JP2008019963A - 一方向クラッチ - Google Patents

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Takashi Karube
尚 軽部
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Abstract

【課題】一方向クラッチを小さな力で解除でき、余分の人手等を必要とせずに解除状態を維持できるようにすることである。
【解決手段】保持器4をころ3が外輪1のカム面1aでロックされる方向と逆方向に相対回転させるレバー6を設け、ころ3をカム面1aから離反させた保持器4の相対回転位置で、レバー6の内側側面に設けた凸部7を外輪1の端面に設けた凹部8bに係止することにより、一方向クラッチを小さな力で解除でき、余分の人手等を必要とせずに解除状態を維持できるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ころを係合子として用いた一方向クラッチに関する。
一方向クラッチには、回転中心軸の回りのクラッチ空間で対向する外輪の内周面または内輪の外周面のいずれかに複数の傾斜カム面を設け、このクラッチ空間のカム面が設けられた周方向位置にころを配し、これらのころをカム面でロックされる方向に押圧する弾性部材を、軸方向に延びる柱部で保持する保持器を設け、この保持器を、カム面が設けられた外輪または内輪に対して、ころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転可能とし、回転部の点検や補修等の際に、一方向クラッチを一時的に解除して、回転部を両方向へ回転自在にできるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたものでは、保持器の環状部に設けた孔に隙間を開けて嵌まり込むピンで、保持器をカム面が設けられた外輪に係止し、保持器の環状部と外輪を連結するコイルばねで、ころがカム面でロックされる方向に保持器を回転付勢することにより、保持器の環状部の孔とピンとの隙間分だけ、コイルばねの回転付勢方向に逆らって、ころがカム面でロックされる方向と逆方向に保持器を相対回転できるようにしている。また、保持器の環状部に、切り起こしによって片持ち支持の柱部を形成している。
特開2004−11784号公報
特許文献1に記載された一方向クラッチは、回転部の点検や補修等の際に、一方向クラッチを取り外すことなく回転部を両方向へ回転自在にすることができるが、一方向クラッチを一時的に解除する際に、コイルばねの回転付勢方向に逆らって、保持器をころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転させ、この相対回転させた状態に維持する必要がある。このため、この保持器の維持のために余分の人手等を必要とし、回転部の点検や補修等の作業に手間がかかる問題がある。
また、前記ころが強固にカム面にロックされている場合は、保持器を逆方向に相対回転させるのに大きな力を要し、人手では保持器を相対回転できず、別途の工具等を必要とすることもある。さらに、保持器の柱部が片持ち支持の場合は、柱部が逃げるように変形して、強固にロックされたころがカム面から離脱しない恐れもある。
そこで、本発明の課題は、一方向クラッチを小さな力で解除でき、余分の人手等を必要とせずに解除状態を維持できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、回転中心軸の回りのクラッチ空間で対向する外輪の内周面または内輪の外周面のいずれかに複数の傾斜カム面を設け、このクラッチ空間のカム面が設けられた周方向位置にころを配し、これらのころを前記カム面でロックされる方向に押圧する弾性部材を、軸方向に延びる柱部で保持する保持器を設け、この保持器を、前記カム面が設けられた外輪または内輪に対して、前記ころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転可能とした一方向クラッチにおいて、前記保持器を前記ころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転させるレバーを設け、このレバーを、前記ころをカム面から離反させた保持器の相対回転位置で、前記カム面が設けられた外輪または内輪に係止する手段を設けた構成を採用した。
すなわち、保持器をころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転させるレバーを設け、このレバーを、ころをカム面から離反させた保持器の相対回転位置で、カム面が設けられた外輪または内輪に係止する手段を設けることにより、一方向クラッチを小さな力で解除でき、余分の人手等を必要とせずに解除状態を維持できるようにした。
前記保持器の柱部の軸方向両側に環状部を設け、前記柱部をこれらの環状部で両持ち支持することにより、強固にロックされたころをカム面から離脱させるときの柱部の変形を防止することができる。
前記保持器を、浸炭焼入れした鋼材で形成することにより、強固にロックされたころをカム面から離脱させるときの柱部の変形をより確実に防止することができる。
本発明の一方向クラッチは、保持器をころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転させるレバーを設け、このレバーを、ころをカム面から離反させた保持器の相対回転位置で、カム面が設けられた外輪または内輪に係止する手段を設けたので、一方向クラッチを小さな力で解除でき、余分の人手等を必要とせずに解除状態を維持することができる。
前記保持器の柱部の軸方向両側に環状部を設け、柱部をこれらの環状部で両持ち支持することにより、強固にロックされたころをカム面から離脱させるときの柱部の変形を防止することができる。
前記保持器を、浸炭焼入れした鋼材で形成することにより、強固にロックされたころをカム面から離脱させるときの柱部の変形をより確実に防止することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この一方向クラッチは、図1および図2に示すように、外輪1の内周面に複数の傾斜カム面1aが設けられ、内輪としての回転軸2の外周面との間のクラッチ空間に、複数のころ3がカム面1aの設けられた周方向位置に配され、保持器4の柱部4aに保持された弾性部材としてのばね5によって、各カム面1aでロックされる方向に押圧されている。したがって、回転軸2が図2中に矢印で示す反時計回りに回転すると、各ころ3がカム面1aでロックされてクラッチが入となり、回転軸2が時計回りに回転するときは、クラッチが切となる。
前記保持器4は浸炭焼入れされた高炭素クロム軸受鋼SUJ2で形成され、柱部4aは軸方向両側の環状部4bに両持ち支持されている。また、一方の環状部4bには、半径方向外方に延び、保持器4を外輪1に対して相対回転させるためのレバー6が設けられている。
前記レバー6の内側側面には凸部7が設けられ、外輪1の端面には、この凸部7が係合する2つの凹部8a、8bが、円周方向に離間させて設けられている。図1に示したように、レバー6の凸部7を凹部8aに係止したときは、各ころ3がカム面1aに当接する位置で保持器4が外輪1に位置決めされ、一方向クラッチが作用する。
また、図3に示すように、前記レバー6で保持器4を各ころ3がカム面1aにロックされる方向と逆方向に相対回転させ、凸部7を凹部8bに係止したときは、各ころ3がカム面1aから離反した位置に保持器4が維持され、一方向クラッチが一時的に解除されて、回転軸2が両方向へ回転自在となる。
上述した実施形態では、外輪側にカム面を設けたが、本発明に係る一方向クラッチは、内輪側にカム面を設けたものとすることもできる。
一方向クラッチの実施形態を示す縦断面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2の一方向クラッチを一時的に解除した状態を示す断面図
符号の説明
1 外輪
1a カム面
2 回転軸
3 ころ
4 保持器
4a 柱部
4b 環状部
5 ばね
6 レバー
7 凸部
8a、8b 凹部

