JP4440268B2 - 編組スリーブへの外部接続用部品の取付方法および取付装置 - Google Patents

編組スリーブへの外部接続用部品の取付方法および取付装置 Download PDF

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Description

本発明は、電線の外周に被せられる編組スリーブに関する技術に関するものである。
この種の編組スリーブでは、その端部開口部に外部接続用部品を取り付け、その外部接続用部品を介してその端部開口部を外部装置(外部電源や外部制御盤の筐体等)に接続している。
通常、編組スリーブの端部開口部への外部接続用部品の取り付けは、以下の様に行われる。即ち、編組スリーブの端部開口部を拡げ、その拡げた端部開口部を外部接続用部品のスリーブ取付部の外周に被せ、その被せた編組スリーブの端部開口部を挟み込む様にしてスリーブ取付部の外周に環状部品を嵌合させる。この環状部品により編組スリーブの端部開口部が外部接続用部品のスリーブ取付部に固定される。
一般に、編組スリーブは、その一端開口部が縮径性(開口部が自然に閉じようとする性質)を有しその他端開口部が拡径性(開口部が自然に拡がろうとする性質)を有しており、その縮径性開口部をその縮径性開口部側から拡げると、その縮径性開口部の編組が乱れて均一に拡がり難いという性質を有している。
従来では、編組スリーブの縮径性開口部に外部接続用部品を取り付ける際には、その縮径性開口部をその縮径性開口部側から拡げていたので(より詳細には縮径性開口部が自然に閉じようとする分を見越して少し大きめに拡げていたので)、その縮径性開口部に外部接続用部品を取り付けた状態では、その縮径性開口部の編組が乱れて不均一になっており、その縮径性開口部付近の電磁シールド性能が低下するという欠点があった。
そこで、この発明の課題は、編組スリーブの編組を乱さずに均一に保った状態で編組スリーブに外部接続用部品を取り付ける事ができる編組スリーブへの外部接続用部品の取付方法および取付装置を提供することにある。
また、本発明の第1の態様は、編組スリーブの外周を環状部品に通す工程と、所定の拡径用器具を拡径性開口部側から前記編組スリーブ内に挿入することにより、前記編組スリーブの縮径性開口部を他端側の前記拡径性開口部側から拡げる工程と、拡げられた前記縮径性開口部を外部接続用部品の筒状のスリーブ取付部の外周に被せる工程と、前記スリーブ取付部の外周に、その外周に被された前記編組スリーブの前記縮径性開口部を挟み込む様にして前記環状部品を嵌合する工程と、を含むものである。
第1の態様によれば、編組スリーブの縮径性開口部がその反対側の拡径性開口部側から拡げられるので、当該縮径性開口部の編組を乱さずに均一に保った状態で当該縮径性開口部を拡げる事ができ、これにより編組スリーブの編組を乱さずに均一に保った状態で外部接続用部品を編組スリーブに取り付ける事ができる。
また、本発明の第2の態様は、前記編組スリーブの両端の開口部に外部接続用部品をそれぞれ取り付ける場合において、前記編組スリーブの拡径性開口部に一方の外部接続用部品を取り付ける前に、前記編組スリーブの縮径性開口部に他方の外部接続用部品を取り付けるものである。
この態様によれば、編組スリーブの縮径性開口部への他方の外部接続用部品の取り付けの際に、編組スリーブの拡径性開口部に取り付られた一方の外部接続用部品が邪魔にならずに済み、作業性良く編組スリーブの縮径性開口部に外部接続用部品を取り付けられる。
また、本発明の第3の態様は、編組スリーブの縮径性開口部に外部接続用部品を取り付ける取付装置であって、棒状に形成されて立設され、その先端部が編組スリーブの径を拡げる拡径部となっており、その先端部が編組スリーブの一端側の拡径性開口部から編組スリーブ内に挿入されて他端側の縮径性開口部付近に挿通配置する様にその外周に編組スリーブがセットされ、且つ前記編組スリーブの外周に環状部品がセットされ、且つ外部接続用部品のスリーブ取付部が前記編組スリーブの前記縮径性開口部の内側に配置する様にその先端部に外部接続用部品がセットされる拡径用器具と、所定方向に移動可能に配置されたカム板と、前記拡径用器具の前記先端部の両側において前記カム板の動作に連動して前記拡径用器具に対して接近解離移動する様に配置され、その接近移動によりその所定部分が前記拡径用器具にセットされた前記外部接続用部品の上端上に配置する一対の上端位置決め部と、前記拡径用器具の前記先端部の両側において前記カム板の動作に連動して前記拡径用器具に対して接近解離移動すると共に前記一対の上端位置決め部に対して接近解離移動する様に配置され、その前記拡径用器具への接近移動によりその所定部分が前記拡径用器具にセットされた前記環状部品の下方に配置され、その前記一対の上端位置決め部への接近移動によりその前記所定部分を介して前記環状部品を押上げて、前記環状部品を前記外部接続用部品のスリーブ取付部の外周に前記編組スリーブの縮径性開口部を挟み込む様にして嵌合させる一対の押上げ部と、を備えるものである。
この態様によれば、上記の様に拡径用器具に編組スリーブ、外部接続用部品および環状部品をセットしてカム板を上下動させるだけで、編組スリーブの編組を乱さずに均一に保った状態で外部接続用部品を編組スリーブに取り付ける事ができる。
また、本発明の第4の態様は、その中間部分が回動自在に固定配置され、その一端側が前記カム板と連結されたレバー部とを備え、前記レバー部の他端側の操作により前記レバー部が回動されて前記カム板が前記所定方向に可動されるものである。
この態様によれば、レバー部を介して例えば手で容易にカム板を所定方向に可動させる事ができる。
