JP2008030670A - 車両用セキュリティ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力を低減することが可能な車両用セキュリティ装置を提供すること。
【解決手段】電子キー2を利用した遠隔操作により自動車のドアがロックされたとき、自動車のユーザが自動車から離れることに伴い、無人でありながら車両警戒中である旨を示唆する態様での報知が行われる警戒モードに設定される。制御回路部62は、警戒モード中に焦電センサ80により人が検出されたことをトリガとして、車両警戒中である旨の報知を開始する。即ち、インジケータ70の点滅を開始するとともに、警戒モード中にあって焦電センサ80により人が検出されなくなるまでインジケータ70の点滅を繰り返す。
【選択図】図1
【解決手段】電子キー2を利用した遠隔操作により自動車のドアがロックされたとき、自動車のユーザが自動車から離れることに伴い、無人でありながら車両警戒中である旨を示唆する態様での報知が行われる警戒モードに設定される。制御回路部62は、警戒モード中に焦電センサ80により人が検出されたことをトリガとして、車両警戒中である旨の報知を開始する。即ち、インジケータ70の点滅を開始するとともに、警戒モード中にあって焦電センサ80により人が検出されなくなるまでインジケータ70の点滅を繰り返す。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用セキュリティ装置に関する。
特許文献1には、電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロック(施錠)された場合、車両を警戒モードに設定するとともに、車両が警戒モード中である旨を報知し、その状態で第三者が車内に侵入してきたとき、警報を発するようにした車両用セキュリティ装置が開示されている。この種の車両用セキュリティ装置によると、第1段階目での報知により、車両を悪戯しようとする第三者に対する牽制を行い、よって第三者による車両に対する悪戯行為を未然に防止できる。また、第2段階目での警報により、第三者(侵入者)に対する威嚇及び車両周辺の人に対する注意の喚起を行い、よって第三者によるそれ以上の悪戯行為を思い止まらせることができる。従って、車両のセキュリティレベルを向上することができる。
特開平7−47928号公報(段落番号0025〜0033)
しかしながら、特許文献1に開示されている車両用セキュリティ装置では、車両が警戒モードに設定されてから警戒モードが解除されるまでの期間全体に亘り、第1段階目での報知を実現するべく、所定の周期でインジケータが点滅され続けられていた。このため、かかる期間内にインジケータ点滅により消費される電力が大きなものとなっていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、消費電力を低減することが可能な車両用セキュリティ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、車両のユーザが車両から離れることに伴い、無人でありながら車両警戒中である旨を示唆する態様での報知が行われる警戒モードに設定するようにした車両用セキュリティ装置において、車両に訪れる人を検出する人検出センサと、電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、前記人検出センサにより人が検出されたことをトリガとして、車両警戒中である旨の報知を開始する制御手段とを備えていることをその要旨としている。
同構成によると、車両が警戒モードに設定されている期間全体に亘って車両警戒中である旨の報知が行われ続けられる訳ではなく、車両が警戒モードに設定されてから人検出センサにより人が検出されるまでの期間内については、前記報知は行われない。従って、かかる報知により消費される電力を低減することができる。尚、かかる期間内には、車両に訪れる人が存在していない訳であるから、その期間内において前記報知を行わなくても差し支えない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、前記制御手段は、前記人検出センサにより人が検出されていることを条件として、車両警戒中である旨の報知を行うことをその要旨としている。
同構成によると、車両が警戒モードに設定されてから人検出センサにより人が検出されて以後、警戒モードが解除されるまでの期間全体に亘って車両警戒中である旨の報知が行われ続けられる訳ではなく、車両に人が訪れている期間に限定して前記報知を行うようにしている。従って、かかる報知により消費される電力を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用セキュリティ装置において、電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、その遠隔操作を行ったユーザに対して、かかる遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知するアンサーバック手段を備え、車両警戒中である旨の前記報知を行うに際して、前記アンサーバック手段が兼用されていることをその要旨としている。
