JP2008037733A - 活性炭および電気二重層キャパシタの製造方法 - Google Patents

活性炭および電気二重層キャパシタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
大きな静電容量を得ることができるとともに原料費も安い電気二重層キャパシタ用、その他の類似の用途に供するのに最適な活性炭を提供する。
【解決手段】
沖縄産、その他のサトウキビバガスから得られる原料(特に、上記サトウキビバガスを髄部分と外皮部分とに互いに分離させることによって得られる上記外皮部分)を炭素化することによって炭化物を得る工程と、上記炭化物をアルカリ賦活することによって活性炭を得る工程とをそれぞれ具備している。
【選択図】 図10

Description

本発明は、比表面積が大きい活性炭の製造方法に関するものであって、このような活性炭は、電気二重層キャパシタの分極性電極の主成分、その他の類似の用途に供するのに最適なものである。また、本発明は、一対の分極性電極と、これら一対の分極性電極の間に配されているセパレータと、上記一対の分極性電極にそれぞれ接続されている一対の集電極と、上記一対の分極性電極に接触する電解質とをそれぞれ具備する電気二重層キャパシタの製造方法にも関するものである。
従来から、分極性電極の主成分として活性炭を用いた電気二重層キャパシタが知られている。このような電気二重層キャパシタは、例えば、特許第3330235号公報に開示されているように、セパレータを介して対向配置された一対の分極性電極と、これら一対の分極性電極の外側面(すなわち、上記セパレータとは反対側の面)にそれぞれ取付けられた一対の集電極とを備えている。また、活性炭を主成分とする分極性電極には、電解液を含ませている。そして、この電解液と上記一対の分極性電極との一対の界面にそれぞれ生じる一対の電気二重層には、電荷がそれぞれ蓄えられる。さらに、特許文献1には、電気二重層キャパシタの分極性電極の主成分として用いられる活性炭としては、フェノール樹脂から取得した活性炭の性能が、パルプなどのセルロースを炭化・賦活することによって得られる活性炭の性能よりも優れていることが記載されている。そして、特許文献1に係る発明おいては、電気二重層キャパシタの分極性電極の主成分として用いられる活性炭としては、紙基材フェノール樹脂積層板を粉破して炭化処理した後に、アルカリ金属水酸化物で賦活処理することによって得られる多孔性炭素材が用いられる。
特許第3330235号公報
一方、サトウキビのバガス(換言すれば、搾りかす)は、製糖工場用などの熱源や製糖工場用などの発電材料としては処理しきれずに、かなりの量が廃棄物になっている。また、熱源や発電材料として処理しきれないサトウキビバガスは、紙、土壌改良材および吸着材としても利用されている。そして、サトウキビバガスは、吸着材に利用するために、炭化・賦活をガス賦活や薬品賦活により行うことによって吸着材として製造されているが、このような吸着材のBET比表面積は、1,000m/g程度である。また、サトウキビバガスは、毛管由来のハニカム構造を有する繊維状の堅い外皮部分と、その中心部分である柔細胞から成る髄部分(すなわち、ピス部分)とから構成されている。さらに、サトウキビバガスを外皮部分と髄部分とに互いに分離させることによって得られるこれらの各部位(すなわち、外皮部分および髄部分)から得られる活性炭についての詳細な検討は、特になされていない。
しかし、特許文献1に開示されている電気二重層キャパシタにおいては、分極性電極の主成分として用いられる活性炭の原料として紙基材フェノール樹脂積層板が用いられている。したがって、この電気二重層キャパシタの場合には、十分な静電容量を得ることができず、また、原料費も高い。
特許第3330235号公報
本発明は、上述のような問題点に着目してこのような問題点を解決するために発明されたものであって、大きい静電容量を得ることができるとともに原料費も安い電気二重層キャパシタ用、その他の類似の用途に供するのに最適な活性炭(すなわち、多孔質炭素)を提供することを目的としている。
