JP2008039997A - レンズ発注システム、レンズ発注方法、レンズ発注プログラム、およびレンズ発注プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レンズ発注システム100は、レンズ設計事項データを認識するとともに、発注データを認識して受注データを生成する要求データ認識手段、設計レンズデータを生成するレンズ設計手段、および画像データにレンズ画像データを重畳させるとともにレンズを介して画像データを見た状態に画像データとレンズ画像データとの重畳部分を画像処理した動画データを生成するシミュレーション動画生成手段を備えたサーバ装置300と、レンズ設計事項データを取得するデータ取得手段、動画データを表示部に表示させる表示制御手段、および発注データを生成する要求データ生成手段を備えてサーバ装置300と通信可能に設けられた端末装置200と、を具備した。
【選択図】図1
Description
しかしながら、このようなシミュレーションソフトは、情報量が多いので、これを端末装置に設けると、端末装置での操作が煩雑となり、端末装置での処理負荷も増大してしまう。このため、このようなシミュレーションソフトを処理可能な高性能の端末装置を販売店に設置するのは、コストが増大してしまい、販売店での作業も煩雑となるため、非効率であるという問題が挙げられる。
この発明によると、サーバ装置は、レンズ設計事項データを認識するデータ認識手段と、
画像データを認識する画像データ認識手段と、レンズを設計するレンズ設計手段と、画像データにレンズ画像データを重畳させるとともに、重畳部分の画像を設計されたレンズを介して前記画像データを見た状態に画像処理した処理画像データを生成する画像処理手段と、発注データを認識して受注データを生成する受注手段と、を備えている。
また、端末装置は、レンズ設計事項データを取得するデータ取得手段と、処理画像データを認識して表示手段に表示させる制御をする表示制御手段と、発注データを生成する発注手段と、を備えている。
これにより、サーバ装置にて、画像データにレンズ画像データを重畳させ、この重畳部分をレンズ使用者がレンズを介して前記画像データを見た状態に画像処理した処理画像データを生成し、この処理画像データを端末装置に送信して表示手段に表示させることができる。したがって、レンズ使用者は、レンズが製造されて手元に届く前に、レンズ設計事項データとして入力した処方のレンズでの見え方を確認することができる。また、この処理画像データに基づいて、レンズ設計事項データを修正し、再度サーバ装置から送信される処理画像データを確認することで、レンズ使用者に合った最適なレンズを設計することができ、良好なレンズを発注することができる。
また、端末装置では、サーバ装置に送信するレンズ設計事項データを例えば操作入力などにより入力し、この入力によりデータ取得手段にて取得されたレンズ設計事項データをサーバ装置に送信するだけで、サーバ装置から処理画像データが送信されてくるため、端末装置での操作を容易に実施することができる。さらに、端末装置では、サーバ装置から送信されてきた処理画像データを再生するだけでよいため、端末装置にかかる処理負荷も低減でき、快適に作業を実施できる。さらには、端末装置からサーバ装置に送るデータとしては、レンズ設計事項データおよび発注データのみであり、一方サーバ装置から端末装置に送られてくるデータは、サーバ装置にて生成された処理画像データのみであるため、これら端末装置およびサーバ装置の間での通信負荷がかからず、通信時間も短くすることができる。したがって、端末装置におけるレンズ設計事項データの入力作業や、処理画像データの確認作業などを快適に実施することができる。
この発明によれば、レンズ設計手段は、レンズ設計事項データのレンズ処方データに基づいてレンズを設計する。これにより、レンズ設計手段は、レンズ使用者が所望するレンズの処方に対応するレンズを設計することができる。また、画像処理手段にて、この設計されたレンズに基づいて、処理画像データを作成するため、端末装置にてこの処理画像データを再生することで、レンズ使用者がレンズ処方データに対応したレンズがどのような見え方をするのか容易に確認することができる。したがって、レンズ使用者が所望するレンズをレンズ作成前に容易に確認することができ、レンズ使用者の要望に即したレンズを作成することができる。
画像処理手段は、レンズ設計事項データの視覚データに基づいて、前記レンズ使用者の視覚に対応した画像データにレンズ画像データを重畳させた処理画像データを作成している。このため、端末装置にてこの処理画像データを再生することで、レンズ使用者は、裸眼の状態の画像データの見え方と、レンズを使用した場合の画像データの見え方との双方を確認することができる。したがって、裸眼での見え方に対するレンズを装着した状態での見え方を容易に確認することができるので、レンズの性能や相性などを容易に確認することができ、よりレンズ使用者に合ったレンズを発注することができる。
この発明によれば、サーバ装置の画像データ認識手段は、画像データ記憶手段から、レンズ使用者の視覚データに対応する画像データを認識する。これにより、画像処理手段では、認識した画像データにレンズ画像データを重畳させ、重畳部分を画像処理するだけで容易に処置画像データを生成することができる。したがって、画像データの画像処理における処理負荷を軽減することができ、サーバ装置の処理負荷を低減することができる。また、サーバ装置に画像データ記憶手段を設けているので、端末装置に画像データを記憶する領域が不要であり、各端末装置の例えばハードディスクなどの記憶手段を圧迫することがない。したがって、少ない記憶領域しか備えていない端末装置でもレンズ発注システムを使用することができる。
