JP4988185B2 - オートアラーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、警報を発するべき状況にある場合に警報器から警報が発せられるオートアラーム装置に関する。
特許文献1や特許文献2には、車両用のオートアラーム装置に関する技術が開示されている。
特許文献1や特許文献2で開示されているオートアラーム装置では、人が車両のドアハンドルに接近してきたことをトリガとして車両側の作動制御装置からリクエスト信号が送信される。ここに、車両のドアハンドルに接近してきた者が対応する通信端末の所持者である場合、リクエスト信号に応答して通信端末からIDコード信号が送信される。一方、車両のドアハンドルに接近してきた者が対応する通信端末の所持者でない場合、当然のことながらIDコード信号は送信されない。
従って、リクエスト信号を送信したにも拘わらず、リクエスト信号に応答して送信されてくる筈のIDコード信号が送信されてこない場合、対応する通信端末を所持していない者が車両のドアハンドルに接近してきたということになる。そこで、特許文献1や特許文献2で開示されているオートアラーム装置では、このような場合、警報を発するべき状況に車両が置かれているものと認識して警報器から警報が発せられるようにしている。
特開2004−218371号公報 特開平7−189538号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2で開示されているオートアラーム装置では、たとえ悪意がなかろうとも、他人が所有する車両のドアハンドルに接近しただけで警報を発するべき状況に車両が置かれているものと認識されて警報器から警報が発せられてしまう虞がある。例えば、他人が所有する車両の近くで立ち話をしているような場合でも警報器から警報が発せられてしまう虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発することが可能なオートアラーム装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基準IDコードと一致するIDコードを取得したとき、対応する通信端末が利用された旨を認識する認識手段と、外部から操作可能な操作部材が操作された旨を検出する検出手段と、対応する通信端末が利用された旨が認識手段により認識されていない状態で、操作部材が操作された旨が検出手段により検出されたとき、警報器による警報動作を許可する制御手段とを備え、外部と内部とが遮断されたドア閉の状態で警報が発せられ、検出手段は、操作部材が触れられた旨を検出するタッチセンサと、操作部材が引っ張られた旨を検出する応力センサとを含み、制御手段は、対応する通信端末が利用された旨が認識手段により認識されていない状態で、操作部材が触れられた旨がタッチセンサにより検出されたとき、第1の態様での警報器による警報動作を許可する一方、対応する通信端末が利用された旨が認識手段により認識されていない状態で、操作部材が引っ張られた旨が応力センサにより検出されたとき、第2の態様での警報器による警報動作を許可することをその要旨としている。
同構成によると、対応する通信端末が利用されていない状況において、操作部材が操作されたことをトリガとして警報器から警報が発せられる。つまり、操作部材が操作されていないにも拘わらず、早まって警報が発せられる訳ではない。従って、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発することができる。
特に、外部と内部とが遮断されたドア閉の状態で警報が発せられる。すなわち、対応する通信端末を所持していない者(第三者)が内部に侵入する前の段階で警報が発せられる。従って、第三者による不正使用を未然に防止することができる。
また、ドアが不正に開けられたことやウィンドウガラスが割られたこと等をトリガとして警報器から警報が発せられる構成とは異なり、それらの行為が行われる可能性のあることを予測して、それらの行為が行われる可能性のあることが分かった段階で事前に警報が発せられる。そして、これにより、不正に使用しようとする第三者の心理を抑止することができる。要するに、事前のセキュリティレベルを向上できる。
しかも、対応する通信端末が利用されていない状況において、操作部材が触れられたとき、第1の態様で警報器から警報が発せられる。そして、対応する通信端末が利用されていない状況において、操作部材が引っ張られたとき、第2の態様で警報器から警報が発せられる。従って、状況に応じて段階的に警報を発することができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