また、本発明の第5の態様は、フットペダルと、その中間部分が回動自在に固定配置され、その一端側が前記カム板と連結され、その他端側が前記フットペダルに連結されたレバー部とを備え、前記フットペダルの踏操作により前記レバー部が回動されて前記カム板が前記所定方向に可動されるものである。
この態様によれば、フットペダルの踏操作で容易にカム板を所定方向に可動させる事ができる。
また、本発明の第6の態様は、前記拡径用器具は、直立状態と傾倒状態の間で角度調整自在に立設され、その傾倒状態でその先端部が前記一対の上端位置決め部および前記一対の押上げ部の前方側に突出されるものである。
この態様によれば、拡径用器具を傾倒させた状態で拡径用器具に編組スリーブ、外部接続用部品および環状部品をセットすることで、一対の上端位置決め部および一対の押上げ部が邪魔にならずに、拡径用器具に編組スリーブ、外部接続用部品および環状部品をセットできる。
また、本発明の第7の態様は、前記拡径用器具の先端部における前記外部接続用部品がセットされる部分は、前記外部接続用部品が前記先端部にセットされた状態で、前記外部接続用部品のスリーブ取付部の外周面と前記先端部の外周面とが平坦になる様に、前記先端部の外周面から一段低く形成されるものである。
この態様によれば、拡径用器具と外部接続用部品との間に編組スリーブの線組が挟まらない様にして拡径用部品の先端部に外部接続用部品をセットできる。
第1の実施の形態に係る外部接続部品付き編組スリーブの分解図である。 編組スリーブの両端開口部を拡げる際に用いる拡径用器具の一例図である。 編組スリーブ3の拡径性開口部3bに拡径用器具9の先端9bを挿入しようとする図である。 編組スリーブ3の拡径性開口部3b側から編組スリーブ3内に拡径用器具9の先端9bを挿入した状態を示した図である。 編組スリーブ3の縮径性開口部3aを外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周に被せた状態を示した図である。 外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周に、その外周に被された編組スリーブ3の縮径性開口部3aを挟み込み様にして環状部品7を嵌合した状態を示した図である。 編組スリーブ3の外周に環状部品8を通した状態を示した図である。 編組スリーブ3の拡径性開口部3bに拡径用器具9の先端9bを挿入した状態を示した図である。 編組スリーブ3の拡径性開口部3bを外部接続用部品6のスリーブ取付部6bの外周に被せた状態を示した図である。 外部接続用部品6のスリーブ取付部6bの外周に、その外周に被された編組スリーブ3の拡径性開口部3bを挟み込み様にして環状部品8を嵌合した状態を示した図である。 第2実施の形態に係る編組スリーブへの外部接続用部品の取付装置の正面図である。 図11のQ1方向の側面図である。 第2実施の形態における拡径用器具の先端部(拡径部)の正面図である。 図13のQ1方向の側面図である。 図13のQ2方向から見たの図である。 第2実施の形態における拡径用器具に編組スリーブ、外部接続用部品および環状部品をセットした状態を示した図である。 図11の取付装置の嵌合機構の拡大図である。 図11の取付装置の嵌合機構の後側の拡大図である。 図17のQ3−Q3断面図である。 図17のQ2方向から見た図である。 図11の取付装置のラチェット装置の透過拡大図である。 図21のQ5−Q5断面図である。 図11の取付装置の動作の嵌合機構の動作を説明する図である。 図11の取付装置の動作の嵌合機構の動作を説明する他の図である。
<第1の実施の形態>
この実施の形態に係る外部接続用部品付き編組スリーブは、所定の電線の外周に被せられて用いられるものであり、図1の様に、例えば金属性の編組スリーブ3と、編組スリーブ3の両端の開口部3a,3bに取り付けられる例えば金属性の外部接続用部品5,6と、外部接続用部品5,6をそれぞれ編組スリーブ3の開口部3a,3bに固定するための例えば金属製の環状部品7,8とを備える。
編組スリーブ3は、例えば周知の編組機で編み組まれた筒状のものであり、その一端開口部3aが縮径性を有しその他端開口部3bが拡径性を有している。
外部接続用部品5,6はそれぞれ、所定の外部装置(外部電源や外部制御盤の筐体等)(図示省略)と接続される外部接続部5a,6aと、外部接続部5a,6aの後部に設けられた筒状のスリーブ取付部5b,6bとを備える。
より詳細には、外部接続用部品5は、例えば、そのスリーブ取付部5bが開口面が略長方形状の筒状に形成され、その外部接続部5aがスリーブ取付部5bの一端開口部の縁の両側からスリーブ取付部5bの筒軸方向に突出する突出片として形成されてなる。また、外部接続用部品6は、例えば、そのスリーブ取付部6bが開口面が略長方形状の筒状に形成され、その外部接続部6aがスリーブ取付部6bの一端開口部の縁の両側からスリーブ取付部6bの筒軸方向に突出する接続片として形成されてなる。尚、ここで挙げた外部接続部5a,6aの形状は、一例であり、その様に限定されるものではない。
外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周には、編組スリーブ3の縮径性開口部3aが拡径性開口部3b側から拡げられて被せられ、その上にスリーブ取付部5bとの間で当該縮径性開口部3aを挟み込む様にして環状部品7が嵌合される。また、外部接続用部品6のスリーブ取付部6bの外周には、編組スリーブ3の拡径性開口部3bが拡径性開口部3b側から拡げられて被せられ、その上にスリーブ取付部6bとの間で当該拡径性開口部3bを挟み込む様にして環状部品8が嵌合される。
次に、この外部接続用部品付き編組スリーブ1の組み立て手順(即ち編組スリーブ3への外部接続用部品5,6の取付方法)を説明する。
