JP4518679B2 - 釣竿ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣竿を収納して携帯する釣竿ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の釣竿ケースは、釣竿が収納可能な竿収納部を有するケース本体と、釣竿ケースを肩に掛けて持ち運ぶため、ケース本体の一面、例えば、前面に取り付けられた肩ベルトとを備えている。尚、ケースを肩に掛けた状態で前を向く側を前面とする。従って、肩ベルトの取付側をケースの前面側とする。
【0003】
ケース本体は、釣竿の形状に対応して全体として上下に細長く形成されており、肩ベルトは、その上下両端部がケース本体の長手方向に所定間隔離間して取り付けられて肩掛け可能に構成されている。具体的には、竿収納部の幅方向略中心の位置に肩ベルトの上下両端部が各々取り付けられていた。そして、釣り人は、肩ベルトとケース本体との間に腕を通すようにしてこのケースを肩に掛けて、釣り場までケースが上下を向くようにして携帯される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、ケースを肩に掛けて持ち運ぶ際、肩ベルトが肩からずれる場合があり、特に、歩行時には振動のために停止時よりもずれやすくなる。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、ケースを肩に掛けて携帯する時においてケースの安定性を高めて、釣り人等の携帯者の負担をより一層軽減させることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る釣竿ケースは、釣竿が収納可能な竿収納部を有するケース本体と、該ケース本体に取り付けられた肩ベルトとを備え、肩ベルトは、ケース本体の長手方向に間隔をおいてその上下両端部が各々取り付けられて肩掛け可能に構成されている釣竿ケースにおいて、ケース本体は、肩ベルトを正面から見て竿収納部の左右一方の側面には第一のポケット部を、他方の側面には第二のポケット部をそれぞれ備え、第一及び第二のポケット部は、各々竿収納部の側面から側方に突出するように竿収納部とは別室にて形成され、且つ、第二のポケット部の突出量は第一のポケット部のそれよりも小さく、肩ベルトの両端部のうち少なくとも一端部は、竿収納部の幅方向の中心から、第二のポケット部側にオフセットされた位置に取り付けられていることを特徴とする。
【0007】
従来、竿収納部の一方の側面のみに、側方に突出したポケット部を備えている釣竿ケースは存在している。これは、釣竿以外の釣り用小物を釣竿と分離して収納することができ、便利である。そして、携帯する場合には、ポケット部がない側に体を位置させるようにする。即ち、肩ベルトを正面から見て右側にポケット部がある場合には左肩に担ぐ。これにより、ポケット部を設けたことによるケース本体の一側方への出っ張り量の増加が携帯時に問題とならない。
【0008】
これに対して、本発明の構成のように、竿収納部の他方の側面にもポケット部を設けた構成とすると、複数の釣り用小物をそれぞれのポケット部に分離して収納することができる。特に、汚れたものと汚したくないものとをそれぞれのポケット部に収納することができ便利となる。
【0009】
その一方、反対側の側面にもポケット部を設けたことで、その方向へのケース本体の出っ張り量も大きくなる。そのため、一方のポケット部の突出量を小さくし、その突出量の小さいポケット部がある側、即ち、第二のポケット部側に肩ベルトの端部をオフセットさせて取り付けている。そして、携帯時には、第二のポケット部側が体側に位置するように釣竿ケースを担ぐことで、第二のポケット部を設けたことによるケース本体の出っ張り量増加分を解消あるいは緩和することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の釣竿ケースの一実施形態について、図1乃至図6を参酌しつつ、釣竿Rが収納可能な竿収納部2を有するケース本体1と、該ケース本体1に取り付けられて肩掛け可能に構成された肩ベルト5とを備えた釣竿ケースについて以下説明する。
【0011】
竿収納部2は、複数本の釣竿Rを横並び状態にて収納できるよう、ある程度の横幅を有すると共に上下方向に沿って細長く形成されており、該竿収納部2を備えたケース本体1も全体として上下方向に沿って細長く形成されている。
竿収納部2は、長手方向に沿った四つの面を有している。即ち、肩ベルト5と把手6とが取り付けられた前面7と、該前面7に対向した反対側の後面8と、前後両面7,8を前後に連結する左右両側面9,10とを有しており、後面8に、より詳細には後面8と右側面9(前方側から見て右側の側面、即ち、肩ベルト5を正面から見た場合の右側の側面)との境界部近傍に竿収納部2の開口部11が設けられている。
