JP2008036546A - 発酵装置、および有機発酵肥料の製造システム - Google Patents

発酵装置、および有機発酵肥料の製造システム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は籾殻、わら、廃棄処分される木、竹などの植物を発酵させて有機肥料を製造するに当たり、短時間に発酵させて有機肥料を製造可能な発酵手段を有する製造システムを提供する。
【解決手段】 籾殻、わら・木・竹のチップなどの被処理植物を発酵装置、発酵させて有機発酵肥料を製造するシステムは、水平方向に回転し被処理植物と酵素液を撹拌混合する撹拌混合手段52と、酵素液と混合した被処理植物を撹拌混合しながら垂直方向に回転搬送させるスクリュー板53と、該被処理植物を拡散落下させる拡散手段55を有する発酵機50と、該撹拌混合手段とスクリュー板を回転駆動する駆動機構500を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は籾殻・わら・あるいは廃棄処分される木・竹などの植物を発酵させる発酵装置、および有機肥料を製造する有機肥料の製造システムに関する。
資源の有効利用が叫ばれている昨今、廃棄処分される植物においても、地中に埋めて土に還す、あるいは、発酵させて堆肥化し、有機肥料とすることにより新しい植物の生育に寄与させて、自然に還元する循環型の処分方法がとられている。
植物を原料とする有機発酵肥料のなかでも、籾殻を発酵させた有機発酵肥料は、肥料の三要素、窒素・燐酸・カリを多大に含有しているので有効利用が望まれている。しかし、年間70万tという大量が廃棄処分されている籾殻は、表面がロウ状物質で被覆されているため、水分を撥水してしまうので、地中に埋めても土壌中でその分解に7〜8年を要し、機械的発酵処理においてもやはり発酵菌が籾殻内部に働くまでには相当の時間を要していた。そこで、主に籾殻の発酵期間の短縮化が望まれていた。
籾殻を含む植物の発酵期間の短縮に関する文献が下記の特許文献に開示されている。
しかしながら、下記特許文献に開示されている有機発酵肥料は(籾殻堆肥)は、発酵菌が短時間で籾殻内部にまで働くように、いずれも籾殻を細かく粉砕して使用している。しかし、籾殻は小粒形状であって、かつ、硬いので、籾殻を粉砕する作業は困難であった。
また、特許文献2に開示されている方法は、発酵が十分行われるために籾殻を加水粉砕したうえ、過熱後膨軟化処理という手間のかかる前処理をし、一次発酵から二次発酵を必要とし、これに熟成及び土壌中において植物に有効な作用をするAV菌根菌と根粒菌との混合作業を要した。
本発明者は、水になじまないため、その分解に長い期間を要する籾殻を、粉砕することなく、曝気した屎尿に浸漬することによって、きわめて短時間で籾殻の表面を被覆するロウ状の物質が分解されることの知見を得て、被覆膜が分解された籾殻を発酵させることにより有機発酵肥料を製造することに成功した(非特許文献3参照)。
特開昭60−137888号公報 特開平9−268088号公報 現代農業 85 No.11P.96〜103(2005)
しかし、長時間の発酵はかなりな温度の上昇となると共に、発酵臭が発生し、大量生産を行なう場合など、作業者および工場周縁に対して温度の上昇、悪臭の放散などの問題があった。また、この製法による有機発酵肥料の製造は製品になるまでに3〜6ヶ月を要していた。
そこで、本発明はセルロースあるいはリグニンなどを構成成分としている籾殻、わら、廃棄処分される木、竹などの植物を発酵させて有機肥料を製造するに当たり、短時間に発酵が完了する発酵装置、および有機発酵肥料の製造システムを提供することにある。
本発明の発酵装置は、酵素液と混合した被処理植物を水平方向に回転して撹拌混合する撹拌混合手段と、酵素液と混合した被処理植物を撹拌混合しながら垂直方向に回転搬送するスクリュー板と、該被処理植物を拡散落下させる拡散手段と、該撹拌混合手段とスクリュー板を回転駆動する駆動機構を備えている。そして、前記駆動機構は撹拌混合手段の回転方向と前記スクリュー板の回転方向を逆方向に駆動するとともに、被処理植物は前記撹拌混合手段での撹拌・混合、反対方向に回転するスクリュー板による撹拌混合されながらの上方への移動、拡散手段からの落下、を循環しながら発酵処理される構成を具備する。
