JP2008014360A - 軸連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動軸と従動軸との連結、例えば実験用撹拌機の駆動軸と撹拌軸との連結及び分解を簡単な操作で行うことができる軸連結構造を提供する。
【解決手段】一方に撹拌軸40を取り付けたフレキシブルカップリング50の他方に、大径頭部60aと小径軸部60bとを有する連結ボス60を突設した雄側連結フランジ61を設ける。駆動軸30に、連結ボス60のボス挿通孔31aを設けた雌側連結フランジ31と、連結ボス60を係合するための長孔73を有する係合リング70を設ける。連結ボス60をボス挿通孔31a及び長孔73のボス挿通部73aに挿通した状態で係合リング70を回動させて長孔73のスリット部73bに、小径軸部60bが挿通して大径頭部60aが長孔73に係合した状態とすることにより、駆動軸30と撹拌軸40とを連結状態とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸連結構造に関し、特に、実験用の反応容器内に挿入される撹拌軸と駆動源に連結される駆動軸とを着脱可能に連結する軸連結構造に関する。
合成反応実験等で実験台で用いられる撹拌機では、反応容器の上方に駆動源を設置し、撹拌軸の上端を駆動源のドリルチャック等に連結して下端を反応容器内に挿入するもの(例えば、特許文献1参照。)や、駆動源に連結した駆動軸と反応容器内に挿入される撹拌軸とを柔軟なゴム部材で連結するもの(例えば、特許文献2参照。)が知られている。また、反応容器内を真空引きする場合には、反応容器の口部には撹拌軸が回転可能に挿通される回転真空シールが取り付けられる。一方、軸同士を連結する際に、両軸の偏心や偏角を吸収するために、軸間に可撓性カップリングを介在させることが一般に行われている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2004−329999号公報 特開2003−103154号公報 特表2002−506957号公報
上述のような撹拌機は、一般的に、反応容器を設置した実験台の後方に設置した格子部材や実験用スタンドにクランプさせた駆動源の位置調整を行い、反応容器内に挿入した駆動軸や撹拌軸が鉛直方向を向くようにして用いられる。このとき、長尺の撹拌軸をドリルチャックで保持したものでは、撹拌作業終了後に反応容器を取り外す際、ドリルチャックを緩めて撹拌軸を駆動源から切り離し、撹拌機の向き(ドリルチャックの向き)を変えた後、反応容器から撹拌軸を上方に抜き取る必要があった。このため、次に撹拌作業を行う際には、再び駆動源の位置調整を行わなければならなかった。
さらに、反応容器の中心部と撹拌軸の軸線とを一致させることが困難であることから、撹拌軸と反応容器とが互いに偏心、偏角したまま運転されることがあった。撹拌軸を駆動源に直接連結したものでは、撹拌軸の偏心、偏角によって振動が発生することがあり、また、容器口部に回転真空シールを取り付けた場合は、僅かな偏心、偏角でも撹拌軸が回転真空シールに対して片当たり状態となり、シールが偏摩耗して耐久性を悪化させることになる。
駆動軸と撹拌軸とを柔軟なゴム部材で連結すれば偏心、偏角を吸収することはできるが、ゴム部材は劣化し易く、また、接触面に油分が付着するとスリップする虞があった。さらに、駆動軸と撹拌軸とをゴム部材に確実に連結するためには、連結作業を両手で行わなければならず面倒であった。また、市販の可撓性カップリングを使用して偏心、偏角を吸収することも可能であるが、駆動軸や撹拌軸と可撓性カップリングとの連結、着脱に工具を必要とするという難点があった。
そこで本発明は、駆動軸と従動軸とを簡単な操作で着脱可能に連結することができ、撹拌機の駆動源側の駆動軸と反応容器側の撹拌軸(従動軸)との軸連結構造に適用することにより、駆動軸と撹拌軸とを簡単な操作で着脱可能に連結することができ、反応容器の設置や取り外しも容易に行うことができるとともに、駆動軸と撹拌軸との偏心、偏角を吸収するための可撓性カップリングを容易に組み込むことが可能な軸連結構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の撹拌機の軸連結構造は、駆動軸と従動軸とを着脱可能に連結する軸連結構造において、駆動軸及び従動軸のいずれか一方の軸の軸端に雄側連結フランジを、他方の軸の軸端に雌側連結フランジをそれぞれ設け、前記雄側連結フランジには前記雌側連結フランジ方