該竿収納部2の開口部11は、上下方向に沿って設けられてスライドファスナにより開閉する構成となっている。尚、後述する第一及び第二のポケット部3,4のそれぞれの開口部12,13も、同様に上下方向に沿って設けられてスライドファスナにより開閉する構成である。
【0012】
尚、この釣竿ケースは、釣竿Rをリールを付けた状態のままで収納できるようになっている。即ち、竿収納部2は、底部から略1/3付近の部分を中心にして、側方から見て後方側に円弧状に膨出した形状を呈しており、この後方側への膨出部14により、その位置における竿収納部2の内部には、後方側にゆとりがうまれ、従って、リールを取り付けた状態のままで釣竿Rを竿収納部2に収納することが可能となる。
【0013】
更に、上述したように竿収納部2は複数本の釣竿Rを収納できる容積を有しているが、収納した釣竿Rがケース携帯時に振動することによって互いに衝突してその表面に傷がつくことを防止するため、図2のように、竿収納部2の内面には、収納した釣竿Rを横方向に縛るようにして固定するための竿固定用ベルト15が設けられている。この竿固定用ベルト15は、上下方向に所定間隔離間して複数設けることが好ましく、特に、釣竿Rの上端部と下端部をそれぞれ固定できるように上下一対設けることが好ましい。
【0014】
また、磯釣りに行く場合、磯場等で使用するピトンP(岩に打ち付けて釣竿Rを支持するためのもの)を釣竿Rと共に竿収納部2に収納して運搬することがある。そのため、ピトンP等のような、釣竿R以外の他の長尺状体と、釣竿Rとを、左右に分離して互いの衝突を避けることができるように、竿収納部2内には、クッション性を有する仕切板16が上下方向に沿って設けられている。該仕切板16は、その前端部が竿収納部2の内面に縫着され、その前端部を支点として左右に回動できる構成となっている。
【0015】
同様に竿収納部2の内面上部には、竿先をカバーするためのトップカバーTを保持するためのトップカバーホルダが設けられている。具体的には、トップカバーホルダとして、両端部が竿収納部2の内面に縫着された伸縮ベルト体17を備えている。伸縮ベルト体17と竿収納部2の内面との間にトップカバーTを上下方向に差し込んで、伸縮ベルト体17の伸縮性によりトップカバーTを挟持させる。また、その伸縮ベルト体17の下方位置には、中通し竿に使用するインナーガイドワイヤを入れるための内ポケット部18が設けられている。
【0016】
一方、竿収納部2の左右両側面9,10には、側方に突出するように竿収納部2とは別室の第一及び第二のポケット部3,4が各々設けられている。即ち、ケース本体1は、中央に竿収納部2、その両側に第一及び第二のポケット部3,4を備えている。尚、本実施形態では、右側面9に第一のポケット部3が、左側面10に第二のポケット部4が設けられている。
【0017】
第一及び第二のポケット部3,4は、竿収納部2の膨出部14の形成位置に互いに対向するように設けられている。第一のポケット部3は、図1のように、竿収納部2の膨出部14の形状に対応して後端部が後方側に凸の円弧状となった形状を呈し、全周に亘って略均一幅の立ち上げ部19を有して、該立ち上げ部19により側方に突出形成されている。従って、その突出量は、前後方向、上下方向共に略均一となっており、図4のように、横断面視略長方形の収納空間を有している。尚、立ち上げ部19の後方側位置に開口部12が設けられている。
【0018】
一方、第二のポケット部4も、図3の如く、第一のポケット部3と同様に竿収納部2の膨出部14の形状に対応した形状を呈している。そして、図3のように、第二のポケット部4の上下両端部4a,4bは、後方に向かって広がったハの字状となっている。但し、第一のポケット部3が全周に亘って立ち上げ部19を有している構成に対して、第二のポケット部4は、全周の立ち上げ部19を有さず、開口部13を有する後面にのみ襠20を備えた構成となっている。従って、その突出量は、肩ベルト5の取付側からその反対側に向けて次第に大きくなっている。即ち、前側に向けて徐々にその突出量が小さくなる構成である。
より具体的には、図4のように、前端部4cにおいては突出しておらず竿収納部2と略面一であり、そこから後端部4dに向けて徐々に突出量が大きくなり、これにより第二のポケット部4は、横断面視において、前方側に尖った略三角形状の収納空間を有している。一方、上下方向の突出量は、上下両端部4a,4bを除いて略一定となっている。但し、後面にのみ襠20を有する構成ゆえに、突出量は上下両端部4a,4b近傍において上方側及び下方側に向けて徐々に小さくなり、第二のポケット部4は竿収納部2と略面一になる。