同構成によると、車両警戒中である旨の報知を行うためのものとして、電子キーを利用した遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知するためのアンサーバック手段が兼用されるので、部品点数の増加を防止することができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
本発明によれば、消費電力を低減することができる。
本発明によれば、消費電力を低減することができる。
以下、本発明を自動車のセキュリティ装置に具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の自動車には、電子キーシステム1が適用されている。電子キーシステム1は、自動車の所有者によって所持される電子キー2と、自動車側に設けられるドア施解錠制御装置3とを備えるとともに、電子キー2(送信側)とドア施解錠制御装置3(受信側)との間での単方向通信が可能である。そして、電子キーシステム1は、対応する電子キー2が利用されたときにドア施解錠制御装置3により自動車のドアの施解錠が許可されるようになっている。
図1に示すように、本実施形態の自動車には、電子キーシステム1が適用されている。電子キーシステム1は、自動車の所有者によって所持される電子キー2と、自動車側に設けられるドア施解錠制御装置3とを備えるとともに、電子キー2(送信側)とドア施解錠制御装置3(受信側)との間での単方向通信が可能である。そして、電子キーシステム1は、対応する電子キー2が利用されたときにドア施解錠制御装置3により自動車のドアの施解錠が許可されるようになっている。
電子キー2は、無線通信による送信機能を有するとともに、施錠スイッチ21、解錠スイッチ22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25を備えている。
施錠スイッチ21は、自動車から約10mの範囲内から遠隔操作によりドアを施錠させたい場合に操作されるものである。施錠スイッチ21は、押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチよりなるとともに、ボタンが押圧操作されたとき、ドアを施錠するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン23に出力する。
施錠スイッチ21は、自動車から約10mの範囲内から遠隔操作によりドアを施錠させたい場合に操作されるものである。施錠スイッチ21は、押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチよりなるとともに、ボタンが押圧操作されたとき、ドアを施錠するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン23に出力する。
解錠スイッチ22は、自動車から約10mの範囲内から遠隔操作によりドアを解錠させたい場合に操作されるものである。解錠スイッチ22は、押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチよりなるとともに、ボタンが押圧操作されたとき、ドアを解錠するための操作が行われた旨の検出信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、電子キー2毎に個別に設定されるIDコード(電子キー2のIDコード)が記憶された不揮発性のメモリ23aを備えている。
マイコン23は、施錠スイッチ21から検出信号が入力されたとき、ドア施解錠制御装置3に対して自動車のドアの施錠を要求するために、ドアの施錠を要求する旨の操作コード(施錠要求用操作コード)と電子キー2のIDコードとを含む信号(施錠要求用IDコード信号)を生成するとともに、それを送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力された施錠要求用IDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調するとともに、このとき、送信アンテナ25は、送信回路24により変調された施錠要求用IDコード信号を送信するための媒体として機能する。
マイコン23は、施錠スイッチ21から検出信号が入力されたとき、ドア施解錠制御装置3に対して自動車のドアの施錠を要求するために、ドアの施錠を要求する旨の操作コード(施錠要求用操作コード)と電子キー2のIDコードとを含む信号(施錠要求用IDコード信号)を生成するとともに、それを送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力された施錠要求用IDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調するとともに、このとき、送信アンテナ25は、送信回路24により変調された施錠要求用IDコード信号を送信するための媒体として機能する。
