JP2008011737A - 釣竿ケース - Google Patents

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Yasuo Hosomi
康雄 細見
Yoko Kimura
陽子 木村
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Abstract

【課題】 下部を太くしてリール付きの釣竿を収納できるようにした釣竿ケースにおいてそのサイズアップを抑制しつつ収納効率を向上させる。
【解決手段】 リール付きの釣竿Wが収納可能なように下部に太い胴部A1を有するケース本体Aを備えた釣竿ケースであって、ケース本体Aの上部には、胴部A1との間に細い首部A2が形成されるように、首部A2よりも太く胴部A1よりも細い頭部A3が形成され、該頭部A3の内部にポケット70が設けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、釣竿を収納するための釣竿ケースに関し、特に、リールを装着した状態の釣竿を収納するのに適した釣竿ケースに関する。
従来、この種の釣竿ケースとして、リール装着状態の釣竿を例えば複数本収納できるように、釣竿を収納する部分であるケース本体の下部を上部よりも太くしたものが公知である。このケース本体に釣竿を収納すると、太くした胴部内にリールが位置するので、リールが釣竿から側方に出っ張っていても容易に収納することができる。従って、この種の胴部を有する釣竿ケースを使用すると、リールを装着した状態のままで釣竿を釣竿ケースに収納して釣り場まで携帯することができ、釣り場における準備作業が少なくて済むうえに、釣竿とは別にリールを収納するケース等を持ち運ぶ必要がなくなるという利点がある。
特開2004−344124号公報 特開2004−344017号公報 特開2004−337016号公報
ところで、釣りには釣竿、リールの他にも多数の小物、例えば仕掛けやハサミ、あるいは替えスプール等が必要であり、それらを一般には釣竿ケースとは別にバック等に入れて携帯する。しかしながら、携帯しなければならないケース類の数は少ないほど良い。その一方で、個々のケースを大きくすれば収納力はアップするものの大きく重くなる結果、その携帯性は悪くなるから、むやみに大型化することはできない。
それゆえに本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ、下部を太くしてリール付きの釣竿を収納できるようにした釣竿ケースにおいてそのサイズアップを抑制しつつ収納効率を向上させることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る釣竿ケースは、リール付きの釣竿が収納可能なように下部に太い胴部を有するケース本体を備えた釣竿ケースであって、ケース本体の上部には、胴部との間に細い首部が形成されるように、首部よりも太く胴部よりも細い頭部が形成され、該頭部の内部に小物収納部が設けられていることを特徴とする。
該釣竿ケースにあっては、ケース本体の下部に太い胴部を有しているため、その胴部の内側にリールが位置するようにしてリール付きの釣竿をケース本体に収納することができる。その一方、ケース本体の上部には胴部よりも細い首部及び頭部が設けられているが、従来のように、ケース本体の上部全てを均一に細くするのではなく、首部の上にそれよりも太く胴部より細い頭部を設けてその頭部内の空間を増加させている。そして、その頭部の内部に小物収納部が設けられているので、その小物収納部に例えば替えスプールやハサミあるいは仕掛け等の小物を収納してリール付き釣竿と共に一つの釣竿ケース内に収納して釣り場まで携帯することができる。従って、小物収納部に入れることのできる小物を別途のケースに入れて携帯するということが不要となり、その分だけ持っていくケースの個数を少なくできたり、あるいは、釣竿ケースとは別に持っていくケースを小型化することができたりする。そして、小物を多く必要としない簡易な釣りにおいては、釣竿ケース一つを持って釣りに行くということもできる。また、釣竿ケースを起立させた状態で頭部は釣り人の胸部前方に位置するので、屈むことなく小物収納部に小物を出し入れできる。
特に、小物収納部として、頭部の内面に、内側に突出したマチ付きのポケットが設けられていることが好ましい。例えば頭部内を板状の仕切壁で区画して釣竿収納部とは別に小物収納部を形成する構成とすることもできるが、頭部の内面にポケットを設けることにより小物収納部に収納した小物を頭部の内面に固定することできるので携帯時において小物が安定するという利点がある。しかも、ポケットをマチ付きのものとしているので、替えスプール等のような嵩の高い小物も容易に収納することができる。
