JP2008035368A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】差動2線式通信線を用いた通信システムにおいて、ノードから支線へのフレーム送出完了後に発生する反射波を十分抑制する。
【解決手段】ネットワークを構成する通信線が、第一通信線10と第二通信線11とからなる差動2線式通信線であると共に、その通信線として、幹線と該幹線からそれぞれ分岐した複数の支線30〜33とを備え、更に、各支線30〜33にノード100〜103が接続された通信システムにおいて、各ノード100〜103には、そのノードがフレームの送出を完了した時点から一定時間の期間だけ、そのノードが接続されている支線を成す第一通信線10と第二通信線11とのそれぞれのインピーダンスを低減するための手段53〜59,S1,S2が設けられている。このため、ノードがフレームを送出した直後に支線で発生する反射波を確実に抑制して、受信ノードの誤受信を防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを構成する通信線として差動2線式通信線を用いた通信システムに関する。
従来より、例えば自動車内の通信システムとしては、ネットワークを構成する通信線として差動2線式通信線を用いた通信システムが普及している。
そして、この種の通信システムでは、通信線が、主伝送路である幹線と、その幹線から分岐した複数の支線(分岐配線とも呼ばれる)とからなり、その各支線にノードが接続される、といったネットワーク形態が用いられる。尚、幹線の両端には、終端回路が設けられる。
ところで、通信線として支線を設けた場合、その支線が幹線から分岐する分岐点(即ち、その支線と幹線との接続点)で特性インピーダンスの不整合による反射波が発生し、その反射波により送出フレーム内の信号波形に歪が発生する。そして、その歪量によっては誤受信(即ち、信号を受信するノードが誤ったデータを受信してしまうこと)を招くこととなる。
そこで、例えば特許文献1には、分岐配線(支線)内での反射波の発生を抑制するために、主伝送路と分岐配線との間にインピーダンスマッチング用の抵抗素子や容量素子を設け、その抵抗素子や容量素子の一部をフレーム送出時に有効とし、フレーム送出後に無効とする技術が開示されている。
特開平9−238164号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は、反射波の発生自体を抑制するものではあるが、発生した反射波の対策にはならない。つまり、フレーム送出中の反射波の発生を抑制するものであり、フレーム送信完了直後に発生する反射波の低減に関しては有効でない。
ここで、反射波が発生するメカニズムについて、図1の通信システムを例に挙げて説明する。
まず、図1において、20は通信線のうちの幹線であり、30〜33は通信線のうちの支線である。そして、その幹線20及び支線30〜33の各々は、第一通信線10と第二通信線11とからなっている。尚、この例では、分岐点Aから支線30,31のそれぞれが分岐しており、分岐点Bから支線32,33のそれぞれが分岐している。
更に、各支線30〜33の先にノード100〜103がそれぞれ接続されている。そして、幹線20の両端にもノード104,105がそれぞれ接続されており、その各ノード104,105内には、幹線20の終端回路40,41がそれぞれ設けられている。つまり、ノード104,105は、終端回路内蔵ノードである。
また、図14に示すように、各ノード100〜105には、通信に関係するハードウェアとして、コントローラ51及びトランシーバ52が設けられている。
そして、トランシーバ52は、通信線上の信号をコントローラ51に入力させるための受信回路52aと、通信線に信号を送出するための送出回路52bとを備えている。
トランシーバ52において、送出回路52bは、図15における1〜4段目に示すように、コントローラ51からの送出許可信号SEがアクティブレベル(この例ではロー)である場合に、信号送出許可状態となり、その状態でコントローラ51からの送出信号STが入力されると、その送出信号STに応じて第一通信線10と第二通信線11との電位(電圧)を変化させることにより、その送出信号STの通信線への送出を行う。具体的には、送出信号STがハイならば、第一通信線10の電位をアイドル時の電位である2.5Vよりも0.25V高い2.75Vにすると共に、第二通信線11の電位を2.5Vよりも0.25V低い2.25Vにし、逆に送出信号STがローならば、第一通信線10を2.25Vにすると共に、第二通信線11を2.75Vにする。尚、アイドル時とは、通信線にフレームが送出されていない時(送信休止時)のことである。
また、送出回路52bは、入力される送出許可信号SEがハイの場合(即ち、信号送出動作を行わない場合)には、出力が高インピーダンス状態となる。すると、第一通信線10の電位と第二通信線11の電位はアイドル時の2.5Vになる。
一方、トランシーバ52において、受信回路52aは、図15における5,6段目に示すように、第一通信線10の電圧から第二通信線11の電圧を引いた差動電圧を生成すると共に、その差動電圧を、所定のしきい値と大小比較することによりハイ又はローの受信信号SRに成形し、その受信信号SRをコントローラ51へ出力する。そして、コントローラ51は、トランシーバ52からの受信信号SRを解読して処理する。
次に、ここでは、ノード100がフレーム送出を行い、他の全てのノード101〜105が受信する場合の動作を述べる。
まず、フレーム送出中の通信線上での反射波について説明する。
ノードから送出されたフレーム(以下、送出フレームという)は、通信線上に特性インピーダンスが等しくないところがあると反射を引き起こすため、例えば図1における分岐点Aのように特性インピーダンスが変化する境界のところで一部分が反射を起し残りが透過してゆく動きをする。そして、フレーム送出中においては、特性インピーダンスの変化点から一般的に知られている電圧反射係数の定理に基づいた反射波がノード100へ伝播遅延時間後(例えば銅線の場合:約5ns/m)に返り、その反射波が送出フレームに重畳するため、送出フレームの波形歪を引き起こす。但し、フレーム送出中においては、送出回路52bの駆動能力が反射波に勝って一部を打ち消しあうため、反射波の重畳量(いわゆる送出フレームの波形歪量)は、それほど大きくはならない。よって、フレーム送出中は、通信線における分岐数を大幅に増やし特性インピーダンスの変化を大きくしない限り、受信ノード(信号を受信するノード)の誤受信には至らない。
