JP2008015378A - 配線固定具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配線固定具1の本体10を、背板11の上下に一対の突片12、12を一体的に突設してなるコ字状に形成する。そして、背板11の中央部には、前方へと膨出するアーチ状の膨出部14を設け、該膨出部14の左右両側部に、固定ネジを挿通可能な固定孔15、15を穿設する。また、突片12、12の背板11との連結部の略中央には、膨出部14に沿った形状の切り欠き16を設け、本体10の固定面への取付状態において、膨出部14の後方にケーブル本体3を通すことができるようにする。さらに、各突片12とフランジ部13との連結部に、逆三角形状に切り欠かれた切り欠き部17を設け、該切り欠き部17内を挿通させることによって、本体10の膨出部14前方にテンションメンバ4を通すことができるようにする。
【選択図】図1
Description
光ケーブルは、その終端においてケーブル本体83からテンションメンバ84が引き出された状態となっており、ケーブル本体83及びテンションメンバ84は、夫々専用のケーブル固定具81及びテンションメンバ固定具82により固定されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、本体を、背板の上下に一対の突片を一体的に設けてなる側面コ字状に成形し、前記背板の左右両側部に、前記突片を前方へ突出させた姿勢で前記本体を固定面へ設置するための固定部材を取り付ける固定部を設けるとともに、該固定部間で且つ前記上下の突片間に亘って、前方へ膨出し、前記固定部材による固定面への取り付けによって後方に位置させたケーブル本体を固定面側へ押さえ付けて固定する膨出部を設ける一方、前記一対の突片に、テンションメンバを挿通可能な挿通孔を穿設するとともに、該挿通孔に挿通状態にあるテンションメンバを押さえ付けて固定する押圧手段を設け、前記固定部材による固定面への取付状態において、前記本体の上方又は下方から、光ケーブルのケーブル本体は前記膨出部の後方に、テンションメンバは前記挿通孔に挿通させることによって、ケーブル本体又はテンションメンバの何れかを固定可能としたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明において、ケーブル本体固定機構及びテンションメンバ固定機構を左右方向で複数備えてなることを特徴とする。
また、固定面への取付状態において、たとえば光ケーブルの終端における入線方向の上下を逆にしたいような場合に、取付状態にある配線固定具を取り外すことなく対応することができ、作業性に優れている。さらに、光ケーブルの設置態様の変更に際し、光ケーブルの終端(特にテンションメンバ)を固定していた箇所にて、光ケーブルのケーブル本体の固定を行うことも可能であり、極めて使い勝手が良い。
さらにまた、請求項2に記載の発明によれば、光ケーブルの固定に際して、前方へ膨出する膨出部にてケーブル本体を押さえ付けるような固定を可能としているとともに、押圧手段によって挿通孔に挿通されたテンションメンバを押さえ付けるような固定を可能としているため、固定可能な光ケーブルのケーブル本体やテンションメンバの径に拘らず、汎用性に富む。
加えて、請求項3に記載の発明によれば、ケーブル本体固定機構及びテンションメンバ固定機構を左右方向で複数備えているため、複数の光ケーブルを平行に固定したい場合等に、固定作業を非常に簡易化することができる。
さらに、突片12、12の先端には、夫々外方へと突出するフランジ部13、13が設けられている。そして、各突片12とフランジ部13との連結部には、逆三角形状に切り欠かれた切り欠き部(挿通孔)17が設けられており、該切り欠き部17内を挿通させることによって、本体10の膨出部14前方にテンションメンバ4を通すことができるようになっている。
さらに、光ケーブル2の設置態様の変更に際し、図2に示す如く光ケーブル2の終端を固定していた箇所にて、図5に示す如く光ケーブル2のケーブル本体3の固定のみを行うことも可能であり、極めて使い勝手が良い。
加えて、固定ネジ30及び押さえネジ19の締め付け具合の調整により、ケーブル本体3及びテンションメンバ4の固定/解除を行うことができるため、ケーブル径等の異なる種々の光ケーブルの固定に用いることができ、汎用性に富む。
加えて、テンションメンバを押さえネジの先端によって直接押圧するのではなく、押さえネジとテンションメンバとの間に板状の押圧部材を介在させるようにし、押さえネジが押圧部材を押圧することにより、押圧部材がテンションメンバを押さえ付けるような構成とすることも可能である。
Claims (3)
- 光成端箱内等において、光ケーブルのケーブル本体やテンションメンバを固定するための配線固定具であって、
ケーブル本体を固定するためのケーブル本体固定機構と、前記ケーブル本体と平行方向にテンションメンバを固定可能なテンションメンバ固定機構とを設けたことを特徴とする配線固定具。 - 本体を、背板の上下に一対の突片を一体的に設けてなる側面コ字状に成形し、前記背板の左右両側部に、前記突片を前方へ突出させた姿勢で前記本体を固定面へ設置するための固定部材を取り付ける固定部を設けるとともに、該固定部間で且つ前記上下の突片間に亘って、前方へ膨出し、前記固定部材による固定面への取り付けによって後方に位置させたケーブル本体を固定面側へ押さえ付けて固定する膨出部を設ける一方、前記一対の突片に、テンションメンバを挿通可能な挿通孔を穿設するとともに、該挿通孔に挿通状態にあるテンションメンバを押さえ付けて固定する押圧手段を設け、
前記固定部材による固定面への取付状態において、前記本体の上方又は下方から、光ケーブルのケーブル本体は前記膨出部の後方に、テンションメンバは前記挿通孔に挿通させることによって、ケーブル本体又はテンションメンバの何れかを固定可能としたことを特徴とする請求項1に記載の配線固定具。 - ケーブル本体固定機構及びテンションメンバ固定機構を左右方向で複数備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線固定具。
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2006
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