【0019】
また、把手6を持ってこのケースを運ぶ時に、膨出部14及び両ポケット部3,4が地面とこすれたりすることで傷つくことも考えられるため、竿収納部2の膨出部形成位置の後面8、特に頂部には補強板21が貼着されている。また、両ポケット部3,4の後端部略中央位置(頂部位置)には、棒状の補強部材22が取り付けられている。より詳細には、第一のポケット部3においては立ち上げ部19と外壁部23との境界部分に、また、第二のポケット部4においては襠20と外壁部24との境界部分に、それぞれ補強部材22が取り付けられている。尚、ポケット部の下面にも補強部材を設けることが好ましく、先の尖った小物をポケット部に収納する場合に下面の損傷を抑制できる。本実施形態では、両ポケット部3,4の内部下面に補強部材26をそれぞれ入れている。
【0020】
また、図4に示すように、両ポケット部3,4の突出量は異なっており、第二のポケット部4の突出量は、第一のポケット部3のそれよりも小さくなっている。即ち、左側面10にある第二のポケット部4の方が側方への出っ張りが小さくなっている。これは、ケースは一般には左肩に担ぐことが多いためである。左肩に担ぐと、突出量の小さな第二のポケット部4が体側に位置する。
【0021】
尚、第一のポケット部3は、大容量であるため、柄杓や薄手のレインウエア等の釣り用小物を楽に収納でき、第二のポケット部4は、薄型であるため、折り畳まれた状態の玉網等の薄型小物を収納するのに適している。このように、ポケット部を複数設けたことにより、例えば、汚れたものとそうでないものとを分別して収納することも容易となる。尚、竿収納部2の底部には、上方に開口した有底角筒状の補強部材25が下側から嵌め込まれて固定されている。
【0022】
次に、ケース本体1に取り付けられた肩ベルト5、及びケース本体1と肩ベルト5との関係について説明する。
肩ベルト5は、ケース本体1の竿収納部2の前面7に、その長手方向(上下方向)に間隔をおいて上下両端部5a,5bが取り付けられて肩掛け可能に構成されている。肩ベルト5の上端部5aは、竿収納部2の前面7に縫着により着脱不能に固定されている。該上端部5aは、竿収納部2の幅方向の中心に位置している。尚、図4及び図6に示すCは竿収納部2の幅方向の中心線を示している。また、肩ベルト5の下端部5bには、被保持部としてのフック具30を備えている。
【0023】
一方、肩ベルト5のフック具30を保持するベルト保持手段が、竿収納部2の前面7に設けられている。該ベルト保持手段は、フック具30を保持可能な保持ポイントを、竿収納部2の幅方向に沿って左右二カ所有している。具体的には、ベルト保持手段として、左右一対のベルト保持具が設けられている。該ベルト保持具としてはリング体31が用いられ、該リング体31にフック具30が引っかけることができる構成とされている。このリング体31が保持ポイントとなる。
【0024】
このように、肩ベルト5側にフック具30が、ケース本体1側にリング体31がそれぞれ設けられ、フック具30がリング体31に着脱自在であることから、肩ベルト5の下端部5bは、ケース本体1に対して着脱可能な構成となっている。
【0025】
また、リング体31は、図4及び図6の如く、竿収納部2の中心線Cに対して左右対称の位置に設けられている。肩ベルト5を正面から見たとき、即ち、図4の矢印Yのように前方側から見たとき、一方は中心線Cから左側にオフセットした位置に、他方は、それと対称関係を有して右側にオフセットした位置に、それぞれ取り付けられている。中心線Cから左右のリング体31までの距離は略等しい。尚、前方側から見て左側のリング体31にフック具30が取り付けられているが、フック具30がリング体31に着脱可能であるため、左側のリング体31からフック具30を外して右側のリング体31に容易に付け替えて保持ポイントを変更することが可能である。
【0026】
何れのリング体31にフック具30を取り付けた場合においても、肩ベルト5の上端部5aが略中心線C上に取り付けられているため、肩ベルト5は、前方側から見ると中心線Cに対して斜めに傾斜した状態となる。尚、本実施形態とは逆にケース本体1側にフック具30を、肩ベルト5側にリング体31を設けた構成とすることも可能である。
【0027】
このようにフック具30をリング体31に引っかけることで肩ベルト5の下端部5bをケース本体1に保持させる構成の場合には、上端部5aを安定させて携帯時におけるケースのぐらつきを抑制するために、上端部5aを縫製等により着脱不能に固定することが好ましい。
【0028】
尚、上述した把手6は肩ベルト5の上下両端部5a,5b間に位置すると共に、竿収納部2の略中心線C上に位置している。また、肩ベルト5の中途部には、ベルト長さを調節するための調節具32が設けられている。
