JP2008008634A - 角速度センサ - Google Patents

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Kazuhiro Ota
和弘 太田
Hiroshi Tanaka
浩 田中
Masaki Yanai
雅紀 谷内
Hiroaki Takagi
宏明 高木
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Abstract

【課題】振動子の振動の漏れや外部の振動の振動子への影響を抑制することができる角速度センサを提供すること。
【解決手段】本発明は、ベース部とベース部から延びる複数のアーム部を有する音叉型振動子(10)と、音叉型振動子(10)のベース部を表面で支持する支持部(20)と、支持部(20)の表面と反対側の面である裏面に設けられた防振部(40)と、支持部(20)を防振部(40)を介し実装する実装部(30)と、を具備することを特徴とする角速度センサである。
【選択図】図1

Description

本発明は角速度センサに関し、特に振動子を用いた角速度センサに関する。
角速度センサは回転時の角速度を検知するセンサであり、カメラの手ぶれ防止やカーナビゲーションなどのシステム、自動車、ロボットの姿勢制御システムなどに利用されている。角速度センサの振動子としては、例えば、ベース部に複数のアーム部が設けられた音叉型振動子が用いられる。振動子を有する角速度センサにおいては、振動子の振動がその他の部品を通じ外部に漏れてしまう。このため、角速度センサをシステム等に実装した場合、振動状態が変化してしまう。この結果、振動子の特性が変化してしまう。また、反対に、外部の振動が振動子の振動に影響を及ぼす。このため、例えば、自動車の走行中の振動により、角速度センサの出力が変動し、システムが誤動作してしまう可能性がある。
このような振動子の振動の漏れや外部の振動の振動子への影響を低減させるため、以下のような技術が開示されている。特許文献1には、圧電素子とセラミック部からなる音叉型振動子のセラミック部に設けたU字の溝部と支持金具とを防振材料で固定する技術が開示されている。特許文献2には、音叉型振動子を支持板に取り付け、支持板の両端を防振材料で固定する技術が開示されている。特許文献3には、音叉型振動子を包囲する枠状のベースを形成し、ベース部の両端を防振材料で固定する技術が開示されている。
特開2000−292173号公報 特開平9−203638号公報 特開平8−178669号公報
音叉型振動子が面垂直方向に振動する場合、特許文献1から3では振動子を支持する部材(特許文献1ではセラミック部、特許文献2では支持板、特許文献3ではベース部)がカウンタバランスをとるように振動してしまう。特許文献1から3では振動子を支持する部材を振幅の大きな部分で保持している。このため、振動子の振動の漏れや外部の振動の振動子への影響を抑制することが難しい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、振動子の振動の漏れや外部の振動の振動子への影響を抑制することを目的とする。
本発明は、ベース部と該ベース部から延びる複数のアーム部とを有する音叉型振動子と、該音叉型振動子の前記ベース部を表面で支持する支持部と、前記支持部の前記表面の反対側の面である裏面に設けられた防振部と、前記支持部を前記防振部を介し実装する実装部と、を具備することを特徴とする角速度センサである。本発明によれば、音叉型振動子の特に面垂直振動モードの振動が実装部に漏れることを抑制することができる。また、実装部の振動が音叉型振動子の振動モードに影響することを抑制することができる。
上記構成において、前記防振部は、前記ベース部が支持された前記表面の領域を前記裏面に投影した第1領域の少なくとも一部を含む第2領域に設けられている構成とすることができる。この構成によれば、ノードに近い位置に防振部が設けられているため、音叉型振動子の振動モードの振動が実装部に漏れることを一層抑制することができる。また、実装部の振動が音叉型振動子の振動モードに影響することを一層抑制することができる。
