JP2008025834A - 伸縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の長さを容易に設定して小型化が可能な伸縮装置を提供する。
【解決手段】 中空筒の一部に窓部7を備えて一の端部が開口する脚部2と、この脚部2の開口する一の端部に先端部3aが内挿され脚部2の内部をスライド可能な伸縮脚部3と、脚部2の内部において伸縮脚部3の先端部3aから伸縮脚部3と直列に収容される螺旋状に形成された長さ調整部材4と、脚部2の内部において伸縮脚部3の先端部3aから設けられ長さ調整部材4の内側又は外側に配置される伸縮部材5と、脚部2に設けられる窓部7において少なくとも長さ調整部材4を係止する係止部8とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、長さ調節を容易に行うことができる伸縮装置に関する。
一般に、家具やカメラの三脚や脚立等においては、これらの脚の長さを自在に変更する目的で脚に伸縮装置が設置されていることがある。このような伸縮装置は、主体となる脚に対して内挿又は外挿される往復自在な伸縮脚が装着され、この伸縮脚を適当な位置に移動してピン等で固定することにより脚を所望の長さに調節することができるようになっている。さらには、主体となる脚にばね等の伸縮部材を設置して伸縮脚に当接させ、伸縮部材の弾性を利用して伸縮脚の移動を容易に行うことも考えられている。
例えば、特許文献1には、「伸縮装置」という名称で、カメラの三脚や脚立等の脚部の長さを容易に変更し、この脚部を強固に保持できる伸縮装置に関する発明が開示されている。
この特許文献1に開示された発明は、中空筒の端部が開口する第1の脚部と、この第1の脚部の開口部に先端部が挿入されてスライド可能な第2の脚部と、この第2の脚部の先端部に接続される長さ調節部材と、この長さ調節部材にスライド部材を介して接続される伸縮部材と、第1の脚部に設置される窓部において長さ調節部材を係止する係止部とから構成されている。
この伸縮装置では、第1の脚部の内部において第2の脚部を挿脱することによって長さを設定することができるが、第2の脚部を第1の脚部に押入すると、第1の脚部の内部では、長さ調整部材は伸縮部材が配置される方向に向かって移動し、伸縮部材は長さ調製部材によって押縮される。そして、第2の脚部を押入して伸縮装置が所望の長さとなった際に係止部において係止部材を窓部からスライド挿入すると、係止部材は螺旋状に形成された引きばねによって構成される長さ調整部材の螺旋の間隙を刺衝してその移動を止めて第2の脚部の位置を固定する。
反対に、伸縮装置を伸ばす場合には、係止部材を抜脱して長さ調整部材の刺衝を解除すると、押縮されていた伸縮部材の付勢力によって長さ調整部材と第2の脚部が押されて自動的に伸縮装置を伸長することができる。
また、長さ調節部材には螺旋状に形成された引きばねを用いているので、係止部材が刺衝できる間隙を多数構成することが可能であり、すなわち、係止部によって長さ調節部材を短い係止間隔で精度高く係止することができる。その結果、伸縮装置の全長を所望の長さに調節することを可能としている。
また、特許文献2には、「脚高さ調節具」という名称で、椅子やベッド等の脚の高さを簡単かつ確実に調節することができる脚高さ調節具に関する発明が開示されている。
この特許文献2に開示された発明は、椅子やベッド等の脚を内挿可能な保持空間と側壁の所定位置に複数のボルト穴とを有し床面上に載置可能に形成された筒状脚保持具と、この筒状脚保持具に伸縮自在に内設されるコイルばねと、このコイルばねの上部に設けられ上面は筒状脚保持具に内挿される椅子やベッド等の脚を載置可能に形成され下面にボルト穴から挿通されるボルトと嵌合する嵌合凹部を備えた脚受け具とから構成されている。
そして、椅子やベッド等の脚を高くする場合には、まず、椅子やベッド等の脚を筒状脚保持具に挿入して脚の底面を脚受け具の上面に当接させ、この脚の力によってコイルばねを圧縮させた状態で脚受け具の下面の嵌合凹部を所望の位置のボルト穴と符号させる。そして、このボルト穴にボルトを挿入しナットで固定するとコイルばねの伸縮が抑止されて脚受け具の位置が固定され、その結果、椅子やベッド等の脚の高さを容易に調節することができるようになっている。
そして、特許文献3には、「自転車のサドル昇降装置」という名称でばねの弾性力を利用して自転車に乗車した状態で容易にサドルの高さを調節することができる自転車のサドル昇降装置に関する発明が開示されている。
この特許文献3に開示された発明は、フレームのシートポストの内部に昇降自在に挿嵌され上下係合周溝を有する中筒と、この中筒を上方へ付勢させるばねを備えた緩衝装置と、シートポストの内部に設けられ上下係合周溝のいずれかに係嵌させて中筒を所定位置に係止させるための係止爪を備えた係止装置と、中筒上端に装着された高さ調節自在のサドルと、係止装置の係止爪を操作する操作レバーとから構成されている。
そして、サドルの高さを高くしたい場合には、乗者はサドルに跨った状態で、ハンドル付近に取り付けられた操作レバーを操作して中筒の上部係合周溝に係止されている係止爪を脱外する。そして、サドルから少し腰を浮かせると、圧縮されていた緩衝装置のばねの弾性作用によって中筒が上方へ押し上げられて、係止爪による係止位置に下部係合周溝が配置されるので、即座に操作レバーから手を放して操作レバーを解除し、係止爪を下部係合周溝に係嵌させると、サドルの上昇をロックすることができる。
逆に、サドルの高さを低くしたい場合は、サドルの高さを高くする場合と同様に操作レバーを操作して中筒の下部係合周溝に係止されている係止爪を脱外する。そうすると、乗者の体重によって緩衝装置のばねが圧縮され中筒が降下して係止爪による係止位置に上部係合周溝が配置されるので、即座に操作レバーから手を放して操作レバーを解除し、係止爪を上部係合周溝に係嵌させると、サドルの降下をロックすることができる。
このように特許文献2では、操作レバーによる係止爪の解除あるいはロック操作と、乗者の体重による緩衝装置のばねの圧縮膨張操作を行うだけで自転車に乗車した状態で容易にサドルの高さを調節することができる。
特許第3630677号公報 実開昭64−41348号公報 実開平6−39687号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の技術では、容易に所望の長さの調節を行うことができるが、第1の脚部の内部において長さ調整部材と伸縮部材が直列に配置される構造であるために、第1の脚部は必然的に長く形成され、伸縮装置の小型化が困難であるという課題があった。
また、特許文献2及び特許文献3に記載された従来の技術では、ばねの弾性力を利用して脚を伸縮させて予め設定された位置で固定する構造を有しているので、厳密には所望の脚の長さにすることができないとともに脚の長さや高さの微調整を行うことができないという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、所望の長さを容易に設定して小型化が可能な伸縮装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である伸縮装置は、中空筒の一部に窓部を備えて一の端部が開口する脚部と、この脚部の開口する一の端部に先端部が内挿され脚部の内部をスライド可能な伸縮脚部と、脚部の内部において伸縮脚部の先端部から伸縮脚部と直列に収容される螺旋状に形成された長さ調整部材と、脚部の内部において伸縮脚部の先端部から設けられ長さ調整部材の内側又は外側に配置される伸縮部材と、脚部に設けられる窓部において少なくとも長さ調整部材を係止する係止部とを有するものである。
