JPH10227749A - X線検査装置及びx線検査方法 - Google Patents

X線検査装置及びx線検査方法

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JPH10227749A
JPH10227749A JP9029899A JP2989997A JPH10227749A JP H10227749 A JPH10227749 A JP H10227749A JP 9029899 A JP9029899 A JP 9029899A JP 2989997 A JP2989997 A JP 2989997A JP H10227749 A JPH10227749 A JP H10227749A
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ray
rays
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optical system
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JP9029899A
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Masaki Yamamoto
正樹 山本
Tadashi Narisawa
忠 成沢
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベアチップ実装における接合部分の検査に、
反射X線を用いた分析を適用するに好適な構成を実現
し、基板の材質や両面実装の有無等に影響されない実用
的なX線検査装置及びX線検査方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 第1、第2の部材1,3との間に位置
し、X線に対して吸収が相対的に大きい高吸収部を有す
る検査対象物2からの反射X線を用い、第1部材1を介
して検査対象物にX線を照射し、再び第1部材1を介し
て検査対象物からの反射X線を検出するX線検査装置、
又は同様な検査対象物からの反射X線を用い、高吸収部
を避けるようにして低吸収部にX線を入射し、反射X線
を高吸収部を避けるように検出するX線検査方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線検査装置及び
X線検査方法に関し、特に、電子機器の超小型化・高速
化・高周波化等を達成するための半導体素子を、直接プ
リント基板に実装する(以下ベアチップ実装という。)
技術分野において、半導体素子とプリント基板との接合
部の信頼性を高めるためのX線を用いた非破壊検査に好
適に適用され得るX線検査装置及びX線検査方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の実装検査には、透過
型のX線光源が用いられてきた。
【0003】図12は、このような従来の半導体素子の
実装検査装置の概略構成を示す。図12においては、1
01は半導体素子であり、接合部102を介して基板1
03に接合されている。
【0004】そして、104はX線光源、105は2次
元X線検出器であり、X線検出器105は、X線光源1
04からのX線を、半導体素子101、接合部102及
び基板103を介して透過して受光し、結果としてこの
透過X線を画像としてとらえるものである。
【0005】ここで、X線光源104の大きさは、得ら
れる透過X線の画像のいわゆるぼけに比例するため、X
線光源104のスポット径はできるだけ微小であること
が望ましく、通常1〜数μmのサイズのものが使われ
る。
【0006】そして、このような透過画像では、X線が
透過した部分のX線の吸収に応じた濃淡が得られるが、
半田やAuのように重元素からなる接合部102は、半
導体素子101や基板103に比べて吸収が大きいた
め、透過画像では、コントラストが高く映し出される。
【0007】よって、これを画像処理することにより、
半導体素子101と基板間103の接合部102の状態
を評価することができる。
【0008】しかしながら、この構成では、(a)基板3
がX線を透過しない場合(例えば、内部に重金属を多く
含む場合)、及び(b)基板3の両面に半導体素子1が接
合されている場合、の2つのケースで正しく透過画像が
得られないという課題がある。
【0009】この(a)の場合には、X線透過像を用いる
限りはまったく解決することができないが、(b)の場合
には、X線透過像を用いても、例えば特表平2−501
411号公報等に開示されているようなラミノグラフィ
という手法を用いて、擬似的な断層像を得ることにより
解決ができる。
【0010】図13は、このようなX線ラミノグラフィ
の構成例を示す。図13において、106は、回転X線
光源であり、X線点光源が所定の円軌道を回転しながら
X線を発生し、107は、回転型2次元X線検出器であ