本発明は、その第1の観点によれば、沖縄産、その他のサトウキビのバガスから得られる原料を炭素化することによって炭化物を得る工程と、上記炭化物をアルカリ賦活することによって活性炭を得る工程とをそれぞれ具備することを特徴とする活性炭の製造方法に係るものである。この場合、上記原料は、上記サトウキビバガスを髄部分と外皮部分とに互いに分離させることによって得られる上記外皮部分であるのが好ましい。そして、上記アルカリ賦活によって得られる活性炭のBET比表面積は、好ましくは3,000〜3,500mgの範囲、さらに好ましくは3,250〜3,400m/gの範囲である。
また、本発明の上記第1の観点においては、上記炭素化における炭素化温度は、好ましくは673K〜1,073Kの範囲、さらに好ましくは773K〜973Kの範囲である。そして、上記アルカリ賦活に用いられるアルカリは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物であるのが好ましい。また、上記アルカリ賦活における上記炭化物に対するアルカリの重量比は、好ましくは4〜9の範囲、さらに好ましくは5〜8の範囲である。また、上記アルカリ賦活における賦活温度は、好ましくは823K〜1,323Kの範囲、さらに好ましくは923K〜1,223Kの範囲である。そして、上記アルカリ賦活における賦活温度は、上記炭素化における炭素化温度よりも、好ましくは100K〜300Kの範囲、さらに好ましくは150K〜250Kの範囲である。さらに、上記活性炭が電気二重層キャパシタ用の活性炭であるのが好ましい。
本発明は、その第2の観点によれば、一対の分極性電極と、これら一対の分極性電極の間に配されているセパレータと、上記一対の分極性電極にそれぞれ接続されている一対の集電極と、上記一対の分極性電極に接触する電解質とをそれぞれ具備する電気二重層キャパシタの製造方法において、上記一対の分極性電極のうちの少なくとも一方の分極性電極の主成分として活性炭が用いられ、上記活性炭として、沖縄産、その他のサトウキビのバガスから得られる原料を炭素化することによって炭化物を得る工程と、上記炭化物をアルカリ賦活することによって活性炭を得る工程とをそれぞれ経て製造される活性炭を用いることを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法に係るものである。
本発明の上記第2の観点においては、上記原料は、上記サトウキビバガスを髄部分と外皮部分とに互いに分離させることによって得られる上記外皮部分であるのが好ましい。そして、上記活性炭の電気二重層容量は、好ましくは170〜195F/gの範囲、さらに好ましくは175〜190F/gの範囲である。さらに、上記アルカリ賦活に用いられるアルカリは、水酸ナトリウム、水酸カリウムなどのアルカリ金属水酸化物であるのが好ましい。
本発明の上記第1および第2の観点のいずれにおいても、上記原料、上記炭化物および上記活性炭のうちのいずれか1種、いずれか2種または3種全部を、周知であってよい適当な切断工程および/または破砕工程および/または粉砕工程でもって、切断および/または破砕および/または粉砕することができる。しかし、切断、破砕および粉砕を特に必要としない場合には、これらの切断工程、破砕工程および粉砕工程を省略することができる。
本発明によれば、安い原料費と比較的簡単な製造工程とでもって、比表面積が大きくて静電容量が大きい活性炭を提供することができる。
また、請求項2〜4および6〜8に係る発明によれば、さらに静電容量が大きい活性炭を提供することができる。
また、請求項10に係る発明によれば、安い原料費と比較的簡単な製造工程とでもって、比表面積が大きくて電気二重層容量が大きい電気二重層キャパシタを提供することができる。
また、請求項11に係る発明によれば、さらに電子二重層容量が大きい電気二重層キャパシタを提供することができる。
さらに、請求項12に係る発明によれば、電気二重層容量が十分大きいために、実用的がきわめて高い電気二重層キャパシタを提供することができる。
つぎに、本発明を電気二重層キャパシタに適用した一実施例を、「1、電気二重層キャパシタ全体の概略的構成」、「2、分極性電極の製造方法」および「3、多孔性炭素についての特性試験」に項分けして、図1〜図10を参照しつつ説明する。
