JP2008017111A - ビット速度判定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クロック生成部121は、想定される伝送速度の中で最も速い伝送速度の周波数以上のサンプリングクロックを生成する。データサンプリング部1221は、サンプリングクロックによって入力されたデータをサンプリングしたサンプリングデータをエッジ検出部1222に出力する。エッジ検出部1222は、サンプリングデータの変化点(エッジ)を検出し、エッジを検出したことを示すエッジ検出信号をエッジ間隔監視部1231に出力する。エッジ間隔監視部1231は、エッジ検出信号の間隔を、サンプリングクロックによって測定し、測定結果に基づいて入力されたデータのビット速度を判定する。
【選択図】 図2
Description
図1〜図4を用いてこの発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明におけるビット速度判定装置が適用されるCDR(Clock Data Recovery)機能を含む、PON(Passive Optical Network)システムの構成の一例を示す図である。図1において、PONシステムは、加入者端末(図示せず)を収容する複数(この場合は3台)の端末側装置(ONU:Optical Network Unit)2−1,2−2,2−3と、局側装置(OLT:Optical Line Termination)1とが、光伝送媒体である光ファイバ3とカプラ4によって接続された通信網である。
図5〜図8を参照してこの発明の実施の形態2を説明する。先の実施の形態1では、データの変化点の間隔を監視してビット速度を判定するようにしたが、この実施の形態2では、データのパタンによってビット速度を判定するものである。具体的には、先の図1に示した実施の形態1のPONシステムにおいて、ONU2−1〜2−3が、図5に示すように、時分割多重によって送信するバーストデータの先頭部分に、バースト位相同期に用いるプリアンブルパタンやデリミタパタン、アイドルパタン等を含むバースト同期パタンをオーバヘッドとして設定したフレームを用いてデータ転送を行い、バースト同期パタンのパタンを用いてビット速度を判定する。
図9を参照してこの発明の実施の形態3を説明する。先の実施の形態1では、データの変化点の間隔が、サンプリングクロックの何倍であるかによってビット速度を判定するようにした。しかしながら、入力データとサンプリングクロックの位相差や周波数差によっては、変化点の間隔内のサンプリングクロックの数が異なることが考えられる。具体的には、伝送速度が1Gbpsのデータを1G[Hz]のサンプリングクロックでサンプリングして変化点を検出した場合に、変化点の間隔が10の倍数にならない場合がある。この実施の形態3では、変化点の間隔内のサンプリングクロックの数を判定条件に許容条件を設けてビット速度を判定するものである。
図10を参照してこの実施の形態4を説明する。先の実施の形態3では、ビット速度を判定する判定条件に対して許容条件を設定し、許容条件から得られる判定条件範囲内であるか否かによってビット速度を判定するようにしたが、この実施の形態4は、先の実施の形態2で説明した同期パタンによるビット速度判定において許容条件を設定するものである。
図11および図12を参照してこの実施の形態5を説明する。先の実施の形態1〜4では、入力データを想定される各伝送速度で識別しておき、速度判定結果が示す伝送速度で識別したデータを選択するようにした。しかしながら、PONシステムにおいてはOLTが複数のONUを一元収容するため、異なる伝送速度のONUを混在収容する場合でも、最高速度の伝送速度で処理動作を行なう処理部が大部分となり、最高速度の伝送速度とは異なる伝送速度のデータも、最高速度の伝送速度で用いるクロックで処理されることがある。この実施の形態5は、このような場合を想定し、入力されたデータの伝送速度を最高速度の伝送速度のデータとして識別しておき、データフレームの処理の直前、すなわち上位レイヤで伝送速度に応じたデータフレームを生成するものである。
