JP2008012470A - 水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被処理水に対し所定の水処理を行う水処理部に散気装置を有する水処理装置において、散気装置の清掃作業の合理化を図るのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 本発明の水処理装置にかかる排水処理装置100では、散気装置の構成に関し、エアが導入される送気管154と、複数の散気孔155aを有する散気管155とを接続する継ぎ手156は、当該継ぎ手156の送気管154側と散気管155側との間において湾曲状に延在する接続管湾曲部を備え、この接続管湾曲部に関する内接円がR35[mm]以上とされた構成になっている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、水処理技術に係り、詳しくは被処理水に対し所定の水処理を行う水処理部に散気装置を有する水処理装置の構築技術に関するものである。
従来、この種の水処理装置においては、ブロワから吐出された高圧エアを散気管の散気孔から水処理部に向けて供給する構成の散気装置を用いるのが一般的である。ところで、散気装置を使用している間には、散気管内に汚泥が堆積したり散気孔に汚泥が詰まる現象が発生する場合があり、このような場合には速やかに散気管内の清掃を行うことが必要とされる。そこで、例えば下記特許文献1には、清掃作業時に散気管内に高圧エアを供給することが可能な散気装置が開示されている。この散気装置は、散気管を取り外すことなく簡便な方法によって散気管内の清掃を行う可能性を有するが、散気管内や散気孔の汚泥を高圧エアのみによって除去するのには限界があり、確実に汚泥除去を行うのが難しい。
そこで、清掃用ブラシのような長尺状の清掃用部材を散気管内に直接挿入し、散気管内や散気孔の汚泥を直に擦り落とす方法が有効とされる。このような方法によれば、清掃作業時に散気管を取り外すことなく、しかも散気管内や散気孔の汚泥を確実に除去することが可能とされる。このような方法を採用するにあたっては、散気管内に長尺状の清掃用部材を挿入し易い構造が要請される。
特開平10−43789号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被処理水に対し所定の水処理を行う水処理部に散気装置を有する水処理装置において、散気装置の清掃作業の合理化を図るのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本発明は、一般家庭等から排出される生活排水や、産業廃水等の被処理水を処理する水処理装置の構築技術として好適に用いられる。
本発明にかかる水処理装置は、被処理水に対し所定の水処理を行う水処理部に散気装置を有する水処理装置である。ここでいう「所定の水処理」には、散気装置から供給された散気エアを用いることによって行われる種々の水処理が包含され、当該水処理として、典型的には好気処理、ばっ気処理、流動化処理などが挙げられる。
本発明の散気装置は、送気管、散気管、接続管及びエア供給経路を少なくとも備える。送気管は、エアが導入される管路として構成される。この送気管には、ブロワ等のエア供給源からエアが導入される。散気管は、複数の散気孔を有する管路として構成される。接続管は、送気管と散気管との間に介在して、これら送気管及び散気管を接続する管路として構成される。エア供給経路は、送気管から接続管を介して散気管へと至る経路として構成される。なお、本発明における送気管、散気管及び接続管は、それぞれが別体の部材として構成されてもよいし、あるいは少なくとも2つが一体状として構成されてもよい。
特に、本発明のエア供給経路は、送気管に導入されたエアを散気管の複数の散気孔から散気して水処理部に供給する経路であるとともに、長尺方向と交差する方向への変形が許容された長尺状の清掃用掻き取り部材が清掃作業時において挿入される経路として構成されている。この清掃用掻き取り部材としては、長尺状のシャフトのまわりに刷毛状のブラシなどの掻き取り要素が設けられた構造のものを用いることができる。これにより、本発明では、清掃用ブラシのような長尺状の清掃用掻き取り部材を散気管内に直接挿入し、散気管内や散気孔の汚泥を直に擦り落とすことが可能とされる。また、本発明の接続管は、当該接続管の送気管側と散気管側との間において湾曲状に延在する接続管湾曲部を備え、この接続管湾曲部に関する内接円がR35[mm]以上とされている。これによって接続管湾曲部は、長尺状の清掃用掻き取り部材が挿入されたときに、当該接続管湾曲部の湾曲形状によって長尺状の清掃用掻き取り部材を内接円に沿って変形させつつ散気管側へと誘導する。このときの長尺状の清掃用掻き取り部材の変形動作は、長尺方向と交差する方向への変形が許容された清掃用掻き取り部材が、接続管湾曲部の内壁部分に当接する際にこの内壁部分から受ける内接円中心方向への荷重によって生じる。従って、このような接続管湾曲部を備える接続管は、滑らかな管内形状を有することによって、清掃作業時に送気管側から挿入された長尺状の清掃用掻き取り部材を、散気管側へと円滑に導くのに有効とされる。かくして、清掃作業時に散気管を取り外すことなく、しかも散気管内や散気孔の汚泥を確実に除去することが可能な合理的な構造が実現される。