本発明の、籾殻、わら・木・竹のチップなどの被処理植物を混合機において酵素液と混合撹拌して発酵させ、さらに、発酵機において撹拌発酵させて有機発酵肥料を製造する製造システムは、酵素液と混合した被処理植物を水平方向に回転して撹拌混合する撹拌混合手段と、酵素液と混合した被処理植物を撹拌混合しながら垂直方向に回転搬送させるスクリュー板と、該被処理植物を拡散落下させる拡散手段と、該撹拌混合手段とスクリュー板を回転駆動する駆動機構を備えた発酵機を具備する。
そして、この駆動機構は1個のモータで撹拌混合手段の回転方向と前記スクリュー板の回転方向を逆方向に駆動するとともに、被処理植物は前記撹拌混合手段での撹拌・混合、反対方向に回転するスクリュー板による撹拌混合されながらの上方への移動、拡散手段からの落下を循環しながら発酵処理されるよう構成している。
本発明に係る駆動機構は、駆動源に連絡する小傘歯車と、該小傘歯車に連結し該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転する第1の大傘歯車と、該小傘歯車に連結して該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転し前記第1の大傘歯車と平行に配設される第2の大傘歯車とを備え、前記第1の大傘歯車にはスクリュー板を配設する第一回転軸を垂設し、前記第2の大傘歯車は前記混合撹拌手段を配設する第二回転軸を垂設していることを特徴とする。
本発明に係る混合機は、回転軸に配設する被植物を混合撹拌する複数の撹拌羽根と、該回転軸を回転駆動する駆動機構を備え、前記駆動機構は、駆動源に連絡する小傘歯車と、該小傘歯車に連結し該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転する第1の大傘歯車と、該小傘歯車に連結して該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転し前記第1の大傘歯車と平行に配設される第2の大傘歯車とを備え、前記第1の大傘歯車には上部に撹拌羽根を配設する第一回転軸を垂設し、前記第2の大傘歯車は下部に撹拌羽根を配設する第二回転軸を垂設していることを特徴とする。
また、第一の大傘歯車と第二の大傘歯車はその回転方向を逆としている、あるいは、第一回転軸と第二回転軸とはすべり軸受け構造となっていることを特徴とする。
本発明の発酵装置は、通常は3年〜8年を必要とする籾殻、わら、廃棄処分される木、竹などの植物の発酵を数時間と言う短期間に達成できる。
また、本発明はモータ1個で2軸を駆動する構成とすることで、構成部品点数の減少を果たし、省スペース化を達成する。
本発明の有機発酵肥料の製造システムは、籾殻、わら、廃棄処分される木、竹などの植物から有機発酵肥料を約1ヶ月の短期間に達成できる。
以下図面を参照して本発明の最良の形態例を説明する。
本発明の実施の形態例として説明する材料は、発酵に最も長期間を要する植物である籾殻を用いた例を示している。なお、この実施例は本発明を限定するものではない。
先ず、本発明の発酵装置と有機発酵肥料の製造システムを図6により説明する。
(1) 曝気した屎尿水(酵素液)を貯蔵する酵素液貯蔵タンク11中に袋詰めした籾殻を一昼夜浸漬する。このとき、屎尿水は循環させている、あるいは撹拌している状態とする。
(2) 袋を酵素水から引き上げ水切りをして、混合機20に米ぬか、酵素(酵母菌を主体とした酵素)と共に投入、約10分間撹拌混合する。米ぬかは発酵菌の栄養源となっている。混合機20はタンク内部に複数の混合羽根23を配設した回転軸25を垂直に設置し、図示せぬ駆動源により回転軸25を回転し、それに伴って回転する混合羽根23により籾殻・米ぬか・酵素は撹拌されて混合される。
そのほか、集合屎尿処理場で浄化された塩素殺菌を行なう前の浄水を発酵液として使用する場合もあるが、この場合は混合機20に未処理の籾殻・米ぬか・発酵液(分解酵素の役目をなす浄水)と酵素(酵母菌を主体とした酵素)を投入、約10分間撹拌・混合する。
(3) 混合機20から取り出した混合された籾殻・米ぬか・酵素(酵母菌を主体とした酵素)の混合物100を一次発酵槽30に移し、開放状態で約1週間放置する。この間に、混合物100は発酵を促進する。・・・一次発酵という。
一次発酵を終えた籾殻は指などで押しつぶすと粉砕できる状態となる。
(4) 一次発酵を終えた籾殻を撹拌機40で撹拌する。このとき、牛糞などの畜糞、生ごみ、汚泥などを籾殻の50〜200重量%混入させ、予備発酵を約3週間おこなう。