この発明によれば、画像処理手段は、画像データを視覚データに基づいて、レンズ使用者が裸眼で画像データを見た状態に画像処理した処理画像データに、レンズ画像データを重畳させた処理画像データを作成している。これにより、画像処理手段にて、レンズ使用者の視覚データに基づいた処理画像データを作成するので、例えばハードディスクなどの画像データを記憶する画像データ記憶手段に記憶する画像データの量を少なくでき、サーバ装置のハードディスクのディスク領域を有効に活用することができる。
この発明によれば、レンズ設計手段は、レンズ形状設計データに基づいてレンズを設計している。これにより、レンズ使用者が所望する形状のレンズを設計することができる。また、画像処理手段は、レンズ形状設計データに対応して設計されたレンズのレンズ画像データを画像データに重畳させているので、レンズ使用者は、この処理画像データを確認することで、レンズ作成前に、レンズ形状が適切であるか否かを判断することができる。したがって、レンズ使用者に合った適切な形状のレンズを発注することができる。
この発明によれば、レンズ設計手段は、レンズ使用目的データに対応したレンズを設計し、画像データ認識手段は、レンズ使用目的データに対応した画像データを認識する。例えばレンズ使用目的データがデスクワーク用であれば、レンズ設計手段は、近方視用のレンズを設計し、画像データ認識手段は、例えば新聞、本、パーソナルコンピュータのディスプレイ画面やキーボードなどの画像が、例えばレンズ使用者の手に届く範囲に配置された状態の画像データを認識する。また、レンズ使用目的データに例えばゴルフや野鳥観察などの遠用に利用することを目的とする旨が記録されている場合、レンズ設計手段は、遠方視用のレンズを設計し、画像データ認識手段は、例えば山、ビルなどの画像が、例えばレンズ使用者から所定距離以上離れた位置に配置された状態の画像データを認識する。
これにより、レンズ設計手段は、レンズ使用者がレンズを使用する目的に対応したレンズを設計するため、レンズ使用者が所望するレンズをより適切に設計することができる。また、画像データ認識手段は、レンズ使用者がレンズを使用する目的に対応した距離に画像を配置した画像データを認識するので、画像処理手段にて生成された処理画像データにも、このレンズ使用目的データに対応した画像データを配置した処理画像データを生成することができる。そして、この画像データにレンズ画像データを重畳させることで、レンズ使用者は、使用目的に対応した画像をレンズを介して見た場合の処理画像データを確認することができる。したがって、レンズ使用者は、レンズの作成前にレンズの使用目的に即した適切なレンズを選択することができ、より良好なレンズを発注することができる。
この発明によれば、レンズ使用目的データは、レンズの使用対象物までの距離に関する使用距離データを備えている。これにより、レンズの使用目的の対象物までの距離がより明確であるため、レンズ設計手段は、より確実にレンズの使用目的に即したレンズを設計することができ、画像データ認識手段は、レンズの使用目的の対象物までの距離に画像が配置された状態の画像データを認識することができる。したがって、より適切にレンズ使用者が所望するレンズを設計し、処理画像データを生成することができる。
この発明によれば、画像処理手段は、レンズ画像データを画像データ上で移動させた動画データを生成する。これにより、設計レンズデータに対応したレンズで画像を見渡した際の、レンズの移動による歪みなどを再現することができる。したがって、この動画データによりレンズを使用した際の使用感をより適切に再現することができる。よって、レンズ使用者のレンズ発注をより適切に支援することができ、レンズ使用者にとって良好なレンズを発注することができる。
この発明によれば、上記したように、サーバ装置にて、画像データにレンズ画像データを重畳させ、この重畳部分をレンズ使用者がレンズを介して前記画像データを見た状態に画像処理した処理画像データを生成し、この処理画像データを端末装置に送信して表示手段に表示させることができる。したがって、レンズ使用者は、レンズが製造されて手元に届く前に、発注するレンズでの見え方を確認することができる。また、この処理画像データに基づいて、レンズ設計事項データを修正し、再度サーバ装置から送信される処理画像データを確認することで、レンズ使用者に合った最適なレンズを設計することができ、良好なレンズを発注することができる。
また、端末装置では、サーバ装置に送信するレンズ設計事項データを例えば操作入力などにより入力し、この入力によりデータ取得手段にて取得されたレンズ設計事項データをサーバ装置に送信するだけで、サーバ装置から処理画像データが送信されてくるため、端末装置での操作を容易に実施することができる。さらに、端末装置では、サーバ装置から送信されてきた処理画像データを再生するだけでよいため、端末装置にかかる処理負荷も低減でき、快適に作業を実施できる。さらには、端末装置からサーバ装置に送るデータとしては、レンズ設計事項データおよび発注データのみであり、一方サーバ装置から端末装置に送られてくるデータは、サーバ装置にて生成された処理画像データのみであるため、これら端末装置およびサーバ装置の間での通信負荷がかからず、通信時間も短くすることができる。したがって、端末装置におけるレンズ設計事項データの入力作業や、処理画像データの確認作業などを快適に実施することができる。