り、回転X線光源106からのX線を受光するものであ
る。
【0011】ここで、回転X線光源106からのX線
は、試料(ここでは、層A108及び層B109で代表
させている。)を透過し、回転X線光源104と同期し
て動く回転型2次元X線検出器103に到達する。
【0012】この場合、層A108におけるX線の観察
領域は、このような回転中では一定位置にあり、回転に
関わらず、検出器107の透過像検出領域110で検出
される透過像は、層A108に置かれた物体に対しては
一定である。
【0013】これに対して、層B109におけるX線の
観察領域は、光源の回転に伴い振れ回るために、検出器
で検出される透過像も振れ回ることになる。
【0014】例えば、X線検出器107の検出画像積算
時間をX線光源の回転1周期分にすると、層A108の
透過像はぶれることなく積算されていくが、層B109
の透過像は振れ回りによりぼけてしまう。
【0015】つまり、X線ラミノグラフィにおいては、
試料の見たい部分を層A108の部分に移動させること
により、シャープな断層的に透過像を得ることができる
ことになる。
【0016】しかし、X線ラミノグラフィは、あくまで
擬似的な断層像を用いているものであり、熟練者が目視
で判断することはできても、計算機に自動処理させるこ
とはなかなか困難である。
【0017】そして、例えばUSP.5561696で
提案されているように、コンピュータプログラムにおい
て、熟練者の透過像認識の技能を学習させる試みもある
が、あくまでも研究途上に過ぎない。
【0018】一方、上記の(a)、(b)の課題は、反射X線
を用いる計測によれば解決することもできる。
【0019】というのは、半導体素子の接合部分は、常
にその半導体素子側から観察することになるので、基板
の状態や両面実装の有無に影響されないからである。
【0020】そして、物質からの反射X線は、散乱X線
と蛍光X線に大きく分類されるが、このうち蛍光X線が
元素分析によく用いられる。
【0021】従来、蛍光X線分析は、表面分析を中心に
利用されてきたが、近年、蛍光X線分析により物体の内
部の元素分析をする技術内容が、例えば特表平7−50
4491号公報等に提案されてきている。
【0022】図14及び図15を用いて、この蛍光X線
分析の従来例について説明する。111はX線光源、1
12,114は、各々第1、第2のクマコフレンズであ
り、ここでクマコフレンズとは、X線を集光またはコリ
メートできるX線光学系である。
【0023】ついで、113は、X線光源111からの
X線が、第1のクマコフレンズ111を経て入射する試
料であり、115は、試料113からのX線が第2のク
マコフレンズ114を経て、最終的に入射されるX線検
出器であり、116は、試料113を載置した3軸並進
ステージである。
【0024】即ち、このような構成において、X線光源
111からのX線は、第1クマコフレンズ112により
試料113内部に集光され、X線ビームが絞られた場所
からの蛍光X線を、第2クマコフレンズ114によって
X線検出器115に導けば、ビームの集光スポットに相
当する場所の元素分析をおこなうことができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛍光X
線分析の技術は、元素分析を中心に純粋な科学技術の分
析技術の分野で発展してきたものであり、工場での製品
検査に使われた実績は、ほぼ皆無である。
【0026】一方、近年の電子機器の超小型化、高速
化、高周波化の流れに対応して、半導体素子と基板とを
半導体素子直下のバンプにより接合するベアチップ実装
に対しては、ますます検査の要望が増している状況にあ
る。
【0027】本発明は、このようなベアチップ実装にお
ける接合部分の検査に、従来は表面の元素分析を中心に
利用されてきたに過ぎない蛍光X線等の反射X線を用い
た分析を適用するに好適な構成を実現することにより、
基板の材質や両面実装の有無等に影響されないベアチッ
プ接合部の実用的なX線検査装置及びX線検査方法を提
供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1の部材と第2の部材との間に位置
し、X線に対して吸収が相対的に大きい高吸収部を有す
る検査対象物からの反射X線を用いて前記検査対象物を
検査するX線検査装置であって、その第1部材を介して
検査対象物にX線を照射し、再び第1部材を介して検査
対象物からの反射X線を検出するX線検査装置、又は第
1の部材と第2の部材との間に位置し、X線に対して吸
収が相対的に大きい高吸収部とX線に対して吸収が相対
的に低い低吸収部とを有する検査対象物からの反射X線
を用いて前記検査対象物を検査するX線検査方法であっ
て、X線を高吸収部を避けるようにして低吸収部に入射
し、反射X線を高吸収部を避けるように検出するX線検
査方法である。
【0029】これにより、ベアチップ実装の接合部の検