上記構成の伸縮装置では、伸縮脚部を脚部に押入すると伸縮脚部の先端部に設置される伸縮部材は押縮され、同じく伸縮脚部の先端部に接続される長さ調整部材は脚部の他の端部側へ移動するという作用を有する。そして、係止部では、脚部に設けられる窓部に配置される長さ調整部材を係止して長さ調整部材の移動を抑止して、伸縮脚部の位置を固定するという作用を有する。また、螺旋状に形成される長さ調整部材は、螺旋の長さに比例して多数存在する螺旋部分の間隙を短い係止間隔で係止部によって係止可能とするという作用を有する。さらに、係止状態を解除すると、伸縮脚部は、伸縮部材の付勢力により自動的に脚部から抜出するという作用を有する。
また、請求項2に記載の発明である伸縮装置は、請求項1記載の伸縮装置において、脚部の内部において長さ調整部材及び伸縮部材よりも内側に案内部を備えるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、案内部は長さ調整部材及び伸縮部材を案内するように作用する。
そして、請求項3に記載の発明である伸縮装置は、請求項1又は請求項2に記載の伸縮装置において、伸縮脚部に固定される一の端部と長さ調整部材の一の端部を固定する他の端部で、長さ調整部材を保持する拘持部を備えるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、拘持部は、その一の端部は伸縮脚部に固定され、他の端部は長さ調整部材の一の端部を固定することによって長さ調整部材を拘束した状態で保持するという作用を有する。
請求項4に記載の発明である伸縮装置は、中空筒の一部に窓部を備えて両端部が開口する脚部と、この脚部の開口する一の端部に先端部が内挿され脚部の内部をスライド可能な第1の伸縮脚部と、脚部の開口する他の端部に先端部が内挿され脚部の内部をスライド可能に第1の伸縮脚部の内径よりも外径が小さく形成される第2の伸縮脚部と、脚部の内部において第1の伸縮脚部の先端部から第1の伸縮脚部と直列に収容される螺旋状に形成された第1の長さ調整部材と、脚部の内部において第2の伸縮脚部の先端部から第2の伸縮脚部と直列に収容される螺旋状に形成された第2の長さ調整部材と、脚部の内部において第1の伸縮脚部と第2の伸縮脚部の後端部間に設けられ、第1の長さ調整部材及び第2の長さ調整部材の内側又は外側に配置される伸縮部材と、脚部に設けられる窓部において第1の長さ調整部材及び第2の長さ調整部材を係止する係止部とを有するものである。
上記構成の伸縮装置では、第1の伸縮脚部を脚部に押入すると、第1の伸縮脚部の先端部に接続される第1の長さ調整部材は脚部の他の端部側へ移動し、また、第2の伸縮脚部を脚部に押入すると、第2の伸縮脚部の先端部に接続される第2の長さ調整部材は脚部の一の端部側へ移動するという作用を有する。なお、この際、第1の伸縮脚部と第2の伸縮脚部の後端部間に設けられる伸縮部材は押縮されるように作用する。そして、係止部では、脚部に設けられる窓部に配置される第1の長さ調整部材と第2の長さ調整部材を同時に係止して第1の長さ調整部材及び第2の長さ調整部材の移動を抑止して、第1の伸縮脚部と第2の伸縮脚部の位置を固定するという作用を有する。また、螺旋状に形成される第1の長さ調整部材及び第2の長さ調整部材は、無数に存在する螺旋部分の間隙を短い係止間隔で係止部によって係止可能とするという作用を有する。さらに、係止状態を解除すると、第1の伸縮脚部及び第2の伸縮脚部は、伸縮部材の付勢力により自動的に脚部から抜出するという作用を有する。
また、請求項5に記載の発明である伸縮装置は、請求項4記載の伸縮装置において、脚部の内部において第1の伸縮脚部の後端部に一の端部が固設され第1及び第2の長さ調整部材及び伸縮部材の内側に延設される第1の案内部と、第2の伸縮脚部の後端部に一の端部が固設され第1及び第2の長さ調整部材及び伸縮部材の内側に延設され、第1の案内部と軸方向に嵌合可能な第2の案内部を備えるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項4に記載の発明の作用に加えて、第1の案内部は第1の長さ調整部材と伸縮部材を案内するように作用し、第2の案内部は第2の長さ調整部材と伸縮部材を案内するように作用する。また、第1の案内部と第2の案内部は軸方向に嵌合するように作用する。
そして、請求項6に記載の発明である伸縮装置は、請求項4又は請求項5に記載の伸縮装置において、第1の伸縮脚部に固定される一の端部と第1の長さ調整部材の一の端部を固定する他の端部で、第1の長さ調整部材を保持する第1の拘持部と、第2の伸縮脚部に固定される一の端部と第2の長さ調整部材の一の端部を固定する他の端部で、第2の長さ調整部材を保持する第2の拘持部のうち、少なくともいずれか一方の拘持部を備えるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項4又は請求項5に記載の発明の作用に加えて、第1の拘持部は第1の長さ調整部材を拘束した状態で保持し、第2の拘持部は第2の長さ調整部材を拘束した状態で保持するという作用を有する。
請求項7に記載の発明である伸縮装置は、中空筒の一部に窓部を備えて一の端部が開口する脚部と、この脚部の開口する一の端部に先端部が内挿され脚部の内部をスライド可能で螺旋状に形成された伸縮脚部と、脚部の内部において脚部の他の端部と伸縮脚部の後端部との間に設けられ伸縮脚部の内側に配置される伸縮部材と、脚部に設けられる窓部において少なくとも伸縮脚部を係止する係止部とを有するものである。
上記構成の伸縮装置では、脚部に伸縮脚部を押入すると、伸縮部材が押縮されるように作用する。そして、螺旋状に形成された伸縮脚部は長さ調整部材として機能し、係止部においては窓部に配置される伸縮脚部が係止されてその移動が抑制されて、伸縮脚部の位置を固定するという作用を有する。また、伸縮脚部の螺旋部分は多数存在するので伸縮脚部は螺旋部分の間隙を短い係止間隔で係止部による係止を可能とするという作用を有する。さらに、係止状態を解除すると、伸縮部材の付勢力によって伸縮脚部は自動的に脚部から抜脱するという作用を有する。
また、請求項8に記載の発明である伸縮装置は、請求項7に記載の伸縮装置において、脚部の内部において伸縮脚部の後端部に一の端部が固設され伸縮部材の内側に延設される第1の案内部と、脚部の他の端部に一の端部が固設され伸縮部材の内側に延設され、第1の案内部と軸方向に嵌合可能な第2の案内部を備えるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項7に記載の発明の作用に加えて、第1の案内部及び第2の案内部は軸方向に嵌合しながら伸縮部材を案内するように作用する。