本発明によれば、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の自動車には、電子キーシステム1が適用されている。電子キーシステム1は、電子キー2とドア施解錠制御装置3とを備えている。電子キー2は、自動車の所有者によって所持されるものである。ドア施解錠制御装置3は、自動車側に設けられるものである。電子キーシステム1は、電子キー2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信が可能である。そして、電子キーシステム1は、対応する電子キー2が利用されたときにドア施解錠制御装置3により車載ドアのアンロック(解錠)を許可する。加えて、電子キーシステム1は、対応する電子キー2が利用されたときにドア施解錠制御装置3により車載ドアのロック(施錠)を許可する。
電子キー2は、無線通信による受信機能及び無線通信による送信機能を有している。電子キー2は、受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25を備えている。受信アンテナ21は、ドア施解錠制御装置3から送信されてくるリクエスト信号を受信するための媒体である。受信回路22は、受信アンテナ21によりリクエスト信号が受信されたとき、リクエスト信号を復調して受信信号を生成する。そして、受信回路22は、受信信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、不揮発性のメモリ23aを備えている。メモリ23aには、電子キー2毎に個別に設定されたIDコード(電子キー2のIDコード)が記憶されている。マイコン23は、受信回路22から受信信号が入力されたとき、リクエスト信号に応答するために、電子キー2のIDコードを含む信号(IDコード信号)を生成する。そして、マイコン23は、IDコード信号を送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力されたIDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調する。送信アンテナ25は、送信回路24により変調されたIDコード信号を送信するための媒体である。
ドア施解錠制御装置3は、無線通信による送信機能及び無線通信による受信機能を有している。ドア施解錠制御装置3は、送信回路31、送信アンテナ32、受信アンテナ33、受信回路34、セキュリティ電子制御ユニット(以下、セキュリティECUと称す)35を備えている。送信回路31は、セキュリティECU35から入力されるリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調する。送信アンテナ32は、送信回路31により変調されたリクエスト信号を送信するための媒体である。
ここで、リクエスト信号は、図2に2点鎖線で示す車外の所定領域A32の範囲内に送信される。本実施形態においてリクエスト信号は、車外においてドアアウトサイドハンドルから約1m離れた地点まで達するように送信される。その結果、車外の所定領域A32の範囲内において、電子キー2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信が可能となる。つまり、リクエスト信号は、電子キー2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信を確立するためのトリガ信号である。これにより、リクエスト信号が送信されている車外の所定領域A32の範囲内に電子キー2が持ち込まれたとき、電子キー2によりリクエスト信号が受信されて同電子キー2からIDコード信号が送信されることになる。
受信アンテナ33は、リクエスト信号に応答して電子キー2から送信されてくるIDコード信号を受信するための媒体である。受信回路34は、受信アンテナ33によりIDコード信号が受信されたとき、IDコード信号を復調して受信信号を生成する。そして、受信回路34は、受信信号をセキュリティECU35に出力する。
セキュリティECU35は、不揮発性のメモリ35aを備えている。メモリ35aには、対応する電子キー2のIDコードと同一のIDコード(基準IDコード)が記憶されている。セキュリティECU35は、対応する電子キー2の所持者による乗車に伴う自動車に対する接近(車外の所定領域A32に対する進入)を監視するため、車載ドアがロックされている状態において、送信回路31にリクエスト信号を出力する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、第1車外通信制御を実行する。
セキュリティECU35は、第1車外通信制御に基づいて、受信回路34から受信信号が入力されたとき、受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、IDコード照合を実行する。そして、セキュリティECU35は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、対応する電子キー2が利用された旨を認識する。
セキュリティECU35には、タッチセンサ41が電気的に接続されている。タッチセンサ41は、ドアアウトサイドハンドルに設けられている。ドアアウトサイドハンドルは、車載ドアを車外から開ける場合に操作されるものである。タッチセンサ41は、ドアアウトサイドハンドルが触れられた旨を検出するためのものである。タッチセンサ41は、ドアアウトサイドハンドルが触れられたとき、ドアアウトサイドハンドルが触れられた旨を示す検出信号をドアアウトサイドハンドルが触れられている期間に亘ってセキュリティECU35に出力する。
