JP2008024406A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】パンチユニットの交換が行われた時に自動的にパンチユニットの調整を行う後処理装置と、画像形成装置とから構成される画像形成システムの提供。
【解決手段】画像形成装置と、交換可能なパンチユニットを備える後処理装置とからなる画像形成システムであって、前記パンチユニットは各ユニット毎に付与されたユニット識別情報を有し、前記後処理装置は、前記ユニット識別情報を検知するユニット識別情報検知手段と、前記パンチユニットに設けられたセンサの調整を行うユニット調整手段と、
前記ユニット識別情報と、前記ユニット調整手段が行った調整値とを記憶する調整値記憶手段と、電源投入時に検知された前記ユニット識別情報と、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報及び前記調整値とを基にして、前記ユニット調整手段に調整実行の指示をする調整実行指示手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
【選択図】図7
【解決手段】画像形成装置と、交換可能なパンチユニットを備える後処理装置とからなる画像形成システムであって、前記パンチユニットは各ユニット毎に付与されたユニット識別情報を有し、前記後処理装置は、前記ユニット識別情報を検知するユニット識別情報検知手段と、前記パンチユニットに設けられたセンサの調整を行うユニット調整手段と、
前記ユニット識別情報と、前記ユニット調整手段が行った調整値とを記憶する調整値記憶手段と、電源投入時に検知された前記ユニット識別情報と、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報及び前記調整値とを基にして、前記ユニット調整手段に調整実行の指示をする調整実行指示手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置とパンチユニットを備えた後処理装置とからなる画像形成システムに関する。
画像形成装置と、画像形成された用紙にファイリング用の穿孔処理を施す後処理装置とから構成される画像形成システムは、広く一般に使用されている画像形成システムである。
このような画像形成システムにおける後処理装置の穿孔手段は、穿孔に関わる主な機構部と用紙の側縁を検知するセンサとを1つの交換可能なユニットとしてまとめたパンチユニットと称されるユニットを備えるものが多い。この様なパンチユニットは、穿孔目的によって目的に適合する仕様のパンチユニットに交換されたり、穿孔性能を維持するために交換されるることが多いが、この交換時に使用者が行わなければならない作業は面倒なものであり、また注意を要求されるものである。
このような状況に対応するために、準備される各パンチユニットに穿孔目的毎、例えば穿孔位置や穿孔の数等に対応させたユニット識別情報を付与して、パンチユニットの交換時に、このユニット識別情報を検知して、穿孔目的の実行に必要な設定を自動的に行うようにする提案もある(例えば、特許文献1参照。)。
この提案では、パンチユニットの使用目的に変更がなく、単に穿孔の品質を維持するための同仕様のユニット交換が行われた場合には、ユニット識別情報は変わらないことから、ユニットに対応する設定値も変わらない。
しかしながら、同じ仕様のパンチユニットであっても、ユニットの交換がなされたときには、再度調整を行わなければならない場合も多い。この作業もまた面倒なものであり、また注意を要求されるものである。
特開平9−151025号公報
本発明は、上述した様な状況に鑑みてなされたもので、その目的は、パンチユニットの交換が行われた時に自動的にパンチユニットの調整を行う後処理装置と、画像形成装置とから構成される画像形成システムの提供にある。
上記課題は、以下の発明を実現することにより達成される。
1.画像形成装置と、交換可能なパンチユニットを備える後処理装置とからなる画像形成システムであって、
前記パンチユニットは各ユニット毎に付与されたユニット識別情報を有し、
前記後処理装置は、
前記ユニット識別情報を検知するユニット識別情報検知手段と、
前記パンチユニットに設けられたセンサの調整を行うユニット調整手段と、
検知された前記ユニット識別情報と、前記ユニット調整手段が行った調整値とを記憶する調整値記憶手段と、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報と、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報及び前記調整値とを基にして、前記ユニット調整手段に調整実行の指示をする調整実行指示手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。
