JP3186759U - 直線クランパ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャフト2と、スプラインナットと、ボールと、グォードローラ51と、クランパ本体50と、リテーナ56と、スプリング54とを有する直線クランパであって、グォードローラ51は、シャフトの外周面2aに接触する中央凹面部と、テーパ面53に接触する端部凸面部とを有するものであり、グォードローラ51の中央凹面部がシャフトの外周面の溝2b以外の領域に接触するように、リテーナ56とクランパ本体50のいずれか一方がスプラインナットに対して回転方向に位置決めされた状態で固定されていることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
なお、関連する従来例が開示された文献としては、特許文献1がある。
軸方向に伸びた複数の溝を有する円筒状のシャフトと、
前記シャフトが挿入される軸孔を有し、前記軸孔の内周面に軸方向に複数の溝を有するスプラインナットと、
前記シャフトの溝と前記スプラインナットの溝との間に転動自在に介装される第1の転動体と、
前記シャフトの外周面に転動可能に接触する第2の転動体と、
前記シャフトが挿入される軸孔を有し、前記軸孔の内周面に前記シャフトの外周面との間で第2の転動体を挟み込むテーパ部を有する外筒と、
前記第2の転動体を保持すると共に、前記外筒に対して相対的に軸方向には移動可能で回転方向には移動不能に組み付けられている保持器と、
前記外筒から、前記第2の転動体を前記テーパ部に噛み込む方向へ前記保持器を付勢する付勢手段と、を有し、
前記第2の転動体は、前記シャフト外周面に接触する中央凹面部と、前記テーパ部に接触する端部凸面部とを有するグォードローラであり、
前記グォードローラの中央凹面部が前記シャフトの外周面の溝以外の領域に接触するよ
うに、前記保持器と前記外筒のいずれか一方が前記スプラインナットに対して回転方向に位置決めされた状態で固定されていることを特徴とする。
前記アンロック機構は、前記保持器を前記付勢手段の付勢力に抗して前記外筒に対して軸方向に相対移動させる構成であることも好適である。
前記ジャケット部材には、エア圧が導入される圧力室と、前記圧力室内の圧力と前記付勢手段の付勢力のバランスで移動する可動部と、前記圧力室内にエア圧を導入するための導入ポートと、が設けられ、
前記可動部が前記保持器と前記外筒のうち前記スプラインナットに固定されていない側の部材と作動連結され、エア圧によって前記保持器を前記付勢手段の付勢力に抗して前記外筒に対して軸方向に相対移動させる構成となっていることも好適である。
以下に、実施例1について説明する。
図1は、本実施例の直線クランパ1の概略構成を示す図である。図1(a)は、軸方向から見たときの直線クランパ1を示す図であり、図1(b)は、図1(a)のAOA断面
を示す断面図である。
なお、説明の便宜上、図1(a)においては要部を示す図としており、図1(b)のスプライン部4においては、ボールと溝の両方が表せるように簡略化した図としている。図2を用いて後述するが、スプライン部4においては、周知の通り、溝にボールが転動自在に介装されている。
移動体3は、スプライン部4と、クランパ部5と、スプライン部4とクランパ部5とを連結するための連結部6とから構成されている。
スプライン部4は、スプラインナット42と、第1の転動体としてのボール43と、リテーナ(保持器)44と、から構成されている。
スプラインナット42は、シャフト2が挿入される軸孔41を有し、軸孔41の内周面に軸方向に複数の溝(負荷ボール転動溝)42aを有する。ボール43は、シャフト2の溝2bとスプラインナット42の溝42aとの間に転動自在に介装される。第1の転動体としては、ボールの他にローラ等も適用できる。リテーナ44は、ボール43の脱落を防止するようにボール43を保持するためのものである。
また、スプラインナット42の軸方向両端には、一対の側蓋が設けられている。
そして、互いに対向する溝2b,42a間に複数のボール43が介装されており、このボール43には所定の予圧が加えられている。
クランパ部5は、外筒としてのクランパ本体50と、第2の転動体としてのグォードローラ51と、付勢手段としてのスプリング54と、グォードローラ51を保持する保持器としてのリテーナ56とを備えている。
クランパ本体50は、シャフト2が挿入される軸孔55を備えた閉断面構造のブロック体で構成されている。そして、クランパ本体50の軸孔55の表面(内周面)には、シャフト2の外周面2aとの間で、グォードローラ51を挟み込むテーパ面(テーパ部)53を有する。ここで、テーパ面53は、シャフト2の外周面2aとの間で、シャフト2の軸方向Xの一方向(図3では右側)に向けて徐々に隙間が小さくなるくさび状空間52を構
成する傾斜面である。
リテーナ56は薄肉の円筒形状をなしており、保持穴でグォードローラ51を回転自在に保持している。
また、リテーナ56には、クランパ本体50に軸方向Xに伸びるように設けられた溝に係合する係合部(凸部)が設けられている。これにより、リテーナ56は、クランパ本体50に対して相対的に軸方向には移動可能で回転方向には移動不能に組み付けられている。
そして、スプリング54は、圧縮状態でクランパ本体50に装着されており、クランパ本体50に対してリテーナ56を相対的に、グォードローラ51がくさび状空間52に食い込む(テーパ面53に噛み込む)方向に付勢(押圧)しており、これにより、グォードローラ51がシャフト2の表面とクランパ本体50のテーパ面53に圧接され、クランパ本体50がシャフト2に対して常時クランプ状態で保持される。
図4(a)は、本実施例のグォードローラ51について説明するための図であり、図4(b)は、グォードローラ51をローラの回転軸方向(以下、ローラ軸方向)から見たときの図である。
なお、図4(a)で左右となる端部凸面部51b,51bのローラ中心軸線方向の長さは、本実施例では同一長さに設定されているが、左右で異なる長さであってもよい。
本実施例では、上述したような、スプライン部4とクランパ部5とが、連結部6に連結されることで、シャフト2に案内されて直線移動が可能な移動体3を構成している。
また、連結部6に対して、リテーナ56の突出端部56aが接着されることで、連結部6とクランパ部5とが連結されている。
ここで、連結部6とスプライン部4との連結(固定)方法、連結部6とクランパ部5との連結方法は、上記の方法に限るものではない。
