JP6241989B2 - オフセットキャンセル回路及びこの回路を用いた信号検出回路 - Google Patents

オフセットキャンセル回路及びこの回路を用いた信号検出回路 Download PDF

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本発明は、オフセットキャンセル回路及びこの回路を用いた信号検出回路に関するものである。
従来のオフセットキャンセル回路は、図7に示されているように、増幅器100、オフセット電圧を保持するキャパシタ101、検出信号V101が入力される入力端子102、基準電圧REF101が入力される基準電圧入力端子103、スイッチ104−106、出力電圧V104が出力される出力端子107を有している。増幅器100は、キャパシタ101が接続された反転入力端子100aと、検出信号が入力される非反転入力端子100bとを有し、一般にMOSトランジスタのゲートが増幅器の入力端子になっている。この回路は、増幅器100の出力端子100cと反転入力端子100aとはスイッチ104により接続されて帰還経路を構成し、キャパシタ101の反転入力端子100aが接続された電極とは反対側の電極は、スイッチ105、106の一端に接続される。スイッチ105の他端は、出力端子107に接続され、また、増幅器100の出力端子100cに接続されている。スイッチ106の他端は、基準電圧入力端子103に接続されている。
この従来のオフセットキャンセル回路は、図9に記載されたタイムチャートに従って動作する。この動作は、オフセット電圧に応じた電位をキャパシタ101にチャージするモードとアナログ電位に応じた電圧のみを出力端子107から得るモードとの2つのモードを交互に行う。オフセットチャージモード(期間A0)は、図7に示すように構成され、スイッチ104、106がオンし、スイッチ105がオフする状態にある。出力モード(期間B0)は、図8に示すように構成され、スイッチ104、106がオフし、スイッチ105がオンする状態にある。図9のタイムチャートに表示された期間C0は、オフセットキャンセル回路の入力端子102に、例えば、三角波が入力した期間を示している。
特許文献1には、入力されたアナログ電位と同じ電位を出力する出力回路が開示されている。このアナログ出力回路では、差動増幅器と、第1および第2のキャパシタと、差動増幅器の第1の入力端子に参照電位を与えるとともに出力端子と第2の入力端子とを接続し、参照電位に差動増幅器のオフセット電圧を加算した電位を差動増幅器に出力させるための第1の切換回路と、差動増幅器から出力された参照電位にオフセット電圧を加算した電位を第1のキャパシタの一方電極に与えるとともにその他方電極に参照電位を与えて充電させるための第2の切換回路と、第1および第2の切換回路を用いて充電された第1のキャパシタの一方電極および他方電極をそれぞれ差動増幅器の第2の入力端子および出力端子に接続するとともに、第2のキャパシタに保持されたアナログ電位を差動増幅器の第1の入力端子に与えて、アナログ電位と同じ電位を差動増幅器に出力させるための第3の切換回路とが設けられる。
特開2001−326545号公報
従来のオフセットキャンセル回路は、図7のような構成において、オフセットチャージモード(期間A0)のときにキャパシタ101にオフセット電圧を保持し、出力モード(期間B0)のときに入力端子102に入力される検出信号と保持されたオフセット電圧を合わせ込んだ信号をオフセットキャンセル回路の出力端子107に出力するようにしているが、その際に出力信号は、オフセット電圧を保持するキャパシタ101と反転入力端子100aと接続されるMOSトランジスタのゲートの寄生容量Cpとの電荷再配分の影響を受ける。
即ち、非反転入力端子100bは、検出信号が入力される端子であるため、オフセットチャージモード時における入力電圧と信号検出時における入力電圧とは異なる。そのため、オフセットチャージモード時にMOSトランジスタのゲートの寄生容量(Cp)に保持される電荷と、信号検出時にその寄生容量に保持される電荷にも差が生じる。そして、両者の差は、キャパシタ101に保持されたオフセット電圧による電荷の一部で補われる。従って、オフセットキャンセル回路の出力端子107に出力される検出信号は、入力された正規の検出信号に対して誤差を含んだ出力信号となっていた。
