JP4932264B2 - バッグ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、釣行の際に釣具等を収納するリュックサック等のバッグに関する。
従来、リュックサック等のバッグには、バッグ本体内を、複数の領域に分割するようにした構成のものがある(例えば、特許文献1、特に図7〜図11参照)。このバッグは、バッグ本体内の上下方向途中にバッグ本体内を上下に二分する仕切り体を設けている。
上記構成によれば、仕切り体によって二分された収納部のうち、上部収納部に荷を収納したときには、仕切り体が荷の支持棚となる。
実用新案登録第3111574号公報
上記従来のバッグでは、仕切り体を支持棚として荷を仕切り体に載置した際に、その重さは下方に向けて働く。しかしながら上記従来のバッグには、仕切り体上の荷の重さを支持する部分がないから、荷の重さが仕切り体に働くと、バッグ本体の下部が押し潰されたり、バッグが倒れたりして安定性が悪かった。
そこで本発明は上記課題に鑑み、荷を収納所定も安定性のよいバッグの提供を課題とする。
本発明のバッグは、バッグ本体の前面壁に、荷を収納取出しするための開口部として上部開口部と下部開口部とが設けられ、バッグ本体内の下部開口部に対応する位置に仕切り体が設けられ、該仕切り体はバッグ本体の幅方向に渡して荷を載置可能な仕切り板部と、仕切り板部の左右両側からバッグ本体の左右両側内側面壁に沿うよう垂下して、且つ荷の荷重を支持すべくバッグ本体内の底面壁に至る脚板部を有し、前記仕切り板部をバッグ本体の背面壁に一体化し、前記脚部材をバッグ本体の側面壁に一体化おり、仕切り板部は、下部開口部を開放した際に、該下部開口部の上部よりも下方に位置していることを特徴としている。
上記構成において、仕切り体のうち少なくとも脚部材をバッグ本体に一体化させることで、バッグ本体の底面壁に対して側面壁が傾倒するのを抑制するようになり、例えば仕切り体の仕切り板部に荷が載置されるように収納領域に荷が収納されていても、脚板部がその負荷を支持することになることになり、バッグを地面等に設置した際に底面壁に対して側面壁、背面壁が傾倒するのを抑制してバッグ本体の形状を安定させ易い。また、脚部材をバッグ本体の側面壁に一体化することで、底面壁に対して側面壁が傾倒するのを抑制してバッグ本体の形状を安定させられる。また、仕切り板部をバッグ本体の背面壁に一体化することで、仕切り板部によっても、底面壁に対して背面壁が傾倒するのを抑制してバッグ本体の形状を安定させられる。また、仕切り体は、下部開口部の上部よりも下方に位置しているから、下部開口部を開放して仕切り体に荷を載せることが可能であり、逆に下部開口部を開放すれば、仕切り体に載置してある荷を取出すことも可能であり、便利で使い勝手がよい。
本発明のバッグでは、仕切り板部及び脚部材を着脱自在な取付け具により一体化していることを特徴としている。
上記構成において、取付け具により仕切り体をバッグ本体から着脱することが可能である。
本発明のバッグでは、取付け具は面ファスナであることを特徴としている。この構成によれば、バッグ本体に対する仕切り体の着脱が容易であり、しかも確実に両者を一体化することが可能である。
本発明のバッグでは、脚板部はバッグ本体に比べて硬質であることを特徴としている。
上記構成によれば、バッグ本体に比べて硬質の脚板部が荷を支持することになるから、仕切り板部に荷を載置してその重さが脚板部に働いても、バッグ本体の形状を安定させ易い。
本発明のバッグでは、仕切り体の仕切り板部は可撓性を有し、バッグ本体内に一体化された状態で上方に向けてわずかに突となる緩やかな湾曲形状とされていることを特徴としている。
上記構成において、仕切り板部に荷を載置すると仕切り板部にその負荷が働き、仕切り板部が水平な方向となる方向に向けて下方に押圧されるが、仕切り板部はその荷の重さに応じた可変量だけ左右幅方向へ広がって、仕切り板部が側面壁を左右幅方向に突っ張って張力が仕切り板部に働くようになるから、この張力が、底面壁に対して側面壁、背面壁が傾倒するのを抑制する力となる。
