JP2011179922A - 圧電デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱振動に対する優れた耐振・耐衝撃性能を有する圧電振動デバイスを提供する。
【解決手段】本発明によるヨーレートセンサ装置1は、圧電素子を有するセンサ部2を含むセンサ保持体5と、センサ保持体を支持し弾性を有する支持体3と、センサ保持体及び支持体が設けられたケース4とを備えケースの底壁に凹部7を有し、支持体の少なくとも一部が凹部内に収納されている。支持体3としては樹脂又は樹脂組成物を用いることが可能であり、更に樹脂又は樹脂組成物に対してフィラーが添加されてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電デバイスに関し、例えば、圧電振動デバイス等のセンサデバイスを格納したり保持(支持)したりする耐振動構造、特に物体の角速度を検出するヨーレートセンサ等を格納し保持する耐振動構造等に関する。
従来、微小振動を検出する目的で圧電素子を備えた圧電振動デバイスが用いられている。そのような圧電振動デバイスとしては、超音波センサ、圧力センサ、ヨーレートセンサ(角速度センサ)等の種々のものが存在する。これらのなかでも、例えば、ヨーレートセンサは、物体の角速度を検出するものであり、振動する質量体に回転が加えられた際に生じるコリオリ力に起因して発生する非常に微弱な振動や変位を、圧電素子を介して検出することにより、各方向における回転(動作)を検知・測定することが可能である。
このようなヨーレートセンサ等の圧電振動デバイスは、近時、小型化・薄型化が進んでおり、薄膜加工や薄膜形成によって得られる圧電薄膜を用いたものが提案又は既に実用化されつつある。しかし、かかる小型かつ薄型の圧電振動デバイスは、一般に、圧電薄膜自体が極めて薄く、軽量であるがゆえに、圧電振動デバイスが搭載される機器やシステムの外部からの振動や衝撃等の影響を受けやすく、それに起因するノイズによって角速度を誤検出してしまいやすい傾向にあることがある。
かかる不都合を防止すべく、特許文献1には、ヨーレートセンサの圧電振動素子を支持する固定部として、バネとして機能するリードフレームを用いることにより、ヨーレートセンサの耐振・耐衝撃性能を向上させることを試みた例が記載されている。
特開2005−10034号
図8は、特許文献1に記載されたヨーレートセンサ300において、リードフレーム330を用いてヨーレートセンサ素子320が支持されている一態様を示す(XZ平面)断面図である。特許文献1に記載されたヨーレートセンサ300は、リードフレーム330が支持基板310の周縁部から中央上方に向かって斜めに立ち上がる立ち上げ部330'を有しており、さらに当該リードフレームを4本用いて基板の中央上方でヨーレートセンサ素子320を4方向から(X軸方向に対して対称、かつY軸方向に対して対称となる様に)支持している。ここで、ヨーレートセンサ素子320を支持している4本のリードフレーム330a,330b,330c,330d(リードフレーム330a,330bのみ図示)のそれぞれの長さは、全て同一である。
そして、特許文献1に記載されたヨーレートセンサ300は、支持基板310、リードフレーム330、及びヨーレートセンサ素子320を各々成形樹脂で固定して取り付ける必要があり、その際、取り付けに要求される精度が極めて高いことから、その製造は容易ではなく、生産性を向上させる観点から不利である。しかも、リードフレームの取り付け精度が十分に高くないと、検出用振動アームの振動の節(振動静止点)を確実に押さえて固定することが困難であり、その場合、検出に不都合な外乱ノイズが不可避的に発生してしまう。また、ヨーレートセンサ素子320に対する充分な耐振動性能を担保するためにリードフレームの実効長を延長することが想起されるが、この場合、センサパッケージの小型化・薄型(低背)化を実現し難くなる。
