JP5685102B2 - チャージアンプ - Google Patents

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Description

本発明は、圧電型センサ、特に水晶等の単結晶を用いた圧電型フォースセンサからの、高インピーダンスの電荷信号を、低インピーダンスの電圧信号に変換する回路に関する。
従来、機械的に作用する負荷の大きさに比例して電荷を発生する圧電センサ(電荷発生型のセンサ)は、力の計測等に使用されてきた。この電荷発生型のセンサからの信号は、一般にチャージアンプと呼称される電荷信号変換アンプを用いて電荷を電圧信号に変換する。逆位相で無限大のゲインを持つアンプの入出力間に帰還コンデンサ(積分コンデンサ)を設けた電荷信号変換アンプが多用されている。このように、圧電センサから出力される電荷信号は、チャージアンプによって電圧信号に変換され、その後各種信号処理され利用されてきた。
従来のチャージアンプは図3に示された回路により提供されている。INPUT端子12より入力された電荷信号は、オペアンプ2の反転入力端3とチャージアンプ出力端子6間に接続された積分コンデンサ7に充電され、積分コンデンサの電圧、すなわち電荷の積分コンデンサによる商値により求められた電圧をチャージアンプ出力端子6から出力される。
通常、オペアンプ2の入力端3には漏れ電流やオフセット電流があり、これが積分コンデンサ7に充電され、動作時間やオペアンプ2を繰り返し動作させることでチャージアンプ出力端子6の電圧は初期値から離れ、変動する。これを「ドリフト」と言う。
そのままの状態で測定を開始すると、この「ドリフト」が測定の誤差となってしまう。
このため測定開始前に、スイッチ8を閉じて積分コンデンサの両端を短絡し、充電された「ドリフト」分の電荷をゼロにリセットする、いわゆるオフセット分を除去するリセット回路、ないし、ディスチャージ手段が必要となる。
その上で、スイッチ8を開き、測定を開始することとなる。
より詳細に説明する。
圧電型センサ、特に水晶等の単結晶を用いた圧電型フォースセンサからの出力を計測動作中、オフセット除去を目的とした「リセット」用のスイッチ8が用いられている。増幅器(オペアンプ3)の出力電圧が加わると、このスイッチ8についても端子間の抵抗が低いと接点間に電流が流れ、その結果オペアンプ3の入力に流れ込んで出力に影響を与え、測定の誤差になる。また、圧電型センサからの信号測定を定期的に繰り返したり、ある特定のタイミングで自動的に測定したりする場合、「ドリフト」をリセットするスイッチ8の動作指令が必要で、通常は装置外部から電気的に制御することが必要になる。
スイッチ8は通常電磁式リレーが使用されている。電磁式リレーの場合、接点間は機械的に離れているため、接点間の漏れ電流は極めて少なく、信号に影響を与えることは非常に少ない。一方、電磁式リレーの接点は機械式のため、長期あるいは頻繁な動作の繰り返しによって、接点が損傷し、耐久性に劣るという欠点がある。
また、電磁式リレー以外に外部から電気的制御が可能なスイッチには、半導体式アナログスイッチがある。半導体式アナログスイッチは、半導体の導通状態の変化によって機械的なスイッチと同じ機能を果たすものである。
半導体式アナログスイッチは機械的な接点がないため、耐久性に優れる特徴があるが、逆に接点間の漏れ電流が多いという欠点がある。半導体式アナログスイッチに電圧が加わると漏れ電流が流れ、オペアンプ3の入力に流れ込みドリフトが大きくなる。
電磁式リレーあるいは半導体式アナログスイッチで、耐久性に優れ、漏れ電流の少ないチャージアンプのリセット回路を得ることは困難である。
他方、これらのリセット手段を提供する方法としては、特許文献1ないし4が知られている。
特許文献1によれば、センサなどが出力するアナログ信号を処理するスイッチト・キャパシタ回路、およびそれを搭載した信号処理回路に関するものである。アナログスイッチに発生する熱雑音を低減するための手段であり、同文献の図3の回路では、従来の回路と比較して容量の数を低減し、容量に電圧をサンプルする回数を低減することにより、アナログスイッチの抵抗成分と容量から発生する熱ノイズを低減しているものである。したがって、アナログスイッチの漏れ電流によるドリフトを減少させる考案ではない。
特許文献2によれば、チャージアンプ回路およびチャージアンプ補正方法に係り、特に、微弱な信号を増幅するためのチャージアンプ回路およびチャージアンプ補正方法に関するものである。それによれば、チャージインジェクション現象によりチャージ用コンデンサに電荷が蓄積することを確実に抑制し、増幅回路から適正な増幅信号を出力させることが可能なチャージアンプ回路およびチャージアンプ補正方法を提供することを挙げている。
具体的には、チャージインジェクション補正回路6の補正信号印加手段8から補正用コンデンサ7に印加する補正信号Scの印加により補正用コンデンサ7の両電極間にかかる電圧を、電荷リセット用スイッチ4をオン/オフさせるために電荷リセット用スイッチ4に印加される電荷リセット信号Srとは正負が逆の電圧とした(102)。