また、胴部は一方向に膨出することによってその膨出方向に偏って太く形成され、且つ、頭部は胴部と同方向に膨出することによって胴部と同方向に偏って太く形成され、頭部の膨出部の内面に前記ポケットが設けられていることが好ましい。胴部においては、膨出している方向にリールが位置するようにして釣竿を収納するが、この胴部と同方向に頭部を膨出させることにより結果として釣竿ケースの横方向への大型化を最小限に抑制することができる。しかも、その頭部の膨出部の内面にマチ付きのポケットを設けることにより、頭部を膨出させて増加させた内部空間をポケットによって効果的に利用することができるので、例えば膨出部とは反対側の内面にポケットを設ける場合に比して、釣竿とポケットの干渉を少なくすることができる。
また更に、ケース本体の側壁部の一部は縦方向に伸びる帯状体から構成され、該帯状体の上部と下部がそれぞれ法線方向に膨出することにより頭部と胴部それぞれの膨出部が形成され、該帯状体の一側縁部にはケース本体の本体開口部が設けられると共に他側縁部においてケース本体の側壁部を構成する他の部材に縫着され、該帯状体の内面にポケットが設けられていることが好ましい。
ケース本体の側壁部の一部を帯状体としてそれをケース本体の側壁部の他の部材とは別体として他の部材に縫着することにより、その帯状体の上部と下部をそれぞれ法線方向に膨出して頭部と胴部の膨出部を形成しても他の部材に容易に縫着することができ、帯状体を湾曲等させれば頭部と胴部のそれぞれの膨出部を膨出形成できるので両膨出部を同じ方向に膨出させることも容易である。そして、帯状体の内面にポケットを設ける構成としているので、頭部の膨出部の膨出方向を容易にポケットのマチの突出方向とすることができる。しかも、帯状体の一側縁部はケース本体の本体開口部であるのでポケットは本体開口部の近傍に位置することとなり、従って、本体開口部を開口させて釣竿を出し入れする際に、その本体開口部から表出するポケットに小物を収納したりそこから取り出したりするという作業が容易にできる。
その場合、帯状体の一側縁部には縁取りテープが縫着され、ポケットは帯状体の両側縁部における縫着部において帯状体に縫着されていることが好ましい。即ち、ポケットを帯状体の一側縁部の縫着部から他側縁部の縫着部まで設けることにより、帯状体の幅寸法を最大限に活かして無駄のない大きなポケットを設けることができる。
一方、ポケットは、頭部の内面から内側に突出した底面部を有するボックス状であることが好ましい。ポケットをボックス形状とすることにより、底面部のないマチ付きポケットに比してポケットの収納力を高めることができる。
またその場合において、ポケットは、天面部から側面部にかけてポケット開口部を有し、該ポケット開口部には、スライダを下方に操作することでポケット開口部が開状態となるようにスライドファスナーが設けられていることが好ましい。ポケット開口部が天面部から側面部にかけて設けられているので大きな開口を確保することができる。しかも、スライダの下方操作という一操作によってポケット開口部を開口させることができるので、ケース本体を片方の手で支えながら他方の手でスライダを操作してポケット開口部を開口させることができる。また、スライダの下方操作を加減することによって上部のポケット開口部の開口面積を容易に調節することができる。
更には、ケース本体は頭部から胴部にかけて縦方向に伸びる本体開口部を有し、該本体開口部の近傍にポケットが設けられ、ポケット開口部は本体開口部側に位置するポケットの側面部に形成されていることが好ましい。本体開口部から釣竿を出し入れすることができるが、ポケットが本体開口部の近傍に設けられているので、開口させた本体開口部からポケットが表出する。そして、本体開口部側に位置するポケットの側面部にポケット開口部が設けられているので、ポケット開口部を本体開口部から容易に開閉させて小物を出し入れすることができる。
また、上述したようにポケット開口部が天面部から側面部にかけて設けられている場合においてそのポケット開口部の下端がポケットの底面部より所定量上方に位置することが好ましい。ポケット開口部の下端が底面部より上方に位置することにより、ポケット開口部を全開させた場合でも、ポケット開口部の下端から底面部までの間には所定高さの収納空間が残存することとなるので、不用意にスライダを下端まで一気に下方操作したとしても、収納している小物が落下しにくくなる。
