JP2008039522A - 分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線分析及び赤外線分析を夫々行う場合の分析位置のずれ及び被照射体の紛失を防止でき、X線分析を高精度に行うことができる分析装置の提供。
【解決手段】試料20を載置する載置部12を有する試料ステージ10と、X線を照射する第1ポリキャピラリーレンズ48及び2次X線を検出する第2ポリキャピラリーレンズを設けた蛍光X線検出器を有するX線分析ユニットと、赤外線を照射する赤外線照射ユニット30と、赤外線を検出する赤外線検出ユニット34と、試料ステージ10をX線分析ユニットからのX線が載置部12を照射する位置へ移動し、又は、赤外線照射ユニット30からの赤外線が載置部12を照射する位置へ移動する移動装置と、赤外線照射ユニット30からの赤外線が載置部12を照射する位置に試料ステージ10を移動した状態で、試料20を載置部12へ押付ける圧力棒22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、試料の組成を分析する分析装置に関する。
未知の物質を同定する方法としては、無機物に対してはX線分析装置が用いられ、有機物に対しては赤外線分析装置が用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。ただし、未知の物質が無機物か有機物か不明の場合は、X線分析装置による分析と赤外線分析装置による分析との両方を行う必要がある。
特開2004−93511号公報 特開平9−21747号公報
しかし、同じ試料をX線分析装置と赤外線分析装置との両方で分析する場合、試料を装置間で移動させる必要があり、両者の分析ポイントがずれ、分析が正確に行えないことがある。例えば試料中の異物又は欠陥部分を分析する場合、分析ポイントである異物又は欠陥部分を見失うことがある。また、X線分析装置と赤外線分析装置との間で移動させる際に、試料を紛失することもある。
また、X線による分析は、試料に照射されるX線の強度が高いほど分析の精度を高めることができるが、試料以外から検出される2次X線の強度が高いほど分析の精度は低下する。このため、より強度の高いX線を試料に照射すると共に、試料以外からの2次X線は可能な限り検出せずにX線分析を行うことが望ましい。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、被照射体ステージの位置を、X線照射手段からのX線が被照射体ステージの載置部を照射する位置へ移動し、又は、赤外線照射手段からの赤外線が前記載置部を照射する位置へ移動する移動手段を備えることにより、X線分析及び赤外線分析を夫々行う場合の分析ポイントのずれ及び被照射体の紛失を防止でき、更に、X線分析を行う場合には、第1のポリキャピラリーレンズを用いてX線を集光し、この集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを用いて2次X線を検出する構成とすることにより、X線の強度を増すことができ、載置部からの2次X線が検出されてX線分析に誤差が生じることを防止できる分析装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、X線照射手段及び2次X線検出手段の位置を、X線照射手段からのX線が被照射体ステージの載置部を照射し、照射により生じる2次X線を2次X線検出手段が検出する位置へ移動し、又は、押付け手段の位置を、押付け部材が被照射体を前記載置部へ押付ける位置へ移動する移動手段を備えることにより、X線分析及び赤外線分析を夫々行う場合の分析ポイントのずれ及び被照射体の紛失を防止でき、更に、X線分析を行う場合には、第1のポリキャピラリーレンズを用いてX線を集光し、この集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを用いて2次X線を検出する構成とすることにより、X線の強度を増すことができ、載置部からの2次X線が検出されてX線分析に誤差が生じることを防止できる分析装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、被照射体が載置される載置部を有する被照射体ステージと、X線を前記載置部へ照射するX線照射手段と、被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を検出する2次X