この発明によれば、レンズ発注プログラムにより、演算手段を上記のようなレンズ発注システムとして機能させている。これにより、上記したように、レンズ使用者は、レンズが製造されて手元に届く前に、発注するレンズでの見え方を確認することができ、レンズ使用者に合った最適なレンズを設計することができ、良好なレンズを発注することができる。また、端末装置での操作を容易に実施することができ、端末装置にかかる処理負荷も低減でき、快適に作業を実施できる。さらには、端末装置およびサーバ装置の間での通信負荷がかからず、通信時間も短くすることができる。
この発明によれば、レンズ発注プログラムにより、上記したようなレンズ発注方法を演算手段に実施させている。これにより、上記したようにレンズ使用者は、レンズが製造されて手元に届く前に、発注するレンズでの見え方を確認することができ、レンズ使用者に合った最適なレンズを設計することができ、良好なレンズを発注することができる。また、端末装置での操作を容易に実施することができ、端末装置にかかる処理負荷も低減でき、快適に作業を実施できる。さらには、端末装置およびサーバ装置の間での通信負荷がかからず、通信時間も短くすることができる。
この発明によれば、記録媒体には、上記したようなレンズ発注プログラムが演算手段に読取可能に記録されている。これにより、この記録媒体をサーバ装置および端末装置の演算手段に読み取らせることで、上記のようなレンズ発注プログラムを演算手段に実施させることができる。
図2は、端末装置の概略を模式的に示すブロック図である。図3は、端末装置を構成する記憶部に記憶される顧客データテーブルの概略を示す図である。図4は、端末装置を構成する記憶部に記憶されるシミュレーション動画テーブルの概略を示す図である。図5は、端末装置を構成する処理部の構成の概略を模式的に示すブロック図である。図6は、遠中用レンズにおけるシミュレーション動画データを示す図である。図7は、中近用レンズにおけるシミュレーション動画データを示す図である。図8は、遠近用レンズにおけるシミュレーション動画データを示す図である。図9は、サーバ装置の概略を模式的に示すブロック図である。図10は、サーバ装置を構成する記憶手段に記憶されるシミュレーション要求テーブルの概略を示す図である。図11は、サーバ装置を構成する記憶手段に記憶される受注テーブルの概略を示す図である。図12は、サーバ装置を構成する記憶手段に記憶されるシーンオブジェクトテーブルの概略を示す図である。図13は、サーバ装置を構成する記憶手段に記憶されるレンズオブジェクトテーブルの概略を示す図である。図14は、サーバ装置を構成するサーバ処理部の概略を模式的に示すブロック図である。
図1において、100はレンズ発注システムであり、このレンズ発注システム100は、ネットワーク110と、複数の端末装置200と、サーバ装置300と、を備えて構築されている。そして、このレンズ発注システム100は、端末装置200にて例えばメガネレンズなどレンズの発注に関するデータをネットワーク110を介してサーバ装置300に送信し、このサーバ装置300にて受注する通信システムである。なお、本実施の形態では、メガネレンズの発注を実施するレンズ発注システムを例示するが、例えばコンタクトレンズなど他のレンズの発注を実施するレンズ発注システムとしても適用できる。また、ネットワーク110としては、例えば、TCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、電話回線などの通信回線網などが例示できる。
端末装置200は、例えばメガネレンズの販売店などに設置され、ネットワーク110を介してサーバ装置300に接続される。なお、本実施の形態において、この端末装置200としては、パーソナルコンピュータを例示するが、これに限定されず、例えば携帯用電話機器、テレビジョン装置、ビデオ装置などネットワーク110を介して通信可能ないかなる装置を用いてもよい。そして、この端末装置200は、図2に示すように、端末通信手段としての通信部210と、入力部220と、表示手段としての表示部230と、記憶部240と、メモリ250と、処理部260と、などを備えている。
視覚データには、例えば顧客の視力や乱視の有無などの顧客の裸眼における視覚に関する情報が記録されている。また、レンズ処方データには、レンズの度数、加入度数、球面度数、乱視度数、乱視軸、プリズム度数、近用内寄せ量などに関するデータが記録されている。
なお、使用目的データ414としては、上記に限らず、例えば使用シーンデータとして、趣味や職業に関するデータが記録されていてもよく、使用距離データとして、レンズを対象物までの具体的な数値データが記録されていてもよく、使用シーンデータおよび使用距離データのうちいずれか一方のみが記録されるデータとしてもよい。
発注フラグデータ417は、顧客がレンズを発注したか否かを示すフラグデータであり、レンズを発注した状態では、レンズを発注した旨のデータである例えば1が記録され、レンズを発注していない状態では、例えば0が記録される。
発注日時データ418は、発注フラグデータ417に、レンズを発注する旨の例えば1が記録された際のレンズ発注の日時に関するデータである。なお、発注フラグデータ417がレンズを発注しない旨の例えば0が記録された状態では、この発注日時データ418には特にデータが記録されていなくてもよい。
過去発注データ419は、顧客IDデータ411にて特定される顧客が過去にレンズを発注した履歴を示すデータである。この過去発注データ419には、過去に発注されたレンズの発注日時の他、過去に発注したレンズの処方データ412、レンズ設計データ413、使用目的データ414、固有付加データ415などが関連付けられて記録されていてもよく、またこれらのデータに基づいて過去に製造されたレンズの詳細な設計レンズデータとしての設計データが記録されていてもよい。