(5) 撹拌機40から出した籾殻などの撹拌物を本発明の発酵機50に投入、約3〜6時間撹拌して発酵させる。・・・二次発酵という。発酵機50は後ほど詳述する。
(6) 二次発酵を終えた籾殻は、熟成槽60に移され、1日1回程度切り返ししながら、発酵により上昇した温度を常温まで下降させる。この熟成に2〜3日を要する。
(7) 常温となった籾殻を袋詰めして完成品とする。
この有機発酵肥料の製造システムに要する期間は約1ヶ月であった。
このように、本システムは有機発酵肥料を短期間で製造するとともに、日々排出され廃棄処理に苦慮している生ゴミ、畜糞、汚泥などの処理に多大なる貢献を果たしている。
ここで、有機発酵肥料となる植物(例えば籾殻)を二次発酵させる発酵機50の構成を図1、2を参照して詳述する。
発酵機50は本体51と、撹拌羽根52・スクリュー板53・拡散屋根55、および撹拌羽根52・スクリュー板53の駆動機構500とを有している。
本体51はステンレス製の円筒形状をなしている。中心位置にはスクリュー板53を配設した第一回転軸530を立設し、第一回転軸530は本体51の天井板51bに回転自在に取りつけられている。スクリュー板53を取り付けた第一回転軸530はカバー筒体80内に収容されている。カバー筒体80は支持部材550を介して本体51の天井51bに連結されている。カバー筒体80はスクリュー板53上端部分を露出させた位置からスクリュー板53の下端位置までを被覆している。
撹拌羽根52は第二回転軸520に固着される棒体であって、第二回転軸520の回転に伴って本体51の底板上に堆積している籾殻を撹拌する。第一回転軸530と第二回転軸520は、後述するように、回転中心を同一としている。
拡散屋根55は下方に広がって傾斜する板体であって、天井板51bに固定される支持部材550に固着されている。
第一回転軸530、第二回転軸520はモータMを駆動源として駆動されている。
以下、本発酵機50の駆動機構500を図1〜図3を参照して説明する。
モータMの回転はモータ軸501を介してその先端に固着される小傘歯車503に伝達される。小傘歯車503には該小傘歯車503の径よりその径寸法を大きくした第1の大傘歯車505と第2の大傘歯車507が連結されている。第1の大傘歯車505と第2の大傘歯車507は小傘歯車503に噛み合いながらモータ軸501に平行に配設されている。
第1の大傘歯車505は回転中心位置に第一回転軸530を固着具506などにより垂設している。
第2の大傘歯車507は、その中心位置に第一回転軸530を貫通させる軸受け孔508を穿孔している。そして、軸受け孔508に沿って撹拌羽根52の回転軸(第二回転軸)520を立設している。
このように構成される駆動機構は、1個のモータMで2軸(520,530)を駆動している。
すなわち、モータMの回転は小傘歯車503を回転方向Rに回転させる。
小傘歯車503に噛み合って連結する第1の大傘歯車505は、小傘歯車503の回転方向に直交する方向である回転方向Rに回転をする。この第1の大傘歯車505に下端を固着する第一回転軸530は第1の大傘歯車505と同様に回転方向Rで回転する。
一方、小傘歯車503に噛み合って連結する第2の大傘歯車507は、小傘歯車503の回転方向に直交する方向であって、第一回転軸530の回転方向Rとは逆方向の回転となる回転方向Rを回転方向とした回転をする。この第2の大傘歯車507に立設する第二回転軸520は第2の大傘歯車507と同様に回転方向Rで回転する。
すなわち、第一回転軸530と第二回転軸520は、すべり軸受け構造により1個のモータMで、回転中心を同一とし回転方向を反対とする回転となる。
このように構成される駆動機構において、第一回転軸530には、スクリュー板53が取り付けられている。そして、第二回転軸520には撹拌羽根52が取り付けられている。
撹拌羽根52は、本体51の底板51aにほぼ接する位置に配設されている。ここで、第二回転軸520は撹拌羽根52を取り付けるに必要となる高さLの高さ寸法を有している。
撹拌羽根52は本体51側壁51c方向に延びその先端に爪部52aを突設するとともに、回転軸520方向に傾斜する撹拌爪52bを複数突設する棒形状をなしている。
スクリュー板53は、第二回転軸520に干渉しない位置から上方に向かって第一回転軸530に取り付けられている。スクリュー板53は撹拌羽根52の回転方向に対向して取り入れ口を開口するように螺旋を描いて第一回転軸530に配設される。第一回転軸530とスクリュー板53はカバー筒体80内に収容されている。スクリュー板53の上端はカバー筒体80、および拡散屋根55から露出している。
