JP4075393B2 - 山の字状エアリフトポンプ管及び汚水浄化槽 - Google Patents

山の字状エアリフトポンプ管及び汚水浄化槽 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭等から排出される屎尿やその他の生活排水(単に、汚水ともいう)を処理する汚水浄化槽と、その汚水浄化槽に付設するエアリフトポンプ管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に、汚水浄化槽に備える従来のエアリフトポンプ管の一例を示した(例えば、実開平4−118199号公報参照)。エアリフトポンプ管は、液中に水没・立設して使用されるものであり、上部に液吸込口10のある液吸込管2と上部に液排出口5のある揚水管3とが略U字状に接続され、この略U字状管の揚水管側の底部よりやや上に、空気供給管4の下端開口部9が揚水管3から分岐するように接続され、この空気供給管4の上端開口部8から空気を吹き込む構造となっている。また、揚水管3上部の液排出口5には、移送量を調整する調整マス13が備えられ、過剰に揚水した場合は、余剰水を元の槽内へ戻す切欠部が取り付けられている。なお、図7中、実線矢印は液流を示し、点線矢印は空気流を示す。
【0003】
エアリフトポンプ管による揚水は次のようにして行われる。空気供給管4の上端開口部8から入った空気が、その下端開口部(分岐部)9から揚水管3内に吐出すると、その空気は空気泡となって液と共に揚水管3内を上昇する。U字状管の底部で揚水管3に接続された液吸込管2では、液吸込管2外の槽内液が液吸込口10から吸い込まれ、U字状管の底部を経て、揚水される。この際、押し上げられた揚水は液排出口5から調整マス13に至る。調整マス13では、過剰分の揚水を切欠部から溢れ出させ、必要分だけを行先へ移送させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エアリフトポンプ管は、上記したように汚水の移送に用いるため、運転を続けると、液吸込管2や揚水管3の管内壁に汚水中の汚泥が付着・堆積し、遂には堆積物が抵抗となって揚水が困難となる。そのため、管内壁に少々の汚泥が付着・堆積しても問題を生じないように、従来は管径が大きめの液吸込管2及び揚水管3(例えば、内径が40mm〜60mm)を使用し、必要量以上に揚水した後に調整マス等の調整装置で余剰液を元に戻したのである。
【0005】
本発明は、従来よりも液吸込管や揚水管の管径を小さくでき、汚泥の付着・堆積が少なく、あるいは、調整マス等の調整装置を必要としないエアリフトポンプ管を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため本発明者らは種々検討した結果、運転中に液吸込管及び揚水管のいずれの管内壁も、空気供給管から吐出する空気と汚水とが混ざった気液混合流体で自動的に洗浄する構造のエアリフトポンプ管を着想することができ、本発明を完成するに至った。すなわち、
本発明のエアリフトポンプ管は、上部に液排出口5を有する揚水管3と、上部に開口部8を有する空気供給管4とが、略U字状に直接に接続され、又は接続部材6a,6b,6cを介して略U字状に接続されてなるほか、
前記略U字の底部12においては、上端に液吸込口10を有する液吸込管2が、直接に又は接続部材6a,6b,6cを介して、立ち上がるように分岐して形成されており、更に
液吸込管2の液吸込口10の高さ位置は、揚水管3の液排出口5の高さ位置よりも低い位置に形成されているエアリフトポンプ管1である。
【0007】
ここで、前記略U字の底部12において分岐させる液吸込管2は、略U字の底部であれば空気供給管4側から立ち上がるように分岐させることもできるが、好ましくは、揚水管3側から立ち上がるように分岐させる。
【0008】