動画IDデータ431は、シミュレーション動画データ430を特定するための固有情報であり、シミュレーション動画データ430毎に設定される情報である。この動画IDデータ431は、例えばシミュレーション動画データ430を特定するID番号などが顧客IDデータ411に関連付けられて記録されている。これにより、シミュレーション動画データ430の動画データ432がどの顧客が発注したレンズに対応する動画であるかを容易に認識可能となっている。
動画データ432は、動画IDデータ431と関連付けられた顧客IDデータ411にて特定される顧客データ410の処方データ412、レンズ設計データ413、使用目的データ414、固有付加データ415などにより設計されるレンズの実際の見え方を示す動画が記録されている。
具体的には、要求データ生成手段262は、顧客データ410が新規に作成される場合、要求データ生成手段262は、他の顧客データ410の顧客IDデータ411と異なる顧客IDデータ411を新規に作成し、この顧客IDデータ411に関連付けて、処方データ412、レンズ設計データ413、使用目的データ414、および固有付加データ415を設定する。
一方、以前にレンズ発注システム100を利用したことがある場合など、所定の顧客を特定する顧客IDデータ411がすでにある場合、要求データ生成手段262は、この顧客IDデータ411に特定される顧客データ410を認識し、顧客データ410の過去発注データ419を認識する。そして、要求データ生成手段262は、過去発注データ419に基づいて、前回発注したレンズの処方データ412、レンズ設計データ413、使用目的データ414、および固有付加データ415を認識し、データ取得手段261にて入力設定された顧客データ設定要求データに基づいて、変更のあるデータを設定する処理を実施する。なお、本実施の形態では、要求データ生成手段262は、過去発注データ419を認識する例を示すが、新規に、処方データ412、レンズ設計データ413、使用目的データ414、および固有付加データ415を設定しなおす処理を実施してもよい。
具体的には、データ送受信手段263は、データ取得手段261にて、所定の顧客IDデータ411に特定される顧客データ410を送信する旨の送信要求データが認識された場合、通信部210を制御して、この顧客IDデータ411に対応する顧客データ410をサーバ装置300に送信する制御を実施する。この時、データ送受信手段263は、記憶部240に記憶されたサーバ接続先データに基づいて、所定のサーバ装置300に顧客データ410を送信する処理を実施する制御をする。また、データ送受信手段263は、顧客データ410に、端末装置200を特定するデータ、例えばサーバ接続先データのサーバ利用ユーザデータおよびパスワードデータを関連付けてサーバ装置300に送信する。
また、表示制御手段264は、データ取得手段261にてシミュレーション動画データ430を再生する旨の再生要求データが設定入力されたことを認識すると、シミュレーション動画データ430を認識して動画データ432を表示手段の表示領域に表示させる制御を実施する。
具体的には、表示制御手段264は、上記した入力設定画面の一部に、例えばシミュレーション動画データ430を再生する旨の動画再生ボタンを表示させる制御を実施し、データ取得手段261にてこの動画再生ボタンが例えばクリックされるなどして選択されたことを認識すると、顧客データ410の顧客IDデータ411に関連付けられた動画IDデータ431を有するシミュレーション動画データ430を認識する。そして、表示制御手段264は、このシミュレーション動画データ430の動画データ432を認識し、図6ないし図8に示すようなシミュレーション動画を表示部230の表示領域に表示させる制御をする。
これらのシミュレーション動画500A,500B,500Cにおいて、レンズ画像データ493は、顧客データ410のレンズ設計データ413に対応したレンズの形状を示す画像データである。遠距離画像データ520は、レンズからの距離が例えば10m以上離れた遠距離にある対象物の画像データである。中距離画像データ530は、レンズからの距離が例えば50cm〜2m離れた中距離にある対象物の画像データである。近距離画像データ540は、レンズからの距離が50cm未満の近距離にある対象物の画像データである。
そして、これらの遠距離画像データ520、中距離画像データ530、および近距離画像データ540は、顧客データ410の処方データ412および固有付加データ415に基づいて、顧客が実際にレンズを掛けないでこれらの画像を設定された距離にて見た状態に画像処理されて表示されている。また、レンズ画像データ493とこれらの遠距離画像データ520、中距離画像データ530、および近距離画像データ540の重畳領域510は、顧客が、処方データ412、レンズ設計データ413、使用目的データ414および固有付加データ415などに基づいて設計されるレンズを介して、これらの遠距離画像データ520、中距離画像データ530、および近距離画像データ540を見た状態に画像処置されて表示されている。
サーバ装置300は、上記したように、ネットワーク110を介して端末装置200と通信可能に設けられている。このサーバ装置300は、例えばメガネレンズなどのレンズを製造するメーカなどに設置され、端末装置200から発注されたメガネレンズの発注データを受注して受注処理を実施する。また、サーバ装置300は、各端末装置200から入力された各種データに基づいて、レンズを設計し、このレンズに対応するレンズ画像データを画像データに重畳させたシミュレーション動画データ430を生成し、端末装置200に送信する。そして、サーバ装置300は、図9に示すように、サーバ通信手段としてのインターフェース310と、操作部320と、出力部330と、記憶手段340と、メモリ350と、サーバ処理部360と、を備えている。