このように、同文献2は、電荷リセット用スイッチ4に印加される電荷リセット信号と、電荷リセット用スイッチ4の寄生容量によって発生する電圧によって電荷が蓄積するチャージインジェクション現象を抑制することを目的としている。このため、補正用スイッチと補正用コンデンサを設け、補正用スイッチの寄生容量によって発生した電圧が、補正用コンデンサによって位相反転させ、これをチャージアンプの入力に加えることで、チャージアンプのチャージインジェクション現象を補正している。電荷リセット用スイッチの端子間の漏れ電流によるドリフトを減少させる考案ではない。
特許文献3によれば、容量式のセンシング部から送られる容量で示された検出信号を電圧値にC−V変換するチャージアンプ回路を備えた容量式物理量センサのセンサ回路に関するものである。この文献3の図1によれば、オペアンプ41の反転入力端子と出力端子との間に接続されるコンデンサ42に対し、スイッチ49を並列接続し、このスイッチ49をONさせることで、オペアンプ41にてバッファ回路が構成される構造としている。動作は、電源投入直後に、まずスイッチ49をONさせると共に、MOS抵抗43を低抵抗状態にし、電源の電圧が第1のしきい値Vref1を超え、かつ、昇圧電源の電圧が第2しきい値Vref2を超えたときに、スイッチ49をOFFし、その後、MOS抵抗43を低抵抗状態から高抵抗状態に切替える。これにより、チャージアンプ回路22、31、32の出力が安定するまでの時間を短縮化することが可能となることを企図している。
考え方として、チャージアンプ回路にはフィードバック抵抗が必要になるが、この抵抗にMOS抵抗を用い、このMOS抵抗の抵抗値を、電源立ち上げ初期には低抵抗となるように制御し、動作時には高抵抗となるように制御することで、回路の電源立ち上がり時にチャージアンプが安定動作するまでの時間を短くしている。課題として、MOS抵抗を低抵抗に制御しても、抵抗値は数MΩ程度あり、安定動作するまでの時間の短縮には限界があった。
これに対し同文献3は、積分コンデンサを短絡するスイッチを設け、電源立ち上がり初期は、短絡スイッチをONし、電源電圧があるしきい値を越えた段階で短絡スイッチをOFFし、次のしきい値を越えたところでMOS抵抗を低抵抗から高抵抗に制御することにより、電源立ち上がり時にチャージアンプが安定化するまでの時間を短縮している。
しかしながら、電荷リセット用スイッチの漏れ電流によるドリフトを低減するための考案ではない。
特許文献4によれば、チャージアンプ回路に付属するオペアンプにリセット用ループ回路を使用している。具体的には、リセット回路の漏れ電流を最小とするために、リセット用スイッチの代わりに、逆方向に並列接続したダイオードペア回路を含む、オペアンプによるフィードバックループを用いている。チャージアンプの動作時、(1)リセット用スイッチがOFFとなったときは、ダイオードの抵抗は極めて高く、チャージアンプの入力への漏れ電流はほとんどない。(2)リセット動作時となったときは、チャージアンプのオペアンプとフィードバックループのオペアンプは、チャージアンプの入出力が0Vとなるように動作し、積分コンデンサをリセットする動作と等価の動作となり、その際のダイオードの抵抗は実質的に0となる。
この同文献4は、リセットスイッチの漏れ電流の影響を低減するための、逆方向に並列接続したダイオードペア回路の追加を考案としている。
しかしながら、上記各文献にはそれぞれ次の解決課題があった。
例えば、特許文献1では、オペアンプに付設する回路手段との間での課題解決であり、ディスチャージする手段としての解決策は与えられていない課題があった。
特許文献1は、アナログスイッチおよび積分コンデンサにより発生する熱雑音を低減するための手段であり、リセット回路の漏れ電流によるドリフトを低減する方策ではない。
特許文献2では、チャージ用コンデンサに電荷が蓄積することを確実に抑制する方法を提供するだけで、ディスチャージする手段としては信頼性において課題が残る。
特許文献2は、リセットスイッチの寄生容量とリセット信号によって発生する電圧を低減する手段であり、やはりリセットスイッチの漏れ電流によるドリフトを低減する手段ではない。
特許文献3では、オペアンプに並列接続の積分コンデンサをディスチャージする手段を用いていない。そこに高抵抗のMOS抵抗を用いていることでジャイロセンサ固有の解決手段を提供するに止まりいわゆるオフセット解決には課題が残る。
積分コンデンサに並列に接続したMOS抵抗によるフィードバック回路を持つチャージアンプにおいて、リセットスイッチを追加して、電源立ち上がり時のチャージアンプの安定化までの時間を短縮する考案であり、リセットスイッチの漏れ電流によるドリフトを低減する方策ではない。
特許文献4では、リセットスイッチの漏れ電流によるドリフトを低減するための方策の考案である。チャージアンプの出力から入力にオペアンプを使用してフィードバックするリセットスイッチ回路に、逆方向に並列接続したダイオードペア回路を追加することで、リセットスイッチの漏れ電流の影響を低減しており、解決策の一つである。極性の異なるダイオードを使用したもので、本発明とは異なる発明思想である。