ところで、近年、ヨーレートセンサは、カーナビゲーションシステム、デジタル(ビデオ)カメラ、ゲーム機器のコントローラ、携帯電話等の小型電子機器に幅広く搭載されてきており、これら機器の更なる小型化に伴い、ヨーレートセンサ自体の更なる小型化が熱望されている。このように、ヨーレートセンサ自体(センサ素子)を更に小型化していくと、検出振動の振幅は更に小さくなってしまい、その結果、検出信号は当然に更に小さくなることから、ヨーレートセンサに印加される外部よりの振動によるノイズの影響が相対的に大きくなり、そうなると、ヨーレートセンサに要求される所望の十分な感度を得られ難くなる虞がある。この点においても、ヨーレートセンサの耐振・耐衝撃性能を更に向上させることが急務となっている。また、これら圧電振動デバイスに以外にも、環境計測、情報通信、医療分野等で用いられる光学センサ等にも更なる小型低背化がなされており、検出する光の軌道(optical path)を正常な範囲に保ち検出感度を向上させるためには、耐振・耐衝撃性能を更に向上させることが求められている。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来に比して外乱振動に対する優れた耐振・対衝撃性能を有するセンサデバイスの耐振構造、特に、製造が容易であり、不要なノイズを有効に防止しつつ、同時に小型化・低背化を実現することができる圧電デバイスの耐振構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による圧電デバイスは、圧電素子を有するセンサ部を含むセンサ保持体と、センサ保持体を支持し弾性を有する支持体と、支持体が設けられたケースとを備え、ケースがその底壁に凹部を有しており、支持体の少なくとも一部が凹部内に収納されている。なお、より具体的な構成として、支持体及び/又はセンサ保持部の少なくとも一部がケース内に収納されていてもよい。
この構成によれば、圧電デバイスのセンサ部が微小振動を検出する際に、そのセンサ部の検出振動方向において、外部からの衝撃や振動がセンサ保持体に印加されたとしても、耐衝撃性能・耐振動性能に優れた弾性を有する支持体によってセンサ保持体が支持されているので、かかる外部振動等に起因するセンサ保持体の所定方向の変位が、その支持体の弾性によって、有効に抑止、吸収、低減、相殺等(ただし、作用はこれらに限定されない)される。よって、センサ部への外部振動の伝達・伝搬が抑制又は防止され、センサ部における微小振動の検出精度を向上させることができる。さらには、センサ部への外部振動の伝達が抑制又は防止されるので、センサ部の歪みエネルギーを減少させていわゆる「温度ドリフト効果」を低減させることもでき、これにより、圧電振動デバイスの動作安定性を高めることも可能となる。また、この場合、支持体の少なくとも一部が、ケースの底壁に形成された凹部内に収納されているので、支持体は、その凹部の内部からセンサ保持体まで充分な実効長を有して延在させることが可能となる。よって、外部振動を十分に吸収等可能な支持体構造が生起されやすくなる。
具体的には、支持体が樹脂又は樹脂組成物である構成を例示することができ、更に具体的には、当該樹脂又は樹脂組成物にフィラーが添加されている構成が挙げられる。このような構成においては、支持対象となるセンサ部の特性等に応じて、支持体として最適な硬度(粘度)を有する材料を選択しやすくなることに加えて、所望とする断熱性能、絶縁性能、安定化性能及び費用低減効果を得ることが可能となり、センサ部への外部振動の伝達・伝搬がより効果的に抑制又は防止される。
また、支持体が、少なくともセンサ保持体側に設けられた第一支持部とケース側に設けられた第二支持部とを有し、第二支持部が、第一支持部の硬度に比して低い硬度を有する構成を例示することができ、更に具体的には、第二支持部がゲル状をなす構成が挙げられる。このような構成においては、ケースの底部に設けられる凹部に、第二支持部を配置させることができ、第二支持部としてより硬度の低いゲル材料等を用いることが可能となるので、センサ部への外部振動の伝達・伝搬が更に良好に抑制又は防止され、センサ部の感度をより一層向上させることができる。
さらに、第一支持部がゴムであり、支持体がセンサ保持体の変位方向において収縮した状態で、第一支持部の少なくとも一部が第二支持部に嵌入する(埋め込まれる)構成が挙げられる。このような構成においては、硬度が比較的大きい第一支持部によって外部振動が吸収等されたとき、その第一支持部の変位を、硬度が比較的小さい第二支持部で更に吸収等することができるので、センサ部に対して余分な外乱ノイズが印加されることをより優位に防止し、センサ部の感度を更に向上させることができる。
またさらに、凹部が、内壁(凹部の内周面及び底面)に延設された補助凹部を有するように構成してもよい。このような構成においては、外部からの振動・変位を緩和するために凹部内部で弾性を有する支持体が変形する際、弾性を有する支持体が補助凹部へと流入し得るので、かかる補助凹部が第一支持体及び/又は第二支持体の変形(変位)の受け入れしろとなり、これにより、センサ部への外部振動の伝達・伝搬が更に抑制又は防止され、センサ部の感度を殊更に著しく向上させることができる。