マイコン23は、解錠スイッチ22から検出信号が入力されたとき、ドア施解錠制御装置3に対して自動車のドアの解錠を要求するために、ドアの解錠を要求する旨の操作コード(解錠要求用操作コード)と電子キー2のIDコードとを含む信号(解錠要求用IDコード信号)を生成するとともに、それを送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力された解錠要求用IDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調するとともに、このとき、送信アンテナ25は、送信回路24により変調された解錠要求用IDコード信号を送信するための媒体として機能する。
ドア施解錠制御装置3は、無線通信による受信機能を有するとともに、受信アンテナ31、受信回路32、マイコン33を備えている。
受信アンテナ31は、電子キー2から送信されてくる施錠要求用IDコード信号や解錠要求用IDコード信号を受信するための媒体として機能する。
受信アンテナ31は、電子キー2から送信されてくる施錠要求用IDコード信号や解錠要求用IDコード信号を受信するための媒体として機能する。
受信回路32は、受信アンテナ31により受信された信号を復調して受信信号を生成するとともに、それをマイコン33に出力する。ここで、対応する電子キー2の施錠スイッチ21が操作されたとき、電子キー2から施錠要求用IDコード信号が無線通信により送信されるが、これが受信アンテナ31により受信されたとき、施錠要求用操作コードと電子キー2のIDコードとを含む受信信号が受信回路32からマイコン33に入力される。一方、対応する電子キー2の解錠スイッチ22が操作されたとき、電子キー2から解錠要求用IDコード信号が無線通信により送信されるが、これが受信アンテナ31により受信されたとき、解錠要求用操作コードと電子キー2のIDコードとを含む受信信号が受信回路32からマイコン33に入力される。
マイコン33は、対応する電子キー2のIDコードと同一のIDコード(基準IDコード)が記憶された不揮発性のメモリ33aを備えている。
マイコン33は、受信回路32から入力された受信信号に基準IDコードと一致するIDコードが含まれており、且つ同受信信号に施錠要求用操作コードが含まれているとき、対応する電子キー2が利用されてドアを施錠するための操作が行われた旨を認識する。そして、マイコン33は、このように認識したとき、ドアロックモータ40を正回転させるとともに、これにより自動車のドアが施錠されるようになっている。尚、このとき、マイコン33は、後述するドアスイッチモジュール60の制御回路部62に対して、ドアロックが行われた旨を知らせる信号(ドアロック完了信号)を出力する。
マイコン33は、受信回路32から入力された受信信号に基準IDコードと一致するIDコードが含まれており、且つ同受信信号に施錠要求用操作コードが含まれているとき、対応する電子キー2が利用されてドアを施錠するための操作が行われた旨を認識する。そして、マイコン33は、このように認識したとき、ドアロックモータ40を正回転させるとともに、これにより自動車のドアが施錠されるようになっている。尚、このとき、マイコン33は、後述するドアスイッチモジュール60の制御回路部62に対して、ドアロックが行われた旨を知らせる信号(ドアロック完了信号)を出力する。
マイコン33は、受信回路32から入力された受信信号に基準IDコードと一致するIDコードが含まれており、且つ同受信信号に解錠要求用操作コードが含まれているとき、対応する電子キー2が利用されてドアを解錠するための操作が行われた旨を認識する。そして、マイコン33は、このように認識したとき、ドアロックモータ40を逆回転させるとともに、これにより自動車のドアが解錠されるようになっている。尚、このとき、マイコン33は、後述するドアスイッチモジュール60の制御回路部62に対して、ドアアンロックが行われた旨を知らせる信号(ドアアンロック完了信号)を出力する。
ところで、本実施形態の自動車では、電子キー2を利用した遠隔操作により自動車のドアが施錠されたとき、その遠隔操作を行ったユーザに対して、かかる遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨が報知(いわゆるアンサーバック)されるようになっている。
即ち、上記のようにしてドアロックモータ40が正回転されることに伴ってドアロックが完了されると、ドア施解錠制御装置3のマイコン33からドアスイッチモジュール60の制御回路部62に対してドアロック完了信号が出力される。制御回路部62は、ドア施解錠制御装置3のマイコン33からドアロック完了信号が入力されたとき、電子キー2を利用した遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を認識する。