また、揚水管3、空気供給管4及び液吸込管2の各々の内径は、好ましくは、いずれも5〜20mmの範囲とする。少ない空気量で必要な量の汚水を揚水するためである。
また、これら三つの管の内径は同じとすることが好ましい。接続部における段差を無くし、流体(汚水、空気又はこれらの混合した気液混合流体)の流れをスムーズにするほか、エアリフトポンプ管を構成する管材及び接続部材の種類を増やさないためである。
【0009】
本発明は、上記エアリフトポンプ管を利用し、これを槽内に配置した汚水浄化槽にも関するものである。
【0010】
このような汚水浄化槽として好ましいものは、上流側から、嫌気処理槽第1槽21、流量調整機能を有する嫌気処理槽第2槽22、好気処理槽23、濾過槽24及び消毒槽25で構成される汚水浄化槽である。この嫌気処理槽第2槽(流量調整槽)22及び濾過槽23のいずれかの槽又は両槽の一画に、上記エアリフトポンプ管を各々立てるように設ける。
【0011】
【作用】
従来例のエアリフトポンプ管(図7)においては、揚水管3下部から枝分れする(空気供給管4への)分岐部9は、液吸込管2と揚水管3との接続部、すなわち、略U字状管の底部12よりも高い位置にあるので、気液混合流体は液吸込管2側へは入り込めず、したがって、その管内壁に付着・堆積した堆積物や汚泥を落とせない。
【0012】
一方、本発明のエアリフトポンプ管1においては、上端に液吸込口(開口)10をもつ液吸込管2が、略U字の底部12から立ち上がるように分岐しているので、空気供給管4からの空気あるいはこの空気と汚水とが混ざった気液混合流体は、揚水管3の管内ばかりではなく、液吸込管2の管内を上昇し、その管内壁に付着した汚泥を落とすことができる(図1参照)。
【0013】
特に、流量調整機能がある汚水浄化槽の流量調整槽に、本発明のエアリフトポンプ管1を配置すると、槽内の水位が最低水位(L.W.L)に近いときに、空気泡・汚水混じりの気液混合流体が揚水管3内を上下に激しく流動し、管内壁に付着した汚泥を剥離させる(図2参照)。また、空気供給管4からの空気は一部が液吸込管2の上方へも押し出されるので、その液吸込管2の管内壁に付着した汚泥の剥離又は洗浄も起こる。このように、揚水管3の管内ばかりではなく液吸込管2の管内においても汚泥の剥離(すなわち、洗浄)が起こる。エアリフトポンプ管の管内径を従来よりも小さくできる理由である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を具体的に説明する。
図1は、本発明の一例のエアリフトポンプ管1で、槽内液が最高水位にあるときの断面図を示す。
図示したように、エアリフトポンプ管1は、上部に液排出口5を有する揚水管3と空気を供給する空気供給管4とが底部12で繋がって略U字状管を形成してなり、その略U字の底部12においては、上端に液吸込口10を有する液吸込管2が立ち上がるように分岐して形成されている。また、液吸込管2の液吸込口10の位置は、揚水管3の液排出口5の位置よりも低い位置に形成されている。立設して使用される。なお、図1中の実線矢印は液流を示し、点線矢印は空気流を示す(以下の図2や図5においても同じ)。
【0015】
図2は、槽内液が最低水位にあるときのエアリフトポンプ管1の縦断面図である。図1及び図2を用い、流量調整機能がある槽(流量調整槽)22におけるエアリフトポンプ(エアリフトポンプ管とブロアとを組み合わせてなるもの)の運転を説明する。
エアリフトポンプ管1がある流量調整槽22では、槽内の水位が最高水位と最低水位との間で変動するように液吸込口10の位置を予め決める。先ず、ブロアからの空気は、空気供給管4(その上端開口部8)から連続的に供給する。水位が最低水位より高い位置にあるときは、槽内液は揚水され液排出口5から所定の行先へ移る。このとき、移った槽内液(揚水量)よりも流入した汚水量のほうが多いと、その差分だけ蓄積し、水位は徐々に上昇し、場合によっては最高水位にまで高まる。