セキュリティECU35は、タッチセンサ41から検出信号が入力されたとき、ドアアウトサイドハンドルが触れられた旨を認識する。そして、セキュリティECU35は、第1車外通信制御に基づいて、対応する電子キー2が利用された旨を認識している状態で、ドアアウトサイドハンドルが触れられた旨を認識したとき、ドアロックモータ42を駆動して車載ドアをアンロックする。
セキュリティECU35には、ドアロックスイッチ43が電気的に接続されている。ドアロックスイッチ43は、ドアアウトサイドハンドルに設けられている。ドアロックスイッチ43は、車載ドアを車外からロックする場合に操作されるものである。ドアロックスイッチ43は、車載ドアを車外からロックするための操作が行われた旨を検出するためのものである。ドアロックスイッチ43は、外部から押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチである。ドアロックスイッチ43は、ボタンが押圧されたとき、ボタンが押圧された旨を示す検出信号をボタンが押圧されている期間に亘ってセキュリティECU35に出力する。
セキュリティECU35は、ドアロックスイッチ43から検出信号が入力されたとき、車載ドアを車外からロックするための操作が行われた旨を認識する。そして、セキュリティECU35は、対応する電子キー2の所持者による降車に伴う自動車に対する接近(車外の所定領域A32に対する進入)を監視するため、このように車載ドアを車外からロックするための操作が行われた旨を認識したとき、送信回路31にリクエスト信号を出力する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、第2車外通信制御を実行する。
セキュリティECU35は、第2車外通信制御に基づいて、受信回路34から受信信号が入力されたとき、受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合にも、セキュリティECU35は、IDコード照合を実行する。そして、セキュリティECU35は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、対応する電子キー2が利用された旨を認識する。そして、セキュリティECU35は、第2車外通信制御に基づいて、対応する電子キー2が利用された旨を認識したとき、ドアロックモータ42を駆動して車載ドアをロックする。
次に、本実施形態の特徴点について説明する。
さて、以上の説明から明らかなように、このような電子キーシステム1が適用されている自動車にあっては、対応する電子キー2が利用されている状況と、対応する電子キー2が利用されていない状況とを区別することが可能である。具体的には、基準IDコードと一致するIDコードがセキュリティECU35により取得されたとき、セキュリティECU35により、対応する電子キー2が利用された旨が認識される。一方、基準IDコードと一致するIDコードがセキュリティECU35により取得されていないとき、セキュリティECU35により、対応する電子キー2が利用された旨が認識されない。
そして、対応する電子キー2が利用されている状況において、ドアアウトサイドハンドルが触れられた場合、対応する電子キー2の所持者が乗車するためにドアアウトサイドハンドルに触れたものとして扱っても何ら差し支えない。従って、このような場合、対応する電子キー2の所持者が車載ドアを開けることができるようにするために、車載ドアがアンロックされる。
一方、対応する電子キー2が利用されていない状況では、車載ドアをアンロックするべきでないことから、車載ドアはロックされたまま維持されている。そして、このような状況において、ドアアウトサイドハンドルが触れられた場合、対応する電子キー2を所持していない者(第三者)がドアアウトサイドハンドルに触れたことになる。そして、このような場合、第三者により自動車が不正に使用される可能性がある。そこで、本実施形態の自動車にあっては、第三者により自動車が不正に使用される可能性のある状況を見極めて、かかる状況になったときに警報を発することとし、これにより第三者による自動車の不正使用を未然に防止することができるように配慮されている。
ここに、ドアアウトサイドハンドルが触れられた旨を検出するものとしてタッチセンサ41が用いられている。このタッチセンサ41は、既に説明したようにセキュリティECU35に電気的に接続されていることから、ドアアウトサイドハンドルが触れられた旨をセキュリティECU35により認識することが可能である。
そして、本実施形態においてセキュリティECU35には、このようなタッチセンサ41に加えて、ドアハンドルセンサ44が電気的に接続されている。ドアハンドルセンサ44は、ドアアウトサイドハンドルに設けられている。ドアハンドルセンサ44は、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られた旨を検出するためのものである。ドアハンドルセンサ44は、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られたとき、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られた旨を示す検出信号をドアアウトサイドハンドルが引っ張られている期間に亘ってセキュリティECU35に出力する。