スプライン部4においては、シャフト2の外周面2aの溝2bと、スプラインナット42の溝42aとの間にボール43が介装されるように、溝2bに対して溝42aが対向するような位置関係となっている。
このような構成により、円筒状のシャフト2を移動体3に挿通させることで、シャフト2に対して、クランパ本体50やリテーナ56が回転してしまうことなく、移動体3の直線移動が可能となる。
ない。すなわち、くさび状空間52におけるテーパ面53の傾斜が逆向きとなる一対の一方向クランプ機構(本実施例ではクランパ部5)を備えるものであってもよく、このような構成とすることで、シャフト2の軸方向両方向において、シャフト2に対する移動体3の直線移動を規制することが可能となる。
以下に、実施例2について説明する。本実施例では、実施例1に対して異なる構成部分についてのみ説明することとする。
図5は、本実施例の直線クランパを示す概略図である。
以下に、実施例3について説明する。本実施例では、実施例1,2に対して異なる構成部分についてのみ説明することとする。
本実施例では、エア圧を利用してアンクランプ動作を行うことができるように構成されている。
本実施例のアンロック機構は、スプラインナット42に対して軸方向に連結部6を介して隣接して固定され、クランパ部5を被覆するためのジャケット部材7を有している。
ジャケット部材7の固定方法は、特に限定されるものではないが、本実施例では、ボルトを用いて連結部6に固定(締結)するようにしている。
圧力室71は、ジャケット部材7内部が、可動部72により仕切られたことで形成されたもので、可動部72により仕切られたジャケット部材7内部のもう一方の室には、クランパ部5が配置されている。可動部72のうち、ジャケット部材7内部(内壁)と摺動接触する部分には、エアの漏れを抑制するためのシール部材が設けられているとよい。
2 シャフト
2a 外周面
2b 溝
3 移動体
4 スプライン部
41 軸孔
42 スプラインナット
42a 溝
43 ボール
44 リテーナ
5 クランパ部
50 クランパ本体
51 グォードローラ
51a 中央凹面部
51b端部凸面部
52 くさび状空間
53 テーパ面
54 スプリング
55 軸孔
56 リテーナ
Claims (6)
- 軸方向に伸びた複数の溝を有する円筒状のシャフトと、
前記シャフトが挿入される軸孔を有し、前記軸孔の内周面に軸方向に複数の溝を有するスプラインナットと、
前記シャフトの溝と前記スプラインナットの溝との間に転動自在に介装される第1の転動体と、
前記シャフトの外周面に転動可能に接触する第2の転動体と、
前記シャフトが挿入される軸孔を有し、前記軸孔の内周面に前記シャフトの外周面との間で第2の転動体を挟み込むテーパ部を有する外筒と、
前記第2の転動体を保持すると共に、前記外筒に対して相対的に軸方向には移動可能で回転方向には移動不能に組み付けられている保持器と、
前記外筒から、前記第2の転動体を前記テーパ部に噛み込む方向へ前記保持器を付勢する付勢手段と、を有し、
前記第2の転動体は、前記シャフト外周面に接触する中央凹面部と、前記テーパ部に接触する端部凸面部とを有するグォードローラであり、
前記グォードローラの中央凹面部が前記シャフトの外周面の溝以外の領域に接触するように、前記保持器と前記外筒のいずれか一方が前記スプラインナットに対して回転方向に位置決めされた状態で固定されていることを特徴とする直線クランパ。 - 前記シャフトに設けられた溝は、周方向に間隔を隔てて配置された複数対の溝列を有し、前記グォードローラの中央凹面部が、溝列間の領域に接触するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の直線クランパ。
- 前記保持器の軸方向の一端は前記外筒から突出しており、前記保持器の突出した部分が前記スプラインナットに対して固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の直線クランパ。
- 前記グォードローラを前記テーパ部の噛み込み位置から強制的に離間させるアンロック機構を備えており、
前記アンロック機構は、前記保持器を前記付勢手段の付勢力に抗して前記外筒に対して軸方向に相対移動させる構成であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の直線クランパ。 - 前記アンロック機構は、エア圧を利用した構成であることを特徴とする請求項4に記載の直線クランパ。
- 前記アンロック機構は、前記スプラインナットに対して軸方向に固定されるジャケット部材を有し、
前記ジャケット部材には、エア圧が導入される圧力室と、前記圧力室内の圧力と前記付勢手段の付勢力のバランスで移動する可動部と、前記圧力室内にエア圧を導入するための導入ポートと、が設けられ、
前記可動部が前記保持器と前記外筒のうち前記スプラインナットに固定されていない側の部材と作動連結され、エア圧によって前記保持器を前記付勢手段の付勢力に抗して前記外筒に対して軸方向に相対移動させる構成となっていることを特徴とする請求項5に記載の直線クランパ。
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JP2013004642U Expired - Lifetime JP3186759U (ja) | 2013-08-09 | 2013-08-09 | 直線クランパ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197124A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | トークシステム株式会社 | 直動案内付クランパ |
JP2017106484A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 株式会社Tok | ロッド固定ユニット |
JP2018031401A (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 鍋屋バイテック株式会社 | 固定装置 |
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2013
- 2013-08-09 JP JP2013004642U patent/JP3186759U/ja not_active Expired - Lifetime
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