JP2008010205A - 中空糸膜モジュール及び燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池スタックに一体的に積層使用しても腐食や電食のおそれのない中空糸膜モジュール及び該中空糸膜モジュールを備えた燃料電池を提供する。
【解決手段】複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタック110の積層方向に、燃料電池スタック110で発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板120を介して重ねられ、燃料電池スタック110から排出される排ガスに含まれる水分を利用して、燃料スタック110に供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュール1であって、金属製のケースを有し、ケースの集電板120と間の積層面に絶縁性樹脂フィルム130を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、中空糸膜の膜分離作用を利用して、気体の加湿、除湿、分離、ならびに液体の分離等を行う中空糸膜モジュール及び該中空糸膜モジュールを備えた燃料電池に関するものである。
固体高分子型燃料電池は、イオン交換膜の保湿のため、反応ガス(水素等の燃料ガス、酸素等の酸化剤ガスなど)を加湿して運転する必要がある。この加湿手段としては、加湿用の中空糸膜モジュールを使用して燃料電池から排出される湿潤反応排ガスにより燃料電池に供給する反応ガスを加湿する方法がある(特許文献1参照)。
一般に、この種の中空糸膜モジュールは、円筒ケース内に詰めた中空糸膜の両端部をポッティング剤により封止した中空糸膜カートリッジを作成し、このカートリッジをハウジングケースに収納するか、あるいは、カートリッジの両端に流体集束用のヘッド(特許文献2参照)を取り付けて使用される。
この種の中空糸膜モジュールの製造工程について図12を参照して説明する。図12は、従来技術に係る中空糸膜モジュールの製造工程図である。ただし、図12では、各工程における中空糸膜モジュールの状態のみを模式的断面図で示している。
まず始めに、図12(a)に示すように、複数の中空糸膜402をケース403内に充填する。次に、図12(b)に示すように、エポキシ樹脂等の封止剤(ポッティング剤)を充填して封止部404を作成する。なお、図中405は封止剤が漏れないようにケース403の端部に固定した蓋である。
そして、図12(c)に示すように、封止部404の硬化後、ケース403の両端部において、封止部404の一部を含む位置で、蓋405ごと、ケース403の両端を切り落とす。これにより、中空糸膜402の中空内部のみが開口されるようにして、開口部406が形成される。
上述のように、従来の中空糸膜モジュールで使用される中空糸膜カートリッジは、中空糸膜束の両端部をケースごと切断して開口端面を形成しているため、中空糸膜カートリッジを更にハウジングに収納したり、両端にヘッドを取付けて、流体の流通口を設ける必要があった。
このような中空糸膜モジュールは、開口端面の精度やヘッド部の取付精度によって、組立時の流通口の位置のズレ等が大きくなるため、モジュールの流通口と燃料電池の流通口とを直接連結させることができなかった。すなわち、中空糸膜モジュールの流通口と燃料電池側の流通口とは、途中に設けられたガス配管等を介して連結する必要があった。
一方、固体高分子型燃料電池の用途として、最近では、例えば、モバイル用途向けの小出力タイプの燃料電池が提案されている。この種の燃料電池は、発電量が総じて小さいことから、供給される反応ガス流量も少なくなる。したがって、この種の燃料電池においては、燃料電池自体の小型化が最大の課題であり、これに使用される加湿用の中空糸膜モジュールも極力小型のものが要求されている。
そこで、出願人は、従来のようにポッティング部を切断する等の工程が不要となり、ま
た、モジュールをハウジングへ更に収納したり、ヘッド等を取付ける必要のない中空糸膜モジュール及びその製造方法ついて既に出願している。
係る中空糸膜モジュールについて、その概要を図13を参照して説明する。図13は、参考例としての出願人が既に出願した発明に係る中空糸膜モジュールの概略構成及びその使用例を示す模式図であり、(a)は、中空糸膜モジュールと燃料電池スタックとの間に集電板を挟んだ構成を示し、(b)は、中空糸膜モジュールと燃料電池スタックを直接取り付け、集電板を中空糸膜モジュールの外側に取り付けた構成を示す。
参考例に係る中空糸膜モジュール301は、燃料電池スタック302から送り込まれる湿潤反応排ガス(矢印J)に含まれる水分を利用して、燃料電池スタック302に供給される反応ガス(矢印K)を加湿する。
この中空糸膜モジュール301は、中空糸膜束を収容しているケース自体を取付相手に直接取付ることができるとともに、ケースの取付相手(燃料電池スタック302又は集電板303)との取付面上に、取付相手側のガス導入・排出口と中空糸膜の中空内部及び膜外側の空間とを連通することができる開口部が一体的に形成されている。
したがって、中空糸膜モジュール301を燃料電池スタック302等の取付相手に対して一体的に積層組付け可能となっており、部材点数の削減、ガス流路の密封性の向上を図るとともに、省スペース、モジュール並びに燃料電池システムの小型化にも寄与可能となっている。
特開2003−112016号公報 特開2004−154772号公報