また、要求IDデータ451は、シミュレーション要求データ450を特定するための固有のデータであり、顧客IDデータ411に関連付けられている。具体的には、要求IDデータ451には、例えば顧客データ410の顧客IDデータ411および送信元である端末装置200のサーバ利用ユーザデータなどが記録されている。
受信日時データ452は、要求IDデータ451にて特定されるシミュレーション要求データ450が作成された日時に関するデータである。具体的には、受信日時データ452には、例えば作成基準となる顧客データ410をサーバ装置300にて受信した日時が記録されている。
また、受注IDデータ471は、受注データ470を特定するための固有のデータであり、顧客IDデータ411に関連付けられている。具体的には、受注IDデータ471には、例えば顧客データ410の顧客IDデータ411および送信元である端末装置200のサーバ利用ユーザデータなどが記録されている。
受注日時データ472は、受注IDデータ471にて特定される受注データ470が生成された日時に関するデータである。具体的には、受注日時データ472には、例えば作成基準となる顧客データ410をサーバ装置300にて受信した日時が記録されている。
距離データ482は、シーンオブジェクトIDデータ481にて特定されるシーンオブジェクトデータ480のレンズから対象物となる画像データまでの距離に関するデータである。具体的には、距離データ482には、レンズから対象物までの距離に関するデータが記録されている。なお、この距離データ482としては、例えば、レンズから対象物までの距離を所定距離毎に例えば遠距離画像データ、中距離画像データ、近距離画像データなどに分類した分類データが記録されていてもよく、レンズから対象物までの距離が数値にて記録されていてもよい。
シーンオブジェクト画像データ483は、シミュレーション動画データ430の動画データ432を構成する画像データ520,530,540が記録されている。
レンズオブジェクトIDデータ491は、レンズオブジェクトデータ490を特定するための固有のデータであり、レンズオブジェクトデータ490毎にそれぞれ設定されている。
レンズ形状データ492は、レンズの形状に関するデータである。このレンズ形状データ492には、例えばレンズ素材の屈折率やアッベ数、レンズ屈折面(前面、後面)の座標値データ、レンズ中心厚などの厚みデータ、レンズの玉型形状、玉型サイズ、およびメガネレンズのフレームの形状に関するデータなどが記録されている。また、レンズ上の各点における屈折作用(屈折力、プリズム作用など)のデータを含めることもできる。
レンズ画像データ493は、シミュレーション動画データ430の動画データ432を構成するレンズ画像データ493が記録されている。
一方、要求データ認識手段361は、発注フラグデータ417にレンズを発注する旨のデータである例えば1が記録されていることを認識すると、受信した顧客データ410に基づいて、受注データ470を生成し、生成した受注データ470を記憶手段340の受注テーブル460に適宜読み出し可能に記録する。この時、要求データ認識手段361は、受注日時データ472が早い順に受注データ470を並び替えて受注テーブル460に記録する。
そして、レンズ設計手段362は、レンズ設計データ454に基づいて、レンズの形状を設定する。
また、レンズ設計手段362は、使用目的データ455に基づいて、レンズの距離特性を決定する。すなわち、レンズ設計手段362は、レンズの遠距離対象物視認用の領域と、中距離対象物視認用の領域と、近距離対象物視認用の領域との比を設定する。例えば、使用シーンデータにゴルフ、野鳥観察などが記録されている場合や、使用距離データに例えば使用距離が50cm以上である旨が記録されている場合など、レンズの対象物が遠距離から中距離に位置する旨が記録されている場合、レンズ設計手段362は、遠距離対象物視認用の領域および中距離対象物視認用の領域の比率が大きく、近距離対象物視認用の領域が小さくなるようにレンズの距離特性を設定する。また、例えば使用シーンデータに車両の運転などが記録されている場合や、使用距離データに使用距離が例えば7m以内である旨が記録されている場合など、レンズの対象物が中距離から近距離に位置する旨が記録されている場合、レンズ設計手段362は、遠距離対象物視認用の領域が小さく、中距離対象物視認用および近距離対象物視認用の領域が大きくなるようにレンズ距離特性を設定する。この各領域の比率は、上述のように顧客の要望に応じてフレキシブルに設定して設計することが可能であるが、レンズ設計データに設計タイプあるいは特定の商品名として販売店から設計情報として送られてくる場合は、そのデータに従いレンズ設計を実施する。
この後、レンズ設計手段362は、処方データ453および固有付加データ456に基づいて、上記のように設定したレンズの遠距離対象物視認用の領域、中距離対象物視認用の領域、および近距離対象物視認用の領域におけるレンズ厚み寸法、レンズ曲面の曲率、レンズの重量などを適宜設定する。
