JP2008039911A - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 色度調整を高精度でかつ短時間処理を可能とするとともに、記録媒体搬送性を確保する。
【解決手段】 像担持体もしくは無端状ベルト体上の未定着トナーを検知する濃度検知器と前記未定着トナーを記録媒体上に転写定着した後の定着後トナーの色度を検知する色度検知器を紙搬送方向直交方向に異なって配置するとともに、両者に対するトナーパッチ列を同時期に形成する。また、記録媒体上の定着後トナーの色度を検知する色度検知器の両側に記録媒体当接部材を設置するとともに、画像中心に対して線対称になるように、記録媒体当接部材を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は感光体に形成された潜像をトナーにより現像し、記録媒体にトナー転写、定着して記録を行なう電子写真方式の画像形成装置の構成に関するものである。特に複写機,プリンタ等の機能を有する画像記録装置やそれ等の機能を兼ね備える複合機,ワークステーション等の出力機器として用いられるカラー画像形成装置で用いられる。
本発明は,感光体に形成された潜像をトナーにより現像し、記録媒体にトナー転写、定着して記録を行なう電子写真方式の画像形成装置の構成に関するものである。
特に複写機,プリンタ等の機能を有する画像記録装置やそれ等の機能を兼ね備える複合機,ワークステーション等の出力機器として用いられるカラー画像形成装置で用いられる。
感光体の周囲に帯電装置、現像装置を配置した複数の電子写真プロセスユニットを装置内に並置させ、各プロセスユニット内の感光体表面にレーザ、LED光等を用いた露光装置により光学像を結像させることで感光体表面に潜像を形成し、その潜像を現像装置によりトナーを用いて可視化した後、中間転写ベルトに順次トナー転写した後、記録媒体に一括して定着し、カラー画像を形成する画像形成装置は、近年実用化されている。
また、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式を採用したカラー画像形成装置は出力画像の更なる高画質化が求められている。
ところが、カラー画像形成装置は、環境の変化や長時間の使用による装置各部の変動があると、得られる画像の色が変動する場合がある。特に電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな環境変動でも色の変動が生じ、カラーバランスを崩す恐れがあるので、色及び色の階調性を安定して再現するための手段を有している。例えば、各色のトナーに対して、絶対湿度に応じた数種類の露光量や現像バイアスなどのプロセス条件、ルックアップテーブル(LUT)などの階調補正手段をもち、温湿度センサによって測定された絶対湿度に基づいて、その時のプロセス条件や階調補正の最適値を選択している。また、装置各部の変動が起こっても一定の色及び色の階調性が得られるように、各色のトナー単色で濃度検知用トナーパッチを中間転写体や感光体等の上に形成し、その未定着単色トナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサ(以下濃度センサとする)で検知し、その検知結果より露光量、現像バイアスなどのプロセス条件やLUTなどの階調補正手段にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで、安定した色及び色の階調性を得るように構成している。
ただし、前記濃度センサを用いた濃度制御はパッチを中間転写体や感光ドラム等の上に形成し検知するもので、その後に行われる記録媒体への転写及び定着による画像のカラーバランスの変化については制御していない。記録媒体へのトナー像の転写における転写効率や、定着による加熱及び加圧によってもカラーバランスが変化する。この変化には、前記濃度センサを用いた濃度制御では対応できない。
そこで記録媒体上にシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の単色の階調パッチや、C,M,Y混色のパッチを形成し、定着後に記録媒体上のパッチの濃度又は色度を検知するセンサ(以下カラーセンサという)を設置したカラー画像形成装置が考案されている。
これらのカラー画像形成装置では、検知した結果を画像形成部の露光量やプロセス条件、濃度−階調特性を補正するためのキャリブレーションテーブルなどへフィードバックすることで、記録媒体上に形成した最終出力画像の濃度又は色度制御を行うことができる。カラー画像形成装置の出力画像を外部の画像読取装置又は濃度計・色度計で検知し、同様の制御を行うことも可能であるものの、本方式はカラー画像形成装置内で制御が完結する点で優れている。