しかしながら、上述した中空糸膜モジュールにおいては、ケースの材料が樹脂材の場合には、燃料電池スタックと一体化させる際の強度の都合上、締結板が必要となる。また、加湿膜モジュールの水蒸気交換効率を有効に発現させるため、あるいは、燃料電池スタックで発生した熱を放熱するためには、伝熱性が高いことが要求される。
これらの課題を解決するためには、モジュール材料を比重の小さい金属とすることが考えられるが、モバイル用途で使用するためには、個々の部品を軽量化することが重要となる。そうすると、加湿膜モジュールのケース材料としては、伝熱性及び比重を考慮してアルミニウム、マグネシウムあるいはそれらの合金とすることが望ましい。
しかし、これらの材料はイオン化傾向が大きいため、加湿膜モジュールの使用条件である、一定の温度条件下において水蒸気あるいは水分が流れることにより容易に腐食してしまう。
この対策として、モジュール材料に金メッキ処理を施すことが考えられるが、燃料電池スタックで発電させた電気を回収するために集電板を使用する場合(図13(a)、矢印L)、金メッキと集電板が接触していると通電作用を生じ(図13(a)、矢印M)、電食が生じてしまう。なお、中空糸膜モジュールと燃料電池スタックを直接取り付け、集電板を中空糸膜モジュールの外側に取り付けた場合には、燃料電池スタックで発生した電気が中空糸膜モジュールを介して集電板に捕集されるため、中空糸膜モジュールを通過する電気によって電食が生じてしまう(図13(b)、矢印L)。
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、燃料電池スタックに一体的に積層使用しても腐食や電食のおそれのない中空糸膜モジュール及び該中空糸膜モジュールを備えた燃料電池を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における中空糸膜モジュールは、
複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックの積層方向に、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板を介して重ねられ、
前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールであって、
金属製のケースを有し、
前記ケースの前記集電板との積層面に絶縁性樹脂フィルムを備えることを特徴とする。
このように、ケースと集電板との間に絶縁性樹脂フィルムが介在することによって、集電板で捕集した電流が金属製のケースに対して通電作用を及ぼすのを防止すことができる。
前記中空糸膜モジュールは、
複数本の中空糸膜によって形成され、前記ケースに収容される中空糸膜束と、
ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
を備えてもよい。
前記ケースは、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなるものであってもよい。
上記目的を達成するために、本発明における中空糸膜モジュールは、
複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、
前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールであって、
金属製のケースを有し、
前記ケースは、積層方向に2分割され、前記燃料電池スタックから排出された排ガスをケース内部に流入させるための開口部と加湿された反応ガスを前記燃料電池スタックに流出させるための開口部とを有するケース蓋と、複数本の中空糸膜によって形成された中空糸膜束を収容するケース本体と、から構成されるとともに、ケース内部に防食処理が施されており、
前記ケース蓋は、耐電食性を備えた金属材料からなり、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板として機能し、
前記ケース蓋と前記ケース本体との間に絶縁性樹脂フィルムが挟まれていることを特徴とする。
このように、ケース本体とケース蓋との間に絶縁性樹脂フィルムを挟み込むことにより、ケース蓋で捕集した電気がケース本体に通電するのを防止することができる。
また、ケース蓋を集電板として用いることで、燃料電池スタックで発生した電気を捕集するための部材を別途設ける必要がなくなり、部材点数の低減、軽量化を図ることができる。
前記中空糸膜モジュールは、
ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
を備えてもよい。
前記ケース本体は、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなるものであってもよい。
前記絶縁性樹脂フィルムは、前記排ガス及び前記反応ガスの流路をシールするシール部材を一体的に備えてもよい。
これにより、シール部材の位置決めが容易となり組立性が向上される。
上記目的を達成するために、本発明における燃料電池は、
複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板と、
金属製のケースを有し、前記集電板を介して前記燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールと、
を備える燃料電池において、
前記中空糸膜モジュールは、前記集電板との間の積層面に絶縁性樹脂フィルムを備えたことを特徴とする。
前記燃料電池は、
前記中空糸膜モジュールが、