本発明にかかる更なる形態の水処理装置では、接続管及び散気管は、それぞれが別体の部材として構成されるとともに、互いに嵌め込まれることによって接続される構成であり、その接続部位において、散気管の内径が接続管の内径以上とされている。このような構成によれば、清掃作業時に送気管側から挿入され、接続管と散気管との接続部位に達した長尺状の清掃用掻き取り部材の先端部分が、当該接続部位に干渉したり引っ掛かるのを防止することが可能とされる。
本発明にかかる更なる形態の水処理装置では、散気管は、湾曲状に延在する散気管湾曲部を備え、この散気管湾曲部に関する内接円がR35[mm]以上とされている。これによって散気管湾曲部は、長尺状の清掃用掻き取り部材が挿入されたときに、当該散気管湾曲部の湾曲形状によって長尺状の清掃用掻き取り部材を内接円に沿って変形させつつ散気管内を誘導する。このときの長尺状の清掃用掻き取り部材の変形動作は、長尺方向と交差する方向への変形が許容された清掃用掻き取り部材が、散気管湾曲部の内壁部分に当接する際にこの内壁部分から受ける内接円中心方向への荷重によって生じる。従って、このような散気管湾曲部を備える散気管は、滑らかな管内形状を有することによって、清掃作業時に接続管側から散気管内に挿入された長尺状の清掃用掻き取り部材を、散気管内にて円滑に誘導するのに有効とされる。
本発明にかかる更なる形態の水処理装置では、散気管は、散気管湾曲部を含む環状に形成された構成であり、エア供給経路に規制手段が設けられている。この規制手段は、清掃作業時において送気管から接続管を介して散気管に挿入された長尺状の清掃用掻き取り部材が、散気管の環状部分を周って接続管側へと入り込むのを規制する機能を有する。この規制手段の具体的な構造に関しては、エア供給経路の環状経路に長尺状の清掃用掻き取り部材の移動を阻止する部材を介在させる構成、またエア供給経路の環状経路の一部を分断する構成などを適宜採用することができる。このような構成によれば、散気管に挿入された長尺状の清掃用掻き取り部材が、散気管の環状部分を周って再び接続管側へと入り込み、清掃用掻き取り部材同士が絡まる等の不具合が発生するのを防止することが可能となる。
本発明にかかる更なる形態の水処理装置では、水処理部は、規制充填物ないし不規則充填物が充填された充填部を有し、当該充填部の下方に散気装置が配設されている。充填部の下方に散気装置が配設された構成の水処理装置において、散気管を取り外して清掃作業を行う方法を採用する場合には、予め規制充填物や不規則充填物を抜き出す作業が必要となり作業量が増えるという問題が生じる。そこで、本発明の散気装置のように、清掃作業時に散気管を取り外すことなく、しかも散気管内や散気孔の汚泥を確実に除去することが可能な合理的な構造は、とりわけ充填部の下方に散気装置が配設された構成の水処理装置において特に効果的である。
以上のように、本発明によれば、被処理水に対し所定の水処理を行う水処理部に散気装置を有する水処理装置において、特に散気装置の構成に関し、エアが導入される送気管と、複数の散気孔を有する散気管とを接続する接続管の形状を少なくとも工夫することによって、清掃作業時に散気管を取り外すことなく、しかも散気管内や散気孔の汚泥を確実に除去することが可能となり、以って散気装置の清掃作業の合理化を図ることが可能となった。
以下に、本発明における一実施の形態の排水処理装置の構成等を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、一般家庭等から排出された生活排水(被処理水)の処理を行う排水処理装置について説明するものである。
本発明における「水処理装置」の一実施の形態の排水処理装置100の処理フローが図1に示される。
図1に示すように、本実施の形態の排水処理装置100は、槽状に成形された槽本体101の内部に各種の浄化処理機構を収容している。大別すると、処理工程の順に対応して上流(図1中の左側)から夾雑物除去槽110、嫌気濾床槽130、接触濾床槽150、処理水槽170、消毒槽190の各浄化処理機構が槽本体101に収容される。このような構成の槽本体101の内部に流入した排水は、夾雑物除去槽110、嫌気濾床槽130、接触濾床槽150、処理水槽170、消毒槽190で順次浄化処理されたのち、槽本体101の外部へ放流される。なお、本実施の形態では、各槽において処理される汚水および当該汚水を処理する処理過程において流れる水を「被処理水」ないし「水」と記載する。