セキュリティECU35は、ドアハンドルセンサ44から検出信号が入力されたとき、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られた旨を認識する。
セキュリティECU35には、車載ホーンよりなる警報器50が電気的に接続されている。そして、セキュリティECU35は、第三者により自動車が不正に使用される可能性のある状況になった場合のように警報を発するべき状況にある場合に警報器50による警報動作を許可する。つまり、このような場合、セキュリティECU35は、警報器50に警報指令信号を出力する。警報器50は、セキュリティECU35から警報指令信号が入力されたとき、鳴動する。言い換えると、警報器50は、警報を発するべき状況に自動車が置かれているとき、警報を発するべき状況に自動車が置かれている旨を自動車の周辺に亘って音で報知する。
次に、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発するべくセキュリティECU35により実行されるオートアラーム制御について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
さて、セキュリティECU35は、対応する電子キー2が利用された旨を認識していない状態で(ステップS1においてNO)、ドアアウトサイドハンドルが触れられた旨を認識したとき(ステップS2においてYES)、第1の態様での警報器50による警報動作を許可する(ステップS3)。つまり、この場合、警報器50から小音量の音が短時間に亘って鳴る。
そして、セキュリティECU35は、対応する電子キー2が利用された旨を認識していない状態で(ステップS1においてNO)、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られた旨を認識したとき(ステップS4においてYES)、第2の態様での警報器50による警報動作を許可する(ステップS5)。つまり、この場合、警報器50から大音量の音が長時間に亘って鳴る。
尚、本実施形態においてセキュリティECU35は、基準IDコードと一致するIDコードを取得したとき、対応する通信端末(電子キー2)が利用された旨を認識する認識手段に相当する。そして、ドアアウトサイドハンドルは、外部から操作可能な操作部材に相当する。そして、タッチセンサ41及びドアハンドルセンサ44の各々は、操作部材(ドアアウトサイドハンドル)が操作された旨を検出する検出手段に相当する。
特に、タッチセンサ41は、操作部材(ドアアウトサイドハンドル)が触れられた旨を検出するタッチセンサに相当する。一方、ドアハンドルセンサ44は、操作部材(ドアアウトサイドハンドル)が引っ張られた旨を検出する応力センサに相当する。そして、セキュリティECU35は、対応する通信端末(電子キー2)が利用された旨を認識していない状態で、操作部材(ドアアウトサイドハンドル)が操作された旨が検出手段(タッチセンサ41、ドアハンドルセンサ44)により検出されたとき、警報器50による警報動作を許可する制御手段に相当する。
従って、本実施形態では、セキュリティECU35、タッチセンサ41、ドアハンドルセンサ44、警報器50によりオートアラーム装置が構成されている。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが操作されたことをトリガとして警報器50から警報が発せられる。つまり、ドアアウトサイドハンドルが操作されていないにも拘わらず、早まって警報が発せられる訳ではない。従って、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発することができる。
(2)対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが触れられたことをトリガとして警報器50から警報が発せられる。つまり、ドアアウトサイドハンドルが触れられていないにも拘わらず、早まって警報が発せられる訳ではない。従って、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発することができる。
(3)対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られたことをトリガとして警報器50から警報が発せられる。つまり、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られていないにも拘わらず、早まって警報が発せられる訳ではない。従って、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発することができる。