2.前記調整実行指示手段は、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報が、前記調整値記憶手段に記憶されていなかった場合、
前記ユニット調整手段に調整実行の指示をすることを特徴とする1項に記載の画像形成システム。
3.前記調整実行指示手段は、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報が、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報と異なっていた場合、
前記ユニット調整手段に調整実行の指示をすることを特徴とする1又は2項に記載の画像形成システム。
4.前記調整実行指示手段は、
電源投入時に、パンチユニットが装填されていなかった場合、または前記ユニット識別情報が検知されなかった場合、
前記調整値記憶手段に記憶されている前記ユニット識別情報と前記調整値とを消去することを特徴とする1〜3項のいずれか1項に記載の画像形成システム。
1.画像形成装置と、交換可能なパンチユニットを備える後処理装置とからなる画像形成システムであって、
前記パンチユニットは各ユニット毎に付与されたユニット識別情報を有し、
前記後処理装置は、
前記ユニット識別情報を検知するユニット識別情報検知手段と、
前記パンチユニットに設けられたセンサの調整を行うユニット調整手段と、
検知された前記ユニット識別情報と、前記ユニット調整手段が行った調整値とを記憶する調整値記憶手段と、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報と、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報及び前記調整値とを基にして、前記ユニット調整手段に調整実行の指示をする調整実行指示手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。
2.前記調整実行指示手段は、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報が、前記調整値記憶手段に記憶されていなかった場合、
前記ユニット調整手段に調整実行の指示をすることを特徴とする1項に記載の画像形成システム。
3.前記調整実行指示手段は、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報が、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報と異なっていた場合、
前記ユニット調整手段に調整実行の指示をすることを特徴とする1又は2項に記載の画像形成システム。
4.前記調整実行指示手段は、
電源投入時に、パンチユニットが装填されていなかった場合、または前記ユニット識別情報が検知されなかった場合、
前記調整値記憶手段に記憶されている前記ユニット識別情報と前記調整値とを消去することを特徴とする1〜3項のいずれか1項に記載の画像形成システム。
本発明により、画像形成装置と、パンチユニットを備えた後処理装置とからなる画像形成システムにおける、パンチユニットの交換時の調整作業が省略、又は軽減される。また、交換時の調整忘れが防止される。
以下、本発明の実施の形態の説明を、図面を基に行う。
図1は、画像形成装置Gに交換可能なパンチユニットを備える後処理装置Fが接続された画像形成システムの概念図である。
図1で示す画像形成システムは、画像形成装置G、大容量給紙装置U、後処理装置F、及び自動原稿送り装置Aから構成される。
画像形成装置Gは、画像読み取り手段1、画像書き込み手段2、画像形成手段3、給紙手段4、搬送手段5、定着手段6、排紙手段7、反転手段85、両面コピー給紙手段8、操作表示手段9、制御手段C1等から構成されている。また、画像形成装置Gの上部には、自動原稿送り装置Aが搭載され、右方には大容量給紙装置U、左方には後処理装置Fが連結されている。
自動原稿送り装置Aの原稿台上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され、画像読み取り手段1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換された画像情報は、制御手段C1にてアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等がなされた後、メモリM1に格納される。
