御される。そして、このフィードバック制御によって、デジタル音声信号の強度が小さければゲイン値を高くし、大きければゲイン値を低くなるように制御するようになっている。
従って、目的のキャリア(搬送波)が存在しない周波数帯域の放送波や放送波の受信状態が良好でない場合では、デジタル音声信号の強度が非常に小さくなることから、プログラマブルゲインコントロール増幅器(PGA)のゲイン値は非常に高い値に設定される。この結果、復調回路によって復調される信号はノイズとなるため、大きなノイズが出力されて耳障りな音が発せられてしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、目的のキャリア(搬送波)が存在しない周波数帯域の放送波を受信した場合や放送波の受信状態が良好でない場合であっても、ノイズが出力されない受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る受信装置は、受信信号を、所定の信号処理を施した処理後の信号の強度に応じて増幅する増幅器と、前記受信信号を復調する復調器とを備えた受信装置において、前記復調器によって前記受信信号を復調した復調信号の信号強度と、キャリアが存在しない無線信号を復調した場合の復調信号の信号強度との比較結果に基づいて、前記受信した無線信号のキャリアの有無を検出するキャリア検出回路と、前記キャリア検出回路によって前記受信信号にキャリアが無いと判断された場合、前記増幅器によって増幅された信号をミュート処理するミュート回路とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、復調器によって復調された復調信号の振幅強度が、キャリア(搬送波)が存在しない受信信号を復調した信号の振幅強度よりも小さい場合、キャリア検出回路はキャリア検出回路にてキャリア(搬送波)が無いと判断し増幅器によって増幅された信号はミュート処理される。従って、キャリア(搬送波)が無い、又は受信状態が良好でないために受信した受信信号が非常に弱い場合、ノイズを出力しない受信装置を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の受信装置において、前記キャリア検出回路は、前記キャリアが存在しない無線信号を復調した場合の復調信号の信号強度よりも小さい前記復調信号の信号強度を有した前記受信信号を入力した入力数をカウントする第1カウンタと、前記キャリアが存在しない無線信号を復調したときの復調信号の信号強度よりも小さい前記復調信号の信号強度を有した前記受信信号を所定期間内に連続して入力した入力数をカウントする第2カウンタと、を備え、前記第2カウンタのカウント値が予め設定された設定カウント値になったときに前記増幅器によって増幅された信号をミュート処理するようにしたことを特徴とする。
この発明によれば、第1カウンタのカウント値は前記キャリアが存在しない無線信号を受信する頻度を示し、第2カウンタのカウント値は前記キャリアが存在しない無線信号をどれだけの期間連続して受信したかを示す。従って、この頻度と連続性に基づいてミュート処理がなされることから、キャリアの有無を適切に判断することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の受信装置において、前記復調器は、受信した前記受信信号を複数の復調モードでそれぞれ復調することを特徴とする。
この発明によれば、一つの受信装置で異なった変調モードで変調された各受信信号を、キャリア(搬送波)が無い又は受信状態が良好でないために受信した受信信号が非常に弱い場合ではノイズを出力することなく、復調することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の受信装置において、前記複数の復調モードは、FM復調モード及びAM復調モードであることを特徴とする。
請求項1〜4に記載の発明によれば、キャリア(搬送波)が無い、又は受信状態が良好でないために受信した受信信号波が非常に弱い場合には、ノイズを出力しない受信装置を実現することができる。
以下、本発明の受信装置をテレビに搭載された受信装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る受信装置10は、増幅器としてのプログラマブルゲインコントロール増幅器(以下、「PGA」という)11、アナログ・デジタル変換回路(以下、「A/D変換器」という)12、第1復調器13A及び第2復調器13Bを備えている。
