JP2001009484A - 浄化槽 - Google Patents

浄化槽

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JP2001009484A
JP2001009484A JP11182997A JP18299799A JP2001009484A JP 2001009484 A JP2001009484 A JP 2001009484A JP 11182997 A JP11182997 A JP 11182997A JP 18299799 A JP18299799 A JP 18299799A JP 2001009484 A JP2001009484 A JP 2001009484A
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diffuser
air
posture
carrier
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JP11182997A
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Hachiro Sato
八郎 佐藤
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Kubota Corp
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄化槽の散気管に対するメインテナンス作業
を、担体の流出を防止する流出防止部材の取り外しを行
わず、かつ、槽内に作業者が入ることなく行えるものを
提供する点にある。 【解決手段】 流出防止部材10に散気管挿通孔14を
形成し、担体流動槽E1に散気管D1を挿入して設置す
る際に、散気管D1にエアを供給するエア供給管D1a
に対して散気管D1を伸張姿勢にして散気管挿通孔14
を挿入し、挿入後散気管D1をエア供給管D1aに対し
て屈曲姿勢に切換え、散気できる状態に対応した姿勢に
載置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物を担持可能
な担体を被処理水とともに収容し、気泡供給により被処
理水を流動させる散気管を設けた好気処理槽に、好気処
理槽外への担体流出を防止するための流出防止部材を設
けた浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような浄化槽は、様々な環境
下で用いられる場合が想定されており、一度に大量の被
処理水が流入するピーク流入に対しても安定した水処理
性能を発揮させるべく種々の構成が採用されている。た
とえば、異常時もしくは非常時に、特に大きなピーク流
入があった場合等に好気処理槽内に収容されている担体
が、水位の上昇とともにその好気処理槽内から外部に流
出し、以後担体の流動とともに微生物による被処理水浄
化を行う機能が損なわれるという状況になることが想定
されるために、このような状況を回避すべく、好気処理
槽内には、流出防止部材が採用されているのである。ま
た、このような流出防止部材は、異常時等、ピーク流入
による好気処理槽内の水位の上昇とともに担体が上方に
押し上げられたとしても、その担体が好気処理槽の周壁
を越えて他の槽に移流するのを確実に防止することがで
きるように、通常、好気処理槽の上部全面にわたって設
けてあった。また、好気処理槽に気泡を供給する散気管
は、浄化槽外部よりエアの供給を受ける為に、流出防止
部材の上下に亘って設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成におい
て、散気管の目詰まり等を点検する際には、その散気管
を浄化槽外部に取り出す必要があるが、散気管がループ
状に形成されている為に、流出防止部材を全面撤去する
必要があり、流出防止部材を分割構成して取り出し易い
構成を採用してはいるが、それでも浄化槽外に取り出す
作業に難渋を来していた。そして、更に散気管を浄化槽
外に取り出す際には、ループ状に構成されたものを浄化
槽内において分解する作業を必要とし、点検後に再挿入
して組み立てる際にも浄化槽内での作業を必要としてい
た。ところで、浄化槽は、一般に地中に埋設され、マン
ホールから内部の構造を見渡し、各種点検作業を行わね
ばならない状況に配設されている。このような場合、マ
ンホールから流出防止部材までの高低差は、単に浄化槽
の本体のマンホールから流出防止部材までの距離に加え
て、さらに、地上から浄化槽の本体のマンホールまでの
距離を加味したものとなるため、人がマンホールを介し
