JP2008019515A - 流体噴射式織機の緯入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の緯糸供給系列を順次交代させながら緯入を実行し、給糸の異常を検出した系列を除外して他の系列のみで緯入を継続する流体噴射式織機の緯入装置において、織機の停止を抑える。
【解決手段】 給糸パッケージと、緯糸測長貯留装置と、緯入ノズルと給糸センサとを有する複数の緯糸供給系列を備えると共に、動作する緯糸供給系列を順次交代させながら緯入を実行し、給糸の異常を検出したとき、当該系列を除外して他の系列のみで緯入を継続する流体噴射式織機の緯入装置において、手動操作される復帰手段が緯入制御装置に接続され、緯入制御装置は、復帰手段からの出力信号に基づき、除外された緯糸供給系列を緯入の順次交代に復帰させる。
【選択図】図1

Description

本発明は流体噴射式織機の緯糸供給系列を複数備える緯入装置に関する。
流体噴射式織機の緯入装置には、給糸パッケージと、緯糸測長貯留装置と、緯入ノズルと、緯糸測長貯留装置の上流に配設される給糸センサとを有する緯糸供給系列を複数備える緯入装置があり、各緯糸供給系列の緯糸は、それぞれの緯入ノズルからの流体噴射によって、経糸開口に搬送され緯入される。
給糸センサは、給糸パッケージの糸切れや緯糸消費完了等の給糸の異常を検出し、検出信号を緯入制御装置に出力しており、その都度、織機が停止する。このため、給糸パッケージにおいて強度が低い緯糸、ケバが多い緯糸、嵩高等で長さが短い緯糸等の場合、給糸の異常が頻繁に検出されて織機が停止し、織機稼働率が低下すると共に、停止段が生じて織布品質が損なわれる。
織機が頻繁に停止するのを抑え、織機稼働率の低下と停止段の発生を抑えるため、特許文献1の公報では、全ての緯糸供給系列に互いに同一種類の緯糸を仕掛け、緯入される緯糸供給系列が順次交代されると共に、糸切れ等の給糸の異常が検出された緯糸供給系列は、緯入の順次交代から除外され、全ての緯糸供給系列の給糸センサが給糸の異常を検出するまで、織機は停止されることなく運転が継続される。
特許第2673447号
緯糸測長貯留装置は、回転ヤーンガイドと、該回転ヤーンガイドを駆動するモータとを有しており、給糸パッケージからの緯糸が回転ヤーンガイドに挿通され、モータが回転ヤーンガイドを回転することにより、緯糸が緯糸測長貯留装置の貯留部に巻き付けられる。特許文献1の装置において、緯入の順次交代から除外される緯糸供給系列が多くなって、緯入の順次交代を実行する緯糸供給系列数が少なくなると、緯入を継続するためには、緯入を実行している緯糸供給系列の緯糸測長貯留装置の前記モータは、回転速度を上げたり、間欠的に回転される場合は、停止時間を短くする必要があり、発熱量の大きな過酷な運転条件となる。また、前記モータが最高回転数を超えるため回転速度を上げれない場合は、織機運転速度を下げざるを得ない。また、全ての緯糸供給系列の給糸センサが給糸の異常を検出するまで、織機は停止されない、換言すれば、全ての緯糸供給系列の給糸センサが給糸の異常を検出してしまうと、織機は停止されるので、給糸パッケージにおいて強度が低い緯糸、ケバが多い緯糸、嵩高等で長さが短い緯糸等の場合、早急に全ての給糸センサが給糸の異常を検出してしまい、織機稼働率が低下すると共に、織布は停止段が生じて品質が損なわれる。
以上の従来技術の問題点を鑑み、本発明の目的は、複数の緯糸供給系列を順次交代させながら緯入を実行し、給糸の異常を検出した系列を除外して他の系列のみで緯入を継続する流体噴射式織機の緯入装置において、緯糸測長貯留装置のモータの運転条件が過酷になるの避けると共に、織機の停止回数を抑えて、織機稼働率の向上と織布品質の向上とを図る。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、給糸パッケージと、緯糸測長貯留装置と、緯入ノズルと、緯糸測長貯留装置の上流に配設される給糸センサとを有する複数の緯糸供給系列を備えると共に、緯入制御装置が設けられ、該緯入制御装置は動作する緯糸供給系列を順次交代させながら緯入を実行し、給糸センサが給糸の異常を検出したとき、当該系列を除外して他の系列のみで緯入を継続する流体噴射式織機の緯入装置において、手動操作される復帰手段が前記緯入制御装置に接続され、前記緯入制御装置は、給糸センサが給糸の異常を検出した系列を除外して他の系列のみで緯入を継続しつつ、前記復帰手段からの出力信号に基づき、前記除外された緯糸供給系列を緯入の順次交代に復帰させる(請求項1)。
また、前記緯入制御装置は、給糸センサが給糸の異常を検出した系列を2つ以上除外して他の系列のみで緯入を継続可能に設けられ、前記復帰手段は、緯入制御装置が緯糸供給系列を特定可能に出力信号を出力する(請求項2)。