(4)対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが触れられたとき、第1の態様で警報器50から警報が発せられる。そして、対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られたとき、第2の態様で警報器50から警報が発せられる。従って、状況に応じて段階的に警報を発することができる。
(5)対応する電子キー2を所持していない者(第三者)が車内に乗り込む前の段階で警報が発せられる。従って、第三者による自動車の不正使用を未然に防止することができる。
(6)車載ドアが不正に開けられたことや車載ウィンドウガラスが割られたこと等をトリガとして警報器50から警報が発せられる構成とは異なり、それらの行為が行われる可能性のあることを予測して、それらの行為が行われる可能性のあることが分かった段階で事前に警報が発せられる。そして、これにより、自動車を不正に使用しようとする第三者の心理を抑止することができる。要するに、事前のセキュリティレベルを向上できる。
(7)本実施形態の構成とは異なり、第三者が自動車に接近してきたことをトリガとして警報が発せられる別の構成を採用すれば、より早い段階で警報が発せられることとなり都合が良いようにも思える。しかし、かかる構成を採用したとき、第三者が自動車に接近してきた場合に、ドアアウトサイドハンドルに触れてもいないのに警報が発せられてしまう不都合が生じる。これに対して、本実施形態の構成によると、第三者がドアアウトサイドハンドルに触れた状況、つまり悪意が認められる状況となったことをトリガとして警報が発せられる。要するに、本実施形態によれば、早まって警報が発せられる構成とは異なり、警報を発するべき状況を見極めた適切な段階で警報を発することができる。
(8)上記(7)に記載の別の構成を採用したとき、警報が発せられる度に、当然のこととして車載バッテリが消費されることから、バッテリ上がりが生じ易い。これに対して、本実施形態の構成によれば、警報を発するべき状況を見極めた上で警報が発せられることから、無用に警報が発せられることはない。従って、警報器50による警報動作の回数が抑制されることから、警報動作に伴うバッテリ上がりを回避することができる。
(9)第三者でなくても、本来電子キー2を所持しているべき者であって、電子キー2を所持するのを忘れた者(真のユーザ)が、乗車しようとドアアウトサイドハンドルに触れたとき、第1の態様で警報が発せられる。従って、これにより、真のユーザに対して電子キー2を所持するのを忘れたまま乗車しようとしていることを気付かせることができる。
(10)第1の態様で警報が発せられたにも拘わらず、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られたとき、明らかな悪意がうかがえる。従って、このような場合に第2の態様で警報を発することによって、第1の態様での警報動作により第三者に与えた抑止力よりも大きな抑止力を与えることができる。要するに、事前のセキュリティレベルを一層向上できる。
(11)警報を発するべき状況に自動車が置かれているとき、警報を発するべき状況に自動車が置かれている旨が自動車の周辺に亘って音で報知される。従って、屋内に居ながらにして屋外に駐車されている自動車を監視することができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが触れられたときと、対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られたときとで、互いに同じ態様で警報が発せられる構成を採用してもよい。
・ドアハンドルセンサ44を割愛してもよい。この場合、対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが触れられたときには警報が発せられるが、対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られたときには警報が発せられない。
・対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが触れられたときには警報が発せられず、対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアアウトサイドハンドルが引っ張られたときに初めて警報が発せられる構成を採用してもよい。
・音による報知(聴覚的な報知)に代えて又は加えて、光による報知(視覚的な報知)にて警報動作を行う構成を採用してもよい。例えば、警報を発するべき状況に自動車が置かれているとき、ハザードランプやルームランプ等の照明手段を点灯又は点滅させることで警報を発する構成を採用してもよい。この構成によると、警報を発するべき状況に自動車が置かれている旨を特に夜間において広範囲に亘って報知することができる。
・対応する電子キー2が利用されていない状況において、トランクオープンスイッチが操作されたことをトリガとして警報器50から警報が発せられる構成を採用してもよい。尚、トランクオープンスイッチとは、車載トランクに設けられたスイッチであり、対応する電子キー2を所持して該トランクオープンスイッチを操作することで車載トランクを開ける場合に操作されるものである。