複数本の中空糸膜によって形成され、前記ケースに収容される中空糸膜束と、
ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
を備えるのもよい。
前記ケースは、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなるものであってもよい。
上記目的を達成するために、本発明における燃料電池は、
複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールと、
を備える燃料電池であって、
前記中空糸膜モジュールは、金属製のケースを有し、
前記ケースは、積層方向に2分割され、前記燃料電池スタックから排出された排ガスをケース内部に流入させるための開口部と加湿された反応ガスを前記燃料電池スタックに流
出させるための開口部とを有するケース蓋と、複数本の中空糸膜によって形成された中空糸膜束を収容するケース本体と、から構成されるとともに、ケース内部に防食処理が施されており、
前記ケース蓋は、耐電食性を備えた金属材料からなり、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板として機能し、
前記ケース蓋と前記ケース本体との間に絶縁性樹脂フィルムが挟まれていることを特徴とする。
前記燃料電池は、
前記中空糸膜モジュールが、
ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
を備えるのもよい。
前記ケース本体は、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなるものであってもよい。
前記絶縁性樹脂フィルムは、前記排ガス及び前記反応ガスの流路をシールするシール部材を一体的に備えてもよい。
以上説明したように、本発明により、燃料電池スタックに一体的に積層使用しても腐食や電食の発生のおそれがなくなる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
<中空糸膜モジュールの構成及び概要>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施例1に係る中空糸膜モジュールについて説明する。図1(a)は、本実施例に係る中空糸膜モジュールの模式的斜視図である。図1(b)は、図1(a)において矢印Aの方向から見た本実施例に係る中空糸膜モジュールの模式的平面図である。図1(c)は、図1(a)において矢印Bの方向から見た本実施例に係る中空糸膜モジュールの模式的正面図である。図2は、本実施例に係る中空糸膜モジュールの図1(c)のC−C断面の模式図である。
本発明の第1の実施例に係る中空糸膜モジュール1は、中空糸膜束2と、ケース3と、を備える。
中空糸膜束2は、複数の中空糸膜4を束ね、各中空糸膜4の両端面を開口した状態で、その両端部を例えばシリコン、ウレタン等の柔軟性のある弾性材料で結束(結束部5)している。
略六面体形状のケース3には、流体を中空糸膜4の膜内部に流通させるための一対の第
1開口部61、62と、流体を中空糸膜の膜外部に流通させるための一対の第2開口部71、72とが設けられている。
ケース3には中空糸膜モジュール1を燃料電池スタック等の取付相手(図示せず)に取付けるためのピン穴8が設けられており、該ピン穴8に通したネジ等により、中空糸膜モジュール1と取付相手とを積層して一体に組付け締結することができる。
本実施例においては、取付相手への取付手段としてピン穴を用いているが、例えば、モジュールケースに設けた凸部と取付相手に設けた凹部とを嵌合させることにより取付ける等の、他の位置決め手段を用いることも可能である。
さらに、開口部と取付用ピン穴とが、モジュールケース3に一体的に設けられているので、これらの位置精度を高くすることができ、また、位置精度が高いことにより中空糸膜モジュール1の開口部と取付相手側のガス導入・排出口とを、ガス配管等を介さずに直接連結することができる。したがって、部材点数の削減、ガス流路の密封性の向上を図ることができ、更には、省スペース、モジュールの小型化にも寄与する。
弾性材料からなる結束部5は、第1開口部61と第2開口部71との間、及び第1開口部62と第2開口部72との間に配置されている。
結束部5と第2開口部71、72との間には、例えば、エポキシ、ウレタン等の液状接着剤が充填され、液状接着剤の硬化により中空糸膜束2はケース内に封止固定される(固定部9)。
ケース3の内部空間は、結束部5及び固定部9により、ケース内壁面と中空糸膜の中空内部が開口した結束部5の端面とにより形成される空間と、ケース内壁面と中空糸膜4の膜外壁面と固定部9とにより形成される空間とに分割される。
こうして、第1開口部61、62と、ケース内壁面及び結束部端面により形成される空間と、中空糸膜4の中空内部とにより、第1の経路が形成され、第2開口部71、72と、ケース内壁面、中空糸膜膜外壁面及び固定部9とにより形成される空間とにより、第2の経路が形成される。
ケース3としては、一般的な材料である樹脂材製のものも採用することができるが、中空糸膜モジュール1を燃料電池の反応ガスの加湿用として燃料電池スタックに積層して使用する場合には、ケース3として金属材料、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、マグネシウム、もしくはこれらの合金からなるものを採用することにより、中空糸膜モジュール1を燃料電池スタックの集電板および締結板としても機能させることができる。
