JP2008030822A - 減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製ボトル - Google Patents

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浩通 斉藤
Tadakazu Nakayama
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高雄 飯塚
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Abstract

【課題】内容物の充填に際して外側に突出するのを抑制することができ、しかも吸収量の大きな減圧吸収パネルを有する合成樹脂製ボトルを提案する。
【解決手段】内容物の充填空間を形成する胴部3に、段差側壁5aを輪郭として囲撓した壁面5bからなる減圧吸収パネル5を備えた合成樹脂製のボトルにおいて、前記減圧吸収パネル5に、その中央域においてサイズが最大となり、その縁部においてサイズが最小となり、かつ、最大サイズが、最小サイズの1.5倍以上となる複数の窪み6を点在させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製のボトルに関するものであり、該減圧吸収パネルの吸収性能のより一層の改善を図るとともに、内容物の充填時(とくに熱充填時)における該パネルの飛び出しを最小限に留めようとするものである。
飲料水やコーヒー、お茶等を充填する容器としては、その取り扱いが容易で、コスト的にも安価である等の理由から、近年では、ポリエチレンテレフタレートを材料として用い、これに二軸延伸ブロー成形を施して所定の形状に成形した合成樹脂製のボトルが多用されている。
かかる合成樹脂製のボトルは、内容物を充填してその口部にキャップが装着されたのちは、その胴部に対してラベルが貼着され、さらに、検査工程を経て箱詰、商品として出荷されるのが普通であるが、とくに、内容物の殺菌のために80〜95°C程度の温度を保有したままで内容物を充填するものにおいては、ボトル内の内容物が常温まで冷却されるまでの間でボトル内が減圧されその外観形状がいびつになるのが避けられない状況にあり、この場合には、商品価値が損なわれることになっていた。
このため、この種のボトルでは、ボトル胴部に複数の減圧吸収パネルを設け、このパネルを優先的に変位させてボトル内の減圧に伴う形状変形を吸収するようにしていた(例えば特許文献1参照)。
実開昭63-46310号公報
ところで、上記のような従来のボトルは、減圧吸収能をより一層増大させようとする場合には、その面積を拡大するか、あるいは表面積を拡大することによって対応することは可能であるが、パネル面積(表面積の場合も含む)の拡大は、変形領域を増やすことになるので内容物を充填した際(とくに熱充填時)にパネル全体が外側に向かって突出してしまい減圧吸収後においてもパネルが元の状態に戻らなかったり(突出したままの状態に維持される)、たとえパネルが元の状態に戻ったとしてもパネル自体が歪な変位を起こすためにボトルの外観形状に影響を与えることもあって、未だ改善の余地が残されていた。
本発明の課題は、減圧吸収パネルの吸収能を、ボトルの外観形状に影響を与えることなしに増大できる新規な合成樹脂製ボトルを提案するところにある。
本発明は、内容物の充填空間を形成する胴部に、段差側壁を輪郭として囲撓した略平坦な壁面からなる減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製のボトルであって、
前記減圧吸収パネルに、その中央域においてサイズが最大となり、その縁部においてサイズが最小となり、かつ、最大サイズが、最小サイズの1.5倍以上となる複数の窪みを点在させたことを特徴とする減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製ボトルである。
上記の構成になる合成樹脂製ボトルにおいて、前記減圧吸収パネルは、その輪郭と同等の輪郭をなし、該減圧吸収パネルの中央部を取り囲む段下がりの内側壁部を有するものが好ましい。