画像書き込み手段2は、メモリM1に格納された前記画像情報を読み出して、レーザビームにより画像形成手段3の感光体ドラム31を走査露光することによって、感光体ドラム31上に、対応する潜像を形成する。
画像形成手段3においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の公知の電子写真プロセスによる処理が行われ、給紙手段4又は大容量給紙装置Uから給送された用紙Pにトナー画像が転写される。
トナー画像を担持した用紙Pは、定着手段6のローラによる加圧、加熱を受けてトナー画像が定着され、図の点線位置にある搬送路切換ガイド8Aに導かれ、排紙ローラ8Bにより後処理装置Fに送り込まれる。用紙Pの裏面への画像形成を行う両面コピーの場合には、用紙Pは実践位置にある搬送路切換ガイド8Aに導かれ、用紙検知センサ、および、反転ローラ等から構成される反転手段85に搬送され、表裏が反転されて、両面コピー給紙手段8に送り込まれ、再び、画像形成手段3に給紙される。裏面への画像形成が終了し、両面に画像形成された用紙Pは点線位置にある搬送路切換ガイド8Aに導かれ、排紙ローラ8Bにより後処理装置Fに送り込まれる。
後処理装置Fは、穿孔手段20、シフト手段30、中間スタッカ40、綴じ手段50、用紙搬送のための複数のローラとセンサからなる用紙搬送手段、処理済みの用紙Pを積載する排紙トレイ80A、80B、排紙トレイ80Bの昇降を行う排紙トレイ昇降手段800と、これらを制御する制御手段C2と、前記御手段C2に各種設定情報を入力するための操作表示手段280等から構成されている。
穿孔手段20は、画像形成装置Gにより画像形成され出力された用紙P、および、後処理装置Fの用紙トレイ70A、70Bより給送されてきた用紙Pにファイリング用の孔をあける手段である。穿孔手段20の主要な機構部、即ち、穿孔を行うパンチとダイスとそれらを駆動する機構部は交換可能に一体化されておりパンチユニットと呼ばれる。
なお、穿孔手段20による穿孔処理は、画像形成装置Gの操作表示手段9,もしくは後処理装置Fの操作表示手段280にて設定された条件に従って行われる。
シフト手段30は、用紙Pを搬送幅方向に、所定の原稿枚数から構成される部毎に排紙位置を変えて排紙する処理ユニットであり、何枚毎にシフトするかは画像形成装置Gの制御手段C1から送られた情報、もしくは後処理装置Fの操作表示手段280にて設定された指示情報により決定される。
綴じ手段50は中間スタッカ40に積載された用紙Pの束を綴じ針で綴じる手段あり、一般にステ−プラと称されるものである。用紙画像形成装置Gから排紙された用紙Pは、搬送ローラ201、202、94、95、および96により搬送され、中間スタッカ40上に設定枚数に到達するまで堆積された後に、綴じ処理(ステープル処理)が施される。綴じ処理後の用紙Pは、中間スタッカ40の移動により押し上げられ、端部が排紙ローラ97に挟持された後、排紙トレイ80B上に排紙される。
綴じ枚数、綴じ位置(例えば、縦辺部を綴じるか、あるいは横辺部か等)、および綴じ数等の処理条件は、画像形成装置Gの操作表示手段9,もしくは後処理装置Fの操作表示手段280にて設定された条件により決定される。
図2は、画像形成システムの制御関係を示すブロック図である。
画像形成装置Gの制御手段C1はCPU、メモリをはじめ、演算ユニット、I/Oポート、通信用インターフェイス等を有するコンピュータシステムであり、画像形成装置の各手段を駆動する回路も有している。各手段の制御は、メモリに格納してある当該のジョブに対応するプログラムを実行させることによりなされる。
後処理装置Fの制御手段C2、大容量給紙装置Uの制御手段C3、自動原稿送り装置A1の制御手段C4も、制御手段C1に比較して規模は小さいが同様なコンピュータシステムである。制御手段C1と他の制御手段C2〜4とは通信手段T2〜3を介して結ばれている。また、制御手段C1は、通信手段T1を介して、コンピュータをはじめとする情報処理装置、及び協同してジョブを実行する画像形成装置との情報交換ができるように構成されている。
なお、本ブロック図においては、本発明の説明に直接関係しないブロックの記載は省略されている。
次に、穿孔手段20の説明を、図3〜5を基に行う。
図3は、穿孔手段近傍の上面図である。
画像形成装置Gの排紙口から矢印aの方向に進行してきた用紙Pは、その先端が用紙検知センサSS1により検知された後、搬送ローラ201に突き当たり、搬送方向の曲がりが矯正されて停止する。その後、一旦停止した前記用紙Pは、搬送ローラ201によりパンチユニットPUに送り出され、搬送ローラ202に挟持されさらに進行する。