まず、編組スリーブ3の縮径性開口部3aに外部接続用部品5を取り付ける。その為にまず、拡径用器具(例えば図2の様に心棒9aの先端に心棒9aより太い拡径部(その先端側が尖りその裾側が拡がったもの)9bが取り付けられたもの)9を用いて、編組スリーブ3の縮径性開口部3aを拡径性開口部3b側から拡げる。
即ち、拡径用器具9の先端(拡径部)9bを編組スリーブ3の拡径性開口部3bから編組スリーブ3内に挿入し(図3)、その拡径部9bを編組スリーブ3の縮径性開口部3aの所まで押し込む(図4)。これにより、拡径用器具9の拡径部9bにより編組スリーブ3の径が内側から拡げられて行き、編組スリーブ3の縮径性開口部3aが拡径性開口部3b側から拡げられる。
そして、その様に拡げられた縮径性開口部3a内に外部接続用部品5を挿入する様にして縮径性開口部3aを外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周に被せ(図5)、その後に編組スリーブ3の拡径性開口部3b側から拡径用器具9を引き抜く。
そして、編組スリーブ3の拡径性開口部3bを例えば手で窄めてから、環状部品7を、拡径性開口部3b側から編組スリーブ3の外周を通して縮径性開口部3a側に運んで、スリーブ取付部5bとの間で編組スリーブ3の縮径性開口部3aを挟み込む様にしてスリーブ取付部5bの外周に嵌合させる(図6)。そしてその嵌合状態で、その環状部品7を、かしめる等の端末加工を施してスリーブ取付部5bに固定する。この様にして編組スリーブ3の縮径性開口部3aに外部接続用部品5を取り付ける。
そして次に(即ち編組スリーブ3の縮径性開口部3aに外部接続用部品5を取り付けた後に)、編組スリーブ3の拡径性開口部3bに外部接続用部品6を取り付ける。即ちまず、編組スリーブ3の拡径性開口部3bを例えば手で窄めて、環状部品8を、拡径性開口部3b側から編組スリーブ3の外周に通しておく(図7)。
そして、拡径用器具9を用いて、編組スリーブ3の拡径性開口部3bを拡径性開口部3b側から拡げる。即ち、拡径用器具9の先端(拡径部)9bを編組スリーブ3の拡径性開口部3bから編組スリーブ3内に挿入して拡径性開口部3bを拡げて(図8)、その拡径用器具9を編組スリーブ3から引き抜く(拡径性開口部3bは自然に開く性質があるので、拡径用器具9を編組スリーブ3から引き抜いても拡径性開口部3bは拡がったままである)。
そして、その拡げられた拡径性開口部3bを外部接続用部品6のスリーブ取付部6bに被せ(図9)、編組スリーブ3の外周に通しておいた環状部品8を、スリーブ取付部6bとの間で編組スリーブ3の拡径性開口部3bを挟み込む様にしてスリーブ取付部6bの外周に嵌合させる(図10)。そしてその嵌合状態で、その環状部品8を、かしめる等の端末加工を施してスリーブ取付部6bに固定する。この様にして編組スリーブ3の拡径性開口部3bに外部接続用部品6を取り付ける。この様にして編組スリーブ3に外部接続用部品5,6を取り付ける。
この様に構成された外部接続用部品付き編組スリーブ1は、その編組スリーブ3内および外部接続用部品5,6のスリーブ取付部5b,6b内に所定の電線を通す様にして所定の電線(図示省略)の外周に被せられる。そしてその状態で、外部接続用部品5,6の外部接続部5a,6aが前記所定の電線の接続先である外部装置(図示省略)の所定の接続部に接続される。この接続により外部接続用部品付き編組スリーブ1が前記外部装置に固定される。この様にして当該外部接続用部品付き編組スリーブ1が用いられる。
以上の様に構成された外部接続部品付き編組スリーブ1によれば、編組スリーブ3の縮径性開口部3aがその反対側の拡径性開口部3b側から拡げられるので、当該縮径性開口部3aの編組を乱さずに均一に保った状態で当該縮径性開口部3aを拡げる事ができ、これにより編組スリーブ3の編組を乱さずに均一に保った状態で外部接続用部品5を編組スリーブ3に取り付ける事ができる。
これは、編組機で編み組まれた編組スリーブ3は、その途中で切断すると、その一方の切断開口部はその開口部が自然に拡がろうとする性質を持ち、その他方の切断開口部はその開口部が自然に閉じようとする性質を持つ。そのため、編組スリーブ3は必ず、その一端開口部3bが拡径性開口部となりその他端開口部3aが縮径性開口部となる。そして、この様な性質の下では、編組スリーブ3の縮径性開口部3aは、当該縮径性開口部3a側から拡げるよりもその反対側の拡径性開口部3b側から拡げられる方が、編組が乱れずに均一に保たれた状態で拡がり易いという性質があることが本発明の発明者により見出されている。上記の効果はこの性質を利用したものである。
また、編組スリーブ3の拡径性開口部3bに外部接続用部品6を取り付ける前に、編組スリーブ3の縮径性開口部3aに外部接続用部品5を取り付けるので、編組スリーブ3の縮径性開口部3aへの外部接続用部品5の取り付けの際に、編組スリーブ3の拡径性開口部3bに取り付られた外部接続用部品6が邪魔にならずに済み、作業性良く編組スリーブ3の縮径性開口部3aに外部接続用部品5を取り付けられる。
尚、この実施の形態では、拡径用器具9として、心棒9aの先端に拡径部9bが取り付けられたものを用いたが、その代わりに、拡径部9bを膨張収縮自在の風船に置換すると共に心棒9aを筒材(または可撓性のチューブ)に置換して、その筒材の筒孔を通じて空気を風船に出し入れすることにより風船を膨張収縮させる様に構成したものを用いてもよい。
その様に構成した場合の拡径用器具9を用いて例えば編組スリーブ3の縮径性開口部3aを拡げる場合は以下の様にする。即ち、風船を収縮させた状態で拡径用器具9の先端(風船)を拡径性開口部3b側から編組スリーブ3内に挿入して縮径性開口部3aの手前まで挿入し、その手前で風船を膨張させて編組スリーブ3の径を広げ、その膨張状態の風船を縮径性開口部3a付近まで押し進めて縮径性開口部3aを拡げる。そして、拡径用器具9を編組スリーブ3内から引き抜く際には風船を収縮させて引き抜く。