PGA11は、公知の自動増幅回路であって、図示しないアンテナを通して受信した受信信号としての音声波SIFを入力する。この音声波SIFは、所定の周波数帯域のキャリア(搬送波)に音声信号が乗った信号である。PGA11は、入力した音声波SIFをその電界強度が所定の強度範囲に収まるように増幅する。本実施形態のPGA11は、後段のA/D変換器12から出力されるデジタル音声波SIFoの電界強度に基づいてゲイン値Gaを算出するようにしている。そして、デジタル音声波SIFoの強度が大きければ小さなゲイン値Gaで、また、デジタル音声波SIFoの強度が小さければ大きなゲイン値Gaで音声波SIFを増幅することで音声波SIFの電界強度を所定の強度範囲に収まるように増幅する。
A/D変換器12は、PGA11によって増幅された音声波SIFをデジタル信号に変換してデジタル音声波SIFoを生成するとともに、該デジタル音声波SIFoを後段の
第1及び第2復調器13A,13Bへそれぞれ出力する。
第1復調器13Aは、デジタル音声波SIFoに基づいて音声信号をAM復調又はFM復調するとともに、復調した音声信号が予め設定された強度未満である場合にはミュート処理を行う。第2復調器13Bは、デジタル音声波SIFoに基づいて音声信号をFM復調又はDQPSK復調するとともに、復調した音声信号が予め設定された強度未満である場合にはミュート処理を行う。尚、第2復調器13BにてFM復調する際には、第1復調器13Aに設けられた内部回路の一部と協働して復調処理されるようになっている。
そして、各第1復調器13A及び第2復調器13Bにて生成された復調信号は、図示しないスピーカシステムに供給されるようになっている。
図2は、第1復調器13Aの内部構成を説明するためのブロック回路図である。図2に示すように、第1復調器13Aは、ミキサ15、CIC(Cascaded Integrated Comb)フィルタ16a,16b、オートゲインコントロール増幅器(以下、「AGC増幅器という」)17a,17b,17c,17d、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ1
8a,18b、コーディック演算器19を備えている。また、第1復調器13Aは、微分回路20、復調モード切替回路21、復調モード制御部21a、キャリア検出回路22、ミュート回路23、ダウンサンプリング回路24a、24b、直流検出回路25、直流除去回路26、ディエンファシス回路27、プリスケール・ミュート回路28及びデマトリクス回路29を備えている。
ミキサ15は、前記A/D変換器12によってデジタル処理されたデジタル音声波SIFoを入力し、実数成分の信号Iと虚数成分の信号Qに分離する。そして、実数成分の信号Iは、CICフィルタ16a→AGC増幅器17a→FIRフィルタ18a→AGC増幅器17bの順に通過されることによって所定の利得帯域の信号に波形整形され、その後、後段のコーディック演算器19に送信される。同様に、ミキサ15から出力された虚数成分の信号Qは、CICフィルタ16b→AGC増幅器17c→FIRフィルタ18b→AGC増幅器17dの順に通過させることによって所定の利得帯域の信号に波形整形され、その後、後段のコーディック演算器19に送信される。
コーディック演算器19は公知の演算回路であって、波形整形された実数成分の信号Iと波形整形された虚数成分の信号Qに基づいて、音声波SIF(デジタル音声波SIFo)の位相成分の信号SPと振幅成分の信号SAを算出する。つまり、位相成分の信号SPは音声信号及びキャリア(搬送波)の位相成分を有した信号であり、振幅成分の信号SAは音声信号及びキャリア(搬送波)の振幅成分を有した信号である。
そして、位相成分の信号SPは微分回路20に送信されるとともに、振幅成分の信号SAは復調モード切替回路21及びキャリア検出回路22へ送信される。
微分回路20は、入力された位相成分の信号SPと、該信号SPよりも先の時刻に入力された信号SPとの差分値に応じた信号SFを出力する。受信された音声波SIFがFM変調である場合、入力された位相成分の信号SPと該信号SPよりも先の時刻に入力された信号SPとの差分値は音声信号に対応することから、微分回路20を通すことによって音声波SIFはFM復調されることとなる。そして、このFM復調された音声信号SFは、復調モード切替回路21に出力される。