進行する前記用紙の後端が、用紙検知センサSS1により検知されると、後端が前記用紙検知センサSS1から予め設定される距離Lまで進行して停止するように用紙Pの搬送が制御される。前記距離Lは、用紙Pの後端と用紙にあけられる孔の中心位置との距離LLにより設定されるものである。
側縁検知センサS1〜5は搬送路の上面から下方を睨む光学センサで、通過する用紙Pの側縁を検知するセンサである。これらの側縁検知センサS1〜5は、用紙Pの幅方向に向けた直線上に並べられ、側縁検知センサユニットSS2としてまとめられて、図3の一点鎖線の長方形で示すパンチユニットPUの所定位置に取り付けられている。側縁検知センサユニットSS2と用紙Pにあけられる孔の中心位置との距離Dは、側縁検知センサS1からS5のいずれかのセンサにより側縁が検知された時に、用紙Pにあけられる複数の孔、例えば2つ、又は4つ孔の位置が用紙幅の中心線を基に正しく振り分けられるように決められている。なお、側縁検知センサの数と各側縁検知センサの間隔は、処理をする用紙幅に対応して決められるものである。
パンチユニットPUは矢印y方向に移動可能で、用紙Pの後端が所定位置にて停止すると、予め定められた範囲の距離をy方向に移動して、側縁検知センサS1からS5のいずれかにより用紙Pの側縁が検知されると、移動を停止して、穿孔動作に入る。
図4は、画像形成装置Gの排紙口方向から見た穿孔手段20の正面図である。
パンチユニットPUはユニット取り付け部材210に着脱可能に取り付けられている。前記ユニット取り付け部材210は、穿孔手段20の両側板211に両端が固定されているガイド部材212に摺動できるように取り付けられている。
前記ユニット取り付け部材210には、ラックRCと、ピニオンPNと、減速機付きの駆動モータMT1からなるユニット移動手段220が接続され、前記駆動モータMT1が制御されることにより、パンチユニットPUの矢印y方向への移動と停止が制御される。
この制御により、用紙Pの幅方向の孔位置が調整される。
この制御により、用紙Pの幅方向の孔位置が調整される。
また、パンチユニットPUの外装部には、ユニット識別情報が付与されたユニット識別ラベルBが貼られている。前記ユニット識別情報とは、各ユニット毎に付与される固有のコード、又は数字である。本実施の形態では、ユニット認識ラベルBの持つユニット識別情報はバーコードにより表現されているが、適宜に他の技術手段を採用しても良い。
ユニット認識ラベルBが直面する穿孔手段20の両側板211の面には、ユニット認識ラベルBのコードを読み取るユニット識別情報検知手段である読み取り手段250が設けられている。前記読み取り手段250により読み取られたユニット識別情報は制御手段C2に送られる。
前記読み取り手段250の近傍には、パンチユニットPUが装填されているか否かを検知する装填検値センサ251が設けられている。なお、前記読み取り手段250に前記装填検値センサ251の機能を持たせてもよい。
図5は、パンチユニットPUの側面図である。
パンチユニットは、図の1点鎖線で示す2つの矩形で示されており、本図では、減速機付きの駆動モータMT2により回転する偏芯カム230、前記偏芯カム230の回転により上下するパンチ231、前記パンチ231を受けるダイス232等が示されている。
すでに図3にて説明したように、矢印a方向から進行してきた用紙Pは、その後端が用紙検知センサSS1により検知された後に、穿孔処理を行うための所定位置にて停止する。その後、ユニット移動手段220の作動によりユニットが図の奥行き方向(図3、4のy方向)に移動して、側縁検知センサS1〜5により用紙の側縁が検知されると、その位置にて停止する。
停止した用紙Pの所定位置には、前記駆動モータM2が駆動され、パンチ231が上下することにより、孔があけられる。穿孔処理された用紙Pは、搬送ローラ202によって次の処理工程に向けて搬送される。
上述したような、穿孔手段20で用いられるパンチユニットPUに対しては、できる限り軽量コンパクトで、保守性が良く、且つコストを低くしたいという要求が強い。その結果、パンチユニットPUに設けられている用紙Pの側縁を検知する複数の側縁検知センサS1〜5も、センサのみが取り付けられており、それらの光源を制御する回路、あるいは光量の変化を増幅するための増幅回路は、パンチユニットPU内ではなく、後処理装置Fの制御手段C2に設けられることが多い。
しかしながら、これらセンサは、特性上のバラツキを有していることから、パンチユニットPUを交換すると、制御部C2に設定されたセンサに関する設定値、例えば、センサ毎に設けた用紙Pの表面からの反射光に対応する電圧レベル等の設定値が適合せず、満足する検知特性が得られない場合がある。そのため、パンチユニットPUを交換すると、それに伴う設定値の変更が必要になる。本発明による後処理装置は、センサ毎に検知レベルを自動的に設定するユニット調整手段500を有している。
