JPH09271791A - 浄化槽 - Google Patents
浄化槽Info
- Publication number
- JPH09271791A JPH09271791A JP8547596A JP8547596A JPH09271791A JP H09271791 A JPH09271791 A JP H09271791A JP 8547596 A JP8547596 A JP 8547596A JP 8547596 A JP8547596 A JP 8547596A JP H09271791 A JPH09271791 A JP H09271791A
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- JP
- Japan
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- tank
- sludge
- chamber
- sludge transfer
- pipe
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接触ばっ気槽から嫌気濾床槽へ汚泥を返送す
る返送管の閉塞を減少させ、清掃を行ないやすくした浄
化槽を提供する。 【解決手段】 嫌気濾床槽第１室と、嫌気濾床槽第２室
と、接触ばっ気槽と、沈澱槽と、消毒槽をこの順番に連
通させた浄化槽であって、前記嫌気濾床槽第１室及び嫌
気濾床槽第２室に濾材を設け且つ前記接触ばっ気槽に接
触材及び汚泥移送用縦引管２０を載置し、該汚泥移送用
縦引管２０の一端を開口させ且つ他方を汚泥移送マス２
１となし、汚泥移送マス２１と嫌気濾床槽第１室を上面
開放の汚泥移送用横引管２３にて連通させた汚泥返送装
置を有することを特徴とする。
る返送管の閉塞を減少させ、清掃を行ないやすくした浄
化槽を提供する。 【解決手段】 嫌気濾床槽第１室と、嫌気濾床槽第２室
と、接触ばっ気槽と、沈澱槽と、消毒槽をこの順番に連
通させた浄化槽であって、前記嫌気濾床槽第１室及び嫌
気濾床槽第２室に濾材を設け且つ前記接触ばっ気槽に接
触材及び汚泥移送用縦引管２０を載置し、該汚泥移送用
縦引管２０の一端を開口させ且つ他方を汚泥移送マス２
１となし、汚泥移送マス２１と嫌気濾床槽第１室を上面
開放の汚泥移送用横引管２３にて連通させた汚泥返送装
置を有することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭にて排水
される家庭排水を浄化するための浄化槽に関するもので
ある。
される家庭排水を浄化するための浄化槽に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、家庭用排水の浄化僧は、図１
に示すように嫌気濾床槽２，４及び接触ばっ気槽６から
なり、前記３つの僧を通過した後沈殿槽１５及び消毒槽
１６を経て流出口１７より放流される。接触ばっ気槽６
の下部には、逆洗管９が設けられており、接触材７が閉
塞しないように定期的に逆洗を行っている。当然のこと
ながら、逆洗により接触材７から剥離した汚泥は、接触
ばっ気槽６下部に堆積することとなるため該汚泥を取り
除く作業が必要となる。
に示すように嫌気濾床槽２，４及び接触ばっ気槽６から
なり、前記３つの僧を通過した後沈殿槽１５及び消毒槽
１６を経て流出口１７より放流される。接触ばっ気槽６
の下部には、逆洗管９が設けられており、接触材７が閉
塞しないように定期的に逆洗を行っている。当然のこと
ながら、逆洗により接触材７から剥離した汚泥は、接触
ばっ気槽６下部に堆積することとなるため該汚泥を取り
除く作業が必要となる。
【０００３】従来より、浄化槽内の接触ばっ気槽下部に
堆積した汚泥を、嫌気濾床槽第１室又は沈澱分離槽第１
室に移送する方法として、汚泥移送装置を用いてきた。
図５を用いて前記汚泥移送装置を詳細に述べると、空気
内管１９及び汚泥移送用縦引管２０の２重パイプを使用
したエアリフトポンプ１８を流量調整装置２２を有した
汚泥移送マス２１を介して汚泥移送用横引管２８に連通
させたものである。接触ばっ気槽下部の汚泥は、エアリ
フトポンプ１８により汚泥移送マス２１に移送され、流
量調整された後に汚泥移送用横引管２８を通って嫌気濾
床槽第１室又は沈澱分離槽第１室へと返送される。前記
汚泥移送用横引管２８には、清掃用の掃除口２７を設け
てあり、定期的にブラシ２９にて清掃を行なっている。
堆積した汚泥を、嫌気濾床槽第１室又は沈澱分離槽第１