夾雑物除去槽110は、槽本体101の最上流部に配置されており、流入口(図示省略)を通じて当該夾雑物除去槽110に被処理水が流入する構成になっている。この夾雑物除去槽110は、被処理水中に含まれる夾雑物を、流入バッフル(図示省略)などの固液分離手段を用いて被処理水から分離する処理を行う槽であり、被処理水の固液分離機能を果たす。この夾雑物除去槽110において夾雑物の除去処理がなされたあとの水は、その下流に配置された嫌気濾床槽130へと移流する。
嫌気濾床槽130は、被処理水中の有機汚濁物質を嫌気処理(還元)する機能を有する処理槽であり、典型的には、有機汚濁物質を嫌気処理(還元)する嫌気性微生物が付着する所定量の濾材が濾床に充填される構成を有する。この嫌気処理によってBODの低減と汚泥物の減量化が図られる。この嫌気濾床槽130で処理されたあとの水は、その下流に配置された接触濾床槽150へと移流する。
接触濾床槽150は、被処理水の好気処理及び濾過処理を行う機能を有する処理槽である。この接触濾床槽150で処理されたあとの水は、その下流に配置された処理水槽170へと移流する。
処理水槽170は、消毒槽190へ移流する前の水を一時的に貯留する機能を有する処理槽である。この処理水槽170に一時的に貯留された水は、その後消毒槽190へと移流する。
消毒槽190は、処理水槽170から流入した水を消毒処理する機能を有する処理槽であり、典型的には、消毒処理を行うための消毒剤(固形塩素剤)が充填された薬剤筒(図示省略)を備えている。この消毒槽190において消毒処理された水は、槽本体101の外部へ放流される。
ここで、上記の接触濾床槽150の具体的な構成を図2及び図3を参照しながら説明する。図1中の接触濾床槽150の断面構造が図2に示され、図2中の接触濾床槽150における充填領域150aの内部構造をあらわす斜視図が図3に示される。
図2に示すように、本実施の形態の接触濾床槽150は、被処理水が槽上部から槽下部へと下向きに流下する流通経路に充填領域150aを備え、当該充填領域150aの下方に散気管155が配置された構成を有する。充填領域150aは、第1充填部151及び第2充填部152を備え、これら第1充填部151(充填領域上層)及び第2充填部152(充填領域下層)による2層構造になっている。この充填領域150aは、被処理水に対し所定の水処理を行う水処理部であり、本発明における「水処理部」及び本発明における「充填部」を構成する。
更に、本実施の形態では、接触濾床槽150に散気装置が設置されている。この散気装置は、ブロワ153、送気管154、散気管155等を用いて構成されている。この散気装置では、充填領域150aの下層を構成する第2充填部152の下方に散気管155が配設される構成になっている。この散気管155は、送気管154を介してブロワ153に接続されており、当該ブロワ153から送気管154を通じて供給された圧縮エアを、複数の散気孔(後述する散気孔155a)から散気して、第2充填部152の下方から上方に向けて供給する機能を有する。また、詳細については後述するが、ブロワ153と送気管154との間には着脱可能な継ぎ手150cが設けられており、散気管155の清掃作業時にこの継ぎ手150cが取り外されるようになっている。
ブロワ153は、通常運転時(散気運転時)及び逆洗運転時に運転され、逆洗運転時には通常運転時よりも風量が増加されたエアが、散気管155から第2充填部152の各領域のうち逆洗領域の下方に供給される設定になっている。なお、本実施の形態の接触濾床槽150では、第2充填部152の下方に設置された散気管155から供給されたエアは、第2充填部152及び第1充填部151において順次分散されて、充填領域150aの全面に供給される構成になっている。本構成からこの接触濾床槽150は、「全面ばっ気式の接触濾床槽」とも称呼される。
図3に示すように、第1充填部151は、波板状の波板接触材151aをブロック化した状態で充填する領域として構成される。具体的には、この第1充填部151では、上下方向に延在する複数の波板接触材151aが平行状に等間隔(規則的に)に配置された状態、すなわち互いに隣接する波板接触材151aの間隔d1が一定間隔となるように配置された状態で、互いに繋ぎ止められ(連結され)、1つの塊状の部材としてブロック化されている。このブロック化された波板状の波板接触材151aには、好気性微生物の生物膜が付着する。被処理水が第1充填部151を下向きに流下する際、波板接触材151aに付着した好気性微生物が被処理水と接触することによって、主に被処理水中の有機汚濁物質が好気処理(酸化)される。規則的に充填されたこのような波板接触材151aは、「規則充填物」とも称呼される。
