JP2008008724A - 電流検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧検出抵抗における電圧降下分を効果的に検出する。
【解決手段】電流検出抵抗Rsの上側電圧と下側電圧が第1および第2スイッチS1,S2を介しメインキャパシタCiの一端に供給される。メインキャパシタCiの他端には、第3スイッチS3を介し、基準電圧VREFが供給される。メインキャパシタCiの他端の電圧がオペアンプOPの負入力端に入力され、この正入力端には基準電圧VREFが入力される。第1および第3スイッチS1,S3をオン、第2スイッチをオフしている状態において、メインキャパシタCiに下側電圧と基準電圧の差に相当する電圧を充電し、第1および第3スイッチS1,S3をオフ、第2スイッチS2をオンしている状態において上側電圧と下側電圧の差と、基準電圧VREFの和に相当する電圧を第1キャパシタの他端に得、この電圧からオペアンプOPで基準電圧VREFを減算することで、電流検出抵抗Rsの両端電圧の差を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】電流検出抵抗Rsの上側電圧と下側電圧が第1および第2スイッチS1,S2を介しメインキャパシタCiの一端に供給される。メインキャパシタCiの他端には、第3スイッチS3を介し、基準電圧VREFが供給される。メインキャパシタCiの他端の電圧がオペアンプOPの負入力端に入力され、この正入力端には基準電圧VREFが入力される。第1および第3スイッチS1,S3をオン、第2スイッチをオフしている状態において、メインキャパシタCiに下側電圧と基準電圧の差に相当する電圧を充電し、第1および第3スイッチS1,S3をオフ、第2スイッチS2をオンしている状態において上側電圧と下側電圧の差と、基準電圧VREFの和に相当する電圧を第1キャパシタの他端に得、この電圧からオペアンプOPで基準電圧VREFを減算することで、電流検出抵抗Rsの両端電圧の差を検出する。
【選択図】図1
Description
電流検出抵抗に流れる電流を前記電流検出抵抗の両端電圧の差で検出する電流検出回路に関する。
従来より、電流経路に電流検出抵抗を配置し、電流検出抵抗に流れる電流を前記電流検出抵抗の両端電圧の差で検出する電流検出回路が知られている。このような回路では、電流検出抵抗の抵抗値をできるだけ小さくして、ここでの電圧降下をなるべく小さくすることが望まれる。一方、電流検出抵抗における電圧降下が小さくなると、これを検出することが難しくなり、特に微小電流を検出しようとすると、非常に小さな電圧差を検出しなければならず、電流検出が困難であった。
特許文献1では、電流検出抵抗の両端の電圧差をオペアンプで、増幅し、比較的小さな電圧差を取り出すことを提案している。
ここで、オペアンプを利用した場合には、その増幅率を決定するための抵抗による雑音などが生じ、電流検出の精度が悪化する。すなわち、抵抗は熱雑音を発生させることが知られており、その熱雑音の発生量は、Vn2=4・k・T・B・Rである。ここで、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、Bは周波数帯域幅、Rは抵抗値である。また、オペアンプは、その出力にオフセット電圧やノイズが発生し、これによっても電流検出の精度が悪化する。
電流検出抵抗における電圧降下が大きくなるように電流検出抵抗の抵抗値を大きくすれば、電流検出の精度を上昇できるが、それだけロスが大きくなってしまう。例えば、携帯機器の電池電流の検出などでは、電池の能力を生かすために、電流検出抵抗をなるべく小さくしたいという要求がある。このように、電流検出抵抗における電圧降下をなるべく小さくし、かつ電流検出精度を上昇したいという要望がある。
本発明は、電流検出抵抗に流れる電流を前記電流検出抵抗の両端電圧の差で検出する電流検出回路であって、前記電流検出抵抗の上側電圧と下側電圧が第1および第2スイッチを介し一端に供給される第1キャパシタと、基準電圧を第1キャパシタの他端に供給するか否かを切り換える第3スイッチと、第1キャパシタの他端の電圧に対応する電圧が負入力端に入力され、正入力端に基準電圧が入力され、両者の差を得るオペアンプと、を有し、第1および第3スイッチをオン、第2スイッチをオフしている状態において、第1キャパシタに下側電圧と基準電圧の差に相当する電圧を充電し、第1および第3スイッチをオフ、第2スイッチをオンしている状態において上側電圧と下側電圧の差と、基準電圧の和に相当する電圧を第1キャパシタの他端に得、この電圧からオペアンプで基準電圧を減算することで、電流検出抵抗の両端電圧の差を検出することを特徴する。