本発明の圧電振動デバイスによれば、圧電素子を有するセンサ部を含むセンサ保持体と、センサ保持体を支持し弾性を有する支持体と、その支持体が設けられたケースとを備え、支持体の少なくとも一部がケースの底部に設けられた凹部内に収納されているので、ダンピング効果を有する支持体の実効長を大きくすることができ、これにより、センサ部が微小振動を検出する際に、センサの検出振動方向における外部からの衝撃や振動がセンサ保持体に印加されたとしても、センサ保持体の変位が有効に抑止、吸収、低減、相殺等され得る。よって、センサ部に対して余分な外乱ノイズが印加されることをより優位に防止することができ、その結果、センサ部の感度を著しく向上させることができる。
第1実施形態に係るヨーレートセンサ装置の内部耐振構造を示す断面図である。 第2実施形態に係るヨーレートセンサ装置の内部耐振構造を示す断面図である。 第2実施形態に係るヨーレートセンサ装置の凹部周辺領域を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係るヨーレートセンサ装置の凹部周辺領域を示す拡大断面図である。 第3実施形態に係るヨーレートセンサ装置の内部耐振構造を示す断面図である。 第4実施形態に係るヨーレートセンサ装置の内部耐振構造を示す断面図である。 第4実施形態に係るヨーレートセンサ装置の凹部周辺領域を示す拡大断面図である。 従来方式のヨーレートセンサ素子の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図面中、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
<第1実施形態>
図1は、本発明による圧電デバイスの第1実施形態に係るヨーレートセンサ装置1の内部耐振構造を示すX−Z方向断面図である。このヨーレートセンサ装置1(すなわち圧電振動デバイス)においては、例えば、箱状、枠状等の形状をなすケース4の内部に、段差を有して(階段状に)設けられた窪み11,12が形成されており、それらの窪み11,12は、各々、内部空間G1,G2に対応している。
これらの窪み11,12のうち、より深い方の窪み11の内部空間G1は、ケース4の内壁面13及び底面14により画定される空間であり、底面14には、ヨーレートセンサ素子2の駆動振動を制御する駆動信号を発信し、ヨーレートセンサ素子2に於いて検出される検出振動の検出信号を受信するICチップ(ダイ)等の集積回路素子等(図示せず)が配置されている。
本実施形態に係るケース4の底面14の中央部には、更に直径a、深さbで規定される円筒形の凹部7が形成されている。そして、耐振動材からなるバランサー支持体3(弾性を有する支持体)が、凹部7の底面16より、ヨーレートセンサ素子2を上面19に保持しているバランサー5(センサ保持体)の下面18の中央部まで延在し、バランサー5を下方より内部空間G1内に浮かせて支持している。なお、バランサー支持体3のX―Y平面方向の外形は、凹部7の底面16の外形と概ね同一(円形)であるが、実際にはその直径が底面16の直径aよりも僅かに小さく、凹部7の内周面15との間に僅かな隙間を有している。また、バランサー支持体3のZ軸方向の実効長は、外部からの振動が印加されていない(耐振動材からなるバランサー支持体3が伸縮していない)初期状態においては、凹部7の深さbに、ケース4の底面14よりバランサー5の下面18までのZ軸方向の距離cを加えた長さb+cとなる。また、バランサー支持体3の耐振動材としては、支持対象となるセンサの種類やヨーレートセンサ装置1の設置環境等の諸条件を勘案して、ゴム、ゲル等、一定の弾性を有する任意の固形材料を選択することができる。なお、「ゲル」の種類は特に制限されず、コロイド粒子又は高分子溶質が相互作用のための独立した運動性を失って集合した構造を有するものであり、特に固化された状態を示す。
本実施形態に係るバランサー支持体3は、そのZ軸方向の実効長の半分以上が円筒形の凹部7に埋設されている。よって、従来、凹部7が存在しないケース4の底面14に直接配置すると、バランサー5の質量に耐えられないが故に自己の形状を維持することが不可能でありバランサー5を下方より支持できなかった、より低硬度の材料を耐振動材として適用することが可能である。このように、耐振動材としてより低硬度の材料を適用するバランサー支持体3は、ヨーレートセンサ装置1に対して外部より振動・変位が印加される際、バランサー支持体3自身が積極的に変形可能であり、当該外部よりの振動・変位をより有意に吸収することができるので、高硬度の耐振動材と比較して高い耐振動効果・振動減衰効果を有している。