1、電気二重層キャパシタ全体の概略的構成
本発明の一実施例における電気二重層キャパシタ1は、図1および図2に示すように、セパレータ2を介して対向配置された上下一対の分極性電極3、4と、これら上下一対の分極性電極3、4の外側面(すなわち、セパレータ2とは反対側の面)にそれぞれ取付けられた上下一対の集電極5、6とを備えている。そして、これらの積層体2〜6が、適当な合成樹脂、その他の材料から成るほぼ直方体形状などのケース7内に収納されている。また、ケース7内には、適当な電解液(換言すれば、電解質)が充填されているので、分極性電極3、4には、上記電解液が含まれている。そして、この電解液と上下一対の分極性電極3、4との上下一対の界面にそれぞれ生じる上下一対の電気二重層には、電荷がそれぞれ蓄えられる。
図1および図2に示すように、セパレータ2は、ケース7の内周囲よりも一回り小さいほぼ長方形などで厚みが小さいシート形状であってよい。また、セパレータ2は、例えば、ろ紙などの紙や、セルロース、ガラス繊維などの不織布から成っていてよい。そして、上下一対の分極性電極3、4のそれぞれは、セパレータ2を一回り小さいほぼ長方形で厚みが大きいシート形状であってよい。また、上下一対の分極性電極3、4のそれぞれは、活性炭などの多孔性炭素から成っていてよいが、その詳細については、次項の「2、分極性電極の製造方法」の項において詳述する。さらに、上下一対の集電極5、6のそれぞれは、厚みが小さいシート形状であってよい。そして、これら上下一対の集電極5、6のそれぞれは、ケース7の内周囲とほぼ同形または多少小さいほぼ長方形などで厚みが小さいシート形状である集電極本体5a、6aと、これら上下一対の集電極本体5a、6aからケース7の外部に突出しているほぼ長方形などの厚みが小さい上下一対の端子部5b、6bとから成っていてよい。また、これら上下一対の集電極5、6は、アルミニウム、チタンなどの金属、その他の導電性材料から成っていてよい。
2、分極性電極の製造方法
図1および図2に示す上下一対の分極性電極3、4のそれぞれは、以下において詳述するようにして得られた活性炭(すなわち、多孔性炭素)にカーボンブラック(シグマアルドリッチ社製)などの導電剤とPTFE(四フッ化エチレン樹脂−シグマアルドリッチ社製)などのバインダとを、重量比が例えば8:1:1になるように混練した後に、型に充填して加圧成形することによって、図1および図2に示す形状に成形したものであってよい。
上記活性炭を製造するに当っては、原料として、沖縄産のサトウキビのバガスが用いられた。このサトウキビバガスは、堅い外皮部分と柔細胞から成る髄部分との2種類の部位から構成され、その重量比は、約18:約7であった。本実施例においては、上記サトウキビバガスを髄部分と外皮部分とに分離させることによってそれぞれ得られた髄部分および外皮部分と、髄部分と外皮部分とに分離させる前の状態のバガス(すなわち、髄部分と外皮部分とが互いに一体化したままのものであって、本文においては、「髄部分+外皮部分」または「髄+外皮」という。)との3種類の原料がそれぞれ用いられた。
上記3種類の原料のそれぞれは、約24時間乾燥された後に、石英ガラス管内の白金るつぼに入れられて、例えばヘリウムの流通下(例えば流量約40ml/分)で例えば昇温速度約5K/分でもって例えば約973Kまで昇温され、この温度で例えば約1時間炭素化された。このようにして得られた3種類の炭化物(換言すれば、試料)のそれぞれは、つぎのようにしてアルカリ処理(換言すれば、アルカリ賦活)された。この場合、賦活剤として、例えば水酸化ナトリウム(和光純薬社製−試薬特級)が用いられた。このアルカリ処理は、水酸化ナトリウムが炭化物1.0gに対して重量比で0.1〜8.0になるように調製されたアルカリ水溶液中(例えば約30ml中)で例えば約1時間撹拌することによって、行われた。この撹拌後に、3種類の試料は、石英ガラス管内の白金るつぼに移されて、例えば昇温速度5K/分でもって例えば約1.073Kまで昇温され、この温度で例えば約1時間保持された。このようにしてアルカリ賦活された後の3種類の試料(換言すれば、活性炭)は、洗浄後のpHが7付近になるまで、純水および希塩酸で洗浄された。