ユニット調整手段500は、側縁検知センサS1〜5の出力電圧値VOUTを自動的に調整する手段である。なお、本実施の形態における側縁検知センサS1〜5は、光源と、受光センサが一体となった反射型光学センサである
図5に示すように、側縁検知センサS1〜5の下方には、予め定めた反射率を有する反射板233が設けられており、用紙Pが側縁検知センサS1〜5と反射板233の間に存在しない場合には、反射板233による反射光の受光に対応した出力電圧値VOUTが、側縁検知センサS1〜5から出力される。
図5に示すように、側縁検知センサS1〜5の下方には、予め定めた反射率を有する反射板233が設けられており、用紙Pが側縁検知センサS1〜5と反射板233の間に存在しない場合には、反射板233による反射光の受光に対応した出力電圧値VOUTが、側縁検知センサS1〜5から出力される。
図6は、ユニット調整手段500の処理の流れを示すフローチャートである。
ユニット調整を実行する指示が出されると、プログラムであるユニット調整手段500が処理を開始する。先ず、調整を行う側縁検知センサを指定するための数値Nに1が設定され(ステップS21)、その結果、側縁検知センサS1が選択される。
側縁検知センサS1〜5の光源の光量は、各センサ毎に設けられた個別の電源による印加電圧LVにより制御される。ここでいうユニット調整とは、前記印加電圧LVを調整することによって、各センサの出力電圧を一定の範囲内に設定する調整を意味している。
先ず、光源には予め設定された電圧であるV1が印加され(ステップS23)、側縁検知センサS1の出力電圧VOUTが測定される(ステップS24)。もし、出力電圧VOUTが予め設定された上限基準値VUを超えていた場合には(ステップS25:Y)、初期値のV1が設定されている前記印加電圧LVから、予め設定される電圧値αを引いた値を新たに印加電圧LVに設定する(ステップS26)。このステップ24、ステップ25:Y、ステップ26の流れは、出力電圧VOUTが上限基準値VU以下になるまで繰り返される。
もし、出力電圧VOUTが上限基準値VU以下になった場合、その値が下限基準値VLを下回ったか否かが判定され(ステップS27)、下回った場合には設定された印荷電圧LVに予め設定される電圧値βを加え(ステップS28)、出力電圧VOUTが下限基準値VL以上となるまで、ステップ24、25、27、28が繰り返される。
もし、出力電圧VOUTがVL以上となった場合(ステップS27)、即ち、VL≦VOUT≦VUとなった場合、その時の印加電圧LVを調整値として調整値記憶手段510に記憶させる(ステップS29)。なお、記憶は、ユニット識別情報、センサを識別するための番号、調整値を1組にして行われる。
最初の側縁検知センサS1の印加電圧(調整値)の記憶が終わると、(ステップS29)、次に調整をする側縁検知センサを指定するためにNに1が加算され(ステップS30)、全ての側縁検知センサの調整が終了するまで、本例では、5つのセンサの調整が終了するまで(ステップS31:Yとなるまで)、ステップ22〜ステップ31の処理が繰り返される。
全ての側縁検知センサの調整値の記憶が終了すると(ステップS29、31:Y)、ユニット調整ルーチンから出ることにより、ユニット調整手段の実行が終了する。
上述したようなユニット調整手段が行った調整により得られた調整値は、ユニット識別情報と組み合わされて、調整値記憶手段510に記憶される。
このように、パンチユニットPUを交換したときには、ユニット調整手段500を実行させて自動的に側縁検知センサS1〜5の調整値である光源の印加電圧LVを設定することができるが、同じパンチユニットPUが再装填されたときには、この調整は必要がない。即ち、調整のための余計な時間を節約する必要がある。
本発明はこのような無駄を省くためになされたもので、パンチユニットPU毎に固有の認識情報を付与して、この認識情報を検知することによってユニット調整手段による調整を実行するか否かを決めるものである。
図7は、調整実行の可否を決定する調整実行指示処理の流れを示すフローチャートである。
後処理装置Fの電源がオンになり、プログラムである調整実行指示手段520が実行されると、パンチユニットが装填されているか否かを検知する装填検知センサ251により、装填の有無が検知され(ステップS11)、もし、装填されていなければ(ステップS11:N)、調整値記憶手段510に記憶されているユニット識別情報とそのユニットに対応して記憶された調整値とを消去して(ステップS12)、ルーチンを出る。
