JP2008028011A - モールドパッケージおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状をなすヒートシンクの一面上に配線基板を搭載し、これらをモールド樹脂にて封止するとともにヒートシンクの他面をモールド樹脂から露出させてなるモールドパッケージにおいて、モールド時の圧力による樹脂バリを支点としたヒートシンクの反りによる配線基板の変形を極力防止する。
【解決手段】ヒートシンク10の一面11のうち配線基板20が搭載される部位に、配線基板20側に向かって凸となった凸面をなす凸面部11aを設け、この凸面部11a上に接着剤40を介して配線基板20を接合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、板状をなすヒートシンクの一面上に配線基板を搭載し、これらをモールド樹脂にて封止するとともにヒートシンクの他面をモールド樹脂から露出させてなるモールドパッケージおよびそのようなモールドパッケージの製造方法に関する。
従来より、この種のモールドパッケージとしては、板状をなすヒートシンクの一面上に配線基板を搭載したものを成形型内に設置し、ヒートシンクの一面側および配線基板を、モールド樹脂にて封止するとともに、ヒートシンクの一面とは反対側の他面をモールド樹脂から露出させてなるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−328028号公報
しかしながら、本発明者が従来技術に基づいて試作検討したところ、上記した従来のモールドパッケージにおいては、モールド時において、次のような問題が生じることがわかった。図12は、本発明者の試作により生じた問題を説明する図であり、当該試作におけるモールド工程を示す図である。
この種のモールドパッケージを製造するにあたっては、まず、図12(a)に示されるように、金属製板状をなすヒートシンク10の一面11上に、セラミックよりなる配線基板20を搭載したワークを作製する。ここでは、配線基板20は、シリコーン系樹脂などの接着剤40によりヒートシンク10に接着され固定されている。
そして、図12(b)に示されるように、このワークを成形型200内に設置し、成形型200内にモールド樹脂30を注入して、ヒートシンク10の一面11側および配線基板20を、モールド樹脂30にて封止する。このとき、ヒートシンク10の一面11とは反対側の他面12をモールド樹脂30から露出させるため、ヒートシンク10の他面12は成形型200に押しつけるようにする。
しかし、ヒートシンク10に元々発生する反りや寸法公差などにより、ワークを成形型200に設置したとき、ヒートシンク10の他面12と成形型200との間にわずかな隙間が生じ、そこへモールド樹脂30が流れ込む。
モールド樹脂30の硬化は、成形型200およびヒートシンク10の表面より開始するため、ヒートシンク10の他面12と成形型200との間の狭い空間では、流入したモールド樹脂30は途中で硬化し、その先の充填を妨げる。
そのため、図12(b)に示されるように、ヒートシンク10の他面12において互いに対向する両端部には、モールド樹脂30よりなる樹脂バリKが発生し、当該両端部の間には、この樹脂バリKと成形型200と他面12とで囲まれた空間が形成される。
図12では、ヒートシンク10の他面12が配線基板20側に向かって凹面すなわち外方に向かって凸面となるように反っており、それによって発生するヒートシンク10の他面12の両端部と成形型200との隙間にモールド樹脂30が入りやすくなっているため、特に、当該他面12の両端部に樹脂バリKが発生しやすい。
そして、モールド時に、この図12(b)に示されるような状態になった場合、ヒートシンク10の一面11側から圧力Pが加わると、図12(c)に示されるように、ヒートシンク10の他面12の両端部に発生した樹脂バリKを支点とし、ヒートシンク10の他面12の中央部が作用点凸となるように3点曲げの状態となり、ヒートシンク10がさらに変形する。
すると、このヒートシンク10の変形に沿って、その上の配線基板20も、当該配線基板20の中央部がヒートシンク10の一面11側に向かって凹むように変形するため、図12(c)に示されるように、基板割れなどの問題が発生する。
本発明は、上記したような本発明者の検討の結果、見出された問題に鑑みてなされたものであり、板状をなすヒートシンクの一面上に配線基板を搭載し、これらをモールド樹脂にて封止するとともにヒートシンクの他面をモールド樹脂から露出させてなるモールドパッケージにおいて、モールド時の樹脂バリを支点としたヒートシンクの反りによる配線基板の変形を極力防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者は、配線基板の割れを引き起こす変形は、上記図12に示したように、当該配線基板の中央部がヒートシンクの一面側に向かって凹むような変形であり、そのためには、このような配線基板の変形を抑制すること、もしくは、このような配線基板の変形を引き起こすヒートシンクの変形を抑制することが必要であると考え、本発明を着想するに至った。