復調モード切替回路21は、受信した音声波SIFを、AM復調モードで復調するか又はFM復調モードで復調するかを切り替え制御する回路であって、復調モード制御部21aから出力される切替制御信号Skによってどちらのモードで制御されるかが選択される
ようになっている。尚、本実施形態の復調モード制御部21aは、図示しない外部装置から供給される外部信号に応じてAM復調モードの旨の切替制御信号Skを出力するか、又は、FM復調モードの旨の切替制御信号Skを出力するかが決定されるようになっている。
そして、FM復調モードに設定された場合では、復調モード切替回路21は、コーディック演算器19から出力された振幅成分の信号SAを遮断し、微分回路20にて復調された音声信号SFを後段のミュート回路23に送信する。そして、音声信号SFは、ミュート回路23、ダウンサンプリング回路24a,24b、直流除去回路26、ディエンファシス回路27、プリスケール・ミュート回路28、デマトリクス回路29をそれぞれ通して所定の利得帯域の信号に波形整形され、外部のスピーカシステムに出力される。
一方、復調モード切替回路21がAM復調モードに設定された場合では、復調モード切替回路21は、音声信号SFを遮断し振幅成分の信号SAを後段のミュート回路23に送信する。尚、振幅成分の信号SAは、前述したように、音声信号及びキャリア(搬送波)の振幅成分を有しており、AM復調モードにおいては、受信した音声信号の振幅成分に比例したものである。
そして、振幅成分の信号SAは、ミュート回路23、ダウンサンプリング回路24a,24b、直流検出回路25、直流除去回路26、ディエンファシス回路27、プリスケール・ミュート回路28、デマトリクス回路29を介してキャリア(搬送波)の振幅成分が除去されるとともに所定の利得帯域の信号に波形整形されることによってAM復調される。そして、そのAM復調された信号は、外部のスピーカシステムに出力される。
ミュート回路23は、キャリア検出回路22からのミュート制御信号Smに従って活性化又は非活性化される。Hレベルのミュート制御信号Smが供給されるとミュート回路23が活性化され、後段のダウンサンプリング回路24aに如何なる信号を通過させないようにミュート処理を行う。そして、ミュート処理がなされなかった場合、コーディック演算器19から出力される信号は、公知のダウンサンプリング回路24a,24b、直流除去回路26、ディエンファシス回路27、プリスケール・ミュート回路28、デマトリクス回路29を介してスピーカシステムに出力される。
従って、スピーカシステムには如何なる信号も出力されないことから、スピーカからはノイズが発せられない。また、Lレベルのミュート制御信号Smが供給されるとミュート回路23が非活性化される。すると、コーディック演算器19から出力される信号は、後段のダウンサンプリング回路24aに送信される。従って、スピーカシステムには復調信号が供給されることから、スピーカからは音声信号に応じた音声が出力される。
図3に示すように、第2復調器13Bは、識別信号検出回路30aが設けられ、復調モード切替回路21及びデマトリクス回路29が設けられていないこと以外は前記第1復調器13Aと同じ構成である。従って、同一の部材に対して同じ符号を付すとともに、第2復調器13Bについての詳細な説明を省略する。
そして、第2復調器13Bにおいては、FM変調モードの音声波SIFを受信した場合、プリスケール・ミュート回路28から出力される信号を第1復調器13Aに設けられたデマトリクス回路29(図2参照)を介してスピーカシステムに出力されるようになっている。
そして、第2復調器13Bにおいても、Hレベルのミュート制御信号Smが供給されるとミュート回路23が活性化されミュート処理がなされる。従って、スピーカシステムに
は如何なる信号も出力されないことから、スピーカからはノイズが発せられなくなる。また、Lレベルのミュート制御信号Smが供給されるとミュート回路23は非活性化される。従って、コーディック演算器19から出力される信号は、ミュート回路23によってミュート処理されることなく、各信号SP,SAを後段のダウンサンプリング回路24aに送信される。従って、スピーカシステムには復調信号が供給されることから、スピーカからは音声信号に応じた音声が出力される。