一方、頭部のマチ付きのポケットとは別に、胴部の上部内面に内側に突出したマチ付きのポケットが更に設けられていることが好ましい。胴部の内側にはリールが位置するのであるが、その胴部の上部までリールが位置するように使用されることは比較的少ない。従って、その使用頻度の低い胴部の上部内面にマチ付きポケットを別途設けることにより、胴部の空間を効率良く使用することができ、頭部のポケットと合わせると更に大きな小物収納空間を確保することができる。
以上のように本発明の釣竿ケースにあっては、首部は太くせずに頭部のみを太くしているので、ケース本体の大型化や重量増加を最小限に抑制しつつ内部の空間を増加させることができる。しかも、釣竿ケースを起立させた際に頭部は釣り人の胸部前方に位置するので、小物収納部への小物の出し入れが容易である。
以下、本発明に係る釣竿ケースの一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1に示す本実施形態の釣竿ケースは、リール付きの釣竿Wを収納可能な縦長のケース本体Aと、該ケース本体Aの外面に取り付けられた肩掛けベルト23及び把手24とを備えている。ケース本体Aは、縦長の筒状の側壁部5を有している。該側壁部5は、縦長の四つの壁面、即ち、前面1、背面2、左右両側面3,4の合計四つの壁面からなる。各壁面がそれぞれ別々の部材から構成されていてもよいが、本実施形態においては、側壁部5は、図7にも示しているように、横断面視略U字状に形成された枠体10と、該枠体10の左右両側縁部10a,10b間を連結する帯状体11とから構成され、該帯状体11が前面1を構成し、枠体10が背面2と左右両側面3,4とを構成する。
帯状体11は、幅一定であって、図7にも示しているように、その右側縁部11aが枠体10の右側縁部10aと縫合され、その左側縁部11bは枠体10の左側縁部10bとスライドファスナーにより連結されている。即ち、帯状体11の左側縁部11bと枠体10の左側縁部10bとの間に、釣竿Wを出し入れするための本体開口部30が形成される。該本体開口部30は、縦方向に沿って側壁部5の略全長に亘って形成されている。尚、帯状体11の右側縁部11aと枠体10の右側縁部10aは互いの表面同士が重ね合わせられて内側に向けられ、その重ね合わせられた部分には端面を覆うように縁取りテープ60が縫着されている。また、枠体10の左側縁部10bと帯状体11の左側縁部11bにもそれぞれ縁取りテープ61,62が縫着されており、それぞれの縁取りテープ61,62にスライドファスナーのテープ部が縫着されている。
一方、図2及び図3のように、右側面3と左側面4は対称形状であって、上端から徐々に前方側に膨出するように幅広となった後徐々に細くなり、そこから再び徐々に前方側に膨出するように幅広となって、その後、下端に向けて再び徐々に幅狭となっていく形状をなしている。即ち、右側面3と左側面4には各々の上部と下部とにそれぞれ前方側に弧状に膨出するようにして偏って幅広となった部分が設けられており、それによってケース本体Aは上部と下部がそれぞれ前後の寸法が局所的に大きく形成されている。換言すれば、背面2は上下方向に略真っ直ぐに伸びる一方、前面1を構成する帯状体11はその上部と下部において法線方向外側に向けて部分的に弧状に湾曲膨出している。従って、帯状体11が前側に弧状に膨出する膨出部を上下に有することによって、ケース本体Aは、下側から順に胴部A1と首部A2と頭部A3とを有し、胴部A1は前方側に偏って太く形成され、頭部A3も同様に前方側に偏って太く形成されているものの胴部A1よりは細く形成され、首部A2はその頭部A3と胴部A1との間に位置して細く形成されている。太く形成された胴部A1内には釣竿Wに装着したリールが位置し、頭部A3内には釣竿Wの穂先部が位置することとなる。
更に、左側面4には、胴部A1の弧状の膨出形状に適合するような切欠円形状の外ポケット20が側方に突出して設けられており、該外ポケット20のポケット開口部21は、前面側にあって胴部A1の弧状の膨出形状に沿っており、スライドファスナーにより縦方向に開閉される。尚、外ポケット20はマチがなく背面2側から連続的に形成されており、従って厚さの薄い偏平なものである。