仕切り体の仕切り板部とバッグ本体の背面壁との間の面ファスナの係止面または被係止面のうち少なくとも一方は、帯状に形成されていることを特徴とする請求項5記載のバッグ。
上記構成のようにすると、係止面と被係止面との上下方向の係止位置を任意に選択することが可能になるから、仕切り体の仕切り板部を上方に突となるように撓ませてバッグ本体に取付けることが可能になり、仕切り板部を上方に突となるように撓ませて脚板部とバッグ本体の側面壁とを一体化させることで、荷を仕切り板部に載置した際、その荷重によって仕切り板部が水平な方向となるよう負荷を受け、その負荷が両脚板部を介してバッグ本体の両側面壁どうしが離間するよう突っ張る力となって働き、これによってバッグ本体の背面壁が張られるから、その張られる力の分が荷を支持する支持力となって、底面壁に対して側面壁、背面壁が傾倒するのを抑止する。
本発明のバッグでは、仕切り体はバッグ本体内を上部収納領域と下部収納領域に二分するものであり、上部収納領域に、荷を保持する棚部材が設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、仕切り体で底面壁に対する側面壁、背面壁の傾倒を抑制した上でバッグ本体内を二分することで、収納領域に荷の種類に応じてこれを別個に収納可能であり、さらに棚部材に荷を収納することが可能となる。
本発明のバッグは、仕切り体のうち少なくとも脚部材をバッグ本体に一体化させることで、バッグ本体の底面壁に対して側面壁が傾倒するのを抑制するようになるから、バッグ内に荷を収納して、バッグを地面等に設置しても、底面壁に対して側面壁、背面壁が傾倒するのを抑制してバッグ本体の形状を安定させ易くすることができる。
以下、本発明の実施形態に係るバッグを釣行に用いるリュックサック(デイパック)を例に説明する。図1は上下の開口部を閉じた状態でのリュックサックの正面壁側からの全体斜視図、図2はリュックサックの背面壁側からの全体斜視図、図3は上部の開口部を開き下部の開口部を閉じた状態の正面壁側からの斜視図、図4(a)は棚部材に荷を保持した状態の斜視図、図4(b)は棚部材の概略平面図、図5は上部の開口部を開放し棚部材を傾倒姿勢とした状態の斜視図、図6は上部の開口部を閉じ下部の開口部を開放した状態の斜視図、図7は仕切り体をリュック本体から取外した状態の斜視図である。
図1および図2に示すように、リュックサック1は、内部に釣具等の荷2(後述する)を収納可能とすべく所定の高さおよび所定の奥行き幅を有するリュック本体3を有している。リュック本体3の上部前面壁5と下部前面壁6はそれぞれ全体として下側開放のU字形となるよう設けられたスライドファスナ7,8を介して開閉できるようになっている。
下部前面壁6は、下側のスライドファスナ8のテープ部8aの分だけをまちとして上部前面壁5に対して前方に突出している。下部前面壁6のさらに前部に短幅の面ファスナ10を介して前収納部11が設けられている。スライドファスナ7,8を開くことで、図3ないし図7に示すように、リュック本体3の上部前面壁5、下部前面壁6のそれぞれに、荷を収納・取出しする上部開口部12および下部開口部13(別な開口部に相当する)が形成されるようになる。
リュック本体3の湾曲した上面壁30の前部に、手提げ用把手14が縫着されている。手提げ用把手14の延長部に、締付け用バックル15が連設されている。リュック本体3の背面壁16の上端部から下端部に渡して、背負い用ベルト17が縫着されており、この背負い用ベルト17は、使用者の体型に合わせてその長さを調節可能とする調節部18を有する。リュック本体3の下部両側に、小物入れ用ポケットP1,P2が設けられている。