上述のようにして製造された3種類の活性炭のそれぞれは、熱真空乾燥された。ついで、これら3種類の活性炭のそれぞれには、既述のように、例えばカーボンブラック(シグマアルドリッチ社製)と例えばPTFE(シグマアルドリッチ社製)とが、重量比が例えば8:1:1になるように、混練された。ついで、これら3種類の混練物のそれぞれは、型に充填して加圧成形することによって、図1および図2に示す形状に成形された。この結果、3種類の分極性電極がそれぞれ製造された。なお、本文においては、上述のような活性炭(ひいては、分極性電極または活性炭電極)の製造方法において、サトウキビバガスの髄部分から活性炭(ひいては、分極性電極または活性炭電極)を製造する方法を具体例1といい、サトウキビバガスの外皮部分から活性炭(ひいては、分極性電極または活性炭電極)を製造する方法を具体例2といい、サトウキビバガス(換言すれば、髄部分+外皮部分)から活性炭(ひいては、分極性電極または活性炭電極)を製造する方法を具体例3という。
3、活性炭についての特性試験
前項の「2、分極性電極の製造方法」の項において具体例1〜3によってそれぞれ製造された3種類の多孔性炭素(換言すれば、活性炭)についての特性試験を行うために、前記3種類の混練物は、それぞれが13mm径の3個の型に0.05gずつ充填して加圧成形することによって、ボタン形状に成形された。そして、これら3種類のボタン型成形体に、例えばチタンメッシュから成る集電体を圧着して取付けることによって、3種類の試験用活性炭電極を作製した。そして、これら3種類の活性炭電極についてのそれぞれの特性を互いに比較した。
以下に記述する「多孔性炭素についての特性実験」は、つぎの(a)項〜(d)項に記載する要領で行われた。
(a)多孔性炭素(換言すれば、活性炭)の細孔特性は、77Kでの定容系の窒素ガス吸着式細孔分布測定装置(島津製作所製−ASAP2020)によって測定されたこと(このとき、ミクロ孔の容積はMP法で解析されて算出され、また、メソ孔の容積はBJH法で解析されて算出された。)、
(b)活性炭の表面は、走査型電子顕微鏡(SEM)によって観察されたこと、
(c)元素分析においては、炭素・水素・窒素同時定量装置(ヤナコ分析工業社製−YANACO CHNコーダーMT−6)を用いて炭素、水素および窒素の含有量をそれぞれ測定し、全量からこれら3種類の含有量を差し引いた値を酸素の含有量としたこと、および
(d)電気二重層容量は、3極式セルによって測定されたこと(このとき、作用極に上記3種類の活性炭電極(具体例1〜3)のうちのいずれか1つを、対極に作用極の6倍重量の活性炭電極(具体例1〜3のうちのいずれか1つ)を、参照電極に飽和カロメル電極をそれぞれ用いた。電解質には、1モルの硫酸水溶液500mlを用いた。電極二重層容量(C)は、正方向の過程と負方向の過程とをそれぞれ定電流(例えば100mA/g)に設定し、電極の電位と時間とのプロファイルの勾配から次式を用いて算出した。
C=I×△T/(V−V)=I×△T/△V
I:一定電流
:充電または放電開始電位
:充電または放電終了電位
△T:充電または放電に要した時間)。
まず、上記3種類の活性炭の原料となったサトウキビバガス(すなわち、「髄部分+外皮部分」)およびその各部位(すなわち、「髄部分」および「外皮部分」)の特性について説明すると、サトウキビバガスの元素分析値は、つぎの表1に示すとおりであった。この場合、炭素、水素および酸素の各含有量は、外皮部分と髄部分とで互いにほぼ同一であった。また、灰分の含有量は、髄部分では外皮部分よりも高い値(約5.8wt%)であった。
図3Aには、サトウキビバガスの髄部分のSEM像が示されている。また、図3Bには、サトウキビバガスの外皮部分のSEM像が示されている。図3Bから、外皮部分は、孔径10μmほどの毛管由来の多数の空洞を有していることが分る。これに対し、図3Aから、髄部分は、外皮部分のような多数の空洞を有してはおらずに、粉末状であることが分る。