まず、本発明では、ヒートシンク(10)の一面(11)のうち配線基板(20)が搭載される部位に、配線基板(20)側に向かって凸となった凸面をなす凸面部(11a)を設けたことを、第1の特徴とする。
それによれば、ヒートシンク(10)の一面(11)のうち配線基板(20)が搭載される部位を、配線基板(20)側に向かって凸となった凸面としているため、モールド時の樹脂バリ(K)を支点としたヒートシンク(10)の反りによる配線基板(20)の変形を極力防止できる。
ここで、このようなモールドパッケージにおいては、凸面部(11a)としては、ヒートシンク(10)の一面(11)に形成された凹部(11b)の底面として構成されたものにできる。
また、このようなモールドパッケージにおいては、ヒートシンク(10)を、ヒートシンク(10)の一面(11)側に位置する第1の部材(10a)と他面(12)側に位置する第2の部材(10b)とを積層してなるものとし、凸面部(11a)を第1の部材(10a)に設けたものにしてもよい。このように、ヒートシンク(10)において、凸面部(11a)とそれ以外の部位とを別体のものとして構成してもよい。
また、このようなモールドパッケージにおいては、ヒートシンク(10)において、凸面部(11a)の凸の大きさ(t1)を他面(12)の凹の大きさ(t2)よりも大きいものにすれば、モールド時に、一面(11)側の凸面部(11a)の凸形状を維持するという観点から好ましい。
また、このようなモールドパッケージにおいては、凸面部(11a)は、配線基板(20)側に向かって凸となった曲面であるものにできる。凸面部(11a)は、角錐や頭部を切り取った角錐台などのような角部を持って凸となった凸面でもよいが、曲面とすれば、モールド時の圧力印加による角部における配線基板(20)の応力集中を回避することができ、好ましい。
また、本発明は、この種の樹脂封止型のモールドパッケージの製造方法において、あらかじめ、ヒートシンク(10)として一面(11)が配線基板(20)側に向かって凸となった凸面形状のものを用意し、このヒートシンク(10)の一面(11)に配線基板(20)を搭載した後、モールド樹脂(30)による封止を行うようにしたことを、第2の特徴とする。
それによれば、モールド時の圧力により反る方向とは反対の方向に凸となるように、ヒートシンク(10)の一面(11)をあらかじめ反らせ、この状態でモールドを行うようにしているため、モールド時の樹脂バリ(K)を支点としたヒートシンク(10)の反りを極力低減できる。その結果、当該反りによる配線基板(20)の変形を極力防止することができる。
また、本発明は、この種の樹脂封止型のモールドパッケージの製造方法において、ヒートシンク(10)の他面(12)が凸面となるように反っている場合には、ヒートシンク(10)の一面(11)に介在させる接着剤(40)の厚さを、当該他面(12)の反りの大きさ(t3)以上に大きくすることを、第3の特徴とする。
それによれば、モールド前において、ヒートシンク(10)の他面(12)が凸面となるようにヒートシンク(10)が元々反っている場合、モールド時において、このヒートシンク(10)の元々の反りの変形分を、当該反りの変形分よりも厚くした接着剤(40)によって吸収することができる。
そして、配線基板(20)の変形を抑制できるため、モールド時の樹脂バリ(K)を支点としたヒートシンク(10)の反りによる配線基板(20)の変形を極力防止することができる。
また、本発明は、この種の樹脂封止型のモールドパッケージの製造方法において、成形型(200)として、ヒートシンク(10)の他面(12)と対向する面(220)がヒートシンク(10)の他面(12)に向かって凸となった凸面となっているものを用いることを、第4の特徴とする。
それによれば、成形型(200)のうちヒートシンク(10)の他面(12)と対向する面(220)がヒートシンク(10)の他面(12)に向かう凸面となっているため、モールド時の圧力がヒートシンク(10)の一面(11)に加わっても、ヒートシンク(10)の一面(11)が凹となるように、ヒートシンク(10)が反るのを防止することができる。よって、モールド時の樹脂バリ(K)を支点としたヒートシンク(10)の反りによる配線基板(20)の変形を極力防止できる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージ100の概略断面構成を示す図である。また、図2は図1中のヒートシンク10のモールド前における単体構成を示す概略断面図である。