線検出手段と、被照射体をX線の照射元側から載置部へ押付ける押付け手段と、X線照射手段と対向する方向から前記載置部へ赤外線を照射する赤外線照射手段と、被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段とを備えることにより、X線分析及び赤外線分析を夫々行う場合の分析ポイントのずれ及び被照射体の紛失を防止でき、更に、X線分析を行う場合には、第1のポリキャピラリーレンズを用いてX線を集光し、この集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを用いて2次X線を検出する構成とすることにより、X線の強度を増すことができ、載置部からの2次X線が検出されてX線分析に誤差が生じることを防止できる分析装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、前記載置部にダイヤモンドを用いることにより、載置部がX線分析又は赤外線分析に影響を及ぼすことを低減できる分析装置を提供することを他の目的とする。
第1発明に係る分析装置は、被照射体が載置される載置部を有する被照射体ステージと、X線を集光する第1のポリキャピラリーレンズを有し、X線を所定方向へ照射するX線照射手段と、赤外線を所定方向へ照射する赤外線照射手段と、被照射体ステージの位置を、X線照射手段からのX線が前記載置部を照射する位置へ移動し、又は、赤外線照射手段からの赤外線が前記載置部を照射する位置へ移動する移動手段と、前記第1のポリキャピラリーレンズによるX線の集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを有し、被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を前記第2のポリキャピラリーレンズにより検出する2次X線検出手段と、赤外線照射手段からの赤外線が前記載置部を照射する位置に被照射体ステージを移動した状態で、被照射体を載置部へ押付ける押付け手段と、被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段とを備え、検出された2次X線及び反射赤外線に基づいて被照射体の組成を分析するように構成してあることを特徴とする。
第2発明に係る分析装置は、被照射体が載置される載置部を有する被照射体ステージと、赤外線を前記載置部へ照射する赤外線照射手段と、被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段と、所定方向へ移動する押付け部材を有する押付け手段と、X線を集光する第1のポリキャピラリーレンズを有し、X線を所定方向へ照射するX線照射手段と、前記第1のポリキャピラリーレンズによるX線の集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを有し、被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を前記第2のポリキャピラリーレンズにより検出する2次X線検出手段と、X線照射手段及び2次X線検出手段の位置を、X線照射手段からのX線が前記載置部を照射し、照射により生じる2次X線を2次X線検出手段が検出する位置へ移動し、又は、押付け手段の位置を、押付け部材が被照射体を前記載置部へ押付ける位置へ移動する移動手段とを備え、検出された2次X線及び反射赤外線に基づいて被照射体の組成を分析するように構成してあることを特徴とする。
第3発明に係る分析装置は、被照射体が載置される載置部を有する被照射体ステージと、X線を集光する第1のポリキャピラリーレンズを有し、X線を前記載置部へ照射するX線照射手段と、前記第1のポリキャピラリーレンズによるX線の集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを有し、被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を前記第2のポリキャピラリーレンズにより検出する2次X線検出手段と、被照射体をX線の照射元側から載置部へ押付ける押付け手段と、X線照射手段と対向する方向から前記載置部へ赤外線を照射する赤外線照射手段と、被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段とを備え、検出された2次X線及び反射赤外線に基づいて被照射体の組成を分析するように構成してあることを特徴とする。