【0029】
以上のように構成された釣竿ケースにあっては、肩ベルト5の上下両端部5a,5bが共に竿収納部2の幅方向の略中心に位置する従来のものとは異なり、下端部5bが左右にオフセットされた位置に取り付けられているため、ケース本体1の体との衝突を少なくすることができる。例えば、前方側から見て左側のリング体31にフック具30を取り付けて肩ベルト5を左肩に掛けた場合、肩ベルト5の下端部5bが中心線C上にある場合に比して、その取付位置から左側面10までの距離が短くなり、リング体31から体側へのケース本体1の出っ張り量も小さくなる。この出っ張り量が小さくなると体にケースが衝突しにくくなり、特に歩行時においてケース本体1が体に沿うようになるため、ケースが安定する。また、肩ベルト5の取付位置が体に近くなることから、肩ベルト5が肩からずれ落ちにくくなる。これらによって、釣り人等の携帯者の負担が軽減されることとなる。
【0030】
また、従来とは異なり左側面10にも第二のポケット部4を備えているため、このポケット部4がないものとの比較では、中心線Cから左側への出っ張り量が大きくなっているが、フック具30を左側のリング体31に引っかけることにより、リング体31からの出っ張り量は抑制される。
【0031】
尚、第二のポケット部4の突出量を第一のポケット部3のそれよりも小さくしている点、及び、前方側の突出量を後方側に比して小さくしている点も、左肩に掛けた場合の安定性を高めるうえで効果がある。更に、第二のポケット部4は、最も腰にあたりやすい前端部4cが側方に突出していないため、腰付近との衝突が少なくケースの安定性をより一層高めることが可能となる。
【0032】
しかも、右側のリング体31への付け替えも容易であり、右肩に掛けて携帯する際に効果的である。このように、保持ポイントとなるリング体31を左右に設けたことにより、使用状況や釣り人の好み等によって自由に付け替えることができる。何れにしても、従来のように竿収納部2の幅方向略中心に肩ベルト5が取り付けられているものに比して、肩ベルト5から体までの距離が短くなって体との衝突も少なくなる結果、肩ベルト5が肩からずれにくくなってケースの安定性が高まり、携帯者の負担を軽減することができるのである。
【0033】
尚、リング体31を中心線Cに対して左右対称位置に設けたが、その配置は特に限定されず、例えば、一方を略中心線C上に位置させ、他方のみをオフセットした位置に設けることもできる。また、両方を共に中心線Cから同一方向にオフセットさせることもできる。無論、リング体31の個数自体も特に限定されず、三つ以上設けることも可能である。何れにしても、竿収納部2の幅方向に沿って間隔をおいてリング体31を複数設けることにより、フック具30の引っかけ位置を適宜変更して携帯時におけるケースの安定化を図ることが可能になる。
【0034】
また、ベルト保持具とそれに着脱可能な被保持部の構成の一例として、リング体31とフック具30を用いた場合を説明したが、この他にも、例えば、ベルト保持具と被保持部を雄雌一対のバックルなどから構成してもよい。
【0035】
更に、複数のベルト保持具から一つのベルト保持手段を構成することにより、ベルト保持手段がベルト保持具の個数分の保持ポイントを有する構成とすること以外にも、例えば、ベルト保持手段に竿収納部2の幅方向に沿ったレールを設け、該レールをガイドとして被保持部が竿収納部2の幅方向にスライド可能とし、レールの任意の位置を保持ポイントとして例えばネジにより被保持部を固定する構成とすることも可能である。何れにしても、ベルト保持手段が保持ポイントを竿収納部2の幅方向に沿って複数備えることにより、肩ベルト5の端部の取付位置を竿収納部2の幅方向に沿って変更することが可能となり、それにより肩からのずれを防止でき、負担軽減を図ることができる。
【0036】
尚、上記実施形態では、肩ベルト5の下端部5bにのみ被保持部を設け、また、ケース本体1にもそれに対応して下方側にのみベルト保持手段を設けていたが、肩ベルト5の上端部5aにのみ被保持部を設けると共にケース本体1側もそれに対応して上方側にのみベルト保持手段を設ける構成や、上下両端部5a,5b共に被保持部を設け、ケース本体1側にもそれに対応して上下双方にベルト保持手段をそれぞれ設ける構成とすることも可能である。
【0037】
また、図1乃至図6に示したベルト取付位置が左右に切替可能な構成とは異なり、肩ベルト5の端部が単に一方にオフセットされた位置に取り付けられている構成とすることもできる。
【0038】
