JP4992700B2 - 印刷システム、プリントサーバ、印刷制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents

印刷システム、プリントサーバ、印刷制御方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷に関するものである。
従来より、種々の印刷システムが利用されている。例えば、使用者の使用制限や課金のためのアカウントを登録する印刷システムが知られている。また、解除コードの登録権限を管理者に与えることによって、一時的に印刷制限を解除する印刷システムも知られている。
特開2004−345203号公報 特開2007−193432号公報
ところが、従来は、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することに関しては、十分な工夫がなされていないのが実情であった。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
印刷システムであって、ユーザによって指定された印刷設定を利用したユーザ印刷を要求する印刷要求部と、前記ユーザ印刷を実行した場合と、予め設定された印刷設定を利用した基準印刷を実行した場合との間の消耗品の消費量の差と、前記差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の消費量指数を利用した条件に従って、前記ユーザ印刷を許可するか否かを決定する決定部とを備え、該決定部は、前記消費量指数の種類毎に設定された第1閾値よりも、前記基準印刷を基準とする前記ユーザ印刷による超過分が小さいことを、前記M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示すことを含む許可条件が成立する場合には、前記ユーザ印刷を許可する。
[適用例1]印刷システムであって、ユーザによって指定された印刷設定を利用したユーザ印刷を要求する印刷要求部と、前記ユーザ印刷を実行した場合と、予め設定された印刷設定を利用した基準印刷を実行した場合との間の消耗品の消費量の差と、前記差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の消費量指数を利用した条件に従って、前記ユーザ印刷を許可するか否かを決定する決定部と、を備える、印刷システム。
この構成によれば、消耗品の消費量の差と、その差の累計との少なくとも一方と相関のある消費量指数を利用して、ユーザ印刷を許可するか否かが決定されるので、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
[適用例2]適用例1に記載の印刷システムであって、前記決定部は、前記消費量指数の種類毎に設定された第1閾値よりも、前記基準印刷を基準とする前記ユーザ印刷による超過分が小さいことを、前記M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示すことを含む許可条件が成立する場合には、前記ユーザ印刷を許可する、印刷システム。
この構成によれば、超過分が第1閾値よりも小さい場合に、ユーザ印刷が許可されるので、消耗品の消費量が過剰に多くなることを抑制しつつ、ユーザ印刷を許可することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の印刷システムであって、前記決定部は、前記消費量指数の種類毎に設定された第2閾値よりも、前記基準印刷を基準とする前記ユーザ印刷による超過分が大きいことを、前記M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示すことを含む否認条件が成立する場合には、前記ユーザ印刷を許可しない、印刷システム。
この構成によれば、超過分が第2閾値よりも大きい場合に、ユーザ印刷が許可されないので、消耗品の消費量が過剰に多くなることを抑制することができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の印刷システムであって、さらに、第1承認者の指示に従って前記ユーザ印刷を承認する第1承認部を備え、前記決定部は、前記消費量指数を利用した条件が満たされない場合に、前記第1承認部による承認のために前記M種類の消費量指数の少なくとも一部を前記第1承認部に送信する、印刷システム。
この構成によれば、第1承認者は、承認に消費量指数を利用することができるので、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
[適用例5]適用例4に記載の印刷システムであって、前記決定部は、前記第1承認部によって前記ユーザ印刷が承認された場合に、前記ユーザ印刷を許可する、印刷システム。
この構成によれば、第1承認部による承認結果に従ってユーザ印刷を許可するか否かが決定されるので、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
[適用例6]適用例4または適用例5に記載の印刷システムであって、さらに、第2承認者の指示に従って前記ユーザ印刷を承認する第2承認部を備え、前記決定部は、前記第1承認部によって前記ユーザ印刷が承認されなかったことを含む別承認条件が満たされる場合に、前記第2承認部による承認のために前記M種類の消費量指数の少なくとも一部を前記第2承認部に送信する、印刷システム。
この構成によれば、第1承認部よって承認されなかったことを含む別承認条件が満たされる場合に第2承認部による承認が行われる印刷システムにおいて、第2承認者は、承認に消費量指数を利用することができるので、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
[適用例7]適用例6に記載の印刷システムであって、前記決定部は、前記第2承認部によって前記ユーザ印刷が承認された場合に、前記ユーザ印刷を許可する、印刷システム。
この構成によれば、第2承認部による承認結果に従ってユーザ印刷を許可するか否かが決定されるので、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
[適用例8]適用例1ないし適用例7のいずれかに記載の印刷システムであって、前記M種類の消費量指数は、前記消費量の差に相当する費用を表す消費量指数を含む、印刷システム。
この構成によれば、費用を表す消費量指数が利用されるので、費用を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載の印刷システムであって、前記M種類の消費量指数は、前記差の累計を表す消費量指数を含む、印刷システム。
