JP2008033637A - 情報処理装置、情報提供装置、それらの方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報提供装置、それらの方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理可能な期間を制限することにより処理対象情報の処理をより制限することができる。
【解決手段】コンテンツ67の送信要求を行い、プリンタ20が印刷処理を行う際に変化するインク残量25aをコンテンツサーバ60へ送信し、コンテンツサーバ60がインク残量25aに基づいて印刷許可範囲を設定し、この設定した印刷許可範囲をコンテンツ67に組み込んだ印刷データをプリンタ20へ送信し、この印刷データをプリンタ20が受信すると、受信した印刷許可範囲内にインク残量25aがあるか否かを判定し、インク残量25aが印刷許可範囲内にあるときには受信した印刷データを印刷処理し、印刷許可範囲外にあるときには受信した印刷データを印刷処理しない。つまり、変化するインク残量25aを用いてコンテンツ67の印刷データの処理可能な期間を制限し、印刷データの印刷処理を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報提供装置、それらの方法及びプログラムに関する。
従来、情報処理装置としては、プリンタIDとアクセス先アドレスとを含む配信要求情報テーブルを、印刷が制限されたコンテンツの配信を行うホストコンピュータへ通知してコンテンツの配信要求を行い、ホストコンピュータがプリンタIDに応じてコンテンツ配信の可否を判断したのちアクセス先アドレスを用いてコンテンツの印刷データを送信し、この印刷データを受信すると印刷処理を行うことによりコンテンツの不正入手を抑制するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−244835号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された情報処理装置では、印刷可能な装置を制限することができるものの、コンテンツが配信された情報処理装置においては印刷の制限がないことから、例えば印刷データが複製されてしまうなどすると、無制限にコンテンツを印刷することができるという不都合があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、処理可能な期間を制限することにより処理対象情報の処理をより制限することができる情報処理装置、情報提供装置、それらの方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の情報処理装置は、
情報提供装置へ情報を送信可能な第1送信手段と、
前記情報提供装置から情報を受信可能な第1受信手段と、
送信要求する対象であり処理が制限された処理対象情報の該処理を所定のパラメータの変化を伴って行う処理実行手段と、
前記処理実行手段の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報を前記情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させる送信制御手段と、
前記情報提供装置から前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可範囲を含む前記送信要求した処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると前記処理実行手段の前記パラメータ情報が前記受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定し、前記パラメータ情報が前記処理許可範囲内にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理するよう前記処理実行手段を制御し、前記パラメータ情報が前記処理許可範囲外にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理させないよう前記処理実行手段を制御する情報処理制御手段と、
を備えたものである。
この情報処理装置では、処理対象情報の処理を行う際に変化するパラメータの情報であるパラメータ情報を情報提供装置へ送信し、情報提供装置からパラメータ情報に基づいて定められる処理許可範囲を含む送信要求した処理対象情報を受信すると、パラメータ情報が受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定し、パラメータ情報が処理許可範囲内にあると判定されたときには受信した処理対象情報を処理し、パラメータ情報が処理許可範囲外にあると判定されたときには受信した処理対象情報を処理しないようにする。つまり、処理対象情報を処理する際に変化するパラメータの情報を用いて処理対象情報の処理可能な期間を制限するのである。したがって、処理可能な期間を制限することにより処理対象情報の処理をより制限することができる。
本発明の情報処理装置は、情報処理装置の識別情報を記憶する情報記憶手段、を備え、前記送信制御手段は、前記パラメータ情報と前記情報記憶手段に記憶された前記識別情報とを一緒に又は別々に情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させ、前記情報処理制御手段は、前記情報提供装置から識別情報と前記処理許可範囲とを含む前記送信要求した処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると該受信した識別情報と前記情報記憶手段に記憶された識別情報とを照合すると共に前記処理実行手段の前記パラメータ情報が前記受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定し、前記識別情報が照合されると共に前記パラメータ情報が前記処理許可範囲内にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理するよう前記処理実行手段を制御し、前記識別情報が照合されないか又は前記パラメータ情報が前記処理許可範囲外にあるかの少なくとも一方であると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理させないよう前記処理実行手段を制御するものとしてもよい。こうすれば、受信した処理対象情報に含まれた識別情報と情報処理装置に記憶された識別情報とを照合することによって、処理を許可する情報処理装置を確実に特定することができる。なお、情報記憶手段は、前記パラメータ情報を記憶するものとしてもよい。
本発明の情報処理装置において、前記情報処理制御手段は、前記送信制御手段が前記パラメータ情報を前記情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させてから前記処理許可範囲を含む前記送信要求した処理対象情報を前記第1受信手段が受信するまでの間、他の装置から送信される処理対象情報の受信を前記第1受信手段に行わせないものとしてもよい。こうすれば、情報提供装置にパラメータ情報を送信してから処理対象情報を受信するまでの間、他の装置から送信された情報の処理を行わずパラメータ情報が変動しないため、処理許可範囲の幅をより狭めることができると共に処理対象情報の処理を許可する期間をより限定することができる。
本発明の情報処理装置において、前記処理実行手段は、前記所定のパラメータとしての着色剤残量の変化を伴って印刷媒体に印刷処理を行う印刷実行手段であり、前記情報処理制御手段は、前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可条件として前記着色剤残量の印刷許可範囲を含む前記処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると前記印刷実行手段の着色剤残量が前記受信した印刷許可範囲を満たすか否かを判定するものとしてもよい。こうすれば、処理対象情報の送信要求がなされてから処理対象情報を印刷処理するまでの期間は着色剤残量が特定の範囲にあるため、印刷処理に伴い変化する着色剤残量を利用して処理可能な期間を比較的容易に制限することができる。