【0016】
一方、流量調整槽22に汚水が流入しない時間が続くと、水位は徐々に低下して最低水位まで下がり、液吸込口10へ吸い込まれる汚水は殆どなくなり、槽内液の揚水は殆どゼロとなる(図2)。そうすると、揚水管3と液吸込管2との内部の圧力バランスが崩れ、空気供給管4から流入した空気は時々液吸込管2に流れて、液吸込管2を空気で洗浄する形となる。また、揚水管3側では、空気泡の比率の高い気液混合流体が揚水管3内を上下に激しく動き(両端に矢をもつ矢印で示す)、管内壁を洗浄する形となる。こうして、液吸込管2の内壁や揚水管3の内壁に付着した汚泥は剥離し、汚泥が堆積することは避けられる。
【0017】
図3は上記エアリフトポンプ管を備える汚水浄化槽の概略構成図、図4は図3のA―A矢視における断面図である。次に、これらの図を参照して本発明の汚水浄化槽について説明する。
【0018】
汚水浄化槽20は、上流側から、汚水中の沈降性固形物を重力下に沈降させ、そのあとの(上)液を次槽にオーバーフローさせる第一槽(嫌気処理槽第1槽)21と、オーバーフローしてきた液を貯留させ、次槽へ液を定量的に移送させる第二槽(嫌気処理槽第2槽)22と、移流してきた液を生物学的に好気処理する第三槽23と、汚泥(浮遊性懸濁物質、SSともいう)を濾過し、その濾液を次槽へ移流させる第四槽24と、液を消毒処理する第五槽25とに区画され、これらの槽は仕切壁26、27、28、29によってそれぞれ仕切られている。また、第一槽21は汚水中の沈降性固形物を重力下に沈降させる沈降分離室21a及び沈降させた固形物を貯留させ濃縮させる汚泥濃縮室21bとの二室に分かれている。
【0019】
各槽を機能面からみると、第一槽21は沈殿分離槽、第二槽22は流量調整槽、第三槽23は好気処理槽、第四槽24は濾過槽、第五槽25は消毒槽と呼ぶこともできる。また、第一槽21及び第二槽は嫌気的生物分解機能も有する。この嫌気的生物分解機能機能を更に高めるため、充填材(濾材、濾床)を充填した嫌気濾床槽又は嫌気処理槽とすることもできる。
【0020】
沈降分離室21aでは、槽内液面よりも高い位置の壁部に汚水導入管43を設け、その反対側の仕切壁26には流量調整槽22(第二槽)へ移流させる移流開口44を設けている。また、沈降分離室21aを囲んで対峙する仕切壁30、31(図4)の下部には、汚水導入管43側の壁面から移流開口44の仕切壁26に亘って開口部32を設けている。
【0021】
沈降分離室21a内の液面付近には、汚水流入時の液流れを抑制する傾斜したバッフル板33を汚水導入管43側に設けている。
【0022】
汚水導入管43から沈降分離室21aに流入した汚水は、バッフル板33を潜り抜けた後、略水平流となって移流開口44に向って移流する。この間、水平流の流速よりも速い沈降速度をもつ固形物は、沈降分離室21a下部の開口部32を通過し、汚泥濃縮室21bの底部に至り蓄積する。
【0023】
汚泥濃縮室21bでは、流入汚水の液流によって乱されることが少ないので、沈降した固形物は高濃度で蓄積し汚泥化する。汚泥化した固形物は、時間の経過とともに徐々に嫌気化して一部はスカムとなり、汚泥濃縮室21b上部の液面付近に浮上してくる。このとき、仕切壁30の下端は仕切壁31の下端よりも下方に長く且つ水平方向に張り出ているので、浮上したスカムが沈降分離室21a下部の開口部32から沈降分離室21a内に入ることを阻止する。
【0024】
流量調整槽22(第二槽)では、次槽の好気処理槽(第三槽)23へ槽内液を移送するエアリフトポンプ管(ブロワ35と接続)1を配置し、汚水浄化槽20へ流入する汚水量の変動を吸収する。すなわち、次槽への槽内液の移送は、エアリフトポンプ管1を介した平均化した移送である。
【0025】