また、前記第1キャパシタの他端と前記オペアンプの負入力端の間に配置された第2キャパシタと、オペアンプの出力と、オペアンプの負入力端に接続するかを切り換える第4スイッチと、をさらに含み、第4スイッチを第1スイッチと同じようにオンオフし、第4スイッチをオンしている状態で、オペアンプのオフセット分の電圧を第2キャパシタに充電しておき、第4スイッチをオフした状態で、第1キャパシタの他端の電圧にオペアンプのオフセット分を加算してオペアンプの負入力端に入力することで、オペアンプの出力におけるオフセットを補償することが好適である。
また、第1キャパシタの他端に一端が接続された第3キャパシタと、この第3キャパシタの他端に一端が接続され、他端がオペアンプの出力に接続された第5スイッチと、をさらに含み、前記第5スイッチをオンした状態で前記第3キャパシタに電流検出抵抗における電圧降下分に対応した電荷を複数回蓄積することで、電流検出抵抗における電圧降下分に対応した電荷に対するオペアンプの入力換算ノイズを入力換算ノイズの割合を減少しながら積分した出力を得ることが好適である。
また、前記第1キャパシタの他端と前記オペアンプの負入力端との間に配置され、第1キャパシタの他端の電圧に対応する電圧が負入力端に入力されるか否かを制御する第6スイッチをさらに有し、第6スイッチは、第3スイッチがオンの時にオフし、オフの時にオンすることが好適である。
また、前記第6スイッチと前記オペアンプの負入力端の間に配置された第2キャパシタと、オペアンプの出力と、オペアンプの負入力端に接続するかを切り換える第4スイッチと、前記第6スイッチと前記第2キャパシタの接続部に基準電圧を供給するか否かを切り換える第8スイッチと、をさらに含み、第6スイッチをオフしている状態で前記第4スイッチをオンすることで、オペアンプのオフセット分の電圧を第2キャパシタに充電しておき、第4スイッチをオフした状態で、第1キャパシタの他端の電圧にオペアンプのオフセット分を加算してオペアンプの負入力端に入力することで、オペアンプの出力におけるオフセットを補償することが好適である。
本発明によれば、スイッチトキャパシタを利用して、電流検出抵抗における電圧降下分をオペアンプへ入力することができる。そこで、抵抗における熱雑音の影響を受けずに電流検出を行うことができる。
また、オペアンプのオフセット電圧をキャンセルことで、検出精度を向上することができる。
さらに、電流検出抵抗における電圧降下分を積分することで、ノイズ分についての割合を減少しながら対象となる電圧降下分を加算することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1、2に、実施形態に係る電流検出回路の構成を示す。図1はスイッチについての第1の状態を示し、図2はスイッチについての第2の状態を示している。
この電流検出回路は、例えば携帯機器の電池電流を検出するものであり、数100μV程度の電圧を効果的に検出する。
電流検出抵抗Rsに検出対象となる電流Iが流れる。電流検出抵抗Rsの抵抗値がRsであれば、検出対象となるこの電流検出抵抗Rsにおける電圧降下(両端の電圧差)は、Rs・Iとなる。
電流検出抵抗Rsは、IC(半導体集積回路)に対し外付けされており、電流検出抵抗Rsの下側は第1端子CA1に接続され、上側は第2端子CA2に接続される。第1端子CA1は、第1スイッチS1を介し、第2端子CA2は第2スイッチS2を介し、メインキャパシタ(第1キャパシタ)Ciの一端に接続されている。
メインキャパシタCiの他端には、第3スイッチS3を介し、基準電圧VREFの基準電源VREFが接続されている。また、メインキャパシタCiの他端には、オフセット補償用キャパシタ(第2キャパシタ)Coffの一端に接続され、このオフセット補償用キャパシタCoffの他端は、オペアンプOPの負入力端(−)に接続されている。また、オペアンプOPの正入力端(+)には、基準電源VREFが接続され、さらにオペアンプOPの出力端と負入力端は第4スイッチS4を介し接続されている。