次に、フレーム送出完了後について説明する。
送出フレームの反射波は、特性インピーダンスの変化点から伝播遅延時間後(銅線の場合:約5ns/m)にノード100へ返ってくるため、フレーム送出完了時から伝播遅延時間分まで継続する。このとき、送出ノード(フレームを送出するノード)100は、フレーム送出完了直後から受信状態になるため、そのノード100における送出回路52bの出力は高インピーダンス状態となる。そのため、フレーム送出中のような送出回路52bによる反射波の打ち消し効果がなくなり、電圧反射係数の定理に基づいた反射波が100%通信線(この例では特に支線30)上に現れる。従って、図15における3〜6段目に示すように、フレーム送出完了直後が最も反射波の出方が大きく、たとえ特性インピーダンスの変化が小さくても、受信ノードの誤受信に至る可能性が大きくなる。具体的には、この例では、アイドル時における受信信号SRはハイのままになるべきであるが、反射波によって受信信号SRが論理0(ビット0)に該当するローになってしまう可能性があり、そうなると、本当は無いデータを受信ノードが受信してしまうこととなる。
以上のように、フレーム送出時においては、ノードの送出回路52bが動作しているため、その送出回路52bが接続された通信線(支線)も低インピーダンス状態になり、反射波の量(通信線上の見え方)は小さい。これに対して、フレーム送出完了直後の通信線は、送出回路52bが高インピーダンス状態になるため、フレーム送出時よりも反射波の残量(通信線上の見え方)が大きい。
しかし、従来技術では、フレーム送信完了直後に発生する反射波を低減する効果は殆ど得られない。また、従来技術において、仮に、インピーダンスマッチング用の抵抗素子や容量素子の定数を、反射波の量が大きいフレーム送出完了直後に合わせて設定したとすると、そのトレードオフとして、フレーム送出時における特性インピーダンスがアンマッチングになり、かえって反射波を増幅させてしまうこととなる。
よって、従来の技術では、反射波による誤受信を十分に無くすことができず、その反射波による影響を無くすためには伝送路長(通信線長)及びトポロジーの設計自由度を制限する必要が生じる。特に、こうした問題は、分岐点が多く反射波がより顕著に出る大規模ネットワークにおいて懸念される。
そこで、本発明は、差動2線式通信線を用いた通信システムにおいて、ノードから支線へのフレーム送出完了後に発生する反射波を十分抑制し、伝送路長及びトポロジーの設計自由度を大幅に向上させることを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の通信システムでは、ネットワークを構成する伝送路としての通信線が、第一通信線と第二通信線とからなる差動2線式通信線であり、また、その通信線(伝送路)として、幹線と該幹線からそれぞれ分岐した複数の支線とがあり、更に、その各支線にノードが接続されている。尚、換言すれば、幹線が主伝送路であり、支線が分岐伝送路である。
ここで特に、請求項1の通信システムには、インピーダンス低減手段が備えられている。そして、インピーダンス低減手段は、ノードがフレームの送出を完了した後のアイドル期間のうち、反射波を抑制するための特定の期間だけ、そのフレームの送出を完了したノード(以下、送出ノードという)が接続されている支線を成す第一通信線と第二通信線とのそれぞれのインピーダンス、又は、その第一通信線と第二通信線との間のインピーダンスを低減する。尚、アイドル期間とは、通信線にフレームが送出されていない期間のことである。
このような通信システムによれば、ノードがフレームの送出を完了すると、特定の期間だけ、そのフレームを送出した送出ノードが接続されている支線を成す第一通信線と第二通信線とのそれぞれのインピーダンス、又は、その第一通信線と第二通信線との間のインピーダンスが、インピーダンス低減手段によって低減されるため、ノードがフレームを送出した後に支線で発生する反射波を吸収又は衝突させて抑制することができ、その結果、受信ノードの誤受信を防止することができる。そして、このことから、伝送路長及びトポロジーの設計自由度を大幅に向上させることができる。
尚、インピーダンス低減手段が作動する前記特定の期間は、例えば請求項2に記載のように、ノードがフレームの送出を完了してから一定時間の期間とするのが好ましい。なぜなら、前述したように、フレーム送出完了直後が最も反射波の出方が大きいからである。
また、請求項3に記載のように、支線に発生している反射波を検出する検出手段を設け、前記特定の期間は、その検出手段により反射波が検出されている期間としても良い。つまり、ノードがフレームの送出を完了してから検出手段により反射波が検出されている間だけ、インピーダンス低減手段が作動するように構成しても良い。そして、このように構成すれば、ネットワーク上の信号を見ながら能動的にインピーダンス低減手段を作動させることとなるため、ネットワークのトポロジーや分岐数に依存する反射波の発生時間長などを意識しなくても反射波を確実に抑制することができるようになる。
一方、インピーダンス低減手段は、例えば請求項4のように構成することができる。
即ち、請求項4の通信システムにおいて、インピーダンス低減手段は、一定電圧を分圧して互いの接続点に所定の電位を発生させる複数の抵抗素子からなる第一の分圧手段及び第二の分圧手段を備えている。そして、インピーダンス低減手段は、第一の分圧手段を成す抵抗素子同士の接続点に、前記支線を成す第一通信線を接続し、第二の分圧手段を成す抵抗素子同士の接続点に、前記支線を成す第二通信線を接続することにより、その第一通信線と第二通信線とのそれぞれのインピーダンスを低減するように構成されている。