第4発明に係る分析装置は、第1乃至第3発明の何れかにおいて、前記載置部はダイヤモンドを用いてなることを特徴とする。
第1発明においては、被照射体ステージの位置を移動手段によって、X線照射手段からのX線が被照射体ステージの載置部を照射する位置へ移動し、又は、赤外線照射手段からの赤外線が前記載置部を照射する位置へ移動するため、被照射体ステージに被照射体を載置したままX線を照射及び赤外線を照射して、X線分析及び赤外線分析を行うことができる。被照射体を移動させる必要がないため、分析ポイントのずれは生じ難く、分析が正確に行える。また、被照射体を移動させる必要がないため、移動時の被照射体の紛失を防止できる。更に、X線分析を行う場合、第1のポリキャピラリーレンズを用いてX線を集光し、被写体へより強度の高いX線を照射する。被照射体からの2次X線が増し、X線分析の精度を高めることができる。また、第2のポリキャピラリーレンズを用いて2次X線の検出を行い、第2のポリキャピラリーレンズは第1のポリキャピラリーレンズの集光範囲内に視野が収まるように焦点を設定する。2次X線の検出範囲を制限してあるため、被照射体以外からの2次X線、例えば被照射体が載置される載置部などからの2次X線は検出されず、被照射体からの2次X線のみを検出して分析できる。
第2発明においては、移動手段によってX線照射手段及び2次X線検出手段の位置を、X線照射手段からのX線が被照射体ステージの載置部を照射し、照射により生じる2次X線を2次X線検出手段が検出する位置へ移動し、又は、移動手段によって押付け手段の位置を、押付け部材が被照射体を前記載置部へ押付ける位置へ移動するため、被照射体ステージに被照射体を載置したままX線を照射及び赤外線を照射して、X線分析及び赤外線分析を行うことができる。被照射体を移動させる必要がないため、分析ポイントのずれは生じ難く、分析が正確に行える。また、被照射体を移動させる必要がないため、移動時の被照射体の紛失を防止できる。更に、X線分析を行う場合、第1のポリキャピラリーレンズを用いてX線を集光し、被写体へより強度の高いX線を照射する。被照射体からの2次X線が増し、X線分析の精度を高めることができる。また、第2のポリキャピラリーレンズを用いて2次X線の検出を行い、第2のポリキャピラリーレンズは第1のポリキャピラリーレンズの集光範囲内に視野が収まるように焦点を設定する。2次X線の検出範囲を制限してあるため、被照射体以外からの2次X線、例えば被照射体が載置される載置部などからの2次X線は検出されず、被照射体からの2次X線のみを検出して分析できる。
第3発明においては、被照射体ステージの載置部に載置された被照射体に対し、X線を前記載置部へ照射するX線照射手段、及び被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を検出する2次X線検出手段を用いてX線分析を行い、被照射体をX線の照射元側から載置部へ押付ける押付け手段、X線照射手段と対向する方向から前記載置部へ赤外線を照射する赤外線照射手段、及び被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段を用いて赤外線分析を行う。そのため、被照射体ステージに被照射体を載置したままX線を照射及び赤外線を照射して、X線分析及び赤外線分析を行うことができる。被照射体を移動させる必要がないため、分析ポイントのずれは生じず、分析が正確に行える。また、被照射体を移動させる必要がないため、移動時の被照射体の紛失を防止できる。さらに、被照射体ステージの移動、又は、X線照射手段と2次X線検出手段と押付け手段との移動も必要ないため、分析を迅速且つ容易に行うことができる。更に、X線分析を行う場合、第1のポリキャピラリーレンズを用いてX線を集光し、被写体へより強度の高いX線を照射する。被照射体からの2次X線が増し、X線分析の精度を高めることができる。また、第2のポリキャピラリーレンズを用いて2次X線の検出を行い、第2のポリキャピラリーレンズは第1のポリキャピラリーレンズの集光範囲内に視野が収まるように焦点を設定する。2次X線の検出範囲を制限してあるため、被照射体以外からの2次X線、例えば被照射体が載置される載置部などからの2次X線は検出されず、被照射体からの2次X線のみを検出して分析できる。