そして、請求項9に記載の発明である伸縮装置は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の伸縮装置において、係止部は、窓部からスライド挿入させて長さ調整部材を刺衝する刺衝部材と、この刺衝部材を脚部に設けられる窓部に保持し脚部に対して回動可能に周設される固定部材とを備えるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、係止部では、衝止部材が長さ調整部材の螺旋部分の間隙を刺衝することによって長さ調整部材の移動を抑止するとともに伸縮部材の付勢力を抑制するように作用する。また、固定部材は衝止部材を常に窓部に保持するように作用し、また、脚部に対しては回動可能となるように作用する。
また、請求項10に記載の発明である伸縮装置は、請求項7又は請求項8に記載の伸縮装置において、係止部は、窓部からスライド挿入させて伸縮脚部を刺衝する刺衝部材と、この刺衝部材を脚部に設けられる窓部に保持し脚部に対して回動可能に周設される固定部材とを備えるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項7又は請求項8に記載の発明の作用に加えて、係止部では、衝止部材が伸縮脚部の螺旋部分の間隙を刺衝して伸縮脚部の移動と伸縮部材の付勢力を抑制するように作用する。また、固定部材は衝止部材を常に窓部に保持するとともに、脚部に対しては回動可能となるように作用する。
さらに、請求項11に記載の発明である伸縮装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の伸縮装置において、螺旋状に形成された長さ調整部材に代えて、環状に積層された長さ調整部材を用いるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、環状に積層された長さ調整部材は、環状体と環状体との間隙を係止部で係止可能という作用を有する。また、複数の環状体が積層されているので間隙が多数存在し、係止部は係止間隔を短くできるという作用を有する
最後に、請求項12に記載の発明である伸縮装置は、請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の伸縮装置において、螺旋状に形成された第1の長さ調整部材及び/又は第2の調整部材に代えて、環状に積層された第1の長さ調整部材及び/又は第2の調整部材を用いるものである。
上記構成の伸縮装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、請求項11に記載の伸縮装置と同様の作用を有する。
本発明の請求項1記載の伸縮装置では、伸縮装置の全長を所望の長さに調節することができる。特に、伸縮脚部の長さは、長さ調整部材の螺旋部分の間隙毎に設定することができるので微調整を可能にしている。また、脚部の内部に伸縮部材と長さ調整部材を収容するので、外部から構造が見えないため外観がすっきりしており意匠的に優れると共に、外部に露出がないため伸縮部材と長さ調整部材の故障等の発生の可能性を低減することができる。
また、本発明の請求項2に記載の伸縮装置では、長さ調整部材と伸縮部材との関係で最も内側に案内部を設けることによって、長さ調整部材の移動と、伸縮部材の伸縮を容易に行うことができる。
そして、本発明の請求項3に記載の伸縮装置では、係止部が係止する部分から長さ調整部材が設けられる伸縮脚部の先端部までが不用意に伸長しないように、拘持部を設けることによって防止することができる。
本発明の請求項4に記載の伸縮装置では、伸縮装置の全長を所望の長さに容易に調節することができるとともに、この長さ調節においては微調整を可能にしている。また、伸縮脚部を2個設置しているので、伸縮装置の伸縮量が大きいという特長がある。
また、本発明の請求項5に記載の伸縮装置では、請求項2に記載の発明と同様に、第1の案内部及び第2の案内部は、第1の長さ調整部材及び第2の長さ調整部材の移動と、伸縮部材の伸縮を容易にしている。
そして、本発明の請求項6に記載の伸縮装置では、請求項3に記載の発明と同様に、第1の拘持部及び第2の拘持部は、第1の長さ調整部材及び第2の長さ調整部材の伸長を防止することができる。
本発明の請求項7に記載の伸縮装置では、伸縮脚部が長さ調整部材の機能を兼ねているので、長さ調整部材を設置するための空間が不要となり、装置の小型化を可能にしている。
また、本発明の請求項8に記載の伸縮装置では、第1の案内部と第2の案内部によって、伸縮部材は伸縮を容易に行うことができる。
そして、本発明の請求項9に記載の伸縮装置では、衝止部材が長さ調整部材を刺衝した状態で、固定部材を回動させると、長さ調整部材はその螺旋部分を衝止部材に当接しながら移動するので、長さ調整部材は固定位置をわずかに変更することができ、この位置変更を伸縮装置の長さの微調整に利用することができる。
また、本発明の請求項10に記載の伸縮装置では、長さ調整部材を兼ねる伸縮脚部を衝止部材が刺衝した状態で固定部材を回動させると、請求項9に記載の伸縮装置と同様に、伸縮脚部においてわずかな刺衝位置の変更が発生し、この位置変更を伸縮装置の長さの微調整に利用することができる。
さらに、本発明の請求項11及び請求項12に記載の伸縮装置では、環状に積層された長さ調整部材は、螺旋状に形成された長さ調整部材と同様に、係止部によって係止される箇所が複数形成されるので、伸縮装置の長さ調節において細かく調節して所望の長さを設定することを可能にしている。
以下に、本発明に係る伸縮装置の第1の実施の形態を図1及び図2に基づき説明する。(特に、請求項1乃至請求項3及び請求項11に対応)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る伸縮装置の縦断面図である。
図1において、第1の実施の形態に係る伸縮装置1は、主脚となる脚部2と、この脚部2の内外部に出入して伸縮装置1の長さを調節するための伸縮脚部3を備えている。脚部2は一の端部が開口した開口部2aと、他の端部が閉口した閉口部2bを有する中空の筒状体であり、中部付近には後述するストッパ10を挿入可能なストッパ挿入窓7が形成されている。そして、脚部2の開口部2aには、伸縮脚部3の先端部3a周辺が挿入されており、この伸縮脚部3の先端部3aは、その外径が伸縮脚部3の主部の外径よりも大きく形成されており、脚部2の開口部2aに形成される掛止部2cにおいて先端部3aが掛止されて脚部2からの伸縮脚部3の抜脱を防止している。
脚部2の内部には、伸縮脚部3に一の端部が当接し、他の端部がストッパ挿入窓7を越えるように配置された長さ調整部材としての引きばね4が伸縮脚部3と直列に収容されている。
また、この引きばね4の内側には、伸縮部材としての押しばね5が一の端部を伸縮脚部3の先端部3aの止め具3bに固定され、他の端部を脚部2の閉口部2bに固定されて設置されている。なお、押しばね5の他の端部は必ずしも脚部2の閉口部2bまで配置される必要はなく、脚部2の途中まで配置されるようにしてもよい。また、押しばね5は引きばね4の外側に配置してもよいが、この場合、後述する係止部8における引きばね4の係止面積が狭くなるので強度的に不利となる。また、押しばね5のコイル間隔が短い場合には、伸縮装置1を縮めた場合に係止部8のストッパ10が刺衝できない可能性がある。
