JP2008041954A - カーボン配線構造およびその製造方法 - Google Patents

カーボン配線構造およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LSIに適用されるカーボン配線の構造的安定性を高め、LSIプロセス中の表面平坦化処理との適合性を向上させる。
【解決手段】LSI用のカーボン配線構造は、層間絶縁膜を介して位置する第1導体(11)および第2導体(13)と、前記第1導体と第2導体を電気的に接続するカーボン配線(20)とを有し、前記カーボン配線は、前記第1導体と第2導体の間に延びる複数の炭素繊維(21)と、前記炭素繊維の間を充填する樹脂層(22)とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、LSIにおける配線構造に関し、特に、カーボンナノファイバやカーボンナノチューブを用いた配線構造と、その製造方法に関する。
LSI配線は、デバイス構造の微細化に伴い、耐ストレス性や高い電流密度での通電が要求されている。ITRS(International Technology Roadmap for Semiconductor)のロードマップによれば、現状のCu配線の将来的な行き詰まりを打破する新材料として、カーボンナノチューブが期待されている。
実際、カーボンナノファイバ、特にカーボンナノチューブ(CNT)のLSI配線への適用について、多くの研究が行われている。
例えば、図1に示すように、層間絶縁膜105にCu/Ta下部配線103に到達する開口106を設け、開口内にTi密着膜107を介してコバルト(Co)触媒108を配置して、カーボンナノファイバ(またはカーボンナノチューブ)121を成長させる方法が提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。CNTは、アルコールを原料ガスに用いた触媒CVD法、アセチレン等の炭化水素を含む雰囲気中で加熱する熱CVD法、炭化水素を用いて減圧下で成長させるプラズマCVD法などの方法により成長させることができる。図1の例では、開口106内に多層カーボンナノチューブ(MWNT:Multi-Walled Carbon Nanotube)121を成長して、MWNTビアコンタクト120を形成している。MWNTビアコンタクト120において、隣接し合うMWNT121の間は、空間となっている。その後、開口16外に伸びたMWNT121の側部および上部を覆うTi膜131と、さらにこれを覆うCu膜132を形成して上部配線とする。
カーボンナノチューブ(CNT)をLSI配線に適用する場合に懸念されるのが、配線構造を作製する際のプロセス整合性と、作成後の構造の安定性である。作製途中のプロセス整合性では、CNT成長をシリコンLSIデバイスに適用するためには、絶縁膜の耐熱温度との関係から、500℃以下の温度での処理が望ましい。また、多層配線の場合は、パターン形成をするために同一層内での平坦性が求められるが、平坦化の際には、配線を傷つけないような慎重なCMP工程が必要とされる。CMPによって、CNTと他の材料との界面の接合部分から剥がれる可能性が懸念されるからである。また、ビア孔やプラグ孔の中のCNTの間に隙間が生じると、LSTの内部で応力差が生じ、構造的に不安定になることも考えられる。
一方、上部配線と下部配線を接続するコンタクトプラグを、カーボンナノファイバで接続し、カーボンナノファイバの隙間を、金属膜で埋め込む構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、下部金属上に成長した低密度MWNTの間隙を、TEOS−SiO2膜で埋め込む方法も提案されている(たとえば、非特許文献2参照)。
Nihei et al., "Low-resistance Multi-walled Carbon Nanotube Vias with Parallel Channel Conduction of Inner Shell", Proc. IITC San Francisco, CA, Jun. 6-8, 2005, pp. 234-236 Jun Li. Et al., "Bottom-up approach for carbon nanotube interconnects", Applied Physics Letters, Vol. 82, N0. 15, 14 April, 2003, pp. 2491-2493 特開2005−109465号公報