次に、前記キャリア検出回路22の詳細について図4に従って説明する。図4に示すように、キャリア検出回路22は、比較回路31、第1カウンタ32A、Dフリップフロップ33、一致回路34、第2カウンタ32B及びアンド回路36を備えている。
比較回路31は、コーディック演算器19から出力された前記振幅成分の信号SAと設定振幅値Aoと入力し比較する。この設定振幅値Aoは、キャリア(搬送波)が存在しない、又は放送波の受信状態が良好でないために非常に弱い音声波SIFを復調した場合の復調信号の振幅強度であって予め設定されたものである。そして、設定振幅値Aoは、例えば、図示しないROMに記憶され、所定のタイミングで比較回路31に読み込まれるようになっている。
比較回路31は、振幅成分の信号SAと設定振幅値Aoとを比較した結果、振幅成分の信号SAが設定振幅値Ao未満であると判断した場合、Hレベルの制御信号Svを後段の第1カウンタ32Aに出力する。つまり、キャリア(搬送波)が存在しない、又は放送波の受信状態が良好でないために非常に弱い音声波SIFを受信した場合、Hレベルの制御信号Svが出力されることとなる。また、比較回路31は、振幅成分の信号SAが設定振幅値Ao以上であると判断した場合、Lレベルの制御信号Svを第1カウンタ32Aに出力する。
第1カウンタ32Aは、比較回路31からの制御信号Svを入力する。そして、第1カウンタ32Aは、単位時間内にHレベルの制御信号Svの入力数をカウントし、そのカウント値が予め決められた所定の値未満の場合にはLレベルの制御信号Sqを、カウント値が所定の値以上の場合にはHレベルの制御信号Sqを出力する。また、第1カウンタ32Aは、単位時間を過ぎた毎にカウント値をリセットする(「0」にする)ようになっている。
本実施形態の第1カウンタ32Aは、周波数768kHzのサンプリング信号Ssがクロック信号として入力されるようになっている。また、周波数4kHzのリセット信号Rsが入力されるようになっている。従って、第1カウンタ32Aは、1ミリ秒間に192回(=768/4)、Hレベルの制御信号Svを検出し、制御信号SvがHレベルならば「1」加算カウントし、Lレベルならば加算カウントしないようになっている。そして、192回毎に、換言すると、0.25ミリ秒(=1/4kHz)毎にそのカウント値がリセットされることとなる。そして、0.25ミリ秒間にHレベルの制御信号Svの入力数をカウントし、そのカウント値が「3」以上となった場合にはHレベルの制御信号Sqを、また、「3」未満の場合にはLレベルの制御信号Sqを出力する。
そして、第1カウンタ32Aから出力されたHレベル又はLレベルの制御信号Sqは、Dフリップフロップ33のD入力端子及び一致回路34の一方の入力端子へ出力される。
Dフリップフロップ33は、前記リセット信号Rsと同じ信号がクロック信号CLKとし
て入力されるようになっている。本実施形態においては、4kHzの信号がクロック信号CLKとして入力されるようになっている。そして、Dフリップフロップ33は、クロック
信号CLKに応じたクロック期間(本実施形態では、1/4kHz=0.25ミリ秒間)毎
にそのD入力端子に入力した制御信号Sqの内容(Hレベル、Lレベル)を出力信号Sr1としてQ出力端子から一致回路34の他方の入力端子及びアンド回路36の一方の入力端子へ出力する。
一致回路34は、第1カウンタ32Aから出力された制御信号SqとDフリップフロップ33から出力された出力信号Sr1を比較する。そして、一致回路34は、Hレベルの制御信号SqとHレベルの出力信号Sr1とが入力された場合に、Hレベルの制御信号Sgを生成し第2カウンタ32Bへ出力する。
また、一致回路34は、Lレベルの制御信号SqとLレベルの出力信号Sr1が入力された場合、又は、制御信号Sq及び出力信号Sr1のいずれか一方がLレベルである場合に、Lレベルの制御信号Sgを生成し第2カウンタ32Bへ出力する。前述したように、制御信号Sqは、出力信号Sr1の単位時間前(本実施形態では、0.25ミリ秒前)の信号であることから、一致回路34は連続してHレベルの制御信号Sqを入力した場合にHレベルの制御信号Sgを出力することとなる。
第2カウンタ32Bは、前記リセット信号Rsと同じ信号がクロック信号CLKとして入