制御回路部62は、このように認識したとき、電子キー2を利用した遠隔操作を行ったユーザに対して、かかる遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知する目的で、インジケータ70を2回に亘って点滅させる。尚、図2に示すように、このようなアンサーバックに供されるインジケータ70は、車内のドアロックノブに被せられる筒状体の先端部に設けられる発光ダイオード(LED)よりなるとともに、ウィンドウガラスを通して車外から目視可能となっている。従って、ユーザは、車外のドアアウトサイドハンドルを引っ張ってドアロックが正常に行われたかどうかを確認するといった作業をわざわざ行わなくて済むので簡便である。
また、本実施形態の自動車では、電子キー2を利用した遠隔操作により自動車のドアが施錠されたとき、自動車のユーザが自動車から離れることに伴い、無人でありながら車両警戒中である旨を示唆する態様での報知が行われる警戒モードに設定されるようになっている。
即ち、制御回路部62は、上記と同様にして、電子キー2を利用した遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を認識したとき、自動車を警戒モードに設定する。そして、この警戒モード中にあって自動車から約1mの範囲内に人が訪れたとき、その人の存在が焦電センサ80により検出されるとともに、このとき、同焦電センサ80から制御回路部62に対して人検出信号が出力される。制御回路部62は、警戒モード中に焦電センサ80から人検出信号が入力されたとき、警戒モード中に人が自動車に訪れた旨を認識する。
制御回路部62は、このように認識したとき、自動車に訪れた人に対して、車両警戒中である旨を報知する目的で、前記インジケータ70を点滅させる。尚、制御回路部62は、上記のようにして警戒モード中に人が自動車に訪れた旨を認識したことをトリガとして、インジケータ70の点滅を開始するとともに、警戒モード中にあって焦電センサ80から人検出信号が入力されなくなるまでインジケータ70の点滅を繰り返す。従って、警戒モード中の自動車に訪れた者は、無人でありながら車両警戒中である旨の印象を受けることになり、仮に、その者が自動車を悪戯しようとする第三者であった場合、インジケータ70の点滅はその者に対する牽制となるので、第三者による自動車に対する悪戯行為を未然に防止することができる。ちなみに、制御回路部62は、自動車を警戒モードに設定したとき、その旨をアラームユニット91に通知する。
さらに、本実施形態の自動車では、第三者による車内への不正侵入があったとき、警報が発せられるようになっている。
即ち、自動車のウィンドウガラスが割られたとき、ウィンドウガラスが割れるときに特有の振動が振動センサ90により検出されるとともに、このとき、同振動センサ90からアラームユニット91に対して侵入検出信号が出力される。アラームユニット91は、振動センサ90から侵入検出信号が入力されたとき、車内への不正侵入があった旨を認識する。
即ち、自動車のウィンドウガラスが割られたとき、ウィンドウガラスが割れるときに特有の振動が振動センサ90により検出されるとともに、このとき、同振動センサ90からアラームユニット91に対して侵入検出信号が出力される。アラームユニット91は、振動センサ90から侵入検出信号が入力されたとき、車内への不正侵入があった旨を認識する。
アラームユニット91は、このように認識したとき、警報を発する目的で、ホーンよりなる警報器92を鳴動させる。従って、このような警報動作により、第三者(侵入者)に対する威嚇及び自動車周辺の人に対する注意の喚起が行われ、よって第三者によるそれ以上の悪戯行為を思い止まらせることができる。
尚、本実施形態では、ドアスイッチモジュール60(制御回路部62を含む)、インジケータ70、焦電センサ80、振動センサ90、アラームユニット91、警報器92により、セキュリティ装置50(車両用セキュリティ装置に相当)が構成されている。
次に、セキュリティ装置50の作用について説明する。
さて、対応する電子キー2の所持者が自動車の運転を終えて降車するとともに、それに伴って自動車から約5m離れた地点で電子キー2の施錠スイッチ21を操作すると、自動車のドアが施錠されるとともに、アンサーバックとしてインジケータ70が2回に亘って点滅され、自動車は警戒モードに設定される。ただし、このとき、ユーザは、焦電センサ80による検出可能範囲(自動車から約1mの範囲内)の外に居るので、焦電センサ80により検出されず、よってインジケータ70は、上記のようにアンサーバックとして2回に亘って点滅した後、消灯したままとなる。