この構成によれば、インピーダンス低減手段の作動中において、支線を成す第一通信線の電位は、第一の分圧手段を成す抵抗素子同士の接続点(以下、第一接続点という)の電位へ反射波があろうとも近づいていくこととなり、同様に、支線を成す第二通信線の電位は、第二の分圧手段を成す抵抗素子同士の接続点(以下、第二接続点という)の電位へ反射波があろうとも近づいていくこととなる。このため、支線の第一通信線と第二通信線とに発生する反射波は、上記各接続点の電位に吸収されて消滅することとなる。
尚、請求項5に記載のように、第一通信線が接続される前記第一接続点の電位と、第二通信線が接続される前記第二接続点の電位とは、両方共に、第一通信線及び第二通信線のアイドル時の電位に設定することが好ましい。第一通信線の電位と第二通信線の電位をアイドル時の電位へと速やかに安定させることができるからである。
また、第一通信線と第二通信線の反射波が非対称になる場合には、請求項6に記載のように、第一通信線が接続される前記第一接続点の電位と、第二通信線が接続される前記第二接続点の電位とを、互いに異なる電位に設定しても良い。つまり、反射波の非対称の度合いに応じて、第一接続点の電位と第二接続点の電位とを異なる電位に設定することにより、反射波の吸収時間を短縮することができる。
一方また、インピーダンス低減手段は、請求項7〜9のように構成することもできる。
まず、第一通信線と第二通信線とに発生する反射波は、図15における3,4段目に示したように、基本的に位相が逆で且つ主成分が交流の波である。
そこで、請求項7に記載のように、インピーダンス低減手段は、前記支線を成す第一通信線と第二通信線との間に、容量素子を接続することにより、その第一通信線と第二通信線との間のインピーダンスを低減するように構成することができる。
この構成によれば、第一通信線と第二通信線とに発生する反射波は、インピーダンス対周波数特性を持つ容量素子を通過して双方が衝突するため消滅することとなる。
また、請求項8に記載のように、インピーダンス低減手段は、前記支線を成す第一通信線と第二通信線との間に、容量素子と抵抗素子との並列回路を接続することにより、その第一通信線と第二通信線との間のインピーダンスを低減するように構成することができる。
この構成によれば、容量素子に関しては、請求項7の構成と同様の作用及び効果が得られる。そして更に、第一通信線と第二通信線とに発生する反射波の直流成分も抵抗素子を通過して双方が衝突するため消滅することとなる。よって、請求項7の構成よりも一層効果的である。
また、請求項9に記載のように、インピーダンス低減手段は、送出ノードにおいてフレームを支線へ送出するために設けられたフレーム送出回路を作動させることにより、その送出ノードが接続された支線を成す第一通信線と第二通信線とのそれぞれのインピーダンスを低減するように構成することもできる。
この構成によれば、請求項4の構成と同様に、支線を成す第一通信線と第二通信線との各電位は、反射波があろうともフレーム送出回路の出力電位に近づいていくこととなるため、支線の第一通信線と第二通信線とに発生する反射波は消滅することとなる。特に、フレーム送出回路を、反射波と逆位相の信号を送出するように作動させることで、その反射波を効率良く打ち消すことができる。しかも、この構成によれば、ノードに備えられたフレーム送出回路を活用して、第一通信線と第二通信線とのインピーダンスを低減させるため、インピーダンス低減手段として追加しなければならない素子や回路を少なくすることができる。
以下に、本発明が適用された実施形態の通信システムについて説明する。尚、本実施形態の通信システムのネットワーク形態は、図1に例示した通信システムと同じである。そして、本実施形態の通信システムは、自動車に搭載される車両用通信システムである。このため、ノード100〜105は、車両に搭載される電子制御装置であり、その各ノード100〜105は互いに通信して情報をやり取りしながら車両に搭載された機器を制御する。
[第一実施形態]
まず図2は、図1におけるノード100〜103において、通信に関係する部分を表す構成図である。尚、ここでは、ノード100について説明するが、他のノード101〜103についても同様である。また、図2において、図14のものと同じ構成要素については、同一の符号を用いているため説明は省略し、更に図2において、トランシーバ52内の受信回路52aと送出回路52bは図示を省略している。そして、このことは、後述する他の実施形態の説明図についても同様である。
図2に示すように、ノード100には、前述したコントローラ51及びトランシーバ52に加え、一定電圧(例えば5V)を分圧する2つ直列の抵抗素子56,57及び抵抗素子58,59と、オンすることで第一通信線10を抵抗素子56,57同士の接続点P1に接続させるスイッチS1と、オンすることで第二通信線11を抵抗素子58,59同士の接続点P2に接続させるスイッチS2と、タイマ回路53と、スイッチ駆動回路55とが設けられている。尚、ここでの第一通信線10及び第二通信線11は、ノード100が接続された支線30を成す第一通信線10及び第二通信線11のことである。
そして、抵抗素子56,57の抵抗値は、その両者の接続点P1の電位が第一通信線10及び第二通信線11のアイドル時の電位(この例では2.5Vであり、以下、フレーム未出力電位という)となるように、同じ値に設定されている。同様に、抵抗素子58,59の抵抗値も、その両者の接続点P2の電位がフレーム未出力電位となるように、同じ値に設定されている。更に、抵抗素子56〜59の抵抗値は、トランシーバ52の送出回路52bが信号送出動作を行わない場合(送出許可信号SEがハイの場合)の各通信線10,11と電源及びグランドラインとの間のインピーダンスよりも十分小さい値に設定されている。
また、タイマ回路53は、図3における2,7段目に示すように、コントローラ51からトランシーバ52への送出許可信号SEがローからハイに変化した時点(即ち、トランシーバ52の送出回路52bによる支線30へのフレーム送出が完了した時点)から一定時間Tだけ出力をハイにする。