ここで従来におけるカラー画像形成装置の構成を示す断面図を図9に示し、それを用いて具体的な動作機能を説明する。
これらのプリンタの動作として、通常プリントモード、テストモードがある。
まず通常プリントモードの動作について説明する。
図示した画像形成装置は4ドラムフルカラー方式のカラー画像形成装置であり、50Y、50M、50C、50Kは感光ドラムで、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色の現像材(トナー)を備えた各画像形成ステーションに設けられている。
各感光ドラム50Y、50M、50C、50Kの表面には、それぞれに対応したレーザスキャナ装置51Y、51M、51C、51Kから、図示しない画像データ入力部からの画像データに基づいて発せられたレーザ光により露光され潜像が形成され、さらにそれぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色の現像材によって現像されトナー像が形成される。52は中間転写ベルトで、各感光ドラム50Y、50M、50C、50Kで形成された各色毎のトナー像が一次転写される。給紙カセット53には記録媒体であるシートPが積載されており、給紙ローラー54により給紙され、フィード・リタードローラー対55、搬送ローラー対56、57、により搬送され、駆動停止しているレジストローラー対59に搬送される。
またマルチ給紙部40からの給紙が指定された場合は、マルチ給紙トレー41に記録媒体であるシートPが積載されており、マルチ給紙ローラー42により給紙され、搬送ローラー対57により搬送され、駆動停止しているレジストローラー対59に搬送される。
上記シートPは、レジストローラー対59により斜行が補正された後、所定のタイミングで二次転写部60へ搬送されて中間転写ベルト52上のトナー像が転写され、次いで二次転写装置60の二次転写ローラー60aと中間転写ベルト52により、定着器61に搬送されてトナー像の定着が行なわれる。
画像形成面を下にして排紙するFD排紙が指定された場合、フラッパ67を図示しない制御手段及び駆動手段により動かす事により、前記定着器61を通過したシートPは、フラッパ67の上側を通過し、排紙ローラー対62に搬送され搬送路69に搬送される。搬送路69に搬送されたシートPは排紙ローラー対68、63によって搬送され排紙トレー64上に画像形成面を下にして排出積載される。
また、画像形成面を上にして排紙するFU排紙が指定された場合、フラッパ67を図示しない制御手段及び駆動手段により動かす事により、前記定着器61を通過したシートPは、フラッパ67の下側を通過し、排紙ローラー対65によって搬送され排紙トレー66上に画像形成面を上にして排出積載される。
次に、テストモードの動作について説明する。
テストモードには濃度検知モードとカラー検知モードとが準備されている。図10は特に中間転写ベルト周辺部における濃度検知モード実施時に関して図示し、図11は記録媒体Pを中心に色度検知モード実施時に関して図示している。
まず始めに濃度検知モードに関して図10を用いて説明する。
プリンタ上の図示しない操作パネル、またはプリンタに接続されたパーソナルコンピュータ等でテストモードが指定された時、あるいは図示しない制御部が環境の変化、装置各部の変動等の検知結果により自動的にテストモードを行う場合、図示しない信号発生回路からテストパターン(パッチ)信号を発生し、テストパターン(パッチ)信号データに基づいて発せられたレーザ光により各感光ドラムの表面が露光され潜像が形成される。
以下通常プリントモードの動作と同じプロセスにて中間転写ベルト52上に濃度パッチトナー像80a、b、c・・・が形成された後、装置内に別途設けられた濃度センサーD1によりトナー濃度の測定が実施され、所望のトナー濃度が得られる現像条件、帯電条件を算出しトナー濃度補正テーブルが更新される。そして、濃度測定後中間転写ベルト52上の濃度パッチは図示していないベルトクリーナ部によって清掃され、装置は新たな画像形成に備える。この時、濃度測定用パッチ列はほぼ中間転写ベルト体52の中央部(両側からW0ずつ離れた)画像中心位置に用意され、これが測定可能なように濃度検知センサーD1が略画像中心に位置している。また、この時の画像の大きさを2点鎖線を用いてL0+L0分として示している。(記録媒体として2L0)
次に、色度検知モードに関して図11を用いて説明する。