例えば、図9に示すように、入力端子102に最高電圧値がVIMOの三角波とする検出信号V101を入力したとすると、出力モード時(期間B0)に出力端子107に出力される検出信号は最高電圧値がVIMO・(1−Cp/C101)の三角波となり、電圧値VIMO・(Cp/C101)が誤差として生じる。
この誤差は、ゲートの寄生容量に対してオフセット電圧を保持するキャパシタ101の容量を極度に大きくする(Cp/C101を小さくする)ことで低減することが出来るが、チップ上での面積増加につながり好ましいものではない。
また、従来のオフセットキャンセル回路は、利得を1倍とする非反転増幅器(ボルテージフォロア)に基づいて構成されているため、入力された検出信号を所定の利得で増幅する場合は別途増幅回路が必要となり、さらに回路規模が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情によりなされたものであり、入力回路からのアナログ信号が入力され、所定の利得で出力信号を生成する回路において、自己の回路構成に起因する出力信号の誤差を低減するオフセットキャンセル回路及びこの回路を用いた信号検出回路を提供するものである。
本発明のオフセットキャンセル回路の一態様は、入力回路からアナログ電位が入力される入力端子と、出力信号を出力する出力端子と、反転入力端子と、基準電位に保持された非反転入力端子と、増幅出力端子とを備える増幅回路と、第1の抵抗素子と、第2の抵抗素子と、前記入力回路のオフセット電圧を保持する容量素子と、開閉によって、前記出力端子への所定電位の印加状態を切り換える第1のスイッチと、開閉によって、前記反転入力端子と、前記増幅出力端子との接続状態を切り換える第2のスイッチと、開閉によって、前記出力端子と、前記増幅出力端子との接続状態を切り換え、前記第2のスイッチと連動して開閉する第3のスイッチと、を備え、前記入力端子と、前記出力端子とは、直列に接続された前記第1の抵抗素子と、前記第2の抵抗素子とを介して接続され、前記第1の抵抗素子には、前記入力端子が接続され、前記第2の抵抗素子には、前記出力端子が接続され、前記容量素子の一端は、前記第1の抵抗素子と、前記第2の抵抗素子との接続点に接続され、他の一端は、前記反転入力端子が接続され、前記第1のスイッチが前記出力端子に前記所定電位を印加し、前記第2のスイッチが前記反転入力端子と、前記増幅出力端子とを導通状態に切り換え、前記第3のスイッチが前記出力端子と、前記増幅出力端子とを遮断状態に切り換えることにより、前記増幅回路の帰還経路を構成する第1の状態と、前記第1のスイッチが前記出力端子への前記所定電位の入力を遮断状態に切り換え、前記第2のスイッチが、前記反転入力端子と、前記増幅出力端子と遮断状態に切り換え、前記第3のスイッチが前記出力端子と、前記増幅出力端子とを導通状態に切り換える第2の状態とを有し、前記第1の状態では、前記オフセット電圧に応じた電位が前記容量素子にチャージされ、前記第2の状態では、前記第1の状態において前記容量素子に前記オフセット電圧に応じた電位がチャージされた後、前記アナログ電位に応じた増幅電圧を前記出力端子から出力する、ことを特徴としている。
前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子は、前記増幅回路の利得に対応した所定の抵抗比で構成されるようにしても良い。
本発明の信号検出回路の一態様は、請求項1又は請求項2に記載のオフセットキャンセル回路を用いると共に、前記入力回路が検出した信号に応じて生成された電流を電圧に変換し、入出力間を定期的に短絡することによってオフセット電圧のみを出力する機能を有する電流電圧変換回路と、前記電流電圧変換回路の出力電圧を増幅する第2の増幅回路とを有し、前記アナログ電位は、前記第2の増幅回路から出力される信号であることを特徴としている。
本発明のオフセットキャンセル回路は、入力されるアナログ信号がオフセットキャンセル用のキャパシタを介して反転入力端子に入力され、非反転入力端子は固定電位に保持された増幅回路としているので、前記反転入力端子と前記非反転入力端子とは仮想接地によって常に一定の電位を維持する。従って、前記反転入力端子となっているMOSトランジスタのゲートの寄生容量に保持される電荷も常に一定となり、この寄生容量がオフセットキャンセル容量の充放電に影響を及ぼすことは無く、寄生容量に起因する出力信号の誤差は生じない。即ち、自己の回路構成に起因する出力信号の誤差を低減することが出来る。