本実施形態のモールドパッケージ100は、大きくは、板状をなすヒートシンク10の一面11上に配線基板20を搭載し、ヒートシンク10の一面11側および配線基板20を、モールド樹脂30にて封止するとともに、ヒートシンク10の一面11とは反対側の他面12をモールド樹脂30から露出させてなる。
ヒートシンク10は、配線基板20の熱を放熱する板状のものであり、放熱性に優れた銅、モリブデン、アルミニウム、鉄などの材料よりなる。配線基板20は、例えばセラミック基板やプリント基板などを採用できるが、上述した基板割れが比較的起こりやすいのは、セラミック基板である。ここでは、アルミナなどよりなるセラミック基板を配線基板としている。
そして、配線基板20は、ヒートシンク10の一面11との間に接着剤40を介して搭載され、接着されている。この接着剤40としては、この種のモールドパッケージに用いられる一般的な接着剤を採用できるが、本実施形態ではシリコーン系樹脂よりなる接着剤を用いている。
また、配線基板20には、ICチップ50、コンデンサ51といった電子部品50、51が搭載されている。配線基板20上の電子部品としては、これらの部品50、51以外にも抵抗素子などの電子部品を採用できる。
これら電子部品50、51は、はんだや導電性接着剤などのダイマウント材60を介して配線基板20上に固定され、必要に応じてボンディングワイヤ61を介して配線基板20と接続されている。
また、モールド樹脂30の内部にて配線基板20の周囲には、銅などよりなるリードフレーム70が配置され、配線基板20とリードフレーム70のインナーリードとは、ボンディングワイヤ61により電気的に接続されている。そして、モールドパッケージ100は、このリードフレーム70のアウターリードを、図示しない外部配線などに接続することにより、外部との電気的なやりとりが可能となっている。
ここで、モールド樹脂30は、通常、この種のモールドパッケージに用いられるモールド材料、例えばエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂などを採用できる。そして、このモールドパッケージ100は、ケースなどの基材300に搭載されて使用されるが、このとき、モールド樹脂30から露出するヒートシンク10の他面11を基材300に接触させ、放熱を図るようにしている。
このようなモールドパッケージ100において、図1および図2に示されるように、本実施形態では、ヒートシンク10の一面11のうち配線基板20が搭載される部位には、凸面部11aが設けられている。この凸面部11aは、ヒートシンク10における配線基板20に対向する部位を、配線基板20側に向かって凸すなわち外方に向かって凸となった凸面としたものである。
さらに言うならば、この凸面部11aは、ヒートシンク10の一面11のうち配線基板20が搭載される部位を、配線基板20の中央部に対向する部位の方が配線基板20の周辺部に対向する部位よりも高くしたものである。
また、この凸面部11aは、ヒートシンク10の一面11の中央部に頂点を持つピラミッドなどの角錐や円錐、あるいは角錐の頭部を切り取った角錐台、円錐の頭部を切り取ったものなどの、角部を持つ凸面形状であってもよいが、図示例では、凸面部11aは、配線基板20側に向かって凸となった曲面としている。
ここで、凸面部11aにおける凸面とは、1つの方向にのみ反ることで凸面を形成しているものでもよいし、ヒートシンク10の一面11の中央部から四方八方の周辺部に向かって低くなるようなものであってもよい。つまり、図示例のように、凸面部11aを曲面とした場合、具体的に前者の例としては、たとえば蒲鉾形状(馬の背形状)のものが挙げられ、後者の例としては球面状のものが挙げられる。
このような凸面部11aは、ヒートシンク10をプレス加工や切削加工あるいはエッチング加工することなどにより形成できる。本実施形態では、凸面部11aは、ヒートシンク10の一面11に形成された凹部11bの底面11aとして構成されている。
次に、本実施形態のモールドパッケージ100の製造方法について述べる。まず、本製造方法では、上記凸面部11aを有するヒートシンク10を用意する。この段階のヒートシンク10は、上記図2に示される。
そして、このヒートシンク10の一面11における凸面部11a上に接着剤40を塗布する。そして、電子部品50、51が搭載された配線基板20を、接着剤40を介してヒートシンク10の凸面部11a上に搭載し、接着剤40を硬化させることで配線基板20をヒートシンク10に固定する。
また、上記したリードフレーム70を配線基板20の周囲に配置し、上記したボンディングワイヤ61などによる電気的接続を行う。こうして、図1においてモールド樹脂30を除いた状態のワークができあがる。