具体的には、シミュレーション動画生成手段363は、シミュレーション要求データ450の使用目的データ455に基づいて、動画データ432を構築するシーンオブジェクトデータ480をシーンオブジェクトテーブル480Aから選択する。例えば、シミュレーション動画生成手段363は、使用目的データ455にレンズの対象物が遠距離から中距離に位置する旨が記録されている場合、距離データ482が遠距離および中距離であるシーンオブジェクトデータ480を所定数選択する。なお、シミュレーション動画生成手段363は、各距離に対応してそれぞれ1つのシーンオブジェクトデータ480を選択してもよい。また、選択したシーンオブジェクトデータ480が所定数以上ある場合、使用目的データ455の使用シーンデータに基づいて、使用シーンが近いシーンオブジェクトデータ480を所定数だけ選択する。例えば、使用シーンデータがゴルフである場合、シーンオブジェクト画像データ483が例えばゴルフ場の画像であるシーンオブジェクトデータ480を所定数だけ選択する。なお、距離データ482に、対象物の距離が具体的に記録されている場合、シミュレーション動画生成手段363は、使用目的データ455の使用距離データに記録された距離に最も近い距離データ482を選択する処理をしてもよい。
次に、上記レンズ発注システム100におけるレンズ発注処理を、図15に基づいて説明する。図15は、レンズ発注システムのレンズ発注処理を示すフローチャートである。
すなわち、シミュレーション動画生成手段363は、使用目的データ455に基づいて、レンズの使用目的に対応する距離データ482を有するシーンオブジェクトデータ480を選択し、これらの画像を組み合わせた合成画像を生成し、この合成画像を処方データ473および固有付加データ476に基づいて、レンズ使用者が裸眼状態で、距離データ482の距離寸法だけ離れた位置から合成画像の対象物を見た状態に画像処理する。
また、シミュレーション動画生成手段363は、レンズ設計データ454に対応したレンズオブジェクトデータ490を選択し、このレンズオブジェクトデータ490のレンズ画像データ493を、上記作成した合成画像に重畳させる。
さらに、シミュレーション動画生成手段363は、合成画像の各シーンオブジェクトデータ480に基づいた画像データ520,530,540と、レンズ画像データ493との重畳部位510を設計レンズデータに基づいて、レンズ使用者がレンズを介して距離データ482に基づいた距離に離れた対象物を見た状態に画像処理する。
さらには、シミュレーション動画生成手段363は、このレンズ画像データ493を合成画像上で移動させ、レンズ画像データ493の移動に対応して、重畳部位510を順次画像処理し、重畳部位510外となった画像データ520,530,540をレンズ使用者が裸眼で距離データ482に基づいた距離にある対象物を見た状態に戻した合成動画を生成する。この時、シミュレーション動画生成手段363は、設計レンズデータ、処方データ453、固有付加データ456に基づいて、レンズ画像データ493の移動に伴って生じる画像データの歪みを演算し、この歪みを重畳部位510に反映させる処理を実施する。
この動画データ432は、上記したように、レンズ使用者の視覚データに基づいて裸眼で対象物を見た状態、および発注するレンズで対象物を見た状態が表示されるため、レンズ使用者がこの動画データ432を確認することで、発注するレンズがレンズ使用者の所望するレンズに合致するか否かを判断することができる。
このステップS106の処理の後、サーバ装置300は一連のレンズ発注処理を終了させる。または、サーバ装置300は、待機状態となり、すなわち、端末装置200から顧客データ410の送信を待つ状態となる。
上述したように、上記一実施の形態のレンズ発注システム100では、サーバ装置300とネットワーク110を介して接続される端末装置200において、データ取得手段261にて、入力部220から設定入力される各種データを認識して、要求データ生成手段262にて顧客データ410を生成し、この顧客データ410をサーバ装置300に送信する。
サーバ装置300では、受信した顧客データ410を認識して、この顧客データ410の発注フラグデータ417にレンズの発注を要求しない旨のデータが記録されている場合に、顧客データ410に基づいて、シミュレーション要求データ450を生成する。そして、サーバ装置300のレンズ設計手段362は、このシミュレーション要求データ450に基づいて、レンズを設計して設計レンズデータを生成する。また、サーバ装置300のシミュレーション動画生成手段363は、シミュレーション要求データ450に基づいて、シーンオブジェクトデータ480およびレンズオブジェクトデータ490を認識する。そして、これらのシーンオブジェクトデータ480およびレンズオブジェクトデータに基づいて、所定の合成画像にレンズ画像データ493を重畳させて移動させ、設定レンズデータに基づいて、レンズ画像データ493と合成画像データの重畳部位510を、レンズ使用者がレンズを介して合成画像データを見た状態に画像処理した動画データ432を有するシミュレーション動画データ430を生成して端末装置200に送信する。
そして、端末装置200は、表示制御手段264にて表示部230を制御し、このシミュレーション動画データ430の動画データ432を再生する処理を実施する。
さらに、端末装置200の要求データ生成手段262は、レンズを発注する旨の入力信号を認識すると、発注フラグデータ417にレンズを発注する旨の情報を記録した顧客データ410を生成し、サーバ装置300に送信する。そして、サーバ装置300では、要求データ認識手段361は、顧客データ410の発注フラグデータ417にレンズを発注する旨の情報が記録されていることを認識すると、顧客データ410に基づいて、受注データ470を生成する。