バランサー支持体3として用いることが可能な低硬度材料(耐振動材)の例としては、樹脂(天然ゴム、合成ゴムを含む)を単独で又は二種以上組み合わせたもの(樹脂組成物)や、それらの樹脂に、適宜の金属酸化物等のフィラー、その他の適宜の添加助剤が含有されたもの(これらも、広義の樹脂組成物である。)が挙げられる。これらの材料は、支持対象となるセンサの種類やヨーレートセンサ装置1の設置環境等の諸条件を勘案して任意に選択することができる。また、樹脂母材に、金属酸化物等のフィラーを添加することにより、所望とする断熱性能、絶縁性能、安定化性能及び費用低減効果を得つつ、低硬度を有し耐振動効果に優れた耐振動材からなるバランサー支持体3を実現することが可能となるので、好適である。
また、本実施形態に係るバランサー支持体3は、底面14の中央部にのみ配置され、支持対象となるバランサー5の中央部を下方より一軸(一箇所)で支持(保持)しているので、製造が容易であることに加えて耐振動作中に軸ずれを生起させにくいという優れた効果を有している。さらに、本実施形態に係るバランサー支持体3は、凹部7に埋設された部分のZ軸方向長さbの分だけバランサー支持体3の実効長が長いので、より高い耐振動効果・振動減衰効果を有するのと同時に、バランサー支持体3の支持高さを全体として低く抑え、ヨーレートセンサ装置1の薄型化・低背化を実現することができる。なお、支持対象となるヨーレートセンサ素子2及びバランサー5の質量及び形状等を勘案して、ケース4の底面14に複数の凹部7を配設し、バランサー5を下方より複数のバランサー支持体3で支持(保持)してもよい。
バランサー5は、X―Y平面方向(ケース4の底面14の延在方向と平行な方向)に延在し、Z軸方向(内壁面13の立ち上がり方向と平行な方向)に厚さtを有する、ステンレスやシリコン等からなる一枚の板状部材である。バランサー5のX−Y平面方向における外形は、窪み11における底面14の外形と概ね同一であるが、実際には僅かに小さい。本実施形態では、ヨーレートセンサ装置1のケース4の形状が概ね直方体であり、ケース4内部に画定された内部空間G1のX―Y平面方向の外形が長方形であるので、バランサー5のX―Y平面方向における外形は、その長辺及び短辺の長さが内部空間G1のX―Y平面方向の外形のそれと比較して僅かに短い長方形である。なお、本実施形態では、紙面における±X方向がバランサー5の長辺方向であり、±Y方向がバランサー5の短辺方向である。
バランサー5は、その上面19にて、センサ接続部材17を介してヨーレートセンサ素子2を保持している。本実施形態では、音叉型のヨーレートセンサ素子2が用いられているので、その接続位置がバランサー5及びヨーレートセンサ素子2の端部となっているが、その他のセンサが用いられてもよく、センサ素子として超音波センサや光学センサを用いる場合には、その接続位置がバランサー5の中央部付近であっても良い。
ヨーレートセンサ素子2は、センサ接続部材17に設けられたライン(図示せず)又はヨーレートセンサ素子2より内部空間G2に引き出されたライン(図示せず)を介してケース4に対してワイヤーボンディングする等、任意の方法でケース4内部に配置された図示していない集積回路素子に対する電気的接続を形成し、駆動信号及び検出信号を送受信できる。ヨーレートセンサ装置1のケース4としては、例えば複数のセラミック薄板を積層することによって形成されたものが用いられ、ヨーレートセンサ装置1の使用状態においては、内部空間G2上のケース4の開放端を覆う蓋部6によって密閉される。
ヨーレートセンサ装置1の使用状態において外部より加えられる振動がX―Y平面方向成分を含む場合には、バランサー支持体3に(Z軸方向の振動成分に加えて)X―Y平面方向の振動成分が加えられ、バランサー支持体3はZ軸方向に加えてX―Y平面方向にずれ伸縮する。そのようなZ軸方向からずれた変位は、バランサー支持体3によって支持されているバランサー5に対して、X―Y平面方向の振動、又は回転振動(シーソー運動)を生起させてしまう。しかしながら、本実施形態に係るヨーレートセンサ装置1は、外乱振動によってX―Y平面方向の振動やシーソー運動が生起され、バランサー5の変位がZ軸方向からずれてしまう場合にあっても、バランサー支持体3のZ軸方向の実効長のうち凹部7に埋設されている部分(凹部7の深さbに対応する部分)についてはX―Y平面方向の変位が規制されるので、バランサー支持体3全体としてのX―Y平面方向成分を含む変位が有効に防止される。また更に、バランサー支持体3が支えるバランサー5の側面8が近接する内壁面13に直ぐに衝当・接触するので、X―Y平面方向成分を含む過度な変位を瞬時に抑制又は規制し、X―Y平面方向の振動やシーソー運動を有意に防止することが可能である。その結果、ヨーレートセンサ装置1は、バランサー5上に保持されるヨーレートセンサ素子2の振動検出方向(Z軸方向)にのみ耐振動性を付加して、振動検出方向以外の外乱ノイズの影響を有意に防止することができる。