力されるようになっている。第2カウンタ32Bは、一致回路34から出力されるHレベルの制御信号Sgをカウントする。詳述すると、第2カウンタ32Bは、第2カウンタ32Bのカウント入力端子に制御信号Sgを入力するとともに、インバータ回路35を介してクリア入力端子に制御信号Sgを入力する。そして、第2カウンタ32Bは、クロック信号CLKに同期してカウント動作を行う。このとき、第2カウンタ32Bは、制御信号S
gがHレベルのとき、「1」加算カウントする。反対に、第2カウンタ32Bは、制御信号SgがLレベルのとき、加算値(カウント値)をクリアにする。
そして、第2カウンタ32Bは、そのカウント値が予め決められた設定カウント値未満の場合にはLレベルの出力信号Sr2を、又、設定カウント値以上の場合にはHレベルの出力信号Sr2をアンド回路36の他方の入力端子へ出力する。
本実施形態においては、4kHzの信号がクロック信号CLKとして入力されるようにな
っている。また、本実施形態においては、第2カウンタ32Bは、カウント値が「7」未満の場合にはLレベルの出力信号Sr2を、カウント値が「7」以上の場合にはHレベルの出力信号Sr2をアンド回路36の他方の入力端子へ出力するように予め設定されている。つまり、第2カウンタ32Bは、1.75ミリ秒間(=0.25ミリ秒×7)連続してHレベルの制御信号Sgが入力されたときにHレベルの出力信号Sr2をアンド回路36へ出力する。
アンド回路36は、一方の入力端子にDフリップフロップ33からの出力信号Sr1を入力し、他方の入力端子に第2カウンタ32Bからの出力信号Sr2を入力する。そして、アンド回路36は、出力信号Sr1と出力信号Sr2とがともにHレベルの時に検出フラグ37を「1」にしてHレベルのミュート制御信号Smをミュート回路23に出力する。
従って、キャリア検出回路22は、設定振幅値Aoよりも小さい振幅成分の信号SAを0.25ミリ秒以内に3回以上の頻度で受信し、かつ、それを1.75ミリ秒以上連続して受信した場合、キャリア(搬送波)が存在しない又は放送波の受信状態が良好でないために非常に弱い音声波SIFを受信したと判断してHレベルのミュート制御信号Smを出力する。そして、上記以外の場合にはLレベルのミュート制御信号Smを出力する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、各第1復調器13A及び第2復調器13B内にキャリア検出回路22とミュート回路23を設けた。そして、キャリア検出回路22にてキャリア(搬送波)が無い、又は放送波の受信状態が良好でないために受信した放送波が非常に弱いと判断した場合、ミュート回路23を活性化してミュート処理を行うようにした。この結果、キャリア(搬送波)が無い、又は放送波の受信状態が良好でないために受信した放送波が非常に弱い場合では、スピーカシステムからノイズが出力されることはない。
(2)本実施形態によれば、復調した復調信号に基づいて、キャリア(搬送波)が無い又は放送波の受信状態が良好でないために受信した放送波が非常に弱いと判断した場合にミュート回路23を活性化してミュート処理を行うようにした。従って、比較的キャリア(搬送波)が小さいものであっても、例えば、ゲイン値Gaに基づいてPGA11にて直ちにミュート処理を行うようにした場合に比べて、無駄なミュート処理を行うのを回避することができる。
(3)本実施形態によれば、キャリア検出回路22は、設定振幅値Aoよりも小さい振幅成分の信号SAを、0.25ミリ秒間以内に3回以上受信し、かつ、それを1.75ミリ秒以上連続で受信した場合、キャリア検出回路22はミュート回路23を活性化させるようにした。従って、設定振幅値Aoよりも小さい振幅成分の信号SAを0.25ミリ秒間以内に3回以上受信し、かつ、それを1.75ミリ秒以上連続で受信した音声波SIFを、キャリア(搬送波)が存在しない又は放送波の受信状態が良好でなく非常に弱い信号を受信したとしてミュート処理を行うことができる。
(4)本実施形態によれば、第1復調器13Aは、復調モード制御部21aから出力される切替制御信号Skによって、受信した音声波SIFを、AM復調モード又はFM復調モードに切り替えて復調するようにした。そして、各復調モード時にて、キャリア(搬送波)が無いと判断した場合、ミュート回路23が活性化されるようにした。従って、AM復調モード及びFM復調モードを切り替えて使用することができる受信装置において、キャリア(搬送波)が無い場合、又は放送波の受信状態が良好でないために受信した放送波が非常に弱い場合、ノイズを出力しないようにすることができる。