査に対して反射X線分析を適用するに好適な構成を実現
し、基板の材質や両面実装の有無等に影響されないベア
チップ実装の接合部の実用的なX線検査装置及びX線検
査方法を提供する。
【0030】
【発明の実施の形態】請求項1記載の本発明は、第1の
部材と第2の部材との間に位置し、X線に対して吸収が
相対的に大きい高吸収部とX線に対して吸収が相対的に
低い低吸収部とを有する検査対象物からの反射X線を用
いて前記検査対象物を検査するX線検査装置であって、
X線を出射するX線光源と、前記X線光源から出射した
X線が入射する第1のX線光学系と、前記検査対象物か
らの反射X線が入射する第2のX線光学系と、前記第2
のX線光学系から出射したX線を受光するX線検出器と
を備え、前記第1のX線光学系を出射したX線は前記第
1の部材を透過して前記検査対象物に入射し、前記検査
対象物からの反射X線は前記第1の部材を透過して前記
第2のX線光学系に入射するX線検査装置である。
【0031】この構成により、ベアチップ実装された半
導体素子等の検査対象物の基板等の第2の部材の材質や
形態によらずに、安定して接合部の状態を検査すること
となる。
【0032】より好適には、請求項2記載のように、更
に、第1の部材、検査対象物及び第2の部材を載置する
並進運動及び/又は回転運動が可能なステージを有する
ことが、検査精度向上等の理由より望ましい。
【0033】また、より好適には、請求項3記載のよう
に、更に、X線光源及び第1のX線光学系と、第2のX
線光学系とX線検出器とを相対的に移動可能なステージ
を有することも、同様に望ましい。
【0034】また、請求項4記載のように、更に、反射
X線を確実に受光すべく、検査対象物を透過したX線を
受光するX線検出器を有するものである。
【0035】更に、より具体的には、請求項5記載のよ
うに、第1の部材は、半導体素子であり、第2の部材
は、基板であり、検査対象物は、前記半導体素子と基板
とを接合する接合部であってもよい。
【0036】また、請求項6記載のように、第1のX線
光学系及び/又は第2のX線光学系は、クマコフレンズ
を含むことも、軽量かつコンパクトで好ましい。
【0037】また、請求項7記載のように、反射X線
は、蛍光X線を用いてもよい。また、請求項8記載のよ
うに、更に、検査対象物の位置を検出する位置検出器を
有することも、検査の効率上好ましい。
【0038】そして、請求項9記載のように、X線の波
長は、1Å以下であることが、検査に用い得るX線の強
度上等の理由で好ましい。
【0039】一方、請求項10記載の本発明は、第1の
部材と第2の部材との間に位置し、X線に対して吸収が
相対的に大きい高吸収部とX線に対して吸収が相対的に
低い低吸収部とを有する検査対象物からの反射X線を用
いて前記検査対象物を検査するX線検査方法であって、
前記X線を前記高吸収部を避けるようにして前記低吸収
部に入射すべく前記X線の光軸を設定する行程と、前記
反射X線を前記高吸収部を避けるように検出すべく前記
反射X線の光軸を設定する行程とを有するX線検査方法
である。
【0040】この構成により、ベアチップ実装された半
導体素子等の検査対象物の材質や形態によらずに、安定
して接合部の状態を検査することとなる。
【0041】また、請求項11記載のように、更に、高
吸収部を避けるように検出すべく設定した反射X線の光
軸を、低吸収部に沿って回転させる行程を有すれば、検
査対象物の検査を精度よく行い得る。
【0042】また、請求項12記載のように、検査対象
物が所定の方向に複数個設けられている場合には、前記
所定の方向に沿って、前記複数の検査対象物の低吸収部
からの反射X線を検出する行程を有することにより、よ
り効率よく検査を行い得る。
【0043】ここで、請求項13記載のように、複数の
検査対象物の低吸収部からの反射X線は、前記低吸収部
の所定方向に沿った側部及び/又は中心部から検出され
るものであってもよい。
【0044】また、請求項14記載のように、更に、検
査対象物に入射するX線の光軸と、反射X線の光軸との
相対的な位置関係を変化する行程を有するものであって
もよく、一層自由度高い高精度の検査を行い得る。
【0045】ここで、請求項15記載のような、検査対
象物に入射するX線の光軸と、反射X線の光軸との相対
的な位置関係を変化する行程は、互いの光軸が交差すべ
く前記相対的な位置関係を変化するものであってもよ
く、請求項16記載のように、検査対象物に入射するX
線の光軸と、反射X線の光軸との相対的な位置関係を変
化する行程は、互いの光軸は交差しないが、互いのビー
ムは一部で重なり合うように前記相対的な位置関係を変
化するものであってもよい。
【0046】また、請求項17記載のように、検査対象
物の高吸収部は、低吸収部よりもX線に対して前側に位
置することが好ましい。
【0047】そして、請求項18記載のように、検査対
象物に入射するX線は、第1の部材を透過して前記検査
対象物に入射し、前記検査対象物からの反射X線は、前