また、本発明は、内容物の充填空間を形成する胴部に、段差側壁を輪郭として囲撓した略平坦な壁面からなる減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製のボトルであって、
前記減圧吸収パネルは、段差側壁により囲撓された輪郭を有する外側壁部と、その外側壁部の輪郭と同等の輪郭をなし、該減圧吸収パネルの中央部を取り囲む段下がりの内側壁部とからなり、
前記外側壁部及び内側壁部に、複数の窪みを点在させたことを特徴とする減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製ボトルである。
上記の合成樹脂製ボトルにおいて、前記窪みは、サイズが全て同一とするのが好ましい。
また、前記窪みは、減圧吸収パネルの中央域においてサイズが最大であり、その縁部においてサイズが最小となり、かつ、最大サイズものが、最小サイズのものの1.5倍以上となるものが望ましい。
さらに、本発明では、前記窪みは、そのサイズが、減圧吸収パネルの幅方向及びそれに直交する軸線方向の中央部から縁部に向けて漸次に小さくすることができる。
前記窪みの相互間には、隣接する窪みよりも小さなサイズの凹部を配置することが可能であり、前記窪み及び凹部はその外表面を球面状とすることができる。
減圧吸収パネルの表面に窪みを複数点在させることにより表面積が拡大されるが、該パネルの縁部に設けられた窪みのサイズは、最も小さいので中央域に設けられた窪みに比較してその変位(動き)が規制され、内容物を充填した際に、パネルの全体が外側に向けて大きく突出することがない。
また、減圧吸収パネルを、外側壁部と、この外側壁部につながる段下がりの内側壁部とで構成するとパネルそのものの剛性が高くなるため外側に向けた変位がさらに規制される。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明に従う合成樹脂製ボトルの実施の形態を示したものである。
図における番号1はボトルの口部、2は口部1につながる肩部、3は肩部2に周溝mを介してつながる胴部、4は胴部3に周溝mを介してつながる底部であって、このボトルは射出成形あるいは押し出し成形によって形成されたプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより形作られ、その内部には内容物の充填空間が形成される。
また、5は胴部3の周りに間隔を開けて配置された減圧吸収パネルである。この減圧吸収パネル5はボトルのブロー成形に際して胴部3とともに一体成形されるものであって、段差側壁5aを輪郭として囲撓した壁面5bからなっている。
さらに、6は減圧吸収パネル5の表面に点在させた窪みである。この窪み6もボトルのブロー成形に際して形成されるもので、窪み6の凹み代の分だけボトル内方へ突出する。
窪み6は図2(a)〜(e)に図1のB-B断面〜F-F断面を示すように球面状に形成され、減圧吸収パネル5の中央域においてサイズが最大であり、該パネル5の縁部においては最小となり、とくに、最大サイズの窪み6の径が最小サイズの窪み6の径の1.5倍以上にすることで、減圧吸収能をより増大させつつパネル5の突出が抑制される。
窪み6のサイズは、減圧吸収パネル5の幅方向W及びそれに直交する軸線方向Lの中央部から縁部に向けて漸次に小さくすることができ、これにより内容物の充填時における減圧パネル5の突出を抑制しつつ該パネル5の滑らかな変位を導いて減圧に伴うボトルの変形を吸収する。
さらに、7は窪み6の相互間に配置され、隣接する窪み6よりも小さなサイズに形成された凹部である。この凹部7は該窪み6の間の隙間をなくすためのものである(凹部7のサイズは窪み6と同じサイズになることは妨げられない)。窪み6、凹部7の何れにおいてもその外表面は球面状になっており、これにより減圧吸収パネル5はしなやかに変位する。
図3(a)(b)は本発明に従う合成樹脂製ボトルの他の実施の形態を示したものであり、図4は図3のH-H断面を示したものである。
この例の合成樹脂製ボトルは、減圧吸収パネル5が、段差側壁5aにより囲撓された輪郭を有する外側壁部5cと、その外側壁部5cの輪郭と同等の輪郭をなし、減圧吸収パネル5の中央部を取り囲む段下がりの内側壁部5dからなるものであり、減圧吸収パネル5を、外側壁部5cと、内側壁部5dにて一体的に構成することで該パネル5自体の強度が高められ内容物の熱充填に際してパネル5が外側へ向けて突出するのをより小さくすることができる。