本発明の情報処理装置において、前記処理実行手段は、前記所定のパラメータとしての積算印刷枚数の変化を伴って印刷媒体に印刷処理を行う印刷実行手段であり、前記情報処理制御手段は、前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可条件として前記積算印刷枚数の印刷許可範囲を含む前記処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると前記印刷実行手段の積算印刷枚数が前記受信した印刷許可範囲を満たすか否かを判定するものとしてもよい。こうすれば、処理対象情報の送信要求がなされてから処理対象情報を印刷処理するまでの期間は積算印刷枚数が特定の範囲にあるため、印刷処理に伴い変化する積算印刷枚数を利用して処理可能な期間を比較的容易に制限することができる。
本発明の情報処理装置において、前記送信制御手段は、前記処理対象情報の送信を要求したときに前記処理実行手段の処理を待つ処理対象情報がすべて処理されてから前記パラメータ情報を前記情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させるものとしてもよい。こうすれば、送信要求した処理対象情報を処理するまでに他の処理により変化するパラメータ情報の値が含まれてしまうのを抑制可能であるため、処理許可範囲の幅をより狭めることができると共に処理対象情報の処理を許可する期間をより限定することができる。
本発明の情報提供装置は、
処理が制限された処理対象情報を情報処理装置へ送信する情報提供装置であって、
前記情報処理装置へ情報を送信可能な第2送信手段と、
前記情報処理装置から情報を受信可能な第2受信手段と、
前記処理対象情報を記憶する処理対象記憶手段と、
前記情報処理装置による処理対象情報の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報と送信要求された処理対象情報に関する情報とを一緒に又は別々に前記第2受信手段が受信すると前記処理対象情報に関する情報に基づいて前記処理対象情報を前記処理対象記憶手段から読み出し、前記パラメータ情報に基づいて前記情報処理装置での処理対象情報の処理を許可する範囲である前記パラメータ情報の処理許可範囲を設定し、該設定した処理許可範囲を前記読み出した処理対象情報に含めた処理対象情報を作成し、該作成した処理対象情報を情報提供装置へ前記第2送信手段に送信させる情報作成送信制御手段と、
を備えたものである。
この情報提供装置では、情報処理装置による処理対象情報の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報と送信を要求する処理対象情報に関する情報とを一緒に又は別々に受信すると処理対象情報に関する情報に基づいて処理対象情報を処理対象記憶手段から読み出し、パラメータ情報に基づいて情報処理装置での処理対象情報の処理を許可する範囲であるパラメータ情報の処理許可範囲を設定し、この設定した処理許可範囲を読み出した処理対象情報に含めた処理対象情報を作成し、この作成した処理対象情報を情報提供装置へ送信する。つまり、処理対象情報を処理する際に変化するパラメータの情報を用いて処理対象情報の処理可能な期間を情報処理装置に制限させるのである。したがって、処理可能な期間を制限することにより処理対象情報の処理をより制限することができる。
本発明の情報提供装置において、前記情報作成送信制御手段は、前記情報処理装置の識別情報と前記パラメータ情報と送信を要求する処理対象情報に関する情報とを前記第2受信手段が受信すると、前記パラメータ情報に基づいて前記情報処理装置の処理許可範囲を設定し、該設定した処理許可範囲と前記受信した識別情報とを含む前記処理対象情報を作成するものとしてもよい。こうすれば、識別情報を含む処理対象情報を作成することにより、処理を許可する情報処理装置を特定するのにこの識別情報を利用することができる。
本発明の情報提供装置において、前記情報作成送信制御手段は、前記パラメータ情報としての処理対象情報の処理に伴い変化する消耗品情報を前記第2受信手段が受信すると該受信した消耗品情報と前記処理対象情報に関する情報とに基づいて前記情報処理装置の前記消耗品が前記処理対象情報の処理に足りるか否かを判定し、前記消耗品が前記処理対象情報の処理に足りないと判定されたときには、前記消耗品の交換を加味して前記消耗品情報の処理許可範囲を設定するものとしてもよい。こうすれば、処理対象情報の処理で変化する消耗品が足りなくなり交換されてしまっても処理対象情報の処理が許可されるため、処理対象情報の処理を確実に実行することができる。
本発明の情報処理方法は、
送信要求する対象であり処理が制限された処理対象情報の該処理を所定のパラメータの変化を伴って行う処理実行手段を備えた情報処理装置を用いたコンピュータ・ソフトウェアによる情報処理方法であって、
(a)前記処理実行手段の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報を前記情報提供装置へ送信するステップと、
(b)前記情報提供装置から前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可範囲を含む前記送信要求した処理対象情報を受信すると前記処理実行手段の前記パラメータ情報が前記受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定するステップと、
(c)前記ステップ(b)で前記パラメータ情報が前記処理許可範囲内にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理するよう前記処理実行手段を制御し、前記ステップ(b)で前記パラメータ情報が前記処理許可範囲外にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理させないよう前記処理実行手段を制御するステップと、
を含むものである。
この情報処理方法では、処理対象情報の処理を行う際に変化するパラメータの情報であるパラメータ情報を情報提供装置へ送信し、情報提供装置からパラメータ情報に基づいて定められる処理許可範囲を含む送信要求した処理対象情報を受信すると、パラメータ情報が受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定し、パラメータ情報が処理許可範囲内にあると判定されたときには受信した処理対象情報を処理し、パラメータ情報が処理許可範囲外にあると判定されたときには受信した処理対象情報を処理しないようにする。つまり、処理対象情報を処理する際に変化するパラメータの情報を用いて処理対象情報の処理可能な期間を制限するのである。したがって、処理可能な期間を制限することにより処理対象情報の処理をより制限することができる。なお、この情報処理方法において、上述した情報処理装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した情報処理装置の機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明の情報提供方法は、
処理が制限された処理対象情報を情報処理装置へ送信する、前記処理対象情報を記憶する処理対象記憶手段を備えた情報提供装置を用いたコンピュータ・ソフトウェアによる情報提供方法であって、
(a)前記情報処理装置による処理対象情報の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報と送信要求された処理対象情報に関する情報とを一緒に又は別々に受信するステップと、
(b)前記ステップ(a)で受信した処理対象情報に関する情報に基づいて前記処理対象情報を前記処理対象記憶手段から読み出し、前記ステップ(a)で受信したパラメータ情報に基づいて前記情報処理装置での処理対象情報の処理を許可する範囲である前記パラメータ情報の処理許可範囲を設定するステップと、
(c)前記ステップ(b)で設定した処理許可範囲を前記ステップ(b)で読み出した処理対象情報に含めた処理対象情報を作成し、該作成した処理対象情報を情報提供装置へ送信するステップと、
を含むものである。