さらに、メインキャパシタCiとオフセット補償用キャパシタCoffの接続点には積分キャパシタ(第3キャパシタ)Cfの一端が接続され、この積分キャパシタCfの他端は第5スイッチS5の一端が接続されている。そして、第5スイッチS5の他端がオペアンプOPの出力端に接続されている。なお、検出信号VOはオペアンプOPに得られる。
このような構成において、第1、第4スイッチS1,S4の組と、第2、第3、第5スイッチの組が相補的にオンオフされる。図1には、第1、第4スイッチS1,S4がオンし、第2,第3,第5スイッチS2,S3,S5がオフしている第1の状態、図2には第1、第4スイッチS1,S4がオフし、第2,第3,第5スイッチS2,S3,S5がオンしている第2の状態が示してある。
本実施形態では、このような第1の状態と、第2の状態とを交互に繰り返す。そこで、この際の作用について、以下に説明する。
まず、第1の状態において、電流検出抵抗の下側電圧VCA1がメインキャパシタCiの一端に供給され、メインキャパシタCiの他端には、基準電圧VREFが供給されている。従って、メインキャパシタCiには、Qi1=(VCA1−VREF)/Ciが蓄積される。
一方、第4スイッチS4がオンしており、オペアンプOPの出力端は、負入力端に短絡され、正入力端には基準電圧VREFが入力されている。従って、オペアンプOPの出力は、VREFとなるはずであるが、オペアンプOPの出力端はオフセット電圧分Voffが加算された電圧VREF+Voffとなり、負入力端も同じ電圧になる。オフセット補償用キャパシタCoffのメインキャパシタCiと接続される側は、基準電圧VREFが供給されているため、オフセット補償用キャパシタCoffにはQoff=Voff/Coffの電荷が蓄積される。
次に、第2の状態になると、第2スイッチS2、第3スイッチS3はオフされ、オフセット補償用キャパシタCoffに蓄積された電荷Qoffは、放電ルートがないため、そのまま維持される。従って、オフセット補償用キャパシタCoffのメインキャパシタCi側の端子に電圧が印加されると、その電圧はオフセット電圧Voffが充電されているオフセット補償用キャパシタCoffを介しオペアンプOPの負入力端に印加されるため、オフセット電圧が除去されたオペアンプOPの負入力端と見なすことができる。
また、第2の状態において、メインキャパシタCiの一端には電流検出抵抗の上側電圧VCA2が供給される。従って、このときにメインキャパシタCiに蓄積される電荷は、Qi2=Qi1=(VCA2−VREF)/Ciとなる。この場合、メインキャパシタCiの蓄積電荷量の差であるQi1−Qi2は、積分キャパシタCf以外に放電ルートがないため、積分キャパシタCfに放電される。このため、積分キャパシタCfの両端には、(VCA1−VCA2)・Ci/Cf+Vn・Ci/Cfの電圧が発生する。
そして、上述のような第1の状態から第2の状態の切換をn回行うと、積分キャパシタCfの両端には、(VCA1−VCA2)・n・Ci/Cf+Vn・√n・Ci/Cfの電圧が発生することになる。すなわち、電流検出抵抗Rsの両端の電圧差(電圧降下)である(VCA1−VCA2)Ci/Cfは、n倍に増幅されるが、オペアンプOPのノイズVnは√n・Ci/Cfだけ増幅される。従って、オペアンプOPにより増幅された出力VOについては、そのS/N比が√n倍改善されたことになる。これは、検出対象である電圧降下(VCA1−VCA2)は、一定の信号であり、そのまま加算されるが、ノイズVnはその位相がランダムであり、相乗加算されるからである。
このようにして、本実施形態によれば、キャパシタを利用して電圧を輸送するスイッチとキャパシタ回路を用いて電流検出抵抗Rsの両端電圧を抵抗の熱雑音の影響を受けることなく検出することができる。また、オフセット補償用キャパシタCoffにオフセット電圧Voffを蓄積することで、オペアンプOPの出力におけるオフセット電圧Voffをキャンセルすることができる。さらに、積分キャパシタCfにより電流検出抵抗Rsにおける電圧降下をn回に積分することで、S/N比を改善して出力をn倍に増幅することができる。
「その他の構成」
上述の実施例では、オフセット補償用キャパシタCoff、第4スイッチS4、積分キャパシタCf、第5スイッチS5を設けたが、これらは必ずしも設ける必要はない。
上述の実施例では、オフセット補償用キャパシタCoff、第4スイッチS4、積分キャパシタCf、第5スイッチS5を設けたが、これらは必ずしも設ける必要はない。