そして、柱状のガイド6が押しばね5及び引きばね4の内側になるように脚部2の閉口部2bからストッパ挿入窓7の手前まで延設されて、引きばね4の移動や押しばね5の伸縮を案内してこれらの動作を円滑に行えるように機能している。なお、ガイド6は脚部2の閉口部2bではなく開口部2a側の伸縮脚部3の先端部3aに設置することもでき、また、その形状は中実の柱状の他に、円筒状でもよいし、その断面形状は限定されるものではない。また、ガイド6の先端はストッパ挿入窓7を越えて延設してもよいが、この場合は、後述する係止部8において、ストッパ10はガイド6及び押しばね5を避けて引きばね4の刺衝ができるようにその形状を形成する必要がある。
なお、本願明細書内において、「押しばね」は通常時に間隙を備えた螺旋状のばねであって、その螺旋の間隙の間隔を狭めて縮んだ際に反力を発揮するばねであり、「引きばね」は通常時に間隙が小さいかあるいはほとんどない状態の螺旋状のばねであるが、「引きばね」については、ばねを引っ張った際に復元力を発揮する必要は必ずしもなく、単に、螺旋状という形状に基づくものである。
係止部8は、ハンドル9を備えるストッパ10とこのストッパ10を固定し、脚部2に設置される固定部材11から構成されている。ストッパ10は、脚部2に設けられるストッパ挿入窓7にスライド挿入が可能であり、ハンドル9を押すと、ストッパ10はストッパ挿入窓7を通過して、脚部2の内部に収容されてストッパ挿入窓7に位置する引きばね4の螺旋部分の間隙を刺衝してこれらのばねの移動を抑止することができる。
本実施の形態においては、ストッパ10は、引きばね4の螺旋部分の間隙を刺衝するとしたが、引きばね4に加えて押しばね5の螺旋部分の間隙を刺衝してもよい。このようにすることで、荷重を支持するストッパ10の面積を増やすことが可能である。
ここで、伸縮装置1の伸縮機構について詳細に説明する。
図1に示す伸縮装置1が最も伸びた状態から伸縮装置1を短くする場合は、まず、伸縮脚部3を脚部2の内部に押入する。そうすると、脚部2の内部では、押しばね5は縮み、引きばね4は脚部2の閉口部2bに向かって移動する。伸縮装置1が所望の長さになったところで、係止部8において、ハンドル9を押してストッパ10をストッパ挿入窓7からスライド挿入すると、ストッパ10はストッパ挿入窓7に配置される引きばね4と押しばね5の螺旋部分の間隙を刺衝して引きばね4、押しばね5及び伸縮脚部3の移動を抑止して伸縮脚部3を固定し、伸縮装置1の長さを決定する。
引きばね4は、螺旋が密に形成された螺旋構造を有しており、螺旋の間隙の間隔が狭い上に略無数に存在するので、伸縮装置1の長さを細かく設定することができる。すなわち、伸縮脚部3を任意の位置で停止すると、ストッパ挿入窓7には引きばね4の間隙のいずれかが位置するので、この間隙をストッパ10で刺衝して係止すると伸縮装置1は所望の長さに自在に調節することができる。
逆に、係止状態を解除して、伸縮装置1を伸長する場合は、引きばね4及び押しばね5の間隙に刺衝されているストッパ10を抜脱すると、圧縮されていた押しばね5が伸張して、その付勢力が伸縮脚部3に作用し、伸縮脚部3は自動的に脚部2の内部から押し出される。したがって、伸縮装置1の長さ調節においては、伸縮脚部3を地面に当接させて、伸縮脚部3を脚部2に押入し、押しばね5を付勢させておいてその付勢力を利用すると、簡単かつ迅速に伸縮装置1の長さを決定することができるので便利である。
なお、長さ調整部材においては、引きばね4に代えて複数の環状体を積層した構造を設置することもできる。環状体を積層した構造では、環状体と環状体の間隙をストッパ10が刺衝して係止する構造であり、これらの間隙は引きばね4の場合と同様に無数に存在するので、伸縮装置1の長さは細かく調節することができる。
また、通常の円形断面を備えるコイルによる引きばねの他にも、断面が略矩形状となる高強度の扁平線コイルばね等でも代用可能である。
続いて、拘持帯について図2を用いて説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る伸縮装置の拘持帯の縦断面図である。
図2において、引きばね4には、引きばね4の伸長を防止する拘持帯12が設置されている。拘持帯12は金属製の帯状体であり、図示するように一の端部が引きばね4の一の端部に固定され、他の端部は図1に示される伸縮脚部3の先端部3aに固定されている。したがって、引きばね4は拘持帯12によって拘持されるので伸長することはなく、係止部における係止が行われて伸縮装置に荷重がかからない状態、例えば、脚部を挟持して伸縮装置を持ち上げた場合に引きばね4の伸長による伸縮脚部の降下を防止することができる。
なお、拘持帯12は、係止部におけるストッパの引きばね及び押しばねの刺衝を阻害しない位置に設置するか、或いは、拘持帯12を避けて刺衝できるようにストッパの形状を形成するとよい。また、拘持帯12の形状は帯状に限定されるものではなく、紐状や鎖状など引きばね4の一の端部と伸縮脚部の先端部で固定できるものであればどのような形状でも構わない。
このように構成された本第1の実施の形態においては、引きばねと押しばねを二重構造にすることによって脚部を短尺化することが可能であり、装置全体を小型化することができる。また、拘持帯を設置することにより、伸縮装置に荷重がかからない状態での引きばねの伸長を抑止し、伸縮脚部の降下を防止することができる。
次に、本発明に係る伸縮装置の第2の実施の形態を図3乃至図5に基づき説明する。(請求項4乃至請求項6及び請求項12に対応)
図3(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る伸縮装置を縮小した場合の外形図であり、(b)は同じく伸縮装置の縦断面図である。
図3(a)において、第2の実施の形態に係る伸縮装置13は、主脚である脚部14の両端部に二本の伸縮脚部となる第1の伸縮脚部15及び第2の伸縮脚部16が設置されているものである。図3(a)は、第1の伸縮脚部15及び第2の伸縮脚部16を脚部14の内部に押入し、係止方法については詳細に後述するが、ハンドル24や固定部材26を備える係止部23において第1の伸縮脚部15及び第2の伸縮脚部16を固定し、伸縮装置13を最短にした状態を示している。伸縮装置13では、この最短の状態から第1の伸縮脚部15と第2の伸縮脚部16を伸長することができるので、コンパクトな装置でありながら大きい伸長幅を有している。
続いて、図3(b)において、伸縮装置13の内部では、脚部14の第1の開口部14aには第1の伸縮脚部15の先端部15a周辺が挿入されており、第1の伸縮脚部15の主部の外径よりも大きく形成された外径を有する先端部15aが脚部14の第1の開口部14aの内側に周設された第1の掛止部14bに掛止されて脚部14から第1の伸縮脚部15が抜脱しないようになっている。そして、脚部14の内部には、長さ調整部材として第1の引きばね17がその一の端部を第1の伸縮脚部15の先端部15aに当接して第1の伸縮脚部15と直列に収容されている。また、この第1の引きばね17の他の端部は脚部14に設けられるストッパ挿入窓22を越えるように配置されている。