ここで、バランサー5の側面8とケース4の内壁面13との間の隙間の間隔gは、ヨーレートセンサ素子2の回転検出能力に影響を与えない、すなわちバランサー5が許容できる傾きの角度をθ、バランサー5のZ軸方向の厚さをtとすると、
g=t×sinθ
で規定される。よって、バランサー5の側面8とケース4の内壁面13との間の間隔gの大きさは、ヨーレートセンサ装置1が搭載するセンサ素子の種類や、ヨーレートセンサ装置1の使用環境に応じて異なるであろう許容傾きθの値に応じて決定すれば良い。本実施形態に係るヨーレートセンサ素子2の場合、回転の検出に悪影響を及ぼすシーソー運動を防止する目的であれば、隙間の間隔gをバランサー5のZ軸方向の厚さtの1/2以下とすることが好ましい。
バランサー5の側面8に、フッ素コーティングやDLCコーティングなど、潤滑性を有する任意の潤滑剤であってよい潤滑膜9を設けても良い。潤滑膜9をバランサー5の側面8に設けることにより、Z軸方向成分以外の外乱振動がヨーレートセンサ装置1に加えられた場合、バランサー5がシーソー運動等を生起してその側面8がケース4の内壁面13に衝当・接触してしまっても、衝当・接触時に生じ得る衝撃を潤滑膜9が吸収して有意に緩和させることができる。これにより、ヨーレートセンサ装置1の使用状態において、ヨーレートセンサ素子2の振動検出方向(X―Y平面方向)の外乱振動に起因するノイズの影響を優位に防止することができる。
さらに、潤滑膜9が存在することで、バランサー5とケース4の衝当時間が極めて短時間であったとしても、バランサー5に係るZ軸方向の変位力を減じることなく、バランサー5をZ軸方向に瞬間的に滑らせて上下動させることが可能である。これにより、Z軸方向のバランサー5の動きがより滑らかになるので、ヨーレートセンサ装置1の使用状態においてZ軸方向への良好なダンピング性能を付与し、バランサー5上に保持されるヨーレートセンサ素子2の振動検出方向(Z軸方向)の耐振動性をより一層向上させることができる。
また、潤滑膜10がケース4の内壁面13に設けられても良い。内壁面13に設けられた潤滑膜10は、バランサー5の側面8の潤滑膜9と同様、フッ素コーティングやDLCコーティングなど、潤滑性を有する任意の潤滑材であってよく、バランサー5における潤滑膜9と同様に、バランサー5の衝突時の衝撃を緩和するだけでなく、バランサー5のZ軸方向の動きを滑らかにする効果を有している。さらに、側面8と内壁面13の双方に潤滑膜9,10を設けることも可能であり、そのようにすれば、ヨーレートセンサ装置1の使用状態において、バランサー5の衝撃緩和能力及び滑動能力が飛躍的に向上し、ヨーレートセンサ素子2に対して好ましくない外乱ノイズが印加されることをより効果的に防止し、ヨーレートセンサ装置1の感度を著しく向上させることができる。
<第2実施形態>
図2は、本発明による圧電振動デバイスの第2実施形態に係るヨーレートセンサ装置20の内部耐振構造を示すX−Z方向断面図であり、図3は、その凹部27周辺の構造を詳細に示す拡大断面図である。ヨーレートセンサ装置20は、ケース4の底面14の中央部に設けられた直径a、深さbで規定される円筒形の凹部27を有し、当該凹部27の内周面35がX―Y平面方向に延設された補助凹部21を有していること以外は、前述したヨーレートセンサ装置1と同様に構成されたものである。よって、図2及び図3においては、ヨーレートセンサ装置1と共通する部材には同一の符号を付し、重複した説明を避けるため、ここでは、それらの説明を省略する。
図2及び図3に示すように、直径a、深さbで規定される円筒形の凹部27には、内周面35に複数の補助凹部21が設けられている。図3に詳しく示されている補助凹部21は、凹部27の底面16より開放端へと向かう方向に一定の間隔をおいて設けられた5つの補助凹部21a,21b,21c,21d,及び21eから構成されている。補助凹部21a,21b,21c,21d,及び21eは、X―Y平面方向の深さd及びZ軸方向の厚さeを有し、凹部27の内周面35に沿って内周面35を一周するリング状の切り込みである。耐振動材からなるバランサー支持体3は、凹部27の底面16よりバランサー5の下面18の中央部まで延在し、バランサー5を下方より内部空間G1内に浮かせて支持している。