更に、前記復帰手段は、各緯糸供給系列毎に設けられ、個別の信号伝達路を介して前記緯入制御装置に接続される(請求項3)。
更に、前記復帰手段は緯糸供給系列を識別可能な信号を選択的に出力する出力回路を有し、該出力回路は共通の信号伝達路を介して前記緯入制御装置に接続される(請求項4)。
更に、3以上の緯糸供給系列を備え、全緯糸供給系列数よりも少ない複数の緯糸供給系列に互いに同一種類の緯糸を仕掛けられるグループとして設定し、グループ化された前記複数の緯糸供給系列と他の緯糸供給系列とによって所定の緯入パターンに従った多色緯入を行うと共に、グループ内において動作する緯糸供給系列を順次交代させながらグループに対応する種類の緯糸の緯入を実行し、前記緯入制御装置は、前記復帰手段からの出力信号に基づき、グループ内の前記除外された緯糸供給系列を緯入の順次交代に復帰させる(請求項5)。
請求項1によれば、作業者が復帰手段を操作することにより、詳細には、除外された緯糸供給系列の給糸、即ち緯糸を補修後、または給糸パッケージを交換後に、作業者が復帰手段を操作することにより、該復帰手段が出力信号を緯入制御装置に出力し、緯入制御装置が該出力信号に基づき除外された緯糸供給系列を緯入の順次交代に復帰させるので、緯入の順次交代を実行している緯糸供給系列数が、その分、多くなる。そのため、緯糸供給系列毎に設けられている緯糸測長貯留装置のモータは、回転速度を低下させたり、間欠的に回転される場合は停止時間を長くするので、運転条件が緩和されて長期間の使用に耐える。また、このような復帰手段を用いないと、次に給糸の異常が検出された場合、緯入の順次交代を実行している緯糸供給系列数が、更に少なくなるので、前記モータは、更に回転速度を増加させたり、停止時間を短くする必要があり、より過酷な運転条件となる。また、場合によっては順次交代を実行している緯糸供給系がなくなって、織機が停止する。本発明によれば、除外された緯糸供給系列が、このように手動操作によって緯入の順次交代に復帰するので、前記モータは、運転条件が緩和されるほか、次回の緯糸異常検出によってより過酷な運転条件となるのを避けることができる。従って、前記モータを長期間の使用に耐えさせると共に、織機の停止をなくすることができる。
請求項2によれば、復帰手段は、緯入制御装置が緯糸供給系列を特定可能に出力信号を出力するので、緯入制御装置は、除外された緯糸供給系列が2以上であっても、復帰手段からの出力信号に基づき、緯入の順次交代に復帰される緯糸供給系列を特定することができる。
請求項3によれば、緯入制御装置は、出力信号が入力された信号伝達路に基づき、緯入の順次交代に復帰する緯糸供給系列を特定することができる。
請求項4によれば、復帰手段の出力回路は、緯糸供給系列を識別可能な信号、例えば、緯糸供給系列毎に出力回数の異なるパルス信号、緯糸供給系列毎に電圧値の異なるパルス信号、緯糸供給系列毎に周波数の異なるパルス信号等を出力するので、緯入制御装置は、出力回路からの信号に基づき、緯入の順次交代に復帰される緯糸供給系列を特定することができる。
請求項5によれば、複数の緯糸供給系列に互いに同一種類の緯糸を仕掛けられるグループとして設定することにより、グループ化された前記複数の緯糸供給系列と他の緯糸供給系列とによって所定の緯入パターンに従った多色緯入を行い、グループ内において動作する緯糸供給系列を順次交代させながらグループに対応する種類の緯糸の緯入を実行することが可能であり、その場合、緯入制御装置は、復帰手段からの出力信号に基づき、グループ内の前記除外された緯糸供給系列を緯入の順次交代に復帰させるので、グループ内の緯糸供給系列において、次回の緯糸異常検出によって緯糸測長貯留装置のモータが過酷な運転条件になるのを避けることができ、前記モータを長期間の使用に耐えさせると共に、織機の停止を避けることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5に示すのは、空気噴射式織機に用いられる本発明の第1の実施例の緯入装置60であって、緯入パターンに従って複数の異なる種類の緯糸Cが緯入される多色の緯入装置60である。緯入装置60は、複数の緯糸供給系列Lがグループ化され互いに同一の種類の緯糸Cが仕掛けられると共に、グループ内で動作する緯糸供給系列Lが順次交代して緯入がなされる。図1は緯入装置60の制御ブロック線図、図2は各緯糸供給系列Lをグループ化するための設定器15の入力画面15a、表示画面15b、図3は緯入装置60の模式図、図4は緯糸Cの糸切れ発生時の緯入装置60の模式図、および図5は緯糸Cの糸切れ発生時の設定器15の入力画面15a、表示画面15bをそれぞれ示す。
図3に示すように、緯入装置60は、複数の緯糸供給系列Lとして第1緯糸供給系列L1から第8緯糸供給系列L8までの8つの緯糸供給系列Lを備えており、本実施例は最大で8種類の緯糸の緯入が可能な8色の緯入装置60である。