もし、装填されていた場合には(ステップS11:Y)、穿孔手段20に設けられたユニット識別情報検知手段である読み取り手段250により、パンチユニットに付与されているユニット識別情報であるユニット識別ラベルB上のコードがが読み込まれる(ステップS13)。もし、読み込んだユニット識別情報が、調整値記憶手段510に記憶されているものと同一であった場合には(ステップS14:Y)、装填されたパンチユニットPUは、直前まで使用されていたパンチユニットPUと同一であると判断して、調整値記憶手段510に記憶されているユニット識別情報とそのユニットに対応して記憶された調整値は変更せずに、ルーチンを出る。
もし、読み込んだユニット識別情報Bが、調整値記憶手段510に記憶されているものと異なっていた場合には(ステップS14:N)、ユニット調整手段500に実行指示を出す(ステップS15)。
実行指示に従って、ユニット調整手段500が実行され、側縁検知センサS1〜5の調整値が決定し、ユニット識別情報と調整値が調整値記憶手段510に記憶されるとこの処理ルーチンから出る(ステップS16)。
以上説明した様に、パンチユニットを交換した際に、一定の反射率を有する反射板233を検知したときのパンチユニットの側縁検知センサの出力電圧レベルが自動的に調整され、また、不必要な調整作業が防止される後処理装置が実現される。そして、この様な後処理装置が画像形成装置に接続されることにより、使い勝手の良い画像形成システムが実現される。
20 穿孔手段
250 読み取り手段(ユニット識別情報検知手段)
251 装填検知センサ
500 ユニット調整手段
510 調整値記憶手段
520 調整実行指示手段
B ユニット識別ラベル(ユニット識別情報)
C2 後処理装置の制御手段
F 後処理装置
G 画像形成装置
M2 後処理装置のメモリ
P 用紙
PU パンチユニット
SS1 用紙検知センサ
SS2 側縁検知センサユニット
S1〜5 側縁検知センサ
250 読み取り手段(ユニット識別情報検知手段)
251 装填検知センサ
500 ユニット調整手段
510 調整値記憶手段
520 調整実行指示手段
B ユニット識別ラベル(ユニット識別情報)
C2 後処理装置の制御手段
F 後処理装置
G 画像形成装置
M2 後処理装置のメモリ
P 用紙
PU パンチユニット
SS1 用紙検知センサ
SS2 側縁検知センサユニット
S1〜5 側縁検知センサ
Claims (4)
- 画像形成装置と、交換可能なパンチユニットを備える後処理装置とからなる画像形成システムであって、
前記パンチユニットは各ユニット毎に付与されたユニット識別情報を有し、
前記後処理装置は、
前記ユニット識別情報を検知するユニット識別情報検知手段と、
前記パンチユニットに設けられたセンサの調整を行うユニット調整手段と、
検知された前記ユニット識別情報と、前記ユニット調整手段が行った調整値とを記憶する調整値記憶手段と、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報と、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報及び前記調整値とを基にして、前記ユニット調整手段に調整実行の指示をする調整実行指示手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。 - 前記調整実行指示手段は、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報が、前記調整値記憶手段に記憶されていなかった場合、
前記ユニット調整手段に調整実行の指示をすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記調整実行指示手段は、
電源投入時に検知された前記ユニット識別情報が、前記調整値記憶手段に記憶されていた前記ユニット識別情報と異なっていた場合、
前記ユニット調整手段に調整実行の指示をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。 - 前記調整実行指示手段は、
電源投入時に、パンチユニットが装填されていなかった場合、または前記ユニット識別情報が検知されなかった場合、
前記調整値記憶手段に記憶されている前記ユニット識別情報と前記調整値とを消去することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
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2006
- 2006-07-20 JP JP2006197813A patent/JP2008024406A/ja active Pending
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