特開2009−33634号公報 特開2008−294807号公報 特開2006−329665号公報 米国特許5252928号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであり、図3に示したスイッチ8に代わる、引用文献には無いチャージアンプを提供するものである。本発明は、電磁式リレーよりも漏れ電流の多い半導体式アナログスイッチをリセット回路に使用して、耐久性に優れた漏れ電流の少ないチャージアンプ回路により提供しようとするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、チャージアンプ出力端子6とオペアンプ2の入力端3には積分コンデンサ7を接続、同時にフォトMOSリレー18とフォトMOSリレー19直列接続、フォトMOSリレー20は前記リレー18と前記リレー19の接続点と接地点間に接続、前記リレー18は発光ダイオード25、前記リレー19は発光ダイオード24、前記リレー20は発光ダイオード21をそれぞれの制御用に設置、前記ダイオード21はリセット入力端28からNOTゲート27を経てNOTゲート26出力端に接続、前記ダイオード25は前記ダイオード24と直列に接続し、前記ダイオード25はNOTゲート27の出力端に接続、前記ダイオード21及び前記ダイオード24はそれぞれ抵抗を介して電源部29に接続された圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ1において、前記チャージアンプ1の装置電源ON時、前記ダイオード25、24は動作LED電流を超えることで前記リレー18、前記リレー19を閉として前記出力端子6の電圧をゼロにすることで前記積分コンデンサ7の残存電荷をゼロ、かつ、NOTゲート26の出力端はHIGHとなり前記リレー20は開のままのリセット状態とする手段、前記リレー18、前記リレー19は前記ダイオード25、24の電流遮断により開となり測定可能状態とする手段、前記オペアンプ2の入力端12に荷重が付加され前記出力端子6で荷重出力を測定する手段、前記荷重を外した測定終了時は前記NOTゲート27の出力端をLOWにし前記リレー18と前記リレー19を閉とすることでドリフト分に相当する電荷を放電処理する再リセット手段とを備えたことを特徴とする圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプにより提供される。
また、前記圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプのタイムチャートにおいて、前記チャージアンプ1の使用開始前(T0)は前記チャージアンプ1の出力で前記積分コンデンサ7の残存電荷が存在している状態、前記チャージアンプ1の電源ON時(T1)は前記リセットで前記チャージアンプ1の出力で残存電荷がゼロとなる状態、荷重出力の測定時(T2)は荷重に応じたチャージアンプ1による出力表示状態、荷重測定終了時(T3)はチャージアンプ1によるドリフト出力表示状態、再リセット時(T4)はチャージアンプ1によるドリフト出力がゼロとなる前記タイムチャートに沿った測定可能なことを特徴とする請求項1記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプにより提供される。
さらに、前記オペアンプ2の出力電圧が1V、前記オペアンプ2への入力バイアス電流が0.1pA、前記積分コンデンサ7の絶縁抵抗が1,000MΩ以上及びリレーの接点間絶縁抵抗が1000MΩ以上とし、前記オペアンプ2への前記入力バイアス電流をドリフト値評価方法で比較した結果、時間当たりの前記オペアンプ2の出力換算値で、前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(A)と前記積分コンデンサ7を通り前記オペアンプ2への入力バイアス電流(B)が1pA、前記リレーの接点間を通り前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(C)の合計値(D)が1.1pA以下であることを特徴とする前記請求項記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプにより効果的に提供される。
さらにまた、前記ドリフト値評価方法で比較した結果、時間当たりの前記オペアンプ2の出力換算値で、前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(A)が0.1pA、前記積分コンデンサ7を通り前記オペアンプ2の入力バイアス電流(B)が1pA、前記リレーの接点間を通り前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(C)が0pAであることを特徴とする前記請求項記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプにより効果的に提供される。
また、前記ドリフト値評価方法で比較した結果、前記オペアンプ2の出力電圧の変動(E)が1V当たり、1.1mV/secの時間変動であることを特徴とする前記記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプにより効果的に提供される。