各緯糸供給系列Lは、図示しない給糸ペッグに装着される給糸パッケージ1と、給糸パッケージ1から解舒される糸(緯糸C)を緯糸走行方向の下流に導くヤーンガイド11、12と、ヤーンガイド11、12の間に配設されるテンサ2と、緯糸測長貯留装置30と、ヤーンガイド12と緯糸測長貯留装置30との間に配設される給糸センサ3と、緯糸測長貯留装置30の下流に配設されるヤーンガイド13と、ヤーンガイド13の下流に配設される緯入ノズル9とを備え、緯入ノズル9の先端は経糸開口Sに対向する。緯糸測長貯留装置30は、貯留ドラム4と、パイプ状に形成され給糸パッケージ1からの緯糸Cが挿通されると共に、貯留ドラム4の上流に配設され下流端が貯留ドラム4の外周面と対向する回転ヤーンガイド5と、回転ヤーンガイド5を駆動するフィーダモータ6と、貯留ドラム4の下流側に配設されてソレノイドによって駆動され貯留ドラム4に対し進退することにより、貯留ドラム4の外周面に巻き付けられている緯糸Cを解舒可能および解舒不能とする係止ピン7とを有し、貯留ドラム4には1回の緯入で供給される長さ以上の緯糸Cが巻き付けられる。緯糸測長貯留装置30は、更に、図示しない解舒センサを有し、該センサは貯留ドラム4の下流端部に配設され貯留ドラム4から解舒される緯糸Cを検出する。また、各緯糸供給系列Lは、緯入の順次交代から除外された緯糸供給系列Lの手動操作される復帰手段35として、押し釦10を備えており、本実施例では、該押し釦10はフィーダモータ6の外枠に取り付けられている。また、本実施例に用いられている給糸センサ3は、糸切れセンサであり緯糸Cの接触圧を測定して所定の閾値よりも低下すると給糸異常信号を出力するタイプである。給糸センサ3が検出する緯糸Cの糸切れは、給糸パッケージ1からの緯糸Cの解舒、即ち回転ヤーンガイド5の回転に伴って生じ、貯留ドラム4の外周面の巻付糸よりも上流側、例えば図4に示すように、給糸センサ3と回転ヤーンガイド5との間で糸切れが生じる。
図1に示すように、多色緯入装置60の緯入制御装置65は、緯入制御回路21と、設定器15と、緯入パターン設定器24とを備える。また、設定器15は、入力画面15aと、表示画面15bと、演算回路15cとを備え、前述のようにグループ内で緯入の順次交代を行うため、仕掛けられる緯糸C毎に、複数の緯糸供給系列Lをグループ化する。更に、緯入制御装置65は、入力器22と比較器23とを備え、異常を検出した緯糸供給系列Lが除外されることにより、グループ内で緯入を継続する緯糸供給系列数が所定の残数に達したとき、織機の運転を停止する。
また、図2に示すように、設定器15の入力画面15aと表示画面15bとは、操作盤に設置されている運転条件の入力・表示液晶パネルにおいて、同一画面上に設けられている。入力画面15aは、個々の緯糸供給系列Lを選択する選択部として「緯糸供給系列NO.」欄15adが設けられ、該「緯糸供給系列NO.」欄15adの該当する番号の円形領域を触ることにより、その番号の緯糸供給系列Lが選択される。入力画面15aの緯糸Cの欄、即ち、「第1緯糸C1」、「第2緯糸C2」、「第3緯糸C3」、「第4緯糸C4」、「第5緯糸C5」、「第6緯糸C6」、「第7緯糸C7」、「第8緯糸C8」欄のそれぞれの左方に、各緯糸Cの識別色を表示する円形の印が設けられており、各緯糸Cの円形の印には、識別色としてそれぞれ赤色、青色、黄色、茶色、紫色、緑色、桃色、橙色が用いられている。但し、便宜上、円形内の模様によって各色を表現している。また、表示画面15bは、1から8の番号が表示されている8つの円形領域を有しており、1番の円形領域が第1緯糸供給系列L1に対応し、2番の円形領域が第2緯糸供給系列L2に対応するように、各円形領域は、それぞれの番号の緯糸供給系列Lに対応して表示するように設けられると共に、各緯糸Cの識別色で、対応する緯糸C毎に同一色で点灯する。これにより、作業者は、その番号の緯糸供給系列Lにいずれの緯糸Cが仕掛けられているかを、色覚で認識することができる。
織物仕様に基づき、緯入頻度や緯糸Cの物性を考慮して、緯糸C毎に仕掛けられる緯糸供給系列Lの数が決定され、各緯糸Cの給糸パッケージ1が、決定された数の緯糸供給系列Lに仕掛けられる。本実施例の織物仕様の例は、緯糸Cの種類が第1緯糸C1、第2緯糸C2、第3緯糸C3および第4緯糸C4からなる4色織物であり、C1→C2→C3→C4→C1→C2→C1→C3の順序の緯入が、1繰り返しとされる緯入パターンをとる例である。この緯入パターンでは、第1緯糸C1の緯入頻度が最も多く、第4緯糸C4の緯入頻度が最も少ない。従って、第1緯糸C1の緯糸供給系列Lが3系列仕掛けられ、第2緯糸C2と第3緯糸C3の緯糸供給系列Lが各2系列仕掛けられ、第4緯糸C4の緯糸供給系列Lが1系列仕掛けられ、緯入頻度が多い緯糸Cほど、多くの緯糸供給系列Lに仕掛けられる。本実施例では、第1緯糸C1の緯糸供給系列Lを3系列、第2緯糸C2と第3緯糸C3の緯糸供給系列Lを各2系列、および第4緯糸C4の緯糸供給系列Lを1系列仕掛けるとの情報に基づき、作業者によって各緯糸Cが上記系列数だけ仕掛けられる。その結果、第1緯糸C1が第1緯糸供給系列L1、第2緯糸供給系列L2および第5緯糸供給系列L5にそれぞれ仕掛けられ、第2緯糸C2が第3緯糸供給系列L3、第6緯糸供給系列L6にそれぞれ仕掛けられ、第3緯糸C3が第4緯糸供給系列L4、第7緯糸供給系列L7にそれぞれ仕掛けられ、第4緯糸C4が第8緯糸供給系列L8に仕掛けられている。