記第1の部材を透過することが、検査対象物の種々の実
装状態に対応できる等好適である。
【0048】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
るX線検査装置の概略構成を示す構成図である。
【0049】図1において、1は半導体素子、2は接合
部、3は基板であり、接合部2は、半導体素子1と基板
3との間に設けられているもので、本実施の形態では電
極部である。
【0050】ついで、4はX線光源、5,6はX線光学
系、7はX線検出器、8はチップ位置検出器である。
【0051】ここで、X線光学系5は、X線光源4から
出射されたX線を半導体素子1を介して、検査対象であ
る接合部2の周辺にフォーカスして集光させるもので、
本実施の形態では、クマコフレンズを用いている。
【0052】本実施の形態では、X線光源4から出射さ
れたX線は、X線光学系5により、光軸方向に直交する
断面で最大直径が30〜40μm程度のスポットを結ぶ
構成としており、この領域をX線による検査領域Sで示
している。
【0053】また、X線光学系6は、このようにX線光
源4から出射されたX線を半導体素子1を介して、接合
部2に集光させ、接合部2から発生した蛍光X線を、半
導体素子1を介して効率的にX線検出器7に導くもの
で、本実施の形態では、X線光学系6と同様にクマコフ
レンズを用いている。
【0054】ここで、X線検出器7に導かれるX線は、
接合部2のX線光学系5,6の光軸の交差領域で発生し
た蛍光X線である。
【0055】なお、この蛍光X線は、反射X線の一種で
あり、反射X線は、蛍光X線の他、散乱X線をも含む
が、本実施の形態では、蛍光X線を利用した構成例につ
いて説明しているが、同様の構成で散乱X線を利用する
ことも可能である。
【0056】また、本実施の形態では、X線検出器7と
しては、X線の波長が弁別できるようなエネルギ分散型
の検出器を用いたが、分光結晶を利用した波長分散型の
検出器を使用してもよい。
【0057】そして、9は3軸(図中のXYZ座標系に
おけるX,Y,Z軸をいう。)回転ステージ、10は3
軸並進ステージであり、半導体素子1と接合部2を介し
て接合された基板3は、3軸回転ステージ9及び3軸並
進ステージ10に載置されている。
【0058】この3軸回転ステージ9及び3軸並進ステ
ージ10は、半導体素子1の接合部2を、X線光学系
5,6に対して適切な姿勢角に保ちながら、3次元的に
スキャンをすることを可能とするもので、モータ駆動さ
れるステージを複数組合わせた構成を有する。
【0059】もちろん、検査の必要度によっては、3軸
ステージ9,10の自由度は、より減らしてもよいし、
適宜の自由度同士のものを組合わせることも可能であ
り、場合によっては、いずれか一方のみを用いてもよ
い。
【0060】また、チップ位置検出器8は、半導体素子
1及び基板3が、3軸回転ステージ9及び3軸並進ステ
ージ10に載置された後、半導体素子1及び基板3の位
置を計測し、X線が集光され検査対象となる接合部2の
位置を検出するもので、本実施の形態では、距離センサ
及び画像計測装置から構成されている。
【0061】このチップ位置検出器8と3軸回転ステー
ジ9及び3軸並進ステージ10とは、不図示の制御装置
により連絡されており、この制御装置は、接合部2の位
置の検出値に対応して接合部2を含む半導体素子1及び
基板3を移動すべく3軸回転ステージ9及び3軸並進ス
テージ10を制御する。
【0062】以上のような構成において、本実施の形態
のX線検査装置の動作について説明をする。
【0063】まず、3軸回転ステージ9及び3軸並進ス
テージ10上に接合部2を間に有する半導体素子1及び
基板3を載置する。
【0064】ついで、チップ位置検出器8を用いて、半
導体素子1と基板3の位置を計測しする。具体的には、
接合部2で互いに接合されているから、いずれか一方の
位置を計測すればよい。
【0065】一方、接合部2の設計位置を、あらかじめ
半導体素子1の設計データから確認する。
【0066】そして、このような各位置から、検査対象
となっている接合部2の初期位置を得る。
【0067】このように接合部2の初期位置を確認後、
この初期位置に対応して、3軸回転ステージ9及び3軸
並進ステージ10を動作させ、最初に検査すべき接合部
2を、X線ビームの集光位置である検査領域Sに移動さ
せる。
【0068】そして、その接合部2に対して、X線光源
4からX線光学系5を介して、X線を集光することによ
り蛍光X線を出射させ、X線光学系6を介してX線検出
器7で検出し、X線の集光位置に相当する領域であっ
て、X線光学系5,6の光軸の交差する領域の元素分析
データを得る。
【0069】ついで、このように最初の接合部2の蛍光
X線の検出が終了すると、チップ位置検出器8を用い
て、接合部2の位置を確認しながら、3軸回転ステージ
9及び3軸並進ステージ10を動作させて、半導体素子
1及び基板3を移動し、次に検査すべき接合部2が検査