第4発明においては、前記載置部にダイヤモンドを用いているため、載置部の強度を高め、押付け手段の押付けによる載置部の破損を防止できる。また、X線分析は無機物の分析に適し、赤外線分析は有機物の分析に適しているため、載置部が金属製の場合はX線分析に影響を及ぼし、載置部がプラスチック製の場合は赤外線分析に影響を及ぼすおそれがある。しかし、載置部がダイヤモンド製の場合は、前記影響が低減される。
第1、第2発明によれば、X線分析及び赤外線分析を夫々行う場合の分析ポイントのずれ及び被照射体の紛失を抑制できる。また、被照射体へ強度の高いX線を照射することができ、被照射体以外からの2次X線が検出されることを防止できる。よって、X線解析の精度を高めることができる。
第3発明によれば、X線分析及び赤外線分析を夫々行う場合の分析ポイントのずれ及び被照射体の紛失を抑制できる。また、分析を迅速且つ容易に行うことができる。また、被照射体へ強度の高いX線を照射することができ、被照射体以外からの2次X線が検出されることを防止できる。よって、X線解析の精度を高めることができる。
第4発明によれば、載置部がX線分析又は赤外線分析に影響を及ぼすことを低減できる。また、載置部の破損を防止できる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明に係る分析装置の要部を模式的に示す斜視図である。分析装置は、試料(被照射体)20が載置される試料ステージ(被照射体ステージ)10と、圧力棒(押付け部材、押付け手段)22と、赤外線照射ユニット(赤外線照射手段)30と、赤外線検出ユニット(赤外線検出手段)34と、X線を試料20へ導く第1ポリキャピラリーレンズ48が設けられたX線分析ユニット42(図3にて図示する)とを備える。試料ステージ10は、後述する移動装置(移動手段)によって、圧力棒22、赤外線照射ユニット30、及び赤外線検出ユニット34側の所定位置(以下、赤外線分析位置)と、X線分析ユニット42側の所定位置(以下、X線分析位置)とに移動される。
図2は、試料ステージ10、赤外線照射ユニット30、及び赤外線検出ユニット34の概略構成を示す模式図である。なお、図2においては、試料ステージ10は赤外線分析位置に移動されている。本発明では赤外線分析にATR(Attenuated Total Reflectance)を用いている。赤外線照射ユニット30は赤外線を出力する赤外線出力器32を備え、赤外線検出ユニット34は外部から入射された赤外線を検出する赤外線検出器36を備える。試料ステージ10は、中央に開口を有する金属製の取付板14と、前記開口を裏側(図において下側)から塞ぐように取付板14に取付けられ、試料20が載置されるダイヤモンド製の載置部12と、載置部12及び取付板14の裏側に取付けられた集光素子16と、赤外線出力器32から出力された赤外線を集光素子16へ反射する第1ミラー18aと、集光素子16から出力された赤外線を赤外線検出器36へ反射する第2ミラー18bと、試料20を載置部12の裏側から撮像するCCD(Charge Coupled Device)24とを備える。
赤外線出力器32、第1ミラー18a、集光素子16、第2ミラー18b、及び赤外線検出器36は、試料ステージ10が赤外線分析位置に移動された状態において、赤外線出力器32から出力された赤外線が第1ミラー18a及び集光素子16によって載置部12(載置部12上の試料20)へ照射され、載置部12(載置部12上の試料20)から反射した赤外線が集光素子16及び第2ミラー18bによって赤外線検出器36へ入射するように構成されている。
赤外線出力器32、赤外線検出器36、及びCCD24は、赤外線分析用コンピュータ38に接続され、赤外線出力器32からの赤外線の出力は赤外線分析用コンピュータ38によって制御され、赤外線検出器36が検出した赤外線データ及びCCD24の撮像データは赤外線分析用コンピュータ38に送られ、赤外線分析が行われる。赤外線分析には、例えばFT−IR(Fourier Transform Infrared Spectrometer)を用いる。
図3は、X線分析ユニット42の概略構成を示す模式図である。なお、図3においては、試料ステージ10はX線分析位置に移動されている。X線分析ユニット42は、X線を発生させるX線発生器46と、X線発生器46で発生されたX線を開口部44に導く第1ポリキャピラリーレンズ48と、開口部44に入射した蛍光X線(2次X線)を検出する第2ポリキャピラリーレンズ51が設けられた蛍光X線検出器(2次X線検出手段)50と、試料20を撮像するCCD54とを備える。