さらに、前記荷重測定終了後の前記チャージアンプ1の使用再開時に前記リセット入力端子へのプラス電圧入力用電源投入プログラムによる再リセット手段を備えたことを特徴とする前記請求項のいずれか記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプにより効果的に提供される。
本発明によれば、前記発明が解決しようとする課題を解決した効果があり、極めてドリフト値を少なく押さえられたチャージアンプが提供できる。スイッチとして漏れ電流が電磁リレーより大きな半導体リレー(PhotoMOSリレー)を使用した場合でも優れた作用効果が得られることが確認された。また、スイッチとして、電磁リレーと半導体リレー(PhotoMOSリレー)との間でも半導体リレーが優位と判断できる。
この結果、前記した半導体リレーの特徴を生かすこととともに本発明の回路構成を選択することで極めて効果的なチャージアンプを提供できる。
図1は本発明のチャージアンプの回路図の基本構成である。 図2は本発明のチャージアンプの回路図の具体的な構成である。 図3は従来のアナログスイッチを用いたチャージアンプの回路図である。 図4はフォトMOSリレーを用いたチャージアンプの回路図である。 図5は本発明のチャージアンプにおけるタイミングチャートである。
以下、本発明を実施するための形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される構成、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施をするための形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。以下、本発明を図1ないし図5を用いて具体的に説明する。
図1は本発明の実施例1である。圧電型センサから出力される電荷信号の入力端子12から、チャージアンプ1によって電圧信号に変換され、その後各種信号処理されて、利用される。本発明のチャージアンプ1は図1に示された回路により提供される。
オペアンプ2の入力端4は接地5されている。オペアンプ2の入力端3と出力端子6間に積分コンデンサ7が並列接続されている。また、スイッチ[S1]8、スイッチ[S2]9は前記と同様に並列接続される。スイッチ[S1]8、スイッチ[S2]9の中間点はスイッチ[S3]10が接続され、その他端は接地11されている。
チャージアンプ1の入力端子12より入力された電荷信号はオペアンプ2の反転入力端3とチャージアンプ出力端子6間に接続された積分コンデンサ7に充電される。電荷信号は積分コンデンサによる商値により求められた電圧値として出力される。すなわち、電荷Q及び積分コンデンサ値CからV=Q/Cとして算出された電圧値はチャージアンプ出力端子6から出力される。
図2は本発明の実施例1についてスイッチ部分に改良を加えたもので、具体的な回路構成を示したものである。オペアンプ2として東芝製TC75S101F、積分コンデンサ7として積層セラミック製コンデンサ1000pF(村田製作所製GRM1882C2A102JA102JA01D)を使用した。オペアンプ2の入力端3と出力端子6間には積分コンデンサ7を並列接続させた。さらに、積分コンデンサ7とスイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19の2つを並列接続させた。
スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19の中間点にはさらにスイッチ[S3]20を接続させた。さらに、スイッチ[S3]20の他端は接地11させた。なお、スイッチ[S1]18は図1に示したスイッチ[S1]8に、スイッチ[S2]19はスイッチ[S2]9に、さらに、スイッチ[S3]20はスイッチ[S3]10にそれぞれ対応した関係となっている。
スイッチ[S1]、スイッチ[S2]、スイッチ[S3]等のスイッチ手段としては、フォトMOSリレー18、19、20によった。実施例では、フォトMOSリレーとして、パナソニック製AQS225R2Sを使用した。リレー18は発光ダイオード25、リレー19は発光ダイオード24、リレー20は発光ダイオード21により制御される。
ダイオード25、24は直列に接続し、さらに、ダイオード24の順方向側は抵抗23と直列に5ボルト電源部29に接続した。ダイオード25の逆方向側はリセット入力側27のNOTゲート[D1]出力端に接続され、NOTゲート[D1]入力端はゲート信号端28に接続されている。
他方ダイオード21の順方向側は抵抗22と直列に前記5ボルト電源部29に接続した。ダイオード21の逆方向側はリセット入力側27のNOTゲート[D2]出力端に接続した。NOTゲート[D2]入力端はNOTゲート[D1]の出力端に接続した。
なお、NOTゲート[D1]27、NOTゲート[D2]26としては、東芝社製TC7W14FKを使用した。
なお、本発明では、NOTゲート入力端電圧として0.8V以下の入力は論理値0[LOW]とし、3.5V以上で論理値1[HIGH]出力として、実際にはゼロ(0V)をLOW、5VをHIGHとして記載した。ただし、この数値に限定されない。将来的により両電圧の差異(禁止領域)が変動する動作が可能なこととなればそれに応じてLOW、HIGHの電圧値を選定できることはいうまでもない。