すなわち、中空糸膜モジュールのケースとして一般的な材料である樹脂材製のものを用いた場合、燃料電池スタックの内部で発生した電流を捕集して外部に供給するためには別途集電板を用いる必要があり、また樹脂製ケースの強度の関係上締結板が必要となる。そのため、燃料電池システムとして大きくなってしまうとともに、構成が複雑となってしまうおそれがある。
そこで、ケース3を金属材料からなるものとすれば、ケース3に適宜な配線を施すことで、その電気伝導性により中空糸膜モジュール1を集電板として機能させることが可能となる。
また、剛性が高められるので、複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池ス
タックの締め付けを、締結板によらずに中空糸膜モジュールによって直接行うことができる。締め付けは、例えば、ピン穴8にボルト等の締結用部材を通すことで行うことができる。
さらに、その熱伝導性により、発電によって発生する熱の放熱を中空糸膜モジュールを介して行うことが可能となる。
したがって、集電板、締結板等が不要となり、部材点数の削減、燃料電池システムの小型化、単純化を図ることができる。
また、金属製のケース表面には金メッキ処理等を施すことにより、中空糸膜モジュールの耐食性を向上させることができる。
<中空糸膜モジュールの使用方法>
次に、以上のように構成された中空糸膜モジュールの使用方法について説明する。
まず、水蒸気を含む空気等の気体や水(以下「気体等」という)を、一方の第1開口部61からケース3内部に送り込む。ケース3内部に送り込まれた気体等は、中空糸膜4の中空内部を通って、他方の第1開口部62から排出される。
一方、加湿対象気体を、一方の第2開口部71からケース3内部に送り込む。ケース3内部に送り込まれた気体等は、中空糸膜4の膜外部を通って、他方の第2開口部72から排出され、燃料電池等の取付相手内へ送り込まれる。
このようにすることによって、水蒸気を含んだ気体等が中空糸膜4の中空内部を通過する過程で、気体等に含まれる水分が膜を透過して中空糸膜4の膜外部に排出される。従って、加湿対象気体は、中空糸膜4の膜外部を通る過程で加湿されて、取付相手内へ送り込まれることになる。
なお、これまでの説明では、中空糸膜4の中空内部側に水蒸気を含む気体等を流し、中空糸膜4の外部側に加湿対象気体を流す場合を説明したが、これとは逆に、中空糸膜4の外部側に水蒸気を含む気体等を流し、中空糸膜4の中空内部側に加湿対象気体を流すようにしても、加湿対象気体を加湿できることは言うまでもない。また、水蒸気を含む気体等や加湿対象気体を流す向きについても上記説明とは逆の向き(すなわち、第1開口部62からケース内部3に送り込み、第1開口部61から排出する、または、第2開口部72からケース内部3に送り込み、第2開口部71から排出する)としてもよい。
また、本実施例においては、中空糸膜の膜分離作用を利用した気体の加湿を行う場合について説明したが、該膜分離作用を利用した気体の除湿、流体中の異物の除去、分離等を行うことも可能である。
また、燃料電池の反応ガスの加湿用に使用する場合には、上述したように、ケース3を金属材料からなるものとすることにより、燃料電池スタックで発生する電流の捕集、燃料電池スタックの締め付け、発電によって発生する熱の放熱等が可能となり、燃料電池スタックの集電板および締結板としても機能させることができる。
<中空糸膜束の製造方法>
次に、本実施例に係る中空糸膜モジュールに使用する中空糸膜束の製造方法について図3〜図5を参照して説明する。図3は、本実施例に係る中空糸膜モジュールに使用する中空糸膜束の製造に使用する治具の模式図である。図4は、中空糸膜束の結束部の中空糸膜
開口端面の模式的斜視図である。図5は、本実施例に係る中空糸膜モジュールに使用する中空糸膜束の模式的製造工程図である。
図3に示すように、中空糸膜製造用冶具は、冶具本体12と冶具蓋13とからなる。当該冶具は、例えば、アクリル樹脂系の材料からなる。
冶具本体12及び冶具蓋13にフッ素系離型剤を塗布し、中空糸膜4を複数束ねて封入する(図5(a))。治具蓋13はタッピングネジ14等で治具本体12に固定する。
中空糸膜4を治具の端面で切断する。中空糸膜4を揃えて、その両端をエポキシ等の接着剤で封止する(封止部15)。
接着剤の硬化後、シリコン挿入用のノズル16を一方のポッティング箇所に固定し、治具を回転式のポッティング装置(図示せず)に固定する。
ポッティング装置を起動し、シリコンを冶具本体12と冶具蓋13との間に流し込み、シリコンの充填を行う(図5(b))。余分なシリコンは脇に流れ出る(矢印G)。
30分間室温で回転させた後、60℃の恒温槽内にて3時間保持する。
反対側も同様にシリコンポッティングを行う。
冶具蓋13を取り外し、封止部15端面付近をカッターで切断する。短冊を冶具本体12から取り出し、ポッティング部(結束部5)が2〜3mmとなるようにカッターで切断する(図5(c))。治具はアクリル製のケースであり、また、離型剤の効果により、ポッティング部が冶具にくっつくことなく中空糸膜束2を取外すことができる。
このようにして製造された中空糸膜束2の結束部5の端面を図4に示す。図に示すように、中空糸膜4の膜外壁間はポッティング剤により封止されており、端面において中空糸膜4の中空内部のみが開口している。
<中空糸膜モジュールの製造方法>