このような技術背景から、本発明は、CNTを用いたLSI配線のプロセス適合性と構造安定性を向上することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明では、CNTの間を樹脂で充填して接続配線としての安定性を与え、多層LSIの製造プロセスで必要な表面平坦化処理に対する適合性を高める。
具体的には、本発明の第1の側面では、LSI用のカーボン配線構造を提供する。このカーボン配線構造は、
層間絶縁膜を介して位置する第1導体および第2導体と、
前記第1導体と第2導体を電気的に接続するカーボン配線と、
を有し、前記カーボン配線は、
前記第1導体と第2導体の間に延びる複数の炭素繊維と、
前記炭素繊維の間を充填する樹脂層と
を含む。
前記樹脂層は、たとえば、熱硬化性樹脂または比誘電率が4以下の低誘電率の有機SOGである。
ひとつの構成例では、第1導体および第2導体は異なる層に位置し、カーボン配線は積層方向の配線である。別の構成例では、第1導体および第2導体は同じ層に位置し、カーボン配線は横方向の配線である。積層方向のカーボン配線である場合、その表面は平坦化されている。
良好な構成例では、樹脂層は、ナノ金属微粒子、フラーレンなどの導電性ナノ微粒子を含む。
別の構成例では、樹脂層は、固形分を10〜20%、有機分を10〜20%、水分を10%程度含有し、粘度(cP)は1.5〜3.5の範囲である。
本発明の第2の側面では、LSI用カーボン配線の製造方法を提供する。この方法は、
(a)第1導体上に触媒を配置し、
(b)CVD法により前記触媒から炭素繊維を成長させ、
(c)前記炭素繊維の間を樹脂で充填し、
(d)前記炭素繊維の成長端と連結する第2導体を形成する
工程を含む。
良好な実施例では、樹脂の充填は、スピンコートにより行う。樹脂を塗布する際に、真空中での吸引を併せて行うと、さらに望ましい。
ひとつのプロセス例として、上記の方法は、
(e)前記第1導体を覆う絶縁膜を形成し、
(f)前記絶縁膜に、前記第1導体に到達する開口を形成し、
(g)前記開口内で、露出した前記第1導体上に触媒を配置し、
(h)前記炭素繊維を前記開口内で成長させる
工程をさらに含む。
別のプロセス例では、上記の方法は、
(e)絶縁膜上に所定のパターンの第1導体を形成し、
(f)前記第1導体の側壁に前記触媒を配置し、
(g)前記炭素繊維を横方向に成長させ、
(h)前記炭素繊維の端部と連結する第2導体を、前記絶縁膜上に形成する
工程をさらに含む。
カーボンナノファイバなどのカーボン配線を含む層を平坦化する際に、安定した処理が可能になる。また、接続の信頼性を向上することができる。
以下、図面を参照して、本発明の良好な実施形態を説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るLSI用のカーボン配線構造10の概略構成図である。カーボン配線構造10は、層間絶縁膜12を介して形成される下部配線(導電層)11および上部配線(導電膜)13と、これらの配線を接続するカーボン配線20を有する。カーボン配線20は、カーボンナノファイバやカーボンナノチューブなどの炭素繊維21と、炭素繊維21の間を充填する樹脂22とで構成される。図2の例では、炭素繊維は、カーボンナノチューブ(CNT)であり、その直径は1〜10nmであるが、直径が10〜1000nmのカーボンナノファイバであってもよい。あるいは、チューブ状グラファイト、カーボンナノホーン、コーン状グラファイト、ダイアモンドライクカーボンなどを用いることもできる。