このように禁止領域をもつのは雑音のためだけでなく、一つの論理回路の出力に複数の論理回路の接続もあり、電圧降下しても論理が正常に働くことを前提としたことはいうまでもない。しかしながら、ファンアウト数にも限界が無いわけでなく、本発明の目的に沿ったNOTゲート[D1]27、NOTゲート[D2]26数を使用することが必須である。
つぎに、図1及び図2に基づき実施例1、2ついて説明する。
a.実施例1の回路動作[図1参照]
(1)チャージアンプ使用開始前の状態
積分コンデンサ7の両端と直列に接続されたスイッチ8、9は並列接続されている。他方スイッチ10は接地点11に接続され、他端はスイッチ8、9の接続端につながれている。
(2)チャージアンプのリセット時
スイッチ8、9は閉じられ、積分コンデンサ7にチャージ(充電)した電荷を放電してチャージアンプはリセットされる。このとき、スイッチ10は使用開始前の状態のまま、すなわち、開いている。
(3)チャージアンプ動作時
スイッチ8、9は図示しない制御手段で開いた状態とし、積分コンデンサ7に電荷がチャージされる。このとき、スイッチ10は図示しない制御手段で閉じられており、スイッチ8、9が開いた状態で、積分コンデンサ7はチャージがされていく。
(4)この状態では、オペアンプ2の出力電圧でスイッチ9への漏れ電流が流れるが、スイッチ10が図示しない制御手段で閉じられることで漏れ電流が接地点11側に流れ、オペアンプ2の入力端3へは流れ込まない。
(5)この結果、チャージアンプのリセット回路には半導体式アナログスイッチといった漏れ電流の多い装置も使用でき、漏れ電流の影響がほとんどなく、耐久性に優れたチャージアンプ回路が得られる。より具体的には、半導体式アナログスイッチの特質、すなわち、電磁式リレーの欠点である機械式接点を持たず、高速動作、応答が早い、消費電力、振動が無く、低コストといった多くの特徴を備えたチャージアンプが提供できる。
b.実施例2の回路動作[図2参照]
(1)チャージアンプ使用開始前の状態
積分コンデンサ7の両端と直列に接続されたスイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19は並列接続されている。
スイッチ[S3]20はスイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19の中間点に接続され、他端は接地11されている。この3つのスイッチはフォトMOSリレー18、19、20により、それぞれ発光ダイオード24、26及び21により開閉制御される。
(2)チャージアンプのリセット時
チャージアンプは図示しない装置電源を入力しリセットを開始する。
まず、リセット入力端子28からNOTゲート[D1]27入力端をHIGH(電圧5V)とする。このとき、NOTゲート[D1]27出力端はLOWとなり、それに接続されたダイオード25、それと直列接続のダイオード24の逆方向側もLOWとなる。他方、ダイオード25、ダイオード24の順方向側は抵抗23と直列に5ボルト電源部29に接続されているため、ダイオード25、ダイオード24に電流が流れる。このとき、ダイオード25、ダイオード24は動作LED電流を超えるとフォトMOSリレー18、19はONとなり、スイッチ[S1]18、スイッチ[S2]19は閉となる。これにより、積分コンデンサ7にチャージ(充電)した電荷を放電してリセットされる。
他方、ダイオード21の順方向側は抵抗22と直列に前記5ボルト電源部29に接続され、逆方向側はリセット入力側27のNOTゲート[D2]出力端に接続されている。また、NOTゲート[D2]入力端はNOTゲート[D1]27出力端に接続されている。この結果、NOTゲート[D2]26出力端はHIGHとなりダイオード21は動作LED電流を超えることができず、フォトMOSリレー20はOFFであり、スイッチ[S3]20は使用開始前の状態のまま、すなわち、開いている。
(3)チャージアンプ動作時
スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19は開いた状態にし、スイッチ[S3]20は閉じた状態にしてチャージアンプ動作状態に入り積分コンデンサ7にはチャージがされていく。
a.スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19を開くための処理
まず、リセット入力28への電圧をLOWとする(電圧0V)ことで、NOTゲート27入力端はLOW、出力端がHIGHとなる。ダイオード24、25の逆方向側もHIGHとなる。この結果、ダイオード24、25は動作LED電流を超えず、発光ダイオードは点灯しない。スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19は開いた状態となり、積分コンデンサ7にはチャージがされていく。
b.同時に、NOTゲート26の入力端はHIGH、出力端はLOWとなる。この結果、ダイオード21は動作LED電流を超え、発光ダイオードが点灯する。スイッチ[S3]20は閉じた状態となる。他方、スイッチ[S3]20は閉じた状態となるが、スイッチ[S1]18、スイッチ[S2]19は開いた状態となっているため、積分コンデンサ7のチャージには影響しない。