そして、スイッチ駆動回路55は、送出許可信号SEとタイマ回路53の出力によって作動し、図3における2,7,8段目に示すように、送出許可信号SEがハイに変化してからタイマ回路53の出力がローに戻るまでの一定時間Tの期間だけ、上記2つのスイッチS1,S2をオンさせる。
このため、ノード100では、トランシーバ52の送出回路52bによる支線30へのフレーム送出が完了した時点から一定時間Tの期間だけ、スイッチS1,S2がオンして、第一通信線10を抵抗素子56,57同士の接続点P1に接続させると共に、第二通信線11を抵抗素子58,59同士の接続点P2に接続させることとなる。そして、この接続により、第一通信線10と第二通信線11とのそれぞれのインピーダンスを低減させると共に、第一通信線10と第二通信線11との各電位を上記接続点P1,P2のフレーム未出力電位(=2.5V)へと速やかに安定させることとなる。
尚、タイマ回路53、スイッチ駆動回路55、及びスイッチS1,S2は、送出許可信号SEがロー→ハイに変化してからスイッチS1,S2がオンするまでの作動遅延時間が、トランシーバ52における送出回路52bの送出遅延時間(送出信号STがレベル変化してから、第一通信線10、第二通信線11の電圧を変化させるまでの遅れ時間)よりも短くなるように設計されている。これは、図3の1,2段目に示すように、フレーム(通信データ)を送出する際の最後において、コントローラ51からの送出信号STがローからアイドル時のレベルであるハイに変化すると共に、コントローラ51からの送出許可信号SEがローからハイに変化した際に、極力早くスイッチS1,S2をオンさせるためである。
また、スイッチS1,S2をオンさせる上記一定時間Tは、ネットワークの規模と反射波の実時間から決めれば良い。具体的には、前述した図14の回路構成の場合に、フレーム送出直後から反射波が続く時間がt1であれば、そのt1よりも若干長い時間に設定しておけば良い。例えば、t1が700ns程度であれば、上記一定時間Tは1μsに設定すれば良い。
一方、タイマ回路53は、クロックに基づき動作するデジタル回路で構成しても良いし、抵抗及びコンデンサからなるアナログの時定数回路で構成しても良い。また、スイッチ駆動回路55は、タイマ回路53の出力だけに応じて、そのタイマ回路53の出力がハイの間だけスイッチS1,S2をオンさせるように構成しても良い。
以上のような第一実施形態の通信システムによれば、ノード100〜103のうち、例えばノード100がフレームの送出を完了すると、その時点から一定時間Tの期間だけ、その送出ノード100が接続されている支線30を成す第一通信線10と第二通信線11とのそれぞれが、抵抗素子56,57同士の接続点P1と抵抗素子58,59同士の接続点P2とに接続されて、その第一通信線10と第二通信線11とのインピーダンスが低減されるため、ノード100がフレームを送出した直後に支線30で発生する反射波を確実に抑制することができる。特に、本第一実施形態では、第一通信線10と第二通信線11との双方に対してスイッチS1,S2及び抵抗素子56〜59からなる直流安定回路を作動させるようにしているため、図3に示すように、フレームの送出完了直後において、たとえ反射波があろうとも、第一通信線10の電位を上記接続点P1のフレーム未出力電位(=2.5V)へと速やかに安定させることができ、同様に、第二通信線11の電位も上記接続点P2のフレーム未出力電位へと速やかに安定させることができる。
そして、このため、他のノード101〜105が反射波によって誤受信してしまうことを防止することができ、延いては、伝送路長及びトポロジーの設計自由度を大幅に向上させることができる。
尚、本第一実施形態では、タイマ回路53、スイッチ駆動回路55、スイッチS1,S2、及び抵抗素子56〜59が、インピーダンス低減手段に相当しており、そのうち、抵抗素子56,57が第一の分圧手段に相当し、抵抗素子58,59が第二の分圧手段に相当している。
一方、第一通信線10と第二通信線11の反射波が非対称になる場合には、上記接続点P1の電位と上記接続点P2の電位とを、互いに異なる電位に設定しても良い。つまり、反射波の非対称の度合いに応じて、接続点P1の電位と接続点P2の電位とを異なる電位に設定することにより、反射波の吸収時間を短縮することができる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態の通信システムは、第一実施形態の通信システムと比較すると、ノード100〜103において通信に関係する部分の構成が異なっている。そこで、以下では、第一実施形態と異なる点のみ説明する。また、ここでは、ノード100について説明するが、他のノード101〜103についても同様である。
図4に示すように、ノード100には、第一実施形態(図2)と比較すると、スイッチS1,S2及び抵抗素子56〜59に代えて、スイッチS3と容量素子61とが設けられている。
そのスイッチS3と容量素子61とは、第一通信線10と第二通信線11との間に直列に設けられており、スイッチS3がオンすることで、その第一通信線10と第二通信線11との間に容量素子61が電気的に接続されるようになっている。
そして、スイッチ駆動回路55は、第一実施形態と同様に、コントローラ51からの送出許可信号SEがハイに変化してからタイマ回路53の出力がローに戻るまでの一定時間Tの期間だけ、スイッチS3をオンさせる(図5における2,7,8段目参照)。
このため、ノード100では、トランシーバ52の送出回路52bによる支線30へのフレーム送出が完了した時点から一定時間Tの期間だけ、スイッチS3がオンして、第一通信線10と第二通信線11との間に容量素子61を接続させることとなり、この接続により、第一通信線10と第二通信線11との間のインピーダンスを低減させることとなる。