この構成によれば、消費量の差の累計を表す消費量指数が利用されるので、過去の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
[適用例10]ユーザによって指定された印刷設定を利用したユーザ印刷を要求する印刷要求部とネットワークを介して接続されたプリントサーバであって、前記ユーザ印刷を実行した場合と、予め設定された印刷設定を利用した基準印刷を実行した場合との間の消耗品の消費量の差と、前記差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の消費量指数を利用して、前記ユーザ印刷を許可するか否かを決定する決定部を備える、プリントサーバ。
[適用例11]コンピュータに印刷を制御させるコンピュータプログラムであって、ユーザによって指定された印刷設定を利用したユーザ印刷の要求を解析する機能と、前記ユーザ印刷を実行した場合と、予め設定された印刷設定を利用した基準印刷を実行した場合との間の消耗品の消費量の差と、前記差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の消費量指数を利用した条件に従って、前記ユーザ印刷を許可するか否かを決定する機能と、をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷制御方法および印刷システム、それらの方法またはシステムの機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
次に、この発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての印刷システムを示す説明図である。この印刷システム1000は、印刷クライアント装置100と、プリントサーバ200と、印刷装置300と、2つの承認クライアント装置400A、400Bと、を備えている。これらの装置は、ネットワークNETに接続されている。なお、印刷クライアント装置の総数としては、1に限らず任意の数を採用可能である。また、承認クライアント装置の総数としても、2に限らず、任意の数を採用可能である。本実施例では、各承認クライアント装置は、互いに異なる承認者に予め対応付けられている。
印刷クライアント装置100は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、記憶部104と、インタフェース105とを有するコンピュータである。これらの要素101〜105は、いずれもバス109に接続されている。インタフェース105は、ネットワークNETとの接続インタフェースである。記憶部104は、読み書き可能な不揮発性メモリ(例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ)である。また、印刷クライアント装置100には、画像や操作画面等を表示する表示部100Dが接続されている。表示部100Dとしては、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを採用可能である。なお、図示は省略するが、印刷クライアント装置100は、さらに、ユーザの指示を受け入れる入力部(例えば、キーボードやマウス)を有している。
プリントサーバ200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、記憶部204と、インタフェース205とを有するコンピュータである。これらの要素201〜205は、いずれもバス209に接続されている。インタフェース205は、ネットワークNETとの接続インタフェースである。記憶部204は、読み書き可能な不揮発性メモリ(例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ)である。
印刷装置300は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、インタフェース305と、印刷部306とを有する。これらの要素301〜306は、いずれもバス309に接続されている。インタフェース305は、ネットワークNETとの接続インタフェースである。印刷部306は、与えられたデータに応じて印刷を実行する印刷機構である。印刷機構としては、インク滴を印刷媒体に吐出して画像を形成する印刷機構や、トナーを印刷媒体上に転写・定着させて画像を形成する印刷機構等の種々の印刷機構を採用可能である。
第1承認クライアント装置400Aは、印刷クライアント装置100と同様のコンピュータである。要素401〜405、409は、印刷クライアント装置100の要素101〜105、109と、それぞれ同じである。また、第1承認クライアント装置400Aには、表示部100Dと同様の表示部400ADが接続されている。なお、図示は省略するが、第1承認クライアント装置400Aは、さらに、ユーザの指示を受け入れる入力部(例えば、キーボードやマウス)を有している。
第2承認クライアント装置400Bのハードウェア構成は、第1承認クライアント装置400Aのハードウェア構成と、同じである(図示省略)。また、第2承認クライアント装置400Bには、表示部400ADと同様の表示部400BDが接続されている。
図2は、印刷クライアント装置100(図1)の記憶部104に格納されたモジュールを示す説明図である。記憶部104には、印刷アプリケーション110と、プリンタドライバ120と、承認結果取得部130とが格納されている。これらのモジュール110、120、130は、いずれも、CPU101によって実行されるプログラムである。また、これらのモジュール110、120、130は、所定のオペレーティングシステムの下で機能している。
印刷アプリケーション110は、ユーザからの印刷指示を受け入れるアプリケーションである(例えば、ワードプロセッサや、画像描画ソフトウェアや、画像ビューワや、ウェブページビューワ)。印刷アプリケーション110は、印刷指示に従って、プリンタドライバ120に印刷命令を送信する。
プリンタドライバ120は、印刷アプリケーション110からの印刷命令に従って印刷データを作成する。
承認結果取得部130は、印刷が承認されたか否かを表す結果をプリントサーバ200から取得する(詳細は後述する)。
図3は、承認クライアント装置400A(図1)の記憶部404に格納されたモジュールを示す説明図である。記憶部404には、解除承認部410が格納されている。この解除承認部410は、CPU401によって実行されるプログラムである。また、解除承認部410は、所定のオペレーティングシステムの下で機能している。この解除承認部410の機能については、後述する。なお、この解除承認部410は、第2承認クライアント装置400Bを含む他の承認クライアント装置にも設けられている。