ここで、エアリフトポンプ管1で移送される液量が、移流開口44からの流入量よりも多いとその差だけ槽内液は蓄積し、水位は最低水位から最高水位に向かう。逆の場合は、水位は最高水位から最低水位に向かう。最低水位になると、エアリフトポンプ管1では槽内液が揚水されず、空気は液吸込口10からも吐出する(いわゆる、空運転)。
【0026】
なお、図では示していないが、流量調整槽22内には、汚泥や微生物が付着する濾材又は接触材等の充填材を配することもでき、その場合、充填材の上部を大気に露出(散水濾床の機能)させることができる。
【0027】
好気処理槽(第三槽)23では、好気的微生物によって液中の有機物を分解除去する。通常、槽内には、微生物の保持・増殖に好適な微生物担体(微生物付着材、接触材)を充填し、濾床(好気濾床、微生物反応用)34を形成させる。濾床34は、微生物担体が固定された固定床であっても、液とともに流動する流動床であってもよい。この際、好気的条件を維持させるためにブロワ35から散気部材37を通して空気を吐出する。
【0028】
好気処理槽23へ流れ込んだ液は、槽内の濾床34を下向流で流れる。濾床34で有機物が生物分解されると、その一部は汚泥に転換され、汚泥は増え、一部の汚泥は槽底部に集まる。集まった汚泥を槽底部から(エアリフトポンプを用いて)沈降分離室21aに移送させることもできるが、図3の場合では、発生する汚泥量は少ないので、移流管38を介してこれを次槽の濾過槽(第四槽)24へ移流させる。ここで、移流管38は上端が開放し、下端が閉じている管状のものであり、この管の途中に移流口を設けている。なお、流れ込んだ液を好気処理槽23の濾床内に下向流で流すのではなく、上向流で流してもよい。
【0029】
濾過槽(第四槽)24では、移流液中の汚泥を濾過し、その濾液を次槽へ移流させる。汚泥を濾過・捕捉するため、濾過槽24内には濾材を充填した濾床(濾過用)40が形成されている。濾床40内を流れる流の方向は、図3に示すように下向流である。
【0030】
濾床40に捕捉された汚泥は蓄積すると閉塞等が起こるため、定期的に逆洗が必要となる。所定の時刻になると、タイマー54が働いてブロワ36が稼動し、逆洗管53及びエアリフトポンプ管(逆洗排液返送用)11の両方に空気を送り、逆洗する。この逆洗は、流量調整槽22の水位が最低水位のときに行うのがよい。逆洗排液はエアリフトポンプ管11を用いて第一槽21へ返送する。このとき、効率よく逆洗するためには、濾過槽24内の水位が底部に下がるまで、すなわち、濾過槽24内の液の全量を返送するのがよい。水位が底部に下がったとき、底部で繋がったエアリフトポンプ管11の揚水管内及び液吸込管内は気液混合流体が激しく上下し、管内壁に付着している汚泥を剥離させる。
【0031】
消毒槽(第五槽)25では、消毒薬によって大腸菌や細菌等を殺菌消毒する。消毒後の処理液は、放流口41から汚水浄化槽外へ排出される。
【0032】
汚水浄化槽20には、槽内の保守点検及び清掃を容易に行うことができるように、槽上部にマンホールが設けてあり、そのマンホールにはマンホールカバー42が取り付けられている。
【0033】
次に、実験例を示す。用いたエアリフトポンプ管の寸法は図5の通り。液吸込管2、揚水管3及び空気供給管4は、いずれも塩化ビニル製(内径13mm、VP13)で、これらの管の接続には塩化ビニル製継手(エルボ6a,6c、チーズ6b)を用いた。
このエアリフトポンプ管を、図3に示すような5人槽規模の汚水浄化槽の流量調整槽22に配置した。ここで、流量調整槽22における水位は最高水位で1,400mmとし、最低水位で1,000mm(すなわち、両者の水位差は400mm。最高水位から揚水管3の液排出口5までの水位差と同じ。)とし、また、エアリフトポンプ管の下端から槽底部までは700mmとし、最高水位から揚水管3の液排出口5までの高さを200mmとした。また、空気供給管4にはブロワ35から8L/minの送気量で連続供給し、汚水導入管43から合併汚水を流入させ、長期の連続運転試験を実施した。