また、図3に示すように、第2充填部152は、多数の濾材152aを不規則的にランダム充填する領域として構成される。濾材152aは、断面形状が円形の円筒状(外径d2)であり、濾材壁面がいわゆる「ヘチマ様筒状」の構成を有する。このような構成の濾材152aが多数充填されたこの第2充填部152を、通常運転時(散気運転時)に被処理水が下向きに流下する際、主にこの濾材152aによって被処理水中のSS(浮遊物質)が濾過処理される。不規則的に充填されたこのような濾材152aは、「不規則充填物」とも称呼される。
ここで、本実施の形態では、第1充填部151にブロック化された状態で充填された波板接触材151aが、第2充填部152に不規則的に充填された多数の濾材152aを上方から直に押さえ込むことで、濾材152aの第1充填部151側への移動を規制する機能を有する。具体的には、ブロック化された状態の波板接触材151aは、多数の濾材152aの上部に直に配置(載置)されるとともに、槽本体101側に固定された係止部材(図2中に示す係止部材150b)に係止されている。また、波板接触材151aにおける間隔d1と濾材152aの外径d2との関係において、間隔d1が外径d2を下回るように構成されている。なお、ここでいう濾材152aの外径d2は、当該濾材152aの最大径を示すものであり、典型的には濾材152aの長尺方向に関する長さが当該濾材152aの外径d2に相当する。
充填領域150aのこのような構成により、多数の濾材152aは、波板接触材151aの自重及び係止部材150bによる固定化作用によって、第2充填部152において固定化されるとともに、当該多数の濾材152aが波板接触材151aの間を通り抜けて第1充填部151側へ移動するのが規制されることとなる。ブロック化された状態の波板接触材151aが多数の濾材152aを直に押さえ込むこのような構成によれば、多数の濾材152aをブロック化された状態の波板接触材151aを用いて第2充填部152に一度に固定化することができるため、多数の濾材152aを固定化する機能を有する専用の部材などを用いる必要がなく、充填領域150aの構造が簡素化される。
また、本実施の形態では、ブロック化された状態の波板接触材151aが充填された第1充填部151の第1の空隙率が、多数の濾材152aが不規則的に充填された第2充填部152の第2の空隙率よりも大きくなるように構成されている。第1の空隙率は、第1充填部151において、波板接触材151a充填前の全体積に対する当該波板接触材151a充填後の空隙部分の体積の比率として規定される。同様に、第2の空隙率は、第2充填部152において、濾材152a充填前の全体積に対する当該濾材152a充填後の空隙部分の体積の比率として規定される。このような構成によれば、充填領域150aの上層である第1充填部151の空隙率を、下層である第2充填部152の空隙率よりも相対的に大きくすることによって、第1充填部151における生物処理性能(好気処理性能)は維持しつつ、当該第1充填部151の波板接触材151aに生物膜による閉塞が起こるのを防止することが可能となる。このとき、散気管155から供給されたエアを第2充填部152において微細化する構成によって、被処理水に対する酸素溶解効率を高めることができ、第1充填部151における生物処理性能が向上することとなる。一方で、第2充填部152では、通常運転時において所望の濾過機能が果たされるとともに、第2充填部152の各領域のうち逆洗領域の濾材152aに付着した被濾過物は、逆洗運転時に通常運転時よりも風量が増加されたエアの散気による剥離作用によって洗浄(逆洗)されることとなる。従って、充填領域150aにおいて生物処理性能と濾過性能を両立するとともに、当該充填領域150aの閉塞防止を図ることが可能となる。
次に、上記散気管155の構造及びその周辺構造に関しては、図4及び図5が参照される。ここで図4には、本実施の形態の散気管155を含むエア供給経路を斜め上方からみた斜視図が示され、図5には、図4中のA領域における断面構造が示される。
図4に示すように、散気管155は、継ぎ手156を介して送気管154に接続されている。これら送気管154、散気管155及び継ぎ手156は、それぞれが別体の部材として構成されるとともに、継ぎ手156が送気管154及び散気管155に嵌め込まれることによって互いに接続される。これら送気管154、散気管155及び継ぎ手156としては、典型的にはパイプ内径がφ13〜25で塩化ビニル製のものが用いられる。なお、送気管154、散気管155及び継ぎ手156の、それぞれを別体の部材として構成する以外に、これら3つの部材のうちの少なくとも2つを一体状として構成することもできる。ここでいう送気管154、散気管155及び継ぎ手156が、それぞれ本発明における「送気管」、「散気管」及び「接続管」に相当する。