図4は本発明の他の実施例についての具体的な回路構成を示したものである。オペアンプ2として東芝製TC75S101F、積分コンデンサ7として積層セラミックコンデンサ1000pF(村田製作所製GRM1882C2A102JA102JA01D)を使用した点は実施例2と同様である。リセット入力用NOTゲートも実施例2と同様の素子を使用した。
積分コンデンサ7には並列にスイッチ13が接続されている。また、オペアンプ2の入力端3と出力端子6間に積分コンデンサ7と前記スイッチ13が並列接続されている。
実施例2と同様、スイッチ13は、フォトMOSリレー(パナソニック製AQS225R2S)を使用した。このリレー13は発光ダイオード15により制御される。ダイオード15、抵抗14は直列に5ボルト電源部に接続されている。ダイオード15の逆方向側はNOTゲート16からなるリセット入力16の出力端に接続されている。
a.実施例3の動作説明
(1)チャージアンプ使用開始前の状態
積分コンデンサ7の両端はフォトMOSリレーからなるスイッチ13と並列接続されている。このスイッチ13は発光ダイオード15により開閉制御される。
(2)チャージアンプのリセット時
チャージアンプは図示しない装置電源を入力しリセットを開始する。
まず、リセット入力端子17からNOTゲート16入力端をHIGH(電圧5V)する。このとき、NOTゲート16出力端はLOWとなり、それと直列接続のダイオード15の逆方向側もLOWとなる。他方、ダイオード15の順方向側は抵抗14と直列に5ボルト電源部29に接続されているため、ダイオード15に電流が流れる。このとき、ダイオード15は動作LED電流を超えるとフォトMOSリレー13はONとなり、スイッチ13は閉となる。これにより、積分コンデンサ7にチャージ(充電)した電荷を放電してリセットされる。
(3)チャージアンプ動作時
スイッチ13は開いた状態にしてチャージアンプ動作状態に入り積分コンデンサ7にはチャージがされていく。
スイッチ13を開くための処理としては、まず、リセット入力17への電圧をLOWとする(電圧0V)ことで、NOTゲート16入力端はLOW、出力端がHIGHとなる。ダイオード15の逆方向側もHIGHとなる。この結果、ダイオード15は動作LED電流を超えず、発光ダイオードは点灯しない。スイッチ13は開いた状態となり、積分コンデンサ7にはチャージがされていく。
(4)この状態で、オペアンプ2の出力電圧がスイッチ13に加わることで漏れ電流が流れてしまう。また、オペアンプ2の入力端3へ流れ込む。
(5)この結果、チャージアンプのリセット回路に、漏れ電流の多い半導体式アナログスイッチは使用しにくいことが後述する比較実験で確かめられた。
比較例
本発明の実施例と比較例につき、以下の実験を行った。
条件は次によった。
オペアンプ2の出力電圧を1Vであったと仮定し、
a. オペアンプの入力バイアス電流が0.1pA(Type)
b. 積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗が1,000MΩ以上
c. リレーの接点間絶縁抵抗:1,000MΩ以上(絶縁抵抗)(カタログ値より)
を条件にし、オペアンプへと流れ込む(流れ出る)電流で比較した。
比較としては、ドリフト値が低いことが評価されることから、下記A、B、C測定値を足し、時間当たりのオペアンプの出力に換算した。
A オペアンプの入力バイアス電流:pA(標準値)
B 積分コンデンサを通りオペアンプの−入力端に流れ込む電流 pA
C リレーの接点間を通りオペアンプの−入力端に流れ混む電流 pA
D A+B+C=合計D
E オペアンプの出力電圧(1V)の変動mV/sec
Figure 0005685102





















比較結果から本発明、特に、実施例2にあっては、極めてドリフト値が低く、使用したスイッチの性能によらない好結果が得られた。すなわち、スイッチとして半導体リレー(PhotoMOSリレー)を使用した比較としては、実施例2、実施例3での差異では12倍も実施例2が優れていたことが確認された。
また、スイッチとして、電磁リレーと半導体リレー(PhotoMOSリレー)との間でも約2倍も半導体リレーが優位と判断できた。
この結果、前記した半導体リレーの特徴を生かすこととともに本発明の回路構成を選択することで極めて効果的なチャージアンプを提供できることが理解できよう。
つぎに、図5を用いてチャージアンプに圧電型フォースセンサを接続した実施例2につきタイミングチャートを説明する。
図5で、横軸は時間、縦軸は荷重、チャージアンプ1の出力につきリセット回路の働きを図示したものである。
タイミングはT0からT4に至る動作として説明する。
時間T0:チャージアンプ使用開始前の状態
[1]チャージアンプ回路1に電源を入れる。リセットしていない場合には、通常、積分コンデンサ7に充電された電荷が残り、図の中段に示したチャージアンプ出力はドリフト等の出力が残っている状態が表れている。
時間T1:チャージアンプのリセット時
[2]リセット入力[D1]27入力端に電圧5Vを印加する。(図5下段でD1入力端子28に電圧5Vを加えている様子がパルス電圧で表示されている。)