なお、バランサー支持体3のX―Y平面方向の外形は、凹部27の底面16の外形と概ね同一(円形)であるが、実際にはその直径が底面16の直径aよりも僅かに小さい。また、バランサー支持体3のZ軸方向の実効長は、外部からの振動が印加されていない(耐振動材からなるバランサー支持体3が伸縮していない)初期状態においては、凹部の深さbに、ケース4の底面14よりバランサー5の下面18までのZ軸方向の距離cを加えた長さb+cとなる。また、バランサー支持体3の耐振動材としては、第1実施形態と同様に、支持対象となるセンサの種類やヨーレートセンサ装置1の設置環境等の諸条件に応じて、ゴム、ゲル等、一定の弾性を有する任意の固形材料を選択することができる。
図4は、バランサー支持体3に対して外部からの振動が印加されバランサー支持体3が白抜き矢印Pの方向に押し込まれる場合(Z軸方向の外乱振動に対してバランサー5を下方に移動させるようにバランサー支持体3が変位する場合)に、バランサー支持体3を形成する耐振動材が凹部27内において変形する様子を示す拡大断面図である。第1実施形態で説明したように、本実施形態に係るバランサー支持体3として低硬度材料を適用することが可能であり、ヨーレートセンサ装置1に対して外部より振動・変位が印加される際、バランサー支持体3自身が積極的に変形し、当該振動・変位をより有意に吸収することができる。図4の状態においては、バランサー支持体3がP方向の力を受けて凹部27内で変形する際に、5つの補助凹部21a,21b,21c,21d,及び21eから構成された補助凹部21へと、変形して押し出された耐振動材(バランサー支持体3)が流れ込む(この流れ込みの応力方向を矢印P’にて示す)。本実施形態に係るヨーレートセンサ装置20は、凹部27内部においてバランサー支持体3の流れ込みP’が許容されることで、Z軸方向の外乱振動に対する更に良好な耐振動効果・振動減衰効果を奏することを可能としている。
補助凹部21は、バランサー支持体3の耐振動材の硬度、支持対象となるセンサの種類及びヨーレートセンサ装置20の設置環境等に応じて、流れ込みP’を最大化させる厚さ、深さ、本数、及び間隔で凹部27の内周面35に形成されればよく、その切り込みの方向もX―Y平面方向(Z軸方向に垂直な方向)に限定されない。また、凹部27として螺旋状のネジ切り溝を設けたり、凹部27の内周面35及び底面16に対して小さな複数の穴を設けたりして補助凹部21としてもよい。なお、補助凹部21は、ケース4を複数のセラミック薄板を積層することによって形成する際に積層形成しても良いし、凹部27を任意の方法で形成した後にスクリューをねじ込んだり、ドリルを用いたりして形成することも可能である。
<第3実施形態>
図5は、本発明による圧電振動デバイスの第3実施形態に係るヨーレートセンサ装置40の内部耐振構造を示すX−Z方向断面図である。ヨーレートセンサ装置40は、ケース4の底面14の中央部に設けられた直径a、深さbで規定される円筒形の凹部47を有し、凹部47に二層構造の耐振動材からなるバランサー支持体43が、凹部47の底面16よりバランサー5の下面18の中央部まで延在し、バランサー5を下方より内部空間G1内に浮かせて支持していること以外は、前述したヨーレートセンサ装置1と同様に構成されたものである。よって、図5においては、ヨーレートセンサ装置1と共通する部材には同一の符号を付し、重複した説明を避けるため、ここでは、それらの説明を省略する。
本実施形態に係るケース4の底面14の中央部には、直径a、深さbで規定される円筒形の凹部47が形成されている。そして、2種類の耐振動材からなるバランサー支持体43が凹部47の底面16より、ヨーレートセンサ素子2を上面19に保持しているバランサー5の下面18の中央部まで延在し、バランサー5を下方より内部空間G1内に浮かせて支持している。バランサー支持体43の第一の支持部分である上層部43aはZ軸方向の長さαを有する耐振動材Aからなり、第二の支持部分である下層部43bはZ軸方向の長さβを有する耐振動材Bからなり、双方の部分43a,43bとは接着を含む任意の接続方法で接合境界面44にて接続されている。なお、バランサー支持体43のX―Y平面方向の外形は、凹部47の底面16の外形と概ね同一(円形)であるが、実際にはその直径が底面16の直径aよりも僅かに小さい。