このような第二実施形態の通信システムによれば、ノード100〜103のうち、例えばノード100がフレームの送出を完了すると、その時点から一定時間Tの期間だけ、その送出ノード100が接続されている支線30を成す第一通信線10と第二通信線11との間に容量素子61が接続されて、その第一通信線10と第二通信線11とのインピーダンスが低減されるため、図5に示すように、ノード100がフレームを送出した直後に支線30で発生する反射波を確実に抑制することができる。即ち、反射波の主成分は交流であるため、第一通信線10と第二通信線11とが容量素子61により交流的に導通することにより、第一通信線10と第二通信線11とに発生する逆位相の反射波が衝突して消滅することとなる。
そして、このため、第一実施形態と同様に、他のノード101〜105が反射波によって誤受信してしまうことを防止することができ、延いては、伝送路長及びトポロジーの設計自由度を大幅に向上させることができる。
尚、本第二実施形態では、タイマ回路53、スイッチ駆動回路55、スイッチS3、及び容量素子61が、インピーダンス低減手段に相当している。
また、図4において、容量素子61とスイッチS3との接続順序は逆でも良い。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態の通信システムは、第二実施形態の通信システムと比較すると、ノード100〜103において通信に関係する部分の構成が異なっている。そこで、以下では、第二実施形態と異なる点のみ説明する。また、ここでは、ノード100について説明するが、他のノード101〜103についても同様である。
図6に示すように、ノード100には、第二実施形態(図4)と比較すると、抵抗素子63が追加して設けられている。そして、その抵抗素子63は容量素子61と並列に接続されている。
このため、ノード100では、トランシーバ52の送出回路52bによる支線30へのフレーム送出が完了した時点から一定時間Tの期間だけ、スイッチS3がオンして、第一通信線10と第二通信線11との間に容量素子61と抵抗素子63との並列回路を接続させることとなり、この接続により、第一通信線10と第二通信線11との間のインピーダンスを低減させることとなる。
そして、このような第三実施形態によれば、容量素子61に関しては、第二実施形態と同様の作用及び効果が得られる。そして更に、第一通信線10と第二通信線11とに発生する反射波の直流成分も抵抗素子63を通過して双方が衝突するため消滅する。よって、第一通信線10と第二通信線11に発生する逆位相の反射波の全成分(交流成分及び直流成分)が衝突して消滅することとなり、第二実施形態の構成よりも一層効果的である。
尚、本第三実施形態では、タイマ回路53、スイッチ駆動回路55、スイッチS3、容量素子61、及び抵抗素子63が、インピーダンス低減手段に相当している。
また、図6において、容量素子61及び抵抗素子63の並列回路容とスイッチS3との接続順序は逆でも良い。
[第四実施形態]
次に、第四実施形態の通信システムは、第一実施形態の通信システムと比較すると、ノード100〜103において通信に関係する部分の構成が異なっている。そこで、以下では、第一実施形態と異なる点のみ説明する。また、ここでは、ノード100について説明するが、他のノード101〜103についても同様である。
図7に示すように、ノード100には、第一実施形態(図2)と比較すると、スイッチ駆動回路55、スイッチS1,S2、及び抵抗素子56〜59に代えて、反射波打ち消し送出回路65と、アンド回路67と、立ち上がり遅延回路69とが設けられている。
反射波打ち消し送出回路65は、図8における2,9,10段目に示すように、コントローラ51からの送出許可信号SEがローからハイに変化した時点からタイマ回路53の出力がローに戻るまでの一定時間Tの期間だけ作動して、反射波打ち消し送出信号を出力する。その反射波打ち消し送出信号は、図8における3〜6段目に示すように、トランシーバ52の送出回路52bに反射波とは逆位相になる(逆方向に変化する)波形の反射波打ち消し波を第一通信線10及び第二通信線11へと送出させるための信号である。尚、反射波打ち消し送出回路65は、タイマ回路53の出力だけに応じて、そのタイマ回路53の出力がハイの間だけ作動するように構成しても良い。
アンド回路67は、コントローラ51からの送出信号STと、反射波打ち消し送出回路65からの反射波打ち消し送出信号との論理積信号を、トランシーバ52の送出回路52bへ、実際の送出信号として入力させる。
尚、本実施形態において、コントローラ51からの送出信号STは、アイドル時にはハイのままとなり、また、反射波打ち消し送出回路65からの反射波打ち消し送出信号は、反射波打ち消し送出回路65の非作動時にはハイのままとなる(図8における1,10段目参照)。このため、コントローラ51が通信データを表す送出信号STを出力する場合には、そのコントローラ51からの送出信号STがアンド回路67を介して送出回路52bに入力され、また、上記一定時間Tの期間においては、反射波打ち消し送出回路65からの反射波打ち消し送出信号が、アンド回路67を介して送出回路52bに入力されることとなる。
立ち上がり遅延回路69は、図8における2段目の点線で示すように、コントローラ51からの送出許可信号SEの立ち上がり(ロー→ハイの変化)を反射波打ち消し送出回路65が作動している期間(即ち、上記一定時間T)だけ遅らせ、その立ち上がりを遅らせた送信許可信号を、トランシーバ52の送出回路52bへ、実際の送出許可信号として入力させる。
このため、送出回路52bは、コントローラ51からの送出許可信号SEがローになっている期間(即ち、本来のフレーム送出期間)中は、他の実施形態と同様に、そのコントローラ51からの送出信号STに応じて第一通信線10と第二通信線11との電位を変化させることにより、フレームを成す通信データを第一通信線10及び第二通信線11へと送出することとなる。
そして、送出回路52bは、コントローラ51からの送出許可信号SEがローからハイに変化すると、その時点から一定時間Tの期間だけ、反射波打ち消し送出回路65からの反射波打ち消し送出信号に応じて第一通信線10と第二通信線11との電位を変化させることにより、上記反射波打ち消し波を第一通信線10及び第二通信線11へと送出することとなる。