室に移送する方法として、汚泥移送装置を用いてきた。
図５を用いて前記汚泥移送装置を詳細に述べると、空気
内管１９及び汚泥移送用縦引管２０の２重パイプを使用
したエアリフトポンプ１８を流量調整装置２２を有した
汚泥移送マス２１を介して汚泥移送用横引管２８に連通
させたものである。接触ばっ気槽下部の汚泥は、エアリ
フトポンプ１８により汚泥移送マス２１に移送され、流
量調整された後に汚泥移送用横引管２８を通って嫌気濾
床槽第１室又は沈澱分離槽第１室へと返送される。前記
汚泥移送用横引管２８には、清掃用の掃除口２７を設け
てあり、定期的にブラシ２９にて清掃を行なっている。
【０００４】汚泥の堆積理由及び返送の必要性は、図１
を用いて説明すれば次のようなものである。接触ばっ気
槽６に充填されている接触材７表面は、生物膜が付着
し、そのままの状態で放置していると閉塞してしまうた
めに通常１日１回以上、接触材７下部の逆洗管９から吐
出する空気（気泡）により洗浄される。逆洗された生物
膜は、接触材７から剥離して接触ばっ気槽６底部に堆積
し、放置しておくと分解し水質を悪化させるために、エ
アリフトポンプ１８にて嫌気濾床槽第１室２へ返送され
る。
を用いて説明すれば次のようなものである。接触ばっ気
槽６に充填されている接触材７表面は、生物膜が付着
し、そのままの状態で放置していると閉塞してしまうた
めに通常１日１回以上、接触材７下部の逆洗管９から吐
出する空気（気泡）により洗浄される。逆洗された生物
膜は、接触材７から剥離して接触ばっ気槽６底部に堆積
し、放置しておくと分解し水質を悪化させるために、エ
アリフトポンプ１８にて嫌気濾床槽第１室２へ返送され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、汚泥移
送用横引管２８は円筒パイプにて製作されているため
に、掃除口２７から挿入させるブラシ２９には、前記汚
泥移送用横引管２８より若干長めの取っ手部分を付ける
必要が有り、その清掃は困難なものであった。取っ手が
長いのは云うまでもなく、円筒パイプを使用するために
閉塞個所が特定できないためである。
送用横引管２８は円筒パイプにて製作されているため
に、掃除口２７から挿入させるブラシ２９には、前記汚
泥移送用横引管２８より若干長めの取っ手部分を付ける
必要が有り、その清掃は困難なものであった。取っ手が
長いのは云うまでもなく、円筒パイプを使用するために
閉塞個所が特定できないためである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本願発明の浄化槽は、嫌
気濾床槽第１室２と、嫌気濾床槽第２室４と、接触ばっ
気槽６と、沈澱槽１５と、消毒槽１６をこの順番に連通
させた浄化槽であって、前記嫌気濾床槽第１室２及び嫌
気濾床槽第２室４に濾材３，５を設け且つ前記接触ばっ
気槽６に接触材７及び汚泥移送用縦引管１０を載置し、
該汚泥移送用縦引管１０の一端を開口させ且つ他方を汚
泥移送マス１２となし、汚泥移送マス１２と嫌気濾床槽
第１室２を上面開放の汚泥移送用横引管１３にて連通さ
せた汚泥返送装置を有することを特徴とする。
気濾床槽第１室２と、嫌気濾床槽第２室４と、接触ばっ
気槽６と、沈澱槽１５と、消毒槽１６をこの順番に連通
させた浄化槽であって、前記嫌気濾床槽第１室２及び嫌
気濾床槽第２室４に濾材３，５を設け且つ前記接触ばっ
気槽６に接触材７及び汚泥移送用縦引管１０を載置し、
該汚泥移送用縦引管１０の一端を開口させ且つ他方を汚
泥移送マス１２となし、汚泥移送マス１２と嫌気濾床槽
第１室２を上面開放の汚泥移送用横引管１３にて連通さ
せた汚泥返送装置を有することを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる上面開放の汚
泥移送用横引管は、必ずしも円筒パイプを半月状に切っ
たものを使用する必要はない。少なくと汚泥移送用横引
管内部が見通せるものであれば問題はない。具体的に
は、断面Ｖ字状のもの、Ｕ字状のもの等が好適に用いら
れる。
泥移送用横引管は、必ずしも円筒パイプを半月状に切っ
たものを使用する必要はない。少なくと汚泥移送用横引
管内部が見通せるものであれば問題はない。具体的に
は、断面Ｖ字状のもの、Ｕ字状のもの等が好適に用いら
れる。
【０００８】
【実施例】本発明の要部である汚泥返送装置について図
２を用いて説明すると、接触ばっ気槽下部に堆積した汚
泥層に開口した汚泥移送用縦引管２０の内部に設けられ