図6および図7に示すように、リュック本体3内を上部領域20と、下部領域21とに分割(二分)する仕切り体22が設けられている。この仕切り体22は、正面視して門形(下側開放のコ字形)に形成され、リュック本体3に面ファスナ60,70を介して着脱自在に設けられている。
仕切り体22は、仕切り板部26とこの仕切り板部26の左右両側からリュック本体3の底面壁3Bまで垂下する脚板部27,28とを有する。仕切り板部26の上面26aは、前記下部開口部13を開放した際に、下部開口部13の上部よりも所定高さHだけ下方に位置するものである。実質的には、リュック本体3内は仕切り板部26によって上部領域20と、下部領域21とに分割される。仕切り体22部分の詳細については後述する。
図8はリュック本体3の正面縦断面図、図9はリュック本体3の側面中央縦断面図である。これらの断面図に示すように、リュック本体3の上面壁30、左右の側面壁40は、内皮41と外皮43と、これら内皮41、外皮43に介在する柔軟なクッション材45とからなる。外皮43、内皮41は防水性に優れた樹脂コーティング生地(例えばナイロンやポリエステルに、ポリ塩化ビニルやポリウレタンをコーティングした生地)から形成されている。
底面壁3Bは、内皮41、その外側のクッション材46、その外側の底板部材50、さらにその外側の外皮43を有している。底板部材50は、硬質の合成樹脂製であり、外皮43は合成皮革製あり、その外周部は反り上げられており、底面壁3Bの内皮41と縫着され、底面壁3Bと、側面壁40,40、下部前面壁6、背面壁16の下部は、底面壁3Bの外皮43と同一材料の皮革部49を介して縫着されている。
図9に示すように、リュック本体3の背面壁16は、外側、すなわち使用者の背側に対応するクッション材47と、外皮43と、内皮41と、内皮41および外皮43との間に配置してある合成樹脂製の板状部材51とを有する。
図3ないし図5、図8および図9に示すように、仕切り体22によって分割される上部領域20で、上部開口部12に対応する位置に、荷2を保持するための棚部材31が上下に複数段(この場合二段)設けられている。それぞれの棚部材31は支持台部32と、網体33と、弾性部材34とを有した構成となっている。支持台部32は前縁辺両側が平面視して円弧状(楕円状)に形成された板状に形成されている。弾性部材(弾性体)34は帯状のゴム体である。弾性部材34の両端部は、無負荷の状態でリュック本体3の背面壁16の左右両側端部16a,16bに取付けられ、途中を前方に向けて湾曲して渡すよう、且つ支持台部32の前側(外側)縁辺部の上方に配置されている。弾性部材34は前記網体33を介して支持台部32に一体的に設けられている。なお、支持台部32と弾性部材34とは、棚部材31の左右両側では、網体33の代わりとしている取付け生地35で連設されている。
棚部材31は、その支持台部32をほぼ水平として荷2を保持する保持姿勢Xと、支持台部32がリュック本体3の内背面壁にほぼ沿う傾倒姿勢Yとに切替え手段を介して切替え可能に設けられている。切替え手段として左右の面ファスナ36,37が用いられている。この面ファスナ36,37は、前記取付け生地35とリュック本体3の側部内面生地35との間に設けられている。
面ファスナ36,37の係合面36a,37aと被係合面36b,37bとを係合することで、棚部材31は保持姿勢Xとなり、面ファスナ36,37の係合面36a,37aと被係合面36b,37bとを離脱させることで、棚部材31は傾倒姿勢Yとすることが可能となる。このとき、前述したように、特に上側の棚部材31は、その支持台部32の前縁辺両側が平面視して円弧状に形成されており、この曲率は、リュック本体3上部両側の曲面にほぼ合致するようになっているから、支持台部32の前縁辺両側がリュック本体3上部両側の内面にほぼ合致する。