てメンテナンス作業を行うには、非常に困難を来し、例
えば、80cmのマンホールから1m以上もぐって閉暗
所での作業を強いられることになる。本発明の目的は、
浄化槽のメインテナンス作業を行う際に、好気処理槽へ
の散気管の挿脱及び運転開始状態に復帰させる作業を容
易に行うことが出来る浄化槽を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔構成1〕請求項1にか
かる本発明の特徴構成は、前記散気管を前記好気処理槽
内へ挿入するための散気管挿通孔を前記流出防止部材に
設けるとともに、前記散気管挿通孔より挿入可能な大き
さに設定された第1姿勢から、前記好気処理槽内の所定
位置に設置された状態で所定の第2姿勢への切り換わり
を可能にしてある点にあり、その作用効果は次の通りで
ある。 〔作用〕つまり、散気管の姿勢としては、散気管挿通孔
より好気処理槽内に挿入する際には、挿入可能な第1姿
勢に設定することができる。挿入した後には散気管は所
定の第2姿勢に切り換わり、散気作用に対応した姿勢に
なる。 〔効果〕その結果、散気管を第1姿勢の状態で挿入でき
るだけの大きさの挿入孔を形成するだけでよく、流出防
止部材全体を撤去する作業を必要としない。そして、散
気管は好気処理槽内の所定位置で所定姿勢に切り換わる
ので、少なくとも、好気処理槽内での組立て作業は必要
でなく、好気処理槽内より散気管を取り出す際も分解す
る作業を必要としない。したがって、メインテナンス作
業の作業負担を大幅に軽減できるに至った。
【0005】〔構成2〕請求項2にかかる本発明の特徴
構成は、請求項1にかかる発明において、前記散気管に
おける前記第1姿勢が折り畳まれた姿勢であり、前記第
2姿勢が展開した姿勢である点にあり、その作用効果は
次の通りである。 〔作用〕つまり、散気管挿通孔より好気処理槽内に挿入
する際には、折り畳まれたコンパクトな姿勢に設定する
ことができる。挿入した後には散気管は展開した大きな
姿勢になる。 〔効果〕その結果、流出防止部材に形成する散気管挿入
孔は小さなものでよい。
【0006】〔構成3〕請求項3にかかる本発明の特徴
構成は、請求項1にかかる本発明において、前記散気管
における前記第1姿勢が、前記散気管にエアを供給する
エア供給管に対して伸長状態となる伸長姿勢であり、前
記第2姿勢が前記エア供給管に対して屈曲する屈曲姿勢
である点にあり、その作用効果は次の通りである。 〔作用効果〕つまり、第1姿勢においてはエアー供給管
と散気管とが伸長姿勢であるので、散気管挿入孔として
は、第2姿勢の屈曲姿勢に相当する面積の大きなものを
必要としない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の浄化槽は、図1,2に示
すように上流側から嫌気処理槽N、好気処理槽E、処理
水槽T1,T2等を備え、嫌気処理槽Nは、嫌気濾床槽
第一室N1及び嫌気濾床槽第二室N2からなり、好気処
理槽Eは、担体流動槽E1及び濾過槽E2からなる。被
処理水の原水は、原水流入部Iから嫌気濾床槽第一室N
1に流入するとともに、嫌気濾床槽第二室N2、担体流
動槽E1、濾過槽E2、処理水槽T1の順に下流へ移送
されつつ分解処理され、処理水槽T2の上方に設けた消
毒槽Qを経た後、放流口Zから槽外に放流される。
【0008】図4に示すように、嫌気濾床槽第一室N1
は、流入する被処理水の原水を貯留可能に構成してあ
り、その内部に嫌気性微生物を育成可能にしてある。嫌
気濾床槽第一室N1に流入する被処理水の原水は、嫌気
濾床槽第一室N1にて貯留されるとともに、嫌気分解さ
れ、主に、粗大な有機物の細分化が行われ、嫌気濾床槽
第一室N1下部から嫌気濾床槽第二室N2の下部に移送
される。また容易に分解されない汚泥等の固形分は嫌気
濾床槽第一室N1下部に沈殿として、あるいは、嫌気濾
床槽第一室N1上部にスカムとして貯留される。嫌気濾
床槽第二室N2は、嫌気濾床Fを備えるとともに、その
嫌気濾床Fに嫌気性微生物を定着保持させて育成する構
成としてある。嫌気濾床槽第二室N2に流入した被処理
水は、さらに嫌気処理を受け、固形物のほとんどない状
態にまで分解された後、担体流動槽E1にオーバーフロ
ーで送られる。嫌気濾床槽Nと、担体流動槽E1との間
はオーバーフロー部1によって被処理水を自然移流自在
に構成されるとともに、そのオーバーフロー部1はスリ
ット状部2を設けて、被処理水に移流可能に、かつ担体
流動槽E1内の担体C1や汚泥が逆流するのを防止可能
に構成してある。
【0009】図2に示すように、担体流動槽E1は、微
生物を担持させた状態で、被処理水とともに流動可能に
形成してある担体C1を収容保持するとともに、気泡供