上記構成において、前記支持部の少なくとも一部の厚さは前記音叉型振動子の厚さより厚い構成とすることができる。この構成によれば、支持部の慣性モーメントを大きくし、支持部の振動を抑制することができる。よって、音叉型振動子の振動が実装部に漏れることを抑制することができる。
上記構成において、前記支持部の前記ベース部が支持される領域および前記支持部の端部の少なくとも一方の厚さは前記音叉型振動子の厚さより厚い構成とすることができる。この構成によれば、ベース部が支持される支持部の領域が厚い場合、ベース部を支持する支持部の面が熱履歴により歪むことを抑制することができる。また、支持部の端部が厚い場合、支持部の慣性モーメントを大きくすることができる。
上記構成において、前記支持部は、前記ベース部が支持された面に対し側面に突出した突出部を有し、前記突出部で前記実装部に前記防振部を介し実装されている構成とすることができる。この構成によれば、支持部と実装部の底面との間に空間を設けることができる。
上記構成において、前記支持部は、前記突出部の裏面および側面で前記防振部を介し前記実装部に実装されている構成とすることができる。この構成によれば、支持部の重心近くで支持部を実装できるため、横方向の外部振動に対し支持部の振動が影響されることを抑制することができる。
上記構成において、前記支持部の熱膨張係数は前記音叉型振動子の熱膨張係数以上である構成とすることができる。この構成によれば、熱履歴により音叉型振動子へのクラックの発生や共振周波数の変動を抑制することができる。
上記構成において、前記実装部が固定された固定部と、前記固定部に固定され、前記実装部から離間し設けられた重錘部と、を具備する構成とすることができる。この構成によれば、重錘部の慣性モーメントにより、実装部が振動しても固定部が振動することを抑制することができる。
上記構成において、前記重錘部は前記実装部を囲うようにコ字型に設けられている構成とすることができる。この構成によれば、重錘部の慣性モーメントをより大きくすることができ、固定部の振動をより抑制することができる。
上記構成において、前記重錘部の質量は前記音叉型振動子および前記支持部が実装された前記実装部の質量より大きい構成とすることができる。この構成によれば、重錘部の慣性モーメントをより大きくすることができ、固定部の振動をより抑制することができる。
本発明は、振動子が実装された実装部と、前記実装部が固定された固定部と、前記固定部に固定され、前記実装部から離間して設けられた重錘部と、を具備することを特徴とする角速度センサである。本発明によれば、重錘部の慣性モーメントにより、実装部が振動しても固定部が振動することを抑制することができる。
本発明によれば、振動子の振動の漏れや外部の振動の振動子への影響を抑制することができる。
以下、図面を参照に本発明の実施例について説明する。
実施例1は、音叉型振動子を実装部であるパッケージ上に実装した角速度センサの例である。図1(a)は実施例1に係る角速度センサの上視図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図、図1(c)は図1(a)のB−B断面図、図1(d)は図1(a)のCを上方からみた音叉型振動子10、支持部20および防振部40の位置関係を表す図である。図1を参照に、音叉型振動子10のベース部が支持部20の表面に固着され支持されている。支持部20は例えばステンレスからなる。音叉型振動子10のベース部が支持された支持部20の表面と反対の裏面にはシリコンゴム等の防振部40が設けられている。支持部20は防振部40を介し例えばセラミックからなるパッケージ30(実装部)に固着し実装されている。音叉型振動子10の電極(不図示)とパッケージ30のパッド(不図示)とはボンディングワイヤ38により接続されている。支持部20の下には音叉型振動子10を制御する回路部45が設けられている。図1(d)を参照に、音叉型振動子10のベース部13が支持部20の表面に固着されている領域を支持部20の裏面に投影した領域をR1、防振部40が支持部20に固着されている領域をR2としている。