た空気内管１９にブロワ２４から空気を注入すると、汚
泥移送用縦引管２０内の汚泥比重は軽くなり、汚泥移送
用縦引管２０と空気内管１９の間を上昇して汚泥移送マ
ス２１に流入する。尚、汚泥移送マス２１には、流量調
整装置２２が設けられており、流量調整板を上下させる
ことにより簡単に調整が可能となっている。返送量を調
整された汚泥は、汚泥移送用横引管２３によって嫌気濾
床槽第１室へと返送される。前記汚泥移送用横引管２３
は、勾配を付けて設置することにより汚泥を自然流下さ
せることができる。また、汚泥移送用横引管２３の清掃
も、円筒状パイプでないために、閉塞しずらく、仮りに
閉塞しても場所の特定が簡単に行なえ、通常の長さの取
っ手を有するブラシ２５にて簡単に清掃が行なえる。
２を用いて説明すると、接触ばっ気槽下部に堆積した汚
泥層に開口した汚泥移送用縦引管２０の内部に設けられ
た空気内管１９にブロワ２４から空気を注入すると、汚
泥移送用縦引管２０内の汚泥比重は軽くなり、汚泥移送
用縦引管２０と空気内管１９の間を上昇して汚泥移送マ
ス２１に流入する。尚、汚泥移送マス２１には、流量調
整装置２２が設けられており、流量調整板を上下させる
ことにより簡単に調整が可能となっている。返送量を調
整された汚泥は、汚泥移送用横引管２３によって嫌気濾
床槽第１室へと返送される。前記汚泥移送用横引管２３
は、勾配を付けて設置することにより汚泥を自然流下さ
せることができる。また、汚泥移送用横引管２３の清掃
も、円筒状パイプでないために、閉塞しずらく、仮りに
閉塞しても場所の特定が簡単に行なえ、通常の長さの取
っ手を有するブラシ２５にて簡単に清掃が行なえる。
【０００９】本発明の第２実施例を図３を用いて説明す
ると、接触ばっ気槽下部に水中ポンプ２６を設置し、汚
泥を汚泥移送用縦引管を通して汚泥移送マス２１へ送る
ようになっている。尚、その他は図２を用いて説明した
汚泥返送装置と同様になっている。エアリフトポンプを
使用する場合に比べ水中ポンプを使用する場合には、空
気内管が不要となり、より強力な移送能力を発揮するこ
とができる。
ると、接触ばっ気槽下部に水中ポンプ２６を設置し、汚
泥を汚泥移送用縦引管を通して汚泥移送マス２１へ送る
ようになっている。尚、その他は図２を用いて説明した
汚泥返送装置と同様になっている。エアリフトポンプを
使用する場合に比べ水中ポンプを使用する場合には、空
気内管が不要となり、より強力な移送能力を発揮するこ
とができる。
【００１０】本発明の第３実施例を図４を用いて説明す
ると、図２にて説明した汚泥返送装置の汚泥返送用横引
管に逆流防止弁３０を取り付けた構造となっている。逆
流防止弁３０を取り付けると、嫌気濾床槽第１室の汚水
量が多くなりオバーフローした際に嫌気濾床槽第２室を
通ることなく接触ばっ気槽へ流れる汚水を食い止めるこ
とが可能となる。尚、逆流防止弁３０の取付位置は、嫌
気濾床槽第１室上部が前記理由から好ましい。
ると、図２にて説明した汚泥返送装置の汚泥返送用横引
管に逆流防止弁３０を取り付けた構造となっている。逆
流防止弁３０を取り付けると、嫌気濾床槽第１室の汚水
量が多くなりオバーフローした際に嫌気濾床槽第２室を
通ることなく接触ばっ気槽へ流れる汚水を食い止めるこ
とが可能となる。尚、逆流防止弁３０の取付位置は、嫌
気濾床槽第１室上部が前記理由から好ましい。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、汚泥返送装置に用いる汚泥返
送用横引管を、上面開放としたことにより、汚泥による
閉塞を低減させ、且つ閉塞した場合でも閉塞場所を特定
できるようになり、閉塞による浄化性能の低下、例えば
接触ばっ気槽内の汚泥の増加によるもの等がなくなり、
掃除口の穴あけ加工も不必要であり、清掃が簡単に行な
える効果を有する。
送用横引管を、上面開放としたことにより、汚泥による
閉塞を低減させ、且つ閉塞した場合でも閉塞場所を特定
できるようになり、閉塞による浄化性能の低下、例えば
接触ばっ気槽内の汚泥の増加によるもの等がなくなり、
掃除口の穴あけ加工も不必要であり、清掃が簡単に行な
える効果を有する。
【図１】従来使用されてきた浄化槽の概略断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の要部である汚泥返送装置の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図３】本発明の要部である汚泥返送装置の他の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図４】本発明の要部である汚泥返送装置のその他の実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図５】従来の汚泥返送装置を示す斜視図である。