図7に戻って、枠体10はその両側縁部10a,10bにおいて互いに縫合された外装材100と内装材102とを備え、外装材100と内装材102の間には硬質ボード101が略U字状に撓ませられた状態で介装されている。内装材102は、例えば、ナイロン等の合成樹脂製の生地から構成される。外装材100は、厚さ5mm程度の均一厚の板状の部材であり、図8に示す如く、板状発泡体からなる基材200の片面に合成樹脂フィルム等からなる表面シート201を積層一体化したものであって、該表面シート201が外側となるようにして使用されている。ここで、基材200は、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)発泡体等であり、表面シート201は例えばポリウレタンシートである。また、硬質ボード101は、基材200よりも硬質であって、例えばポリエチレン等の合成樹脂からなるボードが使用され、基材200よりも薄肉である。該硬質ボード101はその可撓性によって略U字状に湾曲し、従って、硬質ボード101は図7に矢印Qで示すようにその弾性復元力により元の平坦な状態に戻ろうとし、それによって枠体10も左右に開こうとするが、この枠体10の開きは帯状体11で阻止される。尚、帯状体11も同様の外装材110と内装材112とを有するが、両者の間には硬質ボードは一部分のみ介装される。
かかる枠体10の三層構造(外装材100、硬質ボード101、内装材102)は、枠体10の三面共に共通して使用されている。即ち、硬質ボード101は上端から下端まで全長に亘って設けられている。そして、外装材100も枠体10の全長に亘って一枚物である。即ち、複数枚を縫合したものではなく、枠体10の形状に合わせて裁断した一枚の外装材100が使用されている。尚、図3に示すように左側面4には外ポケット20が設けられているので、スライドファスナー付きのポケット開口部21において左側面4の外装材100は部分的に上下に分断されている。
ここで、外ポケット20の一方の内面、具体的には内側の内面20aには、図4に示す如く仕切部材50が取り付けられている。仕切部材50の位置や個数は任意であるが、本実施形態においては胴部A1の上下方向の中央部であって且つ前後方向の中央部である。該仕切部材50は、縦方向に伸びる筋状突起51が横方向に間隔をおいて複数(本実施形態では一定間隔毎に3つ)形成されており、従って、外ポケット20に複数の棒状体Bを互いに干渉することなく分離状態で収納できる。即ち、左右両端の筋状突起51の外側にそれぞれ一本ずつ、各筋状突起51間にそれぞれ一本ずつ、本実施形態では合計4本の棒状体Bを分離して縦向きにして収納することができる。棒状体Bとしては、例えば、柄杓を収納できる。また、外ポケット20の縦方向の寸法は背面2側から前面1側に向けて徐々に小さくなっているので、長さの異なる柄杓を長いものから順にして背面2側から収納することができる。このように柄杓等の棒状体Bを分離状態で収納できるので、携帯時や磯渡し時等において棒状体B同士の衝突が防止されて棒状体Bの破損や表面の傷つきが防止される。
また、仕切部材50は、全体としては板状であって上述した筋状突起51が表側に突出形成されたものであり、全体形状としては例えば矩形である。この筋状突起51は図9に示すように断面略三角形状であって縦方向に一直線に形成されている。該仕切部材50の具体的構成を更に詳細に説明すると、仕切部材50は主として表板500と裏板501とから構成されている。表板500は、多層構造であって、例えば発泡EVA等の板状発泡体からなる基材500aの表面にその保護のためにトリコットやポリウレタンシート等からなる表面シート500bを積層したものである。そして、該表板500が筋状突起51を形成すべくシート成型され、その裏面に裏板501が重ね合わせられて周囲に縁取りテープ502が施される。従って、筋状突起51の内側には空間52が設けられ、該空間52が緩衝機能を持つ。尚、裏板501は、表板500よりも硬質であって、例えばポリエチレン等の合成樹脂からなる硬質ボードが使用される。また、仕切部材50の表板500を構成している板状発泡体の硬度は、上述した外装材100,110を構成している板状発泡体のそれよりも大きい。
更に、仕切部材50は外ポケット20の内側の内面20aに着脱自在に取り付けられている。即ち、外ポケット20の内側の内面20aには面ファスナーの一方である雌側部材27が部分的に装着される一方、仕切部材50の裏面には面ファスナーの他方である雄側部材が全体あるいは部分的に装着されている。従って、仕切部材50は容易に着脱可能であり、しかも、上下左右の位置も調整可能である。尚、雌側部材27は仕切部材50よりも大きな面積を有している。