また、本発明のオフセットキャンセル回路は、オフセットキャンセル用のキャパシタにオフセット電圧をチャージする際、キャパシタの一端に入力回路でのオフセット電圧が入力される端子と所定電位との間に分圧された電位を直列接続された第1の抵抗と第2の抵抗を用いて与えるように構成され、それらの第1の抵抗、第2の抵抗は、検出された信号を出力する際、増幅器の利得に対応した所定の抵抗比で構成されるため、検出信号に対する利得を任意に設定することができる。
さらに、本発明の信号検出回路は、検出した信号に応じて生成された電流を電圧に変換し、入出力間を定期的に短絡することによってオフセット電圧のみを出力する機能を有する電流電圧変換回路と、この電流電圧変換回路の出力電圧を増幅する増幅回路を有する入力回路と、本発明のオフセットキャンセル回路とで構成され、入力回路の出力電圧をオフセットキャンセル回路に入力することによって、入力回路のオフセット電圧とオフセットキャンセル回路のオフセット電圧を同時にキャンセルし、同時に、オフセットキャンセル回路の回路構成に起因する出力信号の誤差を低減する信号検出回路を得ることが出来る。
実施例1に係る期間A(オフセットチャージモード)の状態にあるオフセットキャンセル回路を示す回路図。 実施例1に係る期間B(出力モード)の状態にあるオフセットキャンセル回路を示す回路図。 図1及び図2のオフセットキャンセル回路の動作を説明するタイムチャート図。 実施例2に係る信号検出回路のオフセットチャージモード時を説明する回路図。 実施例2に係る信号検出回路の出力モード時を説明する回路図。 実施例3に係る信号検出回路を説明する回路図。 従来の期間A0(オフセットチャージモード)の状態にあるオフセットキャンセル回路を示す回路図。 従来の期間B0(出力モード)の状態にあるオフセットキャンセル回路を示す回路図。 図7及び図8のオフセットキャンセル回路の動作を説明するタイムチャート図。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
まず、図1乃至図3を参照して実施例1を説明する。
この実施例のオフセットキャンセル回路は、図1及び図2に示されているように、増幅器10、オフセット電圧を保持するキャパシタ11、検出信号V1が入力される入力端子12、電圧値がV2である接続点18を有する直列接続された分圧抵抗Ri、Rf、基準電圧REF3が入力される基準電圧入力端子13、スイッチ14及び15、一端に基準電圧REF4が入力される基準電圧入力端子17が接続されているスイッチ16、出力電圧V5が出力される出力端子19を有している。増幅器10は、キャパシタ11が接続された反転入力端子10aと、電圧値がREF3である基準電圧が入力される非反転入力端子10bと、出力端子10cとを有している。
この回路は、増幅器10の出力端子10cと反転入力端子10aとはスイッチ14により接続されて帰還経路を構成し、キャパシタ11の反転入力端子10aが接続されている電極とは反対側の電極は、分圧抵抗の接続点18に接続されている。スイッチ15は、一端が分圧抵抗の抵抗Rfに接続され、他端が増幅回路10の出力端子10c及びスイッチ14に接続されている。また、スイッチ16の他端は、スイッチ15の一端と出力端子19に接続されている。
この実施例のオフセットキャンセル回路におけるオフセット電圧に応じた電位を容量素子にチャージする構成は、図1に記載されたオフセットチャージモードのオフセットキャンセル回路に示されている。ここでは、スイッチ14、16がオンし、スイッチ15がオフされている。即ち、キャパシタ11の一端を帰還経路に接続し、他端をアナログ電位が入力される端子と所定電位REF4との間で分圧された電位が入力される第1の接続点18に接続することでオフセット電圧に応じた電位をキャパシタ11にチャージする。
また、アナログ電位に応じた増幅電圧のみを出力端子10cから得る構成は、図2に記載された出力モードのオフセットキャンセル回路に示されている。ここでは、スイッチ14、16がオフし、スイッチ15がオンされる。即ち、キャパシタ11の一端を反転入力端子10aに接続し、他端を前記アナログ電位が入力される端子と増幅器10の出力端子10cとの間で分圧される電位が入力される第2の接続点18に接続することによりアナログ電位に応じた増幅電圧のみを出力端子10cから得るように構成されている。