また、サーバ装置300にて、シミュレーション動画データ430の動画データ432を生成し、端末装置200では、生成されたシミュレーション動画データ430を再生処理するだけでよいため、端末装置200での処理負荷が軽減される。したがって、端末装置200の処理能力によらず、シミュレーション動画データ430を再生することで、レンズ利用者のレンズの選択を良好に支援することができる。
また、ネットワーク110を介して端末装置200からサーバ装置300に送信されるデータは、顧客データ410などのデータサイズが小さいデータであり、サーバ装置300から端末装置200に送信されるデータはシミュレーション動画データ430のみであるため、データ通信にかかる通信負荷も小さくでき、迅速な処理が可能となる。したがって、良好にレンズ使用者のレンズの選択の支援ができるとともに、レンズの発注処理の迅速化も図れる。
また、シミュレーション動画生成手段363は、この設計レンズデータに基づいて、重畳部位510を画像処理している。このため、端末装置200にて、このシミュレーション動画データ430を再生することで、レンズ使用者がレンズ処方データに対応したレンズがどのような見え方をするのか容易に確認することができる。したがって、レンズ使用者が所望するレンズをレンズ作成前に容易に確認することができ、レンズ使用者の要望に即したレンズを作成することができる。
このため、端末装置200で動画データ432を再生することで、レンズ使用者は、裸眼の状態における対象物の見え方と、レンズを使用した状態における対象物の見え方との双方を確認して比較することができる。したがって、レンズの性能やレンズ使用者とレンズとの相性などを、動画データ432に基づいて容易に確認することができ、レンズ使用者が所望するレンズをより適切に発注することができる。
このため、シミュレーション動画生成手段にて、シーンオブジェクト画像データ483を画像処理することで、視覚データに対応した複数のシーンオブジェクト画像データ483を生成することができるので、シーンオブジェクトテーブル480Aに記録するシーンオブジェクトデータ480の量が少なくでき、記憶手段340の記憶領域を有効に活用することができる。
この時、シミュレーション動画生成手段363は、シーンオブジェクトデータ480の距離データ482に基づいて、視覚データに基づいたレンズ使用者が、距離データ482の距離だけ離れた位置に配置されたシーンオブジェクト画像データ483の対象物を見た状態に、シーンオブジェクト画像データ483を画像処理している。
このため、対象物の距離の違いによる見え方の差を合成画像に表示させることができ、より現実に近い動画データ432を作成することができる。したがって、このような動画データ432を見ることで、レンズ使用者は、レンズの特性を容易に確認することができ、良好なレンズの選択を支援することができる。
このため、レンズ使用者が所望する形状のレンズを設計することができる。また、シミュレーション動画生成手段363は、レンズ設計データに対応したレンズオブジェクトデータ490を認識し、このレンズ画像データ493を合成画像に重畳させた動画データ432を生成しているので、レンズ使用者は、この動画データ432を確認することで、レンズ作成前に、レンズ形状が適切であるか否かを判断することができる。したがって、レンズ使用者に合った適切な形状のレンズを発注することができる。
このため、レンズ設計手段362は、レンズ使用者のレンズの使用目的に対応した距離特性のレンズを適切に設計することができる。また、シミュレーション動画生成手段363は、レンズ使用者がレンズを使用する目的に対応したシーンオブジェクト画像データ483を組み合わせた合成画像を生成し、レンズ画像データ493との重畳部位510を、レンズ設計手段362にて設計レンズデータに基づいて画像処理することができる。このため、レンズ使用者のレンズ使用目的に対応したシーンの動画データ432を、より現実に近い状態で生成することができ、レンズ使用者のレンズ選択をより良好に支援することができる。
このため、設計レンズデータに対応したレンズで合成画像を見渡した際の、レンズの移動による歪みなどを再現することができる。したがって、この動画データ432を確認することで、レンズを使用した際の使用感をより適切に再現することができ、レンズ使用者のレンズ発注をより適切に支援することができ、レンズ使用者にとって良好なレンズを発注することができる。
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
このように理想的な見え方に対してのレンズの効果を見ることも、レンズ設計の評価としては有効である。この方法は特に強度の屈折異常(強度近視や強度遠視、強度乱視)をもつ患者に対して有効である。なぜなら、例えば強度の屈折異常の場合、各画像データ520,530,540をその視覚データにより画像処理すると、元の各画像データ520,530,540がひどくぼけたり、歪んだりして、各画像データ520,530,540そのものが認識しづらくなってしまうからである。
さらに、この場合、発注データ416に、設計レンズデータを付加してサーバ装置300に送信することで、メーカにてレンズを製造する際に再度レンズを設計する作業を省略することができ、より迅速にレンズを製造することができる。
Claims (13)
- レンズの設計事項に関するレンズ設計事項データを認識するデータ認識手段、画像に関する画像データを認識する画像データ認識手段、前記レンズ設計事項データに基づいてレンズを設計するレンズ設計手段、前記画像データに前記設計されたレンズの画像に関するレンズ画像データを重畳させるとともに前記設計されたレンズを介して前記画像データを見た状態に前記画像データと前記レンズ画像データとの重畳部分を画像処理した処理画像データを作成する画像処理手段、および前記設計されたレンズの発注に関する発注データを認識して受注データを生成する受注手段を備えたサーバ装置と、