上記の構成なる合成樹脂製ボトルは、窪み6は図4に示す如く、そのサイズは全て同一とすることができるが、減圧吸収パネル5の幅方向及びそれに直交する軸線方向の中央部から縁部に向けて漸次に小さくすることが可能であり、また、窪み6の相互間には、小さなサイズの凹部7を配置するとともに、窪み6及び凹部7の外表面を球面状とすることもできる。
上掲図1に示した減圧吸収パネル5は、上掲図3に示したような外側壁部5cと、内側壁部5dからなる減圧吸収パネルとすることもでき、この点についてはとくに限定はされない。
窪み6、凹部7の開孔形状は円形状のものを例として示したが、これは楕円形状、矩形状等に適宜変更することが可能であり、この点についても限定はされない。
減圧吸収パネル5については、ボトルの軸線方向に沿って伸延する略長方形状のものを、周方向に沿い複数配設した場合を例として示したが、パネルの形状や個数は、内容物の充填容量や種類、熱充填温度等の条件により適宜設定される。また、横断面形状が多角形状等のボトルについても適用できるのはいうまでもない。
減圧吸収パネルの膨出変形を抑制しつつ減圧吸収能を高めることができる合成樹脂製ボトルを提供できる。
(a)(b)は本発明に従う合成樹脂製ボトルの実施の形態を示した図である。 (a)〜(e)は図1のB-B断面〜F-F断面を示した図である。 (a)(b)は本発明に従う合成樹脂製ボトルの他の実施の形態を示した図である。 図3のH-H断面を示した図である。
符号の説明
1 口部
2 肩部
3 胴部
4 底部
5 減圧吸収パネル
5a 段差側壁
5b 壁面
5c 外側壁部
5d 内側壁部
6 窪み
7 凹部
m 周溝
t 凹み代
W 幅方向
L 軸線方向

Claims (8)

  1. 内容物の充填空間を形成する胴部に、段差側壁を輪郭として囲撓した壁面からなる減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製のボトルであって、
    前記減圧吸収パネルに、その中央域においてサイズが最大となり、その縁部においてサイズが最小となり、かつ、最大サイズが、最小サイズの1.5倍以上となる複数の窪みを点在させたことを特徴とする減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製ボトル。
  2. 前記減圧吸収パネルは、その輪郭と同等の輪郭をなし、該減圧吸収パネルの中央部を取り囲む段下がりの内側壁部を有する、請求項1に記載の合成樹脂製ボトル。
  3. 内容物の充填空間を形成する胴部に、段差側壁を輪郭として囲撓した略平坦な壁面からなる減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製のボトルであって、
    前記減圧吸収パネルは、段差側壁により囲撓された輪郭を有する外側壁部と、その外側壁部の輪郭と同等の輪郭をなし、該減圧吸収パネルの中央部を取り囲む段下がりの内側壁部とからなり、
    前記外側壁部及び内側壁部に、複数の窪みを点在させたことを特徴とする減圧吸収パネルを備えた合成樹脂製ボトル。
  4. 前記窪みは、サイズが全て同一である、請求項3に記載の合成樹脂製ボトル。
  5. 前記窪みは、減圧吸収パネルの中央域においてサイズが最大であり、その縁部においてサイズが最小となり、かつ、最大サイズものが、最小サイズのものの1.5倍以上となる、請求項3に記載の合成樹脂製ボトル。
  6. 前記窪みは、そのサイズが、減圧吸収パネルの幅方向及びそれに直交する軸線方向の中央部から縁部に向けて漸次に小さくなる、請求項1〜3又は5に記載の合成樹脂製ボトル。
  7. 前記窪みの相互間に、隣接する窪みよりも小さなサイズの凹部を配置する、請求項1〜6の何れかに記載の合成樹脂製ボトル。
  8. 前記窪み及び凹部はその外表面が、球面状である、請求項1〜7の何れかに記載の合成樹脂製ボトル。
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