領域Sに来るように移動し、同様に蛍光X線を用いた元
素分析データを得る。
【0070】そして、このような動作を必要な接合部2
で行うことにより、その接合部2の内部の3次元的な元
素分布データを得ることができ、この元素分布データを
用いて、不図示のマッピング手段により3次元的にマッ
ピングして評価することにより、その接合状態を詳しく
検査することができることになる。
【0071】ここで、接合部2は、X線光源4、X線検
出器7から見て、半導体素子1の背後にあるために、以
下の点の考慮が必要である。
【0072】図2は、本実施の形態における接合部2の
詳細を示す構成図である。図2において、接合部2は、
金属バンプ2a及び導電ペーストや半田ペーストのよう
な導電性の接着剤部2bより構成される。
【0073】このペースト接着剤部2bの形状は、接合
部2の品質を大きく左右する主要因であるため、このよ
うにして形状を知ることは、信頼性の向上に直結する。
【0074】そして、接着剤部2bの材質は、既知なの
で、その元素の3次元分布を得ることで、接着剤部2b
の形状を調べることができる。
【0075】ところが、金属バンプ2aの形状等によっ
ては、接着剤部2bが、金属バンプ2aを構成するX線
の吸収の大きい物質、例えばPbやAuに隠されてしま
う場合もある。
【0076】このときに、図3に示すように、3軸回転
ステージ9を動作させ、半導体素子1、基板3ごと接合
部2を、X線光学系5,6側に対して適当な角度を有す
るように傾け、X線を確実に接合部2の全体に入射さ
せ、かつ蛍光X線を確実に得ることにより、接着剤部2
bが金属バンプ部2aの陰になる部分を排除して、蛍光
X線分析を行うことが可能となる。
【0077】なお、図3では、X線光学系4等の側が傾
斜した例が示されているが、傾斜はあくまでも相対的な
ものであれば足りるため、もちろん場合によってはステ
ージ9等側を傾けてもよい。これは、以下のステージ
9,10の動作について同様である。
【0078】更に、図3において、検出側のX線光学系
6等の側を、金属バンプ部2aの陰をさけて蛍光X線を
受光しながら、3軸回転ステージ9を動作させ、接合部
2を回転軸14のまわりに相対的に回転させれば、接合
部2の全周にわたり、くまなく検査することができる。
【0079】ついで、複数の接合部2を短時間で検査す
る必要のある現実的な場合を考慮して、検査時間の短縮
を可能とする移動パターンについて説明をする。
【0080】図4では、まず3軸回転ステージ9を、相
対的に右に傾斜させた後(図中では便宜上、X線光学系
5,6側を左に傾けたように示す。)、3軸並進ステー
ジ10をも動作させ、半導体素子1、基板3ごと接合部
2を相対的に傾斜させたまま、X線光学系5,6側に対
して矢印方向に相対移動させ、順次、接合部2を送って
全ての接合部2の左側を検査し、その後左に相対的に傾
斜させ、再び全ての接合部2の右側を検査する構成を示
している。
【0081】この構成によれば、接合部2の全体ではな
いが、代表的な部分、つまり両側を検査することができ
る。
【0082】更に、必要に応じて他の移動パターンをも
組合せていけばよいが、例えば、図5に示すように、3
軸回転ステージ9を水平に維持し、その水平面で切った
接合部2の断面の中心を通るようにX線が相対移動すべ
く、3軸並進ステージ10をも動作させれば、その相対
移動方向における接合部2の状態をも検査できる。
【0083】即ち、このときに接合部2の間で、接着剤
部2bに含まれる元素が検出されたとすると、これは接
合部2の間に、いわゆるブリッジが発生している検査結
果が得られるわけである。
【0084】このように、両側と中心部に対応した接合
部2の接合状態の検査を代表的に行い、効率的に複数の
接合部2の接合状態の検査をすることができる。
【0085】さて、もちろん本実施形態においては、入
射したX線は、半導体素子1を透過し、接合部2まで確
実に到達し、接合部2の元素から蛍光X線を放出させ
て、これが半導体素子1を透過する必要がある。
【0086】ここで、線吸収係数μをの材質の中を透過
するX線の強度IAは、透過深さをxとして以下の(数
1)で表される。
【0087】
【数1】
【0088】また、図6は、半導体としてSiの線吸収
係数のX線波長依存性を示す。
【0089】本実施の形態では、Moの特性X線を用い
ているが、図中斜線領域の波長領域を有するMoの特性
X線に対して、Siの線吸収係数は4.6〜6.4であ
るから、例えば、1mmのSiを透過するときのX線の
透過率は、21〜33%となる。
【0090】通常の半導体素子の厚みを500μm程度
とすると、Moの特性X線が往復しても、強度が1/3
〜1/5に減衰するだけであり、この程度の強度の低下
は、あまり問題とはならない。
【0091】しかし、X線の波長が長くなるにつれて吸
収が大きくなるため、使用するX線光源6の波長は、検
査精度等からいって1Å以下のものを用いることが好適
である。