例えば、図7及び図8のように、図1乃至図6に示したものと同じ釣竿ケースにおいて、肩ベルト5の下端部5bを、前方側から見て(肩ベルト5を正面から見て)、竿収納部2の幅方向の中心(中心線C)から左側にオフセットした位置に縫着により着脱不能に固定した構成とすることもできる。この場合、肩ベルト5は固定であってその取付位置を他の位置に変更することはできないが、上下両端部5a,5b共に縫着しているため、肩ベルト5とケース本体1との一体感が高まる。この場合のように左右何れか一方にオフセットさせる場合には、前方側から見て左側にオフセットさせることが好ましい。一般に釣竿ケースは左肩に掛けることが多いためである。特に、この実施形態のように、左側面10に第二のポケット部4を備えている場合には、左側にオフセットさせることで歩行時の安定性を容易に確保することができる。無論、縫着せずに、リング体31とフック具30等を用いて下端部5bをケース本体1に着脱可能としてもよい。また、下端部5bのみならず上端部5aもオフセットさせた構成(例えば、同じオフセット量として肩ベルト5が正面から見て略上下方向となるような構成等)や、上端部5aのみをオフセットさせた構成とすることも可能である。但し、歩行時には特に腰付近に釣竿ケースが衝突しやすいので、少なくとも下端部5bをオフセットさせることが好ましい。
【0039】
尚、上記実施形態では、左右両側面9,10に各々ポケット部3,4を備えたものについて説明したが、ポケット部の配置を逆にした構成や、片方のみにポケット部を備えた構成や、ポケット部を備えていないものであってもよい。また、肩ベルト5は、ケース本体1のうち竿収納部2以外の箇所、例えば、ポケット部がある場合にはその前面等に取り付けられていてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、竿収納部の他方の側面にもポケット部を設けた構成とすると、複数の釣り用小物をそれぞれのポケット部に分離して収納することができる。特に、汚れたものと汚したくないものとをそれぞれのポケット部に収納することができ便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における釣竿ケースを示す斜視図。
【図2】同釣竿ケースにおける竿収納部の開口部を開口させた状態を示す部分斜視図。
【図3】同釣竿ケースの部分斜視図。
【図4】同釣竿ケースの概略横断面図。
【図5】同釣竿ケースの部分斜視図。
【図6】同釣竿ケースの要部を前方側から見た概略図。
【図7】他の実施形態の釣竿ケースの部分斜視図。
【図8】同釣竿ケースの要部を前方側から見た概略図。
【符号の説明】
1…ケース本体、2…竿収納部、3…第一のポケット部、4…第二のポケット部、5…肩ベルト、5a…上端部、5b…下端部、6…把手、7…前面、8…後面、9…右側面、10…左側面、11、12,13…開口部、14…膨出部、15…竿固定用ベルト、16…仕切板、17…伸縮ベルト体(トップカバーホルダ)、18…内ポケット部、19…立ち上げ部、20…襠、21…補強板、22,25,26…補強部材、23,24…外壁部、30…フック具(被保持部)、31…リング体(ベルト保持具)、32…調節具、P…ピトン、R…釣竿、T…トップカバー、C…中心線、Y…矢印
Claims (4)
- 釣竿が収納可能な竿収納部(2)を有するケース本体(1)と、該ケース本体(1)に取り付けられた肩ベルト(5)とを備え、肩ベルト(5)は、ケース本体(1)の長手方向に間隔をおいてその上下両端部(5a,5b)が各々取り付けられて肩掛け可能に構成されている釣竿ケースにおいて、ケース本体(1)は、肩ベルト(5)を正面から見て竿収納部(2)の左右一方の側面には第一のポケット部(3)を、他方の側面には第二のポケット部(4)をそれぞれ備え、第一及び第二のポケット部(3,4)は、各々竿収納部(2)の側面から側方に突出するように竿収納部(2)とは別室にて形成され、且つ、第二のポケット部(4)の突出量は第一のポケット部(3)のそれよりも小さく、肩ベルト(5)の両端部(5a,5b)のうち少なくとも一端部は、竿収納部(2)の幅方向の中心から、第二のポケット部(4)側にオフセットされた位置に取り付けられていることを特徴とする釣竿ケース。
- 肩ベルト(5)を正面から見たとき、第二のポケット部(4)は左側面(10)にある請求項1記載の釣竿ケース。
- 第二のポケット部(4)は、ケース本体(1)における肩ベルト(5)の取付側からその反対側に向けて、その突出量が次第に大きくなっている請求項1又は2記載の釣竿ケース。
- 肩ベルト(5)の少なくとも下端部(5b)が、オフセットされた位置に取り付けられている請求項1乃至3の何れかに記載の釣竿ケース。
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