<第2の実施の形態>
この実施の形態に係る編組スリーブへの外部接続用部品の取付装置は、上記の第1の実施の形態で説明した編組スリーブへの外部接続用部品の取付方法を具現化したものである。
この実施の形態に係る編組スリーブへの外部接続用部品の取付装置10は、図11および図12の様に、例えば縦長の直方体枠状に組まれた枠体11と、枠体11の前面側に立設され、図16の様に編組スリーブ3、外部接続用部品5および環状部品7がセットされる棒状の拡径用器具9と、枠体11の前面の所定箇所(例えば上部)に設けられた配置板13と、配置板13の裏面側に所定方向(上下)に移動可能に配置されたカム板15(図18参照)と、配置板13の前面側に配置され、カム板15の動作に連動して、拡径用器具9にセットされた環状部品7を外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周に編組スリーブ3の開口部3aを挟み込む様に嵌合させる嵌合機構17と、枠体11の下部に配置されたフットペダル19と、フットペダル19の踏操作に応じてカム板15を上下動させる操作力伝達機構21とを備える。
拡径用器具9は、図16の様に、その先端部9bが編組スリーブ3の径を拡げる拡径部(以後、拡径部9とする)となっており、その先端部9bが編組スリーブ3の一端側の拡径性開口部3bから編組スリーブ3内に挿入されて他端側の縮径性開口部3a付近に挿通配置する様にその外周に編組スリーブ3がセットされ、且つその編組スリーブ3の外周に環状部品7がセットされ、且つ外部接続用部品5のスリーブ取付部5bがその編組スリーブ3の縮径性開口部3aの内側に配置する様にその先端部9bに外部接続用部品5がセットされる様になっている。
ここでは、この拡径用器具9は、図13〜図15の様に、心棒9aと心棒9aの先端部に設けられた拡径部9bとから構成されており、図11および図12の様に、心棒9aの基端部が枠体11に設けられた取付部23に取り付けられることで、枠体11の前面側に立設される。
拡径部9bは、その胴体部9cが、環状部品7の内形(例えば楕円形)と同形且つやや小さめの寸法の断面形状を有する柱状に形成されており、その胴体部9cの先端部側端部9dが、外部接続用部品5の筒状のスリーブ取付部5bの内形(例えば楕円形)と同形同寸法の断面形状となる様に胴体部9cの外周面より一段低く形成されており、その先端部9eが尖鋭状に形成されている。
そして、図16の様に、編組スリーブ3の縮径性開口部3aが胴体部9cの端部9d付近に配置する様に拡径用器具9の外周に編組スリーブ3がセットされ、胴体部9cの外周に編組スリーブ3を介して環状部品7がセットされ、胴体部9cの端部9dの外周に外部接続用部品5のスリーブ取付部5bが嵌合する様に外部接続用部品5がセットされる。
尚、胴体部9cの端部9dの外周に外部接続用部品5がセットされた状態では、胴体部9cの外周面と外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周面とは平坦になっている。
取付部23は、拡径用器具9を直立状態と傾倒状態の間で角度調整自在に立設する様に構成されており、拡径用器具9の心棒9aの基端部を狭持する狭持部23aと、狭持部23aを支持する支持部23bと、支持部23bを上下方向に(即ち拡径用器具9を直立状態または傾倒状態に)角度調整自在に軸支する軸支部23cと、支持部23bを上方に付勢するコイルバネ23dと、支持部23bをその可動範囲の上死点で吸着解離自在に保持する保持部23eとを備える。
尚、拡径用器具9は、その直立状態でその先端部(拡径部)9bが嵌合機構17内に配置され、その傾倒状態でその先端部9bが嵌合機構17の前方側に突出される様になっている。
狭持部23aは、拡径用器具9の心棒9aの基端を狭持する左右一対の狭持用部材を有し、それら両狭持用部材で心棒9aを狭持した状態でそれら狭持用部材間をボルト等で締結固定することで、拡径用器具9の心棒9aの基端を狭持している。
コイルバネ23dは、その一端側が支持部23bの上面に設けられた係止部23fに係止され、その他端側が枠体11に設けられた係止部11aに係止されている。
保持部23eは、支持部23bの上方に配置する様に枠体11に配設されており、その下端部の位置が支持部23bの可動範囲の上死点を規定しており、その下端部の下端面に支持部23bを吸着解離自在に保持するための磁石が配設されて構成されている。即ち、ここでは、支持部23bは金属部材により形成されており、保持部23eの前記磁石が電磁力により支持部23bに吸着することで、支持部23bを吸着解離自在に保持している。
この構成により、拡径用器具9は、例えば手で前方に倒されることで支持部23bが保持部23eから解離されて傾倒状態になり、手で起こされることで支持部23bが保持部23eに吸着されて直立状態に保たれる様になっている。
嵌合機構17は、図17,図19および図20の様に、拡径用器具9の先端部(拡径部)9bの両側においてカム板15の動作に連動して拡径用器具9に対して接近解離移動する様に配置され、その接近移動によりその所定部分(ここでは先端部)171aが拡径用器具9にセットされた外部接続用部品5の上端上に配置する左右一対の上端位置決め部171と、拡径用器具9の先端部9bの両側においてカム板15の動作に連動して拡径用器具9に対して接近解離移動すると共に一対の上端位置決め部171に対して接近解離移動する様に配置され、その拡径用器具9に対する接近移動によりその所定部分(ここでは先端部)172aが拡径用器具9にセットされた環状部品7の下方に配置され、その一対の上端位置決め部171に対する接近移動によりその先端部172aを介して環状部品7を押上げて、環状部品7を外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周に編組スリーブ3の縮径性開口部3aを挟み込む様にして嵌合させる左右一対の押上げ部172とを備える。