Claims (3)

  1. 回転中心軸の回りのクラッチ空間で対向する外輪の内周面または内輪の外周面のいずれかに複数の傾斜カム面を設け、このクラッチ空間のカム面が設けられた周方向位置にころを配し、これらのころを前記カム面でロックされる方向に押圧する弾性部材を、軸方向に延びる柱部で保持する保持器を設け、この保持器を、前記カム面が設けられた外輪または内輪に対して、前記ころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転可能とした一方向クラッチにおいて、前記保持器を前記ころがカム面でロックされる方向と逆方向に相対回転させるレバーを設け、このレバーを、前記ころをカム面から離反させた保持器の相対回転位置で、前記カム面が設けられた外輪または内輪に係止する手段を設けたことを特徴とする一方向クラッチ。
  2. 前記保持器の柱部の軸方向両側に環状部を設け、前記柱部をこれらの環状部で両持ち支持するようにした請求項1に記載の一方向クラッチ。
  3. 前記保持器を、浸炭焼入れした鋼材で形成した請求項1または2に記載の一方向クラッチ。
JP2006191693A 2006-07-12 2006-07-12 一方向クラッチ Pending JP2008019963A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823355B1 (ko) * 2006-11-29 2008-04-17 전기평 염색약 압출장치
JP2012229778A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Origin Electric Co Ltd 双方向回転機能付きワンウェイクラッチ
DE102016223102A1 (de) * 2016-11-23 2018-05-24 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Freilaufvorrichtung

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