さて、対応する電子キー2の所持者が自動車の運転を終えて降車するとともに、それに伴って自動車から約5m離れた地点で電子キー2の施錠スイッチ21を操作すると、自動車のドアが施錠されるとともに、アンサーバックとしてインジケータ70が2回に亘って点滅され、自動車は警戒モードに設定される。ただし、このとき、ユーザは、焦電センサ80による検出可能範囲(自動車から約1mの範囲内)の外に居るので、焦電センサ80により検出されず、よってインジケータ70は、上記のようにアンサーバックとして2回に亘って点滅した後、消灯したままとなる。
そして、このユーザが自動車から離れた後、第三者が自動車に訪れて焦電センサ80により検出されたとき、その検出をトリガとして、インジケータ70の点滅が開始される。そして、この第三者が焦電センサ80による検出可能範囲の内に居続けているとき、インジケータ70の点滅が継続されるとともに、この第三者が焦電センサ80による検出可能範囲の外に出たとき、インジケータ70の点滅が停止される。
やがて、対応する電子キー2の所持者が乗車に先立って、自動車から約5m離れた地点で電子キー2の解錠スイッチ22を操作すると、自動車のドアが解錠されるとともに、自動車にあって警戒モードが解除される。そして、このように警戒モードが解除されたとき、ユーザが焦電センサ80による検出可能範囲の内に進入してきても、車両警戒中を示唆する目的でのインジケータ70による報知は行われず、よってインジケータ70は、消灯したままとなる。
尚、電子キー2を利用した遠隔操作により自動車のドアが解錠されたとき、その遠隔操作を行ったユーザに対して、かかる遠隔操作に基づくドアアンロックが完了された旨が報知(アンサーバック)されてもよい。
また、遠隔操作に基づくドアロック完了のアンサーバックを第1のアンサーバックと規定するとともに、遠隔操作に基づくドアアンロック完了のアンサーバックを第2のアンサーバックと規定したとき、第1のアンサーバックと第2のアンサーバックとは、互いに同様(インジケータ70の2回の点滅)でもよいし、或いは互いに異なっていてもよい。
例えば、両者の態様を異ならせるとき、第1のアンサーバックについてはインジケータ70の点滅回数を2回に設定するとともに、第2のアンサーバックについてはインジケータ70の点滅回数を1回に設定してもよい。また、点滅回数を同じに設定してもよく、この場合、点灯時間を異ならせたり、或いは点灯時間が同じでも消灯時間を異ならせたりすることで、両者の態様を区別してもよい。従って、ユーザは、インジケータ70の点滅態様を見分けることによって、ドアロックが完了したのか、或いはドアアンロックが完了したのか、を区別して認識することができる。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)電子キー2を利用した遠隔操作により自動車のドアがロックされたとき、焦電センサ80により人が検出されたことをトリガとして、車両警戒中である旨の報知(インジケータ70の点滅)が開始される。つまり、自動車が警戒モードに設定されている期間全体に亘って車両警戒中である旨の報知が行われ続けられる訳ではなく、自動車が警戒モードに設定されてから焦電センサ80により人が検出されるまでの期間内については、前記報知は行われない。従って、かかる報知により消費される電力を低減することができる。尚、かかる期間内には、自動車に訪れる人が存在していない訳であるから、その期間内において前記報知を行わなくても差し支えない。
(1)電子キー2を利用した遠隔操作により自動車のドアがロックされたとき、焦電センサ80により人が検出されたことをトリガとして、車両警戒中である旨の報知(インジケータ70の点滅)が開始される。つまり、自動車が警戒モードに設定されている期間全体に亘って車両警戒中である旨の報知が行われ続けられる訳ではなく、自動車が警戒モードに設定されてから焦電センサ80により人が検出されるまでの期間内については、前記報知は行われない。従って、かかる報知により消費される電力を低減することができる。尚、かかる期間内には、自動車に訪れる人が存在していない訳であるから、その期間内において前記報知を行わなくても差し支えない。
(2)警戒モード中にあって焦電センサ80により人が検出されていることを条件として、車両警戒中である旨の報知(インジケータ70の点滅)が行われる。つまり、自動車が警戒モードに設定されてから焦電センサ80により人が検出されて以後、警戒モードが解除されるまでの期間全体に亘って車両警戒中である旨の報知が行われ続けられる訳ではなく、自動車に人が訪れている期間に限定して前記報知を行うようにしている。従って、かかる報知により消費される電力を低減することができる。
(3)車両警戒中である旨の報知を行うためのものとして、電子キー2を利用した遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知するためのインジケータ70が兼用されるので、部品点数の増加を防止することができる。