この情報提供方法では、情報処理装置による処理対象情報の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報と送信を要求する処理対象情報に関する情報とを一緒に又は別々に受信すると処理対象情報に関する情報に基づいて処理対象情報を処理対象記憶手段から読み出し、パラメータ情報に基づいて情報処理装置での処理対象情報の処理を許可する範囲であるパラメータ情報の処理許可範囲を設定し、この設定した処理許可範囲を読み出した処理対象情報に含めた処理対象情報を作成し、この作成した処理対象情報を情報提供装置へ送信する。つまり、処理対象情報を処理する際に変化するパラメータの情報を用いて処理対象情報の処理可能な期間を情報処理装置に制限させるのである。したがって、処理可能な期間を制限することにより処理対象情報の処理をより制限することができる。なお、この情報提供方法において、上述した情報提供装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した情報提供装置の機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明のプログラムは、上述した情報処理方法又は情報提供方法のいずれかの各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるためのものである。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、上述した方法の各ステップが実行されるため、該方法と同様の作用効果が得られる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
次に本発明を具現化した一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である情報提供印刷実行システム10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態の情報提供印刷実行システム10は、本発明の情報処理装置としての機能を備えたプリンタ20と、このプリンタ20とLAN52を介して接続されたユーザパソコン(以下ユーザPCとする)40と、インターネット50に接続されたコンテンツサーバ60とによって構成されている。なお、プリンタ20とユーザPC40とは、ルータ54を介してインターネット50に接続されたコンテンツサーバ60と情報のやりとりが可能になっている。この情報提供印刷実行システム10では、説明の便宜により、1つのプリンタ20と1つのユーザPC40とがLAN52に接続されているものとしたが、複数のプリンタ20及び複数のユーザPC40がLAN52に接続されているものとしてもよい。
プリンタ20は、装置全体の制御を司るコントローラ21と、プリンタ機構31を制御するプリンタASIC(Application Specific Integrated Circuit)32を含んで構成されるプリンタ部30と、電気通信回線としてのLAN52に接続された外部機器との間で信号の送受信が可能なネットワークインターフェース(I/F)26とを備えている。コントローラ21は、CPU22を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM23と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM24と、データを書き込み消去可能なフラッシュメモリ25とを備えている。このコントローラ21は、バス28を介してプリンタASIC32と接続されている。ROM23には、アプリケーションプログラムである情報送信印刷処理プログラム23aが記憶されている。この情報送信印刷処理プログラム23aは、コンテンツサーバ60に記憶されている印刷制限されたコンテンツの取得及び印刷処理を実行するプログラムである。RAM24には、印刷データを格納する図示しない印刷バッファ領域や受信バッファ領域、送信バッファ領域などが設けられており、これらの領域を利用してデータの送受信を行う。フラッシュメモリ25には、プリンタ20の消耗品(例えばインクカートリッジ34など)に関する情報であるインク残量25aや、現在までの印刷枚数を積算した値である積算印刷枚数25b、プリンタ20を特定する固有情報であるプリンタID25c、プリンタ20を指定可能なアドレスであるプリンタアドレス25dなどが記憶されている。インク残量25aは、印刷処理で吐出する各色のインク量を印刷データに基づいて計算により求め、この求めたインク量を各色ごとに積算し、最大充填インク量から差し引いて各色ごとに求めるものとした。また、積算印刷枚数25bは、印刷した枚数を積算して求めるものとした。プリンタ機構31は、インクジェット方式のフルカラープリンタとして構成されている。このプリンタ機構31は、ブラック(K)・シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブルー(B)及びレッド(R)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ34と、インクカートリッジ34から供給された各インクに圧力をかける圧力発生部35と、圧力発生部35で加圧されたインクを印刷媒体としての記録紙Sに吐出するインク吐出口36と、記録紙Sを搬送する搬送ローラ38とを備えている。圧力発生部35は、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式を採用している。なお、この圧力発生部35は、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。プリンタASIC32は、プリンタ機構31を制御する機能を備えたICチップであり、RAM23に設けられた印刷バッファ内の印刷データをラスタデータに展開し該展開した展開データを記録紙Sに印刷するようにプリンタ機構31を制御するものである。
ユーザPC40は、各種制御を実行するCPU42や各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶する大容量メモリであるHDD45、各種情報を画像として画面表示するディスプレイ48、ユーザが各種指令を入力するキーボード等の入力装置49のほか、図示しないROMやRAM、I/Fなどを備えている。このユーザPC40は、プリンタ20などの要求先へ印刷処理の実行指令やこの実行指令に用いる印刷データなどを送信するものである。このユーザPC40は、LAN52を介してプリンタ20などとデータを送受信する際には、RAMの所定領域に設けられた受信バッファ及び送信バッファを利用してデータの送受信を行う。HDD45には、コンテンツサーバ60に記憶されたコンテンツの印刷をプリンタ20に指令するアプリケーションプログラムである情報取得指令プログラム45aやユーザを特定する情報であるユーザID45bなどが記憶されている。
コンテンツサーバ60は、例えば印刷が制限される有料コンテンツなどをユーザPC40などに提供するサーバであり、各種制御を実行するCPU62と、各種制御プログラムを記憶するROM63と、データを一時記憶するRAM64と、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶する大容量メモリであるHDD65と、外部機器との間で信号の送受信が可能なI/F66とを備え、これらは図示しないバスによって情報のやり取りが可能なように接続されている。このコンテンツサーバ60は、インターネット50を介してプリンタ20やユーザPC40とデータを送受信する際には、RAM64の所定領域に設けられた受信バッファ及び送信バッファを利用してデータの送受信を行う。HDD65には、アプリケーションプログラムである情報提供処理プログラム65aやコンテンツの送信要求ごとに作成される送信要求情報65b、ユーザの情報を格納したデータベース65c、コンテンツの保存場所を示すコンテンツアドレス67aやコンテンツの中身であるコンテンツ情報67bを含むコンテンツ67などが記憶されている。データベース65cは、予めユーザが登録したユーザの情報(住所氏名など)及びユーザの情報と対応づけられたユーザを識別する情報としてのユーザIDを格納しており、ユーザに提供する有料コンテンツの課金などに用いられる。