前記サーバ装置に通信可能に接続されるとともに、前記レンズ設計事項データを取得するデータ取得手段、前記サーバ装置から送信された前記処理画像データを認識して表示手段に表示させる表示制御手段、および前記発注データを生成する発注手段を備えた端末装置と、
を具備したことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項1に記載のレンズ発注システムであって、
前記レンズ設計事項データは、レンズ使用者のレンズの処方に関するレンズ処方データを有し、
前記レンズ設計手段は、前記レンズ処方データに基づいて前記レンズを設計する
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項1または請求項2に記載のレンズ発注システムであって、
前記レンズ設計事項データは、レンズ使用者の視覚に関する視覚データを有し、
前記画像処理手段は、前記視覚データに基づいて、前記レンズ使用者の視覚に対応した前記画像データに前記レンズ画像データを重畳させ、レンズ使用者が前記設計されたレンズを介して前記画像データを見た状態に前記画像データと前記レンズ画像データとの重畳部分を画像処理する
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項3に記載のレンズ発注システムであって、
前記サーバ装置は、前記レンズ使用者の視覚に対応した前記画像データを複数記憶した画像データ記憶手段を備え、
前記画像データ認識手段は、前記視覚データに基づいて、前記レンズ使用者の視覚に対応した前記画像データを認識する
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項3に記載のレンズ発注システムであって、
前記画像処理手段は、前記視覚データに基づいて、前記画像データをレンズ使用者が裸眼でこの画像データを見た状態に画像処理した加工画像データを生成し、生成した加工画像データに前記レンズ画像データを重畳させ、レンズ使用者が前記設計されたレンズを介して前記画像データを見た状態に、前記加工画像データと前記レンズ画像データとの重畳部分を画像処理する
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のレンズ発注システムであって、
前記レンズ設計事項データは、レンズ形状の設計に関するレンズ形状設計データを有し、
前記レンズ設計手段は、前記レンズ形状設計データに基づいた形状のレンズを設計する
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のレンズ発注システムであって、
前記レンズ設計事項データは、レンズ使用者のレンズの使用目的に関するレンズ使用目的データを有し、
前記レンズ設計手段は、前記レンズ使用目的データに基づいて、レンズの使用目的に対応したレンズを設計し、
前記画像データ認識手段は、前記レンズ使用目的データに基づいて、レンズの使用目的に対応した画像データを認識する
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項7に記載のレンズ発注システムであって、
前記レンズ使用目的データは、レンズの使用時にレンズ使用者が見る対象物までの距離に関する使用距離データである
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のレンズ発注システムであって、
前記画像処理手段は、前記レンズ画像データを前記画像データ上に重畳させて、この画像データ上を移動させる動画データを生成する
ことを特徴としたレンズ発注システム。 - サーバ装置に通信可能に接続される端末装置にて、前記レンズ設計事項データを取得して、このレンズ設計事項データを前記サーバ装置に送信し、
サーバ装置にて、端末装置から送信されるレンズの設計事項に関するレンズ設計事項データを認識し、画像に関する画像データを認識し、前記レンズ設計事項データに基づいてレンズを設計し、前記画像データに前記設計されたレンズの画像に関するレンズ画像データを重畳させ、前記設計されたレンズを介して前記画像データを見た状態に前記画像データと前記レンズ画像データとの重畳部分を画像処理し、前記処理画像データを端末装置に送信し、
前記端末装置にて、前記サーバ装置から送信された前記処理画像データを認識して表示手段に表示させる制御をし、前記設計されたレンズの発注に関する発注データを生成して前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置にて、前記発注データを受信して受信データを生成する
ことを特徴とするレンズ発注方法。 - 演算手段を請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のレンズ発注システムとして機能させる
ことを特徴としたレンズ発注プログラム。 - 請求項10に記載のレンズ発注方法を演算手段に実施させる
ことを特徴としたレンズ発注プログラム。 - 請求項11または請求項12に記載のレンズ発注プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
ことを特徴としたレンズ発注プログラムを記録した記録媒体。
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