例えば、オフセット補償用キャパシタCoffを設けずにメインキャパシタCiの第3スイッチS3が接続される端子をそのままオペアンプOPの負入力端に接続し、第4スイッチS4が配置されるオペアンプOPの出力端と負入力端を結ぶ経路を削除し、かつ積分キャパシタCf、第5スイッチS5を設けた経路を削除する。
この場合、第1の状態において、メインキャパシタCiの一端はVCA1となり、他端はVREFとなる。そして、第1の状態から第2の状態に写ると、メインキャパシタCiの一端はVCA2に変化し、従って、メインキャパシタCiの他端はVREF+(VCA2−VCA1)となり、オペアンプOPの出力に(VCA2−VCA1)が得られる。ただし、オペアンプOPのオフセット分Voffのキャンセルはできない。
また、積分キャパシタCf、第5スイッチS5を設けた経路を削除し、オフセット補償のためのオフセット補償用キャパシタCoff、第4スイッチS4を設けた場合には、上述のように、第1の状態でオフセット補償用キャパシタCoffにオフセット電圧Voffが蓄積されるため、第2の状態において、メインキャパシタCiの他端がVREF+(VCA2−VCA1)となった場合に、オペアンプOPの出力において、オフセット電圧Voffをキャンセルすることができる。
さらに、オフセット補償用キャパシタCoff、第4スイッチS4を省略し、積分キャパシタCf、第5スイッチS5を設けた場合には、オフセットのキャンセルはできないが、上述したように出力を積分することができる。
図3〜5には、本実施形態の変形例について示してある。この変形例では、第6スイッチS6が追加されると共に、第3スイッチに代えて、第7スイッチS7、第8スイッチS8が設けられている。すなわち、メインキャパシタCiの第1スイッチS1、第2スイッチS2と接続されていない他端は、第6スイッチS6を介しオフセット補償用キャパシタCoffに接続される。また、第6スイッチの接続部の両端は、第7スイッチS7および第8スイッチS8により基準電源VREFに接続される。また、積分キャパシタCfの一端は、第6スイッチS6と、オフセット補償用キャパシタCoffの接続部に接続されている。なお、機能的には、第7スイッチS7が、第3スイッチS3のメインキャパシタCiへの電荷蓄積用で、第8スイッチS8が第3スイッチにおけるオフセット補償用キャパシタCoff充電用に該当する。
この変形例においては、まず図3(第1の状態)に示すように、第5および第6スイッチS5、S6をオフ、第8および第4スイッチS8、S4をオンする。これによって、オペアンプOPの出力端は、負入力端に短絡され、正入力端には基準電圧VREFが入力され、オペアンプOPの出力は、VREF+Voffとなり、負入力端も同じ電圧になる。一方、オフセット補償用キャパシタCoffのメインキャパシタCi側には、基準電圧VREFが供給されているため、オフセット補償用キャパシタCoffにはQoff=Voff/Coffの電荷が蓄積される。
なお、図3においては、第2スイッチS2をオン、第7スイッチS7をオンしており、メインコンデンサCiには、電圧VCA2と基準電圧VREFの差の電圧が充電される。しかし、第2および第7スイッチS2、S7はオフしておいてもよい。
次に、図4(第2の状態)に示すように、第2および第7スイッチS2、S7をオン、第8および第4スイッチS8、S4をオフする。これによって、メインコンデンサCiには、電圧VCA2と基準電圧VREFの差の電圧が充電され、(VCA2−VREF)/Ciの電荷が蓄積される。なお、図4においては、以後の動作を容易にするために、第5スイッチS5をオンしたが、オフのままでもよい。
次に、図5(第3の状態)に示すように、第2、第5および第6スイッチS1,S5,S6をオンし、第2および第7スイッチS2,S7をオフする。これによって、図4の状態におけるメインキャパシタCiに蓄積された電荷と、図5の状態におけるメインキャパシタCiに蓄積された電荷の差である(VCA2−VCA1)×Ciの電荷が積分キャパシタCfに蓄積される。
従って、図4の状態(第2の状態)と、図5の状態(第3の状態)とをn回繰り返すことで、VCA1と、VCA2の電位差はn倍され、これが出力に得られる。
ここで、この例では、第2の状態および第3の状態では、第3および第4スイッチS3,S4をオン、第5スイッチS5はオフのままとしてある。従って、n回の積分をより安定して行える。また、オペアンプOPのオフセット電圧をオフセット補償用キャパシタCoffに充電する工程を1回行った後で、VCA1と、VCA2の電位差は積分するため、全体動作が安定する。