各上端位置決め部171は、例えば縦長の板状に形成された基部171bを有し、その基部171bの前面に、前方に突出する様に前方突出部171cが形成され、その前方突出部171cに、拡径用器具9側の側方に突出する様に先端部171aが設けられ、またその基部171bの後面に、配置板13の前面に横方向に設けられたガイドレール13aに摺動自在に嵌合する嵌合凹部171dが設けられ、またその基部171bの後面に、配置板13の開口部13bを挿通して配置板13の後方に突出する様にカムローラ支持部171eが形成され、そのカムローラ支持部171eに、カム板15のカム溝15a内に配置する様にカムローラ171fが配設されて構成されている。尚、上端位置決め部171の先端部171aの先端は、図20の様に、拡径用器具9の先端部9bと干渉しない様に例えば凹状に形成されている。
この構成により、カム板15が上方(または下方)移動することで、カムローラ171fがカム板15(図18参照)のカム溝15aに沿って内側(または外側)に移動され、この移動により上端位置決め部171がガイドレール13aに沿って内側(または外側)に摺動して、拡径用器具9に対して接近(または離反)移動する様になっている。
嵌合凹部171dの上側内側面および下側内側面には、図19の様に、突条部がその長手方向に沿って設けられており、これら突条部がガイドレール13aの上側面および下側面にその長手方向に沿って設けられた溝部に嵌合する事で、嵌合凹部171dがガイドレール13aに脱線防止されつつスライド自在に嵌合されている。
各押上げ部172は、例えば縦長の板状に形成された基部172bを有し、その基部172bの前面に、前方に突出する様に前方突出部172cが形成され、その前方突出部172cに、拡径用器具9側の側方に突出する様に先端部172aが設けられ、またその基部172bの後面に、上端位置決め部171の基部171bの前面に縦方向に設けられたガイドレール171gに摺動自在に嵌合する嵌合凹部172dが設けられ、またその基部172bの下端に、カム板15に形成された前方延出部15bの先端部と当接する当接部172eが後方に突出する様に設けられて構成されている。尚、押上げ部172の先端部172aの先端は、上端位置決め部171の先端部171aの場合と同様に、拡径用器具9の先端部9bと干渉しない様に例えば凹状に形成されている。
この様に、押上げ部172が上端位置決め部171の前面に配設されたガイドレール171gに摺動自在に配設されることで、上端位置決め部171が拡径用器具9に対して接近(または離反)移動することで、その移動に伴って押上げ部172が拡径用器具9に対して接近(または離反)移動され、またカム板15が上方移動することで、カム板15の前方延出部15bにより押上げ部172の当接部172eが上方に押上げられ、この押上げにより押上げ部172が上方移動され、またカム板15が下方移動することで、その移動に伴って押上げ部172がその自重により下方移動する様になっている。
また、押上げ部172の嵌合凹部172dの両側の内側面には、突条部(不図示)がその長手方向に沿って設けられており、これら突条部が上端位置決め部171のガイドレール171gの両側の側面にその長手方向に沿って配設された溝部(不図示)に嵌合する事で、押上げ部172の嵌合凹部171dが上端位置決め部171のガイドレール171gに脱線防止されつつスライド自在に嵌合されている。
また、押上げ部172の前方突出部172cの上面には、その頭部172fが一段幅広に形成された棒状の落下防止用ストッパ172gが立設されている。このストッパ172gは、その頭部172fが上端位置決め部171の前方突出部171cの上側に突出する様に、前方突出部171cに設けられた貫通孔171hに上下動自在に挿通配置されている。即ち、ストッパの頭部172fの幅が貫通孔171hの幅より大きく形成されており、頭部172fが貫通孔171hの上面側開口に引っ掛かることで、押上げ部172がそれより下方に落ちない様になっている。
カム板15は、図18および図19の様に、上端位置決め部171の各カムローラ171fが配置される左右一対のカム溝15aと、操作力伝達機構21のレバー部21aに設けられたカムローラ21bが配置されるたカム溝15cと、その下端から配置板13に設けられた開口部13を通って前方に延出され、押上げ部172の当接部172eを押し上げるための前方延出部15bと、その前面に配設され、配置板13の後面に縦方向に配設されたガイドレール13dに摺動自在に嵌合する嵌合凹部15dと、カム板15を上方に付勢するコイルバネ15eとを備える。
カム溝15aは、縦に延びた縦溝部15a−1の上部に外側に傾斜した傾斜溝部15a−2が連設されて構成されている。
コイルバネ15eは、その下端が、カム板15の後面において後方に突出する様に配設された係止部15fに係止され、その上端が、枠体11に配設された係止部11bに係止されて備えられている。
またカム板15は、枠体11に配設された上側ストッパ11cによりその上死点が規定され、配置板13に配設された下側ストッパ13eによりその下死点が規定されている。