棚部材31の支持台部32(底部)は、合成樹脂製の板状部材52が、保持姿勢Xにおいて、上下の外皮43a,43bに被覆されてなる。外皮43の後部は、リュック本体3の背面壁16の内皮41に縫着されている。保持姿勢Xにおいて棚部材31の支持台部32から立上がる包囲部材(落下防止体)55は、互いに一体に設けられた前側の前記網体33、弾性部材34、後側の前記取付け生地35からなる。
面ファスナ36,37は、前後方向に所定の長さを有して、保持姿勢Xにおいて支持台部32に荷2を載置した際に、リュック本体3の側面壁の内皮41と一体になって荷2の負荷に耐え得るようになっている。このような棚部材31が上下に所定間隔を置いて二段設けられている。この所定間隔とは、ある程度の高さの荷2を下方の棚部材31の支持台部32に載置した際に、その荷2が上方の棚部材31と干渉しない程の距離である。なお、面ファスナ36,37の係止面36a,37aと被係止面36b,37bとを取外して棚部材31を保持姿勢Xら傾倒姿勢Yとした際に、下方の棚部材31は上方の棚部材31に一部が重なってもよいし、重ならなくてもよい程の距離でもある。
次に、前述の仕切り体22について詳述する。仕切り板部26と脚板部27,28にはそれぞれ弾性を有する板状部材58と、クッション材59と、これら板状部材58、クッション材59を覆う外皮43b,43cとを有する。仕切り板部26においては、クッション材59は板状部材58の上側に重ねられ、脚板部27,28においては、クッション材59は板状部材58の外側に重ねられている。外皮43b,43cどうしが仕切り板部26と脚板部27,28との境界部で縫着されることで、仕切り体22は、仕切り板部26の領域と脚板部27,28の領域に区画されている。脚板部27,28は、リュック本体3(側面壁)に比べて、全体として硬質である。
仕切り体22の脚板部27,28に設けられる面ファスナ60,61(係止面60a,61a)は帯状に形成されて、それぞれの脚板部27,28において、その前後幅に等しく所定の上下高さを有し、互いに上下に離間して設けられている。したがって、リュック本体3の内皮41には面ファスナ60,61に対応した位置(領域)に面ファスナ60,61(被係合面60b,61b)が設けられている。
仕切り板部26における面ファスナ70(係合面70a)は、帯状に形成されて仕切り板部26の後端部に一辺が縫着されることで、その縫着部分を中心にフリーとなっている。リュック本体3の内皮41の面ファスナ70(係合面70a)に対応する位置に設けられた面ファスナ70(被係合面70b)は、内皮41の左右幅と略同一の幅を有し、且つ所定の上下高さを有している。
上記構成のリュックサック1において、荷2として釣具を収納する場合を考える。釣具として、リール等の比較的大きく重量が重いもの、釣糸、釣針、浮き等の比較的小さく重量の小さいものがある。
これらの釣具を収納するには、収納後の安定性を考慮すれば、大重量のものを下部領域21に収納し、軽量の荷2を上部領域20に収納することが安定性の面から好ましい。そこで、リュック本体3の下部前面壁6はそれぞれスライドファスナ8を開くと、仕切り体22(仕切り板部26)によって下部領域21が形成されているから、例えば仕切り板部26の下方すなわち、底面壁3Bに、リール等の比較的大きく重量が重い荷(図示せず)を収納する。リールの替えスプール等は仕切り板部26の上に収納(載置)する。また、釣糸、釣針、浮き等の小物は、例えば円筒状に形成した幾つかのケースにまとめて上部領域20の棚部材31の支持台部32に並べるようにして収納(載置)する。さらに、仕切り板部26の上面壁30は、下部開口部13を開放した際に、下部開口部13の上部よりも所定高さHだけ下方に位置するものであるから、下部前面壁6、あるいは上部前面壁5を開放すれば、何れからも仕切り板部26に荷2を載置・収納することが可能である。換言すれば、仕切り板部26に載置した荷2は、上部開口部12、下部開口部13の何れからも取出しが可能である。