(4)電子キー2を利用した遠隔操作が有効となる範囲(自動車から約10mの範囲内)の内であって、且つ、焦電センサ80による検出可能範囲(自動車から約1mの範囲内)の外で、電子キー2の施錠スイッチ21を操作して自動車から離れるようにしたとき、次のような利点がある。即ち、このようにしたとき、施錠スイッチ21の操作に伴って自動車が警戒モードに設定されるが、このとき、焦電センサ80によりユーザが検出されないので、車両警戒中を示唆する目的でのインジケータ70による報知は行われない(ただし、アンサーバックを目的とした報知は行われる。)。従って、車両警戒中を示唆する目的でのインジケータ70による報知により消費される電力を低減することができる。
(5)同様に、電子キー2を利用した遠隔操作が有効となる範囲(自動車から約10mの範囲内)の内であって、且つ、焦電センサ80による検出可能範囲(自動車から約1mの範囲内)の外で、電子キー2の解錠スイッチ22を操作して乗車するようにしたとき、次のような利点がある。即ち、このようにしたとき、解錠スイッチ22の操作に伴って自動車にあって警戒モードが解除されるので、間もなくユーザが焦電センサ80により検出される地点に差し掛かっても、車両警戒中を示唆する目的でのインジケータ70による報知は行われない。従って、車両警戒中を示唆する目的でのインジケータ70による報知により消費される電力を低減することができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・人検出手段は、車両に訪れる人、別の言い方をすると、車両に近付いてくる人を検出することができるものであればよく、焦電センサ80に限定されるものではない。要するに、車両に人が近付いてきたことを検出できれば、その検出をトリガとして、車両警戒中を示唆する目的での報知を開始することが可能であり、そのような省電力での報知態様を実現するために用いられる人検出センサは全て採用可能である。
・人検出手段は、車両に訪れる人、別の言い方をすると、車両に近付いてくる人を検出することができるものであればよく、焦電センサ80に限定されるものではない。要するに、車両に人が近付いてきたことを検出できれば、その検出をトリガとして、車両警戒中を示唆する目的での報知を開始することが可能であり、そのような省電力での報知態様を実現するために用いられる人検出センサは全て採用可能である。
・車両警戒中を示唆する目的での報知に関して、インジケータ70の点滅周期を短くする構成は、車両警戒中である旨の印象を効果的に与えるものと考えられるから有用である。
・車両警戒中を示唆する目的での報知に関して、インジケータ70を赤色で点滅させる等して視覚的に目立ちやすくする構成は、車両警戒中である旨の印象を効果的に与えるものと考えられるから有用である。
・車両警戒中を示唆する目的での報知に関して、インジケータ70に代えて又は加えて例えばハザードランプを点滅させる構成を採用してもよい。即ち、車両警戒中を示唆する目的での報知を行う第1の報知手段として単一のものを用いる構成、或いは複数のものを用いる構成のいずれを採用してもよい。尚、後者のように第1の報知手段として複数のものを用いる構成は、車両警戒中を示唆する目的での報知が視覚的に非常に目立つものとなり、よって第三者に対する牽制効果が増すものと考えられるから有用である。そして、アンサーバックを目的とした報知を行う第2の報知手段と前記第1の報知手段とを兼用してもよく、この場合、部品点数の増加を防止することができる。例えば、インジケータ70及びハザードランプの両方を兼用することで、車両警戒中を示唆する目的での報知及びアンサーバックを目的とした報知の両方が実現されてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
〔1〕電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、車両のユーザが車両から離れることに伴い、無人でありながら車両警戒中である旨を示唆する態様での報知が行われる警戒モードに設定するようにした車両用セキュリティ装置において、
車両警戒中である旨の前記報知を行うに際して、電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、その遠隔操作を行ったユーザに対して、かかる遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知するアンサーバック手段が兼用されていることを特徴とする車両用セキュリティ装置。
〔1〕電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、車両のユーザが車両から離れることに伴い、無人でありながら車両警戒中である旨を示唆する態様での報知が行われる警戒モードに設定するようにした車両用セキュリティ装置において、