CA1 第1端子、CA2 第2端子、Cf 積分キャパシタ、Ci メインキャパシタ、Coff オフセット補償用キャパシタ、OP オペアンプ、Rs 電流検出抵抗、S1 第1スイッチ、S2 第2スイッチ、S3 第3スイッチ、S4 第4スイッチ、S5 第5スイッチ、S6 第6スイッチ、S7 第7スイッチ、S8 第8スイッチ。
Claims (6)
- 電流検出抵抗に流れる電流を前記電流検出抵抗の両端電圧の差で検出する電流検出回路であって、
前記電流検出抵抗の上側電圧と下側電圧が第1および第2スイッチを介し一端に供給される第1キャパシタと、
基準電圧を第1キャパシタの他端に供給するか否かを切り換える第3スイッチと、
第1キャパシタの他端の電圧に対応する電圧が負入力端に入力され、正入力端に基準電圧が入力され、両者の差を得るオペアンプと、
を有し、
第1および第3スイッチをオン、第2スイッチをオフしている状態において、第1キャパシタに下側電圧と基準電圧の差に相当する電圧を充電し、第1および第3スイッチをオフ、第2スイッチをオンしている状態において上側電圧と下側電圧の差と、基準電圧の和に相当する電圧を第1キャパシタの他端に得、この電圧からオペアンプで基準電圧を減算することで、電流検出抵抗の両端電圧の差を検出することを特徴する電流検出回路。 - 請求項1に記載の電流検出回路において、
前記第1キャパシタの他端と前記オペアンプの負入力端の間に配置された第2キャパシタと、
オペアンプの出力と、オペアンプの負入力端に接続するかを切り換える第4スイッチと、
をさらに含み、
第4スイッチを第1スイッチと同じようにオンオフし、第4スイッチをオンしている状態で、オペアンプのオフセット分の電圧を第2キャパシタに充電しておき、第4スイッチをオフした状態で、第1キャパシタの他端の電圧にオペアンプのオフセット分を加算してオペアンプの負入力端に入力することで、オペアンプの出力におけるオフセットを補償することを特徴とする電流検出回路。 - 請求項1または2に記載の電流検出回路において、
第1キャパシタの他端に一端が接続された第3キャパシタと、
この第3キャパシタの他端に一端が接続され、他端がオペアンプの出力に接続された第5スイッチと、
をさらに含み、
前記第5スイッチをオンした状態で前記第3キャパシタに電流検出抵抗における電圧降下分に対応した電荷を複数回蓄積することで、電流検出抵抗における電圧降下分に対応した電荷に対するオペアンプの入力換算ノイズを入力換算ノイズの割合を減少しながら積分した出力を得ることを特徴とする電流検出回路。 - 請求項1に記載の電流検出回路において、
前記第1キャパシタの他端と前記オペアンプの負入力端との間に配置され、第1キャパシタの他端の電圧に対応する電圧が負入力端に入力されるか否かを制御する第6スイッチをさらに有し、
第6スイッチは、第3スイッチがオンの時にオフし、オフの時にオンすることを特徴とする電流検出回路。 - 請求項4に記載の電流検出回路において、
前記第6スイッチと前記オペアンプの負入力端の間に配置された第2キャパシタと、
オペアンプの出力と、オペアンプの負入力端に接続するかを切り換える第4スイッチと、
前記第6スイッチと前記第2キャパシタの接続部に基準電圧を供給するか否かを切り換える第8スイッチと、
をさらに含み、
第6スイッチをオフしている状態で前記第4スイッチをオンすることで、オペアンプのオフセット分の電圧を第2キャパシタに充電しておき、第4スイッチをオフした状態で、第1キャパシタの他端の電圧にオペアンプのオフセット分を加算してオペアンプの負入力端に入力することで、オペアンプの出力におけるオフセットを補償することを特徴とする電流検出回路。 - 請求項5に記載の電流検出回路において、
第6スイッチと第2キャパシタの接続部に一端が接続された第3キャパシタと、
この第3キャパシタの他端に一端が接続され、他端がオペアンプの出力に接続された第5スイッチと、
をさらに含み、
前記第5スイッチをオンした状態で前記第3キャパシタに電流検出抵抗における電圧降下分に対応した電荷を複数回蓄積することで、電流検出抵抗における電圧降下分に対応した電荷に対するオペアンプの入力換算ノイズを入力換算ノイズの割合を減少しながら積分した出力を得ることを特徴とする電流検出回路。
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