樹脂22は、スピンコートによる塗布後に加熱、硬化された熱硬化性樹脂、有機SOG(Spin On Glass)材料などである。樹脂22の応力は、カーボンナノチューブ21に余分なストレスを与えることなく、安定して保持するために、50〜150MPである。絶縁性の樹脂を用いる場合は、その誘電率は2〜4程度、より好ましくは、ε=2.8〜2.9程度の低誘電率の樹脂である。また、図示はしないが、カーボン配線20の導電性を高めるために、樹脂22にナノ金属微粒子、フラーレンなどの導電性のナノ微粒子を混合してもよい。さらに、絶縁性の樹脂に代えて、導電性樹脂を用いてもよい。
図3および図4は、図2のLSI用カーボン配線を形成するプロセスフローである。まず、図3(a)に示すように、Cuの下層配線(または電極)11を覆う層間絶縁膜12に、下層配線(電極)11に到達する開口16を形成し、開口16内に触媒15を設置する。開口の深さは200〜300nmである。触媒15は、Co等の金属薄膜(膜厚2〜3nm)を全面に形成した後、リフトオフ法、エッチング法などにより、所定の間隔で島状のパターン(不図示)にする。このとき、層間絶縁膜12上の金属薄膜も除去する。もっとも、CNT間の埋め込み用樹脂に導電性樹脂や、ナノ金属微粒子が混入した樹脂を用いる場合は、金属薄膜を層間絶縁膜12上に残しておいてもよい。後工程で表面研磨するからである。
次に、図3(b)に示すように、開口16内に触媒15からカーボンナノチューブ(CNT)21を成長させる。たとえば、アセチレンガスを原料とし、アルゴン(Ar)とアセチレンの分圧比を9対1の混合ガスを用い、全ガス圧を1kPaとする。成長温度(基板温度)は、例えば300〜600℃、好ましくは300〜500℃とする。この温度に設定された炉の中にガスを導入すると、ガスが熱と触媒作用によって分解され、CNT21が形成される。成長後のCNT21は、直径が10nm程度、層数が5〜10層程度の多層ナノチューブ、面密度は、1×1010〜1×1011/cm2である。隣接するCNT21の間隔は、数10nmである。基板温度を600℃以下に抑えることができる熱フィラメントCVD法を用いることによって、高品質のMWCTを生成することができる。
次に、図3(c)に示すように、樹脂22をスピンコートで塗布して、開口16の間隙を埋める。樹脂22は、たとえば固形分を10〜20%程度、有機分を10〜20%、水分を10%程度含有する。粘度(cP)は1.5〜3.5程度であり、有機溶媒としては、IPA,エタノール、アセトン、ブタノールのいずれか、又はこれらの組み合わせから成る混合溶液を用いることができる。カーボンナノチューブ21は、一般的に樹脂に対する親和性はそれほど良くないが、樹脂22の組成および/または粘度を上記のように調整することで、カーボンナノチューブ21に対する親和性(濡れ性)を良くして、間隙の埋め込み性を良くすることができる。また、樹脂22の加熱による収縮率は、1〜10%程度の範囲である。
樹脂22は、熱硬化性樹脂の他、化学構造においてハイメチルシロキサン系あるいはシリケート系を主成分とし、Si−O結合にリンや有機基を修飾させる有機SOG材料を用いることができる。有機基としては、たとえばメチル基(CH3−)や、フェニル基(C6H5−)を用いてもよい。このような構造のSOGを用いる場合は、後述する研磨の工程で、従来の層間絶縁膜の平坦化に用いていたのと同様の研磨砥粒を用いることができるので、シリコンデバイスのプロセスとの整合性がよい。
樹脂をスピンコートする際には、たとえば3000rmpで10秒間の塗布を行う。このとき、真空吸引を併用すると、CNT21間の埋め込みがさらに良くなる。塗布後、大気中で、80℃−150℃−220℃の各1分ずつベークする。
樹脂22をキュアする際は、窒素雰囲気中の250℃の炉に入れ、30分保持し、その後1時間程度、あるいはそれよりも短い時間をかけて400℃程度まで昇温し、数十分かけて200℃まで下げて、その後に炉から取り出す。あるいは、紫外線を用いたアニール処理でキュアしてもよい。
次に、図4(d)に示すように、CMPにより表面研磨し、CNT21の端面を露出させる。これにより、コンタクトプラグとしてのカーボン配線20が形成される。樹脂22として絶縁性樹脂を用いた場合は、開口16の外部に塗布された樹脂22をそのまま層間絶縁膜として用いることができる。導電性のナノ微粒子を混合した場合や、導電性樹脂を用いた場合は、層間絶縁膜12が露出するまで研磨する。