次に、こうして構成された本実施形態の情報提供印刷実行システム10の動作について、特に、コンテンツサーバ60に記憶された有料コンテンツを選択して印刷を実行する動作について説明する。図2は、ユーザPC40のCPU42により実行される情報取得指令ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HDD45に記憶され、ユーザPC40を起動しコンテンツ取得用アプリケーションプログラムが起動されたあと繰り返し実行される。なお、このアプリケーションプログラムを起動すると、コンテンツサーバ60にアクセスしてHDD65に記憶されている図示しないコンテンツ選択画面をディスプレイ48に表示するものとした。ここでは、説明の便宜上、コンテンツサーバ60に記憶されたコンテンツ67の印刷をプリンタ20に実行させる場合について説明する。
このルーチンが開始されると、CPU42は、まず、ユーザがコンテンツサーバ60に記憶されたコンテンツの印刷処理を選択したか否かを判定する(ステップS100)。コンテンツの印刷処理を選択したか否かの判定は、コンテンツ選択画面に表示されたコンテンツ上に図示しないカーソルを合わせてクリックしたか否かに基づいて行うものとした。コンテンツの印刷処理を選択していないと判定されたときには、CPU42は、そのままこのルーチンを終了し、コンテンツの印刷処理を選択したと判定されたときには、コンテンツの印刷データをユーザへ送信する旨の要求であるコンテンツ送信要求と印刷するプリンタを識別する情報であるプリンタIDとプリンタのアドレスの情報とユーザを識別する情報であるユーザIDとをコンテンツサーバ60へ送信し(ステップS110)、このルーチンを終了する。ここでは、プリンタIDとしてプリンタID25c,プリンタのアドレスとしてプリンタアドレス25dをプリンタ20から受信してコンテンツサーバ60に送信する、つまり、ユーザPC40を介してプリンタ20からコンテンツサーバ60に送信するものとし、ユーザIDとしてユーザID45bをユーザPC40からコンテンツサーバ60に送信するものとした。
次に、コンテンツサーバ60がプリンタ20へコンテンツの印刷データを送信する動作について説明する。図3は、コンテンツサーバ60のCPU62により実行される情報提供処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HDD65に記憶され、コンテンツサーバ60を起動したあと繰り返し実行される。このルーチンを起動すると、まず、CPU62は、コンテンツの送信要求を受信したか否かを判定し(ステップS200)、コンテンツの送信要求を受信していないと判定されたときには、そのままこのルーチンを終了する。一方、コンテンツの送信要求を受信したと判定されたときには、CPU62は、送信要求情報65bをHDD65に記憶する(ステップS210)。この送信要求情報65bは、送信要求されたコンテンツの情報(格納されているコンテンツアドレス67aやファイル名など)や送信要求元を特定する情報(ユーザID45bやプリンタID25c,プリンタアドレス25dなど)を格納した情報であり、送信要求元への情報の送信や送信要求元から送信された情報を管理するのに用いられる情報である。
ステップS210のあと、CPU62は、送信要求情報65bからプリンタアドレス25dを読み出し(ステップS220)、インク残量25aの問合せを送信する(ステップS230)。ここでは、コンテンツサーバ60とプリンタ20との間の通信は、HTTPプロトコルを利用してデータを転送するIPP(Internet Printing Protocol)を用いて行うものとした。また、プリンタ20とコンテンツサーバ60との間で送受信される情報には、どの機器との通信であるかを特定可能とするため送信要求情報65bの情報が付加されている。なお、IPPの代わりにUPnP(Universal Plug and Play)などを用いてもよい。
ステップS230のあと、CPU62は、インク残量25aを受信したか否かを判定し(ステップS240)、インク残量25aを受信していないと判定されたときには、そのまま待機する。なお、受信待機において、所定時間(例えば数十秒など)を経過しても所定の情報(ここではインク残量25a)を受信できないときには、そのままこのルーチンを終了するものとしてもよい(以下同じ)。一方、インク残量25aを受信したと判定されたときには、CPU62は、インク残量25aが所定の印刷完了可能残量以上であるか否かを判定する(ステップS250)。この印刷完了可能残量は、コンテンツの印刷を完了可能なインク残量の値であり、ここでは、後述する印刷許可範囲の値(例えば印刷許可範囲が全体のインク量の5%に定められているときには5%の値)に定められている。また、インク残量25aが所定の印刷完了可能残量以上であるか否かの判定は、各色のインクのそれぞれに対して行うものとした。インク残量が所定の印刷完了可能残量以上であるときには、このインクカートリッジ34でコンテンツの印刷を完了可能であるものとみなし、受信したインク残量25aを最大値とするインク残量の印刷許可範囲を設定する(ステップS260)。このインク残量の印刷許可範囲は、プリンタ20がコンテンツの印刷データを受信してからの期間を制限するためのものであり、コンテンツの印刷データを印刷する際にインク残量がこの印刷許可範囲外にあるとき、即ち印刷データを受信してから一定のプリンタ20の使用期間が経過したときにはこの印刷データの印刷を禁止するために用いられるものである。図4は、インク残量の印刷許可範囲を設定する一例の概念図である。図4に示すように、各色のインク残量が印刷完了可能残量以上であるときには、予め定められた印刷許可範囲を各色のインク残量に対して設定する。ここでは、印刷許可範囲は、コンテンツの印刷を完了可能な範囲(例えばインクカートリッジ34の各々のインク量全体の3%や5%、10%など)に経験的に定められている。具体的には、受信したブラックのインク残量25aが50%であり、印刷許可範囲が5%である時には、ブラックインクの印刷許可範囲はインク残量45〜50%に定められる。なお、印刷許可範囲は、インク残量の計測精度に基づいて定めるものとしてもよい。一方、インク残量25aが所定の印刷完了可能残量以上でないものと判定されたときには、インクカートリッジ34が新しいものに交換される可能性が高いものとみなし、CPU62は、最大充填範囲を含む印刷許可範囲を設定する(ステップS270)。図5は、インク残量が少ない場合の印刷許可範囲を設定する一例の概念図である。図5に示すように、印刷完了可能残量以下のインク残量25aがある場合は(ここではマゼンタのインク)、受信したインク残量25aを上限とする範囲に加え、インク残量100%を上限とする印刷許可範囲を設定する。こうすれば、ユーザがコンテンツの印刷を完了させるためインクカートリッジ34を交換したとしても印刷処理を行うことができる。
次に、CPU62は、送信要求情報65bに基づいて、ステップS200で送信要求されたコンテンツに、送信要求元のプリンタID25cとステップS260又はステップS270で設定したインク残量の印刷許可範囲とを組み込んだ印刷データを作成する(ステップS280)。印刷データの作成は、プリンタID25cに基づいてプリンタ機種などを特定し、コンテンツのデータをプリンタ20が印刷可能であるデータ形式に変換することにより行うものとした。続いて、CPU62は、送信要求情報65bに格納されたプリンタアドレス25dを用いてプリンタ20へ作成した印刷データを送信する(ステップS290)。
ステップS290で印刷データを送信したあと、CPU62は、プリンタ20から印刷結果を受信したか否かを判定し(ステップS300)、印刷結果を受信していないと判定されたときには、そのまま待機する。一方、印刷結果を受信したと判定されたときには、受信した印刷結果に基づいて印刷が成功したか否かを判定する(ステップS310)。なお、ここでは、プリンタ20で紙詰まりなどがなく印刷処理が終了したときに印刷が成功した旨の信号をプリンタ20から受信するものとした。印刷が成功したと判定されたときには、CPU62は、送信要求情報65bに格納されたユーザID45bに対応するユーザにコンテンツの課金処理を実行し(ステップS320)、このルーチンを終了し、印刷が成功していない、即ち印刷が失敗したと判定されたときには、課金処理を行わずにそのままこのルーチンを終了する。このように、印刷時期を制限するためのプリンタ20の消耗品の情報と印刷を行うプリンタを特定するためのプリンタIDとをコンテンツの印刷データに組み込んでプリンタ20へ送信するのである。