[3]同時にD1の出力端がLOWとなり、PhotoMOSリレースイッチ18、19の発光ダイオード24、25に動作LED電流を超え、スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19が閉になる。
[4]チャージアンプ1の積分コンデンサ7に充電されていた電荷がスイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19を通ってゼロになり、チャージアンプ1の出力端子6の電圧もゼロにリセットされる。
[5]同時にNOTゲート[D2]26の出力端がHIGHとなり、PhotoMOSリレー20の発光ダイオード21には流れない。この結果、動作LED電流を超えず、スイッチ[S3]20は[開]のままで、積分コンデンサ7の放電には影響しない。
[6]リセット信号に示されているパルス幅間でリセット信号はLOW(入力の電圧をゼロ(0V)にする)となる。
[7]NOTゲート[D1]27の出力はHIGHとなり、PhotoMOSリレー18、19の発光ダイオード24、25の電流が遮断され(動作LED電流を超えない)、スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19は[開]となり、チャージアンプ1が動作状態になる。
[8]D2の出力はLOWとなり、PhotoMOSリレー20の発光ダイオード21に動作LED電流を超え、スイッチ[S3]20は閉となり、PhotoMOSリレー20の漏れ電流はスイッチ[S3]20を通り、接地点11へ流れて、チャージアンプ1の入力には影響しない。
時間T2:チャージアンプ動作時における圧電型フォースセンサ荷重測定
[9]図示しない圧電型フォースセンサに荷重[N]が加わる。
[10]圧電型フォースセンサからの荷重[N]に相当する電荷信号がチャージアンプ1の入力端子[IN]12に入力され、チャージアンプ1の出力端子6に電圧が発生する。
図5の上段にチャージアンプ出力端子6からフォースセンサ出力値、「荷重」波形として示されている。チャージアンプ1の出力端子6からは汎用の測定器手段で荷重による出力電圧を観測できる。
この間に、圧電型フォースセンサに荷重[N]は変化していないにも拘わらず、T2からT3への時間の経過に伴い、チャージアンプ入力の入力バイアス電流、積分コンデンサ7の漏れ電流等によるドリフトによって、チャージアンプ1の出力端子6には荷重当初の電圧から変動している様子が図5の中段で「ドリフト」として示されている。
時間T3:圧電型フォースセンサでの測定終了時
[11]圧電型フォースセンサから荷重[N]を除去する。
[12]チャージアンプ1の出力端子6には、荷重[N]に相当する分の出力だけ元に戻るが、ドリフト分(図5中段のドリフトとして矢印幅に相当、圧電型フォースセンサから荷重を除去したときには、チャージアンプ1の出力として出力ゼロからのずれとして表示)が残っている。これがオフセット電圧にもなってしまう。
時間T4:チャージアンプの再リセット時
[12]再度リセット信号でNOTゲート[D1]27の入力端をHIGHとする(入力に5V電圧印加)
[13]NOTゲートD1の出力端はLOWとなり、PhotoMOSリレー18、19の発光ダイオード24、25の電流は動作LED電流を超え、スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19が閉となり、チャージアンプに残っていたドリフト分に相当する電荷がスイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19を通して放電され、チャージアンプ1の出力がゼロ(0V)になる。
[14]他方、NOTゲートD2の出力はHIGHとなり、PhotoMOSリレー20の発光ダイオード21への電流は遮断され(動作LED電流を超えない)、スイッチ[S3]20は[開]となる。
[15]つぎにリセット信号28が[OFF]、すなわち、リセット信号28端子の電圧をゼロ(0V)にする。
[16]NOTゲートD1の出力端はHIGHとなり、PhotoMOSリレー18、19の発光ダイオード24、25の電流が遮断され(動作LED電流を超えない)、スイッチ[S1]18とスイッチ[S2]19は[開]となる。
[17]NOTゲートD2の出力はLOWとなり、PhotoMOSリレー20の発光ダイオード21に電流が動作LED電流を超え、スイッチ[S3]20が閉となる。
[18]これにより、チャージアンプ1が動作可能状態と復帰する。このように、再リセット手段を用いることでオフセット電圧をゼロに戻すことが可能となる。
再リセットのタイミングとしては、再度のチャージアンプの使用開始時にあっては、図示しない使用開始時にリセット入力端子への入力(例えば+5V)プログラムを用意しておくことができる。
1 チャージアンプ
2 オペアンプ
3 オペアンプ−入力端
4 オペアンプ+入力端
5 接地点
6 チャージアンプ出力端子
7 積分コンデンサ
8 スイッチS1
9 スイッチS2
10 スイッチS3
11 接地点
12 チャージアンプ入力端子
13 フォトMOSリレー
14 抵抗
15 発光ダイオード
16 NOTゲート
17 リセット入力端子
18 フォトMOSリレー
19 フォトMOSリレー
20 フォトMOSリレー