次に、本実施例に係る中空糸膜モジュールの製造方法について図6及び図7を参照して説明する。図6は、本実施例に係る中空糸膜モジュールの概略構成を説明する模式的斜視図である。図7は、本実施例に係る中空糸膜モジュールの模式的製造工程図である。なお、図7(a)は、中空糸膜束を収容する前のケース本体を示す模式的平面図であり、図7(b)は、ケース本体に中空糸膜束を収容した状態を示す模式的平面図であり、図7(c)は、ケース本体にケース蓋を接着した状態を示す模式的透視平面図である。
略六面体のケース3は、ケース蓋31と、ケース本体32とからなる。ケース本体32は、中空糸膜束2を収容するための膜収容部22を有する。
膜収容部22は、ケース蓋31との合わせ面方向に開口しており、ケース蓋31とケース本体32との接着により、中空糸膜束2を収容する空間をケース3内部に形成する。
上述の如く製造した中空糸膜束2をケース本体32の膜収容部22に収容し、ケース蓋31をケース本体32に接着する。
中空糸膜束2の結束部5は、その外周面全体がケース3の内壁に密着して収容される。
ケース3には、第2開口部71,72、液状接着剤の注入口10、液状接着剤の排出口11が、中空糸膜束2の結束部5の収容箇所よりも内側に設けられており、中空糸膜4の充填領域とケース3の外部とを連通している。
第2開口部71は、中空糸膜束2の一方の結束部5の側に、第2開口部72は、中空糸膜束2の他方の結束部5の側に、それぞれ設けられる。注入口10は、中空糸膜束2の長手方向において、一方の結束部5と第2開口部71との間、及び他方の結束部5と第2開口部72との間にそれぞれ1つずつ設けられる。排出口11は、中空糸膜束2の長手方向において、各注入口10と第2開口部71、72との間にそれぞれ一対ずつ設けられる。膜収容部22の底面には、注入口10と排出口11との間に、液状接着剤の膜収容部22上への回り込みを助けるための溝92が設けられる。
液状接着剤を注入口10からケース3内部に流し込む(矢印H)。流し込まれた液状接着剤は、中空糸膜4の開口端面側が結束部5により密封されているため、排出口11からオーバーフローすることになる(矢印I)。液状接着剤が排出口11からオーバーフローして排出口11が液状接着剤で満たされるまで、液状接着剤を流し込み、硬化させる。注入口10及び排出口11は硬化した接着剤により塞がれる(固定部9)。
このように、本実施例に係る中空糸膜モジュール1は、中空糸膜束2を予め作成しておき、これをモジュールケース3内に収容して液状接着剤で固定するときに、結束部5が液状接着剤の結束部端面側への流出を防止することにより製造されるため、従来のように、液状接着剤(ポッティング剤)が硬化した後に、中空糸膜の中空内部を開口させるために、硬化した部分を切断する必要がない。
従来は、中空糸膜の開口部を形成するためにポッティング部で切断する等していたため、取付相手の流入出口に適合する開口部を形成することが困難であった。そのため、取付相手の流入出口に適した開口部を備えたハウジングにモジュールを収納したり、該開口部を備えたヘッド等をモジュールの開口部に別途取付けたりする必要があった。
しかし、本発明に係る中空糸膜モジュールは、取付相手の適した開口部をモジュールケース自体に予め設けることができるので、従来のように、モジュールを更にハウジングに収納したり、ヘッド等を取り付ける必要がなく、部材点数の削減、省スペース、モジュールの小型化を図ることができる。
中空糸膜束2の結束部5は、その幅や高さが中空糸膜収容部22よりも小さいと、注入された液状接着剤が結束部5の端面側に漏れ出したり、逆に、収容部22よりも大き過ぎると、充填した中空糸膜4が潰れたり、収容部22に収まらない等の問題が生じる。このため、結束部5の幅や高さの寸法は、収容部22のそれよりも3〜15%、好ましくは5〜7%大きく設定される。
結束部5の端面とケース3の内壁とによって形成される空間24は、ケース蓋31に設けられた第1開口部62及びケース本体32に設けられた第1開口部61を介してケース3の外部と連通している。したがって、中空糸膜4の中空内部は、空間24及び第1開口部61、62を介してケース3の外部と連通している。
本実施例は、厚み方向(積層方向)で2分割されたケース蓋31とケース本体32とを貼り合わせる構成とし、ケース蓋31上に取付相手への取付用ピン穴8と開口部71、62とを形成しているため、取付位置に対する開口部の位置精度を高くすることができる。したがって、位置決め手段と気体流通の開口部とが別々の部材で構成されている従来タイプのモジュールにおいて生じていた、組付け時のズレ等による誤差の影響を受けることが
ない。
<燃料電池の構成及び概要>
次に、図8及び図9を参照して、本実施例に係る中空糸膜モジュールを備えた燃料電池について説明する。図8は、本実施例に係る燃料電池の概略構成を示す模式的斜視図である。図9は、本実施例に係る燃料電池の概略構成を示す模式的断面図である。
図8に示すように、本実施例に係る燃料電池100は、燃料電池スタック110と、集電板120と、樹脂フィルム130と、中空糸膜モジュール1とが、燃料電池スタック110を構成する燃料電池セルの積層方向に重ねられた構成となっている。
なお、これら集電板120、樹脂フィルム130及び中空糸膜モジュール1からなる構成は、積層方向における燃料電池スタック110の両側にそれぞれ対称的に形成されるものであるが、図では積層方向の一方側(図8の上下方向を積層方向とした場合の下方側)の構成のみ図示し、他方側(上方側)は省略している。また、説明のため燃料電池100の各構成要素をそれぞれ積層方向に間隔を空けて図示しているが、実際には積層方向に密着した構成となる。