車両警戒中である旨の前記報知を行うに際して、電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、その遠隔操作を行ったユーザに対して、かかる遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知するアンサーバック手段が兼用されていることを特徴とする車両用セキュリティ装置。
同構成によると、車両警戒中である旨の報知を行うためのものとして、電子キーを利用した遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知するためのアンサーバック手段が兼用されるので、部品点数の増加を防止することができる。
2…電子キー、50…セキュリティ装置(車両用セキュリティ装置)、62…制御回路部(制御手段)、70…インジケータ(アンサーバック手段)、80…焦電センサ(人検出センサ)。
Claims (3)
- 電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、車両のユーザが車両から離れることに伴い、無人でありながら車両警戒中である旨を示唆する態様での報知が行われる警戒モードに設定するようにした車両用セキュリティ装置において、
車両に訪れる人を検出する人検出センサと、
電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、前記人検出センサにより人が検出されたことをトリガとして、車両警戒中である旨の報知を開始する制御手段とを備えていることを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、
前記制御手段は、前記人検出センサにより人が検出されていることを条件として、車両警戒中である旨の報知を行うことを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用セキュリティ装置において、
電子キーを利用した遠隔操作により車両のドアがロックされたとき、その遠隔操作を行ったユーザに対して、かかる遠隔操作に基づくドアロックが完了された旨を報知するアンサーバック手段を備え、
車両警戒中である旨の前記報知を行うに際して、前記アンサーバック手段が兼用されていることを特徴とする車両用セキュリティ装置。
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JP2006208004A Pending JP2008030670A (ja) | 2006-07-31 | 2006-07-31 | 車両用セキュリティ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008030670A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013037501A (ja) * | 2011-08-06 | 2013-02-21 | Honda Motor Co Ltd | 車両の位置発信装置 |
WO2016188751A1 (de) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur freigabe eines zugangs zu einem innenraum eines kraftfahrzeugs, insbesondere zur übermittlung einer warensendung |
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2006
- 2006-07-31 JP JP2006208004A patent/JP2008030670A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013037501A (ja) * | 2011-08-06 | 2013-02-21 | Honda Motor Co Ltd | 車両の位置発信装置 |
WO2016188751A1 (de) * | 2015-05-22 | 2016-12-01 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur freigabe eines zugangs zu einem innenraum eines kraftfahrzeugs, insbesondere zur übermittlung einer warensendung |
US10246054B2 (en) | 2015-05-22 | 2019-04-02 | Robert Bosch Gmbh | Method and device for enabling access to a passenger compartment of a motor vehicle, in particular for conveying a consignment of goods |
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