図4は、プリントサーバ200(図1)のROM202に格納されたモジュールを示す説明図である。ROM202には、強制設定取得部210と、解除承認要求部212と、差違計算部214と、累計取得部216と、判断部218とが格納されている。これらのモジュール210〜218は、いずれも、CPU201によって実行されるプログラムである。これらのモジュールの詳細については、後述する。
図5は、印刷装置300(図1)のROM302に格納されたモジュールを示す説明図である。ROM302には、消費量計算部310が格納されている。この消費量計算部310は、CPU301によって実行されるプログラムである。消費量計算部310の詳細については後述する。なお、ROM302には、印刷データに従って印刷部306を制御することによって印刷を行う印刷実行部も格納されている(図示せず)。
図6は、プリントサーバ200(図1)の記憶部204を示す説明図である。記憶部204には、強制印刷設定記憶部230と、承認者情報記憶部232と、消費量費用差違記憶部234と、否認条件記憶部236と、許可条件記憶部238とを有している。
図7は、強制印刷設定記憶部230を示す説明図である。強制印刷設定記憶部230は、ユーザIDと、設定IDと、設定値との対応関係を格納している。ユーザIDは、印刷クライアント装置100に印刷指示を入力したユーザの識別番号である(以下、「入力ユーザID」とも呼ぶ)。設定IDは、印刷のためにユーザが指定可能な設定項目の識別番号である。設定値は、強制された設定を示す番号を示している(以下、強制された設定を「強制設定」と呼ぶ)。
図8は、設定IDと設定値との具体例を示す表である。設定IDが「1」である設定項目は、「カラー/モノクロ設定」である。「カラー/モノクロ設定」の選択肢は、「カラー印刷」と「モノクロ印刷」とである。「カラー/モノクロ設定」の設定値が「1」であることは、「モノクロ印刷」を強制することを意味している。次に、設定IDが「2」である設定項目は、「画質設定」である。「画質設定」の選択肢は、「速度優先」と「中間」と「画質優先」とである(「中間」は「速度優先」と「画質優先」との中間を意味する)。「画質設定」の設定値が「1」であることは、「速度優先」を強制することを意味している。「画質設定」の設定値が「2」であることは、「中間」を強制することを意味している。このような対応関係は予め決定されている。なお、設定項目とその選択肢としては、図8の例に限らず、種々の項目と選択肢とを採用可能である。例えば、「上質普通紙」と「コート紙」とから選択可能な「用紙設定」を利用してもよい。
図7には、3つの対応関係が示されている。第1対応関係CS1は、第1ユーザUS1(ユーザID=00200531)に関するものであり、「画質設定(設定ID=2)」として「中間(設定値=2)」を強制することを示している。第2対応関係CS2は、第2ユーザUS2(ユーザID=00351981)に関するものであり、「画質設定(設定ID=2)」として「速度優先(設定値=1)」を強制することを示している。詳細については後述するが、この強制設定を利用した印刷は無条件で許可される。一方、強制設定とは異なる設定を利用するためには、許可されるための条件を満たすことが要求される。
本実施例では、強制設定(設定値)は、ユーザID毎に予め決定されている。また、強制設定は、設定項目(設定ID)毎に予め決定されている。強制印刷設定記憶部230に格納されていないユーザIDと設定IDとの組合せに関しては、制限が課せられていない。
図9は、承認者情報記憶部232を示す説明図である。承認者情報記憶部232は、ユーザIDと承認者IDとの対応関係を格納している。承認者IDは、ユーザIDに関する承認を行うユーザ(承認者)のユーザIDを示している。この承認は、強制設定とは異なる設定を利用した印刷に関するものである。例えば、第1対応関係AR1は、第1ユーザUS1(ユーザID=00200531)が、第2ユーザUS2(ユーザID=00351981)に関する承認を行うことを示している。第2対応関係AR2は、第3ユーザUS3(ユーザID=00200133)が、第1ユーザUS1(ユーザID=00200531)に関する承認を行うことを示している。このように、一人の入力ユーザから複数の承認者を辿ることができる(例えば、第2ユーザUS2からは、第1ユーザUS1と第3ユーザUS3とを辿ることができる)。なお、承認者の階層数、すなわち、一人の入力ユーザから辿られる承認者の総数としては、任意の数を採用可能である。
図10は、消費量費用差違記憶部234を示す説明図である。消費量費用差違記憶部234は、承認者IDと、承認日時と、費用差違と、消耗品の消費量の差違との対応関係を格納している。本実施例では、印刷装置300によって消費される消耗品の内のN種類(Nは1以上の整数)の消耗品のそれぞれに関する差違が、消費量費用差違記憶部234に格納されている(消耗品ID=1〜N)。この対応関係は、強制設定を利用した場合と、強制設定とは異なる設定を利用した場合との間の、消耗品の消費量の差違を示している(差違の単位は、消耗品の種類毎に予め決まっている)。例えば、モノクロ印刷が強制されているユーザがカラー印刷を選択する場合には、カラー専用インクの消費量が、そのインクの消費量の差違として記録される。詳細は後述するが、強制設定とは異なる設定の利用が承認される毎に、その承認に関する対応関係が追加される。承認者IDは、その承認を行った承認者のユーザIDである。承認日時は、その承認が行われた日時である。費用差違は、消耗品の消費量の差違から算出された費用の差違である。本実施例では、これらの差違を利用して、強制設定とは異なる設定を利用した印刷を許可するか否かが決定される(詳細は後述)。
図11は、消耗品IDと消耗品との具体例を示す表である。図中には、6つの消耗品が示されている。消耗品IDが1〜6の消耗品は、それぞれ、「上質普通紙(サイズはA4)」、「コート紙(サイズはA4)」、「トナー(黒)」、「トナー(青)」、「トナー(赤)」、「トナー(黄)」である。図示は省略するが、N種類の消耗品のそれぞれには、固有の消耗品IDが予め割り振られている。なお、消耗品としては、図11に示されたものに限らず、印刷装置300で消費される任意の消耗品を採用可能である。