緯入制御装置65において設定を行い、第1緯糸C1が仕掛けられている第1緯糸供給系列L1、第2緯糸供給系列L2および第5緯糸供給系列L5を、3つの緯糸供給系列Lから構成される1つのグループに設定し、第1緯糸C1の緯入に対応させる。また、第2緯糸C2が仕掛けられている第3緯糸供給系列L3および第6緯糸供給系列L6を、2つの緯糸供給系列Lから構成される1つのグループに設定し、第2緯糸C2の緯入に対応させる。更に、第3緯糸C3が仕掛けられている第4緯糸供給系列L4および第7緯糸供給系列L7を、2つの緯糸供給系列Lから構成される1つのグループに設定し、第3緯糸C3の緯入に対応させる。更に、第4緯糸C4が仕掛けられている第8緯糸供給系列L8を、グループを構成しない単独の緯糸供給系列Lとして1つ設定し、第4緯糸C4の緯入に対応させる。
緯入制御装置65の設定は入力画面15a上から行われる。作業者は、まず、入力画面15aの「第1緯糸」の「設定開始」欄15aaにタッチする。これにより、第1緯糸C1の設定、即ち、緯入パターンの第1緯糸C1の選択時に対応して緯入される緯糸供給系列Lを設定可能となる。次に「緯糸供給系列NO.」欄15adの1の数字の円形領域をタッチして選択してから、「加入」欄15acをタッチする。これにより、第1緯糸供給系列L1は第1緯糸C1の選択時に対応して緯入される緯糸供給系列Lに設定されると共に、表示画面15bの1番の円形領域が赤色に変化する。同様に、「緯糸供給系列NO.」欄15adの2の数字の円形領域をタッチしてから「加入」欄15acをタッチし、5の数字の円形領域をタッチしてから「加入」欄15acをタッチする。表示画面15bの1の数字、2の数字、5の数字の円形領域が、全て赤色に点灯すると共に、他の数字の円形領域が赤色に点灯してないことを確認する。他の数字の円形領域が赤色に点灯している場合、「緯糸供給系列NO.」欄15adのその数字の円形領域をタッチして選択してから、「削除」欄15adをタッチする。表示画面15bのその数字の円形領域の赤色の点灯が、次の第2緯糸C2の識別色である青色の点灯に変化する。次に「第1緯糸」項目の「設定完了」欄15abをタッチする。これにより、第1緯糸C1の選択時に対応して緯入される緯糸供給系列Lの設定が、第1緯糸供給系列L1、第2緯糸供給系列L2および第5緯糸供給系列L5に確定される。即ち、第1緯糸供給系列L1、第2緯糸供給系列L2および第5緯糸供給系列L5は、緯入パターンの第1緯糸C1の選択時に対応し順次交代して緯入される緯糸供給系列L群としてグループ化される。入力画面15aの「第2緯糸」においても、「第1緯糸」と同様の操作を行い、表示画面15bの3の数字と6の数字の円形領域とが、共に青色に点灯しているのを確認してから、「第2緯糸」の「設定完了」欄15abをタッチする。これにより、第3緯糸供給系列L3および第6緯糸供給系列L6は、緯入パターンの第2緯糸C2の選択時に対応して順次交代して緯入される緯糸供給系列L群としてグループ化される。入力画面15aの「第3緯糸」においても、同様の操作を行い、表示画面15bの4の数字と7の数字の円形領域とが、共に黄色に点灯しているのをのを確認してから、「第3緯糸」の「設定完了」欄15abをタッチする。これにより、第4緯糸供給系列L4および第7緯糸供給系列L7は、緯入パターンの第3緯糸C3の選択時に対応して順次交代して緯入される緯糸供給系列L群としてグループ化される。次に、入力画面15aの「第4緯糸」の「設定開始」欄15aaにタッチした後、「緯糸供給系列NO.」欄15adの8の数字の円形領域をタッチしてから、「加入」欄15acをタッチする。これにより、第8緯糸供給系列L8は第4緯糸C4の選択時に対応して緯入される緯糸供給系列Lに設定されると共に、表示画面15bの8番の円形領域が茶色に変化する。同表示画面15bの8の数字が、茶色に点灯していることを確認してから「第4緯糸」の「設定完了」欄15abをタッチする。これにより、第4緯糸C4の選択時に対応して緯入される緯糸供給系列Lの設定が、第8緯糸供給系列L8だけに確定される。即ち、第8緯糸供給系列L8は、グループを構成しない単独の緯糸供給系列Lとして設定され、緯入パターンで第4緯糸C4が選択される毎に緯入される。なお、緯糸供給系列L毎に選択して、対応する緯糸Cに設定しているが、前回の製織条件の一部が今回の製織条件と一致しており、そのため既に対応する緯糸Cに設定されている緯糸供給系列Lは、選択操作と加入操作とを省略してもよい。