次に、プリンタ20のCPU22が実行する情報送信印刷処理ルーチンについて説明する。図6は、プリンタ20のCPU22により実行される情報送信印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ROM23に記憶され、プリンタ20を起動したあと繰り返し実行される。このルーチンが実行されると、CPU22は、インク残量の問合せがあるか否かを判定し(ステップS400)、インク残量の問合せがないと判定されたときには、そのままこのルーチンを終了する。一方、インク残量の問合せがあると判定されたときには、CPU22は、フラッシュメモリ25に記憶されたインク残量25aを送信元のコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS410)。
ステップS410のあと、CPU22は、印刷データを受信したか否かを判定し(ステップS420)、印刷データを受信していないものと判定されたときには、そのまま待機する。一方、印刷データを受信したと判定されたときには、CPU22は、印刷データに印刷制限があるか否かを判定する(ステップS430)。ここでは、印刷データに印刷許可範囲が含まれているときに印刷制限があると判定するものとした。印刷データに印刷制限がないと判定されたときには、CPU22は、印刷処理を実行し(ステップS440)、印刷で使用したインク量に基づいてインク残量25aを更新し(ステップS450)、このルーチンを終了する。印刷処理は、CPU22がプリンタASIC32に印刷データの印刷を指令し、指令されたプリンタASIC32がプリンタ機構31を制御することにより実行される。印刷が指令されると、プリンタASIC32は、RAM24に設けられた印刷バッファ内に記憶されている印刷データをラスタデータに展開し、図示しない駆動モータを駆動して搬送ローラ38を回転させて記録紙Sを搬送し、圧力発生部35への電圧を制御することにより、展開したラスタデータに基づいて記録紙Sに画像を印刷する。
一方、印刷データに印刷制限があると判定されたときには、CPU22は、受信した印刷データに含まれるプリンタIDとインク残量の印刷許可範囲を読み出す(ステップS460)。次に、CPU22は、読み出したプリンタIDとフラッシュメモリ25に記憶されたプリンタID25cとを照合し(ステップS470)、プリンタIDが照合されたときには、フラッシュメモリ25に記憶されたインク残量25aが、読み出した印刷許可範囲内にあるか否かを判定する(ステップS480)。読み出した印刷許可範囲内にインク残量25aがないと判定されたときには印刷が許可された処理期間を経過しているものとみなし、または、ステップS470でプリンタIDが照合されなかったときには印刷指令された印刷データはこのプリンタ20で印刷許可されていないものとみなし、CPU22は、その旨のメッセージを図示しないプリンタ20の表示パネル又はディスプレイ48に表示し(ステップS490)、このルーチンを終了する。
ステップS480でフラッシュメモリ25に記憶されたインク残量25aがコンテンツサーバ60から送信された印刷許可範囲内にあるものと判定されたときには、CPU22は、受信した印刷データの印刷処理を実行してよいものとみなし、ステップS440で説明したのと同様の印刷処理を実行する(ステップS500)。ここで、その後、プリンタ部30で様々な印刷データの印刷処理を実行していくと、インク残量25aが上述の印刷許可範囲を外れる。一旦インク残量25aが印刷データに組み込まれた印刷許可範囲を外れたあと、様々な印刷データの印刷処理を実行すると、その印刷データに応じた色のインク量が減少する。このため、プリンタ20による印刷処理を実行していく過程で、例えば有料コンテンツの印刷データを不正に複製し、この複製した印刷データの印刷指令をあとから行おうとしても、インク残量25aが印刷データに組み込まれた印刷許可範囲内となることは希であり、その印刷処理が禁止されるのである。また、不正に複製した印刷データを他のプリンタ20で印刷しようとしても、プリンタID25cが照合されないため、印刷処理が禁止されるのである。
次に、CPU22は、印刷処理が成功したか否かを、記録紙Sの紙詰まりによるジャム信号の有無など印刷エラーの信号に基づいて判定し(ステップS510)、印刷処理が成功したと判定されたときには、印刷が成功した旨の印刷結果をコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS520)。一方、印刷処理が成功しなかった、即ち失敗したと判定されたときには、印刷が失敗した旨の印刷結果をコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS530)。そして、ステップS520又はS530のあと、CPU22は、印刷で使用したインク量に基づいてインク残量25aを更新し(ステップS450)、このルーチンを終了する。このように、コンテンツの印刷データに組み込まれた、印刷時期を制限するためのプリンタ20の消耗品の情報と印刷を行うプリンタを特定するためのプリンタIDとを利用して、印刷データの印刷の制限を行うのである。
最後に、プリンタ20、ユーザPC40及びコンテンツサーバ60で行われる各処理と通信の様子について説明する。図7は、情報提供印刷実行システム10の各処理及び通信の様子をシーケンシャルに示す説明図である。なお、図7に示した各ステップ番号は、図2〜4の各ルーチンのステップ番号に対応している。まず、ユーザPC40でコンテンツサーバ60に記憶されたコンテンツを選択すると、ユーザPC40のCPU42は、コンテンツの送信要求やプリンタID25c,プリンタアドレス25d,ユーザID45bなどをコンテンツサーバ60に送信する(ステップS110)。この情報を受信したコンテンツサーバ60のCPU62は、受信したプリンタアドレスにインク残量の問合せを行う(ステップS230)。これを受信したプリンタ20のCPU22は、インク残量25aをコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS410)。インク残量25aを受信すると、コンテンツサーバ60は、インク残量25aと印刷完了可能残量とに基づいてインク残量の印刷許可範囲を設定し(ステップS260,270)、プリンタID25cと設定した印刷許可範囲とを組み込んだコンテンツの印刷データを作成し(ステップS280)、作成した印刷データをプリンタ20へ送信する(ステップS290)。印刷データを受信すると、プリンタ20は、印刷処理が可能か否かをプリンタID25cを照合すると共にインク残量25aが印刷許可範囲内にあるか否かに基づいて判定し(ステップS470,S480)、印刷可能でないと判定されたときには、その旨のメッセージを表示し(ステップS490)、印刷可能であると判定されたときには印刷処理を実行し(ステップS500)、印刷処理が成功したか否かを判定し(ステップS510)、インク残量25aを更新し(ステップS450)、印刷結果をコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS520,S530)。印刷結果を受信すると、コンテンツサーバ60は、印刷結果が成功であるか否かを判定し(ステップS310)、印刷成功のときにはユーザ40のユーザに対して課金処理を行い(ステップS320)、印刷失敗のときには課金処理を行わずに終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のプリンタ20が情報処理装置に相当し、コンテンツサーバ60が情報提供装置に相当する。本実施形態のプリンタ20において、I/F26が本発明の第1送信手段及び第1受信手段に相当し、プリンタ部30が処理実行手段及び印刷実行手段に相当し、フラッシュメモリ25が情報記憶手段に相当し、CPU22が送信制御手段及び情報処理制御手段に相当する。また、本実施形態のコンテンツサーバ60において、I/F66が第2送信手段及び第2受信手段に相当し、HDD65が処理対象記憶手段に相当し、CPU62が情報作成送信制御手段に相当する。そして、コンテンツ67が処理対象情報に相当し、印刷許可範囲が処理許可範囲に相当し、インク残量25aが所定のパラメータ情報及び着色剤残量に相当し、プリンタID25cが情報処理装置の識別情報に相当し、記録紙Sが印刷媒体に相当する。