プリンタ上の図示しない操作パネル、またはプリンタに接続されたパーソナルコンピュータ等でテストモードが指定された時、あるいは図示しない制御部が環境の変化、装置各部の変動等の検知結果により自動的にテストモードを行う場合、図示しない信号発生回路からテストパターン(パッチ)信号を発生し、テストパターン(パッチ)信号データに基づいて発せられたレーザ光により各感光ドラムの表面が露光され潜像が形成される。
以下通常プリントモードの動作と同じプロセスにて中間転写ベルト52上にテストパターンが形成された後、2次転写ローラ60a部にて別途搬送されたシートP上にテストパターントナー像が転写された後、更に定着器へ搬送されてテストパターントナー像が記録シートP上に定着される。
図9中にシートP上に形成されたパッチパターン81a、b、c・・・を示す。ここでも、カラーセンサS1が搬送路の略画像中央部に配置されており、カラーセンサS1はシートP上の表面となるP1側に形成されたパッチ81をパッチ81aから順次検知し、検知した結果を図示しない画像形成部へフィードバックし、記録媒体上に形成するトナー画像の色度制御を行う。
この時、カラーセンサーの両側にはローラ対Rが設置され、その対向部に対向ローラCRを設置し、記録紙Pを狭持搬送することにより、カラーパッチ測定安定化を実現する。
その後排紙ローラー対で搬送されたシートPは排紙ローラー対によって搬送され排紙トレー上にパッチ形成面を下にして排出積載される。
特開2003-150006号公報 (第5項 実施例2 参照)
しかしながら、従来例の色度検査動作時に以下のような問題点があった。
濃度検知用のパッチと色度検知用のパッチをそれぞれ用意して色度管理精度を高めたいのであるが、当然ながらそれぞれの検知用パッチを形成した後にそれぞれのパッチ検知動作を実施しなければならない。この様子を模式的に図12に示す。図12で示されるように、濃度検知時間をT1とし、色度検知時間をT2としたならば、両者の合計とした検知時間Tsは必ずT1+T2以上必要となることが分かる。つまりは、複数回の画像形成動作シーケンスが必要となった結果、キャリブレーション時間が長くなる結果となりユーザのジョブ待機時間が増すという課題が発生した。
上記課題を解決するため、本発明は、1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて所望の熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、上記濃度又は色度の第1及び第2検知手段を、記録媒体搬送方向に直交する方向に異なる位置に設置し、かつその第2検知手段の両側面に複数の記録媒体当接手段を設けたことを特徴とする。
また本発明は、1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて所望の熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、上記濃度又は色度の第2検知手段を、記録媒体搬送方向に直交する方向に左右略均等幅に分割する画像中心に対して偏奇した位置に設置し、かつその第2検知手段の両側に記録媒体当接手段を設置した上で、更に画像中心に対して線対称側に記録媒体当接手段を設けたことを特徴とする。
また本発明は、1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて所望の熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、上記濃度又は色度の第2検知手段を、記録媒体搬送方向に直交する方向に左右略均等幅に分割する画像中心位置に設置し、かつその第2検知手段の両脇に記録媒体当接手段を設置したことを特徴とする。
また本発明は、1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて所望の熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、濃度又は色度を検知する第1検知手段に対する第1のトナーパッチ列と濃度又は色度を検知する第2検知手段に対する第2のトナーパッチ列を同時期に像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成した後に、記録媒体上に一括して転写、定着する濃度もしくは色度調整工程において、最初に濃度又は色度を検知する第1検知手段で像担持体もしくは無端状ベルト体上の第1のトナーパッチ列を検出した後に、濃度又は色度を検知する第2検知手段により記録媒体上の第2のトナーパッチ列を検出したことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、複数の電子写真プロセスユニットを用いて以下のような効果が挙げられる。