カバー筒体80は支持部材550を介して天井板51bに取り付けられており、ほぼスクリュー板53の下端位置まで延設されている。
このように構成される発酵機50における籾殻の発酵作用を説明する。・・・図4参照
タンク本体51内に投入されて底板51a上に滞留する一次発酵した籾殻Aは、矢印R方向に回転する撹拌羽根52で掻き集められる。このとき、撹拌羽根52の爪部52aは本体51の側壁51c側に滞積する籾殻Aを掻き集める。さらに、回転軸方向に傾斜している撹拌爪52bは籾殻Aを回転軸520方向に移動させる。この間に、籾殻は籾殻A同志が衝突して粉砕したり、摩擦により外皮に損傷を受け、発酵菌の籾殻内部への浸透を容易とする。さらに、籾殻Aは撹拌羽根52の回転方向と逆回転方向Rで回転するスクリュー板53に搬送されてカバー筒体80内を上昇する。
この搬送段階においても籾殻Aは衝突で破砕され、摩擦により外皮を損傷し、発酵活動が活発化されて、発酵菌の籾殻内部への浸透が容易となり発酵が促進・進行し温度が上昇する。また、スクリュー板53はカバー筒体80に収容されているので、搬送に際し籾殻が外部に飛散することがない。
そして、スクリュー板53の最上段まで搬送された籾殻Aは、露出した部分から拡散屋根55に溢れだし、拡散屋根55の傾斜面に沿って拡散しながら落下する。籾殻Aは高温空気中を落下途上、酸素に接触してさらに発酵する。そして、底板51a上に落下した発酵途上の籾殻Aは矢印R方向に回転する撹拌羽根52で掻き集められ、スクリュー板53で上方に搬送され・落下する動作(縦方向の撹拌動作)を循環する。
この工程を3〜5時間継続することにより、籾殻Aは半粉形状に粉砕される。
以上説明したように、本発酵機50は、モータM1個で撹拌羽根52とスクリュー板53を逆方向に回転させることができる。籾殻Aは撹拌羽根52の撹拌と、逆方向に回転する撹拌羽根52とスクリュー板53による撹拌、および上方への移動により破砕が促進され、また、籾殻同士の衝突により、籾殻のロウ外皮が破損して発酵菌が浸透しやすくなり、発酵が進む。さらに、籾殻Aは上昇・撹拌過程で発酵・発熱する。本体51内部は上部ほど高温となっているので、籾殻Aは上部に行くに従って発酵がさらに進み、破砕される。そして、拡散屋根55に沿って破砕して小型化した籾殻Aは拡散して落下する。さらに落下途上に高温酸素に接触して発酵が促進される。
このように、通常籾殻の発酵は、発酵菌を加えての発酵であっても6ヶ月以上かかるが、この発酵機50は3〜5時間で籾殻の発酵・粉砕が完了する。
このように、籾殻を発酵させて有機発酵肥料とするに要する時間は、本発明のシステムによると、1ヶ月程度で製品として完成する。
この実施例は混合機20の駆動機構に発酵機の駆動機構500を用いた例を示している。・・・図5参照
この駆動機構500は前述の構成と同様である。
そして、第一回転軸530には上部混合羽根230を取り付け、第二回転軸520には下部混合羽根235を取り付けている。
この構成により、上部混合羽根230は回転方向が矢印Y方向、下部混合羽根235は回転方向が矢印X方向と、その回転方向が逆となり、混合される籾殻はより強力な撹拌、籾殻同士の衝突が繰返され、籾殻の破砕が進行し温度が上昇するとともに、発酵酵素の働きが活発となる。
また、前述の発酵機50においても同様な現象であるが、撹拌羽根(あるいは撹拌羽根とスクリュー板)が同じ方向に回転した場合、混合されたものは粘り気が出て、乾燥しにくくなる。しかし、撹拌羽根が逆方向に回転して撹拌することにより水分の飛散を早め乾燥した状態(サラサラした触感)の混合物が得られる。
粒状の籾殻の発酵は粘性塊形状の発酵に比較して短時間に発酵、そして粉砕が達成される。
本発明に係る発酵機の構成説明図 本発明に係る発酵機のカバー筒体を透過した構成説明図 本発明に係る駆動機構の構成説明図 発酵機内における籾殻の発酵状況の説明図 実施例2の混合機の構成説明図 有機発酵肥料の製造システムの説明図
符号の説明
11 発酵液貯蔵タンク
20 混合機
23 撹拌羽根
30 木箱
50 発酵機
51 タンク本体
52 撹拌羽根
53 スクリュー板
55 拡散屋根
80 カバー筒体
500 駆動機構
501 モータ軸
503 小傘歯車
505 第1の大傘歯車