21 発光ダイオード
22 抵抗
23 抵抗
24 発光ダイオード
25 発光ダイオード
26 NOTゲート
27 NOTゲート
28 リセット入力端子
29 5V電源部










Claims (6)

  1. チャージアンプ出力端子6とオペアンプ2の入力端3には積分コンデンサ7を接続、同時にフォトMOSリレー18とフォトMOSリレー19直列接続、フォトMOSリレー20は前記リレー18と前記リレー19の接続点と接地点間に接続、前記リレー18は発光ダイオード25、前記リレー19は発光ダイオード24、前記リレー20は発光ダイオード21をそれぞれの制御用に設置、前記ダイオード21はリセット入力端28からNOTゲート27を経てNOTゲート26出力端に接続、前記ダイオード25は前記ダイオード24と直列に接続し、前記ダイオード25はNOTゲート27の出力端に接続、前記ダイオード21及び前記ダイオード24はそれぞれ抵抗を介して電源部29に接続された圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ1において、前記チャージアンプ1の装置電源ON時、前記ダイオード25、24は動作LED電流を超えることで前記リレー18、前記リレー19を閉として前記出力端子6の電圧をゼロにすることで前記積分コンデンサ7の残存電荷をゼロ、かつ、NOTゲート26の出力端はHIGHとなり前記リレー20は開のままのリセット状態とする手段、前記リレー18、前記リレー19は前記ダイオード25、24の電流遮断により開となり測定可能状態とする手段、前記オペアンプ2の入力端12に荷重が付加され前記出力端子6で荷重出力を測定する手段、前記荷重を外した測定終了時は前記NOTゲート27の出力端をLOWにし前記リレー18と前記リレー19を閉とすることでドリフト分に相当する電荷を放電処理する再リセット手段とを備えたことを特徴とする圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ
  2. 前記圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプのタイムチャートにおいて、前記チャージアンプ1の使用開始前(T0)は前記チャージアンプ1の出力で前記積分コンデンサ7の残存電荷が存在している状態、前記チャージアンプ1の電源ON時(T1)は前記リセットで前記チャージアンプ1の出力で残存電荷がゼロとなる状態、荷重出力の測定時(T2)は荷重に応じたチャージアンプ1による出力表示状態、荷重測定終了時(T3)はチャージアンプ1によるドリフト出力表示状態、再リセット時(T4)はチャージアンプ1によるドリフト出力がゼロとなる前記タイムチャートに沿った測定可能なことを特徴とする請求項1記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ。
  3. 前記オペアンプ2の出力電圧が1V、前記オペアンプ2への入力バイアス電流が0.1pA、前記積分コンデンサ7の絶縁抵抗が1,000MΩ以上及びリレーの接点間絶縁抵抗が1000MΩ以上とし、前記オペアンプ2への前記入力バイアス電流をドリフト値評価方法で比較した結果、時間当たりの前記オペアンプ2の出力換算値で、前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(A)と前記積分コンデンサ7を通り前記オペアンプ2への入力バイアス電流(B)が1pA、前記リレーの接点間を通り前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(C)の合計値(D)が1.1pA以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ。
  4. 前記ドリフト値評価方法で比較した結果、時間当たりの前記オペアンプ2の出力換算値で、前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(A)が0.1pA、前記積分コンデンサ7を通り前記オペアンプ2の入力バイアス電流(B)が1pA、前記リレーの接点間を通り前記オペアンプ2の前記入力バイアス電流(C)が0pAであることを特徴とする請求項1又は3記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ。
  5. 前記ドリフト値評価方法で比較した結果、前記オペアンプ2の出力電圧の変動(E)が1V当たり、1.1mV/secの時間変動であることを特徴とする請求項1又は4記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ。
  6. 前記荷重測定終了後の前記チャージアンプ1の使用再開時に前記リセット入力端子へのプラス電圧入力用電源投入プログラムによる再リセット手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の圧電型センサの電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプ。
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