図2を参照に、音叉型振動子10はベース部13とベース部13から延びる2本(複数)のアーム部11および12を有する。音叉型振動子10は例えばLiNbO(ニオブ酸リチウム)またはLiTaO(タンタル酸リチウム)等の圧電性材料より形成されている。例えばLiNbO(ニオブ酸リチウム)またはLiTaO(タンタル酸リチウム)を用いる場合は、130°から140°Y板を用いることにより、高k23電気機械結合係数を得ることができる。音叉型振動子10の表面にはAu(金)、Al(アルミニウム)またはCu(銅)等の金属膜を用いた電極(不図示)が形成されている。
図3(a)および図3(b)は音叉型振動子10の駆動モードと検出モードを説明するための図である。図3(a)を参照に、音叉型振動子10の駆動電極(不図示)に駆動信号を印加することによりアーム部11および12が互いに開閉するような振動モードを発生させる。この振動はアーム部11および12方向の面に平行な振動であり、これを面内振動モードという。ここで検知軸に対し角速度が加わると、コリオリ力により図3(b)のようなアーム部11および12が前後に振動する振動モードが現れる。この振動はアーム部11および12方向の面に垂直なツイスト振動であり、これを面垂直振動モードという。検出電極(不図示)がこの振動モードを検出することにより検知軸を中心とした角速度を検知することができる。駆動に用いる振動モードを駆動モード、検知に用いる振動モードを検出モードという。各振動モードにおいて、振動しない領域をノードという。図3(a)においては、音叉型振動子10の対称面がノードAとなる。図3(b)においては、音叉型振動子10の中心軸がノードBとなる。
図3(b)を参照に、音叉型振動子10が面垂直振動モードで振動した場合、支持部20もカウンタバランスをとるように振動する。よって、支持部20の裏面(ベース部13を支持する表面の反対側の面)に防振部40を設ける。これにより、面垂直振動の振動を防振部40が吸収することができる。
図3(a)および図3(b)を参照に、音叉型振動子10が面内振動モードまたは面垂直振動モードで振動した場合、ベース部13の振幅は小さい。よって、ベース部13を支持する支持部20の振動は小さくなる。この際、図3(a)、図3(b)のノードA、B付近は振幅がより小さくなる。特に図4のベース部13の領域R3はノードAとノードBの共通のノード(すなわちノードB)を面S1に投影した領域であり最も振動の振幅が小さい。このため、支持部20の振動もベース部13が支持された真反対の面の振幅が小さい。よって、図1(d)のように、防振部40は、ベース部13が支持された表面の領域を前記裏面に投影した第1領域R1の少なくとも一部を含む第2領域R2に設けられることが好ましい。これにより、ノードに近い位置に防振部40が設けられているため、音叉型振動子10の振動がパッケージ30に漏れることを抑制することができる。反対にパッケージ30の振動が音叉型振動子10の振動モードに影響することも抑制することができる。特に、図1(d)のように、第1領域R1が第2領域R2を含むことが支持部20の振幅のより小さい領域に防振部40を設けることとなり、より好ましい。
図1(a)を参照に、支持部20は、音叉型振動子10のアーム部11および12の幅方向に延在していることが好ましい。これにより、図3(b)の面垂直振動モードにおいて、支持部20がカウンタバランスをとるための慣性モーメントを大きくすることができる。よって、支持部20を音叉型振動子10のアーム部11および12の幅方向に延在させ、慣性モーメントを大きくすることにより、支持部20の振動を抑制することができる。
図5(a)および図5(b)並びに図6(a)および図6(b)は、支持部20の例である。図5(a)および図5(b)を参照に、支持部20aはステンレスからなり、上面を高圧プレスで凹ませ凹部29を形成する。凹部29により音叉型振動子10のアーム部11、12と支持部20aの間にアーム部11、12が振動するための空間27を確保することができる。図6(a)および図6(b)を参照に、支持部20bのベース部13を支持する領域を残した面を高圧プレスで凹ませ凹部28aを形成する。凹部28aの反対の面に凸部28bが形成される。音叉型振動子10のベース部13を凸部28bの上面に固着する。これにより、音叉型振動子10のアーム部11、12と支持部20aの間に空間27を確保することができる。