燃料電池スタック110は、複数の燃料電池セルがセパレータを介して積層された構成となっている。燃料電池スタック110の具体的な構成については、従来技術に係る構成を適宜採用すればよいので、その説明は省略する。
集電板120は、ステンレス鋼(SUS)等からなる板状部材であり、燃料電池スタック110の積層方向両側に重ねられ、燃料電池スタック110で発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能とする。
中空糸膜モジュール1は、略六面体形状を呈する金属製のケースを有しており、燃料電池スタック110の積層方向に、集電板120よりも外側に重ねられる。集電板120との積層面には樹脂フィルム130を備えている。そして、燃料電池スタック110から排出される湿潤反応排ガスが含んでいる水分を利用して、燃料電池スタック110に供給される反応ガスを加湿する。
樹脂フィルム130は、絶縁性を備えたフィルムであり、集電板120と中空糸膜モジュール1との間に挟まれて、集電板120で捕集した電流が中空糸膜モジュール1(ケース3)に通電するのを防止する。樹脂フィルム130としては、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、ナイロン等の樹脂材を採用することができる。
集電板120及び樹脂フィルム130には、燃料電池スタック110の不図示の排ガス流路及び反応ガス流路と中空糸膜モジュール1の第2開口部71及び第1開口部62とを連通する連通孔121、122及び連通孔131、132がそれぞれ形成されている。
燃料電池スタック110と集電板120との間には、Oリングあるいはガスケットシール等のシール部材121a、122aが、集電板120の連通孔121、122の燃料電池スタック110側の開口部の外周を囲むように挟み込まれる。
樹脂フィルム130には、Oリングあるいはガスケットシール等のシール部材を一体成形することにより、樹脂フィルム130の連通孔131、132の開口部の外周を囲むシール部131a、131b、132a、132bが形成されている。
これらシール部材121a、122a及びシール部131a、131b、132a、132bにより、排ガス流路及び反応ガス流路からの湿潤反応排ガスや反応ガスの漏れが防止される。
燃料電池スタック110から排出される湿潤反応排ガスは、集電板120の連通孔121、樹脂フィルム130の連通孔131を通って、中空糸膜モジュール1の第2開口部71に流入する(矢印D1)。
第2開口部71を介してケース3内部に流入した湿潤反応排ガスは、中空糸膜4の膜外部を通って、第2開口部72から排出される(矢印D2)。このとき、湿潤反応ガスに含まれる水分は、湿潤反応排ガスが中空糸膜4の膜外部を通過する過程で中空糸膜4の膜作用により膜を透過し、中空糸膜4の中空内部に排出される。
一方、燃料電池スタック110に供給される反応ガスは、中空糸膜モジュール1の第1開口部61から、ケース3内部に送り込まれる。ケース3内部に送り込まれた反応ガスは、中空糸膜4の中空内部を通って第1開口部62から排出される(矢印E1)。
ケース3内部に送り込まれたばかりの反応ガスは乾燥状態にあるが、中空糸膜4の中空内部を通過する過程で、中空糸膜4の膜外部を通過する湿潤反応排ガスから中空内部に透過してきた水分によって加湿されることになる。
加湿されて第1開口部62から排出された反応ガスは、樹脂フィルム130の連通孔132、集電板120の連通孔122を通って燃料電池スタック110の反応ガス流路(不図示)に供給される(矢印E2)。
燃料電池スタック110で発生した電気は、集電板120で捕集されると、集電板120と中空糸膜モジュール1との間に介在する樹脂フィルム130によって中空糸膜モジュール1に通電することなく、外部へ供給される(矢印F)。
<本実施例に係る中空糸膜モジュール及び燃料電池の優れた点>
本実施例に係る中空糸膜モジュール及び燃料電池によれば、ケースの集電板との積層(取付)面に絶縁性樹脂フィルムを設けることによって、集電板で捕集した電流が金属製のケースに対して通電作用を及ぼすのを防止すことができる。
すなわち、中空糸膜モジュールのケース材料として、強度、伝熱性、軽量化等の観点から金属製のケースを採用する場合には、燃料電池等の加湿用途における所定の温度・湿度環境下において金属材料が腐食するのを防止するため、ケースに金メッキ処理等を施すことになる。しかし、集電板とケースとの間に絶縁性樹脂フィルムを挟んだ構成とすることにより、集電板で捕集した電流によって金メッキを施したケースに電食が生じるのを防止することができる。
また、ガス流路をシールするシール部材を樹脂フィルムに一体成形することにより、シール部材の位置決めが容易となり燃料電池の組立性が向上される。
(実施例2)
<本実施例に係る中空糸膜モジュール及び燃料電池の構成及び概要>
図10及び図11を参照して、本発明の実施例2に係る中空糸膜モジュール及び該中空糸膜モジュールを備えた燃料電池について説明する。図10は、本実施例に係る中空糸膜モジュール及び該中空糸膜モジュールを備えた燃料電池の概略構成を示す模式的斜視図である。図11は、本実施例に係る燃料電池の概略構成を示す模式的断面図である。
上述の実施例1では、絶縁性樹脂フィルムを集電板と中空糸膜モジュールとの間に挟んで、集電板で捕集した電気が中空糸膜モジュールに通電するのを防ぐ構成であった。本実施例に係る燃料電池200では、モジュールケースのケース蓋31を集電板として用いるとともに、絶縁性樹脂フィルム230をケース蓋31とケース本体32との間に挟み込む構成としている。