図12は、否認条件記憶部236を示す説明図である。否認条件記憶部236は、承認者IDと、消耗品IDと、否認閾値との対応関係を格納している。また、図13は、許可条件記憶部238を示す説明図である。許可条件記憶部238は、承認者IDと、消耗品IDと、許可閾値との対応関係を格納している。なお、消耗品ID=0の対応関係は、費用の関する閾値を表している。
図14は、否認閾値と許可閾値とを説明するグラフである。横軸Vは、消耗品の消費量(あるいは費用)の差違の累計を示している(詳細は後述)。この横軸上に、許可閾値ATと否認閾値NTとが示されている。累計Vが許可閾値ATよりも小さい場合には、強制設定とは異なる設定を利用した印刷が、承認者による承認が無くても無条件で許可される。一方、累計Vが否認閾値NTよりも大きい場合には、強制設定とは異なる設定を利用した印刷が無条件で否認される。累計Vが許可閾値AT以上で否認閾値NT以下である場合には、承認者が、承認するか否かを決定する。
本実施例では、図12、図13に示すように、否認閾値NTと許可閾値ATとは承認者ID毎に予め決定されている。また、これらの閾値NT、ATは、消耗品ID毎に決定されている。これらの情報を利用した処理の詳細については、後述する。
図15は、印刷処理の手順を示すフローチャートである。最初のステップS100では、ユーザが、印刷アプリケーション110(図2)に印刷指示を入力する。次のステップS110では、印刷アプリケーション110が、プリンタドライバ120に印刷命令を送信する。この際、印刷アプリケーション110は、印刷画像を表す画像データをプリンタドライバ120に供給する。印刷命令に応答して、プリンタドライバ120は、ユーザから、印刷用の各設定項目の選択肢を指定する指示を受け入れる。例えば、ユーザは、モノクロ印刷の代わりにカラー印刷を指定することができ、また、画質優先印刷を指定することができる。以下、ユーザによって指定された設定のことを「ユーザ設定」と呼ぶ。
次のステップS120では、プリンタドライバ120は、入力ユーザIDをプリントサーバ200(図1)に送信して、強制設定を要求する。入力ユーザIDは、印刷クライアント装置100に印刷指示を入力したユーザの識別番号である。本実施例では、ユーザ認証に成功したユーザが、印刷クライアント装置100を利用することができる(このようなユーザ認証は「ログイン」ともよばれる)。プリンタドライバ120は、認証されたユーザに予め対応付けられたユーザIDをプリントサーバ200に送信する。なお、入力ユーザIDの特定方法としては、任意の方法を採用可能である。例えば、ユーザによって提供されたICカードを利用して入力ユーザIDを特定してもよい。
プリントサーバ200の強制設定取得部210(図4)は、印刷クライアント装置100からの要求に応答して、入力ユーザIDに対応付けられた強制設定を印刷クライアント装置100に送信する。強制設定取得部210は、入力ユーザIDに対応付けられた強制設定を、強制印刷設定記憶部230(図7)から取得する。
図15の次のステップS130では、プリンタドライバ120(図2)は、受信した強制設定と、ユーザ設定とを比較する。強制設定が定められた設定項目の全てに関して、ユーザ設定が強制設定と同じである場合には、処理は、次のステップS140に移行する。ステップS140では、プリンタドライバ120は、ユーザ設定に従って印刷データを生成し、生成した印刷データを印刷装置300(図1)に送信する。印刷装置300のネットワーク上のアドレス(例えば、IPアドレス)としては、予め設定されたアドレスが利用される。印刷装置300のCPU301は、受信した印刷データに従って印刷部306を制御し、印刷を実行する。そして、印刷処理が終了する。強制設定が定められていない設定項目に関しては、任意のユーザ設定が許容される。以下、ユーザ設定をそのまま利用した印刷を「ユーザ印刷」と呼ぶ。
強制設定が定められた設定項目の内の少なくとも1つの設定項目のユーザ設定が、強制設定と異なる場合には、処理はステップS150に移行する。図16は、ステップS150で実行される承認印刷処理の手順を示すフローチャートである。最初のステップS200では、プリンタドライバ120(図2)は、表示部100D(図1)に、承認待ちであることを示す情報を表示する。次のステップS210では、プリンタドライバ120は、ユーザ設定に従った印刷データと、強制設定に従った印刷データとを、生成する。以下、ユーザ設定に従った印刷データを「ユーザ印刷データ」と呼び、強制設定に従った印刷データを「強制印刷データ」と呼ぶ。ユーザ印刷データを生成するためには、全ての設定項目に関して、ユーザ設定がそのまま利用される。強制印刷データを生成するためには、ユーザ設定が強制設定と異なる設定項目に関しては、ユーザ設定の代わりに強制設定が利用される。他の設定項目に関しては、ユーザ設定が利用される。
次のステップS220では、プリンタドライバ120は、入力ユーザIDと、2種類の印刷データと、印刷装置300のIPアドレスとをプリントサーバ200(図1)に送信することによって、ユーザ印刷の承認(許可)を要求する。承認結果は、承認結果取得部130によって取得される。なお、プリンタドライバ120は、特許請求の範囲における「印刷要求部」に相当する。また、承認処理については後述する。
ユーザ印刷が承認された場合には、次のステップS240で、プリンタドライバ120(図2)は、ユーザ印刷データを印刷装置300(図1)に送信する。このステップS240は、図15のステップS140と同じである。次のステップS250では、プリンタドライバ120は、承認結果を表示部100Dに表示する。そして、図16の処理が終了する。
ユーザ印刷が承認されなかった場合には、ステップS240がスキップされて、処理はステップS250に移行する。そして、図16の処理が終了する。
図17は、承認処理の手順を示すフローチャートである。最初のステップS300では、プリントサーバ200(図1)は、入力ユーザIDと、2種類の印刷データと、印刷装置300のIPアドレスとを印刷クライアント装置100から受信する。次のステップS310では、差違計算部214(図4)が、ユーザ印刷データを印刷装置300に送信することによって、消耗品の消費量を取得する。印刷装置300の消費量計算部310(図5)は、受信したユーザ印刷データを解析することによって、そのユーザ印刷データに従った印刷による消費量を算出する。具体的には、図10、図11で説明したN種類の消耗品のそれぞれの消費量が算出される。そして、消費量計算部310は、消費量をプリントサーバ200に送信する。以下、このステップS310で算出された消費量を「ユーザ消費量」と呼ぶ。
次のステップS320では、差違計算部214(図4)が、強制印刷データを印刷装置300に送信することによって、消耗品の消費量を取得する。このステップS320は、上述のステップS310と同様に行われる。以下、このステップS320で算出された消費量を「強制消費量」と呼ぶ。