【0092】更に、蛍光X線を検出する場合の蛍光線の
選択も、同様な理由より、このような波長範囲のものを
選ぶことが好適である。
【0093】以上により、本実施の形態によれば、ベア
チップ実装する半導体素子を、その半導体素子を介して
接合部にX線を照射し、その半導体素子を介して接合部
からの蛍光X線を検出することにより、接合部の接合状
態を検査できるように構成したX線検査装置を実現した
ものであり、極めて簡便な構成により、ベアチップ実装
された基板の材質や、両面実装の有無といった実装状態
等に影響されずに、接合部の検査が正確にできるもので
ある。
【0094】また、接合部が、金属バンプ部と接着剤部
とから構成される等の、相対的にX線を吸収しやすい部
分としにくい部分の組合せからなり、相対的にX線の吸
収をしにくい部分の形状が、接合部の品質に主として影
響を与える場合であっても、この部分を相対的にX線の
吸収をしやすい部分の陰にすることのない構成とするこ
とにより、接合部の検査が正確にできるものである。
【0095】また、接合部が、複数設けられている場合
であっても、代表的な検査部位を予め決定しておき、そ
れを順次、各接合部にわたって検査する構成とすること
により、極めて現実的な接合部の検査ができるものであ
る。
【0096】(実施の形態2)図7は、本発明の実施の
形態2のX線検査装置の概略の構成を示す構成図であ
る。
【0097】本実施の形態におけるX線検査装置は、実
施の形態1のものに対して移動テーブル11を付加した
こと以外は、同様の構成を有する。
【0098】図7において、移動テーブル11は、X線
光学系5,6の相対位置関係を変化させ、X線光学系
5,6を通過するX線の角度調整を行うもので、紙面上
において2つのX線光学系の光軸の交差する点を中心と
した同心円C上を、載置物であるX線光学系6及びX線
検出器7を、矢印のように移動させることができる。
【0099】もちろん、X線光学系6及びX線検出器7
の代わりに、X線光源4及びX線光学系5を移動テーブ
ル11に載置してもかまわない。
【0100】図8は、移動テーブル11を動作させて、
X線光学系5,6の相対位置関係を変化させ、X線光学
系5,6を通過するX線の角度調整を行った状態を示
し、21は、X線光学系5を伝搬するX線のビームプロ
ファイル、22は、X線光学系6を伝搬するX線のビー
ムプロファイルを各々概念的に示し、中心の直線は各々
光軸を示す。
【0101】ここで検査対象である接合部からの蛍光X
線等のX線の検出領域は、X線光学系5,6の光軸が交
わる交差領域23であるが、本実施の形態では、X線の
ビームプロファイルが、最小部で30〜40μmの直径
を持つ設定としていることから、図8(a)に示すよう
に、互いの光軸が直交する関係にあるときには、領域2
3は30〜40μmの寸法をもった球状領域となる。
【0102】ついで、図8(b)に示すように、互いの
光軸のなす角度を90度より小さくするにつれて、領域
23の形は、一方向に引き延ばされていく。
【0103】そして、図8(c)に示すように、互いの
光軸が、ほぼ同じ方向となるときには、領域23は、縦
に引き延ばされた形状となる。
【0104】よって、移動テーブル11を適宜動作さ
せ、等方的な検出領域を確保したい場合には、X線光学
系5,6の光軸のなす角度が90度になるように、入射
側光学要素と出射側光学要素とを相対的に位置させれば
よいし、X線の入射ビーム方向に広く検出領域を確保し
たい場合には、光軸のなす角度を限界まで小さくするよ
うにこれらを相対的に位置させればよいことになる。
【0105】また、図9に示すように、X線ビーム同士
を、光軸同士は交差しないがビームプロファイルの一部
は互いに重なり合うようにミスアライメントするよう
に、入射側光学系と出射側光学系とを相対的に位置さ
せ、交差領域23を小さくして、検出領域をより微小化
することも可能である。
【0106】以上により、本実施の形態によれば、入射
側光学系であるX線光源及びX線光学系と、出射側光学
系であるX線光学系及びX線検出器との相対位置関係を
変化させて、ベアチップ実装の接合部の検出領域の形状
を変化させ、X線検査が求められる領域に自由度高く適
合できるX線検査装置を実現できる。
【0107】(実施の形態3)図10は、本発明の実施
の形態3のX線検査装置の概略の構成を示す構成図であ
る。
【0108】本実施の形態におけるX線検査装置は、実
施の形態1のものに対してX線光源4、X線光学系5に
対する透過側に、新たなX線検出器31を付加したこと
以外は、同様の構成を有する。
【0109】図10において、X線検出器31は、基板
3を透過してきたX線を検出し、X線光学系4の焦点位
置付近にある検出領域Sの断層像を得るもので、X線光
学系4から出射し、基板3を透過した透過X線をすべて
受光できる大きさのX線受光素子から構成されている。
なお、3軸回転ステージ9、3軸並進ステージ10は、
図示していない。
【0110】また、本実施の形態では、透過X線をも検