そして、このワークを成形型200に設置する。この状態が図3に示される。この図3は、成形型200に上記ワーク110を設置した状態を示す概略断面図であり、成形型200の要部を示すとともに、ワーク110におけるリードフレーム70やボンディングワイヤ61の一部は省略してある。
成形型200は、通常のトランスファーモールド法によるモールド工程に用いられるものであり、上型と下型とを合致させ、その内部に、モールド樹脂30が充填される空間としてのキャビティ210を形成するものである。
このような成形型200内に、図3に示されるように、ワーク110を設置する。このとき、ヒートシンク10の一面11とは反対側の他面12をモールド樹脂30から露出させるため、ヒートシンク10の他面12を成形型200の面220に密着させる。そして、この状態で、成形型200における図示しないゲートよりキャビティ210内にモールド樹脂30を導入する。
そして、モールド樹脂30によるワーク110の封止を行い、モールド工程が終了する。このモールド工程の終了後は、上記したリードフレーム70のカット・成形などを行うことで、本実施形態のモールドパッケージ100ができあがる。
ところで、上記製造方法においても、モールド工程においては、このとき、上記図12にて述べたように、ヒートシンク10の反りや寸法公差などにより、ヒートシンク10の他面12と成形型200との間には、わずかな隙間が生じている。そのため、本製造方法の場合も、上記図12の場合と同様に、この隙間へモールド樹脂30が流れ込み、樹脂バリKが発生する可能性がある。
ここで、本実施形態のモールドパッケージ100によれば、ヒートシンク10の一面11のうち配線基板20が搭載される部位を、配線基板20側に向かって凸となった凸面部11aとしている。
そのため、本実施形態において、上記図12に示したように、ヒートシンク10の他面12の両端部に樹脂バリKが発生した状態で当該他面12が凸面となるように、モールド時の圧力がヒートシンク10の一面11に加わったとしても、ヒートシンク10の一面11のうち配線基板20を搭載する部位は凸面形状を維持し、当該部位が凹面となることは回避される。
したがって、本実施形態によれば、配線基板20の中央部がヒートシンク10の一面11側に向かって凹むような変形を起こすのを防止できる。そのため、モールド時の樹脂バリKを支点としたヒートシンク10の反りによる配線基板20の変形を極力防止でき、当該反りによる配線基板20の割れなどを防止できる。
また、本実施形態においては、図1に示されるように、凸面部11a上に接着剤40を介して配線基板20を搭載することにより、配線基板20の周辺部における接着剤40の厚さを、配線基板20の中央部のものに比べて厚くできるという利点もある。
上記図12からわかるように、モールド時の圧力による樹脂バリKを支点としたヒートシンク10の反りは、配線基板20においては、基板周辺部を支点とし基板中央部を作用点とした3点曲げの状態となる。このことは、本実施形態のモールド工程においても同様である。
このような曲げの状態になったとき、本実施形態によれば、基板周辺部の接着剤40が厚くなっているので、この曲げにおける支点に加わる力が接着剤40で緩和されやすくなり、結果的に、配線基板20の変形が抑制されるという効果が期待できる。
また、本実施形態のモールドパッケージ100に採用することのできるヒートシンク10としては、上記図1、図2に記載したもの以外にも、次の図4や図5に示されるようなものであってもよい。
図4は、凸面部11aを、配線基板20側に向かって凸となった曲面ではなく、角部11cを持って凸となった凸面形状をなすものとした例を示す概略断面図である。この場合も、上記図1に示される例と同様に、凸面部11aによる上記効果、基板周辺部の接着剤40が厚くなることによる上記効果が期待できる。
なお、このように角部11cを持つ凸面部11aでは、モールド時の圧力印加による角部11cにおける配線基板20の応力集中が発生しやすくなる。この点を考慮した場合には、上記図1に示されるように、凸面部11aを曲面とした方が、このような角部における配線基板20の応力集中が回避されるという効果を期待できる。
また、図5(a)〜(c)は、本実施形態におけるヒートシンクの種々の例を示す概略断面図である。上記図1では、凸面部11aは、ヒートシンク10の一面11に形成された凹部11bの底面として構成されたが、図5(a)に示されるように、当該一面11の全体そのものを凸面としてもよい。
また、図5(b)に示されるように、ヒートシンク10において、凸面部11aとそれ以外の部位とを別体のものとして構成してもよい。図5(b)では、ヒートシンク10を、一面11側に位置する第1の部材10aと他面12側に位置する第2の部材10bとを積層してなるものとしている。