開口部44は、X線透過体で塞がれた真空の閉空間であり、第1ポリキャピラリーレンズ48,第2ポリキャピラリーレンズ51及びCCD54の各先端部が配置されている。開口部44はX線分析位置に移動された試料ステージ10の載置部12近傍に配置されている。X線発生器46及び第1ポリキャピラリーレンズ48は、X線分析位置に移動された試料ステージ10の載置部12にX線を照射するX線照射手段として動作する。第1ポリキャピラリーレンズ48及び第2ポリキャピラリーレンズ51は、試料ステージ10がX線分析位置に移動された状態において、第1ポリキャピラリーレンズ48から出力されたX線が載置部12(載置部12上の試料20)へ照射され、載置部12(載置部12上の試料20)から反射した蛍光X線が第2ポリキャピラリーレンズ51へ入射するように構成されている。ポリキャピラリーレンズは内面でX線を反射させる複数本の集束細管(キャピラリー)を焦点を合わせて束ねたものであり、束ねる収束細管の数を増すことによりX線の強度を高めることができる。また、第2ポリキャピラリーレンズ51に入射した蛍光X線は蛍光X線検出器50により検出されるようにしてある。
図4は、第1及び第2ポリキャピラリーレンズを用いたX線の照射及び検出の概略を示す模式図である。第2ポリキャピラリーレンズ51は、第1ポリキャピラリーレンズ48から載置部12(載置部12上の試料20)へ集光されるX線の集光領域A内における一部の領域が視野となるように焦点が設定されている。これにより、限られた範囲でのみ蛍光X線を取得することができるため、X線分析の高感度化及び高精度化等を実現できる。
また、例えば載置部12がダイヤモンド製であり、集光素子16がZnSe(セレン化亜鉛)製である場合に、第1ポリキャピラリーレンズ48から照射されたX線が集光素子16にて反射し、蛍光X線検出器50にて検出される虞がある。しかし、上述のように第2ポリキャピラリーレンズ51の視野を制限することにより、集光素子16からのX線が検出されることがないため、X線分析に生じる誤差を抑制できる。
また、第2ポリキャピラリーレンズ51の焦点面が試料20の範囲内に設定されているときには、第1ポリキャピラリーレンズ48から照射されたX線が試料20を透過する場合であっても、試料20以外からの蛍光X線が第2ポリキャピラリーレンズ51に入射し、蛍光X線検出器50にて検出されることがない。第2ポリキャピラリーレンズ51の焦点面が試料20の範囲内に設定されていないときであっても、載置部12がダイヤモンド製であれば、ダイヤモンドからの蛍光X線は検出されにくいため、第2ポリキャピラリーレンズ51の焦点面をダイヤモンド内に設定することで、容易に試料20以外からの蛍光X線が検出されることを防止できる。
X線発生器46、蛍光X線検出器50及びCCD54は、X線分析用コンピュータ58に接続され、X線発生器46からのX線の出力はX線分析用コンピュータ58によって制御され、蛍光X線検出器50が検出した蛍光X線データ及びCCD54の撮像データはX線分析用コンピュータ58に送られ、X線分析が行われる。
また、X線分析用コンピュータ58は赤外線分析用コンピュータ38と接続されており、例えばX線分析用コンピュータ58が主、赤外線分析用コンピュータ38が従となり、X線分析用コンピュータ50が赤外線分析用コンピュータ38を制御する。
図5は、試料ステージ10の移動装置を示す模式図である。移動装置は、ステッピングモータ60によって回転されるねじ部材62と、ねじ部材62と平行な2本のガイド部材66とを備える。また、試料ステージ10には、2つのブラケット部64が設けられており、一方のブラケット部64にはガイド部材66の一方がスライド自在に挿入され、他方のブラケット部64にはガイド部材66の他方がスライド自在に挿入されると共にねじ部材62が螺挿されている。よって、ステッピングモータ60を回転させることにより、試料ステージ10をガイド部材66に沿って移動させることができる。ステッピングモータ60の回転はX線分析用コンピュータ58によって制御される。
試料ステージ10をX線分析位置又は赤外線分析位置へ移動させる際は、X線分析用コンピュータ58の制御により、ステッピングモータ60を予め決められている回転数だけ回転させる。また、CCD24又は54の撮像画像に基づいて、オペレータがX線分析用コンピュータ58を操作してステッピングモータ60を回転させ、試料ステージ10の位置を微調整することも可能である。