一方、図1乃至図3に示すように、首部A2を中心として補強材が別途取り付けられている。即ち、首部A2における外装材100,110の外側に補強材として補強シート115が縫着により積層されている。具体的には、首部A2おける前面1、左右両側面3,4にそれぞれ補強シート115が縫着されており、前面1においては首部A2全体に、左右両側面3,4においては前広がりの台形状のものが前側領域に、ぞれぞれ縫着されている。これによって、首部A2は、前面1では三層構造となり、左右両側面3,4においてはその大部分が四層構造となっている。
尚、帯状体11は枠体10よりも上方に長く形成されてその上端部11cで側壁部5の上端開口を閉塞し、スライドファスナーも枠体10の右側縁部10aの上端まで達している。また、側壁部5の下端には合成樹脂成型品の底キャップ22が外装着されて側壁部5の下端開口が閉塞されている。また、背面2には、肩掛けベルト23と把手24とが取り付けられており、側壁部5の上端部にも把手25が取り付けられている。
このようなケース本体Aの内部には、リール付きの釣竿Wが複数収納することができるが、釣竿W以外にも種々の小物を釣竿とは分離して収納することができる。上述したように、本実施形態におけるケース本体Aの頭部A3は、首部A2に比して太く形成されており、その首部A2の膨出方向でもある前面1の内側即ち帯状体11の内面には、図5及び図6のように、小物収納部としてのマチ付きの第一ポケット70が設けられている。該第一ポケット70は、内側即ち背面2側に向けて突出した底面部700及び天面部701と両者を連結する側面部702とから縦長のボックス状に形成されている。そして、図7にその断面構造を示しているが、第一ポケット70の側面部702は、帯状体11の左側縁部11bにおける縁取りテープ61と右側縁部11aにおける縁取りテープ60とにそれぞれ縫着されている。即ち、第一ポケット70の側面部702は、帯状体11の両側縁部11a,11bにおける縫着部において帯状体11に縫着されており、従って、帯状体11の内面のうち使用可能な全幅に亘って第一ポケット70設けられている。また、第一ポケット70は、天面部701から本体開口部30側に位置する側面部702にかけてポケット開口部703を有し、該ポケット開口部703は、スライダを下方に操作することで開状態となるスライドファスナーが設けられている。また、ポケット開口部703の下端703aは底面部700から所定量上方に位置している。尚、ポケット開口部703は第一ポケット70の突出方向の中央よりも帯状体11に近い位置に設けられている。また、第一ポケット70はケース本体Aの内装材112と同様の生地(例えばナイロン地)から構成される。
更に、マチ付きの第二ポケット71も別途胴部A1に設けられている。この第二ポケット71も帯状体11の内面に縫着されていてその縫着の構造は第一ポケット70のそれと同様であり縦長のボックス状であることも同様である。また、第二ポケット71は、第一ポケット70よりも長く従ってその容積も第一ポケット70より大きい。該第二ポケット71は、胴部A1の上部内面に位置しており、胴部A1の上部においては帯状体11が首部A2にかけて徐々に背面2側に向けて傾斜しているので、第二ポケット71も傾斜した状態にある。尚、第二ポケット71のポケット開口部713も、第二ポケット71の側面部のうち本体開口部30側に位置する側面部にその長手方向に沿って設けられているが、第一ポケット70とは異なり天面部にまでは伸びていない。また、第二ポケット71のポケット開口部713は側面部の略全長に亘って設けられている点でも第一ポケット70のそれとは異なっている。
以上のように構成された釣竿ケースにあっては、首部A2の上方にそれよりも太い頭部A3を設けて帯状体11の内面に第一ポケット70を設けているので、その第一ポケット70にハサミや替えスプールあるいは仕掛け等の小物を収納することができる。従って、リール付きの釣竿Wと共にハサミ等の小物を一つの釣竿ケースに収納して釣り場まで携帯することができ、釣竿ケースとは別に携帯すべきケースやバックの数を減らしたりそれらを小型のものにしたりできる。また、第一ポケット70は頭部A3にあって釣竿ケースを起立させた際に釣り人の胸部の高さに略位置するので、容易に小物を出し入れすることができる。また、帯状体11の内面に第一ポケット70があって本体開口部30の近傍に位置しているので、本体開口部30を開けると第一ポケット70がそこから表出し、従って、容易に取り出しできる。しかも、第一ポケット70のスライドファスナーが本体開口部30側の側面部702に設けられているのでそのスライダの操作が容易であって取り出し性が優れ、また、スライダを下方操作するだけでよいので簡単にポケット開口部703を開けて小物を取り出して釣りの準備を行うことができる。しかも、ポケット開口部703の下端703aが第一ポケット70の底面部700から上方に位置しているので、収納した小物がポケット開口部703から飛び出すということが抑制され、小物の落下破損を防止できる。