この実施例のオフセットキャンセル回路は、図3に記載されたタイムチャートに従って動作する。この動作は、オフセット電圧に応じた電位をキャパシタ11にチャージするモード(図1参照)とアナログ電位に応じた増幅電圧のみを出力端子19から得るモード(図2参照)との2つのモードを交互に行う。オフセットチャージモード(期間A)は、スイッチ14、16がオンし、スイッチ15がオフする状態にある。出力モード(期間B)は、スイッチ14、16がオフし、スイッチ15がオンする状態にある。図3のタイムチャートに表示された期間Cは、オフセットキャンセル回路の入力端子12に、例えば、三角波が入力した期間を示している。
この実施例のオフセットキャンセル回路は、以上のような構成であり、オフセットチャージモード(期間A)において、オフセット電圧をキャパシタ11に保持した後、出力モード(期間B)において、入力端子12に検出信号V1が入力され、オフセットキャンセル回路の出力に、キャパシタ11に保持された電圧が合わせ込まれて出力端子19から出力電圧V5が出力される。その際に、このオフセットキャンセル回路は、入力されるアナログ信号がオフセットキャンセル用のキャパシタ11を介して反転入力端子10aに入力され、他方、非反転入力端子10bが固定電位に保持された増幅回路であるので、この反転入力端子と非反転入力端子とは仮想接地によって常に一定の電位を維持する。従って、反転入力端子10aとなっているMOSトランジスタのゲートの寄生容量に保持される電荷も常に一定となり、この寄生容量がオフセットキャンセル容量の充放電に影響を及ぼすことは無く、寄生容量に起因する出力信号の誤差は生じない。
図1及び図2において、入力回路から入力される信号の入力端子12における入力電圧はV1であり、入力回路で用いた基準電圧REF2に入力回路で発生したオフセット電圧Voff1を足し込んだ値(V1=REF2+Voff1)である。
オフセットキャンセル用キャパシタ11の容量端電圧は、V2、V3であり、その容量間電圧Vcは、V3−V2で表される。V2は、{Rf/(Ri+Rf)}・(V1−REF4)+REF4であり、V3は、REF3+Voff3である。Voff3は、増幅器10で発生するオフセット電圧である。
出力モードにおいて出力端子19から出力される出力電圧はV5であり、V5は(1)式で表せる。
V5=V3+(Rf/Ri)・(V3−V1)
−(1+Rf/Ri)・Vc ・・・(1)
この(1)式に、V1=REF2+Voff1及びV3=REF3+Voff3を入れて計算すると、V5=REF4となる。
つまり、出力モード(期間B)において、オフセットキャンセルモード(期間A)でチャージされた電圧を出力電圧に合わせ込むことで、オフセット電圧Voff1乃至Voff3をキャンセルすることが出来る。
また、分圧抵抗Ri、Rfは、検出された信号を出力する際に、増幅器の利得に対応した所定の抵抗比Rf/Riで構成されるため、検出信号に対する利得を任意に設定することができる。
次に、図4及び図5を参照して、実施例2を説明する。
この実施例では入力回路として電流電圧変換回路と増幅回路からなる信号検出回路を用い、実施例1で説明したオフセットキャンセル回路を適用している。
この信号検出回路は、実施例1のオフセットキャンセル回路1と、検出した信号に応じて生成された電流を電圧に変換する電流電圧変換回路2と、当該電流電圧変換回路2の出力電圧をリセット状態にするリセットスイッチ21と、この出力電圧を増幅する増幅回路3とから構成されている。このオフセットキャンセル回路1には、増幅回路3の出力(V1)が入力される。
オフセットキャンセル回路1は、入力回路からのアナログ電位が入力される反転入力端子10a、固定電位に保持された非反転入力端子10b及び出力端子10cを含む増幅器10と、反転入力端子10aと出力端子10cとの帰還経路に接続され、入力されたアナログ電位に付加されて反転入力端子10aに入力される前記入力回路からオフセット電圧を保持するキャパシタ11を有している。キャパシタ11の一端を前記帰還経路に接続し、他端を前記アナログ電位が入力される端子と所定電位REF4との間で分圧された電位が入力される第1の接続点18に接続することにより、前記オフセット電圧に応じた電位をキャパシタ11にチャージする(図4参照)。その後、キャパシタ11の一端を反転入力端子10aに接続し、他端を前記アナログ電位が入力される端子と前記増幅器の出力端子10cとの間で分圧される電位が入力される第2の接続点18に接続することにより前記アナログ電位に応じた増幅電圧のみを出力する。
