JP4658254B2 - 直動ワンウェイクラッチ - Google Patents

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Description

この発明は、軸方向に移動可能な軸を一方向にロックすることができるようにした直動ワンウェイクラッチに関するものである。
この種の直動ワンウェイクラッチとして特許文献1に記載されたものが従来から知られている。この直動ワンウェイクラッチにおいては、円筒状の本体内に円錐内面を設け、その円錐内面と本体内に挿入された軸の円筒面間に複数の係合子を周方向に等間隔に組込み、各係合子をスプリングで押圧して上記本体の円錐内面と軸の円筒状表面に係合する方向に向けて付勢し、上記円錐内面と円筒状表面に対する係合子の係合によって軸を一方向にロックするようにしている。
また、ロック解除手段により係合子をスプリングの弾性に抗して押圧して係合子の係合を解除させるようにしている。
特開昭51−114553号公報
ところで、上記直動ワンウェイクラッチにおいては、係合子の係合を解除するロック解除手段が、本体の端面にキャップを対向し、本体の外周部にソレノイドを設け、そのソレノイドに対する通電によりキャップに磁気吸引力を付与して上記キャップを本体の端面に向けて移動させ、上記キャップに設けられた筒体部で係合子を軸方向に押圧して係合子を係合解除させる構成であるため、本体の外周全体にソレノイドを組込むためのスペースを確保する必要があり、直動ワンウェイクラッチが大型化するという問題がある。
この発明は、軸を一方向にロックすることができるようにした直動ワンウェイクラッチの小型化を図ることを技術的課題としている。
上記の課題を解決するために、この発明においては、固定の配置とされる外輪内に軸を挿入し、外輪の内周には軸の円筒状外周面間に軸方向の一端が狭小のくさび状空間を形成するテーパ面を設け、そのテーパ面と軸の円筒状外周面間に係合子と、その係合子を保持する保持器とを組込み、その保持器を弾性部材により係合子がくさび状空間の狭小部に押し込まれる方向に向けて付勢し、前記テーパ面と円筒状外周面に対する係合子の係合によって軸を一方向にロックし、ロック解除手段によって係合子の係合を解除するようにした直動ワンウェイクラッチにおいて、前記ロック解除手段が、保持器の前記外輪の端部から外部に臨む端部に取付けられて保持器と共に軸方向に移動するパイロットプレートと、そのパイロットプレートの外周一部に設けられた突片の前記外輪と対向する一側面に対して進退可能に設けられたナット部材と、そのナット部材にねじ係合されたねじ軸と、前記外輪の外周に支持されてそのねじ軸を回転駆動するモータとから成る採用したのである。
上記の構成から成る直動ワンウェイクラッチにおいて、モータの駆動によりねじ軸を回転すると、ナット部材がパイロットプレートに対して移動する。そのナット部材をパイロットプレートに向けて移動させ、そのナット部材でパイロットプレートを押圧すると、保持器が弾性部材の弾性に抗して軸方向に移動し、保持器に保持された係合子を係合解除位置に移動させることができる。
上記の構成から成る直動ワンウェイクラッチにおいては、外輪の外周一部にモータやねじ軸及びナット部材を組込むためのスペースを確保するのみでよいため、直動ワンウェイクラッチの小型化を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、ハウジング1内には外輪2が組込まれている。外輪2は円筒状をなし、外周の一部には平坦な支持面3が設けられている。また、外輪2の一端部内周には環状突出部4が形成され、その環状突出部4の内周に圧入したブッシュ5によって軸6がスライド自在に支持されている。
外輪2の他端部内周には、外輪2の他端開口側を大径端とするテーパ面7が設けられている。テーパ面7は軸6の円筒状外周面6a間に軸方向の一端が狭小のくさび状空間8を形成し、そのくさび状空間8内に係合子としての複数のボール9と、そのボール9を保持する保持器10が組込まれている。11はボール9を収容するポケットを示す。
図3に示すように、保持器10の他端部は外輪2の他端開口から外部に臨み、その他端部外周囲に設けられた弾性部材12は後述するパイロットプレートを押圧してボール9がくさび状空間8の狭小部に噛み込む方向に向けて保持器10を付勢している。
ボール9は、軸6が図3の矢印方向に向けて移動する際、くさび状空間8の狭小部に押し込まれてテーパ面7および軸6の円筒状外周面6aに係合し、その係合によって軸6は一方向にロックされる。また、ボール9はロック解除手段20によって係合解除される。