図13を用いてこの発明の実施の形態6を説明する。先の実施の形態5では、入力されるデータを想定される最高の伝送速度として識別したデータを保持しておき、入力されるデータの変化点の間隔によってビット速度を判定し、判定結果に基づいて保持したデータを所定のビットおきに読み出すことで、伝送速度に応じたデータフレームを生成するようにした。すなわち、ビット速度の判定は、先の実施の形態1のCDR部12が実現したビット判定方法を用いたが、先の実施の形態2のCDR部12aが実現した同期パタンを用いたビット速度の判定方法を用いても、先の実施の形態5と同様に、高速動作を必要とする各伝送速度毎の識別部を備えることなく、想定される最高速度の伝送速度の識別部のみで複数の伝送速度のデータフレームを生成することができ、回路規模や消費電力を低減することができるという効果を奏することができる。
2−1,2−2,2−3 ONU
3 光ファイバ
4 カプラ
11 光受信器
12,12a,12b,12c,12d,12e CDR部
13 SERDES部
14,14a MAC処理部
121 クロック生成部
122 変化点検出部
123,123a 速度判定部
124 1G識別部
125 2G識別部
126 10G識別部
127 選択部
128 保護条件設定部
141 データバッファ
142 読み出し間隔選択部
1221 データサンプリング部
1222 エッジ検出部
1231 エッジ間隔監視部
1232 エッジカウント部
1233 判定部
1234 同期パタン設定部
Claims (7)
- 複数の端末側装置と1つの伝送路によって複数対1で接続される局側装置に適用され、前記各端末側装置が時分割多重によって前記伝送路にそれぞれ異なる伝送速度で送信したデータの伝送速度に応じてビット識別するビット速度判定装置において、
前記各端末側装置が用いる伝送速度の中で最も速い伝送速度以上の周波数のサンプリングクロックによって、前記伝送路から入力されたデータをサンプリングしてデータの変化点を検出する変化点検出手段と、
前記変化点検出手段によって検出されたデータの変化点と前記サンプリングクロックに基づいて前記伝送路から入力されたデータのビット速度を判定する速度判定手段と、
を備えることを特徴とするビット速度判定装置。 - 前記速度判定手段は、
前記変化点検出手段によって検出されたデータの変化点の間隔を前記サンプリングクロックによって測定し、測定結果に基づいてビット速度を判定する変化点間隔監視手段、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のビット速度判定装置。 - 前記変化点間隔監視手段は、
前記複数の端末側装置の伝送速度と前記サンプリングクロックの周波数に基づいて予め設定されたそれぞれの伝送速度に応じた判定条件と前記測定結果とが一致した場合に、前記入力されたデータのビット速度が当該伝送速度であると判定すること、
を特徴とする請求項2に記載のビット速度判定装置。 - 前記判定条件の許容条件が設定される保護条件設定手段、
をさらに備え、
前記変化点間隔監視手段は、
前記測定結果が前記判定条件および許容条件から求めた判定条件範囲内である場合に、前記入力されたデータのビット速度が当該伝送速度であると判定すること、
を特徴とする請求項3に記載のビット速度判定装置。 - 前記速度判定手段は、
前記変化点検出手段によって検出されたデータの変化点をカウントする変化点カウント手段と、
前記複数の端末側装置が、送信データに含ませる予め定められた同期パタンの変化点の数を示す識別パタンが予め設定される同期パタン設定手段と、
前記複数の端末側装置の伝送速度で前記同期パタンが入力される時間単位で前記変化点カウント手段のカウント値と、前記同期パタン設定手段に設定されている識別パタンとに基づいてビット速度を判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のビット速度判定装置。 - 前記判定手段は、
前記変化点カウント手段と前記同期パタン設定手段に設定されている識別パタンとが一致した単位時間によってビット速度を判定すること、
を特徴とする請求項5に記載のビット速度判定装置。 - 前記識別パタンの許容条件が設定される保護条件設定手段、
をさらに備え、
前記判定手段は、
前記カウント値が前記識別パタンおよび許容条件から求めた判定条件範囲内である場合に、前記入力されたデータのビット速度が前記単位時間に対応する伝送速度であると判定すること、
を特徴とする請求項6に記載のビット速度判定装置。
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