次に本発明に係る分析装置を用いた分析方法について説明する。試料ステージ10の載置部12に試料20を載置した後、オペレータのX線分析用コンピュータ58への操作により、移動装置が試料ステージ10をX線分析位置へ移動する。試料ステージ10がX線分析位置へ移動された後、オペレータの操作に応じたX線分析用コンピュータ58の制御により、X線発生器46から出力したX線を第1ポリキャピラリーレンズ48によって試料20へ照射し、照射によって生じた蛍光X線を第2ポリキャピラリーレンズ51及び蛍光X線検出器50で検出し、検出データをX線分析用コンピュータ58ヘ送り、X線分析処理が行われる。
次に、移動装置が試料ステージ10を赤外線分析位置へ移動する。試料ステージ10が赤外線分析位置へ移動された後、オペレータが圧力棒22で試料20を載置部12に押付ける。圧力棒22は、例えば図5の移動装置と同様に、ねじ部材を回転させてスライド移動させることが可能である。その後、オペレータの操作に応じた赤外線分析用コンピュータ38の制御により、赤外線出力器32から出力した赤外線を第1ミラー18a及び集光素子16によって試料20へ照射し、反射された赤外線を集光素子16及び第2ミラー18bによって赤外線検出器36へ入射及び検出させ、検出データを赤外線分析用コンピュータ38ヘ送り、赤外線分析処理を行う。
分析結果は、例えばX線分析結果はX線分析用コンピュータ58に表示し、赤外線分析結果は赤外線分析用コンピュータ38に表示したり、例えば赤外線分析用コンピュータ38からX線分析用コンピュータ58へ赤外線分析結果を送信し、X線分析用コンピュータ58にX線分析結果及び赤外線分析結果の両方を表示することが可能である。試料ステージ10に試料20を載置したままX線を照射及び赤外線を照射して、X線分析及び赤外線分析を行うことができるため、分析ポイントのずれは生じ難く、また、移動時の試料の紛失を防止できる。
図6は、本発明に係る他の分析装置の要部を模式的に示す斜視図である。上述した実施の形態においては試料ステージ10を移動させる場合を例にして説明したが、図6に示すように、試料ステージ10を移動させずに、X線分析ユニット42(X線発生器46、第1ポリキャピラリーレンズ48、蛍光X線検出器50、第2ポリキャピラリーレンズ51)及び圧力棒22を移動させることも可能である。図7は、X線分析ユニット42及び圧力棒22の移動装置の例を示す斜視図である。移動装置は、ステッピングモータ60によって回転されるねじ部材62と、ねじ部材62と平行な図示しない2本のガイド部材とを備える。また、圧力棒22の図示しない支持具及びX線分析ユニット42(X線発生器46、第1ポリキャピラリーレンズ48)には、ブラケット部64が設けられており、ブラケット部64には前記2本のガイド部材がスライド自在に挿入されると共にねじ部材62が螺挿されている。よって、ステッピングモータ60を回転させることにより、X線分析ユニット42(X線発生器46、第1ポリキャピラリーレンズ48)及び圧力棒22をねじ部材62に沿って移動させることができる。ステッピングモータ60の回転はX線分析用コンピュータ58によって制御される。
図8は、本発明に係る更に他の分析装置の要部を模式的に示す模式図である。上述した実施の形態においては試料ステージ10、又は、X線分析ユニット42及び圧力棒22を移動させる場合を例にして説明したが、図8に示すように、圧力棒22を中心にして、圧力棒22の左右に第1ポリキャピラリーレンズ48及び第2ポリキャピラリーレンズ51を配置して、試料ステージ10、X線分析ユニット42及び圧力棒22の何れも移動させない構成にすることも可能である。
上述した実施の形態においては、X線分析用コンピュータ58及び赤外線分析用コンピュータ38の2台のコンピュータを用いたが、1台のコンピュータでX線分析及び赤外線分析を行うことも可能である。また、試料ステージ10の移動、又は、X線分析ユニット42及び圧力棒22の移動は、図5又は図7に示した例に限定はされず、任意の移動機構を用いることが可能である。
なお、分析装置の載置部12はダイヤモンド製のプリズムを用いて構成してあり、また、集光素子16はZnSe製の赤外線集光レンズを用いて構成することができるが、載置部12及び集光素子16をSi、Ge又はKRS−5(臭沃化タリウム)等の結晶を用いて構成してもよい。
本発明に係る分析装置の要部を模式的に示す斜視図である。 試料ステージ、赤外線照射ユニット、及び赤外線検出ユニットの概略構成を示す模式図である。 X線分析ユニットの概略構成を示す模式図である。 第1及び第2ポリキャピラリーレンズを用いたX線の照射及び検出の概略を示す模式図である。 試料ステージの移動装置を示す模式図である。 本発明に係る他の分析装置の要部を模式的に示す斜視図である。 X線分析ユニット及び圧力棒の移動装置の例を示す斜視図である。 本発明に係る更に他の分析装置の要部を模式的に示す模式図である。