散気管155は、内径が一様のパイプ状部材として構成されており、直線状に延在する直管部157,157a、及び湾曲状(曲線状)に延在する湾曲部158,158aが組み合わせられて、全体として閉じた環状(「ループ状」ともいう)を形成している。直管部157,157a及び湾曲部158,158aには、散気管下面に複数の散気孔155aが設けられている。この複数の散気孔155aが、本発明における「散気孔」に相当する。従って、ブロワ153からの圧縮エアは、送気管154へ導入されたのち、継ぎ手156及び散気管155を通じて流れ、散気管155の複数の散気孔155aから充填領域150aへと供給されることとなる。
このように、本実施の形態では、送気管154から継ぎ手156を介して散気管155へと至るエア供給経路は、送気管154に導入されたエアを散気管155の複数の散気孔155aから充填領域150aに供給する経路であるが、一方でこのエア供給経路は、長尺方向と交差する方向への変形が許容された長尺状の清掃用掻き取り部材が、散気管155の清掃作業時において挿入される経路として構成されている。具体的には、散気管155の管内閉塞時における清掃や定期的な清掃を行う際に、ブロワ153と送気管154との間の継ぎ手150cが取り外され、この取り外し部分から清掃用ブラシのような長尺状の清掃用掻き取り部材が直接挿入される。これにより、散気管155の管内に堆積した汚泥や散気孔155aに詰まった汚泥に、清掃用掻き取り部材を直接作用させることによって、汚泥除去を確実に遂行することが可能となる。ところが、送気管154側から散気管155側へと延びる経路に非円滑な形状を含む構成においては、長尺状の清掃用掻き取り部材の挿入操作が阻害されて円滑な清掃作業の妨げになるという問題が生じる。
そこで、本発明者らが、円滑な清掃作業を可能とする散気装置の構造に関し鋭意検討した結果、本実施の形態では、継ぎ手156の形状に関し図5に示すような構造を採用している。図5に示すように、本実施の形態の継ぎ手156は、送気管154側において直線状に延在する第1延在部156a、散気管155側において直線状に延在する第2延在部156bと、これら第1延在部156aと第2延在部156bとの間において湾曲状に延在する第3延在部156cを備える。第1延在部156a及び第2延在部156bは、互いに傾斜して延在し、第3延在部156cは、第1延在部156aと第2延在部156bが傾斜して交差する部位に形成された湾曲部分(曲管部分)とされる。
そして、本実施の形態の継ぎ手156では、この第3延在部156cにつき、第1延在部156aに沿って延在する延在線L1と第2延在部156bに沿って延在する延在線L2のなす角θの内接円(第3延在部156cに関する内接円)がR35[mm]以上とされている。なお、図5に示す形態の継ぎ手156では、延在線L1と延在線L2のなす角θは90°よりも大きい鈍角とされている。この継ぎ手156の第3延在部156cが、本発明において「接続管の送気管側と散気管側との間において湾曲状に延在する接続管湾曲部」に相当する。
継ぎ手156に関するこのような構成によれば、第3延在部156cは、長尺状の清掃用ブラシ160が挿入されたときに、当該第3延在部156cの湾曲形状によって長尺状の清掃用ブラシ160を内接円に沿って変形させつつ散気管155側へと誘導する。このときの長尺状の清掃用ブラシ160の変形動作(実質的には長尺状のシャフト160aの変形動作)は、長尺方向と交差する方向への変形が許容された当該長尺状の清掃用ブラシ160が、第3延在部156cの内壁部分に当接する際にこの内壁部分から受ける内接円中心方向への荷重によって生じる。従って、本実施の形態の継ぎ手156は、滑らかな管内形状を有することによって、清掃作業時に送気管154側から挿入された長尺状の清掃用ブラシ160を、散気管155側へと円滑に導くのに有効とされる。なお、この長尺状の清掃用ブラシ160は、本発明における「長尺状の清掃用掻き取り部材」の典型例として用いるものであって、長尺方向と交差する方向への弾性変形ないし塑性変形が可能な長尺状のシャフト160aのまわりに刷毛状のブラシ160b(掻き取り要素)が設けられた構造とされる。
また、本実施の形態では、散気管155と継ぎ手156の第2延在部156bとの接続部位において、散気管155の内径d3が継ぎ手156の内径d4以上とされた(内径d3と内径d4が合致する場合を含む)構成になっている。このような構成によれば、長尺状の清掃用ブラシ160の挿入操作時に、継ぎ手156側が散気管155側よりも低所とされた段差などに清掃用ブラシ160の先端部分(実質的にはシャフト160aの先端部分)が干渉したり引っ掛かるのを防止することが可能とされる。