次のステップS330では、差違計算部214(図6)が、ユーザ消費量から強制消費量を引くことによって差違を算出する。差違は、N種類の消耗品のそれぞれについて算出される。次のステップS340では、消費量費用差違記憶部234は、消費量の差違から費用の差違を算出する。各消耗品の単価は予め設定されている。消費量の差違に単価を乗じた値の合計が、費用の差違である。以下、算出された差違を「現行差違」と呼ぶ。
次のステップS350では、解除承認要求部212(図4)が、入力ユーザIDに対応付けられた承認者IDを、承認者情報記憶部232(図9)から取得する。
次のステップS360では、累計取得部216(図4)は、消費量差違のN種類の累計と、費用差違の累計とを算出する。これらの累計は、いずれも、承認者IDに対応付けられた累計であり、現時点までの所定の一定期間内の累計である(例えば、暦における一ヶ月)。上述したように、消費量費用差違記憶部234(図10)には、過去に承認されたユーザ印刷に関する差違が格納されている。累計取得部216は、消費量費用差違記憶部234を参照することによって、累計を算出する。
次のステップS370では、判断部218(図4)は、累計に基づいて、承認無しでユーザ印刷を許可して良いか否かを判断する。判断部218は、許可条件記憶部238(図13)を参照して判断する。判断部218は、費用差違の累計と、消費量差違のN種類の累計とのそれぞれが、各累計に対応付けられた許可閾値ATよりも小さい場合には、ユーザ印刷を許可する(図14)。
ステップS370でユーザ印刷が許可された場合には、次のステップS380で、解除承認要求部212(図4)は、承認したことを示す承認結果を印刷クライアント装置100に送信する。そして、図17の処理が終了する。
ステップS370でユーザ印刷が許可されなかった場合には、すなわち、費用差違の累計と、消費量差違のN種類の累計との内の少なくとも1つが許可閾値AT以上である場合には、処理はステップS400に移行する。このステップS400では、判断部218(図4)は、確認ユーザIDを承認者IDに設定する。確認ユーザIDは、承認者のユーザIDを示す。後述するように、確認ユーザIDとしては、入力ユーザIDに対応付けられた承認者IDに限らず、その承認者IDに対応付けられた上位の承認者のユーザIDが利用される場合がある。
次のステップS410では、判断部218(図4)は、累計と確認ユーザIDとに基づいて、無条件で否認すべきか否かを判断する。判断部218は、否認条件記憶部236(図12)を参照して判断する。判断部218は、費用差違の累計と、消費量差違のN種類の累計との内の少なくとも1つが否認閾値NTよりも大きい場合には、無条件で否認すべきと判断する。
無条件で否認すべきと判断された場合には、次のステップS420、S430、S440で、判断部218(図4)は、確認ユーザIDを、現行の確認ユーザIDに対応付けられた承認者ID(上位の承認者)に設定する。上位の承認者IDは、承認者情報記憶部232(図9)から取得される。そして、処理が再びステップS410に戻る。
現行の確認ユーザIDに承認者IDが対応付けられていない場合には(S430:No)、判断部218(図4)は、ユーザ印刷が許可されていないと判断する。次のステップS450で、解除承認要求部212(図4)は、否認したことを示す承認結果を印刷クライアント装置100に送信する。そして、図17の処理が終了する。
ステップS410で、費用差違の累計と、消費量差違のN種類の累計とのそれぞれが、否認閾値NT以下である場合には、判断部218(図4)は、承認者(確認ユーザ)に確認すべきと判断する。次のステップS500では、解除承認要求部212は、N種類の消費量のそれぞれの現行差違と、費用の現行差違と、費用差違の累計と、N種類の消費量差違のそれぞれの累計とを、承認のために承認クライアント装置に送信する。この承認クライアント装置は、承認者(確認ユーザID)に予め対応付けられた装置である(例えば、図1の第1承認クライアント装置400A)。承認クライアント装置の解除承認部410(図3)は、受信した情報を利用して、承認画面を表示部(例えば、表示部400AD)に表示する。
図18は、承認画面の一例を示す説明図である。この承認画面AWには承認ボタンABと否認ボタンNBとが表示されている。承認者は、これらのボタンAB、NBを操作することによって、承認するか否かを決定することができる。解除承認部410(図3)は、承認者の操作に従って、承認結果をプリントサーバ200(図1)に送信する。
また、この承認画面AWには、費用とN種類の消耗品とのそれぞれの項目に関する、現行差違が表示されている。従って、承認者は、承認した場合と否認した場合との間の差違を考慮して、適切な判断を行うことができる。また、承認画面AWには、各項目の差違累計が表示されている。従って、承認者は、これまでの承認による増加分を考慮して、適切な判断を行うことができる。さらに、承認画面AWには、各項目の許可閾値ATと否認閾値NTとが表示されている。従って、承認者は、閾値に基づいて、適切な判断を行うことができる。なお、解除承認部410(図3)は、各閾値として、予め設定された値を表示する。この代わりに、解除承認部410は、各閾値をプリントサーバ200(図1)から取得してもよい。なお、この承認画面AWから、任意の情報を省略してもよい。例えば、閾値を省略してもよい。
解除承認要求部212(図4)は、受信した承認結果が「承認」を示している場合には(図17:S510:Yes)、消費量費用差違記憶部234(図10)を更新し(ステップS520)、承認結果を印刷クライアント装置100に送信する(ステップS530)。そして、図17の処理が終了する。消費量費用差違記憶部234は、現行差違を表す対応関係を追加することによって、消費量費用差違記憶部234を更新する。
解除承認要求部212(図4)は、受信した承認結果が「否認」を示している場合には(S510:No)、ステップS520をスキップして、承認結果を印刷クライアント装置100に送信する(S530)。そして、図17の処理が終了する。