最後に、図4(e)に示すように、カーボン配線20上に上部Cu配線13を形成し、全面を絶縁膜14で覆う。上層のCu配線13と下層のCu配線11は、層間をつなぐカーボン配線20により、電気的に接続される。
図5は、図3(c)の工程で、CNT21の間を有機SOGで埋め込んだ状態の写真である。図5(a)はTEM画像、図5(b)はSEM画像である。図5(a)のTEM画像で、CNTを示す点線は便宜上追加したものである。TEM画像でCNT21が見えないのは、同一層内にCNT21とSOG22の両方が存在し、電子線に対してSOGの方が強く影響するためである。TEMのコントラストが一様なのは、樹脂(SOG)による埋め込みが一様になされていることを意味する。図5(b)のSEM画像では、CNT21と、周囲に埋め込まれたSOG22とのコントラストがよくわかる。
図6は、本発明の第2実施形態のカーボン配線構造50の作製プロセスフローである。第2実施形態では、横方向のカーボン配線40を形成する。まず、図6(a)に示すように、層間絶縁膜31に形成されたコンタクトプラグ32上に、第1のブロック電極33を形成する。コンタクトプラグ32は、下層との電気的な接続を図るものである。第1電極33の側壁に触媒微粒子35を配置し、低温(500℃以下)CVD法により横方向へCNT41を成長させる。電圧の印加なしで、CNT41は横方向に成長するが、横方向の電界を印加して成長を促進してもよい。CNT41の長さは、長さ数ミクロン〜数千ミクロンとすることができる。
次に、図6(b)に示すように、層間絶縁膜31上で、CNT41の先端に第2のブロック電極43を形成する。第2のブロック電極43はたとえば、所定の位置に開口を有するレジストマスク(不図示)を形成して、作製することができる。第2電極43の形成後に、不要な個所に残る電極材料とレジストマスクを除去する。
次に、図6(c)に示すように、CNT41の間を埋めるために、熱硬化性樹脂、有機SOG材料などの樹脂42を全面にスピンコート塗布し、熱処理した後、CMPにより表面平坦化する。第1実施形態と同様に、CNT41に対する濡れ性を良くするために、水分量、粘度等を最適化した材料を用いるのが望ましい。
図7は、図6(a)の工程で、ブロック電極33から横方向に延びるCNT41を上から見たSEM画像である。サンプルでは、ブロック電極33の3方向にCNT41を成長させているが、触媒微粒子35の配置に応じて、1方向あるいは2方向のみに成長させてもよい。
このように、第1および第2実施形態では、成長させたCNTの隙間を樹脂で充填することによって、多層構造のシリコンデバイスプロセスで不可欠の表面平坦化処理に対する安定性を確保することができる。
以上の説明に対し、以下の付記を開示する。
(付記1)層間絶縁膜を介して位置する第1導体および第2導体と、
前記第1導体と第2導体を電気的に接続するカーボン配線と、
を有し、前記カーボン配線は、
前記第1導体と第2導体の間に延びる複数の炭素繊維と、
前記炭素繊維の間を充填する樹脂層と
を含むことを特徴とするカーボン配線構造。
(付記2)前記第1導体および第2導体は異なる層に位置し、前記カーボン配線は積層方向の配線であることを特徴とする付記1に記載のカーボン配線構造。
(付記3)前記第1導体および第2導体は同じ層に位置し、前記カーボン配線は横方向の配線であることを特徴とする付記1に記載のカーボン配線構造。
(付記4)前記カーボン配線は、表面平坦化されていることを特徴とする付記1または2に記載のカーボン配線構造。
(付記5)前記樹脂層は、熱硬化性樹脂または比誘電率が4以下の低誘電率の有機SOGであることを特徴とする付記1に記載のカーボン配線構造。(2)
(付記6)前記樹脂層は、導電性ナノ微粒子を含むことを特徴とする付記1に記載のカーボン配線構造。
(付記7)前記樹脂層は、固形分を10〜20%、有機分を10〜20%、水分を10%程度含有し、粘度(cP)は1.5〜3.5の範囲であることを特徴とする付記1に記載のカーボン配線構造。
(付記8)前記樹脂層は、有機溶媒として、IPA、エタノール、アセトン、ブタノールのいずれか、又はこれらの組み合わせから成る混合溶液を用いることを特徴とする付記1または8に記載のカーボン配線構造。