出するのであるから、透過X線が存在するような相対的
に透過性の低い基板を用いることが前提となる。
【0111】本実施の形態では、X線検出器31で計測
される透過X線の強度は、その光路上のすべての要素、
つまり半導体素子1、接合部2及び基板3における吸収
を積分したものである。
【0112】このため、これらの要素の透過像をとる
と、これらの要素の構造が重なった像となる。
【0113】図11は、(a)に示すように、入射する
X線の焦点は接合部2に合わせながら、半導体素子1、
接合部2及び基板3の各要素に対して、矢印の方向に、
これらの要素とX線とを相対的に移動させていき、これ
に対応して(b)に示す強度変化を得たことを示す説明
図である。なお、1X、2X及び3Xは、各々の要素の
X線の高吸収部を示す。
【0114】図11からわかるように、接合部2に対し
ては、入射X線が実質的にフォーカスされていることか
ら、透過X線量が極めてシャープに変化するが、他の半
導体素子1及び基板3に対しては、透過X線量はならだ
かに変化している。つまり、接合部2から得られる透過
画像は、相対的に鮮鋭であり、半導体素子1及び基板3
から得られる透過画像は、相対的にぼけた状態になる。
【0115】これは、一種のラミノグラフィに相当し、
本実施の形態においては、蛍光X線のマッピングを取る
ことのみならず、ラミノグラフィ画像も得られることを
意味する。
【0116】以上により、本実施の形態によれば、反射
X線にあわせて、透過X線をも利用し、ラミノグラフィ
画像をも得ることにより、より多角的な情報を得て、精
度の高いベアチップ実装の接合部の検査ができるX線検
査装置を実現できる。
【0117】なお、本実施の形態は、実施の形態1の構
成に基づき説明をしたが、実施の形態2の構成をもとに
するものであってもよい。
【0118】また、以上の実施の形態では、X線光学系
をクマコフレンズで構成した例で説明したが、その他、
シングルチューブのトロイダルレンズやX線コリメータ
についても同様に使用可能である。
【0119】
【発明の効果】以上の本発明によれば、検査対象物であ
るベアチップ実装する半導体素子等を、その半導体素子
を介して接合部にX線を照射し、その半導体素子を介し
て接合部からの蛍光X線を検出することにより、接合部
の接合状態を検査できるように構成したX線検査装置を
実現したものであり、極めて簡便な構成により、ベアチ
ップ実装された基板の材質や、両面実装の有無といった
実装状態等に影響されずに、接合部の検査が正確にでき
るものである。
【0120】また、接合部が、金属バンプ部と接着剤部
とから構成される等の、相対的にX線を吸収しやすい部
分としにくい部分の組合せからなり、相対的にX線の吸
収をしにくい部分の形状が、接合部の品質に主として影
響を与える場合であっても、この部分を相対的にX線の
吸収をしやすい部分の陰にすることのない構成とするこ
とにより、接合部の検査が正確にできるものである。
【0121】また、接合部が、複数設けられている場合
であっても、代表的な検査部位を予め決定しておき、そ
れを順次、各接合部にわたって検査する構成とすること
により、極めて現実的な接合部の検査ができるものであ
る。
【0122】また、入射側光学系と出射側光学系との相
対位置関係を変化させて、ベアチップ実装の接合部の検
出領域の形状を変化させ、X線検査が求められる領域に
自由度高く適合できるものである。
【0123】また、反射X線にあわせて、透過X線をも
利用し、ラミノグラフィ画像をも得ることにより、より
多角的な情報を得て、精度の高いベアチップ実装の接合
部の検査ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるX線検査装置の
構成図
【図2】同ベアチップ実装された接合部の構成図
【図3】同接合部とX線との位置関係を示した説明図
【図4】同複数の接合部とX線との位置関係を示した説
明図
【図5】同複数の接合部とX線との位置関係を示した説
明図
【図6】同X線の吸収係数を示した図
【図7】本発明の実施の形態2におけるX線検査装置の
構成図
【図8】同X線の位置関係を示した図
【図9】同X線の位置関係を示した図
【図10】本発明の実施の形態3におけるX線検査装置
の構成図
【図11】同X線の透過状態を示した図
【図12】従来の透過X線画像を得る装置の構成図
【図13】同X線ラミノグラフィの装置の構成図
【図14】同蛍光X線分析のための装置の構成図
【図15】同蛍光X線分析のための装置の説明図
【符号の説明】
1 半導体素子 2 接合部 3 基板 4 X線光源 5 X線光学系 6 X線光学系 7 X線検出器 8 チップ位置検出器 9 3軸回転ステージ 10 3軸並進ステージ 11 移動テーブル 31 X線検出器 101 半導体素子 102 接合部 103 基板 104 X線光源 105 X線検出器 106 回転X線光源 107 回転型X線検出器