以上のように、本実施例では、判断部218(図4)は、消費量差違のN種類の累計と、費用差違の累計とを利用して、ユーザ印刷を許可して良いか否かを判断する(図17:S370、S380、S410、S450)。従って、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。また、各累計が、各累計に対応付けられた許可閾値ATよりもそれぞれ小さい場合に、ユーザ印刷が許可されるので、消耗品の消費量が過剰に多くなることを抑制しつつ、ユーザ印刷を許可することができる(図17:S370)。さらに、各累計の内の少なくとも1つが否認閾値NTよりも大きい場合には、無条件で否認すべきと判断されるので、消耗品の消費量が過剰に多くなることを抑制することができる(図17:S410)。また、ユーザ印刷を許可するか否かの判断に、消費量に加えて費用が利用されるので、費用を考慮した判断が可能である。また、その判断には、累計が利用されるので、過去の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
また、許可条件(図17:S370)と否認条件(S410)とのいずれもが成立しない場合には、承認クライアント装置による承認結果に従って、ユーザ印刷を許可して良いか否かが判断される(S500〜S530)。この際、解除承認要求部212は、各現行差違と各累計とを、承認のために承認クライアント装置に送信する(S500)。従って、承認者は、これらの情報を利用して承認することができるので、消耗品の消費量を考慮してユーザの望む印刷を許可するか否かを決定することができる。
なお、本実施例では、図4に示す処理部210〜218の全体が、ユーザ印刷を許可するか否かを決定している。従って、これらの処理部210〜218の全体が、特許請求の範囲における「決定部」に相当する。また、解除承認部410(図3)が、承認者の指示に従ってユーザ印刷を承認する機能を有している。従って、解除承認部410が、特許請求の範囲における「承認部」に相当する。そして、入力ユーザの承認者に対応付けられた承認クライアント装置の解除承認部410が「第1承認部」に相当し、その承認者の上位の承認者に対応付けられた承認クライアント装置の解除承認部410が「第2承認部」に相当する。
B.第2実施例:
図19は、承認処理の別の実施例の手順を示すフローチャートである。図17に示す実施例との差違は、承認クライアント装置による承認結果が「否認」を示している場合に、ステップS510から、ステップS530の代わりにステップS420へ、処理が移行する点だけである。他のステップは、図17に示す実施例と同じである。この結果、承認者による承認が得られなかった場合には、判断部218(図4)は、さらに上位の承認者に対応付けられた否認条件に基づいて、ユーザ印刷を否認すべきか否かを判断する(S410)。そして、上位の承認者に確認すべきと判断された場合には、解除承認要求部212は、上位の承認者による承認を要求する(S500)。その結果、承認される可能性を高められるので、ユーザの利便性を向上できる。
C.第3実施例:
図20は、承認印刷処理の別の実施例の手順を示すフローチャートである。図16に示す実施例との差違は、ユーザ印刷が承認されなかった場合のステップS232、S234、S236が追加されている点だけである。他のステップは、図16に示す実施例と同じである。
ステップS232では、プリンタドライバ120(図2)は、問い合わせ画面を表示部100D(図1)に表示する。この画面には、承認結果と強制設定とが表示されている(図示省略)。また、ユーザは、ユーザ設定の代わりに強制設定を利用した印刷を実行するか否かを、プリンタドライバ120に指示することができる。プリンタドライバ120は、強制設定を利用することを示す指示を受けた場合には(S234:Yes)、次のステップS236で、強制印刷データを印刷装置300(図1)に送信する。印刷装置300は、受信した強制印刷データに従って、印刷を実行する。プリンタドライバ120は、強制設定を利用しないことを示す指示を受けた場合には(S234:No)、ステップS236をスキップして、図20の処理を終了する。
以上のように、第3実施例では、ユーザ印刷が許可されない場合には、ユーザは、強制設定を利用した印刷を選択することができるので、利便性を向上できる。
なお、図20のステップS232、S234、S236において、強制設定の代わりに、承認者によって提案された設定(「提案設定」と呼ぶ)を利用してもよい。例えば、図17、図19のステップS500において、承認者は、ユーザ印刷を承認しない場合に、提案設定を決定してもよい。このような提案設定としては、ユーザ設定と強制設定とのいずれとも異なる設定を採用可能である。承認クライアント装置の解除承認部410(図3)は、承認者の指示に従って、提案設定をプリントサーバ200に送信する。図17、図19のステップS530では、解除承認要求部212(図4)は、受信した提案設定を、印刷クライアント装置100に送信する。そして、図20のステップS232、S234、S236では、プリンタドライバ120は、提案設定を利用した処理を実行する。ステップS236では、プリンタドライバ120は、提案設定に従って印刷データを生成し、生成した印刷データを印刷装置300に送信する。こうすれば、承認者による承認の自由度を高めることができる。
D.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
変形例1:
上述の各実施例において、ユーザ印刷を許可するか否かの判断に利用される消費量指数としては、費用差違の累計と、消費量差違のN種類の累計とのそれぞれに限らず、種々の値を採用可能である。一般には、決定部は、消耗品の消費量の差と、その差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の値を採用可能である。例えば、差違の累計の代わりに現行差違を採用してもよい。また、差違の累計と現行差違との両方を採用してもよい。また、消費量差違と、差違に相当する費用とのいずれか一方を採用してもよい。なお、累計としては、現行差違を含む値を採用してもよい。また、費用としては、任意の消耗品の消費量の差に相当する費用を採用可能である。ここで、任意のL種類(Lは1以上の整数)の消耗品に関する合計費用を採用してもよい。
なお、累計としては、現時点(ユーザ印刷を許可するか否かの判断時)までの所定の一定期間内の累計に限らず、種々の期間内の累計を採用可能である。例えば、日時を予め複数の期間に区切り、現時点を含む期間内における累計を採用してもよい。具体的には、カレンダーにおける月を期間として採用し、現時点を含む月内の累計を採用してもよい(現時点が12月3日なら、12月内の累計を採用すればよい)。いずれの場合も、予め定められた条件で決まる期間内の累計を採用することが好ましい。このような条件としては、現時点に従って期間を定める種々の条件を採用可能である。
変形例2:
上述の各実施例において、許可条件としては、M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示す超過分が許可閾値よりも小さいことを含む任意の条件を採用可能である。例えば、一部の消費量指数が示す超過分が許可閾値よりもそれぞれ大きい場合であっても、残りの消費量指数が示す超過分が許可閾値よりもそれぞれ小さい場合には、許可条件が成立していると判断してもよい。なお、超過分は、ユーザ設定を利用した場合の消費量から強制設定を利用した場合の消費量を引いた差分に相当する値である。また、許可閾値は、消費量指数の種類毎に予め決定すればよい。
また、否認条件としては、M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示す超過分が否認閾値よりも大きいことを含む任意の条件を採用可能である。例えば、全ての消費量指数が示す超過分が否認閾値よりもそれぞれ大きいことを、否認条件として採用してもよい。なお、否認閾値は、消費量指数の種類毎に予め決定すればよい。また、否認閾値としては、上述の許可閾値よりも大きい値が好ましい。
また、上述の各実施例では、許可閾値と否認閾値とのそれぞれは、承認者毎に定められている。また、承認者は、入力ユーザ毎に定められている。従って、各閾値は、入力ユーザに対応付けられているということができる。なお、各閾値は入力ユーザのグループ毎に定められていてもよく、また、各閾値が全ての入力ユーザに共通であってもよい。
また、ユーザ印刷を許可するか否かを決定するための、消費量指数を利用した条件(以下「決定条件」と呼ぶ)としては、消費量指数を利用する任意の条件を採用可能である。例えば、許可条件と否認条件とのいずれか一方のみを利用してもよく、許可条件と否認条件との両方を利用してもよい。いずれの場合も、決定条件が満たされない場合には、決定部は、承認部による承認に従って決定することが好ましい。そして、上述の各実施例のように、決定条件が承認者毎に予め決定されていてもよい。ここで、以下のステップを繰り返し実行してもよい。
(S1)承認者に対応付けられた決定条件に従ってユーザ印刷を許可するか否かを決定する。
(S2)決定条件が満たされない場合には、その承認者に対応付けられた承認部に承認を要求する。
(S3)承認者の承認が得られない場合には、その上位の承認者を対象として、上述のステップS1、S2を繰り返す。
ただし、承認を利用せずに決定できるように、決定条件を予め定めてもよい。
変形例3:
上述の各実施例において、承認部(図3:解除承認部410)による消費量指数の利用方法としては、承認者に消費量指数を提示するような任意の方法を採用可能である。例えば、出力(表示と印刷とを含む)を採用可能である。承認部には、出力部(例えば、表示部あるいは印刷部)を接続すればよい。ここで、出力形式としては、任意の形式を採用可能である。例えば、数値を出力してもよく、数値に対応付けられた色を出力してもよい。また、承認部に供給される消費量指数が、決定部によって利用されるM種類の消費量指数の内の一部であってもよい。また、承認部は、受信した消費量指数の内の一部を承認者に提示(例えば、出力)してもよい。
変形例4:
上述の各実施例において、1つの設定項目の強制設定が、複数の選択肢を含んでいてもよい。例えば、図8に示す「画質設定」に関して、「速度優先」と「中間」との2つが強制設定として指定されてもよい。この場合、ユーザ設定が「速度優先」と「中間」とのいずれかである場合には、ユーザ設定が強制設定と同じであると判断すればよい。また、強制印刷データを生成する際には、複数の強制設定の内の予め決定された設定を利用すればよい。
なお、強制設定は、上述の各実施例のように入力ユーザ毎に定められてもよく、また、入力ユーザのグループ毎に定められてもよい。また、強制設定が全ての入力ユーザに共通であってもよい。なお、強制設定を利用した印刷は、特許請求の範囲における「基準印刷」に相当する。
変形例5:
上述の各実施例において、印刷システム1000の構成としては、種々の構成を採用可能である。プリントサーバ200の複数の構成要素が、ネットワークによって互いに接続された複数の装置に分散してもよい。例えば、ネットワークNETを介してプリントサーバ200に接続された計算サーバが(図示せず)、差違計算部214(図4)として機能してもよい。また、印刷装置300(図1)の消費量計算部310(図5)が、プリントサーバ200に設けられていても良い。また、プリントサーバ200の機能が印刷クライアント装置100に実装されてもよい。
変形例6:
上述の各実施例において、消耗品の消費量の差を取得する方法としては、印刷データを解析する方法に限らず、任意の方法を採用可能である。例えば、印刷設定に予め対応付けられた概算値を利用して、差(概算値)を取得してもよい。このように、ユーザ設定(印刷設定)に関連のあるデータの解析結果に従って、差と相関のある値を取得可能である。ユーザ設定に関連のあるデータとしては、ユーザ設定を表すデータや、そのユーザ設定に従って生成された印刷データ等の種々のデータを採用可能である。同様に、消費量指数を取得する方法としては、ユーザ設定(印刷設定)に関連のあるデータの解析結果に従って消費量指数を取得する任意の方法を採用可能である。ここで、ユーザ印刷の要求が、ユーザ設定に関連のあるデータを含むことが好ましい。こうすれば、ユーザ印刷の要求を解析することによって、消費量指数を取得することができる。
変形例7:
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図4の差違計算部214の機能を、論理回路を有するハードウェア回路によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
本発明の一実施例としての印刷システムを示す説明図である。 記憶部104に格納されたモジュールを示す説明図である。 記憶部404に格納されたモジュールを示す説明図である。 ROM202に格納されたモジュールを示す説明図である。 ROM302に格納されたモジュールを示す説明図である。 記憶部204を示す説明図である。 強制印刷設定記憶部230を示す説明図である。 設定IDと設定値の詳細との具体例を示す表である。 承認者情報記憶部232を示す説明図である。 消費量費用差違記憶部234を示す説明図である。 消耗品IDと消耗品との具体例を示す表である。 否認条件記憶部236を示す説明図である。 許可条件記憶部238を示す説明図である。 否認閾値と許可閾値とを説明するグラフである。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 承認印刷処理の手順を示すフローチャートである。 承認処理の手順を示すフローチャートである。 承認画面の一例を示す説明図である。 承認処理の別の実施例の手順を示すフローチャートである。 承認印刷処理の別の実施例の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100…印刷クライアント装置