ここで、第1の部材10aと第2の部材10bとは、それぞれ上記したヒートシンク10の構成材料からなるものであり、互いに同じ材質でもよく、また異なる材質でもよい。これら両部材10a、10bはたとえば接着やロウ付け、溶接などにより接合されている。そして、凸面部11aは第1の部材10aに設けられている。
また、図5(c)に示される例では、ヒートシンク10において、一面11側の凸面部11aの凸の大きさt1を、他面12の凹の大きさt2よりも大きいものとしている。つまり、板状のヒートシンク10を一面11側が凸となるように反らせると、反対側の他面12は凹となるが、このとき当該一面11の凸の度合が他面12の凹の度合よりも大きくなるようにした例である。
ここで、ヒートシンク10において、一面11側の凸面部11aの凸の大きさt1は、当該凸面部11aの最も高く突出した部位と凸面部11aの端部との高低差であり、他面12の凹の大きさt2は、当該他面12の最も低く凹んだ部位と他面12の端部との高低差である。
上記図12に示したように、モールド時の圧力によってヒートシンク10が反ったとき、ヒートシンク10の他面12の中央部が成形型200に当たり、ヒートシンク10は、それ以上は反らない。
ここで、本例のように、ヒートシンク10の一面11側の凸面部11aの凸の大きさt1が他面12側の凹の大きさt2よりも大きい場合を考える。モールド時に、ヒートシンク10の反りによってヒートシンク10の他面12の中央部が成形型200に当たると、他面12の凹形状は平坦近くまで小さくなるか、もしくは、極端な場合には凸面形状となる。
この状態において、本例では、上記t1、t2の関係を持つため、ヒートシンク10の一面11側の凸面部11aは、凸形状を維持できるか、凹面形状となったとしても、その凹み度合を小さいものにできる。
つまり、この図5(c)に示される構成は、ヒートシンク10の一面11のうち配線基板10を搭載する部位が凹となることを極力回避することのできる構成である。それゆえ、配線基板10の割れ防止のためには好ましい構成といえる。
なお、ヒートシンク10において、一面11側の凸面部11aの凸の大きさt1が、他面12の凹の大きさt2よりも大きいということは、ヒートシンク10の他面12側の凹の大きさt2が0でもよいし、マイナスの値でもよいことを意味する。つまり、このようなt1、t2の関係を満たしていれば、ヒートシンク10の他面12が凹面ではなく、平坦面でもよいし凸面でもよいということである。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、上記図12に示されるモールドパッケージの製造方法において、ヒートシンク10の一面11に介在させる接着剤40の厚さを規定することを要部とするものである。
上記図12にて述べたように、モールド前において、もともとヒートシンク10の他面12が凸面となるように反っている場合には、モールド時においては、ヒートシンク10の他面12の両端部にモールド樹脂30入り込むため、当該他面12の両端部に樹脂バリKが発生しやすい。
ここで、本発明者は、上記図12(a)に示されるように、この元々存在するヒートシンク10の他面12の反りの大きさt3を、ヒートシンク10の他面12のうち最も高く突出した部位と当該他面12の端部との高低差と定義した。
そして、このヒートシンク10の他面12の反りの大きさt3を、75μmとした場合と、50μmとした場合とについて、モールド時の圧力Pを14MPa、接着剤40のヤング率を2.0MPaとし、FEM解析を行い、接着剤40の厚さ(接着剤厚:単位μm)と配線基板20の中央部に発生する応力(発生応力:単位MPa)との関係を算出した。その結果を図6に示す。
図6では、解析により算出された値をプロットで示し、さらに、その算出値の近似曲線を計算して求め、図中に示してある。上記発生応力は小さいほど、配線基板20の変形が小さいことを意味する。図6に示されるように、接着剤40の厚さが大きくなるにつれて、上記発生応力が小さくなっている。
そして、接着剤40の厚さを、ヒートシンク10の他面12の反りの大きさt3以上に大きくすることで、上記発生応力が著しく低下することがわかった。具体的には、ヒートシンク10の他面12の反りの大きさt3を75μmとした場合では、接着剤40の厚さを75μm以上とし、当該反りの大きさt3を50μmとした場合では、接着剤40の厚さを50μm以上とする。
そこで、本実施形態の製造方法では、このヒートシンク10の他面12の反りの大きさt3を予め測定して求めておき、接着剤40の厚さが当該反りの大きさt3以上になるように、ヒートシンク10の一面11と配線基板20との間に接着剤40を介在させた状態で、配線基板20をヒートシンク10の一面11上に接合する。