さらに、支持部20a、20bの厚さが音叉型振動子の厚さより厚いことが好ましい。これにより、支持部20a、20bの慣性モーメントを大きくし、支持部20の振動を抑制することができる。よって、音叉型振動子10の振動がパッケージ30に漏れることを抑制することができる。
実施例2は支持部の端部の厚さを厚くした例である。図7(a)および図7(b)は実施例2の支持部をベース部側からみた側面図である。図7(a)を参照に、支持部20cの端部21(アーム部11、12の幅方向の端部)の厚さt21は音叉型振動子10の厚さt10より厚い。また、図7(b)を参照に、支持部20dの端部の厚さt21および支持部20dのベース部13が支持される領域22の厚さt22は音叉型振動子10の厚さt10より厚い。このように、端部21の厚さt21を厚くすることが好ましい。これにより、面垂直振動モードにおいて、支持部20がカウンタバランスをとるため、振動の最も大きくなる、端部21の厚さを音叉型振動子10の厚さより厚くし、支持部20c、20dの慣性モーメントを大きくすることにより、支持部20c、dの振動を抑制することができる。
実施例3はベース部13が支持される支持部20の領域の厚さを厚くした例である。図8(a)は比較例、実施例3の音叉型振動子10および支持部20eまたは20fの上視図である。図8(b)は比較例の支持部20eをベース部13側(図8(a)のy方向から見た側面図である。比較例では、支持部20eは0.1mmのステンレス(SUS304)を折り曲げ形成されている。したがって、支持部20eの厚さt20eは0.1mmである。図8(c)は実施例3の支持部20fをベース部側から見た側面図である。支持部20fはステンレス(SUS304)からなる厚さt20fが0.4mmのブロック状である。音叉型振動子10の厚さt10は0.3mmである。
図9は、実施例3と比較例を260℃(鉛フリー半田のリフロー温度)としたときの支持部20f、20eのベース部を支持する搭載面の変位を示す図であり、図8(a)のX座標に対するZ方向の変位を計算した結果である。計算は、音叉型振動子10のX方向、Y方向の線熱膨張係数がそれぞれ17ppm/℃、6ppm/℃、支持部20e、20fの線熱膨張係数を17.1ppm/℃とした。図9によれば、支持部の厚さを実施例3のように厚くすることにより、Z方向の変位を小さくすることができる。これにより、線熱膨張係数の差に起因した音叉型振動子10のクラック等を抑制することができる。
図10は、実施例3および比較例を260℃でリフローしたときの音叉型振動子10の共振周波数の周波数変動を示した図である。Aはリフロー前、Bはリフローを1回後、Cはリフローを3回後の結果である。比較例では共振周波数が変動するのに対し、実施例3では共振周波数はほとんど変動していない。このように、支持部20fの厚さt20fを厚くすることにより、耐リフロー性を改善することができる。これは、図10に示したように、支持部20のベース部を支持する搭載面が熱履歴により歪むことに起因している。
実施例3によれば、ベース部13が支持される支持部20の領域の厚さは音叉型振動子10の厚さt10より厚いことが好ましい。実施例1から実施例3によれば、支持部20の少なくとも一部の厚さは音叉型振動子10の厚さより厚いことが好ましく、支持部20のベース部13が支持される領域および支持部20の端部21の少なくとも一方の厚さが音叉型振動子10の厚さより厚いことがより好ましい。
また、図9および図10のように熱履歴による音叉型振動子10のクラックや特性変動を抑制するためには、支持部20e、20fの熱膨張係数は音叉型振動子10の熱膨張係数と同程度であることが好ましい。音叉型振動子10を構成するLiTaOまたはLiNbO等の圧電材料は引っ張り応力に対し脆い。このため、音叉型振動子10を支持部20に接着する際、高温にて接着剤を硬化させた後、常温に冷却するときに、音叉型振動子10に引っ張り応力によるクラックが発生しないように、支持部20e、20fの熱膨張係数は音叉型振動子10の熱膨張係数以上であることが好ましい。