一方、脚部14の第2の開口部14cには、第1の伸縮脚部15の内径よりも小さい外径を有する第2の伸縮脚部16の先端部16a周辺が挿入され、第1の伸縮脚部15の場合と同様に、この先端部16aの外径は第2の伸縮脚部16の主部の外径よりも大きく形成されており、脚部14の第2の開口部14cの内部に周設される第2の掛止部14dによって先端部16aが掛止されて脚部14からの第2の伸縮脚部16の抜脱を防止している。そして、第2の伸縮脚部16の先端部16aには長さ調整部材としての第2の引きばね18がその一の端部を当接して第2の伸縮脚部16と直列に脚部14内に収容されている。また、第2の引きばね18の他の端部はストッパ挿入窓22を越えて、第1の引きばね17の内側になるように配置されている。
そして、伸縮部材としての押しばね19が、その一の端部を第1の伸縮脚部15の後端部15bに固定され、他の端部を第2の伸縮脚部16の後端部16bに固定されて、第1の引きばね17及び第2の引きばね18の内側に配置されている。なお、押しばね19は第1の引きばね17及び第2の引きばね18の外側に設置することもできる。
さらに、第1の引きばね17、第2の引きばね18及び押しばね19の内側には、これらのばねの移動や伸縮を案内する柱状の二本のガイドが設けられており、第1のガイド20は、一の端部が第1の伸縮脚部15の後端部15bに固設されて他の端部がストッパ挿入窓22近傍になるように延設されている。同様に、第2のガイド21は、一の端部を第2の伸縮脚部16の後端部16bに固設されて他の端部がストッパ挿入窓22近傍になるように延設されている。そして、これらのガイドは、ストッパ挿入窓22付近で図示するとおり軸方向に嵌合できる形状を有している。
そして、係止部23では、脚部14に周設される固定部材26が、脚部14に設けられるストッパ挿入窓22にハンドル24を備えるストッパ25を常時スライド挿入できるように保持している。
また、図示していないが、第1の引きばね17及び第2の引きばね18には、各々拘持帯が設置されている。第1の引きばね17では、拘持帯は、一の端部が第1の伸縮脚部15の先端部15aに固定され、他の端部が第1の引きばね17のストッパ挿入窓22に配置される側の端部に固定されている。一方、第2の引きばね18では、同様に、拘持帯は、一の端部が第2の伸縮脚部16の先端部16aに固定され、他の端部が第2の引きばね18のストッパ挿入窓22に配置される側の端部に固定されている。したがって、これらの引きばねは伸縮脚部3に荷重がかからない状態においても伸長することがなく、第1の伸縮脚部15及び第2の伸縮脚部16の降下を防止することができる。なお、拘持帯は、第1の引きばね17及び第2の引きばね18の両方に必ずしも設置する必要はなく、いずれか一方のみに設置するのでも構わない。また、拘持帯の形状は帯状に限定されるものではなく、第1の引きばね17及び第2の引きばね18を拘持可能であればどのような形状であってもよい。
ここで、伸縮装置13の伸縮機構について説明する。
図3(a)に示す伸縮装置13が最も伸長した状態から縮小する場合は、まず、第1の伸縮脚部15を脚部14の内部に押入する。そうすると、脚部14の内部では、第1の引きばね17が脚部14の第2の開口部14cに向かって移動するとともに、押しばね19が押縮される。また、第1のガイド20は第2のガイド21と軸方向に嵌合しながら、第1の引きばね17と同様に第2の開口部14cの方向へ移動する。そして、伸縮装置13が所望の長さになったら、係止部23において、ハンドル24を押してストッパ25をストッパ挿入窓22にスライド挿入すると、ストッパ25は第1の引きばね17と第2の引きばね18の螺旋部分の間隙を刺衝してこれらのばねの移動を抑止して第1の伸縮脚部15の位置を固定するので、伸縮装置13の長さを決定することができる。但し、後述するが、ストッパ25は第1のガイド20及び第2のガイド21と押しばね19を避けて第1の引きばね17及び第2の引きばね18を刺衝する構造を有している。
そして、第1の伸縮脚部15の脚部14への押入による長さ調節を行っても、なお伸縮装置13を縮小したい場合は、今度は、第2の伸縮脚部16を用いて長さ調節を行う。第2の伸縮脚部16を脚部14の内部に押入すると、第2の伸縮脚部16の押入に伴って、第2の引きばね18は脚部14の第1の開口部14aの方向へ移動し、押しばね19はさらに押縮されて、第2のガイド21は第1のガイド20を嵌合しながら第1の開口部14aの方向へ移動する。そして、伸縮装置13が所望の長さになったときに、第1の伸縮脚部15の場合と同様に、係止部23においてストッパ25をスライド挿入して、第2の引きばね18及び第1の引きばね17の螺旋部分の間隙の刺衝によりこれらのばねの移動を抑止し、第2の伸縮脚部16を固定して、伸縮装置13の長さを決定する。
なお、第1の伸縮脚部15及び第2の伸縮脚部16の脚部14への押入について別個に説明したが、これらの伸縮脚部を同時に脚部14へ押入して伸縮装置13の長さ調節を行うことができる。例えば、第1の伸縮脚部15の底部を地面に当接させておいて、第2の伸縮脚部16の後端部16bを下方へ押すと、押しばね19が収縮しながら、第1の伸縮脚部15及び第2の伸縮脚部16が同時に脚部14の内部に挿入されるので、伸縮装置13が所望の長さになった時点で、ストッパ25をストッパ挿入窓22からスライド挿入し、第1の引きばね17及び第2の引きばね18の螺旋部分の間隙を刺衝してこれらのばねの移動を抑止し、第1の伸縮脚部15及び第2の伸縮脚部16の位置を固定すると、伸縮装置13の長さ調節が容易に行うことができる。
また、第1の引きばね17及び第2の引きばね18の引きばねに代えて、環状体が積層された構造を用いることもできる。環状体が積層された構造は、引きばねと同様に、ストッパ25によって刺衝できる間隙が複数存在するので、ストッパ25による刺衝位置は細かく設定することができ、伸縮装置13を所望の長さに調節することができる。
次に、係止部における係止方法について、図4及び図5を用いて説明する。なお、図4及び図5において、図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図4は、第2の実施の形態に係る伸縮装置の係止部の概念図である。
図4において、係止部23は未係止の状態であり、ストッパ25は固定部材26によって脚部14に形成されるストッパ挿入窓に保持されている。そして、ストッパ25には切欠部25aが形成されており、この切欠部25aによってストッパ25は前述の第1のガイド20及び第2のガイド21と押しばね19を避けて第1の引きばね17及び第2の引きばね18の螺旋部分の間隙を刺衝することができる。
ここで、第1のガイド20及び第2のガイド21の断面形状について説明する。図示するように、第1のガイド20は断面が円形に3個の扇形が均等に配置された羽根形状であり、一方、第2のガイド21は第1のガイド20の隙間を埋めるように配置された3個の扇形状である。したがって、第1のガイド20及び第2のガイド21は、第1の伸縮脚部及び第2の伸縮脚部の移動に連動すると、羽根形状と3個の扇形状が軸方向に嵌合しながら円柱形状を形成し、前述したように、第1の引きばね及び第2の引きばねの移動と押しばねの伸縮が円滑に行えるように案内する役割を担っている。
続いて、図5は、第2の実施の形態に係る伸縮装置の係止部においてストッパをスライド挿入した場合の概念図である。