給により担体C1を流動させる散気管D1を設けて内装
して散気部を設けてあり、散気管D1からの気泡供給に
より担体C1を担体流動槽E1内で流動させられる構成
としてある。このような構成により、担体流動槽E1内
に流入した被処理水は、好気性微生物による好気分解で
浄化される。このような処理を受けた被処理水は、担体
流動槽E1と、隣接する濾過槽E2とを仕切る第一隔壁
W1に設けた移流壁部3を通じて、濾過槽E2に移流さ
せられる。移流壁部3は、格子状又はスリット状に形成
してあり、担体C1の移流を阻止するが汚泥や被処理水
の移流を許容する構成にしてある。
【0010】図2に示すように、濾過槽E2は、水より
も比重の大きな担体C2を所定高さまで高密度に充填し
て構成してある。また、濾過槽E2とその濾過槽E2に
隣接して設けられる処理水槽T1とを隔てる第二隔壁W
2の所定高さよりも低位置には、被処理水を流通自在に
する濾過壁部4を形成してある。これにより、濾過槽E
2に移流する汚泥を含んだ被処理水は、担体C2の堆積
した堆積濾過層Bを通過して濾過され、固形分をほとん
ど含まない状態となって、隣接する処理水槽T1に移流
される。尚、第二隔壁W2は、上端部において、浄化槽
側壁に接続され、平面視で処理水槽T1は、濾過槽E2
の下方に隠れるように配置されている。濾過壁部4は格
子状又はスリット状に形成してあり、担体C2の移流を
阻止するが汚泥や被処理水の移流を許容する構成にして
ある。さらに、堆積濾過層Bの下部には担体C2に散気
して濾過槽E2内を攪拌する攪拌装置としての散気管D
2を設けてあり、夜間等浄化槽内への負荷の流入が少な
い時間帯に、散気管D2からの散気を行い、担体の再生
を行える構成としてある。また、散気管D2には、移流
壁部3に向かって散気し、散気による気泡が、移流壁部
3を通過し、担体流動槽E1側で移流壁部3に沿って上
昇させられるように構成した移流壁散気部Da、及び、
同様に濾過壁部4に向かって散気し、散気による気泡
が、濾過壁部4を通過し、処理水槽T1側で濾過壁部4
に沿って上昇させられるように構成してある濾過壁部散
気部Dbを設けて、それぞれ、移流壁部3、濾過壁部4
を洗浄して目詰まり等を防止する構成としてある。
【0011】ここで、移流壁部3および濾過壁部4は、
被処理水を必ず堆積濾過層Bの所定距離を通過させた後
に移流させるべく、堆積濾過層Bの堆積上端部高さとな
る所定高さよりも低位置に設けてあり、被処理水の移流
を許容し、堆積濾過層Bにおける被処理水の濾過を可能
とする構成であればよい。尚担体C1,C2は、いずれ
も被処理水とともに流動可能なに形成してあり、担体C
1の比重は0.98、担体C2の比重は1.08程度と
してある。
【0012】図2に示すように、担体流動槽E1には、
嫌気濾床槽第一室N1に被処理水を移送するエアリフト
ポンプAを設けてあり、担体C2の再生により生じた汚
泥を、濾過槽E2内から嫌気濾床槽第一室N1へ被処理
水とともに移送することができる。
【0013】図2及び図3に示すように、担体流動槽E
1及び濾過槽E2の定常水位よりも上方側には、浄化槽
内に大量の被処理水が流入したとしても、槽内の担体C
1が他槽に流出しないように流出防止する流出防止部材
10を、担体よりも目の細かい網材11,11から構成
してあり、複数に分割してマンホールHから取り出せる
構成にしてある。また、流出防止部材10には、一部に
開口12を設け、ダクト状の担体投入部13を延設して
ある。これにより、担体流動槽E1及び濾過槽E2内に
散気して被処理水の対流を形成したとしてもその流れ
は、流出防止部材10によって阻害されることなく円滑
に流れるように形成される。また、担体流動槽E1及び
濾過槽E2内に担体C1,C2を充填あるいは、担体C
1,C2の交換を行うような場合には、担体投入部13
を介して容易に投入、吸出しが可能となる。
【0014】図2〜図4に示すように、流出防止部材1
0には、散気管D1を挿脱自在にする散気管挿通孔14
を設けてあり、散気管D1に連設されるエア供給管D1
aには、散気管D1を担体流動槽E1内に位置固定した
状態で、散気管挿通孔14を蓋する蓋部材15を一体に
連設して担体C1の流出を阻止する堰止機構を構成して
ある。尚、給気配管等は、濾過槽E2の上方空間にまと
められ、担体流動槽E1の上部の配管を最小限に整理し
てある。これにより、散気管D1のメインテナンスを行
う等、散気管D1を浄化槽外ヘ取り出す必要がある場合
でも、散気管は散気管挿入孔14を介して容易に挿脱す
ることが出来、流出防止部材等をほとんど分解すること
なく作業を行うことが出来る(図4参照)。
【0015】処理水槽T1は、濾過槽E2を通過した清