なお、本実施例では、情報提供印刷実行システム10の動作を説明することにより本発明の情報処理方法及び情報提供方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態の情報提供印刷実行システム10によれば、印刷処理を行う際に変化するインク残量25aとコンテンツの送信要求とをコンテンツサーバ60へ送信し、コンテンツサーバ60が、インク残量25aに基づいてインク残量25aの印刷許可範囲を設定し、この設定した印刷許可範囲とプリンタID25cとをコンテンツ67に組み込んだ印刷データを作成し、この作成した印刷データをプリンタ20へ送信し、この印刷データをプリンタ20が受信すると、組み込まれた印刷許可範囲内にインク残量25aがあるか否かを判定し、インク残量25aが印刷許可範囲内にあると判定されたときには受信した印刷データを印刷処理し、インク残量25aが印刷許可範囲外にあると判定されたときには受信した印刷データを印刷処理しないようにする。つまり、コンテンツ67の印刷データを処理する際に変化するインク残量25aを用いてコンテンツ67の印刷データの処理可能な期間を制限し、例えば印刷データを不正に複製し多数の印刷を実行するのを防止可能である。したがって、印刷処理可能な期間を制限することによりコンテンツ67の印刷データの印刷処理をより制限することができる。また、コンテンツ67の印刷データの送信要求がなされてからコンテンツ67の印刷データを印刷処理するまでの期間は着色剤残量が特定の範囲にあるため、印刷処理に伴い変化する着色剤残量を利用して処理可能な期間を比較的容易に制限することができる。更に、ユーザが変更することができる時刻などを用いて印刷処理可能な期間を特定するものに比べて、印刷処理可能な期間に対する不正を防止しやすい。更にまた、コンテンツ67の印刷データに組み込んだインク残量25aの印刷許可範囲を用いて印刷処理を制限するため、コンテンツサーバ60と、ユーザPC40及びプリンタ20とを常時ネットワークで接続する必要がない。
また、受信したコンテンツ67の印刷データに含まれたプリンタIDとフラッシュメモリ25に記憶されたプリンタID25cとを照合することによって、印刷データの印刷の可否を判定するため、印刷処理を許可するプリンタ20を確実に特定することができる。更に、コンテンツサーバ60によりコンテンツ67の印刷データの印刷処理にインク残量が足りないと判定されたときには、消耗品としてのインクカートリッジ34が交換されるインク残量の範囲を含めて印刷許可範囲を設定するため、コンテンツ67の印刷データの印刷処理でインクカートリッジ34が新品に交換されてしまってもコンテンツ67の印刷データの印刷処理が許可され、コンテンツ67の印刷データの印刷処理を確実に実行することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、プリンタID25cを印刷データに組み込み、プリンタ20でプリンタID25cを照合することにより印刷を許可するプリンタを特定するものとしたが、この処理を省略してもよい。例えば、図4に示すように、インクが複数ある場合には特定のインク残量のパターンを示すため、インク残量25aのみでプリンタ20を特定することも可能である。こうすれば、プリンタ20やコンテンツサーバ60での処理を軽減することができる。
上述した実施形態では、プリンタ20とコンテンツサーバ60との間の通信において、プリンタ20は、インク残量25aをコンテンツサーバ60へ送信しコンテンツサーバ60から印刷データを受信するまでの間、受信待機することにより(ステップS420)他の装置から送信される情報の受信を行わないものとしたが、プリンタ20は、コンテンツサーバ60との通信の際に、I/F26により図示しない他の機器との通信を許容するものとしてもよい。また、上述した実施形態では、コンテンツサーバ60は、プリンタ20からのインク残量25aや印刷結果を受信待機し、他の装置から送信される情報の受信を行わないものとしたが(ステップS240,S300)、コンテンツサーバ60は、プリンタ20との通信の際に、I/F66により図示しない他の機器との通信を許容するものとしてもよい。
上述した実施形態では、所定の印刷許可範囲を定めるものとしたが、印刷許可範囲をインク残量25aの値に定めてもよい。具体的には、例えばプリンタ20のネットワークの設定を1つのコネクションのみ許可するものとして複数の機器とのコネクションを行わないように設定する。こうすれば、コンテンツサーバ60にインク残量25aを送信してから印刷データを受信するまでの間、他の装置から送信された印刷データの印刷処理をプリンタ20が行わずインク残量25aが変動しないため、コンテンツサーバ60で設定する印刷許可範囲の幅をより狭めることができる。また、コンテンツ67の印刷データの印刷処理を許可する期間をより限定することができる。
上述した実施形態では、コンテンツサーバ60でインク残量25aに基づいて定めた印刷許可範囲を組み込んだコンテンツ67の印刷データを作成し、プリンタ20でインク残量25aが印刷許可範囲内にあるときには印刷処理を許可し印刷許可範囲外にあるときには印刷処理を行わないものするものとしたが、これに代えて又はこれに加えて、プリンタ20からコンテンツサーバ60へ積算印刷枚数25bを送信し、コンテンツサーバ60で積算印刷枚数25bに基づいて定めた印刷許可範囲を組み込んだコンテンツ67の印刷データを作成し、この印刷データを受信したプリンタ20で積算印刷枚数25bが印刷許可範囲内にあるときには印刷処理を許可し印刷許可範囲外にあるときには印刷処理を行わないものとしてもよい。こうすれば、コンテンツ67の印刷データの送信要求がなされてからコンテンツ67の印刷データを印刷処理するまでの期間は積算印刷枚数が特定の範囲にあるため、印刷処理に伴い変化する積算印刷枚数を利用して印刷処理可能な期間を比較的容易に制限することができる。
上述した実施形態では、プリンタ20がインク残量25aを送信したあとコンテンツサーバ60から印刷データを受信するまでの間の他の印刷データの処理については考慮していなかったが、コンテンツ67へのデータの送信要求を行ったあと、RAM24などに記憶されたプリンタ部30の処理を待つ印刷データがすべて処理されてからインク残量25aをコンテンツサーバ60へ送信するものとしてもよい。こうすれば、送信要求したコンテンツ67の印刷データを印刷処理するまでに他の印刷処理によりインク残量25aの値が変化してしまうのを抑制可能であるため、印刷許可範囲の幅をより狭めることができるし、コンテンツ67の印刷データの処理を許可する期間をより限定することができる。
上述した実施形態では、図7に示すように、プリンタID25cとインク残量25aとを別々にコンテンツサーバ60に送信しユーザが印刷するプリンタをコンテンツサーバ60に指定し、コンテンツサーバ60から印刷データを送信してプリンタ20に印刷処理を実行させるものとしたが、図8に示すように、ユーザPC40がコンテンツサーバ60から印刷データを受信し、プリンタ20に印刷処理を実行させるものとしてもよい。図8は、情報提供印刷実行システム10の各処理及び通信の様子をシーケンシャルに示す別の説明図である。なお、図8には、図2〜3及び図6〜7の各ルーチンと同様のステップに同様のステップ番号を付している。具体的には、まず、ユーザPC40でコンテンツサーバ60に記憶されたコンテンツの印刷処理を選択すると、ユーザPC40のCPU42は、コンテンツの送信要求やプリンタID25c,プリンタアドレス25d,ユーザID45bなどをコンテンツサーバ60へ一緒に送信する(ステップS110)。この情報を受信したコンテンツサーバ60のCPU62は、ユーザPC40を介してプリンタ20へインク残量の問合せを行う(ステップS120,S230)。これを受信したプリンタ20のCPU22は、インク残量25aをユーザPC40を介してコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS410,S125)。インク残量25aを受信すると、コンテンツサーバ60は、インク残量の印刷許可範囲を設定し(ステップS260,270)、プリンタID25cと設定した印刷許可範囲とを組み込んだコンテンツの印刷データを作成し(ステップS280)、作成した印刷データをユーザPC40を介してプリンタ20へ送信する(ステップS290,S130)。印刷データを受信すると、プリンタ20は、印刷処理が可能か否かをプリンタID25cを照合すると共にインク残量25aが印刷許可範囲内にあるか否かに基づいて判定し(ステップS470,S480)、印刷可能でないと判定されたときには、その旨のメッセージを表示し(ステップS490)、印刷可能であると判定されたときには印刷処理を実行し(ステップS500)、印刷処理が成功したか否かを判定し(ステップS510)、インク残量25aを更新し(ステップS450)、印刷結果をユーザPC40を介してコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS520,S530,S135)。以下、図7と同じ処理を実行する。こうしても、印刷処理可能な期間を制限することによりコンテンツ67の印刷データの印刷処理をより抑制することができる。