図5において、ストッパ25は、固定部材26に先端部が当接するまで挿入されており、切欠部25aにおいて第1のガイド20及び第2のガイド21と押しばね19をうまく避け、第1の引きばね17及び第2の引きばね18の間隙を刺衝してこれらのばねの移動を抑止している。
このように構成された第2の実施の形態においては、第1の引きばね及び第2の引きばねと押しばねの二重構造により、コンパクトな装置となり、また、設置される二本の伸縮脚部により、伸長幅の増大を可能にしている。そして、切欠部を有するストッパは、押しばね、第1のガイド及び第2のガイドの動作を阻害することなく、第1の引きばね及び第2の引きばねを確実に刺衝することができる。
次に、本発明に係る伸縮装置の第3の実施の形態を図6に基づき説明する。(請求項7乃至請求項10に対応)
図6(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る伸縮装置の一部断面を含む概念図であり、(b)は同じく伸縮装置の係止部の概念図であり、(c)は同じく伸縮装置の係止部においてストッパをスライド挿入した場合の概念図であり、(d)は同じく伸縮装置の係止部の外形図である。
図6(a)において、第3の実施の形態に係る伸縮装置27は、扁平線コイルばね29を使用し、この扁平線コイルばね29が伸縮脚部と長さ調整部材の機能を兼用する構成になっている。伸縮装置27において、脚部28は中空の円筒で一の端部が開口した開口部28aと他の端部が閉口した閉口部28bを有し、閉口部28bには下端具38が接続されている。そして、開口部28aには扁平線コイルばね29の先端部29a周辺が挿入されており、扁平線コイルばね29は後端部29bに接続される上端具39を押圧すると、脚部28の内部をスライド可能になっている。なお、扁平線コイルばね29は、扁平線を用いることによりコイル部分が重なる面積が大きくなり荷重に強いので、伸縮脚部として機能するとともに、螺旋構造を有するので長さ調整部材としても用いることができる。但し、扁平線コイルばね29に代わってコイル断面が円形の通常の引きばねを使用してもよい。
さらに、脚部28の閉口部28bと扁平線コイルばね29の後端部29bの間には伸縮部材としての押しばね30が、扁平線コイルばね29の内側になるように設置されている。また、押しばね30の内側には、第1のガイド31と第2のガイド32が設置されており、これらのガイドは押しばね30を案内し、押しばね30の伸縮を円滑に行えるようにしている。なお、第1のガイド31は一の端部を扁平線コイルばね29の後端部29bに固設され、他の端部はストッパ挿入窓33を越えて延設されている。一方、第2のガイド32は一の端部を脚部28の閉口部28bに固設され、第1のガイド31と同様に、ストッパ挿入窓33を越えて延設され、ストッパ挿入窓33付近において第1のガイド31と軸方向に嵌合可能になっている。
そして、係止部34では、後述するが、第2の実施の形態と同様に、ハンドル35を備えるストッパ36は切欠部を備えており、第1のガイド31及び第2のガイド32と押しばね30を避けて、扁平線コイルばね29の螺旋部分の間隙を刺衝し、扁平線コイルばね29の移動を抑止して固定し、伸縮装置27の長さを決定する。なお、固定部材37a,37bは、ストッパ36を脚部28のストッパ挿入窓33に保持するためのものであるが、固定部材37aが脚部28の周囲に突設される回動支持部40に嵌合して支持され、脚部28に対して回動可能に設置されている。このとき、ストッパ36及びハンドル35も固定部材37a,37bに連動して回動し、扁平線コイルばね29の螺旋部分を刺衝しているストッパ36は回動することによって扁平線コイルばね29上で刺衝位置をずらしていき、すなわち、扁平線コイルばね29は回動方向に合わせて上下動することになる。この扁平線コイルばね29の上下動を伸縮装置27の長さの微調整に利用することができる。
なお、前述の第1の実施の形態及び第2の実施の形態においても脚部に回動支持部を設けると、第1の実施の形態では図1において固定部材11が、第2の実施の形態においては図3において固定部材26が脚部に対して回動可能になり、したがって、ストッパは回動に伴って長さ調整部材である引きばねの刺衝位置を変えて、引きばねが上下動し、その結果、伸縮脚部の固定位置を変えて伸縮装置の長さを微調整することができる。
次に、図6(b)及び(c)において、係止部34のストッパ36には切欠部36aが形成されており、図6(c)のように、ストッパ36をスライド挿入すると、ストッパ36は切欠部36aによって第1のガイド31及び第2のガイド32と押しばね30を避けて扁平線コイルばね29の間隙を刺衝することができる。
また、図6(b)及び(c)において、第1のガイド31及び第2のガイド32の断面構造を示しているが、前述の第2の実施の形態と同様に、第1のガイド31は円形に3個の扇形が均等に配置された構造であり、第2のガイド32は、この第1のガイド31の隙間を埋めるように3個の扇形が配置されており、両者は軸方向に嵌合することができる。
そして、図6(d)には、係止部34の外形を示しているが、固定部材は固定部材37aと固定部材37bで構成され、固定部材37aは脚部28に設置され、ハンドル35とハンドル35に接続されるストッパを支持する固定部材37bを水平方向にスライド可能に保持している。ここで、固定部材37a,37bには各々ストッパ41a,41bが設置されており、固定部材37bを固定部材37aから引き出すと、ストッパ41bがストッパ41aに接触して固定部材37bは移動を停止するので、ストッパ41a,41bによって、固定部材37bが固定部材37aから抜脱するのを防止することができる。
このように構成された第3の実施の形態においては、伸縮脚部と長さ調整部材の機能を兼用できる扁平線コイルばねを用いることにより、伸縮脚部と長さ調整部材の両方を設置する場合に必要となる空間が不要となり、装置の小型化が可能となり、また、使用する部品数が減少するので、製造が簡単になる上にコストダウンも図れる。なお、本第3の実施の形態においては、伸縮脚部を1本設置する構成であるが、脚部の両端を開口して、伸縮脚部を2本設置する構成にすることもでき、この場合、より大きい伸長幅を確保しながらも装置を小型化することが可能である。
また、係止部において、ストッパを刺衝した状態でも固定部材を回動させることにより伸縮装置の長さの微調整を行うことができるので、より簡単に伸縮装置を所望の長さに設定することができる。
次に、本発明に係る伸縮装置の第4の実施の形態を図7に基づき説明する。(特に、請求項1、請求項3、請求項9及び請求項11に対応)
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る伸縮装置の縦断面図である。
図7において、第4の実施の形態に係る伸縮装置42は、主脚となる脚部43と、この脚部43の内外部に出入して伸縮装置42の長さを調節するための伸縮脚部44を備えている。脚部43は一の端部が開口した開口部43aと、他の端部が閉口部43bによって閉口された中空の筒状体であり、中部付近にはハンドル47を押すことで、符号Aで示される方向へ挿脱するストッパ48を挿入可能なストッパ挿入窓52が形成されている。このハンドル47及びストッパ48をストッパ挿入窓52に挿脱可能に固定するために、脚部43の周囲に固定部材49a,49bを設けており、これらのハンドル47、ストッパ48及び固定部材49a,49bを総称して、係止部50としている。