100D…表示部
101…CPU
102…ROM
103…RAM
104…記憶部
105…インタフェース
109…バス
110…印刷アプリケーション
120…プリンタドライバ
130…承認結果取得部
200…プリントサーバ
201…CPU
202…ROM
203…RAM
204…記憶部
205…インタフェース
209…バス
210…強制設定取得部
212…解除承認要求部
214…差違計算部
216…累計取得部
218…判断部
230…強制印刷設定記憶部
232…承認者情報記憶部
234…消費量費用差違記憶部
236…否認条件記憶部
238…許可条件記憶部
300…印刷装置
301…CPU
302…ROM
303…RAM
305…インタフェース
306…印刷部
309…バス
310…消費量計算部
400A…第1承認クライアント装置
400B…第2承認クライアント装置
400AD…表示部
400BD…表示部
401…CPU
402…ROM
403…RAM
404…記憶部
405…インタフェース
409…バス
410…解除承認部
1000…印刷システム
AB…承認ボタン
NB…否認ボタン
AW…承認画面
NET…ネットワーク

Claims (10)

  1. 印刷システムであって、
    ユーザによって指定された印刷設定を利用したユーザ印刷を要求する印刷要求部と、
    前記ユーザ印刷を実行した場合と、予め設定された印刷設定を利用した基準印刷を実行した場合との間の消耗品の消費量の差と、前記差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の消費量指数を利用した条件に従って、前記ユーザ印刷を許可するか否かを決定する決定部とを備え、
    該決定部は、前記消費量指数の種類毎に設定された第1閾値よりも、前記基準印刷を基準とする前記ユーザ印刷による超過分が小さいことを、前記M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示すことを含む許可条件が成立する場合には、前記ユーザ印刷を許可する、印刷システム。
  2. 請求項1に記載の印刷システムであって、
    前記決定部は、前記消費量指数の種類毎に設定された第2閾値よりも、前記基準印刷を基準とする前記ユーザ印刷による超過分が大きいことを、前記M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示すことを含む否認条件が成立する場合には、前記ユーザ印刷を許可しない、
    印刷システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷システムであって、さらに、
    第1承認者の指示に従って前記ユーザ印刷を承認する第1承認部を備え、
    前記決定部は、前記消費量指数を利用した条件が満たされない場合に、前記第1承認部による承認のために前記M種類の消費量指数の少なくとも一部を前記第1承認部に送信する、
    印刷システム。
  4. 請求項3に記載の印刷システムであって、
    前記決定部は、前記第1承認部によって前記ユーザ印刷が承認された場合に、前記ユーザ印刷を許可する、
    印刷システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の印刷システムであって、さらに、
    第2承認者の指示に従って前記ユーザ印刷を承認する第2承認部を備え、
    前記決定部は、前記第1承認部によって前記ユーザ印刷が承認されなかったことを含む別承認条件が満たされる場合に、前記第2承認部による承認のために前記M種類の消費量指数の少なくとも一部を前記第2承認部に送信する、
    印刷システム。
  6. 請求項5に記載の印刷システムであって、
    前記決定部は、前記第2承認部によって前記ユーザ印刷が承認された場合に、前記ユーザ印刷を許可する、
    印刷システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の印刷システムであって、
    前記M種類の消費量指数は、前記消費量の差に相当する費用を表す消費量指数を含む、印刷システム。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の印刷システムであって、
    前記M種類の消費量指数は、前記差の累計を表す消費量指数を含む、印刷システム。
  9. ユーザによって指定された印刷設定を利用したユーザ印刷を要求する印刷要求部とネットワークを介して接続されたプリントサーバであって、
    前記ユーザ印刷を実行した場合と、予め設定された印刷設定を利用した基準印刷を実行した場合との間の消耗品の消費量の差と、前記差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の消費量指数を利用して、前記ユーザ印刷を許可するか否かを決定する決定部を備え、
    該決定部は、前記消費量指数の種類毎に設定された第1閾値よりも、前記基準印刷を基準とする前記ユーザ印刷による超過分が小さいことを、前記M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示すことを含む許可条件が成立する場合には、前記ユーザ印刷を許可する、
    プリントサーバ。
  10. コンピュータに印刷を制御させるコンピュータプログラムであって、
    ユーザによって指定された印刷設定を利用したユーザ印刷の要求を解析する機能と、
    前記ユーザ印刷を実行した場合と、予め設定された印刷設定を利用した基準印刷を実行した場合との間の消耗品の消費量の差と、前記差の累計との少なくとも一方と相関のあるM種類(Mは1以上の整数)の消費量指数を利用した条件に従って、前記ユーザ印刷を許可するか否かを決定すると共に、該決定に際しては、前記消費量指数の種類毎に設定された第1閾値よりも、前記基準印刷を基準とする前記ユーザ印刷による超過分が小さいことを、前記M種類の消費量指数の内の少なくとも一部が示すことを含む許可条件が成立する場合には、前記ユーザ印刷を許可する機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
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