符号の説明
10 試料ステージ
12 載置部
16 集光素子
20 試料
22 圧力棒
32 赤外線出力器
36 赤外線検出器
38 赤外線分析用コンピュータ
46 X線発生器
48 第1ポリキャピラリーレンズ
50 蛍光X線検出器
51 第2ポリキャピラリーレンズ
58 X線分析用コンピュータ

Claims (4)

  1. 被照射体が載置される載置部を有する被照射体ステージと、
    X線を集光する第1のポリキャピラリーレンズを有し、X線を所定方向へ照射するX線照射手段と、
    赤外線を所定方向へ照射する赤外線照射手段と、
    被照射体ステージの位置を、X線照射手段からのX線が前記載置部を照射する位置へ移動し、又は、赤外線照射手段からの赤外線が前記載置部を照射する位置へ移動する移動手段と、
    前記第1のポリキャピラリーレンズによるX線の集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを有し、被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を前記第2のポリキャピラリーレンズにより検出する2次X線検出手段と、
    赤外線照射手段からの赤外線が前記載置部を照射する位置に被照射体ステージを移動した状態で、被照射体を載置部へ押付ける押付け手段と、
    被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段と
    を備え、検出された2次X線及び反射赤外線に基づいて被照射体の組成を分析するように構成してあることを特徴とする分析装置。
  2. 被照射体が載置される載置部を有する被照射体ステージと、
    赤外線を前記載置部へ照射する赤外線照射手段と、
    被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段と、
    所定方向へ移動する押付け部材を有する押付け手段と、
    X線を集光する第1のポリキャピラリーレンズを有し、X線を所定方向へ照射するX線照射手段と、
    前記第1のポリキャピラリーレンズによるX線の集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを有し、被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を前記第2のポリキャピラリーレンズにより検出する2次X線検出手段と、
    X線照射手段及び2次X線検出手段の位置を、X線照射手段からのX線が前記載置部を照射し、照射により生じる2次X線を2次X線検出手段が検出する位置へ移動し、又は、押付け手段の位置を、押付け部材が被照射体を前記載置部へ押付ける位置へ移動する移動手段と
    を備え、検出された2次X線及び反射赤外線に基づいて被照射体の組成を分析するように構成してあることを特徴とする分析装置。
  3. 被照射体が載置される載置部を有する被照射体ステージと、
    X線を集光する第1のポリキャピラリーレンズを有し、X線を前記載置部へ照射するX線照射手段と、
    前記第1のポリキャピラリーレンズによるX線の集光範囲内に視野が収まるように焦点が設定された第2のポリキャピラリーレンズを有し、被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を前記第2のポリキャピラリーレンズにより検出する2次X線検出手段と、
    被照射体をX線の照射元側から載置部へ押付ける押付け手段と、
    X線照射手段と対向する方向から前記載置部へ赤外線を照射する赤外線照射手段と、
    被照射体からの反射赤外線を検出する赤外線検出手段と
    を備え、検出された2次X線及び反射赤外線に基づいて被照射体の組成を分析するように構成してあることを特徴とする分析装置。
  4. 前記載置部はダイヤモンドを用いてなることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の分析装置。
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