そして、脚部43の開口部43aには、伸縮脚部44の先端部44a周辺が挿入されており、この伸縮脚部44の先端部44aは、その外径が伸縮脚部44の主部の外径よりも大きく形成されており、脚部43の開口部43aに形成される掛止部43cにおいて先端部44aが掛止されて脚部43からの伸縮脚部44の抜脱を防止している。なお、掛止部43cは、止め具53を用いて脚部43に固定されている。
脚部43の内部には、伸縮脚部44に一の端部が当接し、他の端部がストッパ挿入窓52を越えるように配置された長さ調整部材としての引きばね46が伸縮脚部44と直列に収容されている。
この引きばね46は、伸縮脚部44の止め具44bに一の端部が当接し、他の端部は、止め具44bから長さ調整可能なワイヤー44dを介して固定されるヘッド44cで固定されている。但し、ヘッド44cを常に設けることなく、ワイヤー44dの端部を曲げて、引きばね46の上端部を固定するなどしてもよい。
また、この引きばね46の外側には、伸縮部材としての引きばね45が一の端部を伸縮脚部44の先端部44aの止め具44bに固定され、他の端部を脚部43の閉口部43bに固定されて設置されている。閉口部43bは、脚部43に対して止め具53を用いて固定されている。すなわち、本第4の実施の形態では、伸縮部材として押しばねに代えて、引きばねを用いるものである。
従って、先に引きばねを定義した際には、引きばねについては、ばねを引っ張った際に復元力を発揮する必要は必ずしもなく、単に、螺旋状という形状に基づくものであるとしたが、伸縮部材として用いる際には、ばねを引っ張った際に復元力が必要となる。先の定義は、長さ調節部材として引きばねを用いる場合に該当するものである。
なお、引きばね45の他の端部の位置は、この閉口部43bの位置を調整することで可変であり、必要に応じて位置を変更するとよい。また、止め具53の位置を変更可能に脚部43に所望の間隔で止め孔を予め設けておいてもよい。このようにすることで、同じ長さの引きばね45であっても、その復元力を調整することもできる。
また、引きばね45と引きばね46の内外関係を逆にして配置してもよいが、この場合、ヘッド44cを設けて引きばね46を固定することが困難と考えられるため、前述のとおりワイヤー44dの上端部を曲げて引きばね46の上端部に掛けたり、あるいはかしめるなどして固定するようにしたり、あるいは図1に示されるような拘持帯12を設けて、この拘持帯12によって引きばね46を拘持して伸長を防止するようにしてもよい。拘持帯12の一の端部(上端部)を引きばね46の上端部に固定し、他の端部(下端部)を伸縮脚部44の先端部44aに固定するのである。
係止部50は、前述のとおり、ハンドル47を備えるストッパ48とこのストッパ48を固定し、脚部43に設置される固定部材49a,49bから構成されている。ストッパ48は、図1に示される第1の実施の形態と同様に、脚部43に設けられるストッパ挿入窓52にスライド挿入が可能であり、ハンドル47を押すと、ストッパ48はストッパ挿入窓52を通過して、脚部43の内部に収容されてストッパ挿入窓52に位置する引きばね46とその外側に位置する引きばね45の螺旋部分の間隙を刺衝してこれらのばねの移動を抑止することができる。このように内外の引きばね45,46の螺旋部分の間隙を刺衝するので、ストッパ48の接触面積が広くなる。
次に、第4の実施の形態における伸縮装置42の伸縮機構について説明する。
図7に示す伸縮装置42は、伸縮部材として引きばね45を採用するため、当初は伸縮装置42が最も短い状態、すなわち伸縮脚部44が脚部43の内部に収容された状態となっている。最も短い状態から伸縮装置42を長くする場合は、まず、伸縮脚部44を脚部43の内部から引き出すようにする。そうすると、脚部43の内部では、引きばね45が伸び、引きばね46は先端部44aと共に、脚部43の開口部43aに向かって移動する。伸縮装置42が所望の長さになったところで、係止部50において、ハンドル47を押してストッパ48をストッパ挿入窓52からスライド挿入すると、ストッパ48はストッパ挿入窓52の近傍に位置する引きばね46と引きばね45の螺旋部分の間隙を刺衝して引きばね46、引きばね45及び伸縮脚部44の移動を抑止して伸縮脚部44を固定し、伸縮装置42の長さを決定する。
第1の実施の形態と同様に、引きばね46は、螺旋が密に形成された螺旋構造を有しており、螺旋の間隙の間隔が狭い上に略無数に存在するので、伸縮装置42の長さを細かく設定することができる。すなわち、伸縮脚部44を任意の位置で停止すると、ストッパ挿入窓52には引きばね46の間隙のいずれかが位置するので、この間隙をストッパ48で刺衝して係止すると伸縮装置42は所望の長さに自在に調節することができる。
逆に、係止状態を解除して、伸縮装置42を短縮する場合は、引きばね46及び引きばね45の間隙に刺衝されているストッパ48を抜脱すると、伸長されていた引きばね45が縮み、その復元力が伸縮脚部44に作用し、伸縮脚部44は自動的に脚部43の内部に押し込まれる。
本実施の形態では、例えば、伸縮脚部44の下端部にステップ51を設けて、これを例えば車椅子の足置きのステップ部分に採用すれば、利用者が車椅子に座って足をステップ51に載せることで、伸縮脚部44が引き伸ばされ、利用者が利用後に車椅子から降りる際に、足をステップ51から外すと引きばね45の復元力(引力)で、伸縮脚部44及びステップ51が上部へ移動させて、次回の利用時に備えるように機能するので便利である。
なお、長さ調整部材においては、第1の実施の形態と同様に、引きばね46に代えて複数の環状体を積層した構造を設置することもできる。環状体を積層した構造では、環状体と環状体の間隙をストッパ48が刺衝して係止する構造であり、これらの間隙は引きばね46の場合と同様に無数に存在するので、伸縮装置42の長さは細かく調節することができる。
また、通常の円形断面を備えるコイルによる引きばねの他にも、断面が略矩形状となる高強度の扁平線コイルばね等でも代用可能である。
本実施の形態においては、伸縮部材に押しばねではなく引きばねを採用する場合を説明した。すなわち、伸縮部材は押しばねあるいは引きばねのいずれか一方に限定するものではなく、いずれであってもよい。また、長さ調整部材との関係も内外いずれでもよい。伸縮部材の押しばねと引きばねの違いがあるので、その点では相違するが、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用・効果を発揮し得る。特に、伸縮部材が引きばねの場合には、不使用時、すなわち初期の段階で短縮化しており、使用時に伸長する特徴があるので、不使用時に収納されるような装置や道具などの収納機構に用いるとよい。