なお、以下では上記実施例1と異なる点を中心に説明し、言及しなかった構成については、上記実施例1と実質的に同じであるため、同一部分については同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
ケース蓋31は、耐電食性を備えた金属材料からなり、燃料電池スタック210で発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板として機能する。また、燃料電池スタック210との間の積層面には、Oリングあるいはガスケットシール等のシール部材62a、71aが、第1開口部62及び第2開口部71の外周を囲むように挟み込まれる。ケース蓋31の材料としては、金コートSUS等の耐電食性材料が好ましい。
樹脂フィルム230は、ケース蓋31との接合面を形成するケース本体32の縁枠面32aに沿った部分と、ケース蓋31と結束部5及び固定部9(以下、封止固定部59)との間の接合面に沿った部分とから構成されており、中空糸膜4を露出する中央の開口部231と、その両側で空間24を開放する一対の開口部232とを有している。すなわち、本実施例における樹脂フィルム230は、ケース蓋31とケース本体32及び封止固定部59との間の接合面のみに介在する構成となっている。
また、樹脂フィルム230は、その両面にそれぞれガスケット等のシール部材が各開口部の外周を囲むように一体成形されている(シール部233)。シール部233は、封止固定部59よりも内側の中空糸膜4の膜外壁が露出する空間と封止固定部59よりも外側の空間24と間、並びに各空間とケース外部との間をシールする。
ケース内部(ケース本体32の膜収容部22の表面及びケース蓋31の内側面)は、樹脂コーティングあるいは酸化皮膜等の防食処理を施すことによって耐腐食性を向上させることができる。
<中空糸膜モジュールの製造方法>
本実施例に係る中空糸膜モジュール1aの製造方法については、概ね実施例1の場合と同様であるが、中空糸膜束2をケース本体32の膜収容部22に収容した後の工程において異なる。すなわち、本実施例においては、ケース蓋31を直接ケース本体32に接着するのではなく、樹脂フィルム230をケース本体32のケース蓋31との接合面に挟んで接着することになる。
<本実施例に係る中空糸膜モジュール及び燃料電池の優れた点>
本実施例に係る中空糸膜モジュール及び燃料電池によれば、ケース本体とケース蓋との間に絶縁性樹脂フィルムを挟み込むことにより、金属製のケース本体への通電を防止することができ、ケース本体の電食を防止すことができる。
また、ケース蓋を集電板として用いることが可能となるため、燃料電池スタックで発生した電気を捕集するための部材を別途設ける必要がなくなり、部材点数の低減、軽量化を図ることができる。
さらに、ケース内部に樹脂コーティングあるいは酸化皮膜等の防食処理を施すことによ
り、高温多湿条件下においてケース本体を構成するアルミニウムやマグネシウム等の金属材料の腐食を防止することができる。
本発明の実施例1に係る中空糸膜モジュールの模式的説明図。 本発明の実施例1に係る中空糸膜モジュールの模式的一部拡大断面図。 本発明の実施例1に係る中空糸膜モジュールに使用する中空糸膜束の製造に使用する治具の模式図。 中空糸膜束の結束部の中空糸膜開口端面の模式的斜視図。 本発明の実施例1に係る中空糸膜モジュールに使用する中空糸膜束の模式的製造工程図。 本発明の実施例1に係る中空糸膜モジュールの概略構成を説明する模式的斜視図。 本発明の実施例1に係る中空糸膜モジュールの模式的製造工程図。 本発明の実施例1に係る燃料電池の概略構成を示す模式的斜視図。 本発明の実施例1に係る燃料電池の概略構成を示す模式的断面図。 本発明の実施例2に係る中空糸膜モジュール及び燃料電池の概略構成を示す模式的斜視図。 本発明の実施例2に係る中空糸膜モジュール及び燃料電池の概略構成を示す模式的断面図。 従来技術に係る中空糸膜モジュールの製造工程図。 参考例に係る中空糸膜モジュールの概略構成及びその使用例を示す模式図。
符号の説明
1 中空糸膜モジュール
10 注入口
11 排出口
12 治具本体
13 冶具蓋
14 タッピングネジ
15 封止部
16 ノズル
2 中空糸膜束
22 中空糸膜収容部
24 空間
3 ケース
31 ケース蓋
32 ケース本体
32a 縁枠面
4 中空糸膜
5 結束部
61、62 第1開口部
62a シール部材
71、72 第2開口部
8 ピン穴
9 固定部
59 封止固定部
92 溝
100 燃料電池
110 燃料電池スタック
120 集電板
121a シール部材
121、122 連通孔
130 樹脂フィルム
131a シール部
131、132 連通孔
210 燃料電池スタック
230 樹脂フィルム
231、232 開口部
233 シール部

Claims (14)

  1. 複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックの積層方向に、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板を介して重ねられ、
    前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールであって、
    金属製のケースを有し、
    前記ケースの前記集電板との積層面に絶縁性樹脂フィルムを備えることを特徴とする中空糸膜モジュール。
  2. 複数本の中空糸膜によって形成され、前記ケースに収容される中空糸膜束と、
    ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