つぎに、サトウキビバガスおよびその各部位を炭素化したときの物性変化について説明すると、2種類の原料(すなわち、サトウキビバガスの「髄部分」および「外皮部分」)は、約573K〜約973Kの温度範囲で炭素化された。図4には、サトウキビバガスの髄部分および外皮部分についての炭素化温度と炭化物の収率および炭化物のH/C比およびO/C比との関係が示されている。この図4から、上記2種類の原料のいずれにおいても、炭素化温度が約600Kよりも高くなると、収率が急激に低下し、炭素化温度が約873Kよりも高くなると、収率がほぼ一定になることが分る。また、図4から、元素組成比については、H/C比は炭素化温度の上昇にともなって減少し、O/C比は炭素化温度が約873Kよりも高くなるとほぼ一定になることが分る。さらに、上記2種類の原料のいずれにおいても、炭素の含有量は、炭素化温度が約973Kよりも高くなると、90%以上になった。これは、髄部分および外皮部分の熱分解によって、水および二酸化炭素として脱水素および脱酸素が進行したためであると考えられる。また、このときに得られた炭化物のBET比表面積は、炭素化温度が約973Kで約20m/gであった。したがって、本発明においては、実用性の観点から言って一般的に、炭素化温度は、673K以上であるのが好ましく、1,073K以下であるのが好ましく、また、773K以上であるのがさらに好ましく、973K以下であるのがさらに好ましいことが分る。
図4に関連して判明した上述のような特性から、サトウキビバガスの髄部分および外皮部分の構造変化には、炭素化温度が大きく影響していると考えられる。図5Aには、サトウキビバガスの髄部分を原料として炭素化温度が約973Kで炭素化して得られた炭化物(具体例1)の構造のSEM像が示されている。また、図5Bには、サトウキビバガスの外皮部分を原料として炭素化温度が約973Kで炭素化して得られた炭化物(具体例2)の構造のSEM像が示されている。図5Aから、髄部分から得られる炭化物は、図3Aに示す原料のままの髄部分とほぼ同様の形状を保っていることが分る。また、図5Bから、外皮部分から得られる炭化物は、図3Bに示す原料(すなわち、炭素化前の外皮部分)に較べると、熱分解による脱酸素によって毛管の構造が崩れた部分が僅かに見られるが、原料のままの構造をほとんど保っていることが分る。
つぎに、サトウキビバガスおよびその各部位を炭素化することによって得られた上記3種類の炭化物のそれぞれからアルカリ賦活によって製造した上記3種類の活性炭のそれぞれの特性について説明する。図6には、これら3種類の活性炭についての賦活温度1,073Kでのアルカリ(具体的には、水酸化ナトリウム)の添加量(すなわち、炭化物に対するアルカリの重量比)とBET比表面積および収率との関係(換言すれば、アルカリの添加量が収率およびBET比表面積に及ぼす影響)が示されている。この図6から、髄部分+外皮部分、髄部分および外皮部分のうちのいずれかから得られた3種類の活性炭のいずれの場合にも、3種類の炭化物のそれぞれに対するアルカリの添加量の増加にともなって、それらのBET比表面積が増加することが分る。そして、アルカリの添加量6.0において、BET比表面積が3,000m/g以上の活性炭が得られることが分る。なお、賦活温度は、実用性の観点から言って一般的に、炭素化温度よりも100K以上で高いのが好ましく、300K以下で高いのが好ましく、また、150K以上で高いのがさらに好ましく、250K以下で高いのがさらに好ましい。したがって、上記賦活温度は、実用性の観点から言って一般的に、823K以上であるのが好ましく、1,323K以下であるのが好ましく、また、923K以上であるのがさらに好ましく、1,223K以下であるのがさらに好ましい。
