JP2008006340A - パネルの塗装方法 - Google Patents

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Shigeaki Shitsu
成章 四津
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Abstract

【課題】パネルの表面に効果的な陰影感を与えるエンボス形状の柄パターンを確実に形成でき、高い意匠性がもたらされるパネルの塗装方法を提供すること。
【解決手段】フローコーター1からカーテン状に流下する未硬化の塗料2に対して、パネル基材3aを相対移動させて、パネル基材3aの表面を塗装するにあたって、塗料2の粘度を100〜200(PS)に選定し、この塗料2がパネル基材3aの表面に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを吹き付けて塗料2を分散させることにより、エンボス形状4の柄パターンを形成するパネルの塗装方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室壁などの水回り商品に好適に使用されるパネルの塗装方法に関するものである。
従来、スレート板への化粧において、柄付けする手法として、スレート基材にエンボスを付加させ、カラークリア塗料で塗装したり、レシプロによるスパッタリング塗装にてスパッタ模様を創出していた。このような柄付け手法では、色ムラや色違いがでないように均一に塗装する必要があるため、比較的レベリング性の良い塗料を選定しなければならなかった。しかも、塗着効率が悪く、環境的にも良くないという問題もあった。
そこで上記問題を解決すべく、従来より、フローコーターからカーテン状に流下する塗料に対しパネル基材を相対移動させて均一な塗装を行うと共に、塗装面の移動方向の後方からエアーを断続的に吹き付けて、ランダムにエンボスパターンを形成するようにした塗装方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら従来ではエアー吹き付けによって塗料に凹凸のエンボスパターンを形成するにあたって、使用する塗料によっては、エンボス形成後にレベリング(凹凸形状が崩れて、レベルの高さが平均化すること)が起こりやすくなってエンボス形状が保持されにくくなったり、或いは逆に、エンボス形成時に塗料の飛散性が悪くなってエンボスの形成が困難となったりすることがある。このため従来では、パネル表面にエンボス形状を施しても、全体として見た目に陰影感が乏しくなり、意匠性を高めることができないという課題を有していた。
そこで、未硬化の塗料にエアーを吹き付けてエンボスを形成した後に、如何にして、未硬化の塗料のレベリングが起こりにくくし且つエンボス形状を保持しやすくするかが、きわめて重要な課題となる。
特開昭49−113834号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、パネルの表面に効果的な陰影感を与えるエンボス形状の柄パターンを確実に形成でき、高い意匠性がもたらされるパネルの塗装方法を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、フローコーター1からカーテン状に流下する未硬化の塗料2に対して、パネル基材3aを相対移動させて、パネル基材3aの表面を塗装するパネルの塗装方法において、塗料2の粘度を100〜200(PS)に選定し、この塗料2がパネル基材3aの表面に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを吹き付けて塗料2を分散させることにより、エンボス形状4の柄パターンを形成することを特徴としている。
このように、塗料2の粘度を100〜200(PS)に選定することで、エンボス形状4の形成後に、塗料2のレベリングが起こりにくくし且つエンボス形状4を保持しやすくすることが可能となり、見るものに効果的な陰影感、強い立体感を与えるエンボス形状4の柄パターンを創出できるようになる。
また、上記塗料2がパネル基材3aの表面に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを断続的に吹き付けて塗料2を分散させることにより、スパッタ模様で且つエンボス形状4の柄パターンを形成するのが好ましく、この場合、変化に富む自然でランダムなスパッタ模様(斑点模様)を有するエンボス形状4の柄パターンの形状を保持できるようになる。