浄な上澄み部のみを外部に放流可能にし処理水槽T2の
上部に設けられた消毒槽Qに流入し、固形消毒剤と接触
して消毒された後槽外へ放流される。
【0016】次に、散気管D1の取り換え構造について
説明する。図4に示すように、散気管D1は、担体流動
槽E1の上面に設けた供給部よりエアを導入するエア供
給管D1aの先端に揺動自在に連結してある。散気管D
1に対しては一方向に付勢するバネとこのバネによって
付勢された散気管D1をエアー供給管D1aとの相対姿
勢が伸張姿勢となるように受け止めるストッパーを設け
てある。これによって、散気管D1は伸張姿勢に付勢さ
れる。バネとストッパーとについては図示はしていな
い。散気管D1は略四角形状に管が配置して連結構成さ
れ、一辺においてエア供給管D1aとT字形接続管5を
介してその一辺の軸芯周りで揺動自在に連結してある。
T字形接続管5は揺動によってもエア供給を可能になる
ように、回転ジョイントとして構成してある。散気管D
1はエルボ継手18によって連結され一体的に揺動する
状態に形成されているので、第2姿勢に設置された状態
で姿勢が安定し、散気時に噴出する気泡の反力を受けて
も、その散気管D1自体がガタつくことは少なく、散気
ムラが生じにくい良さがある。又、挿入孔14よりその
散気管D1を出し入れする際に姿勢が決まっているの
で、出し入れ操作も楽である。散気管D1はエア供給管
D1aに対して自由揺動自在に連結してある一方、散気
管D1を設置する担体流動槽E1の所定位置に、左右一
対のアングル状受け具6,6が設けてある。
【0017】図4(イ)及び図5(イ)に示すように、
散気管D1を挿入する際には、エア供給管D1aを吊り
下げることによってエア供給管D1aと散気管D1とを
伸張状態にして、散気管挿入孔14を介して担体流動槽
E1内に挿入する。図5(ロ)に示すように、挿入して
散気管D1がアングル状受け具6,6に接当すると、図
5(ハ)に示すように、散気管D1の下端部がアングル
状受け具6,6の受け面に沿って移動するようにバネの
付勢力に抗してエア供給管D1aと散気管D1とを相対
揺動させながらゆっくりと押し込んでいく。そうする
と、図5(ニ)に示すように、エア供給管D1aが所定
位置までおろされ、散気管D1がアングル状受け具6,
6に載置された状態となり、その載置された状態が第2
姿勢への切り換わりを示し、セット作業が完了する。こ
れにより、担体流動槽E1および濾過槽E2は、上方側
が解放状態に設けられ、かつ、上方空間から容易に担体
交換、水質確認が出来る状態に配置されるため、メイン
テナンスの際には、浄化槽内を分解等することなく、浄
化槽に設けたマンホールHを介して上方側から容易に行
える。
【0018】〔別実施形態〕 (1) 散気管D1を第1姿勢から第2姿勢に切り換え
る構成としては図6に示すように構成してもよい。この
場合の散気管D1の構成は、中間位置で屈曲可能な左右
一対の散気管部分D1b,D1bからなり、夫々、散気
管部分D1b,D1bが中間フレームD1cに対して揺
動自在に支持されるとともにバネD1dによって折り畳
み姿勢に収縮するようになっている。一方、担体流動槽
E1の側壁面には、上下に二つのガイド7,8が設けて
あり、図7(イ)に示すように、上ガイド7は散気管部
分D1b,D1bに形成したガイド棒D1e,D1eを
下方に誘導すべく左右一対の板状ガイドであり、ガイド
棒D1e,D1eを挟み込み誘導する。下ガイド8は、
担体流動槽E1の側壁面に張り付けられた三角形状のガ
イド板であり、図7(ロ)に示すように、ガイド板の三
角形状の側面をガイド面としてガイド棒D1e,D1e
をバネD1dの付勢力に抗して互いに離間する状態に開
き作動する形状になっている。図7(ハ)に示すよう
に、三角形状のガイド面の下端近くに係合凹部8a,8
aが設けてあり、ガイド面に沿って下がってくるガイド
棒D1e,D1eが係合凹部8a,8aに係合すると、
その時点で位置決めされて散気管部分D1b,D1bが
左右に展開した第2姿勢に切換設定される。以上のよう
に、散気管D1を自重によって吊り下げ降ろしながら、
二つのガイド7,8を利用して散気管D1を第2姿勢に
切り換えることができる。この状態より、点検等の為
に、散気管D1を引き上げる場合には、散気管D1を強
く引き上げるとガイド棒D1e,D1eが係合凹部8
a,8aより外れ、左右の散気管部分D1b,D1bが
付勢バネD1dによって折り畳み状態となる第1姿勢に
切り換わる。したがって、そのまま、散気管挿入孔14
を介して取り出すことができる。尚、散気管挿通孔14
については丸孔としている。また、設置位置で散気管D