なお、上記継ぎ手156の第3延在部156cにおける湾曲形状に関しては、散気管155の形状に対しても同様に適用可能である。具体的には、散気管155の湾曲部158,158aにつき、当該湾曲部に関する内接円がR35[mm]以上とされた構成を採用することができる。この散気管155の湾曲部158,158aが、本発明における「散気管湾曲部」に相当する。
散気管155に関するこのような構成によれば、湾曲部158,158aは、長尺状の清掃用ブラシ160が挿入されたときに、当該湾曲部158,158aの湾曲形状によって長尺状の清掃用ブラシ160を内接円に沿って変形させつつ散気管155内を誘導する。このときの長尺状の清掃用ブラシ160の変形動作(実質的には長尺状のシャフト160aの変形動作)は、長尺方向と交差する方向への変形が許容された当該長尺状の清掃用ブラシ160が、湾曲部158,158aの内壁部分に当接する際にこの内壁部分から受ける内接円中心方向への荷重によって生じる。従って、本実施の形態の散気管155は、滑らかな管内形状を有することによって、継ぎ手156側から散気管155側へと挿入された長尺状の清掃用ブラシ160が、更に散気管155内において円滑に誘導される操作が可能とされる。
かくして、清掃作業時に散気管155を取り外すことなく、しかも散気管155内や散気孔155aの汚泥を確実に除去することが可能な合理的な構造が実現される。本実施の形態のように、規則充填物及び不規則充填物が充填された充填領域150aの下方に散気管が配設された構成において、散気管155を取り外して清掃作業を行う方法を採用する場合には、予め規制充填物及び不規則充填物を抜き出す作業が必要となり作業量が増えるという問題が生じる。そこで、本実施の形態のように、清掃作業時に散気管155を取り外すことなく、しかも散気管155内や散気孔155aの汚泥を確実に除去することが可能な合理的な構造は、とりわけ充填領域150aの下方に散気管155が配設された構成において特に効果的である。
更に、本実施の形態では、散気管155の構成に関し、清掃作業時において送気管154から継ぎ手156を介して散気管155に挿入された長尺状の清掃用ブラシ160が、散気管155の環状部分を周って再び継ぎ手156側へと入り込むのを規制する構成を採用することができる。本構成に関しては図6及び図7が参照される。ここで図6には、本実施の形態の散気管155に設けられた突起部162の構成が示され、図7には、本実施の形態の散気管155に設けられた栓キャップ164の構成が示されている。
図6に示す突起部162は、継ぎ手156の第2延在部156bの一方端(図6中の右側端)において、内壁部分から径方向に突出する部位として構成され、図7に示す栓キャップ164は、散気管155の直管部157aの一方端(図7中の右側端)を塞ぐキャップ状部材として構成される。これら突起部162及び栓キャップ164が、本発明における「規制手段」に相当する。このような構成の突起部162や栓キャップ164を用いることによって、散気管155に挿入された長尺状の清掃用ブラシ160が、散気管155の環状部分を周って再び継ぎ手156側へと入り込み、清掃用ブラシ160同士が絡まる等の不具合が発生するのを防止することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、散気管155を閉じた環状として構成する場合について記載したが、本発明では、環状の一部が分断された形状を採用することもできる。この形状の構成に関しては、図8及び図10が参照される。図8には、別の実施の形態の散気管255を含むエア供給経路を斜め上方からみた斜視図が示され、図9には、図8中のB領域における断面構造が示される。
図8及び図9に示す実施の形態では、先端部分がキャップ部材257によって閉じられた非閉じ形状の散気管255が、接続管256を介して送気管254に接続されている。ここでいう送気管254、散気管255及び接続管256が、それぞれ本発明における「送気管」、「散気管」及び「接続管」に相当する。これら送気管254、散気管255及び接続管256は、それぞれが別体の部材として構成されてもよいし、あるいは少なくとも2つが一体状として構成されてもよい。
また、図9に示すように、本実施の形態の接続管256は、送気管254側において直線状に延在する第1延在部256a、散気管255側において直線状に延在する第2延在部256bと、これら第1延在部256aと第2延在部256bとの間において湾曲状に延在する第3延在部256cを備える。第1延在部256a及び第2延在部256bは、互いに傾斜して延在し、第3延在部256cは、第1延在部256aと第2延在部256bが傾斜して交差する部位に形成された湾曲部分(曲管部分)とされる。