向に突出する複数の連結ボスを突設し、該連結ボスには突出端の大径頭部と該大径頭部の基部側の小径軸部とを設け、前記雌側連結フランジには前記連結ボスが挿通可能なボス挿通孔を設け、該雌側連結フランジを設けた軸には該軸を挿通可能な軸挿通孔を中央に有するとともに該軸挿通孔の周囲に前記複数の連結ボスがそれぞれ係合する複数の長孔を有する係合リングを回動可能に装着し、前記長孔には、その一端に前記連結ボスの大径頭部が挿通可能な径を有するボス挿通部と、該ボス挿通部に連続する長孔の中央部に前記大径頭部の径より幅狭で前記連結ボスの小径軸部が移動可能な幅を有するスリット部と、該スリット部に連続する長孔の他端の反雌側連結フランジ側に前記大径頭部が係合可能な係合段部とを設け、前記係合リングと前記雌側連結フランジとの間に付勢手段を設けるとともに、該付勢手段による前記係合リングの反雌側連結フランジ方向への移動量を規制するストッパ部材を設けたことを特徴とし、駆動軸及び従動軸のいずれか一方の軸の軸端に可撓性カップリングの一端を連結し、該可撓性カップリングの他端に前記雄側連結フランジを設けても良い。
さらに、前記係合リングは、2枚のリング部材を接合して形成され、両リング部材には、ボス挿通部形成用の大径孔及び前記スリット部形成用のスリットをそれぞれ設けるとともに、一方のリング部材の前記スリットの端部には係合段部形成用の大径孔を設けることもでき、また、前記付勢手段が軸周りに装着されたコイルスプリングであり、前記係合リングの雌側連結フランジ側に前記コイルスプリングの一端を収容するリング状の凹部を設けることもできる。さらに、前記従動軸は、反応容器内に挿入される撹拌軸であっても良い。
本発明の軸連結構造によれば、雄側連結フランジに突設した複数の連結ボスを、雌側連結フランジに設けたボス挿通孔及び係合リングに設けた長孔のボス挿通部に挿通した後、係合リングを雌側連結フランジ方向に押動しながら、大径頭部が長孔の係合段部に係合するように回動させるだけの操作で駆動軸と従動軸とを連結することができ、駆動軸の回転力を雌側連結フランジのボス挿通孔と雄側連結フランジの連結ボスとを介して従動軸に伝達することができる。この連結状態では、付勢手段によって係合リングが付勢されることで大径頭部と係合段部との係合状態が保持されるので、係合リングを雌側連結フランジ方向に押動させて回動させない限り連結状態が外れることはない。連結の解除は、係合リングを雌側連結フランジ方向に押動しながら大径頭部が長孔のボス挿通部に位置するように、連結時とは逆方向に回動させるだけの操作で行うことができる。したがって、駆動軸と従動軸との連結、分解を片手で簡単に行うことができる。
また、一方の軸端に連結した可撓性カップリングに雄側連結フランジを設けておくことにより、工具を使用せずに駆動軸と従動軸とを可撓性カップリングを介して簡単に連結することができ、駆動軸と従動軸と偏心、偏角を吸収することができる。このような可撓性カップリングを組み込んだ軸連結構造を撹拌機に適用することにより、撹拌機の駆動源を支持する実験用スタンドや格子部材との取付誤差、駆動源と駆動軸との取付誤差、駆動軸と撹拌軸との偏心、偏角を吸収することができるので、反応容器に対する撹拌機の組み立てを容易に行うことができ、また、反応容器の取り外しも、駆動源をクランプした状態で簡単に行うことができる。特に、実験室レベルでは、撹拌機や反応容器のセッティングを頻繁に変更するため、駆動軸と撹拌軸との着脱の簡易化や、駆動源の位置調整の簡易化は大きな効果となる。
図1乃至図4は本発明の軸連結構造を撹拌機に適用した一形態例を示す図であって、図1は撹拌機の使用状態を示す概略正面図、図2は撹拌機の要部分解斜視図、図3は撹拌機の要部断面図、図4は駆動軸と撹拌軸の連結作業を示す説明図である。
本形態例の撹拌機1は、図示しない実験台に設置した実験用スタンドにクランプされて使用されるもので、実験台には、反応液Lが収容される反応容器であるフラスコ10が配置されている。撹拌機1は、駆動源となる撹拌モータ20と、該撹拌モータ20のモータ軸21にドリルチャック22によって連結される駆動軸30と、前記フラスコ10内に挿入される撹拌軸(従動軸)40と、該撹拌軸40の上端に固着された可撓性カップリング(フレキシブルカップリング)50と、該フレキシブルカップリング50の駆動軸連結側に設けられた2個の連結ボス60を有する雄側連結フランジ61と、前記駆動軸30のフレキシブルカップリング連結側に一体に設けられた雌側連結フランジ31と、前記駆動軸30に軸方向に移動可能かつ回転可能に装着された係合リング70と、該係合リング70を挟むようにして設けられたコイルスプリング(付勢手段)80及びEリング81(ストッパ部材)とを備えている。