以上説明したように、本発明の請求項1乃至請求項12に記載された発明は、コンパクトな構成で脚部を所望の長さに容易に調節することができる伸縮装置を提供可能であり、カメラの三脚や脚立等の脚、あるいは車椅子の脚部などの物品において利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る伸縮装置の縦断面図である。 第1の実施の形態に係る伸縮装置の拘持帯の縦断面図である。 (a)は本発明の第2の実施の形態に係る伸縮装置を縮小した場合の外形図であり、(b)は同じく伸縮装置の縦断面図である。 第2の実施の形態に係る伸縮装置の係止部の概念図である。 第2の実施の形態に係る伸縮装置の係止部においてストッパをスライド挿入した場合の概念図である。 (a)は本発明の第3の実施の形態に係る伸縮装置の一部断面を含む概念図であり、(b)は同じく伸縮装置の係止部の概念図であり、(c)は同じく伸縮装置の係止部においてストッパをスライド挿入した場合の概念図であり、(d)は同じく伸縮装置の係止部の外形図である。 本発明の第4の実施の形態に係る伸縮装置の縦断面図である。
符号の説明
1…伸縮装置 2…脚部 2a…開口部 2b…閉口部 2c…掛止部 3…伸縮脚部 3a…先端部 3b…止め具 4…引きばね 5…押しばね 6…ガイド 7…ストッパ挿入窓 8…係止部 9…ハンドル 10…ストッパ 11…固定部材 12…拘持帯 13…伸縮装置 14…脚部 14a…第1の開口部 14b…第1の掛止部 14c…第2の開口部 14d…第2の掛止部 15…第1の伸縮脚部 15a…先端部 15b…後端部 16…第2の伸縮脚部 16a…先端部 16b…後端部 17…第1の引きばね 18…第2の引きばね 19…押しばね 20…第1のガイド 21…第2のガイド 22…ストッパ挿入窓 23…係止部 24…ハンドル 25…ストッパ 25a…切欠部 26…固定部材 27…伸縮装置 28…脚部 28a…開口部 28b…閉口部 29…扁平線コイルばね 29a…先端部 29b…後端部 30…押しばね 31…第1のガイド 32…第2のガイド 33…ストッパ挿入窓 34…係止部 35…ハンドル 36…ストッパ 37a〜37c…固定部材 38…下端具 39…上端具 40…回動支持部 41a,41b…ストッパ 42…伸縮装置 43…脚部 43a…開口部 43b…閉口部 43c…掛止部 44…伸縮脚部 44a…先端部 44b…止め具 44c…ヘッド 44d…ワイヤー 45…引きばね 46…引きばね 47…ハンドル 48…ストッパ 49a,49b…固定部材 50…係止部 51…ステップ 52…ストッパ挿入窓 53…止め具

Claims (12)

  1. 中空筒の一部に窓部を備えて一の端部が開口する脚部と、この脚部の開口する一の端部に先端部が内挿され前記脚部の内部をスライド可能な伸縮脚部と、前記脚部の内部において前記伸縮脚部の先端部から前記伸縮脚部と直列に収容される螺旋状に形成された長さ調整部材と、前記脚部の内部において前記伸縮脚部の先端部から設けられ前記長さ調整部材の内側又は外側に配置される伸縮部材と、前記脚部に設けられる前記窓部において少なくとも前記長さ調整部材を係止する係止部とを有することを特徴とする伸縮装置。
  2. 前記脚部の内部において前記長さ調整部材及び前記伸縮部材よりも内側に案内部を備えることを特徴とする請求項1に記載の伸縮装置。
  3. 前記伸縮脚部に固定される一の端部と前記長さ調整部材の一の端部を固定する他の端部で、前記長さ調整部材を保持する拘持部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の伸縮装置。
  4. 中空筒の一部に窓部を備えて両端部が開口する脚部と、この脚部の開口する一の端部に先端部が内挿され前記脚部の内部をスライド可能な第1の伸縮脚部と、前記脚部の開口する他の端部に先端部が内挿され前記脚部の内部をスライド可能に前記第1の伸縮脚部の内径よりも外径が小さく形成される第2の伸縮脚部と、前記脚部の内部において前記第1の伸縮脚部の先端部から前記第1の伸縮脚部と直列に収容される螺旋状に形成された第1の長さ調整部材と、前記脚部の内部において前記第2の伸縮脚部の先端部から前記第2の伸縮脚部と直列に収容される螺旋状に形成された第2の長さ調整部材と、前記脚部の内部において前記第1の伸縮脚部と前記第2の伸縮脚部の後端部間に設けられ、前記第1の長さ調整部材及び前記第2の長さ調整部材の内側又は外側に配置される伸縮部材と、前記脚部に設けられる前記窓部において前記第1の長さ調整部材及び前記第2の長さ調整部材を係止する係止部とを有することを特徴とする伸縮装置。
  5. 前記脚部の内部において前記第1の伸縮脚部の後端部に一の端部が固設され前記第1及び第2の長さ調整部材及び伸縮部材の内側に延設される第1の案内部と、前記第2の伸縮脚部の後端部に一の端部が固設され前記第1及び第2の長さ調整部材及び伸縮部材の内側に延設され、前記第1の案内部と軸方向に嵌合可能な第2の案内部を備えることを特徴とする請求項4に記載の伸縮装置。
  6. 前記第1の伸縮脚部に固定される一の端部と前記第1の長さ調整部材の一の端部を固定する他の端部で、前記第1の長さ調整部材を保持する第1の拘持部と、前記第2の伸縮脚部に固定される一の端部と前記第2の長さ調整部材の一の端部を固定する他の端部で、前記第2の長さ調整部材を保持する第2の拘持部のうち、少なくともいずれか一方の拘持部を備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の伸縮装置。
  7. 中空筒の一部に窓部を備えて一の端部が開口する脚部と、この脚部の開口する一の端部に先端部が内挿され前記脚部の内部をスライド可能で螺旋状に形成された伸縮脚部と、前記脚部の内部において前記脚部の他の端部と前記伸縮脚部の後端部との間に設けられ前記伸縮脚部の内側に配置される伸縮部材と、前記脚部に設けられる前記窓部において少なくとも前記伸縮脚部を係止する係止部とを有することを特徴とする伸縮装置。
  8. 前記脚部の内部において前記伸縮脚部の後端部に一の端部が固設され前記伸縮部材の内側に延設される第1の案内部と、前記脚部の他の端部に一の端部が固設され前記伸縮部材の内側に延設され、前記第1の案内部と軸方向に嵌合可能な第2の案内部を備えることを特徴とする請求項7に記載の伸縮装置。
  9. 前記係止部は、前記窓部からスライド挿入させて前記長さ調整部材を刺衝する刺衝部材と、この刺衝部材を前記脚部に設けられる前記窓部に保持し前記脚部に対して回動可能に周設される固定部材とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の伸縮装置。
  10. 前記係止部は、前記窓部からスライド挿入させて前記伸縮脚部を刺衝する刺衝部材と、この刺衝部材を前記脚部に設けられる前記窓部に保持し前記脚部に対して回動可能に周設される固定部材とを備えることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の伸縮装置。
  11. 前記螺旋状に形成された長さ調整部材に代えて、環状に積層された長さ調整部材を用いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の伸縮装置。
  12. 螺旋状に形成された第1の長さ調整部材及び/又は第2の調整部材に代えて、環状に積層された第1の長さ調整部材及び/又は第2の調整部材を用いることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の伸縮装置。
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