次に、入力器22を用い、各緯糸C1、C2、C3、C4において、運転が停止される緯糸供給系列Lの残数を設定する。入力器22は、設定器15の入力画面15a、表示画面15bと同一画面上に設けられており、「織機停止の残数」欄22aを備える。第1緯糸C1の緯入頻度が多いので、給糸の異常の検出に伴って除外された緯糸供給系列Lが多くなり、緯入を継続する正常な緯糸供給系列数が減って1になると、即ち、残数が1となって1つの緯糸供給系列Lのみで、第1緯糸C1の緯入を継続すると、緯入を継続している緯糸供給系列Lのフィーダモータ6は、運転条件が過酷となる。例えば、3つの緯糸供給系列Lで第1緯糸C1の緯入を順次交代する場合、各フィーダモータ6が1000rpmの回転速度で運転されるとすると、残数が1となって1つの緯糸供給系列Lのみで第1緯糸C1の緯入を継続すると、前記フィーダモータ6は、停止時間を短くしない場合には、1000rpmの3倍の3000rpmの回転速度で運転される必要があり、場合によっては停止時間を短くしても、フィーダモータ6の最高回転数を超えることになるので、そのような場合は、織機の運転速度を低下せざるを得ない。このような第1緯糸C1を順次交代して緯入するグループの緯糸供給系列L群において、フィーダモータ6の過酷な運転を回避するために、作業者は、運転が停止される緯糸供給系列Lの残数を設定する。
作業者は、入力画面15aの「第1緯糸」の「設定開始」欄15aaにタッチする。これにより、第1緯糸C1の設定が可能となる。次に「織機停止の残数」欄22aをタッチする。タッチを繰り返す毎に表示されている数が変更され、0→1→2→3→0→1→2→3と、0から3までの数字が順次表示される。数字を1に変更してから「設定完了」欄15abをタッチする。これにより、第1緯糸C1において、緯入を順次交代する緯糸供給系列数の残数が1に設定される。このように、入力器22は、「設定開始」欄15aaおよび「設定完了」欄15abが、設定器15の入力画面15aと兼用される。第1緯糸C1以外は、緯入頻度が多くないので、残数を0に設定し、その緯糸Cの緯入を行う緯糸供給系列Lが無くなるまで、織機を停止しない。このように所定の残数が設定され、緯入を継続する緯糸供給系列数が設定数に達したとき、織機停止信号を出力するほか、所定の残数より1だけ多い数が設定され、緯入を継続する緯糸供給系列数が設定数よりも1だけ少なくなったとき、織機停止信号を出力してもよい。また、除外された緯糸供給系列数を設定してもよい。その場合、除外された緯糸供給系列数が、設定数、または設定数よりも1だけ多くなったとき、緯入を継続する緯糸供給系列数が所定の残数に達し、織機停止信号が出力される。
図1の多色緯入装置60の制御ブロック線図に基づいて、緯入制御装置を説明する。設定器15において、入力画面15aで各緯糸C毎に選択された緯糸供給系列Lは、演算回路15cで、緯糸C毎にグループ化された複数の緯糸供給系列L、または単独の緯糸供給系列Lに設定される。詳説すれば、第1緯糸供給系列L1、第2緯糸供給系列L2および第5緯糸供給系列L5を、3つの緯糸供給系列Lから構成される1つのグループに設定し、第1緯糸C1の緯入に対応させる。また、第3緯糸供給系列L3および第6緯糸供給系列L6を、2つの緯糸供給系列Lから構成される1つのグループに設定し、第2緯糸C2の緯入に対応させる。更に、第4緯糸供給系列L4および第7緯糸供給系列L7を、2つの緯糸供給系列Lから構成される1つのグループに設定し、第3緯糸C3の緯入に対応させる。更に、第8緯糸供給系列L8を、グループを構成しない単独の緯糸供給系列Lとして1つ設定し、第4緯糸C4の緯入に対応させる。また、演算回路15cは、各緯糸供給系列Lを表示画面15bに緯糸C毎に異なる所定の識別色で表示させる。緯入制御回路21は、演算回路15cから入力されるこのような緯入の動作態様の情報に基づき、各緯糸Cのグループ毎に、緯入を順次交代する緯糸供給系列Lの順番を決定する。本実施例では、緯入制御回路21は、第1緯糸C1の緯入において、第1緯糸供給系列L1→第2緯糸供給系列L2→第5緯糸供給系列L5→第1緯糸供給系列L1→第2緯糸供給系列L2→第5緯糸供給系列L5と、L1→L2→L5の順番で、緯入を順次交代する緯糸供給系列Lの順番を決定する。また、第2緯糸C2の緯入において、第3緯糸供給系列L3→第6緯糸供給系列L6→第3緯糸供給系列L3→第6緯糸供給系列L6と、L3→L6の順番で、緯入を順次交代する緯糸供給系列Lの順番を決定する。更に、第3緯糸C3の緯入において、第4緯糸供給系列L4→第7緯糸供給系列L7→第4緯糸供給系列L4→第7緯糸供給系列L7と、L4→L7の順番で、緯糸供給系列Lが緯入を順次交代する順番を決定する。また、緯入制御回路21は、図示しない記憶器を有しており、緯入パターン設定器24から入力された緯入パターン情報を記憶する。更に、緯入制御回路21は、各緯糸供給系列L毎に設けられている押し釦10、給糸センサ3、フィーダモータ6、係止ピン7のソレノイド、および図示しない圧力空気源からのエアを緯入ノズル9に断続して供給する電磁開閉弁が、それぞれ接続されている。押し釦10は、手動操作される復帰手段35として設けられており、個別の信号線、即ち個別の信号伝達路27を介して緯入制御回路21に接続される。