モールド前において、ヒートシンク10の他面12が凸面となるようにヒートシンク10が元々反っている場合、上記のように接着剤40の厚さを大きくすれば、モールド時において、このヒートシンク10の元々の反りの変形分つまり上記反りの大きさt3の分を、比較的軟らかい接着剤40によって吸収することができる。そして、その結果、配線基板20の変形を抑制することができる。
よって、本実施形態によっても、モールド時の樹脂バリKを支点としたヒートシンク10の反りによる配線基板20の変形を極力防止することができ、当該モールド時の反りによる配線基板20の割れなどを防止できる。
また、本発明者は、接着剤40のヤング率(単位MPa)と上記発生応力(単位MPa)との関係についても解析した。その結果を図7に示す。接着剤40のヤング率が高い場合、あたかも、ヒートシンク10の反りを、配線基板20に対して緩衝層が無い状態で伝えることになる。
そのため、配線基板20の変形量は大きくなり、発生応力も強くなる。図7に示されるように、接着剤40のヤング率を2.0MPa以下とすれば、発生応力の急激な低下が見られる。そこで、実施形態においては、接着剤40のヤング率を2.0MPa以下にすることが望ましい。
また、上記したが、本実施形態の製造方法では、接着剤40の厚さを、元々存在するヒートシンク10の他面12の反りの大きさt3以上に厚いものとする必要がある。通常は、接着剤40は、ヒートシンク10の一面11上に塗布して配置するが、この状態では接着剤40は流動性を持つため、ダレやはみ出しなどの不具合を生じ、厚く配置することは難しい。そこで、そのような厚い接着剤40を設ける方法について、次の図8を参照して述べる。
図8(a)に示されるように、予め配線基板20の裏面に接着剤40の第1層40aを塗布して硬化させておく。次に、図8(b)に示されるように、この第1層40aの上に接着剤40の第2層40bを塗布し、この状態で、ヒートシンク10の一面11上に配線基板20を搭載する。
そして、接着剤40の第2層40bを効果させれば、第1層40aおよび第2層40bよりなる接着剤40を介して、ヒートシンク10と配線基板20とが接合される。これにより、接着剤40のダレやはみ出しを抑制して、厚い接着剤40を安定して実現することができる。
また、厚い接着剤40を設ける方法としては、図9に示されるような方法であってもよい。この場合には、図9(a)に示されるように、予めヒートシンク10の一面11に接着剤40の第1層40aを塗布して硬化させておく。次に、図9(b)に示されるように、配線基板20の裏面に接着剤40の第2層40bを塗布し、この状態で、ヒートシンク10の一面11上に配線基板20を搭載する。
そして、接着剤40の第2層40bを硬化させれば、上記図8に示した方法と同様に、第1層40aおよび第2層40bよりなる接着剤40を介して、ヒートシンク10と配線基板20とが接合され、厚い接着剤40を安定して実現することができる。
なお、上記した第1層40aと第2の層40bとは、同種の材料でもよく異種の材料でもよい。また、あらかじめ硬化させる第1層40aは、複数層でもよい。つまり、塗布・硬化を複数回繰り返すことで第1層40aを多段階に形成してもよい。
そして、このように、図8、図9に示される方法により、本実施形態において接着剤40の厚さを、ヒートシンク10の他面12の反りの大きさt3以上に大きくしつつ、ヒートシンク10と配線基板20とを接合できる。
(第3実施形態)
図10は、本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージの製造方法を断面的に示す工程図である。
本実施形態の製造方法は、上記各実施形態と同様に、板状をなすヒートシンク10の一面11上に接着剤40を介して配線基板20を接合したものを成形型200内に設置し、ヒートシンク10の一面11側および配線基板20を、モールド樹脂30にて封止するとともに、ヒートシンク10の他面12をモールド樹脂30から露出させるようにしたものである。
ここにおいて、本実施形態では、図10(a)に示されるように、あらかじめ、ヒートシンク10として一面11が配線基板20側に向かって凸となった凸面形状のものを用意し、このヒートシンク10の一面11に配線基板20を搭載し、接着剤40を介して接合する。
その後、リードフレーム70とのワイヤボンディングなどを行い、ワーク110を作製する。そして、このワーク110を、上記と同じ成形型200に設置し、モールド樹脂30による封止を行う。それにより、図10(b)に示されるように、本実施形態のモールドパッケージができあがる。
このように、本実施形態の製造方法によれば、モールド時の圧力により反る方向とは反対の方向に凸となるように、ヒートシンク10の一面11をあらかじめ反らせたものとし、この状態でモールドを行うようにしている。