また、バランサー支持体43のZ軸方向の実効長は、外部からの振動が印加されていない(耐振動材からなるバランサー支持体43が伸縮していない)初期状態においては、凹部47の深さbに、ケース4の底面14よりバランサー5の下面18までのZ軸方向の距離cを加えた長さb+cとなり、当該実効長はバランサー支持体43の上層部43a(耐振動材A)のZ軸方向の長さαに、バランサー支持体43の下層部43b(耐振動材B)のZ軸方向の長さβを加えた長さα+βと等しい。ここで、バランサー支持体43の上層部43aのZ軸方向の長さαと、ケース4の底面14よりバランサー5の下面18までのZ軸方向の距離cとの大小関係が、α>cであり、バランサー支持体43の下層部43bのZ軸方向の長さβと、凹部の深さbとの間の大小関係は、β<bであるので、バランサー支持体43の接合境界面44は、ケース4の底面14の下方、すなわち凹部47内部に存在している。なお、本実施形態に係る凹部47の内周面15に、第2実施形態において詳述した補助凹部を設けても良い。
バランサー支持体43の上層部43aの耐振動材A及び下層部43bの耐振動材Bとしては、支持対象となるセンサの種類やヨーレートセンサ装置40の設置環境等の諸条件に応じて、ゴム、ゲル等、一定の弾性を有する任意の固形材料を選択することができるが、耐振動材Aの硬度が耐振動材Bの硬度よりも高くなるように選択されている。
このような二層構造の耐振動材からなるバランサー支持体43では、下層部43bは、凹部47内部に完全に収容された状態で耐振動材として機能すれば良い。よって、本実施形態に係るヨーレートセンサ装置40は、耐振動材43bとして、単体で用いるとバランサー5及びヨーレートセンサ素子2の質量を支えることができないような超低硬度材料を選択することが可能であり、Z軸方向の外乱振動に対する更に極めて良好な耐振動効果・振動減衰効果を奏することを可能としている。また、本実施形態に係るヨーレートセンサ装置40では、バランサー支持体43の接合境界面44が凹部47内部に存在しているので、外部よりX−Y平面方向の振動等が加えられた場合であっても、当該振動等による衝撃を凹部47の内周面15で有意に吸収してバランサー支持体43のX−Y平面方向の動きを規制することができるので、接合境界面44においてバランサー支持体43の上層部43aと下層部43bとが剥離してしまうことを有意に防止することができる。
<第4実施形態>
図6は、本発明による圧電振動デバイスの第4実施形態に係るヨーレートセンサ装置40’の内部耐振構造を示すX−Z方向断面図であり、凹部47の内周面55にX―Y平面方向に延設された複数の補助凹部41を有しており、二層構造の耐振動材からなるバランサー支持体43’の上層部43a’の直径が、下層部43b’のそれと比較して小さいこと以外は、前述したヨーレートセンサ装置40と同様に構成されたものである。また、図7は、ヨーレートセンサ装置40’のバランサー支持体43’に対して外部からの振動が印加されバランサー支持体43’が白抜き矢印Pの方向に応力が加えられて押し込まれる場合(Z軸方向の外乱振動に対してバランサー5を下方に移動させるようにバランサー支持体43’が変位する場合)に、バランサー支持体43’を形成する上層部43a’及び下層部43b’が凹部47内において変位・変形する様子を詳細に示す拡大断面図である。よって、図6及び図7においては、ヨーレートセンサ装置40と共通する部材には同一の符号を付し、重複した説明を避けるため、ここでは、それらの説明を省略する。
第3実施形態で説明したように、本実施形態に係る二層構造の耐振動材からなるバランサー支持体43’は、下層部43b’が凹部47内部に完全に収容された状態で耐振動材として機能すれば良いので、耐振動材として、単体で用いてもバランサー5及びヨーレートセンサ素子2の質量を支えることができないような超低硬度材料を選択することが可能である。さらに、本実施形態では、バランサー支持体43’に対して外部からの振動が印加されバランサー支持体43’が白抜き矢印Pの方向に応力が加えられて押し込まれる場合(Z軸方向の外乱振動に対してバランサー5を下方に移動させるようにバランサー支持体43’が変位する場合)に、バランサー支持体43’の上層部分43a’の耐振動材Aは変形が小さく、バランサー支持体43’の下層部分43b’の耐振動材Bが凹部47内において優先的に変形し、5つの補助凹部41a,41b,41c,41d,及び41eから構成された補助凹部41へと、変形して押し出された耐振動材B(下層部43b’)が流れ込んで(この流れ込みの方向を矢印P’にて示す)、当該振動・変位をより有意に吸収することができる。