本発明の特徴により、同時期に形成された像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度と記録媒体定着後の記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を同時期にそれぞれ転写装置部もしくは記録媒体搬送路にて安定して短時間で検知することが可能となる。
また本発明の特徴により、トナーパッチ検出工程に要する時間を最小なものとすることが可能となる。また、同時期に濃度および色度のパッチを形成しているので両者における特性の差異は殆ど無いといえるので、高精度な色度もしくは濃度補正を実施することが可能となる。
(実施例1)
以下、本発明を画像記録装置に適用した第一実施例について図1〜4を用いて具体的に示す。
図1に転写ベルト52上略中央に濃度パッチ列80、略中央右側にカラーパッチ列82が同時に載置され、濃度センサーD1が略中央部に設置されている様態を正面図、側面図を併置して示す。
図2に転写ベルト52上から記録紙P上に転写された濃度パッチ80、カラーパッチ82が同時に載置され、側面に複数個のコロRを有する色度センサーS1が設置されている様態を正面図、側面図を併置して示す。
図3に転写ベルト52上から記録紙P上に転写された濃度パッチ80、カラーパッチ82が同時に載置され、側面に複数個のコロRを搬送路に対して対象に設置した色度センサーS1が設置されている様態を正面図、側面図を併置して示す。
従来例で述べたものと同様な二つのテストモード(濃度および色度検査)を実施したい場合に、図1で示すように中間転写ベルト上に濃度パッチとカラーパッチを同時に書き込む。そこで、まず第一に画像中心側(全画像幅2L0)に設置された濃度センサーを用いて濃度パッチを読み込む。そして、濃度更正情報を取得作成する。そして、そのまま、2種類のパッチ情報を有したまま、転写プロセスを経て記録紙P側に2種類のパッチ情報を転写する。そして今度は、画像中心に対して偏奇した位置に設置されたカラーパッチを、画像中心に対して偏奇した位置に設置されたカラーセンサーにて読み込み、色度検査を実施する。
この時、カラーセンサーは画像中心に対して偏奇した位置に置いてある為、カラーセンサーの側面に記録材P安定搬送する為に設置したコロR部材が、記録紙Pに対して対称な位置に設置されていることが望ましい。この差異を図2、3によって説明しており、図2のようにカラーセンサー中心に対してコロRを対称に配置してしまうと、記録紙搬送力が画像中心に対して左右非対称になり、図中矢印で示すような方向に斜行搬送される恐れが発生する。それに対して図3に示すように、カラーセンサーの両側に設けられた、コロRを記録紙Pに対して線対称になるように配置(画像中心に1つのコロR、両側にX0隔ててコロR)することにより、記録紙Pに対する搬送力は画像中心に対して対称なものとなり、より安定した記録紙搬送が可能となる。
また、2種類のカラーパッチを同時期に形成することにより、両者のトナーの特性はほぼ一致している状態といえるので、従来例のように時間をおいてそれぞれのトナーパッチを形成した場合と異なり、トナー特性の相関が十分保証されたものと考えて問題無く、より高精度なトナー濃度、色度の補正が可能となる。
このような、検知方法を採用することによる検知時間の設定を図4に示す。
濃度検知時間T1と色度検知時間T2がそれぞれ、検知時間には必要であるが、実際の総検知時間Ts'は図10で示した従来例Tsの約半分にすることができる。(最長検知時間はT1もしくはT2の長い方に依存する)
(実施例2)
実施例1においては、濃度パッチを記録紙搬送方向に対して画像中心に置き、それを読み込む濃度センサーを画像中心に設置した。また、カラーパッチを画像中心に対して偏奇した位置に置き、それを読み込むカラーセンサーも画像中心に対して偏奇した位置に設置したが、これらのパッチ位置は実施例1に示したものに固定されるものではないことを図5〜6を用いて実施例2として説明する。
図5に転写ベルト52上で画像中心に対して偏奇して位置する濃度パッチ83、カラーパッチ82が同時に載置され、濃度センサーD1が設置されている様態を正面図、側面図を併置して示す。
図6に転写ベルト52上から記録紙P上に転写された画像中心に対して偏奇して位置する濃度パッチ83、カラーパッチ82が同時に載置され、側面に複数個のコロRを有する色度センサーS1が設置されている様態を正面図、側面図を併置して示す。