また、上記塗料2がパネル基材3aの表面に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを連続的に吹き付けて塗料2を分散させることにより、ストライプ模様で且つエンボス形状4の柄パターンを形成するのが好ましく、この場合、規則正しいストライプ模様を有するエンボス形状4の柄パターンの形状を保持できるようになる。
また、上記塗料2は、アクリルウレタン塗料であるのが好ましく、さらにエンボス形状4が形成された塗膜の最表層に、UV硬化型アクリル塗料を塗装するのが好ましく、この場合、パネル3の塗装面の耐薬品性、耐候性、防食性、光沢性を高めることができる。
本発明は、塗料の粘度を(100〜200(PS))に選定したことにより、エンボス形成後に塗料のレベリングが起こりにくく且つエンボス形状を保持しやすくなるので、見るものに効果的な陰影感を与える意匠性に優れた柄パターンを確実に形成できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1は、本発明のパネル3の塗装方法の一実施形態を示し、図2はストライプ模様で且つエンボス形状の柄パターンの一例の断面図を示している。
本例では、フローコーター1からカーテン状に流下する未硬化の塗料2に対して、パネル基材3aを相対移動させることで、パネル基材3aのベース層3b上に均等な塗装を施す塗装工程と、塗料2がベース層3b上に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを連続的に吹き付けて未硬化の塗料2を分散させることにより、ストライプ模様で且つエンボス形状4の柄パターンを形成する柄付け工程とを備えている。
上記フローコーター1は、搬送コンベア5の上方に配置される容器内に未硬化の塗料2が貯蔵され、容器1aの下面から塗料2がカーテン状に流下してカーテンフローを形成する。カーテンフローの流下する位置に沿って、パネル基材3aが搬送コンベア5によって搬送されることで、パネル基材3aのベース層3b上に均質でムラのない塗装が施されるものである。
フローコーター1から供給されル塗料としては、耐候性、防食性、光沢性などに優れた塗料2、例えばアクリルウレタン塗料が選ばれる。
上記塗装の直後に、エアーの吹き付けによって塗料2を分散させてエンボス形状4が形成される。エアーの吹き付け方法として、例えばエアーガン66が用いられる。本例ではエアーの風圧を2〜3kg/cm、好ましくは2.5kg/cmに設定している。
上記エアーの吹き付けによって形成されるエンボス形状4の横断面は、図2に示すように、奥側から開口側に徐々に広がるような王冠状の凹部4aが形成されていると共に、凹部4aの開口縁部には、エンボス形状4周囲の塗膜の表面よりも突出し且つ先端が尖った凸部4bが盛り上げ形成されている。
ここで本発明においては、塗料2の粘度を100〜200(PS)の範囲に選定している。ちなみに、100(PS)未満の低粘度では、エンボス形成後においてレベリングが起こりやすくなってエンボス形状4が保持されにくくなり、逆に、200(PS)を越える高粘度では飛散性が悪くなり、エンボスの形成が困難となることが、本発明者らの研究により明らかとなった。そして、塗料2の粘度を上記範囲(100〜200(PS))に選定することで、レベリングが起こりにくく且つエンボス形状4を保持しやすくなることが鋭意研究の末、見出された。
従って、上記粘度の塗料2をフローコーター1から流下させて、パネル基材3aのベース層3b上にむらなく塗装できると共に、その後に、塗装面にエアーを吹き付けて未硬化の塗料2を飛散させることによって、従来のようなレシプロによるスパッタリング塗装を行なわずに、エンボス形状4のスパッタ模様を容易に形成することができる。さらに、塗料2の粘度を100〜200(PS)にすることで、レベリング(凹凸形状が崩れて、レベルの高さが平均化すること)が起こりにくくなり且つエンボス形状4の保持性能が良好となる。つまり、完全硬化した後においても、見た目にエンボス形状4が明瞭となり、効果的な陰影感及び強い立体感を与える柄パターンを確実に形成し且つこの形状を保持することができる。しかも、エンボス形状4は規則正しいストライプ模様となっているので、ベース層3bの地色と塗料2の着色とが交互に現れ、高い意匠性がもたらされる。さらにエアーの吹き付け具合、例えば吹き付け幅や、風圧を変えることで、さまざまなストライプ模様やスプライン模様を容易に創出できるものである。