前記フラスコ10は、内部が真空引きされていて、口部10aには回転真空シール11が取り付けられている。撹拌軸40は、金属又はガラス製で先端に撹拌翼41を備え、先端側が前記回転真空シール11を介してフラスコ10内に挿入され、基端側が前記フレキシブルカップリング50に装着されている。駆動軸30は金属製で基端側が前記ドリルチャック22によってモータ軸21に連結され、先端には、前記雄側連結フランジ61に連結される雌側連結フランジ31が一体に設けられている。
フレキシブルカップリング50は、ステンレス製で、駆動軸30と同一軸線上で回転する駆動側プレート51と、撹拌軸40と同一軸線上で回転する従動側プレート52とを中間弾性部となるステンレスベローズ53で連結して形成されている。従動側プレート52の中心部には前記撹拌軸40の上端部が挿入されて固定ねじ54により固定されている。
駆動側プレート51の上面に設けられた雄側連結フランジ61は、駆動側プレート51と同じ外径を有する円盤状のものであって、上面には前記連結ボス60,60が雄側連結フランジ61の中心に対して対称位置に突設され、下面中心部にはフランジ固定軸62が突設されている。この雄側連結フランジ61は、前記フランジ固定軸62をフレキシブルカップリング50の駆動側プレート51の中心部に設けた軸装着孔51aに挿入して固定ねじ54で固定することにより、駆動側プレート51の上面に一体に取り付けられる。前記連結ボス60は、円柱状部材の上部外周を切削することにより、上端に基部と同一径の大径頭部60aを形成するとともに、該大径頭部60aの基部側に連続して小径軸部60bを形成している。
前記駆動軸30下端の雌側連結フランジ31は、前記雄側連結フランジ61と略同径に形成され、前記連結ボス60,60を挿通させるボス挿通孔31a,31aが形成されている。また、前記連結ボス60,60と雌側連結フランジ31とは、前記ボス挿通孔31a,31aに連結ボス60,60を挿通させた時に、前記ボス挿通孔31a,31aから、連結ボス60,60の大径頭部60a,60aと小径軸部60b,60bとが雌側連結フランジ31の上面から突出するように形成されている。
前記係合リング70は、前記雌側連結フランジ31の上部に前記コイルスプリング80を介して駆動軸30に装着されるもので、駆動軸30に形成された周溝30aに係合する前記Eリング81によって上方への移動が規制されている。係合リング70は、略六角形状の板材からなる2枚のリング部材71,72を上下に溶接等で接合することにより形成され、中央部には駆動軸30が挿通する軸挿通孔70aが設けられるとともに、該挿通孔70aの外周には、前記連結ボス60,60がそれぞれ係合する2個の長孔73が中心に対して対称に設けられている。
下方のリング部材71は、中央にコイルスプリング80が挿通可能な中央大径孔71aが形成されるとともに、前記長孔73を形成するための下部スリット部71bと、該下部スリット部71bの一端に設けられた大径孔からなるボス挿通部71cとが設けられ、このボス挿通部71cから下部スリット部71bの他端71dまでが前記長孔73の下半部を構成する。上方のリング部材72は、中央に駆動軸30が挿通可能でコイルスプリング80やEリング81の内径より小さな中央小径孔72aが形成されるとともに、前記長孔73を形成するための上部スリット部72bと、該上部スリット部72bの一端に設けられた大径孔からなるのボス挿通部72cと、上部スリット部72bの他端に設けられた大径孔からなるボス係合部72dとが設けられ、ボス挿通部72cから上部スリット部72bを経てボス係合部72dまでが前記長孔73の上半部を構成する。
すなわち、係合リング70の各長孔73は、前記連結ボス60の大径頭部60aを挿通可能なボス挿通部71c,72cからなるボス挿通部73aと、該ボス挿通部71bに連続する長孔73の中央部で、前記大径頭部60aの径より幅狭で前記小径軸部60bが移動可能な幅を有するスリット部73bと、該スリット部73bに連続する長孔73の他端で、反雌側連結フランジ側に前記大径頭部60aが係合可能な上方のリング部材72のボス係合部72dが位置するとともに、雌側連結フランジ側に下方のリング部材71の下部スリット部71bの他端71dが位置することにより形成される段付き孔からなる係合段部73cとで形成されている。また、係合リング70の中央部下面には、下方のリング部材71の中央大径孔71aと上方のリング部材72の中央小径孔72aとによって雌側連結フランジ側が大径となるリング状の凹部70bが形成され、この凹部70bに、圧縮状態で設けられたコイルスプリング80の上端が収容される。