図5には画像中心に対して偏奇した位置(図中転写ベルト52上左側)に濃度パッチ83を配置しており、それらのパッチに対応して濃度を読み込む濃度センサーD1も画像中心に対して偏奇した同様な位置に配置している。また、同時にカラーパッチ82も画像中心に対して偏奇した位置(図中転写ベルト上右側)に設置している。図6では、転写ベルト上で画像中心に対して偏奇して位置に設置された2種類のパッチを記録材Pに同時に転写した状態を示している。この時、画像中心に対して偏奇した同様の位置に設置されたカラーセンサーS1によりカラーパッチを読み込み、色度検査が実施される。そして、この検知精度を安定したものにする為に、画像中心に対して対称となるようにカラーセンサーの両側に複数のコロRを配置している。
濃度パッチおよびカラーパッチ更にはそれぞれを読み込むセンサーを記録材搬送方向に対して双方偏奇した位置に配置したものであっても、図4で示した、検知時間の削減効果は実施例1で示したものと同様に、従来例に対して半減することができる。
(実施例3)
実施例1においては、濃度パッチを記録紙搬送方向に対して画像中心に置き、それを読み込む濃度センサーを画像中心に設置した。また、カラーパッチを画像中心に対して偏奇した位置に置き、それを読み込むカラーセンサーも画像中心に対して偏奇した位置に設置したが、これらのパッチ位置は実施例1に示したものに固定されるものではないことを図7〜8を用いて実施例3として説明する。
図7に転写ベルト52上で画像中心に対して左側に偏奇して位置する濃度パッチ列83、それに対して画像中心に位置するカラーパッチ列82が同時に載置され、濃度センサーD1が図中左側に設置されている様態を正面図、側面図を併置して示す。
図8に転写ベルト52上から記録紙P上に転写された画像中心に対して右側に偏奇して位置する濃度パッチ83、それに対して画像中心に位置するカラーパッチ82が同時に載置され、側面に複数個のコロRを有する色度センサーS1が設置されている様態を正面図、側面図を併置して示す。
図7には画像中心に対して偏奇した位置(図中転写ベルト52上左側)に濃度パッチ83を配置しており、それらのパッチに対応して濃度を読み込む濃度センサーD1も画像中心に対して偏奇した同様な位置に配置している。 それに対してカラーパッチ82は画像中心に位置(図中記録部材P上中央)に設置している。図8では、転写ベルト上に設置された2種類のパッチを記録材Pに同時に転写した状態を示している。この時、画像中心位置に設置されたカラーセンサーS1によりカラーパッチを読み込み、色度検査が実施される。そして、記録材搬送安定性することにより色度検知精度を安定したものにする為に、画像中心に対して対称となるようにカラーセンサーの両側に複数のコロRを配置している。
濃度パッチおよびカラーパッチ更にはそれぞれを読み込むセンサーを記録材搬送方向に対して夫々偏奇した位置、中心に配置したものであっても、図4で示した、検知時間の削減効果は実施例1で示したものと同様に、従来例に対して半減することができる。
(実施例4)
実施例1において画像記録装置はいわゆる中間転写ベルトを用いたカラー画像形成装置であるが、本発明の他の実施例として、記録媒体上を搬送しながら直接転写を実行するいわゆる転写搬送ベルトを用いたカラー画像形成装置であっても構わない。
この場合は、像担持体上に記録紙搬送方向直交方向に濃度パッチおよびカラーパッチを併置形成し、各パッチ列に対応したセンサー位置で濃度検知を各像担持体毎に実施した後、記録紙P上に両パッチを転写、定着した後にカラーセンサーにてカラーパッチを用いて色度検査を実施する。
これにより、濃度、色度検知を同時に実施することが可能となり、濃度、色度調整時間を最短とすることができる。
実施例1 ITB正面、側面図(濃度検知) 実施例1 記録紙正面、側面図 悪例(色度検知) 実施例1 記録紙正面、側面図 良例(色度検知) 第1の実施例での検知時間 実施例2 ITB正面、側面図 実施例2 記録紙正面、側面図 例 実施例3 ITB正面、側面図 実施例3 記録紙正面、側面図 例 従来例 本体断面図 従来例 ITB正面、側面図(濃度検知) 従来例 記録紙正面、側面図(色度検知) 従来例での検知時間
符号の説明
P 記録媒体
50 感光ドラム
51 レーザスキャナ装置
52 中間転写ベルト
53 給紙カセット
54 給紙ローラ
55 フィード・リタードローラ
56、57、70 搬送ローラ対
59 レジストローラ対
60 2次転写部
60a 2次転写ローラ
61 定着器
62、63、65、68 排紙ローラ対
64、66 排紙トレー
67 フラッパ
69 搬送路
80 濃度パッチ
82 色度パターン 位置1
83 色度パターン 位置2