電流電圧変換回路(I−Vアンプ)2は、第1入力端子(+)、第2入力端子(−)及び出力端子を有する増幅器20と、第2入力端子及び出力端子に両端が接続された抵抗R1と、抵抗R1に並列接続されたリセットスイッチ21とを有し、増幅器20の第1入力端子には基準電圧REF1が入力され、第2入力端子には光信号検出手段5の出力が入力される。出力端子には、リセットスイッチ21がオフのとき(信号検出期間)において、光信号検出手段5にて検出した信号に応じて生成された電流を電圧に変換された検出信号が出力され、リセットスイッチ21がオンのとき(リセット期間)において、検出信号は出力されず、増幅器20で生じたオフセット電圧Voff20のみが出力される。
増幅回路3は、第1入力端子(+)、第2入力端子(−)及び出力端子を有する増幅器30と、一端に基準電圧REF1が入力され、他端が増幅器30の第2入力端子に接続された抵抗R2と、この抵抗R2及び増幅器30の第2入力端子に一端が接続され、他端が増幅器30の出力端子及びオフセットキャンセル回路1の入力端子(入力電圧値がV1)に接続される抵抗R3と、一端に増幅器20の出力端子に接続され、他端が増幅器30の第1入力端子に接続された抵抗R4と、この抵抗R4及び増幅器30の第1入力端子に一端が接続され、他端に基準電圧REF2が入力される抵抗R5とから構成されている。
この増幅回路3は、電流電圧変換回路2にて検出された信号を増幅するために用いられ、増幅器30の出力端子には、リセットスイッチ21がオフのとき(信号検出期間)において、増幅された検出信号が出力され、リセットスイッチ21がオンのとき(リセット期間)において、検出信号は出力されず、電流電圧変換回路2の増幅器20で生じたオフセット電圧Voff20及び増幅回路3の増幅器30で生じたオフセット電圧Voff30が増幅されて出力される。
以上、この実施例の信号検出回路は、光信号検出手段にて検出された信号に応じて生成された電流を電圧に変換し、入出力間を定期的に短絡することによってオフセット電圧のみを出力するリセット期間を有する電流電圧変換回路と、この電流電圧変換回路の出力電圧を増幅する増幅回路とを有する入力回路と、実施例1でのオフセットキャンセル回路とで構成され、電流電圧変換回路のリセット期間とオフセットキャンセル回路のオフセットチャージモード期間が同一の期間となるように動作させることで、各回路に起因する全てのオフセット電圧をオフセットキャンセル回路のキャパシタ11にチャージすることが出来る。また、実施例1でのオフセットキャンセル回路を用いているため、オフセットキャンセル回路での利得を分圧抵抗の抵抗比Rf/Riにより任意に設定することができ、入力回路のオフセット電圧とオフセットキャンセル回路のオフセット電圧を同時にキャンセルし、同時に、オフセットキャンセル回路の回路構成に起因する出力信号の誤差を低減する信号検出回路を得ることが出来る。
次に、図6を参照して実施例3を説明する。
この実施例は、実施例2の信号処理回路において、オフセットキャンセル回路1に代えてオフセットキャンセル回路4を用いたものである。
オフセットキャンセル回路4は、増幅器40、オフセット電圧を保持するキャパシタ41、検出信号V1が入力される入力端子42、電圧値がV2である接続点48を有する直列接続された分圧抵抗Ri、Rf、基準電圧REF2が入力される基準電圧入力端子43a、基準電圧REF4が入力される基準電圧入力端子43b、スイッチ44及び45、一端に基準電圧REF4が入力される基準電圧入力端子47が接続されているスイッチ46、出力電圧V5が出力される出力端子49を有している。増幅器40は、キャパシタ41が接続された反転入力端子40aと、非反転入力端子40b及び出力端子40cとを有している。
この回路は、増幅器40の出力端子40cと反転入力端子40aとはスイッチ44により接続されて帰還経路を構成し、キャパシタ41の反転入力端子40aが接続されている電極とは反対側の電極は、分圧抵抗の接続点48に接続されている。スイッチ45は、一端が分圧抵抗の抵抗Rfに接続され、他端が増幅器40の出力端子40c及びスイッチ44に接続されている。また、スイッチ46の他端は、スイッチ45の一端と出力端子49に接続されている。
この実施例のオフセットキャンセル回路4を構成する増幅器40の非反転入力端子40bには、図5のオフセットキャンセル回路1とは異なり、直列接続された分圧抵抗Ri、Rfによって、基準電圧REF2が入力される基準電圧入力端子43aと基準電圧REF4が入力される基準電圧入力端子43bとの間で分圧された電位が入力される。