加えて、上層部43a’が下層部43b’と比較して縮径されており、下層部43b’よりも高硬度であるゴム等の材料からなるので、白抜き矢印Pの応力を受けた場合に、自身はほとんど変形することなく上層部43a’が下層部43b’の内部に沈み込んで受容され(嵌入し)、当該沈み込みによって下層部43b’(耐振動材B)の上部領域が凹部47の開放端にて突出する(この突出の方向を矢印P’’にて示す)。よって、本実施形態に係るヨーレートセンサ装置40’は、凹部47内部においてバランサー支持体43’の下層部43b’の流れ込みP’及び突出P’’が許容されるので、ヨーレートセンサ装置40’にかかるZ軸方向の外乱振動に対する更に良好な耐振動効果・振動減衰効果を奏することを可能としている。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、先に適宜述べたとおり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更(例えば、各実施形態の内容の適宜な組み合わせ等)が可能である。例えば、バランサー支持体3等及び凹部7等の形状は、円筒形に限定されるわけではなく、支持対象となるセンサの種類等を勘案して、最も耐振動効果が高いと考えられる形状を選択すれば良い。同様に、バランサー5等の形状も支持対象となるセンサの種類等を勘案して、任意に選択することができる。また、第3実施形態及び第4実施形態における多層構造からなるバランサー支持体43及び43’は、上下の二層構造に限定されることはなく、支持対象となるセンサの種類やヨーレートセンサ装置の設置環境等の諸条件に応じて、ゴム、ゲル等、一定の弾性を有する任意の固形材料を三層以上の好ましい組み合わせで用いても良い。さらには、バランサー支持体として多層構造を用いる場合に、Z方向の耐振動変位中に凹部の開放端に存在し得る層の材料としてより硬度の高いものを選択し、当該開放端に存在し得る層のX―Y平面方向の外形を凹部の底面積と同等とすれば、凹部の内壁面の間でバランサー支持体のX―Y方向動きが容易に規制されるので、バランサーを支持する際の軸ずれを有意に防止することも可能である。
1,20,40,40’…ヨーレートセンサ装置(圧電振動デバイス)、2…ヨーレートセンサ素子(圧電振動デバイス)、3,43,43’43a,43b,43a’,43b’…バランサー支持体、4…ケース、5…バランサー、6…蓋部、7,27,47…凹部、8…側面、9,10…潤滑膜、11,12…窪み、13…内壁面、14,16…底面、15,35,55…内周面、17…センサ接続部材、18…下面、19…上面、21a,21b,21c,21d,21e,41a,41b,41c,41d,41e…補助凹部、44…接合境界面、300…ヨーレートセンサ、320…ヨーレートセンサ素子、330…リードフレーム、G1,G2…内部空間、M…回転、P,P’,P’’…応力、a,b,c,d,e,t,g,α,β…大きさ、長さ、深さ、厚さ、距離

Claims (7)

  1. 圧電素子を有するセンサ部を支持するセンサ保持体と、
    前記センサ保持体を支持し弾性を有する支持体と、
    前記支持体が設けられたケースと、
    を備え、
    前記ケースが該ケースの底壁に凹部を有し、
    前記支持体の少なくとも一部が前記凹部内に収納されている、
    圧電デバイス。
  2. 前記支持体が樹脂又は樹脂組成物である、
    請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記樹脂又は樹脂組成物は、フィラーが添加されたものである、
    請求項2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記支持体は、少なくとも、前記センサ保持体側に設けられた第一支持部と前記ケース側に設けられた第二支持部とを有し、
    前記第二支持部は、前記第一支持部の硬度に比して低い硬度を有するものである、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の圧電デバイス。
  5. 前記第二支持部がゲル状をなす、
    請求項4に記載の圧電デバイス。
  6. 前記第一支持部がゴムであり、
    前記支持体が前記センサ保持体の変位方向において収縮した状態で、前記第一支持部の少なくとも一部が前記第二支持部に嵌入する、
    請求項5に記載の圧電デバイス。
  7. 前記凹部は内壁に延設された補助凹部を有する、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の圧電デバイス。
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