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と第2の部材との間に位置
    し、X線に対して吸収が相対的に大きい高吸収部とX線
    に対して吸収が相対的に低い低吸収部とを有する検査対
    象物からの反射X線を用いて前記検査対象物を検査する
    X線検査装置であって、X線を出射するX線光源と、前
    記X線光源から出射したX線が入射する第1のX線光学
    系と、前記検査対象物からの反射X線が入射する第2の
    X線光学系と、前記第2のX線光学系から出射したX線
    を受光するX線検出器とを備え、前記第1のX線光学系
    を出射したX線は前記第1の部材を透過して前記検査対
    象物に入射し、前記検査対象物からの反射X線は前記第
    1の部材を透過して前記第2のX線光学系に入射するX
    線検査装置。
  2. 【請求項2】 更に、第1の部材、検査対象物及び第2
    の部材を載置する並進運動及び/又は回転運動が可能な
    ステージを有する請求項1記載のX線検査装置。
  3. 【請求項3】 更に、X線光源及び第1のX線光学系
    と、第2のX線光学系とX線検出器とを相対的に移動可
    能なステージを有する請求項1又は2記載のX線検査装
    置。
  4. 【請求項4】 更に、検査対象物を透過したX線を受光
    するX線検出器を有する請求項1から3のいずれかに記
    載のX線検査装置。
  5. 【請求項5】 第1の部材は、半導体素子であり、第2
    の部材は、基板であり、検査対象物は、前記半導体素子
    と基板とを接合する接合部である請求項1から4のいず
    れかに記載のX線検査装置。
  6. 【請求項6】 第1のX線光学系及び/又は第2のX線
    光学系は、クマコフレンズを含む請求項1から5のいず
    れかに記載のX線検査装置。
  7. 【請求項7】 反射X線は、蛍光X線である請求項1か
    ら6のいずれかに記載のX線検査装置。
  8. 【請求項8】 更に、検査対象物の位置を検出する位置
    検出器を有する請求項1から7のいずれかに記載のX線
    検査装置。
  9. 【請求項9】 X線の波長は、1Å以下である請求項1
    から8のいずれかに記載のX線検査装置。
  10. 【請求項10】 第1の部材と第2の部材との間に位置
    し、X線に対して吸収が相対的に大きい高吸収部とX線
    に対して吸収が相対的に低い低吸収部とを有する検査対
    象物からの反射X線を用いて前記検査対象物を検査する
    X線検査方法であって、前記X線を前記高吸収部を避け
    るようにして前記低吸収部に入射すべく前記X線の光軸
    を設定する行程と、前記反射X線を前記高吸収部を避け
    るように検出すべく前記反射X線の光軸を設定する行程
    とを有するX線検査方法。
  11. 【請求項11】 更に、高吸収部を避けるように検出す
    べく設定した反射X線の光軸を、低吸収部に沿って回転
    させる行程を有する請求項10記載のX線検査方法。
  12. 【請求項12】 検査対象物は所定の方向に複数個設け
    られ、前記所定の方向に沿って、前記複数の検査対象物
    の低吸収部からの反射X線を検出する行程を有する請求
    項10又は11記載のX線検査方法。
  13. 【請求項13】 複数の検査対象物の低吸収部からの反
    射X線は、前記低吸収部の所定方向に沿った側部及び/
    又は中心部から検出される請求項12記載のX線検査方
    法。
  14. 【請求項14】 更に、検査対象物に入射するX線の光
    軸と、反射X線の光軸との相対的な位置関係を変化する
    行程を有する請求項9から13のいずれかに記載のX線
    検査方法。
  15. 【請求項15】 検査対象物に入射するX線の光軸と、
    反射X線の光軸との相対的な位置関係を変化する行程
    は、互いの光軸が交差すべく前記相対的な位置関係を変
    化する請求項14記載のX線検査方法。
  16. 【請求項16】 検査対象物に入射するX線の光軸と、
    反射X線の光軸との相対的な位置関係を変化する行程
    は、互いの光軸は交差しないが、互いのビームは一部で
    重なり合うように前記相対的な位置関係を変化する請求
    項14記載のX線検査方法。
  17. 【請求項17】 検査対象物の高吸収部は、低吸収部よ
    りもX線に対して前側に位置する請求項9から16のい
    ずれかに記載のX線検査方法。
  18. 【請求項18】 検査対象物に入射するX線は、第1の
    部材を透過して前記検査対象物に入射し、前記検査対象
    物からの反射X線は、前記第1の部材を透過する請求項
    9から17のいずれかに記載のX線検査方法。
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