１．流入口 ２．嫌気濾床槽第１室 ３．濾材
４．嫌気濾床槽第２室 ５．濾材 ６．接触ばっ気槽 ７．接触材 ８．
散気管 ９．逆洗管 １０．汚泥返送用縦引管 １１．空気内管 １２．
汚泥移送マス １３．汚泥移送用横引管 １４．ブ
ロワ １５．沈澱槽 １６．消毒槽 １７．流出口 １８．エアリフトポンプ １９．空
気内管 ２０．汚泥移送用縦引管 ２１．汚泥移送
マス ２２．流量調整装置 ２３．汚泥移送用横引
管 ２４．ブロワ ２５．ブラシ ２６．水中ポ
ンプ ２７．掃除口 ２８．汚泥移送用横引管
２９．ブラシ ３０．逆流防止弁
４．嫌気濾床槽第２室 ５．濾材 ６．接触ばっ気槽 ７．接触材 ８．
散気管 ９．逆洗管 １０．汚泥返送用縦引管 １１．空気内管 １２．
汚泥移送マス １３．汚泥移送用横引管 １４．ブ
ロワ １５．沈澱槽 １６．消毒槽 １７．流出口 １８．エアリフトポンプ １９．空
気内管 ２０．汚泥移送用縦引管 ２１．汚泥移送
マス ２２．流量調整装置 ２３．汚泥移送用横引
管 ２４．ブロワ ２５．ブラシ ２６．水中ポ
ンプ ２７．掃除口 ２８．汚泥移送用横引管
２９．ブラシ ３０．逆流防止弁
Claims (1)
- 【請求項１】 嫌気濾床槽第１室と、嫌気濾床槽第２室
と、接触ばっ気槽と、沈澱槽と、消毒槽をこの順番に連
通させた浄化槽であって、前記嫌気濾床槽第１室及び嫌
気濾床槽第２室に濾材を設け且つ前記接触ばっ気槽に接
触材及び汚泥移送用縦引管を載置し、該汚泥移送用縦引
管の一端を開口させ且つ他方を汚泥移送マスとなし、汚
泥移送マスと嫌気濾床槽第１室を上面開放の汚泥移送用
横引管にて連通させた汚泥返送装置を有することを特徴
とする浄化槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8547596A JPH09271791A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | 浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8547596A JPH09271791A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | 浄化槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09271791A true JPH09271791A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=13859942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8547596A Pending JPH09271791A (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | 浄化槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09271791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012470A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Fuji Clean Kogyo Kk | 水処理装置 |
-
1996
- 1996-04-08 JP JP8547596A patent/JPH09271791A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008012470A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Fuji Clean Kogyo Kk | 水処理装置 |
| JP4690259B2 (ja) * | 2006-07-07 | 2011-06-01 | フジクリーン工業株式会社 | 水処理装置 |
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