    前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の中空糸膜モジュール。
  3. 前記ケースは、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の中空糸膜モジュール。
  4. 複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、
    前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールであって、
    金属製のケースを有し、
    前記ケースは、積層方向に2分割され、前記燃料電池スタックから排出された排ガスをケース内部に流入させるための開口部と加湿された反応ガスを前記燃料電池スタックに流出させるための開口部とを有するケース蓋と、複数本の中空糸膜によって形成された中空糸膜束を収容するケース本体と、から構成されるとともに、ケース内部に防食処理が施されており、
    前記ケース蓋は、耐電食性を備えた金属材料からなり、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板として機能し、
    前記ケース蓋と前記ケース本体との間に絶縁性樹脂フィルムが挟まれていることを特徴とする中空糸膜モジュール。
  5. ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
    前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の中空糸膜モジュール。
  6. 前記ケース本体は、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなることを特徴とする請求項4又は5に記載の中空糸膜モジュール。
  7. 前記絶縁性樹脂フィルムは、前記排ガス及び前記反応ガスの流路をシールするシール部材を一体的に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の中空糸膜モジュール。
  8. 複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板と、
    金属製のケースを有し、前記集電板を介して前記燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールと、
    を備える燃料電池において、
    前記中空糸膜モジュールは、前記集電板との間の積層面に絶縁性樹脂フィルムを備えたことを特徴とする燃料電池。
  9. 前記中空糸膜モジュールは、
    複数本の中空糸膜によって形成され、前記ケースに収容される中空糸膜束と、
    ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
    前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池。
  10. 前記ケースは、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなることを特徴とする請求項8又は9に記載の燃料電池。
  11. 複数の燃料電池セルが積層されて構成される燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックの積層方向に重ねられ、前記燃料電池スタックから排出される排ガスに含まれる水分を利用して、前記燃料スタックに供給される反応ガスを加湿する中空糸膜モジュールと、
    を備える燃料電池であって、
    前記中空糸膜モジュールは、金属製のケースを有し、
    前記ケースは、積層方向に2分割され、前記燃料電池スタックから排出された排ガスをケース内部に流入させるための開口部と加湿された反応ガスを前記燃料電池スタックに流出させるための開口部とを有するケース蓋と、複数本の中空糸膜によって形成された中空糸膜束を収容するケース本体と、から構成されるとともに、ケース内部に防食処理が施されており、
    前記ケース蓋は、耐電食性を備えた金属材料からなり、前記燃料電池スタックで発生した電流を捕集して外部への電力供給を可能にする集電板として機能し、
    前記ケース蓋と前記ケース本体との間に絶縁性樹脂フィルムが挟まれていることを特徴とする燃料電池。
  12. 前記中空糸膜モジュールは、
    ケース内壁と前記中空糸膜間との間に充填された液状接着剤が硬化することによって形成される、前記中空糸膜束を前記ケース内に封止固定する中空糸膜束固定部と、
    前記複数本の中空糸膜を結束する結束部であって、結束部端面において前記中空糸膜の中空内部を開口し、かつ、前記液状接着剤が前記結束部端面側に流出するのを防止する結束部と、
    を備えることを特徴とする請求項11に記載の燃料電池。
  13. 前記ケース本体は、アルミニウム、マグネシウム、もしくはそれらの合金からなることを特徴とする請求項11又は12に記載の燃料電池。
  14. 前記絶縁性樹脂フィルムは、前記排ガス及び前記反応ガスの流路をシールするシール部
    材を一体的に備えることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の燃料電池。
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