また本例では、パネル3の塗膜を後の乾燥工程で乾燥焼き付けした後に、その最表層に、耐薬品性に強いUV硬化型アクリルクリア塗料或いはUV硬化型アクリルカラークリア塗料がオーバーコートされる。つまりベース層3b上にアクリルウレタン塗料(塗料2)とUV硬化型アクリル塗料とを重ね塗りすることによって薬品に犯されず、表面損傷を生じにくくでき、さらにベース層3b及び塗料2の着色を利用したグラデーションを有する塗装膜を創出できる利点がある。なお、オーバーコートはUV硬化型アクリル塗料に限定されるものではなく、隠遮性の低いクリアタイプのアクリルウレタン塗料を広く用いることができる。
図3は、本発明の他の実施形態であり、パネル基材3aのベース層3b上にスパッタ模様(斑点模様)で且つエンボス形状4の柄パターンを塗装する場合の一例を示している。図3ではフローコーター1の図示を省略している。なお塗料2の粘度を100〜200(PS)の範囲に選定する点、エアーの風圧、エンボス形状4の横断面、耐薬品性に強いUV硬化型アクリルクリア塗料によるオーバーコートについては前記実施形態と同様である。異なる点を述べると、エアーの吹き付けは断続的に行なわれ、その吹き付け時間は、例えば1秒間とされる。なお吹き付け時間及びその間隔は適宜設定変更自在である。しかして、粘度が100〜200(PS)の塗料2をベース層3b上に塗装してから完全硬化する前に、エアーを断続的に吹き付けて塗料2を分散させることにより、変化に富む自然でランダムなスパッタ模様で且つエンボス形状4の柄パターンを確実に形成することができる、高い意匠性がもたらされる。さらに、エアーの吹き付けの態様を変えるだけで、ランダムなスパッタ模様を容易に創出できる利点もある。
なお、前記各実施形態では、塗料2の粘度をレベリングが起こりにくい100〜200(PS)としたが、多少のレベリングが生じてもエンボス感を出すことは可能であるので、塗料2の粘度を上記数値よりも低レベルとしてもよいものであり、この場合においても、最終的に塗膜の表面に例えばUV硬化型アクリル塗料のようなカラークリア塗料をオーバーコートすることで、エンボス感を出しながら、ベース層3b及び塗料2の着色を利用したグラデーションを有する塗装膜を創出できるようになる。
本塗装方法で得られるパネル3は、意匠性、特に立体感、陰影感、深み感に優れているので、各種の建材、例えば、バスユニットの内壁、キッチンの内装材などに最適に使用できるものである。
本発明のパネルの塗装方法の一実施形態を示す斜視図である。 同上のエンボス形状の断面形状を説明する断面図である。 (a)は本発明の他の実施形態を示す斜視図、(b)は(a)のエンボス形状の断面形状を説明する断面図である。
符号の説明
1 フローコーター
2 塗料
3 パネル
3a パネル基材
4 エンボス形状

Claims (5)

  1. フローコーターからカーテン状に流下する未硬化の塗料に対して、パネル基材を相対移動させて、パネル基材の表面を塗装するパネルの塗装方法において、塗料の粘度を100〜200(PS)に選定し、この塗料がパネル基材の表面に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを吹き付けて塗料を分散させることにより、エンボス形状の柄パターンを形成することを特徴とするパネルの塗装方法。
  2. 上記塗料がパネル基材の表面に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを断続的に吹き付けて塗料を分散させることにより、スパッタ模様で且つエンボス形状の柄パターンを形成することを特徴とする請求項1記載のパネルの塗装方法。
  3. 上記塗料がパネル基材の表面に塗装されてから完全硬化する前に、エアーを連続的に吹き付けて塗料を分散させることにより、ストライプ模様で且つエンボス形状の柄パターンを形成することを特徴とする請求項1記載のパネルの塗装方法。
  4. 上記塗料は、アクリルウレタン塗料であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパネルの塗装方法。
  5. 上記エンボス形状が形成された塗膜の最表層に、UV硬化型アクリル塗料を塗装することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のパネルの塗装方法。
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