・車載ドアがロックされていることを前提として、対応する電子キー2が利用されていない状況において、ドアロックスイッチ43が操作されたことをトリガとして警報器50から警報が発せられる構成を採用してもよい。
・ドアアウトサイドハンドルが触れられたことをトリガとしてドア施解錠制御装置3からリクエスト信号が送信される構成に本発明を具体化してもよい。この場合、前記実施形態の構成を援用すると、タッチセンサ41は、外部から操作可能な操作部材(ドアアウトサイドハンドル)が操作された旨を検出する検出手段に相当する。そして、送信回路31と送信アンテナ32とにより、操作部材(ドアアウトサイドハンドル)が操作された旨が検出手段(タッチセンサ41)により検出されたとき、通信端末(電子キー2)毎に個別に設定されたIDコードを含むIDコード信号を通信端末(電子キー2)から送信させるためのリクエスト信号を送信する送信手段が構成される。そして、受信アンテナ33と受信回路34とにより、リクエスト信号に応答して通信端末(電子キー2)から送信されてくるIDコード信号を受信する受信手段が構成される。
そして、セキュリティECU35は、基準IDコードと一致するIDコードが含まれているIDコード信号が受信手段(受信アンテナ33、受信回路34)により受信されたとき、対応する通信端末(電子キー2)が利用された旨を認識する認識手段に相当する。そして、セキュリティECU35は、送信手段(送信回路31、送信アンテナ32)によりリクエスト信号が送信されてから所定の時間が経過するまでの期間内に、対応する通信端末(電子キー2)が利用された旨を認識できなかったとき、警報器50による警報動作を許可する制御手段に相当する。
従って、この構成では、ドア施解錠制御装置3、タッチセンサ41、警報器50によりオートアラーム装置が構成される。
この構成によると、対応する通信端末(電子キー2)を所持していない者が操作部材(ドアアウトサイドハンドル)を操作した場合、IDコード信号は送信されない。つまり、この場合、送信手段(送信回路31、送信アンテナ32)によりリクエスト信号が送信されてから所定の時間が経過するまでの期間内に、対応する通信端末(電子キー2)が利用された旨が認識手段(セキュリティECU35)により認識されないことになり、その結果、警報が発せられる。ここに、操作部材(ドアアウトサイドハンドル)が操作されていないにも拘わらず、早まって警報が発せられる訳ではない。従って、警報を発するべき状況を見極めた上で警報を発することができる。
・本発明は、車両用(例えば自動車用)のオートアラーム装置に限定されない。つまり、本発明は、建物用(例えば住宅用)のオートアラーム装置に具体化されてもよい。この場合、本発明は、対応する通信端末(電子キー)が利用されたときに作動制御装置(ドア施解錠制御装置)により制御対象(玄関ドア)の作動(アンロック)を許可する電子キーシステムが適用されている建物(住宅)に応用されてもよい。そして、この場合、対応する通信端末(電子キー)が利用されていない状況において、玄関ドアを屋外から開ける場合に操作される屋外ドアノブが操作されたことをトリガとして警報が発せられるようにすればよい。
電子キーシステムが適用されている本実施形態の自動車の構成を示すブロック図。 車外の所定領域を示す説明図。 セキュリティECUにより実行されるオートアラーム制御を説明するためのフローチャート。
符号の説明
2…電子キー(通信端末)、31…送信回路(送信手段)、32…送信アンテナ(送信手段)、33…受信アンテナ(受信手段)、34…受信回路(受信手段)、35…セキュリティECU(認識手段、制御手段)、41…タッチセンサ(検出手段)、44…ドアハンドルセンサ(検出手段、応力センサ)、50…警報器。

Claims (1)

  1. 基準IDコードと一致するIDコードを取得したとき、対応する通信端末が利用された旨を認識する認識手段と、
    外部から操作可能な操作部材が操作された旨を検出する検出手段と、
    対応する通信端末が利用された旨が認識手段により認識されていない状態で、操作部材が操作された旨が検出手段により検出されたとき、警報器による警報動作を許可する制御手段とを備え、外部と内部とが遮断されたドア閉の状態で警報が発せられ
    検出手段は、操作部材が触れられた旨を検出するタッチセンサと、操作部材が引っ張られた旨を検出する応力センサとを含み、
    制御手段は、対応する通信端末が利用された旨が認識手段により認識されていない状態で、操作部材が触れられた旨がタッチセンサにより検出されたとき、第1の態様での警報器による警報動作を許可する一方、対応する通信端末が利用された旨が認識手段により認識されていない状態で、操作部材が引っ張られた旨が応力センサにより検出されたとき、第2の態様での警報器による警報動作を許可することを特徴とするオートアラーム装置。
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