織機の運転が開始されると、緯入制御回路21は、記憶されている緯入パターン情報から緯入される緯糸C読み出して、その緯糸Cにおいて緯入を順次交代する緯糸供給系列Lの順番に基づき、緯入動作を行う緯糸供給系列Lを織機主軸の1回転(緯入サイクル)毎に求める。緯入制御回路21は、図示しない織機主軸を駆動するメインモータMに接続されるエンコーダENからの織機主軸回転角情報に基づき、緯入動作を行う所定の緯糸供給系列Lの電磁開閉弁を、所定の時期に駆動し、緯入ノズル9からエア噴射開始とエア噴射終了を行わせる。本実施例では、緯糸Cの種類が第1緯糸C1、第2緯糸C2、第3緯糸C3および第4緯糸C4からなる4色織物であり、C1→C2→C3→C4→C1→C2→C1→C3の順序の緯入が、1繰り返しとされる緯入パターンをとるので、緯入制御回路21は、図6に示されるように、各緯入において、記載されている番号に対応する緯糸供給系列Lを用いて緯入を実行する。
緯糸供給系列Lにおいて、糸切れ等の給糸異常が給糸センサ3によって検出され、給糸異常信号が入力されると、緯入制御回路21は、その緯糸供給系列Lを緯入の順次交代から除外して、残った他の正常な緯糸供給系列Lを用いて緯入を継続する。図6に示される例では、第13番緯入の後に、第2緯糸供給系列L2で給糸異常が検出されており、そのため、第2緯糸供給系列L2が除外される。これにより21番目の緯入が、第2緯糸供給系列L2でなく、第5緯糸供給系列L5を用いて行われる。以後、第1緯糸供給系列L1と第5緯糸供給系列L5とが、順次交代して緯入を行い、緯入パターンの第1緯糸C1に対応する緯入が継続される。
除外された緯糸供給系列Lの情報が、緯入制御回路21から、演算回路15cを介して表示画面15bに入力され、除外された緯糸供給系列Lが、表示画面15bに表示される。本実施例では、表示画面15bの除外された緯糸供給系列Lの円形領域における識別色の点灯形態が、連続点灯から点滅点灯に変化する。従って、図5に示すように、2の数字の第2緯糸供給系列L2に対応する円形領域が、赤色のまま点滅する。残った2つの赤色の連続点灯と、同じ赤色の「第1緯糸」の「織機停止の残数」欄22aの設定値1から、作業者は、第1緯糸C1の緯入を継続している2つの緯糸供給系列Lのいずれかにおいて、次回に給糸異常が検出されると織機が停止されることを知り、第2緯糸供給系列L2の給糸パッケージ1の早急な補修、または交換が必要なことを、色覚に基づいて知る。
作業者は、織機を停止させることなく運転したまま、緯入の順次交代から除外され緯糸供給系列Lの緯糸Cの補修、または給糸パッケージ1の交換を行う。次に、作業者は、補修が完了した緯糸供給系列Lを緯入の順次交代に復帰させるため、フィーダモータ6の外枠に取り付けられている押し釦10を操作する。緯入制御回路21は、押し釦10の信号伝達路27との接続部を、各緯糸供給系列L毎に有しており、出力信号が入力された接続部を識別することにより、緯糸供給系列Lを特定することができる。緯入制御回路21は、押し釦10からの出力信号、即ち補修完了信号が入力された接続部を識別し、緯糸供給系列Lを特定する。緯入制御回路21は、この特定された緯糸供給系列Lを緯入の順次交代に復帰させる。図6の例では、第85番の緯入後に押し釦10が操作され、89番目の緯入以後、第2緯糸供給系列L2が第1緯糸C1の順次交代に復帰している。また、演算回路15Cは、緯入制御回路21から入力された緯糸供給系列Lの緯入の順次交代への復帰情報に基づき、表示画面15bにおいて、緯糸供給系列Lの円形領域における識別色の点灯形態を連続点灯に戻す。
緯入を継続する正常な緯糸供給系列Lの数が、設定されている残数に達する前に、除外され緯糸供給系列Lの給糸パッケージ1の補修作業、または交換作業が行われないと、次に給糸異常が生じたとき、織機は停止される。即ち、演算回路15cは、緯糸Cのグループ毎の緯糸供給系列Lと、緯入制御回路21から入力される除外および復帰の緯糸供給系列Lの情報とに基づき、緯糸Cに対応する緯入を継続している緯糸供給系列数を、緯糸Cのグループ毎に演算し、比較器23に出力する。比較器23は、入力器22によって設定された残数と、緯入制御回路21から入力された緯入を継続している緯糸供給系列数とを緯糸Cのグループ毎に比較し、いずれかの緯糸Cのグループで、緯入を継続している緯糸供給系列数が、所定の残数、本実施例では「織機停止の残数」欄22aに設定された残数に達したとき、緯入制御回路21に織機停止信号を出力し、織機を停止させる。