図11(a)から図11(c)は実施例4の支持部20、防振部40およびパッケージ30を示す図(音叉型振動子は不図示)である。支持部20は、ベース部が支持された面に対し側面に突出した突出部23と本体部24とを有している。突出部23はパッケージ30の底面から突出した段部32に防振部40を介し実装されている。これにより、支持部20とパッケージ30の底面との間に空間を設けることができる。よって、空間に、例えば回路部45等を設置することができる。パッケージ30は段部32を有さなくとも、防振部40が厚ければ、支持部20とパッケージ30との間に空間を設けることができる。
2つの突出部23が音叉型振動子10のノードの下に設けられているため、支持部20の振動の振幅の小さい箇所で支持部20をパッケージ30で保持することができる。よって、支持部20の振動がパッケージ30に漏れることを抑制することができる。
図12(a)から図12(c)は実施例5の支持部20、防振部40およびパッケージ30を示す図(音叉型振動子は不図示)である。パッケージ30の段部34に凹部36が設けられており、支持部20の突出部23は凹部36に勘合されている。これにより、支持部20とパッケージ30とを組み立てる際に容易に位置合わせを行うことができる。さらに、支持部20は、突出部23の裏面および側面で防振部40を介しパッケージ30に実装されている。これにより、支持部20の重心近くで支持部20を実装できる。このため、横方向の外部振動に対し支持部20の振動が影響されることを抑制することができる。
図13(a)から図13(c)は実施例6の支持部20、防振部40およびパッケージ30を示す図(音叉型振動子は不図示)である。支持部20に突出部23が3箇所設けられている。実施例5のように、突出部23は3以上の複数設けられていてもよい。
図14(a)は実施例7に係る角速度センサの上視図、図14(b)は図14(a)のA−A断面図である。図14(a)および図14(b)を参照に、パッケージ30が、例えばモールド樹脂からなる台座である固定部50に固定されている。固定部50にはパッケージ30から離間した重錘部60が固定されている。パッケージ30内は実施例1の図1(a)から図1(c)と同様に音叉型振動子10および支持部20が防振部40を介しパッケージ30に実装されている。パッケージ30には、角速度センサの電気信号を入出力する電極35が設けられている。
実施例7によれば、重錘部60がパッケージ30から離間し固定部50に固定されている。これにより、重錘部60の慣性モーメントにより、パッケージ30が振動しても固定部50が振動することを抑制することができる。重錘部60はパッケージ30を囲うようにコ字型に設けられることが好ましい。これにより、重錘部60の慣性モーメントをより大きくすることができ、固定部50の振動をより抑制することができる。さらに、重錘部60の質量は音叉型振動子10および支持部20が実装されたパッケージ30の質量より大きいことが好ましい。これにより、重錘部60の慣性モーメントをより大きくすることができ、固定部50の振動をより抑制することができる。実施例7では、音叉型振動子10を用いた例を説明したが、音片型振動子等の振動子であっても同様の効果を奏することができる。
実施例において、実装部としてパッケージ30の例を説明したが、支持部20が実装される部材であれば例えば基板等であってもよい。支持部20はステンレス製の例を説明したが、これに限られない。銅等の線熱膨張係数が大きい材料からなることが好ましい。また、慣性モーメントを大きくするため密度の大きい材料が好ましい。防振部40は、シリコンゴム以外にもブチルゴム、ウレタンゴム等のゴムまたはその他の弾性材料を用いることができる。また、防振部40は、支持部20と実装部とを接着する機能を有することもできる。防振部40は、防振の目的から音叉型振動子10と支持部20とを接着する部材に比べ弾性率が大きいことが好ましい。固定部50はモールドからなる台座の例であったが、実装部20を固定する部材であればシステムの実装基板等であってもよい。重錘部60は密度の高い金属が好ましく、例えば鉄、ステンレス等が好ましい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1(a)は実施例1係る角速度センサの上視図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図、図1(c)は図1(a)のB−B断面図、図1(d)は音叉型振動子、防振部および支持部の位置関係を示す図である。 