図7A〜図7Dには、サトウキビバガスの髄部分から得られた活性炭(具体例1)のSEM像が示されている。図7Aは、アルカリ添加量1.7でBET比表面積901m/gの場合である。そして、図7Bは、アルカリ添加量2.9でBET比表面積1,695m/gの場合である。また、図7Cは、アルカリ添加量3.7でBET比表面積2,113m/gの場合である。さらに、図7Dは、アルカリ添加量6.5でBET比表面積3,120m/gの場合である。これらの図7A〜図7Dから、髄部分から得られた活性炭の場合には、アルカリ腑活によるBET比表面積の増大にともなって、活性炭を構成する粒子の大きさが減少していることが分る。これに対し、図8A〜図8Dには、サトウキビバガスの外皮部分から得られた活性炭(具体例2)のSEM像が示されている。図8Aは、アルカリ添加量1.0でBET比表面積889m/gの場合である。そして、図8Bは、アルカリ添加量2.0でBET比表面積1,682m/gの場合である。また、図8Cは、アルカリ添加量3.0でBET比表面積2,030m/gの場合である。さらに、図8Dは、アルカリ添加量6.0でBET比表面積3,328m/gの場合である。これらの図8A〜図8Dから、外皮部分から得られた活性炭の場合には、アルカリ賦活によるBET比表面積の増大にともなって、毛管構造は多少崩れているが、小さいサイズで毛管の構造として残っていることが分る。そして、外皮部分から得られた活性炭の場合には、BET比表面積を増大させても、毛管構造は維持されていることが分る。したがって、本発明においては、実用性の観点から言って一般的に、炭化物に対するアルカリの重量比は、4以上であるのが好ましく、9以下であるのが好ましく、また、5以上であるのがさらに好ましく、8以下であるのがさらに好ましいことが分る。また、本発明においては、実用性の観点から言って一般的に、活性炭のBET比表面積は、3,000m/g以上であるのが好ましく、3,500m/g以下であるのが好ましく、また、3,250m/g以上であるのがさらに好ましく、3,400m/g以下であるのがさらに好ましい。
図9には、上記3種類の活性炭のそれぞれについての77Kでの窒素吸着等温線が示されている。上記3種類の原料から得られたBET比表面積が3,000m/g以上の活性炭の窒素吸着等温線は、IUPAC(すなわち、International Union of Pure and Applied Chemistry)の吸脱着等温線の分類のII型であった。なお、図9において、Pは吸着平衡圧を示し、Poは飽和蒸気圧を示している。図9に示す窒素吸着等温線を解析して算出した細孔パラメータをつぎの表2に示す。この表2から、上記3種類の活性炭のいずれにおいても、メソ孔の発達が促進されていることが分る。
つぎに、高比表面積でメソ多孔性であるバガス活性炭(すなわち、サトウキビバガスから得られた活性炭)の電気二重層の特性について説明すると、図10には、上記3種類の活性炭電極についてのBET比表面積と静電容量(換言すれば、電気二重層容量)との関係が示されている。この図10から、BET比表面積の増加にともなって、電気二重層容量(Cdl)が増加していることが分る。特に、外皮部分から得られた活性炭電極(具体例2)は、髄部分から得られた活性炭電極(具体例1)や髄部分+外皮部分から得られた活性炭電極(具体例3)に較べて、各BET比表面積において電気二重層容量の値が高いことが分る。そして、外皮部分から得られた活性炭電極の電気二重層容量の最高値は、BET比表面積約3,328m/gで約183F/gを示していて、髄部分から得られた活性炭電極または髄部分+外皮部分から得られた活性炭電極よりも、電気二重層容量の値が10〜20F/gほど高いことが分る。したがって、本発明においては、実用性の観点から言って一般的に、静電容量(すなわち、電気二重層容量)は、170F/g以上であるのが好ましく、195F/g以下であるのが好ましく、また、175F/g以上であるのがさらに好ましく、190F/g以下であるのがさらに好ましい。
これに対し、上記表2に示した細孔パラメータにおいては、原料の種類(換言すれば、サトウキビバガスの各部位)による大きな特徴は見られなかった。また、活性炭の酸性官能基が電気二重層容量の増大に起因するという見地から、最も高い電気二重層容量が得られた活性炭のCEC(Chlorine Exchange Capacity−すなわち、塩素交換容量、陽イオン交換性能および塩素置換容量)測定を行ったところ、高い電気二重層が得られた活性炭のCECの値は、0.11〜0.13mmol/gであったから、特微は特に見られなかった。このことから、外皮部分から得られた活性炭のSEM像が示しているように、外皮部分から得られた活性炭は、毛管による10μm程度の細孔が存在している。そして、このような細孔が、外皮部分から得られた活性炭の電気二重層容量の増大に起因していることが分る。したがって、サトウキビバガスのうちの特に外皮部分から得られる活性炭が電気二重層キャパシタの分極性電極の主成分として最も適していることが判明した。