【0034】
図6に、流量調整槽22の水位(H)とエアリフトポンプ管の揚水量(Q)との関係、いわゆるQ−H特性を示した。初期値及び4ヶ月後のいずれにおいてもQ−H特性は安定しており、流量調整機能は維持されていた。また、内径13mmのエアリフトポンプ管内には汚泥の蓄積や詰まりも見られなかった。
【0035】
【発明の効果】
本発明のエアリフトポンプ管は、構造が簡単であり、管内壁において汚泥の付着や堆積が起こりにくい。また、管径を従来よりも小さくでき、調整マス等の調整装置を要しない。維持管理における付着物除去等の煩わしい作業からも解放される。
エアリフトポンプ管の管内径を5mm以上20mm以下の範囲とすれば、使用材料が少なくて済むので経済的であり、また、平面視におけるエアリフトポンプ管の占有面積を小さくすることができる。また、揚水能力の少ない送気量で済むため、ブロワの使用電力を減らすことができる。
本発明のエアリフトポンプ管を利用した流量調整機能を有する汚水浄化槽によれば、流量変動の大きい汚水を平均化して移流させることができるので、安定した汚水処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例のエアリフトポンプ管で、槽内液が最高水位にあるときの縦断面図。図中の実線矢印は液流を示し、点線矢印は空気流を示す。
【図2】槽内液が最低水位にあるときの縦断面図。
【図3】本発明の一例の汚水浄化槽の概略構成図。
【図4】図3のA―A矢視における断面図。
【図5】試験に用いたエアリフトポンプ管の正面図。
【図6】揚水量Qと水位Hとをプロットしたグラフ(Q−H特性)。
【図7】従来例のエアリフトポンプ管の縦断面図。
【符号の説明】
1:エアリフトポンプ管 2:液吸込管
3:揚水管 4:空気供給管
5:(揚水管の)液排出口 6a,6b,6c:接続部材
8:空気供給管の上端開口部
9:空気供給管の下端開口部(分岐部)
10:液吸込口 11:エアリフトポンプ管(逆洗排液返送用)
12:底部 13:調整マス
20:汚水浄化槽 21:第一槽(嫌気処理槽第1槽)
21a:沈降分離室
21b:汚泥濃縮室
22:第二槽(嫌気処理槽第1槽、流量調整槽) 23:第三槽(好気処理槽)
24:第四槽(濾過槽) 25:第五槽(消毒槽)
26:仕切壁 27:仕切壁
28:仕切壁 29:仕切壁
30:仕切壁 31:仕切壁
32:開口部 33:バッフル板
34:濾床 35:ブロワ
36:ブロワ 37:散気部材
38:移流管 40:濾床
41:放流口 42:マンホールカバー
43:汚水導入管 44:移流開口
53:逆洗管 54:タイマー

Claims (5)

  1. 上部に液排出口を有する揚水管と、上部に開口部を有する空気供給管とが、略U字状に直接に接続され、又は接続部材を介して略U字状に接続されてなり、
    前記略U字の底部においては、上端に液吸込口を有する液吸込管が、直接に又は接続部材を介して、立ち上がるように分岐して形成されており、
    前記液吸込管の液吸込口の位置は、前記揚水管の液排出口の位置よりも低い位置に形成されているエアリフトポンプ管。
  2. 液吸込管は、略U字状管底部の揚水管側から立ち上がるように形成されている、請求項1のエアリフトポンプ管。
  3. 揚水管、空気供給管及び液吸込管の内径はいずれも5mm以上20mm以下である、請求項1又は2のエアリフトポンプ管。
  4. 請求項1〜3のいずれかのエアリフトポンプ管を備える汚水浄化槽。
  5. 上流側から、嫌気処理槽第1槽、流量調整機能を有する嫌気処理槽第2槽、好気処理槽、濾過槽及び消毒槽で構成される汚水浄化槽であって、前記嫌気処理槽第2槽及び濾過槽の少なくとも一槽に、請求項1〜3のいずれかのエアリフトポンプ管が付設されている汚水浄化槽。
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