そして、本実施の形態の接続管256では、この第3延在部256cにつき、第1延在部256aに沿って延在する延在線L1と第2延在部156bに沿って延在する延在線L2のなす角θの内接円がR35[mm]以上とされている。なお、図9に示す形態の接続管256では、延在線L1と延在線L2のなす角θは90°よりも大きい鈍角とされている。この接続管256の第3延在部256cが、本発明において「接続管の送気管側と散気管側との間において湾曲状に延在する接続管湾曲部」に相当する。このような構成の接続管256を用いれば、長尺状の清掃用ブラシ160の接続管256側から散気管255側への円滑な挿入操作が可能とされる。
なお、図8及び図9に示す実施の形態の接続管256では、第1延在部256a及び第2延在部256bが互いに傾斜して延在する場合について記載したが、延在線L1と延在線L2のなす角θの内接円がR35[mm]以上であればよく、第1延在部256a及び第2延在部256bの延在方向に関しては、必要に応じて適宜変更可能である。例えば、図10に示すような構成を採用することもできる。図10には、別の実施の形態の散気管255を含むエア供給経路の断面構造が示される。図10に示す実施の形態の接続管256では、第1延在部256a及び第2延在部256bが互いに直交状に延在する構成(延在線L1と延在線L2のなす角θが90°の場合)とされる。このような構成によっても、延在線L1と延在線L2のなす角θの内接円がR35[mm]以上であるため、長尺状の清掃用ブラシ160の接続管256側から散気管255側への円滑な挿入操作が可能とされる。
上記実施の形態では、散気管155,255の形状と、この散気管155,255に接続される継ぎ手156或いは接続管256の形状の両方に形状に関し、内接円がR35[mm]以上とされた円滑な管内形状を採用する場合について記載したが、本発明では、本構成を散気管及び継ぎ手(接続管)の少なくとも一方の形状に関して適用可能である。
また、上記実施の形態では、清掃用ブラシ160の円滑な挿入動作を可能とする構成として、散気管155と継ぎ手156の第2延在部156bとの接続部位において、散気管155の内径d3が継ぎ手156の内径d4以上とされる場合について記載したが、本発明においては、散気管の仕様などによっては散気管155の内径d3が継ぎ手156の内径d4を下回る構成を採用することもできる。また、散気管155につき、継ぎ手156の第2延在部156bとの接続部位以外の部位に関する内径が、当該接続部位における内径とは異なるような構成や、当該接続部位以外の部位に段差を設けた構成などを採用することもできる。本構成に関しては、図11〜図13が参照される。ここで、図11、図12及び図13には、それぞれ別の実施の形態の散気管355、455及び555の断面構造が示される。
図11に示す散気管355では、その内径d3が第2延在部156bとの接続部位において継ぎ手156の内径d4と合致し、また当該接続部位よりも前側(図11中の左側)においてはその内径d3が縮小されている。また、図12に示す散気管455では、その内径d3が第2延在部156bとの接続部位において継ぎ手156の内径d4と合致し、また当該接続部位よりも前側(図12中の左側)においてはその内径d3が拡張されている。また、このような異径構造を用いる場合には、図11及び図12に示すように、散気管355,455の内壁面の形状に関し、清掃用ブラシ160の円滑な挿入動作が可能とされた形状を採用するのが好ましい。すなわち、図11に示す散気管355では、継ぎ手156の外側Rから延長された部位(配管内底部)の内壁面が左右方向に直線状に延在する平坦面とされている。また、図12に示す散気管455では、継ぎ手156の外側Rから延長された部位(配管内底部)の内壁面が下側へと凹んだ段差面とされている。更に、図13に示す散気管555では、同径構造が採用されたうえで、継ぎ手156の外側Rから延長された部位(配管内底部)の内壁面が下側へと凹んだ段差面とされている。すなわち、図11〜図13に示す形態では、当該内壁面に第3延在部156cの内接円の中心側に向けて突出するような突起や段差が形成されていない。図11〜図13に示すこのような構成によれば、清掃用ブラシ160が継ぎ手156を通過して散気管側へと挿入される際に突起や段差に引っ掛かることがなく、清掃用ブラシ160の円滑な挿入動作が可能となる。なお、図11〜図13に示すこのような構成は、図9及び図10に示す散気管255に関しても同様に適用可能である。
また、上記実施の形態では、突起部162や栓キャップ164を用いることによって、清掃作業時において送気管154から継ぎ手156を介して散気管155に挿入された長尺状の清掃用ブラシ160が、散気管155の環状部分を周って再び継ぎ手156側へと入り込むのを規制する場合について記載したが、本発明においては、散気管の仕様などによっては本構成を省略することもできる。