以上のような第四実施形態の通信システムでは、ノード100〜103のうち、例えばノード100がフレームの送出を完了すると、その時点から一定時間Tの期間だけ、その送出ノード100の送出回路52bが反射波打ち消し波を送出するように作動し、これにより、送出ノード100が接続されている支線30を成す第一通信線10と第二通信線11とのそれぞれのインピーダンスが、フレーム送出時と同様の低インピーダンス状態となるため、他の実施形態と同様に、ノード100がフレームを送出した直後に支線30で発生する反射波を抑制することができる。そして特に、送出回路52bが反射波とは逆位相になる反射波打ち消し波を送出するようにしているため、図8における7,8段目に示すように、反射波を効率良く打ち消すことができる。しかも、本第四実施形態によれば、ノードの送出回路52bを活用して、第一通信線10と第二通信線11とのインピーダンスを低減をさせるため、追加しなけばならない素子や回路を少なくすることができる。
尚、本第四実施形態では、タイマ回路53、反射波打ち消し送出回路65、アンド回路67、及び立ち上がり遅延回路69が、インピーダンス低減手段に相当している。また、トランシーバ52の送出回路52bが、フレーム送出回路に相当している。
一方、図8における3,4段目では、上記一定時間Tの期間において送出回路52bを作動させる際に、その送出回路52bを構成するトランジスタのうち、第一通信線10の電位を変化させるトランジスタについては、2.5Vから2.25Vに変化させる方のトランジスタはオフのままで、2.5Vから2.75Vに変化させる方のトランジスタだけをオン/オフさせ、第二通信線11の電位を変化させるトランジスタについては、2.5Vから2.75Vに変化させる方のトランジスタはオフのままで、2.5Vから2.25Vに変化させる方のトランジスタだけをオン/オフさせる作動方法を表しているが、送出回路52bの作動のさせ方は、そのような作動方法でも良く、また、通常のフレーム送出時と同様に、第一通信線10と第二通信線11との各電位を2.75V〜2.25Vの範囲で変化させる作動方法でも良い。
[第五実施形態]
次に、第五実施形態の通信システムは、第三実施形態の通信システムと比較すると、ノード100〜103において通信に関係する部分の構成が異なっている。そこで、以下では、第三実施形態と異なる点のみ説明する。また、ここでは、ノード100について説明するが、他のノード101〜103についても同様である。
図9に示すように、ノード100は、第三実施形態(図6)と比較すると、下記(1)〜(3)の点が異なっている。
(1)タイマ回路53が無く、その代わりに、支線30に発生している反射波を検出する反射波検出回路71が設けられている。
そして、反射波検出回路71は、差動回路71aと、フィルタ71bと、積分回路71cと、比較器71dとから構成されている。
差動回路71aは、図10における3〜5段目に示すように、第一通信線10と第二通信線11との差動電圧(第一通信線10の電圧から第二通信線11の電圧を引いた電圧)を出力する。
フィルタ71bは、差動回路71aの出力のうち、反射波に相当すると考えられる周波数の信号のみを通過させるハイパスフィルタ又はバンドパスフィルタである。
積分回路71cは、フィルタ71bの出力を積分して反射波検出電圧として出力する。
比較器71dは、図10における6,7段目に示すように、積分回路71cから出力される反射波検出電圧と、予め設定された反射電圧しきい値とを大小比較して、反射波検出電圧が反射電圧しきい値を超えていれば、ハイアクティブの反射波検出信号SKを出力する。
(2)スイッチ駆動回路55に代えて、スイッチ駆動回路73が設けられている。そして、スイッチ駆動回路73は、コントローラ51からの送出許可信号SEと反射波検出回路71からの反射波検出信号SKによって作動し、図10における2,7,8段目に示すように、送出許可信号SEがハイに変化してから反射波検出信号SKがローに戻るまでの期間(即ち、フレームの送出が完了した時点から、反射波検出回路71によって反射波が検出されている期間)だけ、スイッチS3をオンさせる。
(3)反射波検出回路71、スイッチ駆動回路73、スイッチS3、容量素子61、及び抵抗素子63は、受信回路52a及び送出回路52bと共に、1つのICであるトランシーバ52内に設けられている。
このような第五実施形態の通信システムでは、ノード100〜103のうち、例えばノード100がフレームの送出を完了すると、その時点から反射波検出回路71によって反射波が検出されている期間だけ(換言すれば、反射波が検出されなくなるまで)、スイッチS3がオンされて、第三実施形態と同様に、その送出ノード100が接続されている支線30を成す第一通信線10と第二通信線11との間に容量素子61と抵抗素子63との並列回路が接続されることとなる。このため、本第五実施形態によっても、ノード100がフレームを送出した直後に支線30で発生する反射波を確実に抑制して、図10の最下段に示すように、他のノード101〜105が反射波によって誤受信してしまうことを防止することができる。
また、本第五実施形態では、ネットワーク上の信号を見ながら能動的に反射波抑制用のスイッチS3をオンすることとなるため、ネットワークのトポロジーや分岐数に依存する反射波の発生時間長などを意識しなくても反射波を確実に抑制することができるようになる。
尚、本第五実施形態では、スイッチ駆動回路73、スイッチS3、容量素子61、及び抵抗素子63が、インピーダンス低減手段に相当しており、反射波検出回路71が検出手段に相当している。
また、変形例として、スイッチ駆動回路73は、送出許可信号SEと反射波検出信号SKとが両方共にハイである場合にスイッチS3をオンさせるように構成しても良い。そして、このように構成すれば、もし、ノードがフレームの送出を完了してから少し遅れて反射波が発生したとしても、その反射波が反射波検出回路71によって検出されれば、反射波抑制用のスイッチS3がオンされることとなる。