ところで、上記構成のリュックサック1では、荷2をリュック本体3内に収納すると、その重さが負荷としてリュック本体3に対して働く。特に、棚部材31はリュック本体3の上部領域20にあって前方に向けて突となっているから、リュック本体3を地面等に載置した際には、リュック本体3の背面壁16の下部に対して荷2の重さが前倒しの力として、モーメント力となって働くことになる。
しかし、本発明の実施形態では、仕切り体22は仕切り板部26が面ファスナ25を介してリュック本体3に取付けられており、脚板部27,28が面ファスナ23,24を介してリュック本体3に取付けられており、特に脚板部27,28に設ける面ファスナ23,24は、リュック本体3の前後幅方向に等しい幅と所定の上下幅を有する帯状に形成されることで、リュック本体3の下部(内側面)に確実に一体化されている。
そして、仕切り板部26、脚板部27,28には、それぞれ板状部材58が内装されているから、仮に、リュック本体3の上部領域20に荷2が収納されていて、その負荷がモーメント力としてリュック本体3の側面壁に働いたとしても、仕切り体22の支持力によって、リュック本体3の側面壁や背面壁が底面壁に対して傾倒するのを効果的に抑制することができる。
リュック本体3の側面壁にはクッション材が内装されているが、板状部材53を有する脚板部27,28が側面壁に一体化されることで、板状部材53の硬度に伴う支持力により、上記のような傾倒を防止することが可能となる。そして、脚板部27,28には、仕切り板部26が一体に形成されており、仕切り板部26は面ファスナ70を介して背面壁16に一体化されているから、背面壁16が傾倒するように働く力が仕切り板部26、脚板部27,28を介して支持されることになり、仕切り板部26が背面壁の傾倒を抑制する機能も有することになる。
ところで、上記のように、脚板部27,28の底部をリュック本体3の底部に当てるように仕切り体22をリュック本体3に装着したとしても、仕切り板部26を上方にわずかに湾曲させるようにリュック本体3の背面壁に取付けることが可能となる。このような湾曲形状は、両側の脚板部27,28に確実に支持されることで仕切り体22を水平な状態にした場合に比べて支持力を向上させることが可能になる。すなわち、より大重量の荷2を仕切り体22に載置した場合では、その湾曲分だけの撓みを吸収するように脚板部27,28がリュック本体2の側部を内側から外側に向けて押すように働いてリュック本体2の側部どうしを離間させる方向に押圧し、これによってリュック本体2の背面壁がさらに張られることになり、仕切り体22、側面壁、背面壁がいっそう強固に一体化されるから、大重量の荷2を仕切り体22に載置した場合でも、底面壁に対する側面壁、背面壁の傾倒を効果的に抑制することができ、リュック本体2の安定した形状を保持し易くなる。
ところで、棚部材31に荷2を収納・載置したとき、その大きさ(径)が弾性部材34を伸張させるほどのものであれば、弾性部材34は無負荷の状態で前方突となるよう後方へ向けて湾曲した平面視形状をしているから、棚部材31における所定方向である後方、且つ中心側へ向く収束力となって荷2に働くようになる。このため、荷2の動きを弾性部材34の弾性力によって抑制することができる。そうすると、リュックサック1を使用者が背負って移動する場合にでも、荷2は安定しているから、違和感なく背負うことが可能になる。なお、荷2は網体33の網目によって、その種類を目視確認することが可能であるから、利便性に優れる。
ところで、棚部材31に荷2を収納する必要がない場合では、棚部材31を、上記の荷2を保持可能な保持姿勢Xからリュック本体3内面に沿う傾倒姿勢に切替えることが可能である。