図2は音叉型振動子の斜視図である。 図3(a)および図3(b)は音叉型振動子の振動モードを示す図である。 図4は音叉型振動子のノード付近を示す図である。 図5(a)は支持部の変形例1の斜視図であり、図5(b)は側面図である。 図6(a)は支持部の変形例2の斜視図であり、図6(b)は側面図である。 図7(a)および図7(b)は実施例2に係る支持部の側面図である。 図8(a)は実施例3または比較例に係る支持部の上視図、図8(b)は比較例の側面図、図8(c)は実施例3の側面図である。 図9は実施例3および比較例を260℃でリフローした場合の支持部の歪みの計算結果を示す図である。 図10は実施例3および比較例をリフローしたときの共振周波数の変動を示す図である。 図11(a)は実施例4に係る角速度センサの上視図、図11(b)は図11(a)のA−A断面図、図11(c)は図11(a)のB−B断面図である。 図12(a)は実施例5に係る角速度センサの上視図、図12(b)は図12(a)のA−A断面図、図12(c)は図12(a)のB−B断面図である。 図13(a)は実施例6に係る角速度センサの上視図、図13(b)は図13(a)のA−A断面図、図13(c)は図13(a)のB−B断面図である。 図14(a)は実施例7に係る角速度センサの上視図、図14(b)は図14(a)のA−A断面図である。
符号の説明
10 音叉型振動子
11、12 アーム部
13 ベース部
20 支持部
21 端部
22 領域
23 突出部
24 本体部
30 パッケージ
32、34 段部
40 防振部
45 回路部
50 固定部
60 重錘部

Claims (11)

  1. ベース部と該ベース部から延びる複数のアーム部とを有する音叉型振動子と、
    該音叉型振動子の前記ベース部を表面で支持する支持部と、
    前記支持部の前記表面の反対側の面である裏面に設けられた防振部と、
    前記支持部を前記防振部を介し実装する実装部と、を具備することを特徴とする角速度センサ。
  2. 前記防振部は、前記ベース部が支持された前記表面の領域を前記裏面に投影した第1領域の少なくとも一部を含む第2領域に設けられていることを特徴とする請求項1記載の角速度センサ。
  3. 前記支持部の少なくとも一部の厚さは前記音叉型振動子の厚さより厚いことを特徴とする請求項1または2記載の角速度センサ。
  4. 前記支持部の前記ベース部が支持される領域および前記支持部の端部の少なくとも一方の厚さは前記音叉型振動子の厚さより厚いことを特徴とする請求項3記載の角速度センサ。
  5. 前記支持部は、前記ベース部が支持された面に対し側面に突出した突出部を有し、前記突出部で前記実装部に前記防振部を介し実装されていることを特徴とする請求項1または2記載の角速度センサ。
  6. 前記支持部は、前記突出部の裏面および側面で前記防振部を介し前記実装部に実装されていることを特徴とする請求項5記載の角速度センサ。
  7. 前記支持部の熱膨張係数は前記音叉型振動子の熱膨張係数以上であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の角速度センサ。
  8. 前記実装部が固定された固定部と、
    前記固定部に固定され、前記実装部から離間し設けられた重錘部と、を具備することを特徴とする請求項1から7に記載の角速度センサ。
  9. 前記重錘部は前記実装部を囲うようにコ字型に設けられていることを特徴とする請求項8記載の角速度センサ。
  10. 前記重錘部の質量は前記音叉型振動子および前記支持部が実装された前記実装部の質量より大きいことを特徴とする請求項8または9記載の角速度センサ。
  11. 振動子が実装された実装部と、
    前記実装部が固定された固定部と、
    前記固定部に固定され、前記実装部から離間して設けられた重錘部と、を具備することを特徴とする角速度センサ。
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