一方、上記第五実施形態及びその変形例においては、抵抗素子63を削除して、第二実施形態(図4)と同様に、第一通信線10と第二通信線11との間に容量素子61だけを接続するように構成しても良い。また、スイッチS3、容量素子61、及び抵抗素子63に代えて、図2(第一実施形態)のスイッチS1,S2及び抵抗素子56〜59を設けるようにしても良い。
[第六実施形態]
次に、第六実施形態の通信システムは、第四実施形態の通信システムと比較すると、ノード100〜103において通信に関係する部分の構成が異なっている。そこで、以下では、第四実施形態と異なる点のみ説明する。また、ここでは、ノード100について説明するが、他のノード101〜103についても同様である。
図11に示すように、ノード100は、第四実施形態(図7)と比較すると、下記(4)〜(6)の点が異なっている。
(4)タイマ回路53が無く、その代わりに、第五実施形態と同様の反射波検出回路71が設けられている。
(5)反射波打ち消し送出回路65に代えて、反射波打ち消し送出回路75が設けられている。そして、反射波打ち消し送出回路75は、図12における2,7,8段目に示すように、コントローラ51からの送出許可信号SEがハイに変化してから反射波検出信号SKがローに戻るまでの期間(即ち、フレームの送出が完了した時点から、反射波検出回路71によって反射波が検出されている期間)だけ作動して、前述の反射波打ち消し送出信号をアンド回路67へ出力する。
このため、コントローラ51が通信データを表す送出信号STを出力する場合には、そのコントローラ51からの送出信号STがアンド回路67を介して送出回路52bに入力され、また、フレーム送出完了時から反射波検出回路71によって反射波が検出されている期間においては、反射波打ち消し送出回路75からの反射波打ち消し送出信号が、アンド回路67を介して送出回路52bに入力されることとなる。
尚、本第六実施形態においても、立ち上がり遅延回路69は、図12における2段目の点線で示すように、コントローラ51からの送出許可信号SEの立ち上がりを反射波打ち消し送出回路75が作動している期間(即ち、反射波検出回路71によって反射波が検出されている期間)だけ遅らせ、その立ち上がりを遅らせた送信許可信号を、送出回路52bへ、実際の送出許可信号として入力させる。
(6)反射波検出回路71、反射波打ち消し送出回路75、アンド回路67、及び立ち上がり遅延回路69は、受信回路52a及び送出回路52bと共に、1つのICであるトランシーバ52内に設けられている。
このような第六実施形態の通信システムでは、ノード100〜103のうち、例えばノード100がフレームの送出を完了すると、その時点から反射波検出回路71によって反射波が検出されている期間だけ(換言すれば、反射波が検出されなくなるまで)、その送出ノード100の送出回路52bが反射波打ち消し送出回路75からの反射波打ち消し送出信号に応じた反射波打ち消し波を送出するように作動し、第四実施形態と同様に、反射波を打ち消すことができる。このため、本第六実施形態によっても、ノード100がフレームを送出した直後に支線30で発生する反射波を確実に抑制して、図12の最下段に示すように、他のノード101〜105が反射波によって誤受信してしまうことを防止することができる。
そして、本第六実施形態においても、第五実施形態と同様に、ネットワーク上の信号を見ながら能動的に送出回路52bを作動させて反射波打ち消し波の送出を行うため、ネットワークのトポロジーや分岐数に依存する反射波の発生時間長などを意識しなくても反射波を確実に抑制することができるようになる。
尚、本第六実施形態では、反射波打ち消し送出回路75、アンド回路67、及び立ち上がり遅延回路69が、インピーダンス低減手段に相当しており、反射波検出回路71が検出手段に相当している。
また、変形例として、反射波打ち消し送出回路75は、送出許可信号SEと反射波検出信号SKとが両方共にハイである場合に作動すると共に、立ち上がり遅延回路69は、反射波打ち消し送出回路75が作動して反射波打ち消し送出信号を出力している間、送出回路52bへの送出許可信号をアクティブレベルであるローにするように構成しても良い。そして、このように構成すれば、もし、ノードがフレームの送出を完了してから少し遅れて反射波が発生したとしても、その反射波が反射波検出回路71によって検出されれば、送出回路52bが作動して反射波打ち消し波の送出が行われることとなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、第一〜第四実施形態において、インピーダンス低減手段に相当する回路の全部又は一部は、ノード内ではなくノード外に設けても良いし、また、ノードにおけるトランシーバ52内に設けても良い。
同様に、第五,第六実施形態において、インピーダンス低減手段に相当する回路と反射波検出回路71との全部又は一部は、ノード内ではなくノード外に設けても良いし、また、ノード内においてトランシーバ52とは別に設けても良い。
一方、第一〜第四実施形態のインピーダンス低減手段に相当する回路、或いは、第五、第六実施形態のインピーダンス低減手段に相当する回路及び反射波検出回路71は、支線30〜33に接続されたノード100〜103だけでなく、幹線20の両端のノード(終端回路内蔵ノード)104,105にも追加しても良い。尚、ノード104,105には終端回路40,41が内蔵されているため、そのノード104、105がフレームを送出する場合においては、反射波の発生程度は低いと考えられるが、必要に応じて上記回路を追加すれば、反射波を一層抑制することができる。
また、ネットワークの形態は、図1のものに限らず、例えば図13のような形態でも良い。尚、図13においては、21が幹線であり、34〜39が支線である。そして、この例では、幹線21における分岐点Cから支線34が分岐し、分岐点Dから支線35が分岐し、分岐点Eから支線36,37のそれぞれが分岐し、分岐点Fから支線38が分岐し、分岐点Gから支線39が分岐している。更に、各支線34〜39の先にノード110〜115がそれぞれ接続されている。そして、幹線21の両端には、終端回路内蔵ノードではなく、終端回路40,41だけがそれぞれ設けられている。