この構成により、カム板15は、操作力伝達機構21のレバー部21aにより上方に押上げられることで配置板13のガイドレール13dに沿って上方移動される。そして、そのカム板15の上方移動に伴って、上端位置決め部171のカムローラ171fがカム板15のカム溝15aに沿ってカム溝15aの上端から下端に移動される。そしてその際のカムローラ171fのカム溝15aの傾斜溝部15a−2内の移動により、上端位置決め部171が拡径用器具9側に所定位置まで接近移動され(従って押上げ部172も拡径用器具9側に所定位置まで接近移動され)、またカムローラ171fのカム溝15aの縦溝部15a−1内の移動の間は、上端位置決め部171は(従って押上げ部172も)前記所定位置で停止される。そして更にカム板15が上方移動されることで、カム板15の前方延出部15bにより押上げ部172の当接部172eが押上げられ、この押上げにより押上げ部172がその上死点まで上方移動される。
操作力伝達機構21は、図11および図12の様に、カム板15を押し上げるためのレバー部21aと、レバー部21aの端部に回動自在に設けられた垂下部21cと、垂下部21cとフットペダル19との間を繋ぐ伝達用ワイヤー21dと、伝達用ワイヤー21dをガイドするガイドローラ21eとを備える。
レバー部21aは、図18の様に、その中間部分が枠体11に軸P1周りに回動自在に固定配置され、その一端側にカム板15のカム溝15cに配置する様にカムローラ21bが配設され(即ちここではその一端側はカムローラ21bを介してカム板15に連結されている。)、図11の様に、その他端側21fに垂下部21cが回動自在に配設されて構成される(即ちここではその他端側21fは垂下部21cおよびワイヤー21dを介してフットペダル19に連結されている)。
この様に構成された操作力伝達機構21では、フットペダル19の踏み込みによってワイヤー21dを介してレバー部21aの他端側21fが下方に引き下げられ、この引き下げによるレバー部21aの軸P1回りの回動によってカム板15が上方に押上げられて上方移動される。
また操作力伝達機構21には レバー部21aの他端側21fがその下死点まで引き下げられると(即ち押上げ部172がその上死点まで押し上げられると)、レバー部21aの端部側21fを逆行可能にするラチェット装置25が備えられている。
ラチェット装置25は、図18,図21および図22の様に、ケース部25aと、ケース部25a内に収容配設されたのこぎり状の歯部25bと、歯部25bに引っ掛かる爪部25cと、歯部25bの正面側に各歯の連設方向に沿って移動自在に配置されると共に爪部25cを各歯の連設方向に回動自在に保持するスライド体25dと、レバー部21aの回動動作に連動してスライド体25dを歯部25bの各歯の連設方向に上下移動させるアーム部25eとを備える。
ケース部25aには、その内部にスライド体25dが通るガイド状の通路25fが縦方向に形成され、その通路25fの側面にその長手方向に沿って爪部25cの先端25c−1が通る凹状溝25gが形成され、その通路25fの反対側の側面にその長手方向に沿って爪部25cの基端25c−2が通るスリット状の開口部25hが形成されている。そして、凹状溝25gの底面にその長手方向に沿って歯部25bが配設されている。
スライド体25dは、例えば直方体状のブロック状に形成され、その左右の両側面に、その両側面を貫通する様に貫通孔25iが形成されており、その貫通孔25i内には、爪部25cがその先端25c−1および基端25c−2をスライド体25dの外に突出する様にして回動自在に軸25jにより軸支されている。この軸25jの両端は、通路25fの前後の両側面にその長手方向に沿って形成されたスリット状の孔25kからケース部25aの外に突出されて、アーム部25eに軸支されている。
またスライド体25dには、爪部25cを歯部25bに対して垂直に付勢させるためのコイルバネ25mが備えられている。このコイルバネ25mは、その一端が爪部25cの基端25c−2に係止され、その他端がスライド体25dに設けられた係止部25nに係止される様にして配設されている。この係止部25nは、スライド体25dの側面に立設されその先端が爪部25cの基端25c−2の後方に回り込む様に形成されており、ケース部25aの開口部25hから外に突出する様に配置される。
アーム部25eは、その一端が二股状に形成され、その二股部分の間にケース部25aが配置されて、その二股部分に、ケース部25aの両側面から突出した軸25jの両端が軸支され、他方その他端が操作力伝達機構21のレバー部21aに回動自在に配設されて構成される。
この様に構成されたラチェット装置25では、レバー部21aの他端側21fがその上死点にあるときは、スライド体25dはケース部25aの通路25fの上半側に位置され、爪部25cは歯部25bの上方側に位置されている。そして、レバー部21aの他端側21fが下方に引き下げれると、その引き下げに伴ってアーム部25eを介してスライド体25dが通路25fに沿って下方に移動され、この移動に伴って爪部25cの先端25c−1が歯部25bの各歯に順に係合し、この係合によりスライド体25dが逆行防止状に(即ちレバー部21aの他端側21fが上方に戻らない様に)下方に移動されて行く。そして、レバー部21aの他端側21fがその下死点まで引き下げられると、スライド体25dが通路25fの下半側に位置されて、爪部25cが歯部25bの下方側に位置されて爪部25cの先端25c−1が歯部25bから外れ、スライド体25dが逆行可能状態(即ちレバーの他端側21fが上方に移動可能状態)になる。この様にして、レバー部21aの他端側21fがその下死点まで引き下げられるとその上死点に戻れる様になっている。
次に、この取付装置10の動作を説明する。
まず、図12の様に、拡径用器具9を手で前方に倒して拡径用器具9の拡径部(先端部)9bを嵌合機構17の前方に引き出し、その状態で、その拡径用器具9に編組スリーブ3、環状部品7および外部接続用部品5をセットする。