そのため、上記図12に示したように、ヒートシンク10の他面12の両端部に樹脂バリKが発生した状態で当該他面12が凸面となるように、モールド時の圧力がヒートシンク10の一面11に加わっても、ヒートシンク10の一面11が凹となるように変形することは、極力回避できる。もしくは、その変形度合を極力小さくできる。
図10に示される例では、あらかじめヒートシンク10の一面11が配線基板20側に向かって凸となった凸面形状をなしており、モールド時の圧力によりヒートシンク10が変形した後は、ヒートシンク10の一面11は平坦な面となっている。
また、本例の製造方法では、図10(a)に示されるように、ヒートシンク10の他面12を凹面形状としているため、この他面12の両端部が成形型200に密着しやすくなる。その結果、当該両端部へのモールド樹脂30の入り込みを抑制でき、上記の樹脂バリKを防止しやすいという利点もある。
したがって、本実施形態によれば、モールド時の樹脂バリKを支点としたヒートシンク10の反りを極力低減でき、その結果、当該反りによる配線基板20の変形を極力防止することができる。
(第4実施形態)
図11は、本発明の第4実施形態に係るモールドパッケージの製造方法を断面的に示す工程図である。
本実施形態の製造方法は、上記各実施形態と同様に、板状をなすヒートシンク10の一面11上に接着剤40を介して配線基板20を接合したものを成形型200内に設置し、ヒートシンク10の一面11側および配線基板20を、モールド樹脂30にて封止するとともに、ヒートシンク10の他面12をモールド樹脂30から露出させるようにしたものである。
ここにおいて、本実施形態では、図11に示されるように、成形型200として、ヒートシンク10の他面12と対向する面220がヒートシンク10の他面12に向かって凸となった凸面となっているものを用いる。
それによれば、成形型200のうちヒートシンク10の他面12と対向する面220がヒートシンク10の他面12に向かう凸面となっているため、モールド時の圧力がヒートシンク10の一面11に加わっても、ヒートシンク10の一面11が凹となるように、ヒートシンク10が反るのを防止できる。
したがって、本実施形態によれば、配線基板20の中央部がヒートシンク10の一面11側に向かって凹むような変形を起こすのを防止できる。そして、モールド時の樹脂バリKを支点としたヒートシンク10の反りによる配線基板20の変形を極力防止することができ、当該反りによる配線基板20の割れなどを防止できる。
(他の実施形態)
なお、ヒートシンク10の一面11上に搭載される配線基板20は、1個でなくてもよく、当該一面11上に平面的に2個以上設けてもよい。この場合、個々の配線基板20に対向するヒートシンク10の一面11の部分に、上記したような凸面部11aを設けてやればよい。
また、上記の各実施形態において、ヒートシンク10、配線基板20、接着剤40、モールド樹脂30などは、通常この種のモールドパッケージに採用可能なものであればよく、上記例に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージの概略断面図である。 図1中のヒートシンクのモールド前における単体構成を示す概略断面図である。 成形型にワークを設置した状態を示す概略断面図である。 角部を持った凸面部を有するヒートシンクの概略断面図である。 第1実施形態におけるヒートシンクの種々の例を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態において接着剤の厚さと配線基板に発生する応力との関係を示す図である。 上記第2実施形態において接着剤のヤング率と配線基板に発生する応力との関係を示す図である。 上記第2実施形態において接着剤の配置方法を示す概略断面図である。 上記第2実施形態においてもう一つの接着剤の配置方法を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージの製造方法を示す工程図である。 本発明の第4実施形態に係るモールドパッケージの製造方法を示す工程図である。 本発明者の試作により生じた問題を説明する図である。
符号の説明
10…ヒートシンク、10a…第1の部材、10b…第2の部材、
11…ヒートシンクの一面、11a…凸面部、11b…凹部、
12…ヒートシンクの他面、20…配線基板、30…モールド樹脂、
40…接着剤、200…成形型、
t1…ヒートシンクにおける凸面部の凸の大きさ、
t2…ヒートシンクの他面の凹の大きさ、
t3…ヒートシンクの他面の反りの大きさ。

Claims (8)

  1. 板状をなすヒートシンク(10)の一面(11)上に配線基板(20)を搭載したものを成形型(200)内に設置し、
    前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)側および前記配線基板(20)を、モールド樹脂(30)にて封止するとともに、前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)とは反対側の他面(12)を前記モールド樹脂(30)から露出させてなるモールドパッケージにおいて、