D1 濃度センサー
S1 カラーセンサー
R カラーセンサーコロ
CR 対向ローラ

Claims (8)

  1. 1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、
    像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、上記濃度又は色度の第1及び第2検知手段を、記録媒体搬送方向に直交する方向に異なる位置に設置し、かつその第2検知手段の両側面に複数の記録媒体当接手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、
    像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、上記濃度又は色度の第2検知手段を、記録媒体搬送方向に直交する方向に左右略均等幅に分割する画像中心に対して偏奇した位置に設置し、かつその第2検知手段の両側に記録媒体当接手段を設置した上で、更に画像中心に対して線対称側に記録媒体当接手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 濃度又は色度の第2検知手段の両端側に設けた当接部材のうち、第1の当接部材を記録媒体搬送方向に直交する方向に左右略均等幅に分割する画像中心に設置し、他の第2の当接部材を濃度又は色度の検知手段中心に対して記録媒体搬送方向に線対称な位置に設置すると供に、更に第2の当接部材位置と画像中心に対して記録媒体搬送方向に線対称な位置に第3の当接部材を設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、
    像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、上記濃度又は色度の第2検知手段を、記録媒体搬送方向に直交する方向に左右略均等幅に分割する画像中心位置に設置し、かつその第2検知手段の両脇に記録媒体当接手段を設置したことを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 濃度又は色度の第2検知手段の両端側に設けた当接部材を記録媒体搬送方向に直交する方向に左右略均等幅に分割する画像中心対象に設置したことを特徴とする請求項1又は4に記載のカラー画像形成装置。
  6. 濃度又は色度の第2検知手段の両端側もしくは画像中心対称側に設けた当接部材を回転可能な当接部材としたことを特徴とする請求項1、2、4いずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  7. 濃度又は色度の第2検知手段の両端側もしくは画像中心対称側に設けた当接部材と記録媒体との接触距離を、濃度又は色度の第2検知手段の光学的検知距離と略等しくしたことを特徴とする請求項1、2、4いずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  8. 1つ以上の露光装置と1つ以上の電子写真プロセスユニットを用いて複数のローラで張架駆動される無端状ベルト体上へトナー画像形成を行ない、記録媒体上へトナー画像を転写後、記録媒体上のトナー画像に定着器を用いて熱と圧力を与えることにより記録媒体へトナー画像を定着するカラー画像形成装置において、
    像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成された未定着トナーパッチ列の濃度又は色度を検知する第1検知手段と、記録媒体定着後の記録媒体搬送路に記録媒体上に形成されたパッチ列の濃度又は色度を検知する第2検知手段を有し、濃度又は色度を検知する第1検知手段に対する第1のトナーパッチ列と濃度又は色度を検知する第2検知手段に対する第2のトナーパッチ列を同時期に像担持体もしくは無端状ベルト体上に形成した後に、記録媒体上に一括して転写、定着する濃度もしくは色度調整工程において、最初に濃度又は色度を検知する第1検知手段で像担持体もしくは無端状ベルト体上の第1のトナーパッチ列を検出した後に、濃度又は色度を検知する第2検知手段により記録媒体上の第2のトナーパッチ列を検出したことを特徴とするカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017107135A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装置および画像形成方法

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