あるいは、図9に示すように、ユーザPC40がプリンタ20にコンテンツサーバ60から印刷データを取得して印刷処理を実行させるものとしてもよい。図9は、情報提供印刷実行システム10の各処理及び通信の様子をシーケンシャルに示す別の説明図である。なお、図9には、図2〜3及び図6〜7の各ルーチンと同様のステップに同様のステップ番号を付している。具体的には、まず、ユーザPC40でコンテンツサーバ60に記憶されたコンテンツの印刷処理を選択すると、ユーザPC40のCPU42は、コンテンツの送信要求とコンテンツが格納された取得先のアドレスとユーザID45bをプリンタ20へ送信する(ステップS150)。これを受信したプリンタ20のCPU22は、受信したコンテンツ取得先のアドレスに、コンテンツの送信要求やプリンタID25c,プリンタアドレス25d,ユーザID45bなどをコンテンツサーバ60へ一緒に送信する(ステップS550)。この情報を受信したコンテンツサーバ60のCPU62は、プリンタ20へインク残量の問合せを行う(ステップS230)。これを受信したプリンタ20は、インク残量25aをコンテンツサーバ60へ送信する(ステップS410)。インク残量25aを受信すると、コンテンツサーバ60は、コンテンツの印刷データを格納する新たなアドレスをプリンタ20へ送信し(ステップS350)、インク残量の印刷許可範囲を設定し(ステップS260,270)、プリンタID25cと設定した印刷許可範囲とを組み込んだコンテンツの印刷データを作成し(ステップS280)、プリンタ20へ送信した新たなアドレスに作成した印刷データを格納する。このとき、プリンタ20は、ポーリングによりコンテンツサーバ60に印刷データの問合せを行う(ステップS560)。そして、コンテンツサーバ60は、プリンタ20からの問合せを受けて、印刷データをプリンタ20へ送信する(ステップS290)。以下、図7と同じ処理を実行する。こうしても、印刷処理可能な期間を制限することによりコンテンツ67の印刷データの印刷処理をより抑制することができる。
上述した実施形態では、コンテンツサーバ60がコンテンツ67をプリンタ20により印刷可能な印刷データに変換してプリンタ20へ送信するものとしたが、インク残量25aの印刷許可範囲を組み込み、他のプリンタで印刷不能でありインク残量25aが印刷許可範囲を満たすときだけプリンタ20で印刷可能であるコンテンツ67をユーザPC40に送信するものとしてもよい。こうすれば、コンテンツ67をユーザPC40で閲覧可能とすると共に、プリンタ20での印刷を十分に制限することができる。
上述した実施形態では、印刷が成功したか否かをプリンタ20が判定しこの判定が印刷成功であればユーザに課金処理をし印刷失敗であれば課金処理を行わないものとしたが、この処理に加えて、例えば、コンテンツサーバ60がユーザPC40に印刷結果を了承するか否かを問い合わせ、印刷結果が印刷成功であってもユーザが印刷結果を了承しない場合は、課金処理を行うと共に所定回数(例えば3回など)を上限として再印刷を許可するものとしてもよい。こうすれば、印刷処理が成功しても、例えば印刷結果にかすれやにじみなどが生じている場合などに、ユーザが納得する印刷結果を得ることができる。このとき、印刷許可範囲を少なくとも所定回数印刷可能な範囲に定めてもよい。
上述した実施形態では、プリンタ20を識別する情報としてプリンタID25cを利用するものとしたが、例えば、プリンタ20のMACアドレスやプリンタのホスト名、プリンタのシリアル番号、プリンタに装着されている消耗品(例えばインクカートリッジ34など)のシリアル番号などを利用するものとしてもよい。また、ユーザを識別する情報としてユーザID45bを利用するものとしたが、ユーザPC40のMACアドレスやユーザPC40のホスト名、ユーザPC40の印刷ポート番号などを利用するものとしてもよい。
上述した実施形態では、インクジェット方式を採用し着色剤としてインクを利用するフルカラーのプリンタ20としたが、電子写真方式を採用し着色剤としてトナーを利用するカラーレーザプリンタや、熱転写方式を採用し着色剤としてインクリボンを利用するカラープリンタや、ドットインパクト方式を採用し着色剤としてインクリボンを利用するプリンタとしてもよいし、これらのモノクロプリンタとしてもよい。また、FAX機やコピー機などの印刷装置としてもよい。また、処理を行うと経時的にパラメータが変動する電子機器であれば、特に限定されずに本発明を適用することができる。
情報提供印刷実行システム10の構成の概略を示す構成図である。 情報取得指令ルーチンの一例を示すフローチャートである。 情報提供処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 インク残量の印刷許可範囲を設定する一例の概念図である。 インク残量が少ない場合の印刷許可範囲を設定する一例の概念図である。 情報送信印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 各処理及び通信の様子をシーケンシャルに示す説明図である。 各処理及び通信の様子をシーケンシャルに示す別の説明図である。 各処理及び通信の様子をシーケンシャルに示す別の説明図である。
符号の説明
10 情報提供印刷実行システム、20 プリンタ、21 コントローラ、22 CPU、23 ROM、23a 情報送信印刷処理プログラム、24 RAM、25 フラッシュメモリ、25a インク残量、25b 積算印刷枚数、25c プリンタID、25d プリンタアドレス、26 I/F、28 バス、30 プリンタ部、31 プリンタ機構、32 プリンタASIC、34 インクカートリッジ、35 圧力発生部、36 インク吐出口、38 搬送ローラ、40 ユーザPC、42 CPU、45 HDD、45a 情報取得指令プログラム、45b ユーザID、48 ディスプレイ、49 入力装置、50 インターネット、52 LAN、54 ルータ、60 コンテンツサーバ、62 CPU、63 ROM、64 RAM、65 HDD、65a 情報提供処理プログラム、65b 送信要求情報、65c データベース、66 I/F、67 コンテンツ、67a コンテンツアドレス、67b コンテンツ情報、S 記録紙。

Claims (13)

  1. 情報提供装置へ情報を送信可能な第1送信手段と、
    前記情報提供装置から情報を受信可能な第1受信手段と、
    送信要求する対象であり処理が制限された処理対象情報の該処理を所定のパラメータの変化を伴って行う処理実行手段と、
    前記処理実行手段の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報を前記情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させる送信制御手段と、
    前記情報提供装置から前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可範囲を含む前記送信要求した処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると前記処理実行手段の前記パラメータ情報が前記受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定し、前記パラメータ情報が前記処理許可範囲内にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理するよう前記処理実行手段を制御し、前記パラメータ情報が前記処理許可範囲外にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理させないよう前記処理実行手段を制御する情報処理制御手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    情報処理装置の識別情報を記憶する情報記憶手段、を備え、