本実施例では、緯入制御回路21は、記憶されている緯入パターン情報から緯入される緯糸C読み出して、その緯糸Cにおいて緯入を順次交代する緯糸供給系列Lの決定された順番に基づき、緯入動作を行う緯糸供給系列Lを織機主軸の1回転(緯入サイクル)毎に求め、給糸異常が検出されて緯糸供給系列Lが除外される毎に、また除外され緯糸供給系列Lが修復されて復帰する毎に、順次交代する緯糸供給系列Lの順番を変更している。しかし、緯入制御回路21は、緯入パターン情報と、緯糸Cにおける緯糸供給系列Lの順番とに基づき、各緯入毎に緯入を実行する緯糸供給系列Lが、複数の緯入サイクルに亘ってプログラミングされて予め決定されてもよい。その場合、給糸異常が検出されて緯糸供給系列Lが除外される毎に、また、除外され緯糸供給系列Lが修復されて復帰する毎に、プログラミングが変更される。
本実施例では、手動操作される復帰手段35として、各緯糸供給系列L毎に押し釦10が設けられ、各押し釦10は、それぞれ専用の信号伝達路27を介して緯入制御回路21に接続されている。しかし、復帰手段は、緯糸供給系列Lを識別可能な信号を選択的に出力する出力回路を有し、該出力回路は、共通の信号伝達路を介して緯入制御装置21に接続されてもよい。
次に、図7、図8に基づいて説明する本発明の第2の実施例の多色の緯入装置70は、そのような出力回路26と共通の信号伝達路28とを含む復帰手段40が設けられる。多色の緯入装置70は、第1の実施例の多色の緯入装置60と同様、8つの緯糸供給系列Lを備えており、8色の緯入装置70である。
図7の制御ブロック線図に示すように、緯入装置70の緯入制御装置75は、緯入制御回路21と、複数の緯糸供給系列Lをグループ化する設定器15と、入力器22と、比較器23と、緯入パターン設定器24とを備えるほか、更に、補修が完了した緯糸供給系列Lを緯入の順次交代に復帰させるための復帰手段40として、選択画面25と出力回路26とを備える。
図8に示すように、復帰手段40の選択画面25は、操作盤に設置されている運転条件の入力・表示液晶パネルにおいて、設定器15の入力画面15aおよび表示画面15bと同一画面上に設けられている。作業者は、織機を運転したまま、緯入の順次交代から除外された緯糸供給系列Lの緯糸Cの補修、または給糸パッケージ1の交換を行う。次に、作業者は、補修が完了した緯糸供給系列Lを緯入の順次交代に復帰させるため、選択画面25の「復帰選択」欄25aをタッチする。これにより、緯糸供給系列Lを選択可能となる。選択画面25は、選択部、即ち「緯糸供給系列NO.」欄15adが、設定器15の入力画面15aと共通に設けられている。設定器15の表示画面15bで点滅点灯している円形領域を参照しながら、「緯糸供給系列NO.」欄15adの該当する円形領域をタッチする。これにより、順次交代に復帰される緯糸供給系列Lが選択される。表示画面15bで2以上の円形領域が点滅点灯している場合、今回補修した緯糸供給系列L以外を選択しないように、注意する必要がある。次に「復帰実行」25b欄をタッチする。これにより、選択された緯糸供給系列Lに基づき、出力回路26から、緯糸供給系列L毎に異なる出力信号、例えば、緯糸供給系列毎に出力回数の異なるパルス信号、緯糸供給系列毎に電圧値の異なるパルス信号、緯糸供給系列毎に周波数の異なるパルス信号等が、共通の信号伝達路28を介して緯入制御回路21に出力される。緯入制御回路21は、出力回路26からの信号を識別し、緯入の順次交代に加入される緯糸供給系列Lを特定する。第1の実施例と同様、緯入制御回路21は、この特定された緯糸供給系列Lを緯入の順次交代に復帰させる。
本実施例では、手動操作される復帰手段40は、選択画面25と出力回路26と、共通の信号伝達路28とを備え、第1の実施例の復帰手段35の押し釦10のように、手動操作されるスイッチが緯糸供給系列L毎に設けられていない。しかし、選択画面25と出力回路26と共通の信号伝達路28とのほか、更に、手動操作されるスイッチを緯糸供給系列L毎に設けてもよい。その場合、選択画面25または緯糸供給系列L毎のスイッチのいずれか一方を手動操作することより、補修が完了した緯糸供給系列Lを緯入の順次交代に復帰させる。
また、本実施例では、第1緯糸C1のグループ、第2緯糸C2のグループおよび第3緯糸C3のグループにおいて、それぞれ1つの緯糸供給系列Lで緯糸Cの異常が検出され、2つ以上、最大で3つの緯糸供給系列Lが除外されても、織機の運転が継続される。しかし、緯糸供給系列数が少ない等のため、2つの緯糸供給系列Lで緯糸Cの異常が検出されると織機の運転が停止される緯入装置では、補修の完了した緯糸供給系列Lが特定される必要がないので、復帰手段は、手動操作されるスイッチまたは画面と、共通の信号伝達路28とで形成することが可能である。