本実施例での信号検出回路は、オフセットキャンセル回路を構成する増幅器40の非反転入力端子40bに固定電位を与える手段として、オフセットキャンセル回路4の入力端子42と出力端子49との間に挿入されている直列接続された分圧抵抗Ri、Rfを基準電圧入力端子43aと基準電圧入力端子43bとの間にも用いることで、基準電圧REF2と基準電圧REF4とで分圧された電位を非反転入力端子40bに固定電位として与えている。
また、実施例2と同様、オフセットキャンセル回路での利得は分圧抵抗の抵抗比Rf/Riにより任意に設定することができ、入力回路のオフセット電圧とオフセットキャンセル回路のオフセット電圧を同時にキャンセルし、同時に、オフセットキャンセル回路の回路構成に起因する出力信号の誤差を低減する信号検出回路を得ることが出来る。
1、4・・・オフセットキャンセル回路
2・・・電流電圧変換回路
3・・・増幅回路
5・・・光信号検出手段
10、20、30・・・増幅器
10a、40a・・・反転入力端子
10b、40b・・・非反転入力端子
10c、40c・・・出力端子
11・・・キャパシタ
12、42・・・入力端子Vin
13、17、43a、43b、47・・・基準電圧入力端子
14−16、44−46・・・スイッチ
18、48・・・接続点
19、49・・・出力端子
21・・・リセットスイッチ

Claims (3)

  1. 入力回路からアナログ電位が入力される入力端子と、
    出力信号を出力する出力端子と、
    反転入力端子と、基準電位に保持された非反転入力端子と、増幅出力端子とを備える増幅回路と、
    第1の抵抗素子と、
    第2の抵抗素子と、
    前記入力回路のオフセット電圧を保持する容量素子と、
    開閉によって、前記出力端子への所定電位の印加状態を切り換える第1のスイッチと、
    開閉によって、前記反転入力端子と、前記増幅出力端子との接続状態を切り換える第2のスイッチと、
    開閉によって、前記出力端子と、前記増幅出力端子との接続状態を切り換え、前記第2のスイッチと連動して開閉する第3のスイッチと、
    を備え、
    前記入力端子と、前記出力端子とは、
    直列に接続された前記第1の抵抗素子と、前記第2の抵抗素子とを介して接続され、
    前記第1の抵抗素子には、前記入力端子が接続され、
    前記第2の抵抗素子には、前記出力端子が接続され、
    前記容量素子の一端は、前記第1の抵抗素子と、前記第2の抵抗素子との接続点に接続され、他の一端は、前記反転入力端子が接続され、
    前記第1のスイッチが前記出力端子に前記所定電位を印加し、前記第2のスイッチが前記反転入力端子と、前記増幅出力端子とを導通状態に切り換え、前記第3のスイッチが前記出力端子と、前記増幅出力端子とを遮断状態に切り換えることにより、前記増幅回路の帰還経路を構成する第1の状態と、
    前記第1のスイッチが前記出力端子への前記所定電位の入力を遮断状態に切り換え、前記第2のスイッチが、前記反転入力端子と、前記増幅出力端子と遮断状態に切り換え、前記第3のスイッチが前記出力端子と、前記増幅出力端子とを導通状態に切り換える第2の状態とを有し、
    前記第1の状態では、
    前記オフセット電圧に応じた電位が前記容量素子にチャージされ、
    前記第2の状態では、
    前記第1の状態において前記容量素子に前記オフセット電圧に応じた電位がチャージされた後、前記アナログ電位に応じた増幅電圧を前記出力端子から出力する、
    ことを特徴とするオフセットキャンセル回路。
  2. 記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子は、
    前記増幅回路の利得に対応した所定の抵抗比で構成される
    ことを特徴とする請求項1記載のオフセットキャンセル回路。
  3. 前記入力回路は、
    検出した信号に応じて生成された電流を電圧に変換するとともに、入出力間を定期的に短絡することによりオフセット電圧のみを出力する機能を有する電流電圧変換回路と、
    前記電流電圧変換回路の出力電圧を増幅する第2の増幅回路とを具備し、
    前記アナログ電位は、前記第2の増幅回路から出力される信号である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオフセットキャンセル回路を用いた信号検出回路
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