尚、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
上記実施形態では、キャリア検出回路22は、設定振幅値Aoよりも小さい振幅成分の信号SAを、0.25ミリ秒間以内に3回以上受信し、かつ、それを1.75ミリ秒以上連続で受信した場合、キャリア検出回路22はミュート回路23を活性化させるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、設定振幅値Aoよりも小さい振幅成分の信号SAを、0.25ミリ秒間以内に2回以上受信し、かつ、それを1.75ミリ秒以上連続で受信した場合であってもよい。また、設定振幅値Aoよりも小さい振幅成分の信号SAを、0.25ミリ秒間以内に3回以上受信し、かつ、それを1.00ミリ秒以上連続で受信した場合であってもよい。
このようにすることによって、キャリア(搬送波)が無い、又は放送波の受信状態が良好でないために受信した放送波の条件をより厳しくすることができる。
上記実施形態では、受信装置10は、FM変調モード及びAM変調モードにて受信した音声波SIFを復調可能な第1復調器13Aと、FM変調モードにて受信した音声波SIFを復調可能な第2復調器13Bとを備えたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1復調器13Aのみ、又は第2復調器13Bのみを備えた受信機であってもよい。
・上記実施形態では、第1復調器13Aは、FM変調モード及びAM変調モードにて受信した音声波SIFを復調可能としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、FM変調モードのみで受信した音声波SIFを復調する復調器としてもよい。
本実施形態に係る受信装置の構成を説明するためのブロック図。 第1復調器の構成を説明するためのブロック図。 第2復調器の構成を説明するためのブロック図。 キャリア検出回路の構成を説明するためのブロック図。
符号の説明
10…受信装置、11…増幅器としてのプログラマブルゲインコントロール増幅器、13A…復調器としての第1復調器、13B…復調器としての第2復調器、22…キャリア検出回路、23…ミュート回路、32A…第1カウンタ、32B…第2カウンタ。

Claims (4)

  1. 受信信号を、所定の信号処理を施した処理後の信号の強度に応じて増幅する増幅器と、前記受信信号を復調する復調器とを備えた受信装置において、
    前記復調器によって前記受信信号を復調した復調信号の信号強度と、キャリアが存在しない無線信号を復調した場合の復調信号の信号強度との比較結果に基づいて、前記受信した無線信号のキャリアの有無を検出するキャリア検出回路と、
    前記キャリア検出回路によって前記受信信号にキャリアが無いと判断された場合、前記増幅器によって増幅された信号をミュート処理するミュート回路と
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記キャリア検出回路は、
    前記キャリアが存在しない無線信号を復調した場合の復調信号の信号強度よりも小さい前記復調信号の信号強度を有した前記受信信号を入力した入力数をカウントする第1カウンタと、
    前記キャリアが存在しない無線信号を復調したときの復調信号の信号強度よりも小さい前記復調信号の信号強度を有した前記受信信号を所定期間内に連続して入力した入力数をカウントする第2カウンタと、を備え、
    前記第2カウンタのカウント値が予め設定された設定カウント値になったときに前記増幅器によって増幅された信号をミュート処理するようにしたことを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1または2に記載の受信装置において、
    前記復調器は、受信した前記受信信号を複数の復調モードでそれぞれ復調することを特徴とする受信装置。
  4. 請求項3に記載の受信装置において、
    前記複数の復調モードは、FM復調モード及びAM復調であることを特徴とする受信装置。
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