    前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)のうち前記配線基板(20)が搭載される部位には、前記配線基板(20)側に向かって凸となった凸面をなす凸面部(11a)が設けられていることを特徴とするモールドパッケージ。
  2. 前記凸面部(11a)は、前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)に形成された凹部(11b)の底面として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のモールドパッケージ。
  3. 前記ヒートシンク(10)は、前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)側に位置する第1の部材(10a)と前記他面(12)側に位置する第2の部材(10b)とを積層してなるものであり、
    前記凸面部(11a)は前記第1の部材(10a)に設けられたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のモールドパッケージ。
  4. 前記ヒートシンク(10)において、前記凸面部(11a)の凸の大きさ(t1)は前記他面(12)の凹の大きさ(t2)よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。
  5. 前記凸面部(11a)は、配線基板(20)側に向かって凸となった曲面であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。
  6. 板状をなすヒートシンク(10)の一面(11)上に配線基板(20)を搭載したものを成形型(200)内に設置し、
    前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)側および前記配線基板(20)を、モールド樹脂(30)にて封止するとともに、前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)とは反対側の他面(12)を前記モールド樹脂(30)から露出させるようにしたモールドパッケージの製造方法において、
    あらかじめ、前記ヒートシンク(10)として前記一面(11)が前記配線基板(20)側に向かって凸となった凸面形状のものを用意し、
    このヒートシンク(10)の前記一面(11)に前記配線基板(20)を搭載した後、前記モールド樹脂(30)による封止を行うようにしたことを特徴とするモールドパッケージの製造方法。
  7. 板状をなすヒートシンク(10)の一面(11)上に接着剤(40)を介して配線基板(20)を搭載したものを成形型(200)内に設置し、
    前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)側および前記配線基板(20)を、モールド樹脂(30)にて封止するとともに、前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)とは反対側の他面(12)を前記モールド樹脂(30)から露出させるようにしたモールドパッケージの製造方法において、
    前記ヒートシンク(10)の前記他面(12)が凸面となるように反っている場合には、前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)に介在させる前記接着剤(40)の厚さを、当該他面(12)の反りの大きさ(t3)以上に大きくすることを特徴とするモールドパッケージの製造方法。
  8. 板状をなすヒートシンク(10)の一面(11)上に配線基板(20)を搭載したものを成形型(200)内に設置し、
    前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)側および前記配線基板(20)を、モールド樹脂(30)にて封止するとともに、前記ヒートシンク(10)の前記一面(11)とは反対側の他面(12)を前記モールド樹脂(30)から露出させるようにしたモールドパッケージの製造方法において、
    前記成形型(200)として、前記ヒートシンク(10)の前記他面(12)と対向する面(220)が前記ヒートシンク(10)の前記他面(12)に向かって凸となった凸面となっているものを用いることを特徴とするモールドパッケージの製造方法。
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