また、第一ポケット70はボックス状であって且つ帯状体11の略全幅に亘って設けられているのでその容量が大きく、従って、頭部A3の膨出量を抑制することができて結果として釣竿ケースの大型化、重量アップを抑制できる。
更に、第一ポケット70の他に第二ポケット71を設けているのでその第二ポケット71にも小物を収納することができ、第一ポケット70を合わせて様々な小物を釣竿ケースに入れて釣り場まで携帯することができる。しかも、第二ポケット71は胴部A1の部位でも比較的リールの邪魔にならない部位であるところの上部内面に設けられているので、リールとの干渉も抑制され、ケース本体Aの内部空間を効率よく使用することができる。
本発明の一実施形態における釣竿ケースの斜視図。 同釣竿ケースの右側面図。 同釣竿ケースの左側面図。 同釣竿ケースの使用状態を示す左側面図。 同釣竿ケースの使用状態を示す斜視図。 図5の要部拡大図。 図1のP−P線断面図。 同釣竿ケースの要部断面図。 同釣竿ケースの要部断面図。
符号の説明
1…前面、2…背面、3…右側面、4…左側面、5…側壁部、10…枠体、11…帯状体、20…外ポケット、21…ポケット開口部、30…本体開口部、50…仕切部材、60,61,62…縁取りテープ、70…第一ポケット(マチ付きのポケット)、71…第二ポケット(マチ付きのポケット)、100,110…外装材、101…硬質ボード、102、112…内装材、115…補強シート、200…基材、201…表面シート、500…表板、500a…基材、500b…表面シート、501…裏板、502…縁取りテープ、700…底面部、701…天面部、702…側面部、703,713…ポケット開口部、A…ケース本体、A1…胴部、A2…首部、A3…頭部、B…棒状体、W…釣竿

Claims (10)

  1. リール付きの釣竿が収納可能なように下部に太い胴部を有するケース本体を備えた釣竿ケースであって、ケース本体の上部には、胴部との間に細い首部が形成されるように、首部よりも太く胴部よりも細い頭部が形成され、該頭部の内部に小物収納部が設けられていることを特徴とする釣竿ケース。
  2. 小物収納部として、頭部の内面に、内側に突出したマチ付きのポケットが設けられている請求項1記載の釣竿ケース。
  3. 胴部は一方向に膨出することによってその膨出方向に偏って太く形成され、且つ、頭部は胴部と同方向に膨出することによって胴部と同方向に偏って太く形成され、頭部の膨出部の内面に前記ポケットが設けられている請求項2記載の釣竿ケース。
  4. ケース本体の側壁部の一部は縦方向に伸びる帯状体から構成され、該帯状体の上部と下部がそれぞれ法線方向に膨出することにより頭部と胴部それぞれの膨出部が形成され、該帯状体の一側縁部にはケース本体の本体開口部が設けられると共に他側縁部においてケース本体の側壁部を構成する他の部材に縫着され、該帯状体の内面にポケットが設けられている請求項3記載の釣竿ケース。
  5. 帯状体の一側縁部には縁取りテープが縫着され、ポケットは帯状体の両側縁部における縫着部において帯状体に縫着されている請求項4記載の釣竿ケース。
  6. ポケットは、頭部の内面から内側に突出した底面部を有するボックス状である請求項3記載の釣竿ケース。
  7. ポケットは、天面部から側面部にかけてポケット開口部を有し、該ポケット開口部には、スライダを下方に操作することでポケット開口部が開状態となるようにスライドファスナーが設けられている請求項6記載の釣竿ケース。
  8. ケース本体は頭部から胴部にかけて縦方向に伸びる本体開口部を有し、該本体開口部の近傍にポケットが設けられ、ポケット開口部は本体開口部側に位置するポケットの側面部に形成されている請求項7記載の釣竿ケース。
  9. ポケット開口部の下端はポケットの底面部より所定量上方に位置する請求項7記載の釣竿ケース。
  10. 胴部の上部内面に内側に突出したマチ付きのポケットが更に設けられている請求項2記載の釣竿ケース。
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