    前記送信制御手段は、前記パラメータ情報と前記情報記憶手段に記憶された前記識別情報とを一緒に又は別々に情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させ、
    前記情報処理制御手段は、前記情報提供装置から識別情報と前記処理許可範囲とを含む前記送信要求した処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると該受信した識別情報と前記情報記憶手段に記憶された識別情報とを照合すると共に前記処理実行手段の前記パラメータ情報が前記受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定し、前記識別情報が照合されると共に前記パラメータ情報が前記処理許可範囲内にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理するよう前記処理実行手段を制御し、前記識別情報が照合されないか又は前記パラメータ情報が前記処理許可範囲外にあるかの少なくとも一方であると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理させないよう前記処理実行手段を制御する、
    情報処理装置。
  3. 前記情報処理制御手段は、前記送信制御手段が前記パラメータ情報を前記情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させてから前記処理許可範囲を含む前記送信要求した処理対象情報を前記第1受信手段が受信するまでの間、他の装置から送信される処理対象情報の受信を前記第1受信手段に行わせない、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理実行手段は、前記所定のパラメータとしての着色剤残量の変化を伴って印刷媒体に印刷処理を行う印刷実行手段であり、
    前記情報処理制御手段は、前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可条件として前記着色剤残量の印刷許可範囲を含む前記処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると前記印刷実行手段の着色剤残量が前記受信した印刷許可範囲を満たすか否かを判定する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記処理実行手段は、前記所定のパラメータとしての積算印刷枚数の変化を伴って印刷媒体に印刷処理を行う印刷実行手段であり、
    前記情報処理制御手段は、前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可条件として前記積算印刷枚数の印刷許可範囲を含む前記処理対象情報を前記第1受信手段が受信すると前記印刷実行手段の積算印刷枚数が前記受信した印刷許可範囲を満たすか否かを判定する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記送信制御手段は、前記処理対象情報の送信を要求したときに前記処理実行手段の処理を待つ処理対象情報がすべて処理されてから前記パラメータ情報を前記情報提供装置へ前記第1送信手段に送信させる、
    請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 処理が制限された処理対象情報を情報処理装置へ送信する情報提供装置であって、
    前記情報処理装置へ情報を送信可能な第2送信手段と、
    前記情報処理装置から情報を受信可能な第2受信手段と、
    前記処理対象情報を記憶する処理対象記憶手段と、
    前記情報処理装置による処理対象情報の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報と送信要求された処理対象情報に関する情報とを一緒に又は別々に前記第2受信手段が受信すると前記処理対象情報に関する情報に基づいて前記処理対象情報を前記処理対象記憶手段から読み出し、前記パラメータ情報に基づいて前記情報処理装置での処理対象情報の処理を許可する範囲である前記パラメータ情報の処理許可範囲を設定し、該設定した処理許可範囲を前記読み出した処理対象情報に含めた処理対象情報を作成し、該作成した処理対象情報を情報提供装置へ前記第2送信手段に送信させる情報作成送信制御手段と、
    を備えた情報提供装置。
  8. 前記情報作成送信制御手段は、前記情報処理装置の識別情報と前記パラメータ情報と送信要求された処理対象情報に関する情報とを前記第2受信手段が受信すると、前記パラメータ情報に基づいて前記情報処理装置の処理許可範囲を設定し、該設定した処理許可範囲と前記受信した識別情報とを含む前記処理対象情報を作成する、
    請求項7に記載の情報提供装置。
  9. 前記情報作成送信制御手段は、前記パラメータ情報としての処理対象情報の処理に伴い変化する消耗品情報を前記第2受信手段が受信すると該受信した消耗品情報と前記処理対象情報に関する情報とに基づいて前記情報処理装置の前記消耗品が前記処理対象情報の処理に足りるか否かを判定し、前記消耗品が前記処理対象情報の処理に足りないと判定されたときには、前記消耗品の交換を加味して前記消耗品情報の処理許可範囲を設定する、
    請求項7又は8に記載の情報提供装置。
  10. 送信要求する対象であり処理が制限された処理対象情報の該処理を所定のパラメータの変化を伴って行う処理実行手段を備えた情報処理装置を用いたコンピュータ・ソフトウェアによる情報処理方法であって、
    (a)前記処理実行手段の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報を前記情報提供装置へ送信するステップと、
    (b)前記情報提供装置から前記パラメータ情報に基づいて定められる処理許可範囲を含む前記送信要求した処理対象情報を受信すると前記処理実行手段の前記パラメータ情報が前記受信した処理許可範囲内にあるか否かを判定するステップと、
    (c)前記ステップ(b)で前記パラメータ情報が前記処理許可範囲内にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理するよう前記処理実行手段を制御し、前記ステップ(b)で前記パラメータ情報が前記処理許可範囲外にあると判定されたときには前記受信した処理対象情報を処理させないよう前記処理実行手段を制御するステップと、
    を含む情報処理方法。
  11. 処理が制限された処理対象情報を情報処理装置へ送信する、前記処理対象情報を記憶する処理対象記憶手段を備えた情報提供装置を用いたコンピュータ・ソフトウェアによる情報提供方法であって、
    (a)前記情報処理装置による処理対象情報の処理に伴い変化するパラメータの情報であるパラメータ情報と送信要求された処理対象情報に関する情報とを一緒に又は別々に受信するステップと、
    (b)前記ステップ(a)で受信した処理対象情報に関する情報に基づいて前記処理対象情報を前記処理対象記憶手段から読み出し、前記ステップ(a)で受信したパラメータ情報に基づいて前記情報処理装置での処理対象情報の処理を許可する範囲である前記パラメータ情報の処理許可範囲を設定するステップと、
    (c)前記ステップ(b)で設定した処理許可範囲を前記ステップ(b)で読み出した処理対象情報に含めた処理対象情報を作成し、該作成した処理対象情報を情報提供装置へ送信するステップと、
    を含む情報提供方法。
  12. 請求項10に記載の情報処理方法の各ステップを1以上のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載の情報提供方法の各ステップを1以上のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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