この場合、面ファスナ36,37を取外すという作業だけで、棚部材31はその後縁辺を中心としてフリーとなるから、図5に示すように、各棚部材31をその後縁辺を中心として持上げるようにする。そうすると、上側の棚部材31の支持台部32の前縁辺の曲率は、リュック本体3の上面壁30の曲面にほぼ合致するようになっているから、支持台部32の前縁辺両側がリュック本体3の上面壁30の内面にほぼ合致するように、しっくりとその内面に沿うようになり、上部領域20をほぼそのままのスペースとして使用することが可能となる。なお、下側の棚部材31はその前縁辺が上側の棚部材31の後縁辺部に前から重なる。このようにすれば、仕切り板部26を載置台として、上部領域20をほぼそのまま使用可能になるから、大きな荷2を収納可能となる。
本発明の実施形態を示すリュックサックの上下の開口部を閉じた状態でのリュックサックの正面壁側からの全体斜視図。 同じくリュックサックの背面壁側からの全体斜視図。 同じく上部の開口部を開き下部の開口部を閉じた状態の正面壁側からの斜視図。 同じく(a)は棚部材に荷を保持した状態の斜視図、(b)は棚部材の概略平面図。 同じく上部の開口部を開放し棚部材を傾倒姿勢とした状態の斜視図。 同じく上部の開口部を閉じ下部の開口部を開放した状態の斜視図。 同じく仕切り体をリュック本体から取外した状態の斜視図。 同じくリュック本体の正面縦断面図。 同じくリュック本体の側面中央縦断面図。
符号の説明
1…リュックサック、2…荷、3…リュック本体、3B…底面壁、5…上部前面壁、6…下部前面壁、7,8…スライドファスナ、12…上部開口部、13…下部開口部、16…背面壁、20…上部領域、21…下部領域、22…仕切り体、23,24,25…面ファスナ、26…仕切り板部、26a…上面、27,28…脚板部、30…上面壁、31…棚部材、32…支持台部、33…網体、34…弾性部材、35…取付け生地、36,37…面ファスナ、36a,37a…係合面、36b,37b…被係合面、41…内皮、43…外皮、43a,43b…外皮、45…クッション材、50…底板部材、52…板状部材、55…包囲部材、58…板状部材、59…クッション材、70…面ファスナ、X…保持姿勢、Y…傾倒姿勢

Claims (7)

  1. バッグ本体の前面壁に、荷を収納取出しするための開口部として上部開口部と下部開口部とが設けられ、バッグ本体内の下部開口部に対応する位置に仕切り体が設けられ、該仕切り体はバッグ本体の幅方向に渡して荷を載置可能な仕切り板部と、仕切り板部の左右両側からバッグ本体の左右両側内側面壁に沿うよう垂下して、且つ荷の荷重を支持すべくバッグ本体内の底面壁に至る脚板部を有し、前記仕切り板部をバッグ本体の背面壁に一体化し、前記脚部材をバッグ本体の側面壁に一体化おり、
    仕切り板部は、下部開口部を開放した際に、該下部開口部の上部よりも下方に位置していることを特徴とするバッグ。
  2. 仕切り板部及び脚部材を着脱自在な取付け具により一体化していることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
  3. 取付け具は面ファスナであることを特徴とする請求項2記載のバッグ。
  4. 脚板部はバッグ本体に比べて硬質であることを特徴とする請求項1ないし請求項の何れかに記載のバッグ。
  5. 仕切り体の仕切り板部は可撓性を有し、バッグ本体内に一体化された状態で上方に向けてわずかに突となる緩やかな湾曲形状とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項の何れかに記載のバッグ。
  6. 仕切り体の仕切り板部とバッグ本体の背面壁との間の面ファスナの係止面または被係止面のうち少なくとも一方は、帯状に形成されていることを特徴とする請求項ないし請求項の何れかに記載のバッグ。
  7. 仕切り体はバッグ本体内を上部収納領域と下部収納領域に二分するものであり、上部収納領域に、荷を保持する棚部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項の何れかに記載のバッグ。
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