(付記9)前記樹脂層は、化学構造においてハイメチルシロキサン系あるいはシリケート系を主成分とし、Si−O結合にリンや有機基を修飾させる有機SOG材料を用いることを特徴とする付記1または5に記載のカーボン配線構造。
(付記10)前記有機基は、メチル基(CH3−)またはフェニル基(C6H5−)を含むことを特徴とする付記9に記載のカーボン配線。
(付記11)第1導体上に触媒を配置し、
CVD法により前記触媒から炭素繊維を成長させ、
前記炭素繊維の間を樹脂で充填し、
前記炭素繊維の成長端と連結する第2導体を形成する
工程を含むことを特徴とするカーボン配線構造の製造方法。
(付記12)前記第1導体を覆う絶縁膜を形成し、
前記絶縁膜に、前記第1導体に到達する開口を形成し、
前記開口内で、露出した前記第1導体上に触媒を配置し、
前記炭素繊維を前記開口内で成長させる
工程をさらに含むことを特徴とする付記11に記載のカーボン配線構造の製造方法。
(付記13)前記樹脂の充填後に、前記炭素繊維が露出するまで前記樹脂層の表面を研磨し、
前記第2導体を、前記露出した炭素繊維の端部に連結するように形成する
工程をさらに含むことを特徴とする付記12に記載のカーボン配線構造の製造方法。
(付記14)絶縁膜上に所定のパターンの第1導体を形成し、
前記第1導体の側壁に前記触媒を配置し、
前記炭素繊維を横方向に成長させ、
前記炭素繊維の端部と連結する第2導体を、前記絶縁膜上に形成する
工程をさらに含むことを特徴とする付記11に記載のカーボン配線構造の製造方法。
(付記15)前記樹脂は、スピンコートにより塗布され、加熱処理されることを特徴とする付記11に記載のカーボン配線構造の製造方法。
(付記16)前記樹脂を塗布する際に、真空中での吸引を行うことを特徴とする付記15に記載のカーボン配線構造の製造方法。
(付記17)前記樹脂は、成膜後のストレスが50〜150kPaであることを特徴とする付記11に記載のカーボン配線構造の製造方法。
公知のカーボンナノチューブVIA配線の構成と作製工程を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLSI用カーボン配線構造を示す図である。 図2のカーボン配線のプロセスフロー(その1)である。 図2のカーボン配線のプロセスフロー(その2)である。 CNTの間を樹脂で埋め込んだ後の断面写真である。 本発明の第2実施形態に係るLSIカーボン配線のプロセスフローである。 ブロック電極から横方向に延びるCNTのSEM写真である。
符号の説明
10 50 カーボン配線構造
11 下部配線(第1の導体)
12、14 層間絶縁膜
13 上部配線(第2の導体)
20、40 カーボン配線
21、41 カーボンナノチューブ(CNT)
22、42 樹脂
33 第1のブロック電極(第1の導体)
43 第2のブロック電極(第2の導体)

Claims (5)

  1. 層間絶縁膜を介して位置する第1導体および第2導体と、
    前記第1導体と第2導体を電気的に接続するカーボン配線と、
    を有し、前記カーボン配線は、
    前記第1導体と第2導体の間に延びる複数の炭素繊維と、
    前記炭素繊維の間を充填する樹脂層と
    を含むことを特徴とするカーボン配線構造。
  2. 前記樹脂層は、熱硬化性樹脂または比誘電率が4以下の低誘電率の有機SOGであることを特徴とする請求項1に記載のカーボン配線構造。
  3. 前記樹脂層は、導電性ナノ微粒子を含むことを特徴とする請求項1に記載のカーボン配線構造。
  4. 前記樹脂層は、固形分を10〜20%、有機分を10〜20%、水分を10%程度含有し、粘度(cP)は1.5〜3.5の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のカーボン配線構造。
  5. 第1導体上に触媒を配置し、
    CVD法により前記触媒から炭素繊維を成長させ、
    前記炭素繊維の間を樹脂で充填し、
    前記炭素繊維の成長端と連結する第2導体を形成する
    工程を含むことを特徴とするカーボン配線構造の製造方法。
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