より詳細には、まず編組スリーブ3の外周に環状部品7を通しておく。そしてその編組スリーブ3を、拡径用器具9の拡径部9bが編組スリーブ3の一端側の拡径性開口部3bから編組スリーブ3内に挿入されて他端側の縮径性開口部3a付近に挿通配置する様に拡径用器具9の外周にセットする(図16参照)。この様にセットすることで、編組スリーブ3が乱れることなく拡径用器具9の拡径部9bにより縮径性開口部3aを内側から拡げる事ができる。尚、このセット状態では、拡径用器具9の拡径部9bの胴体部9cの端部9dは編組スリーブ3の縮径性開口部3aの内側に配置されている。
そして次に、編組スリーブ3に通された環状部品7を拡径用器具9の拡径部9bの胴体部9cの中間部分の外周に編組スリーブ3を介してセットすると共に、外部接続用部品5をそのスリーブ取付部5bが拡径用器具9の胴体部9cの端部9dの外周に嵌合させる様にして拡径用器具9にセットする(図16参照)。このセット状態では、外部接続用部品5のスリーブ取付部5bは、拡径用器具9にセットされた編組スリーブ3の縮径性開口部3aの内側に配置されている。
そして、この様に拡径用器具9に編組スリーブ3、環状部品7および外部接続用部品5がセットされると、手でその拡径用器具9を起こして直立状態にしてその拡径部9bを嵌合機構17内(即ち一対の上端位置決め部171の間および一対の押上げ部172の間)に配置させる(図23)。
そしてこの状態でフットペダル19をその下死点まで踏み込むと、その踏み込みに応じた分だけワイヤー21dを介してレバー部21aの他端側21fが下方に引き下げられ、これによってレバー部21aが軸P1回りに回動されてカム板15が押し上げられて上方移動される。
そして、そのカム板15の上方移動に伴って、まず各上端位置決め部171が所定位置S1まで拡径用器具9側に接近移動されると共に各押上げ部172も所定位置S2まで拡径用器具9側に接近移動される(図23)。そしてこの接近状態では、各上端位置決め部171の先端部171aが拡径用器具9の拡径部9bにセットされた外部接続用部品5の上端に当接すると共に、各押上げ部172の先端部172aが拡径用器具9の拡径部9bにセットされた環状部品7の下方側に配置する。
そして、更にカム板15が上方移動すると、その上方移動に伴って各押上げ部172が上昇移動(即ち各上端位置決め部171に対して接近移動)されて、各押上げ部172の先端部172aが環状部品7の下端に当接してその先端部172aを介して環状部品7を押上げて行く。
そしてカム板15がその上死点まで上方移動すると、各押上げ部172により環状部品7が最後まで押上げられて、環状部品7が外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周に編組スリーブ3の縮径性開口部3aを挟み込む様に嵌合される(図24)。そしてこの嵌合により、編組スリーブ3の縮径性開口部3aへの外部接続用部品5の取り付けが完了する。
尚、フットペダル19が一旦踏み込まれて、レバー部21aの他端側21fが下方に引き下げられ始めると、ラチェット装置25により、フットペダル19をその下死点まで踏み込んでレバー部21aをその下死点まで引き下げないと(即ち押上げ部172がその上死点まで上がり切って環状部品7を外部接続用部品5のスリーブ取付部5bに奥まで嵌合させないと)、レバー部21aの他端側21fが上死点側に戻らない様になっている。これにより、外部接続用部品5のスリーブ取付部5bに環状部品7が不完全な状態で嵌合される事が防止される。
そして、フットペダル19の踏み込みを解除すると、フットペダル19が所定のバネにより踏み込み前の状態に自立復帰すると共にカム板15がその自重でその下死点まで下方移動し、このカム板15の下方移動に伴って各上端位置決め部171および各押上げ部172が元の位置に戻される。
そして、拡径用器具9を手で前方に倒して拡径用器具9の拡径部9bを嵌合機構17の前方に引き出し、拡径用器具9からその編組スリーブ3を外せばよい。
以上の様に構成された取付装置10によれば、棒状に形成されて立設され、その先端部9bが編組スリーブ3の径を拡げる拡径部となっており、その先端部9bが編組スリーブ3の一端側の拡径性開口部3bから編組スリーブ3内に挿入されて他端側の縮径性開口部3a付近に挿通配置する様にその外周に編組スリーブ3がセットされ、且つ前記編組スリーブ3の外周に環状部品7がセットされ、且つ外部接続用部品5のスリーブ取付部5bが前記編組スリーブ3の縮径性開口部3aの内側に配置する様にその先端部9bに外部接続用部品5がセットされる拡径用器具9と、所定方向(ここでは上下)に移動可能に配置されたカム板15と、拡径用器具9の先端部9bの両側においてカム板15の動作に連動して拡径用器具9に対して接近解離移動する様に配置され、その接近移動によりその所定部分(ここでは先端部)171aが拡径用器具9にセットされた外部接続用部品5の上端上に配置する一対の上端位置決め部171と、拡径用器具9の先端部9bの両側においてカム板15の動作に連動して拡径用器具9に対して接近解離移動すると共に一対の上端位置決め部171に対して接近解離移動する様に配置され、その拡径用器具9に対する接近移動によりその先端部172aが拡径用器具9にセットされた環状部品7の下方に配置され、その一対の上端位置決め部9に対する接近移動によりその先端部172aを介して前記環状部品7を押上げて、前記環状部品7を前記外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周に編組スリーブ3の縮径性開口部3aを挟み込む様にして嵌合させる一対の押上げ部172とを備えるので、上記の様に拡径用器具9に編組スリーブ3、外部接続用部品5および環状部品7をセットしてカム板15を上下動させるだけで、編組スリーブ3の編組を乱さずに均一に保った状態で外部接続用部品5を編組スリーブ3に取り付ける事ができる。