以上において、本発明の一実施例について詳細に説明した。しかし、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、既述の実施例においては、ケース7をほぼ直方形形状に構成するとともに、セパレータ2、一対の分極性電極3、4および一対の集電極5、6のそれぞれの集電極本体5a、6aをそれぞれほぼ直方体形状に構成した。しかし、ケース7をほぼ円筒形状に構成するとともに、セパレータ2、一対の分極性電極3、4および一対の集電極5、6のそれぞれの集電極本体5a、6aをそれぞれほぼ円形状に構成してもよい。また、セパレータ2および一対の分極性電極3、4をそれぞれ長手状に構成するとともに、これらのセパレータ2および分極性電極3、4を互いに積層してから巻回することによって構成した巻回体をほぼ円筒形状のケース7に収容するようにしてもよい。
また、既述の実施例においては、一対の集電極本体5a、6aのそれぞれの引き出し電極をこれら一対の集電極本体5a、6aの端子部5b、6bとして上記一対の集電極本体5a、6aとそれぞれ一体に形成した。しかし、上記引き出し電極は、一対の集電極本体5a、6aとはそれぞれ別体に構成することもできる。
本発明を電気二重層キャパシタに適用した一実施例における電気二重層キャパシタ全体の部分的に切り欠いた概略的な斜視図である。(実施例1) 図1に示す電気重層キャパシタの、ケースを省略した状態における分解斜視図である。(実施例1) 図1の分極性電極の製造に用いられるサトウキビバガスの髄部分のSEM写真である。(実施例1) 図1の分極性電極の製造に用いられるサトウキビバガスの外皮部分のSEM写真である。(実施例1) 図1の分極性電極の製造に用いられるサトウキビバガスの髄部分および外皮部分についての炭素化温度と炭化物の収率および元素組成比との関係を示すグラフである。(実施例1) 図3Aのサトウキビバガスの髄部分の炭素化後のSEM写真である。(実施例1) 図3Bのサトウキビバガスの外皮部分の炭素化後のSEM写真である。(実施例1) サトウキビバガスの図5Aに示す髄部分、図5Bに示す外皮部分および髄部分+外皮部分からそれぞれ得られた活性炭についてのアルカリの添加量とBET比表面積および収率との関係を示すグラフである。(実施例1) 図5Aに示すサトウキビバガスの髄部分から得られたBET比表面積901m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) 図5Aに示すサトウキビバガスの髄部分から得られたBET比表面積1,695m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) 図5Aに示すサトウキビバガスの髄部分から得られたBET比表面積2,113m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) 図5Aに示すサトウキビバガスの髄部分から得られたBET比表面積3,120m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) 図5Bに示すサトウキビバガスの外皮部分から得られたBET比表面積889m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) 図5Aに示すサトウキビバガスの外皮部分から得られたBET比表面積1,682m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) 図5Aに示すサトウキビバガスの外皮部分から得られたBET比表面積2,030m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) 図5Aに示すサトウキビバガスの外皮部分から得られたBET比表面積3,328m/gの活性炭のSEM写真である。(実施例1) サトウキビバガスの髄部分+外皮部分、髄部分および外皮部分からそれぞれ得られた活性炭についての77Kでの窒素吸着等温線を示すグラフである。(実施例1) サトウキビバガスの髄部分+外皮部分、髄部分および外皮部分からそれぞれ得られた活性炭についてのBET比表面積と静電容量との関係を示すグラフである。(実施例1)