上述のように形成された撹拌機1は、撹拌モータ20のモータ軸21にドリルチャック22を介して駆動軸30を装着し、該駆動軸30の軸線が鉛直方向を向くように撹拌モータ20を実験用スタンド等に固定する。さらに、反応液Lを入れたフラスコ10の口部10aに、フレキシブルカップリング50付きの撹拌軸40を装着した回転真空シール11を取り付け、撹拌軸40の軸線がフラスコ10の中心部を通り、かつ、鉛直方向を向くようにセットする。
フラスコ10を撹拌機1の下方に設置し、長孔73のボス挿通部73aを雌側連結フランジ31のボス挿通孔31a,31aに合わせた状態で、撹拌軸40を持ち上げて雄側連結フランジ61の連結ボス60,60をボス挿通孔31a,31a及びボス挿通部73aにそれぞれ挿入する。この状態で係合リング70をコイルスプリング80の付勢力に抗して雌側連結フランジ31側(下方)に押動しながら、時計回り方向に数十度回動させると、係合リング70は、小径軸部60bがスリット部73bの部分を通過した後、大径頭部60aが係合段部73cに係合する位置まで回動する。この状態で係合リング70の押動を解除すると、係合リング70はコイルスプリング80の付勢力によって反雌側連結フランジ31側(上方)に移動し、大径頭部60aが係合段部73cに係合して固定された状態となる。これにより、駆動軸30と撹拌軸40とがフレキシブルカップリング50を介して連結された状態となる。
この状態では、係合リング70に係合した連結ボス60がコイルスプリング80の付勢力で係合リング70側に引き付けられた状態になるため、雄側連結フランジ61と雌側連結フランジ31との連結面が密着した状態になり、連結部のガタも防止できる。なお、連結面にゴム等の弾性体を設けておくことにより、駆動軸30と撹拌軸40との偏心、偏角が大きい場合でも連結面のガタをより確実に防止できる。
また、フラスコ10を撹拌機1から取り外す際には、係合リング70を押動しながら反時計回り方向に回動させることによって大径頭部60aの位置を係合段部73cからボス挿通部73aに移動させた状態で撹拌軸40を連結ボス60の長さ分だけ下げることにより、連結ボス60をボス挿通孔31aから下方に抜き取って雄側連結フランジ61と雌側連結フランジ31との連結状態を解除することができる。これにより、駆動軸30と撹拌軸40とを分解できるので、撹拌モータ20の向きを変えたりすることなくフラスコ10を取り外すことができ、撹拌モータ20の位置や方向が保持されていることから、次に撹拌作業を行う際に撹拌モータ20等の位置調整を行う必要がなくなる。
さらに、フレキシブルカップリング50の組み込みも簡単かつ確実に行えるので、フレキシブルカップリング50を組み込むことにより、図4(C)に示されるように、駆動軸30と撹拌軸40との偏心、偏角を吸収しながら回転力を確実に伝達することができる。これにより、実験用スタンドと撹拌モータ20との取り付けや、撹拌モータ20と駆動軸30との取り付けにおける位置調整を精密に行う必要がなくなり、作業性の向上が図れ、回転真空シール11の損傷も抑えることができる。また、ゴム部材のように油分の付着によるスリップも発生することがない。特に、駆動軸30と撹拌軸40とをフレキシブルカップリング50を介して直接連結する場合に比べて、固定ねじ54を緩めたり、締め付けたりするための工具が不要となり、着脱を短時間で容易に行えるとともに、工具を外し忘れて運転する心配もなく、作業の安全性も向上する。
さらに、回転力の伝達を雄側連結フランジ61の連結ボス60と雌側連結フランジ31のボス挿通孔31aとの係合で行っているため、回転力を確実に伝達できるだけでなく、スリップが発生することもなく、回転方向に制限が生じることもない。また、係合リング70には回転力が作用せず、しかも、連結ボス60の係合状態では、コイルスプリング80によって上方に付勢された係合リング70の係合段部73cに大径頭部60aが係合しているので、コイルスプリング80の付勢力に抗して固定リングを押動しながら回転させない限り係合状態が解除されることはなく、不用意に連結ボス60と係合リング70との係合が解除されることはない。また、係合リング70が上方に付勢されていることから、連結時に係合リング70の押動を途中で解除して係合リング70を回動させることにより、大径頭部60aが係合段部73cに係合した際にパチンと音がして係合状態を確認することができる。さらに、コイルスプリング80の上端を凹部70bに収容することにより、コイルスプリング80を安定した状態で保持することができる。