また、フットペダル19の踏操作によりレバー部21aが回動されてカム板15が上下動されるので、フットペダル19の踏操作で容易にカム板15を上下動させる事ができる。
また、拡径用器具9は、直立状態と傾倒状態の間で角度調整自在に立設され、その傾倒状態でその先端部9bが一対の上端位置決め部171および一対の押上げ部172の前方側に突出されるので、拡径用器具9を傾倒させた状態で拡径用器具9に編組スリーブ3、外部接続用部品5および環状部品7をセットすることで、一対の上端位置決め部171および一対の押上げ部172が邪魔にならずに、拡径用器具9に編組スリーブ3、外部接続用部品5および環状部品7をセットできる。
また、拡径用器具9の先端部9bにおける外部接続用部品5がセットされる部分9dは、外部接続用部品5が先端部9bにセットされた状態で、外部接続用部品5のスリーブ取付部5bの外周面と先端部9bの外周面とが平坦になる様に、先端部9bの外周面から一段低く形成されるので、拡径用器具9と外部接続用部品5との間に編組スリーブ3の線組が挟まらない様にして拡径用器具の先端部9bに外部接続用部品5をセットできる。
尚、この実施の形態では、フットペダル19を用いて取付装置10を踏操作する場合で説明したが、垂下部21cからワイヤー21dを外して、その代わりに垂下部21cに取っ手部を設けて、その取っ手部を握って手でレバー部21aを下方に引き下げる様にしてもよい。この様にすれば、レバー部21aを介して手で容易にカム板15を上下動させる事ができる。
また、この実施の形態では、手または足等の人力で操作する場合で説明したが、カム板15を直接またはレバー部21aを介して間接的にアクチュエータ等の電動手段を用いて上下動させることで、電動式で操作する様にしてもよい。

Claims (7)

  1. 編組スリーブの外周を環状部品に通す工程と、
    所定の拡径用器具を拡径性開口部側から前記編組スリーブ内に挿入することにより、前記編組スリーブの縮径性開口部を他端側の前記拡径性開口部側から拡げる工程と、
    拡げられた前記縮径性開口部を外部接続用部品の筒状のスリーブ取付部の外周に被せる工程と、
    前記スリーブ取付部の外周に、その外周に被された前記編組スリーブの前記縮径性開口部を挟み込む様にして前記環状部品を嵌合する工程と、
    を含むことを特徴とする編組スリーブへの外部接続用部品の取付方法
  2. 前記編組スリーブの両端の開口部に外部接続用部品をそれぞれ取り付ける場合において、前記編組スリーブの拡径性開口部に一方の外部接続用部品を取り付ける前に、前記編組スリーブの縮径性開口部に他方の外部接続用部品を取り付けることを特徴とする請求項1に記載の編組スリーブへの外部接続用部品の取付方法。
  3. 編組スリーブの縮径性開口部に外部接続用部品を取り付ける取付装置であって、
    棒状に形成されて立設され、その先端部が編組スリーブの径を拡げる拡径部となっており、その先端部が編組スリーブの一端側の拡径性開口部から編組スリーブ内に挿入されて他端側の縮径性開口部付近に挿通配置する様にその外周に編組スリーブがセットされ、且つ前記編組スリーブの外周に環状部品がセットされ、且つ外部接続用部品のスリーブ取付部が前記編組スリーブの前記縮径性開口部の内側に配置する様にその先端部に外部接続用部品がセットされる拡径用器具と、
    所定方向に移動可能に配置されたカム板と、
    前記拡径用器具の前記先端部の両側において前記カム板の動作に連動して前記拡径用器具に対して接近解離移動する様に配置され、その接近移動によりその所定部分が前記拡径用器具にセットされた前記外部接続用部品の上端上に配置する一対の上端位置決め部と、
    前記拡径用器具の前記先端部の両側において前記カム板の動作に連動して前記拡径用器具に対して接近解離移動すると共に前記一対の上端位置決め部に対して接近解離移動する様に配置され、その前記拡径用器具への接近移動によりその所定部分が前記拡径用器具にセットされた前記環状部品の下方に配置され、その前記一対の上端位置決め部への接近移動によりその前記所定部分を介して前記環状部品を押上げて、前記環状部品を前記外部接続用部品のスリーブ取付部の外周に前記編組スリーブの縮径性開口部を挟み込む様にして嵌合させる一対の押上げ部と、
    を備えることを特徴とする取付装置
  4. その中間部分が回動自在に固定配置され、その一端側が前記カム板と連結されたレバー部とを備え、
    前記レバー部の他端側の操作により前記レバー部が回動されて前記カム板が前記所定方向に可動されることを特徴とする請求項3に記載の編組スリーブへの外部接続用部品の取付装置。
  5. フットペダルと、
    その中間部分が回動自在に固定配置され、その一端側が前記カム板と連結され、その他端側が前記フットペダルに連結されたレバー部とを備え、
    前記フットペダルの踏操作により前記レバー部が回動されて前記カム板が前記所定方向に可動されることを特徴とする請求項3に記載の編組スリーブへの外部接続用部品の取付装置。
  6. 前記拡径用器具は、直立状態と傾倒状態の間で角度調整自在に立設され、その傾倒状態でその先端部が前記一対の上端位置決め部および前記一対の押上げ部の前方側に突出されることを特徴とする請求項3〜請求項5の何れかに記載の編組スリーブへの外部接続用部品の取付装置。
  7. 前記拡径用器具の先端部における前記外部接続用部品がセットされる部分は、前記外部接続用部品が前記先端部にセットされた状態で、前記外部接続用部品のスリーブ取付部の外周面と前記先端部の外周面とが平坦になる様に、前記先端部の外周面から一段低く形成されることを特徴とする請求項3〜請求項6の何れかに記載の編組スリーブへの外部接続用部品の取付装置。
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