また、上記実施の形態では、接触濾床槽150に対し散気装置が設置される場合について記載したが、好気処理、ばっ気処理、流動化処理などを行う水処理部に対して設置される散気装置に本発明の散気装置を適用することが可能である。
本発明における「水処理装置」の一実施の形態の排水処理装置100の処理フローを示す図である。 図1中の接触濾床槽150の断面構造を示す図である。 図2中の接触濾床槽150における充填領域150aの内部構造をあらわす斜視図である。 本実施の形態の散気管155を含むエア供給経路を斜め上方からみた斜視図である。 図4中のA領域における断面構造を示す図である。 本実施の形態の散気管155に設けられた突起部162の構成を示す図である。 本実施の形態の散気管155に設けられた栓キャップ164の構成を示す図である。 別の実施の形態の散気管255を含むエア供給経路を斜め上方からみた斜視図である。 図8中のB領域における断面構造を示す図である。 別の実施の形態の散気管255を含むエア供給経路の断面構造を示す図である。 別の実施の形態の散気管355の断面構造を示す図である。 別の実施の形態の散気管455の断面構造を示す図である。 別の実施の形態の散気管555の断面構造を示す図である。
符号の説明
100…排水処理装置
101…槽本体
110…夾雑物除去槽
130…嫌気濾床槽
150…接触濾床槽
150a…充填領域
150b…係止部材
150c…継ぎ手
151…第1充填部
151a…波板接触材
152…第2充填部
152a…濾材
153…ブロワ
154,254…送気管
155,255,355,455,555…散気装置
156…継ぎ手
156a,256a…第1延在部
156b,256b…第2延在部
156c,256c…第3延在部
157,157a…直管部
158,158a…湾曲部
160…清掃用ブラシ
160a…シャフト
160b…ブラシ
170…処理水槽
190…消毒槽
256…接続管
257…キャップ部材

Claims (5)

  1. 被処理水に対し所定の水処理を行う水処理部に散気装置を有する水処理装置であって、
    前記散気装置は、エアが導入される送気管と、複数の散気孔を有する散気管と、前記送気管と前記散気管との間に介在して、これら送気管及び散気管を接続する接続管と、前記送気管から前記接続管を介して前記散気管へと至るエア供給経路と、
    を備え、
    前記エア供給経路は、前記送気管に導入されたエアを前記散気管の複数の散気孔から散気して前記水処理部に供給する経路であるとともに、長尺方向と交差する方向への変形が許容された長尺状の清掃用掻き取り部材が清掃作業時において挿入される経路として構成されており、
    前記接続管は、当該接続管の送気管側と散気管側との間において湾曲状に延在する接続管湾曲部を備え、この接続管湾曲部に関する内接円がR35[mm]以上とされており、これによって前記接続管湾曲部は、前記長尺状の清掃用掻き取り部材が挿入されたときに、当該接続管湾曲部の湾曲形状によって前記長尺状の清掃用掻き取り部材を前記内接円に沿って変形させつつ散気管側へと誘導することを特徴とする水処理装置。
  2. 請求項1に記載の水処理装置であって、
    前記接続管及び散気管は、それぞれが別体の部材として構成されるとともに、互いに嵌め込まれることによって接続される構成であり、その接続部位において、前記散気管の内径が前記接続管の内径以上とされた構成であることを特徴とする水処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の水処理装置であって、
    前記散気管は、湾曲状に延在する散気管湾曲部を備え、この散気管湾曲部に関する内接円がR35[mm]以上とされており、これによって前記散気管湾曲部は、前記長尺状の清掃用掻き取り部材が挿入されたときに、当該散気管湾曲部の湾曲形状によって前記長尺状の清掃用掻き取り部材を前記内接円に沿って変形させつつ散気管内を誘導することを特徴とする水処理装置。
  4. 請求項3に記載の水処理装置であって、
    前記散気管は、前記散気管湾曲部を含む環状に形成された構成であり、
    前記エア供給経路には、清掃作業時において前記送気管から前記接続管を介して前記散気管に挿入された長尺状の清掃用部材が、前記散気管の環状部分を周って前記接続管側へと入り込むのを規制する規制手段が設けられていることを特徴とする水処理装置。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の水処理装置であって、
    前記水処理部は、規制充填物ないし不規則充填物が充填された充填部を有し、当該充填部の下方に前記散気装置が配設されていることを特徴とする水処理装置。
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