符号の説明
1 電気二重層キャパシタ
2 セパレータ
3 上側分極性電極
4 下側分極性電極
5 上側集電極
6 下側集電極
7 ケース

Claims (13)

  1. サトウキビバガスから得られる原料を炭素化することによって炭化物を得る工程と、
    上記炭化物をアルカリ賦活することによって活性炭を得る工程とをそれぞれ具備することを特徴とする活性炭の製造方法。
  2. 上記原料が上記サトウキビバガスを髄部分と外皮部分とに互いに分離させることによって得られる上記外皮部分であることを特徴とする請求項1に記載の活性炭の製造方法。
  3. 上記アルカリ賦活によって得られる活性炭のBET比表面積が3,000〜3,500mgの範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の活性炭の製造方法。
  4. 上記炭素化における炭素化温度が673K〜1,073Kの範囲であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の活性炭の製造方法。
  5. 上記アルカリ賦活に用いられるアルカリがアルカリ金属水酸化物であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の活性炭の製造方法。
  6. 上記アルカリ賦活における上記炭化物に対するアルカリの重量比が、4〜9の範囲であることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の活性炭の製造方法。
  7. 上記アルカリ賦活における賦活温度が823K〜1,323Kの範囲であることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の活性炭の製造方法。
  8. 上記アルカリ賦活における賦活温度が、上記炭素化における炭素化温度よりも、100K〜300Kの範囲で高いことを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の活性炭の製造方法。
  9. 上記活性炭が電気二重層キャパシタ用の活性炭であることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の活性炭の製造方法。
  10. 一対の分極性電極と、これら一対の分極性電極の間に配されているセパレータと、上記一対の分極性電極にそれぞれ接続されている一対の集電極と、上記一対の分極性電極に接触する電解質とをそれぞれ具備する電気二重層キャパシタの製造方法において、
    上記一対の分極性電極のうちの少なくとも一方の分極性電極の主成分として活性炭が用いられ、
    上記活性炭として、サトウキビバガスから得られる原料を炭素化することによって炭化物を得る工程と、上記炭化物をアルカリ賦活することによって活性炭を得る工程とをそれぞれ経て製造される活性炭を用いることを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  11. 上記原料が上記サトウキビバガスを髄部分と外皮部分とに互いに分離させることによって得られる上記外皮部分であることを特徴とする請求項10に記載の電気二重層キャパシタの製造方法。
  12. 上記活性炭の電気二重層容量が170〜195F/gの範囲であることを特徴とする請求項10または11に記載の電気二重層キャパシタの製造方法。
  13. 上記アルカリ賦活に用いられるアルカリがアルカリ金属水酸化物であることを特徴とする請求項10、11または12に記載の電気二重層キャパシタの製造方法。
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