507 第2の大傘歯車
508 軸受け孔
520 第二回転軸
530 第一回転軸

Claims (7)

  1. 籾殻、わら・木・竹のチップなどの被処理植物を酵素液と混合撹拌して発酵させる発酵装置であって、
    酵素液と混合した被処理植物を水平方向に回転して撹拌混合する撹拌混合手段と、酵素液と混合した被処理植物を撹拌混合しながら垂直方向に回転搬送するスクリュー板と、該被処理植物を拡散落下させる拡散手段と、該撹拌混合手段とスクリュー板を回転駆動する駆動機構を備え、
    前記駆動機構は撹拌混合手段の回転方向と前記スクリュー板の回転方向を逆方向に駆動するとともに、被処理植物は前記撹拌混合手段での撹拌・混合、反対方向に回転するスクリュー板による撹拌混合されながらの上方への移動、拡散手段からの落下、を循環しながら発酵処理されるよう構成してなる発酵装置。
  2. 請求項1記載の発酵装置において、
    前記駆動機構は、駆動源に連絡する小傘歯車と、該小傘歯車に連結し該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転する第1の大傘歯車と、該小傘歯車に連結して該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転し前記第1の大傘歯車と平行に配設される第2の大傘歯車とを備え、前記第1の大傘歯車にはスクリュー板を配設する第一回転軸を垂設し、前記第2の大傘歯車は前記混合撹拌手段を配設する第二回転軸を垂設していることを特徴とする発酵装置。
  3. 請求項2記載の発酵装置において、
    前記第一の大傘歯車と第二の大傘歯車はその回転方向を逆方向としていることを特徴とする発酵装置。
  4. 請求項2記載の発酵装置において、
    前記第一回転軸と第二回転軸とはすべり軸受け構造となっていることを特徴とする発酵装置。
  5. 籾殻、わら・木・竹のチップなどの被処理植物を混合機において酵素液と混合撹拌して発酵させ、さらに、発酵機において撹拌発酵させて有機発酵肥料を製造する製造システムにおいて、
    前記混合機は、回転軸に配設する被処理植物を混合撹拌する複数の撹拌羽根と、該回転軸を回転駆動する駆動機構を備え、
    前記発酵機は、酵素液と混合した被処理植物を水平方向に回転して撹拌混合する撹拌混合手段と、酵素液と混合した被処理植物を撹拌混合しながら垂直方向に回転搬送するスクリュー板と、該被処理植物を拡散落下させる拡散手段と、該撹拌混合手段とスクリュー板を回転駆動する駆動機構を備え、前記駆動機構は撹拌混合手段の回転方向と前記スクリュー板の回転方向を逆方向に駆動するとともに、被処理植物は前記撹拌混合手段での撹拌・混合、反対方向に回転するスクリュー板による撹拌混合されながらの上方への移動、拡散手段からの落下、を循環しながら発酵処理されるよう構成してなる有機発酵肥料の製造システム。
  6. 請求項5記載の有機発酵肥料の製造システムにおいて、
    前記発酵機の駆動機構は、駆動源に連絡する小傘歯車と、該小傘歯車に連結し該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転する第1の大傘歯車と、該小傘歯車に連結して該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転し前記第1の大傘歯車と平行に配設される第2の大傘歯車とを備え、前記第1の大傘歯車にはスクリュー板を配設する第一回転軸を垂設し、前記第2の大傘歯車は前記混合撹拌手段を配設する第二回転軸を垂設していることを特徴とする有機発酵肥料の製造システム。
  7. 請求項5記載の有機発酵肥料の製造システムにおいて、
    前記混合機の駆動機構は、駆動源に連絡する小傘歯車と、該小傘歯車に連結し該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転する第1の大傘歯車と、該小傘歯車に連結して該小傘歯車の回転方向と直交する方向に回転し前記第1の大傘歯車と平行に配設される第2の大傘歯車とを備え、前記第1の大傘歯車には上部に撹拌羽根を配設する第一回転軸を垂設し、前記第2の大傘歯車は下部に撹拌羽根を配設する第二回転軸を垂設していることを特徴とする有機発酵肥料の製造システム。
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