1を受け止めるアングル状受け具6,6を設けてある。 (2)図8に示すように、散気管D1を第1姿勢より第
2姿勢に切り換える構造としては次のようなものでもよ
い。エア供給管D1aに対して散気管D1を揺動自在に
形成するとともに、折り畳み姿勢で散気管D1を係合支
持するフック9を設け、このフック9を図示していない
バネで係合方向に付勢するとともに係合解除方向に操作
するボタン16をワイヤ機構17を介してフック9に連
係し、ボタン16の操作によってフック9を解除姿勢に
切り換えるようにする。そうすると、散気管D1は折り
畳み状態にある第1姿勢より展開する第2姿勢に切り換
わる。 (3)上記実施の形態においては、担体流動槽E1の散
気管D1等について適用する形態を示したが、同様の構
成を濾過槽E2の散気管D2等に適用してもよい。 (4)散気管D1としては単なるパイプを使用する代わ
りに、多孔質管を使用してもよい。そうすると、小気泡
が多数発生し、ばっ気性能が向上する。 (5)先の実施の形態では、メインテナンスの為に散気
管D1を取り出して点検後再挿入する作業形態について
説明したが、既設の散気管D1を取り出さずに、その既
設の散気管D1に対して図4及び図6で示す、新たな散
気管D1を挿入し、その既設の散気管D1上に載付ける
構成を採ってもよい。 (6)先の実施の形態では、移流壁部3及び濾過壁部4
を第一、第二隔壁W1,W2に一体形成した構成を示し
たが、第一、第二隔壁W1,W2に対し着脱自在に構成
してあっても良く、さらには、移流壁部Vもしくは濾過
壁部4を設けた第一、第二隔壁W1,W2を浄化槽に対
して着脱自在に設けてあっても良い。また、図1におい
ては各好気処理槽E1,E2を幅方向に並列に設けた
が、長手方向に直列に設けるなど、平面視における配列
は上述のものに限られるものではない。また、第一隔壁
には、濾過層Bの高さ以下にのみ移流壁部を形成した
が、濾過層の上部にまで移流壁部を延設してあっても良
い。このような場合には、担体流動槽の被処理水循環中
に、濾過槽内の汚泥成分が担体流動槽内に移流して処理
される環境が実現されやすく、より安定した水処理が可
能になる。さらに、担体投入部13と、散気管挿通孔1
4とは兼用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄化槽の縦断側面図
【図2】本発明の浄化槽の要部斜視図
【図3】蓋部材を流出防止部材に載置した状態を示す浄
化槽の縦断側面図
【図4】散気管を好気処理槽内に設置する状態を示す浄
化槽の要部斜視図
【図5】図4における散気管の設置手順を示す作用図
【図6】別実施構造の散気管を設置する状態を示す斜視
【図7】図6における散気管の設置手順を示す作用図
【図8】散気管の別実施構造を示す側面図
【符号の説明】
C1,C2 担体 D1 散気管 D1a エア供給管 E1 好気処理槽 10 流出防止部材 14 散気管挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D003 AA12 AB02 BA01 BA02 BA03 CA04 CA07 CA08 DA07 DA09 DA14 DA18 DA19 DA20 DA21 EA14 FA10 4D027 AA02 AA12 AA16 AB03 AB12 AB16 4D029 AA01 AB07 BB10 DD01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物を担持可能な担体を被処理水とと
    もに収容し、気泡供給により前記被処理水を流動させる
    散気管を設けた好気処理槽に、前記好気処理槽外への担
    体流出を防止するための流出防止部材を設けた浄化槽で
    あって、 前記散気管を前記好気処理槽内へ挿入するための散気管
    挿通孔を前記流出防止部材に設けるとともに、前記散気
    管を、前記散気管挿通孔より挿入可能な大きさに設定さ
    れた第1姿勢から、前記好気処理槽内の所定位置に設置
    された状態で所定の第2姿勢への切り換わりを可能にし
    てある浄化槽。
  2. 【請求項2】 前記散気管における前記第1姿勢が折り
    畳まれた姿勢であり、前記第2姿勢が展開した姿勢であ
    る請求項1記載の浄化槽。
  3. 【請求項3】 前記散気管における前記第1姿勢が、前
    記散気管にエアを供給するエア供給管に対して伸長状態
    となる伸長姿勢であり、前記第2姿勢が前記エア供給管
    に対して屈曲する屈曲姿勢である請求項1記載の浄化
    槽。
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