なお、本発明は、フレキシブルカップリングを組み込まない場合にも適用可能であり、上記形態例とは逆にフレキシブルカップリングを駆動軸側に設けることも可能である。また、フレキシブルカップリングの一端に固着されるフランジ固定軸を長く形成することにより、フレキシブルカップリングを駆動軸や撹拌軸の中間部に配置することも可能である。さらに、連結ボスや長孔を2つ以上設けることもでき、係合リングを1枚の板材を加工して形成したり、全体を鋳物で一体形成することもできる。
本発明の一形態例を示す撹拌機の使用状態図である。 同じく撹拌機の要部分解斜視図である。 同じく要部拡大断面図である。 同じく駆動軸と撹拌軸の連結作業を示す説明図である。
符号の説明
1…撹拌機、10…フラスコ、10a…口部分、11…回転真空シール、20…撹拌モータ、21…モータ軸、22…ドリルチャック、30…駆動軸、30a…周溝、31…雌側連結フランジ、31a…ボス挿通孔、40…撹拌軸、41…撹拌翼、50…フレキシブルカップリング、51…駆動側プレート、51a…軸装着孔、52…従動側プレート、53…ステンレスベローズ、54…固定ねじ、60…連結ボス、60a…大径頭部、60b…小径軸部、61…雄側連結フランジ、62…フランジ固定軸、70…係合リング、70a…挿通孔、70b…凹部、71…下方のリング部材、71a…中央大径孔、71b…スリット部、71c…ボス挿通部、72…上方のリング部材、72a…中央小径孔、72b…スリット部、72c…ボス挿通部、72d…ボス係合部、73…長孔、73a…ボス挿通部、73b…スリット部、73c…係合段部、80…コイルスプリング、81…Eリング

Claims (5)

  1. 駆動軸と従動軸とを着脱可能に連結する軸連結構造において、駆動軸及び従動軸のいずれか一方の軸の軸端に雄側連結フランジを、他方の軸の軸端に雌側連結フランジをそれぞれ設け、前記雄側連結フランジには前記雌側連結フランジ方向に突出する複数の連結ボスを突設し、該連結ボスには突出端の大径頭部と該大径頭部の基部側の小径軸部とを設け、前記雌側連結フランジには前記連結ボスが挿通可能なボス挿通孔を設け、該雌側連結フランジを設けた軸には該軸を挿通可能な軸挿通孔を中央に有するとともに該軸挿通孔の周囲に前記複数の連結ボスがそれぞれ係合する複数の長孔を有する係合リングを回動可能に装着し、前記長孔には、その一端に前記連結ボスの大径頭部が挿通可能な径を有するボス挿通部と、該ボス挿通部に連続する長孔の中央部に前記大径頭部の径より幅狭で前記連結ボスの小径軸部が移動可能な幅を有するスリット部と、該スリット部に連続する長孔の他端の反雌側連結フランジ側に前記大径頭部が係合可能な係合段部とを設け、前記係合リングと前記雌側連結フランジとの間に付勢手段を設けるとともに、該付勢手段による前記係合リングの反雌側連結フランジ方向への移動量を規制するストッパ部材を設けたことを特徴とする軸連結構造。
  2. 駆動軸及び従動軸のいずれか一方の軸の軸端に可撓性カップリングの一端を連結し、該可撓性カップリングの他端に前記雄側連結フランジを設けたことを特徴とする請求項1記載の軸連結構造。
  3. 前記係合リングは、2枚のリング部材を接合して形成され、両リング部材には、ボス挿通部形成用の大径孔及び前記スリット部形成用のスリットをそれぞれ設けるとともに、一方のリング部材の前記スリットの端部には係合段部形成用の大径孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の軸連結構造。
  4. 前記付勢手段が軸周りに装着されたコイルスプリングであり、前記係合リングの雌側連結フランジ側に前記コイルスプリングの一端を収容するリング状の凹部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の軸連結構造。
  5. 前記従動軸は、反応容器内に挿入される撹拌軸であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の軸連結構造。
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