第1の実施例および第2の実施例の緯入装置60、70は、いずれも緯入パターンに従って複数の異なる種類の緯糸Cが緯入される多色の緯入装置60、70であるが、単色の緯入装置、即ち複数の緯糸供給系列Lの全てに、同一種類の緯糸Cを仕掛けてもよい。給糸センサ3が緯糸Cの異常を検出した緯糸供給系列Lを除外して他の緯糸供給系列Lのみで緯入を継続しつつ、復帰手段35、40が手動操作されて、緯糸Cの補修が完了した緯糸供給系列Lが、緯入の順次交代に復帰される。
本発明は上記のいずれの実施例にも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々に変更することが可能である。
本発明の第1の実施例の緯入装置60の制御ブロック線図である。 第1の実施例の設定器15の入力画面15a、表示画面15b、および入力 器22を示す。 多色緯入装置60の模式図を示す。 緯糸Cの糸切れ発生時の緯入装置60の模式図を示す。 緯糸Cの糸切れ発生時の表示画面15bを示す。 各緯入において緯入動作する緯糸供給系列Lを、各緯糸供給系列Lに対応す るそれぞれの番号で示す。 本発明の第2の実施例の緯入装置70の制御ブロック線図である。 本発明の第2の実施例の緯入装置70の復帰手段40の選択画面25示す。
符号の説明
1 給糸パッケージ
2 テンサ
3 給糸センサ
4 貯留ドラム
5 回転ヤーンガイド
6 フィーダモータ
7 係止ピン
9 緯入ノズル
10 押し釦
11 ヤーンガイド
12 ヤーンガイド
13 ヤーンガイド
15 設定器
15a 入力画面
15b 表示画面
15c 演算回路
20 記憶器
21 緯入制御回路
22 入力器
23 比較器
24 緯入パターン設定器
25 選択画面
26 出力回路
27 信号伝達路
28 信号伝達路
30 緯糸測長貯留装置
35 復帰手段
40 復帰手段
60 緯入装置
65 緯入制御装置
70 緯入装置
75 緯入制御装置
C 緯糸
C1 第1緯糸
C2 第2緯糸
C3 第3緯糸
C4 第4緯糸
EN エンコーダ
L 緯糸供給系列
L1 第1緯糸供給系列
L2 第2緯糸供給系列
L3 第3緯糸供給系列
L4 第4緯糸供給系列
L5 第5緯糸供給系列
L6 第6緯糸供給系列
L7 第7緯糸供給系列
L8 第8緯糸供給系列
M メインモータ
S 経糸開口

Claims (5)

  1. 給糸パッケージと、緯糸測長貯留装置と、緯入ノズルと、緯糸測長貯留装置の上流に配設される給糸センサとを有する複数の緯糸供給系列を備えると共に、緯入制御装置が設けられ、該緯入制御装置は動作する緯糸供給系列を順次交代させながら緯入を実行し、給糸センサが給糸の異常を検出したとき、当該系列を除外して他の系列のみで緯入を継続する流体噴射式織機の緯入装置において、
    手動操作される復帰手段が前記緯入制御装置に接続され、前記緯入制御装置は、給糸センサが給糸の異常を検出した系列を除外して他の系列のみで緯入を継続しつつ、前記復帰手段からの出力信号に基づき、前記除外された緯糸供給系列を緯入の順次交代に復帰させることを特徴とする流体噴射式織機の緯入装置。
  2. 前記緯入制御装置は、給糸センサが給糸の異常を検出した系列を2つ以上除外して他の系列のみで緯入を継続可能に設けられ、前記復帰手段は、緯入制御装置が緯糸供給系列を特定可能に出力信号を出力することを特徴とする請求項1記載の流体噴射式織機の緯入装置。
  3. 前記復帰手段は、各緯糸供給系列毎に設けられ、個別の信号伝達路を介して前記緯入制御装置に接続されることを特徴とする請求項2記載の流体噴射式織機の緯入装置。
  4. 前記復帰手段は緯糸供給系列を識別可能な信号を選択的に出力する出力回路を有し、該出力回路は共通の信号伝達路を介して前記緯入制御装置に接続されることを特徴とする請求項2記載の流体噴射式織機の緯入装置。
  5. 3以上の緯糸供給系列を備え、全緯糸供給系列数よりも少ない複数の緯糸供給系列に互いに同一種類の緯糸を仕掛けられるグループとして設定し、グループ化された前記複数の緯糸供給系列と他の緯糸供給系列とによって所定の緯入パターンに従った多色緯入を行うと共に、グループ内において動作する緯糸供給系列を順次交代させながらグループに対応する種類の緯糸の緯入を実行し、前記緯入制御装置は、前記復帰手段からの出力信号に基づき、グループ内の前記除外された緯糸供給系列を緯入の順次交代に復帰させることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の流体噴射式織機の緯入装置。
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