また、第一〜第四実施形態において、上記一定時間Tは、例えば温度などに応じて能動的に変化させるように構成しても良い。
また、第五、第六実施形態では、受信回路52aとは別に反射波検出回路71を設けたが、受信回路52aに反射波検出回路71の機能を持たせるように構成しても良い。例えば、受信回路52aにも、図9に示した差動回路71aと同様の差動回路が備えられているため、受信回路52aに図9のフィルタ71b、積分回路71c、及び比較器71dを追加すれば良い。換言すれば、受信回路52aと反射波検出回路71とで一部の回路を共用するような構成を採ることもできる。
一方、本発明は、車両用以外の通信システムに対しても適用することができる。
実施形態の通信システムのネットワーク形態を表す構成図である。 第一実施形態のノードにおいて通信に関係する部分を表す構成図である。 第一実施形態の作用及び効果を表すタイムチャートである。 第二実施形態のノードにおいて通信に関係する部分を表す構成図である。 第二実施形態の作用及び効果を表すタイムチャートである。 第三実施形態のノードにおいて通信に関係する部分を表す構成図である。 第四実施形態のノードにおいて通信に関係する部分を表す構成図である。 第四実施形態の作用及び効果を表すタイムチャートである。 第五実施形態のノードにおいて通信に関係する部分を表す構成図である。 第五実施形態の作用及び効果を表すタイムチャートである。 第六実施形態のノードにおいて通信に関係する部分を表す構成図である。 第六実施形態の作用及び効果を表すタイムチャートである。 他のネットワーク形態を表す構成図である。 従来のノードの構成を示す構成図である。 従来技術の問題を説明するタイムチャートである。
符号の説明
10…第一通信線、11…第二通信線、20,21…幹線、30〜39…支線、40,41…終端回路、51…コントローラ、52…トランシーバ、52a…受信回路、52b…送出回路、53…タイマ回路、55,73…スイッチ駆動回路、56〜59,63…抵抗素子、61…容量素子、65,75…反射波打ち消し送出回路、67…アンド回路、69…立ち上がり遅延回路、71…反射波検出回路、71a…差動回路、71b…フィルタ、71c…積分回路、71d…比較器、100〜105,110〜115…ノード、A〜G…分岐点、P1,P2…接続点、S1〜S3…スイッチ

Claims (9)

  1. ネットワークを構成する通信線が、第一通信線と第二通信線とからなる差動2線式通信線であると共に、その通信線として、幹線と該幹線からそれぞれ分岐した複数の支線とを備え、更に、その各支線にノードが接続された通信システムにおいて、
    前記ノードがフレームの送出を完了した後のアイドル期間のうち、反射波を抑制するための特定の期間だけ、前記フレームの送出を完了したノードが接続されている支線を成す第一通信線と第二通信線とのそれぞれのインピーダンス、又は、その第一通信線と第二通信線との間のインピーダンスを低減するインピーダンス低減手段を備えていること、
    を特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記特定の期間は、前記ノードがフレームの送出を完了してから一定時間の期間であること、
    を特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記支線に発生している反射波を検出する検出手段を備え、
    前記特定の期間は、前記検出手段により反射波が検出されている期間であること、
    を特徴とする通信システム。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記インピーダンス低減手段は、
    一定電圧を分圧して互いの接続点に所定の電位を発生させる複数の抵抗素子からなる第一の分圧手段及び第二の分圧手段を備えると共に、
    前記第一の分圧手段を成す抵抗素子同士の接続点に、前記支線を成す第一通信線を接続し、前記第二の分圧手段を成す抵抗素子同士の接続点に、前記支線を成す第二通信線を接続することにより、その第一通信線と第二通信線とのそれぞれのインピーダンスを低減すること、
    を特徴とする通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムにおいて、
    前記第一通信線が接続される前記接続点の電位と、前記第二通信線が接続される前記接続点の電位とは、両方共に、前記第一通信線及び第二通信線のアイドル時の電位であること、
    を特徴とする通信システム。
  6. 請求項4に記載の通信システムにおいて、
    前記第一通信線が接続される前記接続点の電位と、前記第二通信線が接続される前記接続点の電位とは、互いに異なる電位であること、
    を特徴とする通信システム。
  7. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記インピーダンス低減手段は、前記支線を成す第一通信線と第二通信線との間に、容量素子を接続することにより、その第一通信線と第二通信線との間のインピーダンスを低減すること、
    を特徴とする通信システム。
  8. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記インピーダンス低減手段は、前記支線を成す第一通信線と第二通信線との間に、容量素子と抵抗素子との並列回路を接続することにより、その第一通信線と第二通信線との間のインピーダンスを低減すること、
    を特徴とする通信システム。
  9. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記インピーダンス低減手段は、前記ノードにおいて前記フレームを前記支線へ送出するために設けられたフレーム送出回路を作動させることにより、前記支線を成す第一通信線と第二通信線とのそれぞれのインピーダンスを低減すること、
    を特徴とする通信システム。
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