ロック解除手段20は、保持器10の他端部外周に嵌合されたパイロットプレート21と、そのパイロットプレート21の外輪2側の一側面に対向配置されたナット部材22と、そのナット部材22にねじ係合されたねじ軸23およびねじ軸23の回転駆動用モータ24とから成る。
パイロットプレート21は、保持器10の外周に形成された段部10aと保持器10の他端部外周に取付けられた止め輪25により両側から挾持されて保持器10と共に軸方向に移動するようになっている。このパイロットプレート21は外輪2の他端面と間隔をおいて対向配置され、外周の一部には径方向外方に延る突片21aが設けられている。
ナット部材22はパイロットプレート21の突片21aに対向配置されている。このナット部材22は、ハウジング1の内周に設けられたガイド溝26に上部がスライド自在に嵌合されて、上記突片21aに向けて移動自在とされている。
上記ナット部材22は、前後に貫通するねじ孔22aを有し、そのねじ孔22aに前記ねじ軸23がねじ係合されている。ねじ軸23の回転駆動用モータ24は外輪2の外周に形成された前記支持面3に支持されている。
上記の構成から成るロック解除手段20において、モータ24によりねじ軸23を回転すると、ナット部材22がパイロットプレート21の突片21aに対して進退する。そのナット部材22を突片21aに向けて移動させると、ナット部材22は突片21aとの間に形成された間隙を詰めたあと、突片21aを押圧する。その押圧によりパイロットプレート21および保持器10が外輪2の他端開口から抜け出る方向に移動すると共に、ボール9はくさび状空間8の広幅部に向けて移動して、図4に示すように、テーパ面7および円筒状外周面6aに対する係合が解除され、軸6は2方向に移動し得る状態となる。
図4に示すロック解除手段において、モータ24の駆動によりナット部材22を上記と逆方向に移動させると、弾性部材12の押圧によりパイロットプレート21が外輪2側に向けて移動すると共に、保持器10も共に移動し、ボール9はくさび状空間8の狭小部に押し込まれて図3に示すように、テーパ面7および円筒状外周面6aに圧接される状態とされる。また、ナット部材22は突片21aとの間に間隔が形成される位置まで後退される。その状態において、軸6に図3に矢印で示す方向の押圧力が負荷されると、ボール9がテーパ面7および円筒状外周面6aに係合し、軸6は一方向にロックされる。
ここで、ボール9のロックを解除するロック解除手段20は、モータ24の駆動によりナット部材22を保持器10に取付けられたパイロットプレート21に対して進退させる構成であるため、外輪2の外周一部にモータ24やナット部材22を組込むためのスペースを確保すればよく、外輪の外周全体にソレノイドを組込むためのスペースを確保する従来の直動ワンウェイクラッチに比較して小型化を図ることができる。
実施の形態では、係合子としてボール9を採用したが、係合子はボールに限定されるものではない。例えば、円錐ころを係合子としてもよい。円錐ころを採用する場合は、その大端面がくさび状空間の広幅部側に位置する組込みとする。
この発明に係る直動ワンウェイクラッチの実施の形態を示す縦断正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1のロック解除手段の部分を拡大して示す断面図 ボールのロック解除状態を示す断面図
符号の説明
2 外輪
6 軸
6a 円筒状外周面
7 テーパ面
8 くさび状空間
9 ボール(係合子)
10 保持器
12 弾性部材
20 ロック解除手段
21 パイロットプレート
22 ナット部材
23 ねじ軸
24 モータ

Claims (1)

  1. 固定の配置とされる外輪内に軸を挿入し、外輪の内周には軸の円筒状外周面間に軸方向の一端が狭小のくさび状空間を形成するテーパ面を設け、そのテーパ面と軸の円筒状外周面間に係合子と、その係合子を保持する保持器とを組込み、その保持器を弾性部材により係合子がくさび状空間の狭小部に押し込まれる方向に向けて付勢し、前記テーパ面と円筒状外周面に対する係合子の係合によって軸を一方向にロックし、ロック解除手段によって係合子の係合を解除するようにした直動ワンウェイクラッチにおいて、前記ロック解除手段が、保持器の前記外輪の端部から外部に臨む端部に取付けられて保持器と共に軸方向に移動するパイロットプレートと、そのパイロットプレートの外周一部に設けられた突片の前記外輪と対向する一側面に対して進退可能に設けられたナット部材と、そのナット部材にねじ係合されたねじ軸と、前記外輪の外周に支持されてそのねじ軸を回転駆動するモータとから成ることを特徴とする直動ワンウェイクラッチ。
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